| 2010年10月23日(土) |
| 会場名 | 部屋 | 午前 前半 (部門, 時間, 座長) | 午前 後半 (部門, 時間, 座長) | 午後 前半 (部門, 時間, 座長) | 午後 後半 (部門, 時間, 座長) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1会場 | 学部共通棟(西) 5108室 | 9:00 - 10:18 内藤 裕志 (山口大) |
10:30 - 11:22 崎山 智司 (山口大) |
13:00 - 14:18 滝本 裕則 (岡山県立大) |
14:30 - 15:48 長谷川 誠 (近畿大) |
16:30 - 17:30 金川 明弘 (岡山県立大) |
学生会館内食堂 |
| 第2会場 | 学部共通棟(西) 5107室 | 9:00 - 10:18 太田 寛志 (岡山理大) |
10:30 - 11:48 土井 章充 (広島工大) |
13:00 - 14:18 會澤 邦夫 (島根大) |
14:30 - 15:48 伊藤 征嗣 (広島工大) |
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| 第3会場 | 学部共通棟(西) 5106室 | 10:30 - 12:01 西村 亮 (鳥取大) |
13:00 - 14:18 吉村 宏紀 (鳥取大) |
14:30 - 15:48 薮木 登 (津山高専) |
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| 第4会場 | 学部共通棟(南) 8206室 | 9:00 - 10:18 米澤 良治 (広島工大) |
10:30 - 12:01 疋田 真一 (広島市立大) |
13:00 - 14:18 大山 剛史 (岡山県立大) |
14:30 - 16:01 加納 尚之 (松江高専) |
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| 第5会場 | 学部共通棟(南) 8209室 | 9:00 - 10:18 岡本 昌幸 (山口大) |
10:30 - 11:35 山崎 大河 (岡山県立大) |
13:00 - 14:18 西村 悠樹 (山口大) |
14:30 - 15:48 齊藤 充行 (広島市立大) |
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| 第6会場 | 学部共通棟(南) 8210室 | 9:00 - 9:52 信吉 輝己 (岡山理大) |
10:30 - 11:48 茅野 功 (川崎医療福祉大) |
13:00 - 14:18 豊田 啓孝 (岡山大) |
14:30 - 15:48 藤森 和博 (岡山大) |
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| 第7会場 | 学部共通棟(南) 8126室 | 9:00 - 10:05 舩曳 繁之 (岡山大) |
10:30 - 11:35 歌谷 昌弘 (広島国際学院大) |
13:00 - 14:18 西守 克己 (鳥取大) |
14:30 - 15:48 中川 二彦 (岡山県立大) |
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| 第8会場 | 学部共通棟(南) 8128室 | 9:00 - 10:18 福岡 久雄 (松江高専) |
10:30 - 11:48 稲木 雅人 (広島市立大) |
13:00 - 14:18 上嶋 明 (岡山理大) |
14:30 - 15:48 渡邊 誠也 (岡山大) |
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| 第9会場 | 学部共通棟(北) 8102室 | 9:00 - 10:18 小野 孝男 (岡山県立大) |
10:30 - 11:48 伊藤 暁 (山口大) |
13:00 - 14:18 伊藤 孝夫 (宇部高専) |
14:30 - 15:48 義永 常宏 (徳山高専) |
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| 第10会場 | 学部共通棟(北) 8103室 | 9:00 - 10:18 麻谷 淳 (岡山理大) |
10:30 - 11:48 山中 仁昭 (広島国際大) |
13:00 - 14:18 冨里 繁 (岡山大) |
14:30 - 15:48 荒井 剛 (岡山県立大) |
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| 第11会場 | 学部共通棟(北) 8104室 | 9:00 - 10:18 福島 行信 (岡山大) |
10:30 - 11:35 重安 哲也 (広島国際大) |
13:00 - 14:05 藤井 諭 (松江高専) |
14:30 - 15:35 武次 潤平 (岡山県立大) |
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| 第12会場 | 学部共通棟(北) 8105室 | 10:30 - 11:48 大塚 厚二 (広島国際学院大) |
13:00 - 14:18 岡村 寛之 (広島大) |
14:30 - 15:48 田村 慶信 (山口大) |
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| 第13会場 | 学部共通棟(北) 8201室 | 9:00 - 10:18 吉田 誠 (岡山理大) |
10:30 - 11:48 横田 一正 (岡山県立大) |
13:00 - 14:18 國島 丈生 (岡山県立大) |
14:30 - 15:48 小嶋 弘行 (広島工大) |
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| 第14会場 | 学部共通棟(北) 8202室 | 9:00 - 10:18 尾関 孝史 (福山大) |
10:30 - 11:48 亀山 嘉正 (岡山県立大) |
13:00 - 14:18 北川 文夫 (岡山理大) |
14:30 - 15:48 山田 茂 (鳥取大) |
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| 第15会場 | 情報工学部棟 2201室 | 9:00 - 10:18 玉野 和保 (広島工大) |
10:30 - 11:35 但馬 康宏 (岡山県立大) |
13:00 - 14:05 高橋 健一 (広島市立大) |
14:30 - 15:35 片山 謙吾 (岡山理大) |
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| 第16会場 | 情報工学部棟 2202室 | 9:00 - 10:18 原田 徳彦 (徳山高専) |
10:30 - 11:48 椎名 広光 (岡山理大) |
13:00 - 14:31 香川 直己 (福山大) |
14:45 - 16:16 徳田 安紀 (岡山県立大) |
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| 第17会場 | 情報工学部棟 2203室 | 9:00 - 10:18 松井 俊樹 (岡山県立大) |
10:30 - 11:48 坂口 浩一郎 (岡山県立大) |
13:00 - 14:18 太田垣 博一 (岡山理大) |
14:30 - 15:48 若林 秀昭 (岡山県立大) |
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| 第18会場 | 情報工学部棟 2204室 | 9:00 - 9:52 加藤 隆 (岡山県立大) |
10:30 - 11:35 湯尻 照 (広島工大) |
13:00 - 14:05 平木 英治 (山口大) |
14:30 - 15:35 今尾 浩也 (松江高専) |
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| 第19会場 | 情報工学部教育・研究棟 2906室 | 10:30 - 12:01 宮城 大輔 (岡山大) |
13:00 - 14:31 末岡 浩治 (岡山県立大) |
14:45 - 16:03 川畑 敬志 (広島工大) |
| 2010年10月23日(土) |
| 題名 | [特別講演] 消費するものと愛用するもの ─ロングライフデザイン&エモーショナルデザイン─ |
| 著者 | *大河内 信雄 (岡山県立大学デザイン学部) |
| Page | pp. 1 - 2 |
| 題名 | プラズマジェットを用いたシリカガラス合成 |
| 著者 | *安井 誠治, 崎山 智司 (山口大学大学院理工学研究科電子デバイス工学専攻) |
| Page | p. 3 |
| Keyword | プラズマ, 石英, シリコン |
| Abstract | 本研究では、シリコン粉末粒子と酸素ガスを素材としてプラズマジェット中に注入する事により、石英膜を合成する事を目的とする。 今回は特に、酸素供給量及び基板温度が石英膜合成に及ぼす影響について検討した。 |
| 題名 | ツインカソード型プラズマトーチの動作特性 |
| 著者 | *有田 雄一, 崎山 智司 (山口大学), 石丸 秀雄 (中国電力) |
| Page | p. 4 |
| Keyword | プラズマジェット, ツインカソード |
| Abstract | 軸方向からの材料送給が可能なツインカソード型プラズマトーチは材料送給時に動作が不安定となりやすいという欠点がある。本研究では、ツインカソード型プラズマトーチの安定性の改善及び高品質皮膜形成を目的とし、種々のプロセス条件下でのトーチの動作特性について検討する。 |
| 題名 | 正イオン照射条件に依存する水素ペアイオンの生成特性 |
| 著者 | *前田 健雄, 樋口 剛史, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 5 - 6 |
| Keyword | 水素ペアイオン, 触媒イオン化, DC放電 |
| Abstract | 負イオンは表面生成法と体積生成法によって生成されることが知られている.しかし,既知の負イオン生成法では,水素以外のイオンや電子がプラズマ中に混入する.そこで,水素に対して触媒作用を有する金属に放電プラズマを照射することによって,水素ペアイオンの同時等量生成を試みた.本実験では正イオン照射量,正イオン照射エネルギーをそれぞれ制御して照射することに成功した.水素ペアイオン生成量は,正イオン照射量及び正イオン照射エネルギーそれぞれ独立に依存し,大きいほど生成量は増加する. |
| 題名 | 円筒形多孔体触媒より生成した水素ペアイオンの引き出し特性 |
| 著者 | *樋口 剛史, 前田 健雄, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 7 - 8 |
| Keyword | 負イオン源, 触媒イオン化, 円筒形触媒 |
| Abstract | 核融合プラズマ加熱のための,N-NBI用のセシウムフリー負イオンの開発を行っている.直流アーク放電プラズマを多孔体触媒に照射することにより,水素負イオンの生成を試みている.N-NBIにおいて,正イオンバックストリームが負イオン源に入射することは避けられないため,ビームの直撃を防ぐため円筒形触媒を用いた負イオン源の開発を行っている.偏向電場による電子・正負イオンの分離計測を可能とし,原子状水素正負イオン生成における正イオン照射エネルギー,照射量の依存性について明らかにした. |
| 題名 | ヘリコン波プラズマ照射触媒イオン化機構を用いた水素負イオン源の開発 |
| 著者 | *田島 慎也, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 9 - 10 |
| Keyword | 水素ペアイオン, 触媒イオン化, ヘリコン波放電 |
| Abstract | 中性粒子加熱装置の重要コンポーネントである負イオン源は,セシウムを使用した表面生成法が主流である.ここでセシウム,フィラメントが不要な触媒イオン化法という新たなイオン化機構を提案して,負イオンの表面生成を試みている.本研究では直流放電プラズマではなく,RF帯のヘリコン波放電プラズマを多孔体触媒に照射して,原子状水素正負イオンの生成特性について調べた.水素正負イオンの生成量は,触媒への正イオン照射量に依存することが分かった.一方,正イオン照射エネルギーと照射量を増加させた場合,正負イオンの生成量が減少する傾向が観測された.高周波電磁場が触媒イオン化に及ぼす影響などについて調べる. |
| 題名 | ECRプラズマを用いた水素ペアイオン生成 |
| 著者 | *太田 智喜, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 11 - 12 |
| Keyword | ペアイオンプラズマ, 触媒イオン化, ECRプラズマ |
| Abstract | 現在,負イオン源には表面生成法と体積生成法を用いられるのが主である.しかし,これらの方法ではプラズマ中に不純物が混入するため,新しい負イオン源の開発が望まれている.そこで我々は触媒イオン化による新しい負イオン源開発を試みている.本稿ではECRプラズマで生成した正イオンの触媒への照射方法を変化させた時,触媒を透過した後に生成される原子状水素正負イオンの生成特性について述べる. |
| 題名 | ジャイロ簡約MHDコードの並列化 |
| 著者 | *篠田 佳祐, 内藤 裕志, 原田 直幸 (山口大学大学院) |
| Page | p. 13 |
| Keyword | GRMコード, MHD現象, ジャイロ簡約MHDコード |
| Abstract | 本研究室では、トカマクプラズマの巨視的かつ運動論的MHD現象を解析するために、流体的手法を用いたジャイロ簡約MHD(GRM)コードと粒子的手法を用いたGpicMHDコード(Gyrokinetic PIC code for MHD simulation)を開発し研究を進めている。GRMコードは、比較的コンピュータに対する負荷が小さく、主として1台のPCで計算を行ってきた。しかし、GRMコードは拡張MHDまたは運動論的MHDコードの一種であって、電子の慣性を含むため電子の無衝突スキン長を解像する必要があることと、限界安定近傍の極めて弱い不安定領域の計算をする必要から、1ジョブの実行に1ヶ月程度を要するようになっている。本研究ではGRMコードの比較的小規模の並列コンピュータによる並列化による高速化について報告する。 |
| 題名 | 新しいGpicMHDコードによる運動論的内部キンクモードのシミュレーション |
| 著者 | *梶原 健司, 内藤 裕志, 原田 直幸 (山口大学大学院), 徳田 伸二 (RIST), 矢木 雅敏 (九州大学) |
| Page | p. 14 |
| Keyword | GpicMHDコード, 密度勾配, 安定化 |
| Abstract | トカマク炉心プラズマを解析するために、粒子的手法であるGpicMHDコードを開発してきた。新版のGpicMHDコードでは、渦方程式と磁力線方向の一般化オームの法則の時間に関する偏微分方程式を用いて、静電ポテンシャルとベクトルポテンシャルの縦磁場方向成分を時間積分により計算する。粒子の情報は主に2次のモーメントの評価から使用されるため粒子の離散性による誤差の影響がなく、より低ノイズで、エネルギー保存のよい高ベータ・大空間スケールでの計算が可能になった。本研究では密度勾配が大きい場合にも適用できるようGpicMHDを改良し、運動論的内部キンクモードの密度勾配による安定化を正確にシミュレーションできるようにした。 |
| 題名 | 2次元方向領域分割によるジャイロ運動論的粒子コードの並列化(1) |
| 著者 | *山田 雄介, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 田内 康 (山口大学), 徳田 伸二 (RIST), 矢木 雅敏 (九州大学) |
| Page | p. 15 |
| Keyword | GpicMHDコード, 2次元方向領域分割, 並列化, 自動並列化, MPI |
| Abstract | 我々は、トカマクプラズマの巨視的MHD現象をシミュレーションするためにGpicMHDコードを開発した。GpicMHDは電磁的ジャイロ運動論を基礎としているが、プログラムの基本構造はPICコード(通称粒子コード)と同様である。第一原理を用いて極めて多数の荷電粒子の運動と電磁場の相互作用をシミュレーションするため、超並列コンピュータの使用が必須である。本研究では核融合研究所のプラズマシミュレータ(HITACHI SR16000)を用いてスレッド並列とプロセス並列のハイブリッド並列化を行った。スレッド並列の部分は自動並列化を、プロセス並列の部分はMPIモデルを使ってプログラムを並列化した。 |
| 題名 | 2次元方向領域分割によるジャイロ運動論的粒子コードの並列化(2) |
| 著者 | *高木 脩至 (山口大学大学院), 内藤 裕志, 田内 康 (山口大学), 徳田 伸二 (RIST), 矢木 雅俊 (九州大学) |
| Page | p. 16 |
| Keyword | トカマク, プラズマ, 領域分割, GpicMHDコード |
| Abstract | トカマク中の炉心プラズマの運動論的MHD現象の物理機構を解析するためジャイロ運動論的粒子コード(GpicMHDコード)を開発した。GpicMHDコードは第一原理シミュレーションのため、超並列コンピュータを用いた高速化が必須である。高速化の手法として場の量を領域分割し、計算時間を高速化する手法がある。1次元方向の領域分割版ではコア数が数万コア以上になった場合、場の量のコピー数が増加するため高速化性能が飽和する可能性がある。今回、 方向にも領域分割をした2次元領域分割版GpicMHDの並列化性能を核融合科学研究所のプラズマシミュレータを用いて検証した。 方向の領域分割では、分割された領域内の粒子数が等しくなるように領域分割をしている。 |
| 題名 | ICPアルゴリズムを用いた手の甲の3次元形状による個人認証の検討 |
| 著者 | *西内 佑介 (近畿大学大学院), 岩田 英三郎, 釜中 博樹 (ユニバーサルロボット), 長谷川 誠 (近畿大学工学部) |
| Page | p. 17 |
| Keyword | ICPアルゴリズム, 個人認証 |
| Abstract | 人間の身体的特徴を用いた個人認証(バイオメトリックス認証)が検討され,実用化されている.指紋,静脈,掌握,虹彩,耳目,顔など,種々な身体的特長が用いられるが,ここでは手に着目する.手の3次元形状については,手の甲が特徴的である.手の甲は静脈の隆起が著しく,その形状は生涯変化しない.Iterative Closest Point Algorithm(ICPアルゴリズム)を用いて,手の甲の3次元形状(サ―フェスモデル)をレジストレ―ション(位置合わせ)し,3次元形状の誤差を算出して個人認証する. |
| 題名 | SURFによる顔認証の検討 - Active Shape Model によるキーポイントの絞り込み - |
| 著者 | *安原 秀樹 (近畿大学大学院), 岩田 英三郎, 釜中 博樹 (ユニバーサルロボット), 長谷川 誠 (近畿大学工学部) |
| Page | p. 18 |
| Keyword | 顔認証, ASM, SURF |
| Abstract | 人間の身体特徴を利用するバイオメトリクス認証が検討され実用化されてきている. 顔認証はカメラで認証者の顔を撮影し,認証する非接触型のバイオメトリクス認証である. 顔認証は認証者をカメラで撮影するだけで良いため認証者の心理的抵抗感が低い. また,監視カメラへの応用など遠隔での認証が可能であり利便性が高い. 顔認証では白黒の領域を持った矩形のフィルタによる非顔領域の高速排除で顔を検出するViola とJones の顔検出手法が一般的に導入されている. ここではASM(Active Shape Model)を用いたSURF(Speeded Up Robust Features)による顔認証を検討する. |
| 題名 | 脳波を用いた運転者認証の試み |
| 著者 | *尾崎 康太朗 (鳥取大学工学部), 中西 功, 馬場 貞尚, 李 仕剛 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 19 |
| Keyword | バイオメトリックス, 脳波, 運転者認証 |
| Abstract | 高い安全性が要求される利用者管理では継続的な認証 が有効であるが,それには無意識なバイオメトリックス が必要になる.今回,脳波に着目し,運転者認証を試み たので報告する. |
| 題名 | SVMを用いた人体伝搬信号による個人認証 |
| 著者 | *曾谷 勇太, 中西 功, 李 仕剛 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 20 |
| Keyword | バイオメトリックス認証, 人体伝搬信号, サポートベクターマシン |
| Abstract | 人体に微弱な電磁波を伝搬させることで得られる人体伝搬信号による個人認証において,識別処理部にサポートベクターマシンを用いることで,約86%の照合率が得られたことを報告する. |
| 題名 | AR技術を用いた仮想楽器の作成 |
| 著者 | *渡部 和樹 (岡山理科大学工学研究科情報工学専攻), 大倉 充, 島田 英之, 島田 恭宏 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | p. 21 |
| Keyword | 画像処理, 拡張現実技術, 仮想楽器 |
| Abstract | 近年,コントローラ操作やセンサでの感知によって音楽を奏でるゲームが発売され,またタッチパネルに映る鍵盤で演奏することが可能になっている.しかし,それらには専用の機器や端末が必要であることから,本研究では,Webカメラと紙に印刷されたマーカーを使用し,気軽に演奏を楽しむことができる仮想楽器の構築を検討した.本研究では,画像処理と拡張現実技術の融合システムを想定し,カメラで取得した画像からマーカーを認識すると,マーカーに対応した楽器の図形がディスプレイ上に表示され,その図形に指先座標が重なると音が再生される仮想楽器のプロトタイプを作成した.現時点では,ピアノ,鉄琴および太鼓の3種類の音の再生が可能である. |
| 題名 | 三次元物体の形状類似検索 |
| 著者 | *西村 直孝, 義永 常宏 (徳山工業高等専門学校), 青野 雅樹 (豊橋技術科学大学) |
| Page | pp. 22 - 23 |
| Keyword | 情報検索 |
| 題名 | 多視点カメラによる発話シーンを用いた口形認識に有効な視点の検討 |
| 著者 | *山下 晃平 (鳥取大学), 齊藤 剛史 (九州工業大学), 小西 亮介 (鳥取大学) |
| Page | pp. 24 - 25 |
| Keyword | 読唇, 口形認識, DCT, 線形判別認識, 多視点 |
| Abstract | 読唇に関する研究の多くは正面あるいは側面から撮影された顔画像を用いている.しかし,正面や側面以外の発話シーンを用いた読唇に関する研究はほとんど無く,どの視点が読唇に有効か検討されていない.そこで本研究では読唇に有効な視点の検討を目的とし,本稿ではそのファーストステップとして 6台のカメラから撮影された口形(静止画像)を元に認識に有効な視点の検討に取り組んだ. 5母音と口唇を含めた6口形において,8人の発話者より撮影した画像をもとに認識実験を行った結果,カメラの視点が正面から側面に変化するほど認識率がわずかに低下することが判明した.ただし,全ての視点において90%以上の高い認識率であった. |
| 題名 | 文章発話シーンからの単語スポッティング認識 |
| 著者 | *内田 克彦 (鳥取大学), 齊藤 剛史 (九州工業大学), 小西 亮介 (鳥取大学) |
| Page | pp. 26 - 27 |
| Keyword | 読唇, 単語認識, スポッティング認識, 連続DPマッチング |
| Abstract | 視覚情報を用いて発話内容を理解する読唇に関する研究は数多くなされているが,ほとんどの研究は単音あるいは単語の発話区間を対象としており文章の発話シーンを対象とした研究の報告はない.本研究では高橋らが提案した連続DPマッチングを用いたスポッティング認識手法を読唇に適用し,文章発話シーンでの単語スポッティング認識における有効性を検討する.朝日新聞の5記事29文の発話シーンに対し実験を行った.評価は正解発話区間にいずれかの語が検出される割合である検出率と,正解発話区間に正しい語が検出される割合である正検出率で行った.その結果,5人の発話者の平均検出率91.6%,平均正検出率41.6%を得た. |
| 題名 | Webカメラを用いた文字入力システム |
| 著者 | *西森 一真 (福山大学 工学研究科), 尾関 孝史 (福山大学 工学部) |
| Page | p. 28 |
| Keyword | Webカメラ, ユーザインターフェース, 文字入力 |
| Abstract | Webカメラと指先を用いた文字入力システムを提案する.提案する手法は,指先で,紙面上をなぞった軌跡を画像処理によって抽出する.指先が空中を移動しているかどうかの判定は,指先の描く軌跡の速度の変化に着目する.また指先との比較をするために,ペン型の入力装置を用いて同様の検証を行なう. |
| 題名 | 胸部X線画像を用いた診断補助のための肺領域抽出に関する検討 |
| 著者 | *岩田 祐児 (鳥取大学大学院工学研究科), 笠原 新人 (鳥取大学工学部), 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 29 |
| Keyword | 医療画像, 画像処理, 胸部X線, VanderBrugフィルタ, 肺領域 |
| 題名 | 遺伝的プログラミング手法を用いた日英翻訳パターンの生成 |
| 著者 | *南 希望, 松村 幸輝, 木村 周平 (鳥取大学大学院) |
| Page | p. 30 |
| Keyword | 日英翻訳, 遺伝的プログラミング |
| Abstract | 日英翻訳において,構造上文型パターンの相違点が多いため困難が伴う.また,参照する文型パターンも多種多様である.これを軽減するために,形態素解析をした後,遺伝的プログラミング(Genetic Programming:以下GP)を用いて,翻訳パターンを生成する新しい手法を提案する.これは、初期個体群である二分木構造の構文解析木に対して遺伝操作を行い,文型パターンを自動的に生成し,未知の文に対しても翻訳可能にするものである. 結果として,データベースは70から134へ増加し,テストデータの翻訳率Rは,GPなしとGP処理後では0.085から0.246に改善された.このようにGPを使用することで少数の例文解析木から新たな解析木を生成することができ,Rも大きく上昇したことが分かった. |
| 題名 | マハラノビス距離を用いた球面SOMによる肝疾患判定法 |
| 著者 | *神崎 訓枝 (岡山県立大学大学院), 金川 明弘 (岡山県立大学), 松野 洋平 (鳥取県警察) |
| Page | pp. 31 - 32 |
| Keyword | 球面SOM, マハラノビス距離, 診断支援 |
| Abstract | 肝疾患は画像診断や肝生検等を行って診断を下す.それを血液検査のみで可能になれば,コストや患者の負担を減らすことができるが,肝疾患に関わる血液検査項目は非常に多く,複雑な関係があり,その結論には至っていない.そのため,従来から,血液検査項目を多次元ベクトルと考えた距離尺度による肝疾患判定法が提案されており,近年では品質工学の観点から,状態の計測を基準状態からのマハラノビス距離で測定する方法が有効であるとの多数の報告がある.本研究では,マハラノビス距離をSOMに用いて,肝疾患なし・肝癌・急性肝炎・慢性肝炎・肝硬変の5つに血液検査結果のみで肝疾患を判定し,良い結果が得られたので報告する. |
| 題名 | 静止画の電子透かしへの幾何学変換による攻撃の評価と分析 |
| 著者 | *山口 裕一郎, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 33 |
| Keyword | 幾何学変換, 電子透かし, 誤り訂正符号 |
| Abstract | 画像や音声などのデジタルコンテンツの不正コピーによる著作権侵害が深刻化しており, その対策として電子透かし技術が盛んに研究されている. しかし, 電子透かしが埋め込まれたデジタルコンテンツに対して攻撃と称される何らかの改ざんが行われると, 透かし情報を正確に取り出すことができなくなるという問題がある. そこで, 電子透かしの性能を向上させるために誤り訂正符号を応用した研究も多く行われている. 本研究では, 静止画の電子透かしを対象とし, 攻撃として幾何学変換を用いた場合に生じる透かし情報への影響について評価・分析を行い, 他の攻撃手法を用いた場合と画質劣化の観点から比較を行う. |
| 題名 | Bi-polar Radial Reach Ccrrelationの動的しきい値決定法 |
| 著者 | *野田 一成 (岡山県立大学大学院), 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 34 - 35 |
| Keyword | 物体検出, 物体抽出, 背景差分, 照明変動 |
| 題名 | 色転写によるイラストレーション画像の再配色 |
| 著者 | *溝上 菜見子 (山口大学/理学部), 田中 豪, 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学/理工学研究科) |
| Page | pp. 36 - 37 |
| Keyword | 色転写, イラストレーション画像, カラー画像, 再配色, クラスタリング |
| Abstract | 本報告では,イラストレーション画像を対象とした再配色手法を提案する.再配色は色転写により行う.提案色転写手法では,まず,CIELAB色空間において入力・参照画像の色をクラスタリングする.次に,色転写のためのクラスタ間対応を作成する.イラストレーション画像の再配色では,大幅な色変更が効果的である.それを実現するために,提案手法では,参照画像における支配的な色を転写しやすいように設定することができる.また,入力画像における低彩度の色については転写を抑制し,自然な色転写結果を得ることも可能である. |
| 題名 | 最近隣補間法に基づいたディジタル画像の2倍拡大法 |
| 著者 | *栗谷 徹郎 (山口大学/理学部), 田中 豪, 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学/理工学研究科) |
| Page | p. 38 |
| Keyword | 画像拡大, 最近隣補間法, ディジタル画像 |
| Abstract | 本報告では,ディジタル画像に対する簡易な2倍拡大法を提案する.提案手法では,最近隣補間法により得た暫定の拡大画像を修正することで出力画像を得る.暫定画像の修正は,画素値の濃淡に基づいて計算した重み係数によって行う.提案手法は双3次内挿法より高性能な補間が可能であることを実験により示す. |
| 題名 | 単眼車載カメラによる前方車両の検出〜車両探索領域の生成方式と自動車のエッジに着目した検出方式〜 |
| 著者 | *藤岡 明紘 (広島工業大学 大学院工学系研究科 情報システム科学専攻), 寺田 佳和, 中村 靖 (広島工業大学 情報学部 情報工学科) |
| Page | pp. 39 - 40 |
| Keyword | 車載カメラ, 自動車運転支援システム, 車両検出 |
| Abstract | 近年、カメラの小型化、低価格化に伴い、ドライブレコーダーなどの単眼車載カメラの普及が進んでいる。そのため今後、単眼車載カメラと画像認識技術を組み合わせた高度な自動車運転支援システムが開発されていくと予想される。 自動車運転支援システムで最も重要なのは前方車両検出である。そこで本研究では車載カメラ画像における探索領域の生成方式と前方車両検出方式について述べる。 |
| 題名 | 遺伝的プログラミングによるHaar-Like特徴の自動生成 |
| 著者 | *水野 公人, 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 41 |
| Keyword | 遺伝的プログラミング, Haar-Like特徴, 顔識別 |
| Abstract | 画像から顔の識別を行うためには, 顔の特徴を抽出する必要がある.その手法として, 近年Haar-Like特徴による抽出法が用いられており, 識別の精度をあげるための複雑な特徴が必要とされている. そこで, 特徴を遺伝的プログラミング(GP)を用いて自動生成する. あらかじめ用意された特徴から新たな特徴の生成を行い, これを用いて顔の識別を行う. |
| 題名 | 画像雑音除去のための定常ガウス混合モデルの改善 |
| 著者 | *高橋 弘志, 三宅 睦夫, 山根 延元 (岡山大学工学部) |
| Page | pp. 42 - 43 |
| Keyword | ガウス混合モデル, 画像復元フィルタ, 最適フィルタ, 定常モデル, 可変形状領域 |
| Abstract | 画像の局所領域(観測領域)内の信号に定常ガウス混合モデル(GMM)を当てはめることで,最適な画像復元フィルタを実現する方法が提案されている.しかし,従来法では観測領域として固定サイズの矩形領域を用いていたため,観測領域内の信号が非定常となり復元画像にモスキートノイズが生じることがあった.本論文では観測領域を可変形状領域とすることで提案モデルの定常性を改善する方法を提案する.観測領域の形状は楕円形を使用し,赤池情報規範(AIC)に基づく形状決定を行う. |
| 題名 | Quadtreeを表現するグラフのラスタースキャンによる構成 |
| 著者 | *大倉 慎平 (島根大学大学院総合理工学研究科), 越智 隆之, 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部) |
| Page | p. 44 |
| Keyword | quadtree, GQT, 空間分割, 表グラフ |
| Abstract | 画像処理分野で二次元画像を圧縮し表現することで処理の高速化を図る手法としてquadtree, 表グラフが提案されている. これらの手法は, 基本的な操作のひとつである隣接探索がQTでは対数時間かかるのに対しGQTではほぼ定数時間で実行できることが分かっている. 一方でQuadtreeにはラスタースキャンでの構成アルゴリズムが提案されておりストリーミングデータへの応用が考えられるがGQTは現在ラスタースキャンには対応していない. そこで本稿では新たにラスタースキャンでの構成アルゴリズムを提案する. |
| 題名 | 両目と口の位置による運転者の顔の方向推定 |
| 著者 | *長谷川 翼, 海 鷹, 李 仕剛, 中西 功, 藤村 喜久朗 (鳥取大学大学院 工学研究科) |
| Page | p. 45 |
| Keyword | 運転者, 顔検出, 方向推定, 両目、口 |
| Abstract | 運転者の状態を知るためにその方向を推定することは重要である。そこで本稿ではカメラ画像から検出した顔を画像を用いて顔の方向の推定を行う。 |
| 題名 | 魚眼カメラによる馬の視覚システムの模倣 |
| 著者 | *賈 漢超, 李 仕剛, 中西 功, 藤村 喜久郎 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 46 |
| Keyword | 馬の視覚, 魚眼, 立体視 |
| Abstract | 馬は両眼立体視と単眼視を両方とも持っている。本研究は、魚眼カメラによる、馬の視覚のシミュレーションシステムの開発の第一歩として、二つの魚眼カメラの共通視野を持つ部分の視差画像を算出し、馬の両眼立体視を模倣する。 |
| 題名 | 魚眼カメラを使った車両検出 |
| 著者 | *日置 孝 (鳥取大学工学院工学研究科), 李 仕剛, 中西 功, 藤村 喜久朗 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 47 |
| Keyword | 魚眼カメラ |
| Abstract | 運転手にとって死角からの車両情報は事故防止に重要である。 そこで車両に視角の広いサイド魚眼カメラを取り付け車の死角をカバーし、接近する車両を検出する方法を提案する。本研究では顔検出で実績のあるAdaBoostアルゴリズムを魚眼カメラでの車両検出に使用して検出領域を限定して車両検出する。 |
| 題名 | 画像推定誤差に対するガウス性の評価 |
| 著者 | *宮嵜 翔太, 川村 正樹 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 48 - 49 |
| Keyword | 電子透かし, スペクトル拡散, ガウス性, キュムラント, Jarque-Beraの統計量 |
| Abstract | 電子透かしの復号時に検出される画像推定誤差のガウス性を評価した.性能評価では,画像推定誤差はガウス分布に従うと仮定される.しかしながら,画像推定誤差を十分に定量評価した研究は行われていない.そこで,3次と4次のキュムラントとJarque-Beraの統計量を用いて,定量的に評価した.SIDBA標準画像のTITLE(線画)とMOON(風景画)を用いて,それぞれのガウス性を評価した結果,TITLEのような高周波かつ輝度値の分布幅が大きい画像よりも,MOONのようななめらかな低周波かつ輝度値の分布幅が小さい画像の方が,短い拡散符号長でガウス性を示すことが分かった. |
| 題名 | X線撮影のためのポジショニングシミュレータ |
| 著者 | *丸山 敏則 (岡山大学), 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| Page | pp. 50 - 51 |
| Keyword | X線撮影, ポジショニング, CT画像, 3次元グラフィックス, 画像処理 |
| Abstract | X線撮影において診療放射線技師には被検者の負担軽減や被曝低減のために,被検者の体位を正確にかつ迅速に整位(ポジショニング)する技術の習得が要求される. 本研究では,診療放射線技師養成課程におけるポジショニング技術を習得するため,汎用のパーソナルコンピューター(以下PC)とComputed tomography(以下CT)画像を利用したポジショニングトレーニングのシミュレーターを開発した.ファントムをスキャンして得られたCTデータから,横断像を多角形で近似し,その多角形を積み重ねて,ファントムの3次元(以下3D)グラフィックスモデルを作成する.さらにCTデータから,そのポジショニングに対応した投影画像を計算し,表示する.ディスプレィ上での検査部位は目視で十分に確認できる画像を作成することができた.任意の撮影に対して3DグラフィックスファントムをPC上でポジショニングを行い,そのポジショニングが適切かどうかの確認を行うことができる.これによってX線フィルムの現像行うことなく効率よくポジショニングのトレーニングを行うことができる.またあらゆる検査部位のポジショニングトレーニングに役立つことが期待できる. |
| 題名 | 視線を用いた家電製品の制御に関する研究 |
| 著者 | *薮木 登 (津山工業高等専門学校/情報工学科), 黒崎 正裕 (津山工業高等専門学校), 井上 浩行 (津山工業高等専門学校/機械工学科), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学/環境情報学部), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校/電気工学科) |
| Page | p. 52 |
| Keyword | 視線, 画像処理, 家電制御, 障害者 |
| Abstract | 障害者や高齢者など,通常生活で介護が必要な人が視線を利用し,家電製品を操作できるシステムを検討している.そこで,我々は,利用者がソファやベッド,椅子等に腰掛けた状態で,室内の中にあるテレビや照明などの家電製品に視線を送ることにより,その製品をコントロール(ON/OFF等)するシステムを提案している.本稿では,「顔領域の検出」,「カメラ制御」,「視線検出」,「リモコン制御」を統合し,視線を用いた家電製品の制御システムを構築し,動作実験を行った.この結果,利用者の位置に条件はあるものの,対象の家電製品の制御(ON/OFF)を行えることを確認した. |
| 題名 | 自己組織化マップを用いた道路標識の内部情報認識に関する検討 |
| 著者 | *小山 将人, 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 植田 拓也 ((株)ギャラクシー), 藪木 登 (津山工業高等専門学校), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 53 |
| Keyword | SOM, 道路標識, 画像認識 |
| Abstract | 鷲見研究室では、自己組織化マップ(Self-Organizing Maps:SOM)を用いた形状認識・抽出手法について研究を行っている。本研究では、研究室の先輩が開発した道路標識認識システムを改良し、道路標識の内部情報の認識に関する研究を行った。その後、道路標識の内部情報の認識実験を行い、道路標識の内部情報を認識できるようになったことを確認した。今後は、複数の実画像で確認実験を行い、より汎用性のある認識方法の開発を目指す。 |
| 題名 | OpenCV を用いた動画像による道路標識認識の一検討 |
| 著者 | *窪田 直哉 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学/環境情報学部), 小山 将人 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | p. 54 |
| Keyword | OpenCV, 顔認識, AdaBoost, 道路標識 |
| Abstract | 本研究では自動車の運転アシストのために必要になる動画像データ入力による道路標識・車線を自動認識に、画像認識ソフトOpenCVにより、物体認識機能の検討について報告する。 実験では、オブジェクトの一つである「止まれの標識」の認識実験を行い、正解画像1000枚、非正解画像500枚の組で認識に成功した。しかし、まだ誤認識が存在し、今後は認識率の高い学習ファイルを作るために正解画像のサンプルの種類を増やす等の改良が必要である。また、道路標識はその数が多いので認識能力・処理時間等の検討を行う予定である。 |
| 題名 | 自己組織化マップを用いた画像における輪郭抽出に関する一検討 |
| 著者 | *徳山 亮, 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 55 |
| Keyword | 自己組織化マップ, 輪郭抽出 |
| Abstract | 本研究では、自己組織化マップを応用した領域抽出手法であるDCDAM(Direct Color Distribution Applying Method)によって得られたユニットを、滑らかな曲線によって補間することで、輪郭を抽出する方法を検討する。DCDAMでは、画像の座標値を入力とし、画素の濃度に応じてSOMの学習率係数に重みをつけた学習を行う。結果、競合層のユニットが、対象物体の周辺に密集したようなマップが生成され、これによって目標物体の領域を抽出することができる。抽出したユニットをB-spline曲線で補間することで、対象物体の滑らかな輪郭が抽出できる。 |
| 題名 | ランダムサンプリングと2種類のトラッカによるMean Shift追跡 |
| 著者 | *丸山 康平 (鳥取大学), 齊藤 剛史 (九州工業大学), 小西 亮介 (鳥取大学) |
| Page | pp. 56 - 57 |
| Keyword | Mean Shift追跡, 特徴選択, メイントラッカ・サブトラッカ, ランダムサンプリング |
| Abstract | 動画像における移動物体の追跡アルゴリズムの一つであるMean Shift追跡手法は,局所的な山登り計算により高速な処理を実現するが,追跡対象の形状変化や背景環境の変化により追跡精度が低下する問題があった.本論文では追跡対象と背景に領域にランダムサンプリングを用い,特徴選択と2種類のトラッカによるMean Shift追跡をサンプルデータに対して適用する手法を提案する.提案手法は形状変化と背景変化に対して頑健であり,またサンプルデータに対する処理により高速である.評価実験により追跡精度を保ちながら処理時間の削減が可能であることを確認した. |
| 題名 | EMアルゴリズムによるカラーコード読み取り法 |
| 著者 | *奥田 真也, 六井 淳 (島根大学総合理工学部数理・情報システム学科) |
| Page | p. 58 |
| Keyword | EMアルゴリズム, バーコード |
| Abstract | 本研究ではEM(Expectation-maximization)アルゴリズムによるカラーコード読み取りを行う手法を提案する。カラーコードはデータの増加に伴い配色が増加していくにつれて、各セルの境界線を識別するのが困難になる。カラーコードをプリンターで印刷すると、本来のRGB成分とは異なった配色となる。カラーコードを読み取るためには配色の各色のRGB成分を求める必要がある。配色の境界線を識別するのは困難なため、各配色を確率的手法によって分析する。各ピクセルが各配色に影響する確率を求めていき、最終的な配色を決定する。 |
| 題名 | 挿値法を用いた超解像度画像作成の実現と検証 |
| 著者 | *李 昊, 田中 章司郎 (島根大学大学院 総合理工学研究科) |
| Page | p. 59 |
| Keyword | 超解像, 挿値法, 運動推定, 画素補間, 鮮明化 |
| 題名 | 車載マルチ魚眼カメラシステムによる車線検出 |
| 著者 | *水越 俊喜, 海 鷹, 李 仕剛, 中西 功, 藤村 喜久郎 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 60 |
| Keyword | 鳥瞰図, 白線検出, 車載カメラ |
| Abstract | 車周辺の死角をなくすためにマルチ魚眼カメラシステムが用いられている。このシステムから鳥瞰図を作成し白線検出を行う方法を提案する。 |
| 題名 | 輝度勾配特徴の量子化による人物識別手法 |
| 著者 | *浜村 将人, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ株式会社), 吉村 宏紀 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 61 |
| Keyword | 画像処理, 人物認識, 輝度勾配, 量子化, 実時間 |
| Abstract | 近年セキュリティ意識の高まりにより,映像監視システムの導入が進んでいる.これに伴い,映像監視者の負担の増加が問題となっている.このような背景をうけ,本研究では自律人物追跡による映像監視者サポートシステムの開発を行っている.今回は,このシステムにおける輝度勾配特徴量の量子化を用いた実時間人物識別手法を提案する. |
| 題名 | 入力と背景画像の相関情報を用いた背景差分法の精度向上 |
| 著者 | *奥村 洋俊 (鳥取大学大学院工学研究科), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ株式会社), 吉村 宏紀, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 62 |
| Keyword | 背景差分法, 相関係数 |
| Abstract | 物体抽出法の例として、背景差分法があげられる。背景差分法は実時間処理が可能な物体抽出法である。しかし背景差分法をそのまま用いると、人物の影などの人物領域外の抽出も誤って行ってしまう。過去の提案手法では、ニューラルネットワークの学習を用いて問題解決を図ったが、望ましい実時間処理を得ることができなかった。本稿で は過去の提案手法の問題解決のため、ニューラルネットワークの使用をあきらめ、入力画像と背景画像における画素の輝度の相関を利用する。これにより従来的な背景差分法と変わらない実時間処理を維持しながら、物体抽出の精度を向上をはかる。 |
| 題名 | 実時間動作のための掌の動作抽出手法の提案 |
| 著者 | *松澤 朋尚, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院) |
| Page | p. 63 |
| Keyword | 実時間, 動作抽出, 掌, インターフェース |
| Abstract | 近年,人間がより直感的に扱える革新的なインターフェースを搭載した電子機器が次々と登場している.そのいくつかは,人間が行うジェスチャーを認識し,直感的に機器の操作を可能とすることで注目を浴びている.しかし,そのどれもが使用場所の制限や制約を受けたり,認識率が低い事やコストがかかるなどの問題点があり,従来のインターフェースに取って代わるには未だ改善の余地がある. 本研究ではこれらの問題点を踏まえ,より気軽に,かつ自由度の高い動作の抽出を目標とし,その手法の提案を行う.また,インターフェースとして快適な動作環境を実現する為に実時間動作を最優先事項とする. |
| 題名 | インターリーブ方式トランスリンクPFCコンバータにおける結合インダクタの最適設計 |
| 著者 | *長尾 英樹, 山本 真義 (島根大学) |
| Page | pp. 65 - 66 |
| Keyword | インターリーブ方式, トランスリンク, 力率改善回路, 最適化設計 |
| Abstract | 昇圧チョッパ方式PFC(Power Factor Correction)コンバータの小型軽量化手法としてインターリーブ方式トランスリンク形PFCコンバータが提案されている.しかし,トランスリンク形PFCコンバータ回路における結合インダクタの最適化設計法は確立されていない.そこで,本報告では,既に提案されているトランスリンク形昇圧チョッパ回路のための結合インダクタの最適化設計法をPFCコンバータに応用し,設計を行う.PFCコンバータでは昇圧チョッパ回路の場合と異なり,入力電圧及び,各相電流が正弦波状に変化する.そのため,従来の設計法をPFCコンバータ向けに拡張し,設計および実機作成を行い有効性の確認を行った. |
| 題名 | A New V-connection Inverter with the Reduced-capacity DC Capacitors for DC Micro-Grid |
| 著者 | *Seonyeong Pak, Yusuke Baba, Masayuki Okamoto, Eiji Hiraki, Toshihiko Tanaka (Yamaguchi University) |
| Page | pp. 67 - 68 |
| Keyword | dc-micro grid, power de-coupler, V-connection inverter, reduced-capacitor, dq transformation |
| Abstract | The global demand for electric power is continuously growing. We need to replace the modern power systems with a smart grid for electrical efficiency. In this paper, a new V-connection inverter for the dc micro-grid solving these problems is proposed. The basic principle of proposed V-connection inverter is discussed, and then the validity and excellent practicability of that confirmed by digital computer simulation using PSIM software. The simulation results demonstrate that the capacity of the dc capacitors can be dramatically reduced with the grounded b-phase line. |
| 題名 | DCマイクログリッド用単相3線式インバータの一構成法 |
| 著者 | *関谷 司, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院) |
| Page | pp. 69 - 70 |
| Keyword | DCマイクログリッド, ハーフブリッジインバータ, パワーデカップラ, 直流キャパシタ容量低減 |
| Abstract | 近年, 品質別電力供給システムとしてDCマイクログリッドに関する研究が広く行われている。これらDCマイクログリッドにおいて,単相用インバータとして交流側の接地の必要性からハーフブリッジインバータが用いられている。 著者らは先に,直流キャパシタ容量を大幅に低減可能な 3レグインバータを用いたDCマイクログリッド用単相3線式インバータを提案し,計算機シミュレーションにより有効性を明らかにした。 本論文では,先に提案した3レグインバータを用いたDCマイクログリッド用単相3線式インバータの有効性を実験により検討したので報告する。 |
| 題名 | PSpiceを用いたGaN横型トランジスタのデバイスモデル作成 |
| 著者 | *豊田 玄紀 (山口大学工学部電気電子工学科), 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科), 橋詰 保 (北海道大学 量子集積エレクトロニクスセンター), 加地 徹 (豊田中央研究所) |
| Page | p. 71 |
| Keyword | GaN, PSpice, 横型トランジスタ, 静特性, デバイスモデル |
| Abstract | 近年,低電力損失パワー素子の半導体材料として,ワイドバンドギャップ半導体であるGaNが注目されている。例えば,半導体スイッチにGaNを使用することで、高効率の電力変換器の実現が期待できる。GaNデバイスの開発を行うために,デバイスの作成および特性評価と並行してシミュレーション用のデバイスモデルを作成し,回路全体における試作デバイスの動作特性解析や損失評価等を行う必要がある。本稿では,GaN横型構造の試作トランジスタにより得られた実測の静特性に対し,PSpiceのデバイスモデルを作成し良好な結果が得られたので報告する。 |
| 題名 | 無効電流発生装置のオールディジタル制御化 |
| 著者 | *橋本 覚, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院) |
| Page | pp. 72 - 73 |
| Keyword | 無効電流発生装置, TCR方式, オールディジタル制御化, 三相PLL, サイリスタ |
| Abstract | 近年,電気設備の大容量化やスイッチング素子を用いた電力変換装置の普及に伴って,電力系統における無効電力障害が問題となっている。この問題の対策として無効電力補償装置SVC(Static Var Compensator)が広く用いられている。これは,進相コンデンサとTCR(Thyristor Controlled Reactor)を並列に接続し,系統における無効電流を制御する。このTCRのオールディジタル制御化を実現するため,TCRの制御原理を用いた無効電流発生装置を構成し,計算機シミュレーションによりディジタル制御法の有効性を確認したので報告する。 |
| 題名 | 非接触給電用高周波電力変換回路 |
| 著者 | *河野 真吾 (山口大学 工学部), 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 74 - 75 |
| Keyword | 非接触給電, プラグインハイブリッド電気自動車, アクティブ電圧クランプ, 高周波インバータ, 立体型駐車場 |
| Abstract | CO2の排出が少ない自動車としてPHEVが開発され普及し始めている。今後,充電装置が広く普及していくと考えられる。中でも立体型駐車場では,ビル側から絶縁された駐車リフトへ非接触給電する装置が考えられている。このシステムを考える上で,小型化の観点から給電する電力は商用交流を用いるより高周波交流を用いた方が効果的である。商用交流を直接高周波交流に変換することにより整流によるダイオード損失や回路部品数を少なくすることが可能である。 本稿では,高周波インバータにより商用交流を高周波化し直流に変換することなく出力電圧に商用交流を実現する回路を提案し計算機シミュレーションにより評価を行い,検討した。 |
| 題名 | 誘導加熱用時分割制御高周波インバータ |
| 著者 | *廣川 貴之 (山口大学 工学部), 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 76 - 77 |
| Keyword | IHクッキングヒータ, 高周波インバータ, ソフトスイッチング |
| Abstract | 近年, オール電化が広まりつつある世の中で, ガスを使用した調理方法から電気を使用した調理方法へ移行している。その代表例としてIHクッキングヒータがある。IHの特徴としては, 安全, 快適, 高い加熱効率, 掃除がしやすいなどが挙げられ急速に普及している。また, 負荷電流を高周波化することで多種の鍋材質に対応することが可能になる。しかし, 高周波化すると半導体デバイスで発生するスイッチング損失が大きくなり, 効率が低下してしまう。負荷へ供給する電力を高周波化し, スイッチング損失を従来の回路よりも低減させることが求められている。 本稿では, これらの問題を解決する手法として時分割制御高周波インバータを提案する。時分割制御高周波インバータによって負荷電流の周波数成分がスイッチング周波数の2倍の周波数成分を持つ電力を負荷に供給できることをシミュレーションを用いて確認したので報告する。 |
| 題名 | 重み付きパッチワークを用いた電子透かし |
| 著者 | *堀田 雅利, 土井 章充 (広島工業大学) |
| Page | pp. 78 - 79 |
| Keyword | 電子透かし, ウェーブレット, パッチワーク |
| Abstract | 画像に対して電子透かしを埋め込む場合,埋め込んだ透かし信号が視覚的に知覚出来ない事に加え,何らかの画像処理が行われたときに透かし情報が失われないことが必要である.本研究では,各種画像処理のうち,画像の切り取り処理(クロッピング)に対して耐性をもつ電子透かし埋め込み法について考える. |
| 題名 | 線形位相可変FIRフィルタの有限語長設計に関する研究 |
| 著者 | *上口 浩司, 土井 章充 (広島工業大学) |
| Page | pp. 80 - 81 |
| Keyword | 可変フィルタ, 有限語長設計 |
| Abstract | 本研究では離散最適化の一つである分枝限定法を用いて,可変フィルタの離散最適係数を導出する手法を提案する.連続係数を単純丸めしたものを初期暫定解とし,Lagrangeの未定乗数法で得られた緩和解による下界値の評価によって良好な解が含まれる領域のみを探索することで効率的に離散最適係数を求める.本手法によって,連続係数の単純丸めと比較して大幅に良好な特性をもつフィルタが得られることを確認した. |
| 題名 | 圧縮音声に対する電子透かし法 |
| 著者 | *日野 新一, 中本 昌由, 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 82 - 83 |
| Keyword | 電子透かし, 著作権保護, 音声, 圧縮 |
| Abstract | 近年のディジタルコンテンツとネットワークの普及により,コンテンツの著作権を無視した違法使用が目立ってきている.そのような使用を抑制・防止するために注目されている技術の一つとして,電子透かし法が挙げられる.電子透かし法とは,ディジタルコンテンツに人間に知覚できない程度に著作権者特有の情報(透かし)を埋め込む技術である.本論文では,現在多く用いられている音声圧縮形式であるMP3形式の音楽ファイルに透かしを埋め込み,非圧縮形式であるWAVE形式の音楽ファイルに透かしを埋め込んだ場合と比較する. |
| 題名 | 方程式誤差IIR-ADFを用いた騒音再合成法に関する一検討 |
| 著者 | 長谷川 輝, *和田 真一, 笹岡 直人, 伊藤 良生 (鳥取大学 工学部) |
| Page | pp. 84 - 85 |
| Keyword | 音声強調, システム同定, IIR-ADF |
| Abstract | 著者らは騒音重畳音声から騒音を抑圧する手法としてLPE(Linear Prediction Error Filter)及びシステム同定を用いた騒音抑圧法について見当を行ってきた.従来法では騒音スペクトルを推定するNRF(Noise Reconstruction Filter)としてFIR(Finite Impulse Response)型ADF(Adaptive Digital Filter)を利用している。しかしながら,実騒音が常にFIR型で表現できるとは限らない.そこで本稿ではIIR(Infinite Impulse Response)型ADFを導入する.IIR-ADFとして,システムの安定性を保証し,外乱にロバストな相関推定方程式誤差IIR-ADFを用いた. |
| 題名 | 定常ガウス混合モデルによる音の可逆符号化 |
| 著者 | *明戸 俊英 (岡山大学 工学部 通信ネットワーク工学科), 山根 延元 (岡山大学 工学部 自然科学研究科) |
| Page | pp. 86 - 87 |
| Keyword | 定常ガウス混合モデル, エントロピー符号化, ウィナーフィルタ, 予測符号化, 無ひずみ音声符号化 |
| Abstract | 音の局所信号(観測ベクトル)に定常ガウス混合モデル(GMM)を当てはめることで,最適な予測フィルタを実現を図る.本論文では,GMMのもとでのウィナーフィルタ(WF)による予測誤差の確率密度関数(PDF)が因数分解されるため,エントロピー符号化を容易に実現できることを示す.モデルの検証実験を行って,音の局所信号にGMMが適合することを明らかにする. |
| 題名 | 不確実性を含む音環境システムに対する状態推定と心理評価への適用 |
| 著者 | *折本 寿子, 生田 顕 (県立広島大学/経営情報学部経営情報学科) |
| Page | pp. 88 - 89 |
| Keyword | 非線形相関, 状態推定 |
| Abstract | 現実の音環境システムは, 様々な要因が複雑に絡み合い, 内部メカニズムを物理法則に基づきボトムアップの立場から把握することが困難な場合がしばしばである。しかも, 観測データには線形相関のみならず, 高次の非線形相関情報までが確実に潜在している。 本研究では, 観測値を量子化観測データとみなし, 対象信号を推定するための状態推定法について考察を行っている。具体的には, システム特性を一般に未知として捉えねばならぬ人間の応答系を含めた複雑な音環境システムに着目し, 音の大きさに対する7段階での人間の心理評価など, 不確実性を含む観測値に配慮して, 量子化観測データから対象信号の変動波形を推定するための一手法を提案する。 |
| 題名 | 勾配空間を考慮したトリラテラルフィルタによるアート風画像の生成 |
| 著者 | *吉田 悠人, 張 暁華 (広島工業大学) |
| Page | pp. 90 - 91 |
| Keyword | トリラテラルフィルタ, バイラテラルフィルタ, エッジ強調, アート風画像 |
| Abstract | 本論文では実写画像などから勾配を考慮したトリラテラルフィルタ(Trilateral)を用いたアート風画像の生成手法を提案する。オリジナルなバイラテラルフィルタはエッジを保存しつつ画像を平滑化するものである。そこで提案手法は、画像の幾何空間と色空間に加え、勾配空間における重みを平滑化に考慮する。また、画像にガウシアンノイズを加えることで手描き風効果の生成手法を検討する。さらに、ショックフィルタを前処理として適用すると、エッジが保存されるだけではなく、強調される効果がある。 |
| 題名 | クロッピングに対してロバストな反復埋込み型画像電子透かし法 |
| 著者 | *左山 紘平, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部), 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 92 - 93 |
| Keyword | 電子透かし, 反復埋込み, 2項分布, 離散ウェーブレット変換(DWT), クロッピング |
| Abstract | 電子透かしは,ディジタルコンテンツに透かし信号を埋め込むことによって著作権を保護する手法として注目を集めている.本論文では,クロッピング(切り取り)に対するロバスト性向上を目的とした新しい透かしの埋込み方法と検出方法を提案する.ここでは,1つの秘密鍵(疑似乱数の初期値)から生成される疑似乱数列から Kセットの透かし信号を作成し,それをDWT係数に繰返し埋込んでいる.また,検出時には,各疑似乱数列と透かし入りDWT係数の相関を計算し,正となる相関値の個数によって検出判定を行う.最後に,シミュレーションで従来法との比較を行い,提案手法の有効性を示す. |
| 題名 | 方向性分散に基づいたランダム値インパルス性雑音の除去 |
| 著者 | *松岡 丈平, 田中 豪, 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学/理工学研究科) |
| Page | p. 94 |
| Keyword | ランダム値インパルス性雑音, スイッチングメディアンフィルタ, ディジタル画像, 分散 |
| Abstract | インパルス性雑音の除去には,スイッチングメディアンフィルタ(SMF)など,スイッチ型のフィルタ処理が有効であることが知られている.しかし,従来のSMFでは,画像における線構造などを雑音と誤判別し除去してしまうという問題があった.この問題を解決するために,近年,画像の局所的な方向性に基づいたSMFが提案されている.本報告では,画像の局所的な方向性と画素値の分散に基づいた新しいSMFを提案する.実験により提案手法の有効性を示す. |
| 題名 | クレイク・オブライエン効果による弁別困難色のコントラスト改善 |
| 著者 | *橋井 勇人, 田中 豪, 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学/理工学研究科) |
| Page | pp. 95 - 96 |
| Keyword | 2色覚, 弁別困難色, カラー画像, クレイク・オブライエン効果, 明度修正 |
| Abstract | 2色覚者は,特定の範囲の色について色の差を感じにくいという色覚特性をもち,カラー画像内の色の組合せによっては文字や対象物などの情報を十分に読み取れない場合がある.ヒトの視覚には,輪かく情報から主観的にコントラストが生起して見える錯視現象がある.この現象は,クレイク・オブライエン効果と呼ばれている.本報告では,クレイク・オブライエン効果を利用した2色覚における弁別困難色のコントラスト改善手法を提案する.提案手法では,明度に対するクレイク・オブライエン効果の生起を考え,色の違いに基づいた輪かく部分の明度修正を行う.実験を通して,提案手法の有効性を示す. |
| 題名 | 多項式変換による射影変換近似 |
| 著者 | *水島 裕司 (岡山理科大学大学院工学研究科), 道西 博行, 太田 寛志, 岡本 卓爾 (岡山理科大学) |
| Page | p. 97 |
| Keyword | 射影変換 |
| Abstract | 従来より、平面物体の外観検査を正対させたカメラにより撮影した画像(カメラ画像)を用いて行われてきた。近年、その高解像度化の要求から、複数のカメラを至近距離に配置して、それらの撮影画像を合成するシステムの開発が各所で行われている。しかし、各カメラと平面物体が完全に正対していない場合、カメラ画像にはわずかな射影歪みが含まれるため、そのまま合成することができない。このような場合、カメラキャリブレーションにより射影パラメータを推定すればよいが、ほぼ正対した固定距離にある平面物体のみの撮影から実施するのは困難である。そこで本稿では、上述のようなカメラ画像における射影歪みが比較的小さいことに着目し、カメラ画像の座標補正を射影変換式ではなく、これを近似して得られる多項式を変換式として用いる手法を提案する。 |
| 題名 | 画像割符技術におけるシェア画像の圧縮に関する研究 |
| 著者 | *熊谷 美津子 (松江工業高等専門学校専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 98 |
| Keyword | 画像割符, グレースケール, 圧縮 |
| Abstract | 画像割符(VC)は94年にShamir氏らによって提案された視覚型秘密分散技術である。本研究では、画像割符を電子的に実装する (2,2)-VSS(2 out of 2 visual secret sharing)を用いて遠隔地間でのVCを実現する。そのためには、秘密画像を分散したシェア画像の伝送が必要となる。そこで、一般にランダムであるシェア画像に圧縮を行った。これには、静止画像の圧縮に広く用いられていることからJPEG圧縮を用いた。本稿では、シェア画像へのJPEG圧縮の結果として秘密画像の再現性の発見とその有効性を示す。 |
| 題名 | 加速度センサを用いた車いす駆動輪漕ぎ数計測装置の開発 |
| 著者 | *難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 山本 秀樹, 古澤 一成 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| Page | p. 99 |
| Keyword | 脊髄損傷者, 車いす, 漕ぎ数, 加速度 |
| Abstract | 脊髄損傷者において、日常の運動不足は健常者と同様にメタボリック症候群を引き起こす要因となり注意が必要である。健常者では、歩数計を用いて一日の運動量を目安とすることが可能であるが、車いすを使用している脊髄損傷者では、一日の運動量を把握することは難しい。これまでに、車いすの移動距離や駆動輪の漕ぎ数を短時間計測する手法や、身体に加速度計を取り付けて一日の活動量を明らかにした研究はさているが、日常生活において車いすによる活動量の報告はされていない。本研究では、脊髄損傷者が日常どの程度車いすによる移動を行っているか把握するために、駆動輪の漕ぎ数と漕ぐ強さを捉えることを目的とした、車いす駆動輪漕ぎ数計測装置を開発したので報告する。 |
| 題名 | 頸髄損傷者のスクリーンキーボード操作状況計測 |
| 著者 | *六名 泰彦, 谷本 義雄, 難波 邦治, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| Page | p. 100 |
| Keyword | 頸髄損傷, キーボード, コンピュータ操作 |
| Abstract | 上肢、手指の麻痺により通常のキーボードを操作することが困難な頸髄損傷者は、トラックボールなどのポインティングデバイスを使用し、スクリーンキーボードを用いて文字入力を行うことが多い。本研究では、各頸髄損傷者に合ったスクリーンキーボードを提示することを目的として、頸髄損傷者のスクリーンキーボードを使用する時の操作状況を計測したので報告する。 |
| 題名 | 脊髄損傷者の斜方動作中の左右の手にかかる力の算出 |
| 著者 | *谷本 義雄, 難波 邦治, 六名 泰彦, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| Page | p. 101 |
| Keyword | 移乗動作, 動作分析, 脊髄損傷者, 車いす, 力計測 |
| Abstract | 脊髄損傷者にとって、車いすから便座などへの移乗動作は基本的な動作の一つである。これまでに我々は、移乗動作時の画像を2台のカメラで、左手、両足、臀部にかかる力をForce Plateで同時に計測する、移乗動作計測装置を開発し、脊髄損傷者の動作の特徴を明らかにしている1),2)。昨年度本学会で、簡単な人体形状モデルを提案し、動作中の画像に人体モデルを描画し、身体の位置計測手法について報告した3)。移乗動作において、両手の使い方は重要であり、今回、計測装置で直接計測することができない右手にかかる力の算出を行ったので報告する。 |
| 題名 | 視線情報を用いたドライバーの覚醒水準評価 |
| 著者 | *大黒 さゆり, 板岡 毅, 疋田 真一, 小林 康秀, 小野 貴彦, 齊藤 充行 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| Page | pp. 102 - 103 |
| Keyword | 入眠予兆, 視線情報, 眼球運動 |
| 題名 | 二光源の角膜反射像を用いた視線計測システム |
| 著者 | *福本 章良, 疋田 真一, 小林 康秀, 小野 貴彦, 齊藤 充行 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| Page | pp. 104 - 105 |
| Keyword | 眼球運動, 視線検出, 角膜曲率中心, キャリブレーション, ビデオカメラ |
| Abstract | 視線計測は位置精度だけでなく,計測の際の被験者への負担の軽さ,キャリブレーションの容易さが求められる.本研究では,瞳孔に比べて安定した特徴点である角膜曲率中心位置,眼球回転中心位置をビデオカメラで計測することにより,高精度かつ煩わしいキャリブレーションを簡略化する視線検出システムを提案する.本システムでは,既知の方向にある3点の視標を注視することで眼球回転中心位置を求め,二光源の角膜反射像位置から角膜曲率中心位置を算出する.これらを結ぶ直線から視線を検出する.実験の結果,算出した視線角度における視標に対する垂直・水平角度それぞれの平均誤差は,0.40deg,0.40degであることが示せた. |
| 題名 | AHPによる介護支援機器の開発計画の検討 |
| 著者 | *斎藤 和久 (岡山県立大学院 機械情報システム工学専攻), 亀山 嘉正, 天嵜 聡介 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 106 |
| Keyword | AHP, 多基準意思決定法, 介護支援機器 |
| Abstract | 現在,訪問介護やデイサービス等,多様な高齢者福祉サービスが確立されている.しかし,平成20年時点で要介護認定者は455万人に対し,介護労働者は110万人と人手不足である.全労働者の平均給与と比較しても『低い給与水準』,『高い離職率』等,労働環境の悪さが原因の一端である.また,介護作業は肉体的に重労働であるにも関わらず『介護労働者の約8割が女性』という問題もある.以上の事から,少人数・女性でも介護労働が行える「介護作業の省力化」の推進が今後重要になってくる.本研究では現在開発・設計されている三種類の介護支援機器に着目し,どの方向性が望ましいかを比較・検討した. |
| 題名 | 赤外線を用いたベッドにおける生体情報測定システム |
| 著者 | *槇 弘倫, 小川 英邦, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学) |
| Page | p. 107 |
| Keyword | ベッド, 生体情報, 介護, 赤外線 |
| 題名 | 高齢者避難誘導支援システム |
| 著者 | *黒木 隼, 小川 英邦, 槇 弘倫, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学) |
| Page | p. 108 |
| Keyword | 携帯, 避難 |
| 題名 | 電気インピーダンス法による輸液モニタリングシステム |
| 著者 | *天野 光, 小川 英邦, 槇 弘倫, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治 (下関厚生病院) |
| Page | p. 109 |
| Keyword | 輸液, 点滴, モニタリング |
| 題名 | 大動脈波による駆出時間の推定 |
| 著者 | *岩本 純一 (山陽女子短期大学), 小川 英邦, 槇 弘倫, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治 (下関厚生病院) |
| Page | p. 110 |
| Keyword | 頸動脈, 大動脈波, 心機能 |
| 題名 | ベッドマットレス下超音波センサによる生体情報測定 |
| 著者 | *向井 幸治 (トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校), 槇 弘倫, 小川 英邦, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治 (下関厚生病院) |
| Page | p. 111 |
| Keyword | 生体情報, 超音波, ウレタンフォーム |
| 題名 | 環境音による場所の推定 |
| 著者 | *松岡 伸吾 (トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校), 野地 修平, 槇 弘倫, 小川 英邦, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治 (下関厚生病院) |
| Page | p. 112 |
| Keyword | 環境音, GPS, PHS |
| 題名 | ヘモグロビン濃度変化の分光計測における光路長の深さ分布の影響 |
| 著者 | *柳原 健人, 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科電子情報通信工学専攻) |
| Page | pp. 113 - 114 |
| Keyword | 分光計測, 光路長, シミレーション |
| Abstract | 分光計測によって脳組織内のヘモグロビン濃度変化を得るためには光が濃度変化部位のみを伝播した距離である部分実効光路長が必要であるが、実測できないため、従来では光が伝播した総距離である平均光路長が用いられている。本研究ではモンテカルロシミュレーションによってモルモット脳組織モデルの光伝播解析を行い、部分実効光路長と平均光路長の波長依存性を比較した。部分実効光路長の波長依存性は対象部位が深くなるにつれて大きくなり、平均光路長との違いが大きくなった。またこれにより、ヘモグロビン濃度が深い位置で変化する場合,平均光路長を用いた測定では,濃度変化の算出結果に大きな誤差が生じる可能性があることがわかった. |
| 題名 | 脳波(ERP)を利用したALS患者の目標刺激特定実験−項目・写真・イラストによる刺激− |
| 著者 | *佐藤 泰広 (米子工業高等専門学校 専攻科), 加納 尚之 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 115 - 116 |
| Keyword | ALS, CA, ERP, 脳波, 視覚刺激 |
| Abstract | 思考能力は健常者と同じであるにもかかわらず,周囲の人に意思を伝えることができない筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)患者のために,事象関連電位(Event-Related Potential:ERP)の成分であるP200とN200とP300を用いた意思伝達に関する研究を行っている.本報告では,「写真」・「イラスト」による目標刺激特定実験を行い,極めて高い正答率を得たことについて報告する.さらに,比較のため「項目」による目標刺激特定実験を行ったことも併せて報告する. |
| 題名 | がん細胞内のタンパク質情報を用いた可視化による分析支援法 |
| 著者 | *北風 裕教 (大島商船高等専門学校 商船学科), 井川 翔平, 伊藤 剛 (大島商船高等専門学校 情報工学科), 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 117 |
| Keyword | がん細胞, タンパク質, 可視化, 分析支援, LSC |
| Abstract | がんの検査,治療方針の決定,治療方法および治療薬の開発のために,患者からがん組織を摘出し,細胞レベルでがんの分類・分析を行う研究が進められている.しかし,同一部位から摘出した組織のがんであっても,進行速度や治療薬の効果において異なりがあり,形態学的特徴ではがんの分類を正確に行うことは困難であった.この問題を解決するために本研究では,レーザースキャニングサイトメーター(LSC)を用いてがん細胞のタンパク質量,凝集度,そして面積情報を抽出し,医師が視覚的に確認でき,その特徴を分析できるように可視化を行うことで分析を支援する方法を提案した.また,定性的に統計分析の結果を出力できるようにしたので報告する. |
| 題名 | 病院用待ち時間短縮システムの開発 |
| 著者 | *小川 明宏, 江角 宣行, 武内 保憲 (中国電力株式会社/エネルギア総合研究所) |
| Page | pp. 118 - 119 |
| Keyword | 待ち時間, 短縮, 予測, 病院 |
| Abstract | 診察順序を工夫することで待ち時間を短縮することができるが、人間系の判断では限界がある。そこで、過去の実績データを基に一人当たりの診察所要時間を予測し、予測値に基づいて患者にストレスが感じないような診察順序を自動計算するシステムを開発した。システムは、各患者の予約、受付、診察の時刻データを取得し、診察所要時間を計算するとともに、患者が受付の都度、診察順序を計算する。待ち時間の評価関数に適当な重み付けを行うことで、予約患者の待ち時間を大きく増やすことなく予約外患者の待ち時間を50%程度削減することができた。 |
| 題名 | 2波長時間同期動画像のパターン分離によるヘモグロビン分布の時間変化計測 |
| 著者 | *波多野 雅俊, 鬼追 一雅 (広島工業大学), 藤本 勲 (広島工業大学(元)) |
| Page | p. 120 |
| Keyword | 生体計測, 分光画像処理 |
| Abstract | 我々は狭帯域分光センシングによる生体計測を検討している.これまでに,人間の肌の分光画像からパターン分離法を用いヘモグロビン分布の情報を得られることを報告している. しかし,今までの方法では動画像としての撮像が行えず,時間変化を測定ができなかった. 今回は2台のカメラとコンピュータを用いて異なる2波長で同期した動画像を取得し,ヘモグロビン濃度の時間変化を測定することに成功したので報告する. |
| 題名 | USBカメラ画像からの点字ブロック領域抽出法の提案 |
| 著者 | *岸根 和博, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 121 |
| Keyword | 点字ブロック, USBカメラ |
| Abstract | 点字ブロック利用者の多くが危険を感じている.例えば,点字ブロック上に障害物が設置されている場合,利用者はその障害物と接触し負傷する場合がある.これらの危険は,利用者の視覚の弱さによる危機回避能力の低さに起因する. このような背景から,USBカメラを用いて前方の画像を取得し,リアルタイムで点字ブロックの情報や危険警告を利用者に視覚以外の方法で伝達するシステムの開発を考えている. 本研究では,このシステムの開発の一部である.USBカメラで撮影した風景画像から点字ブロック領域の抽出方法を提案する. |
| 題名 | 立ち上がり動作における足関節の重要性について |
| 著者 | *中野 彰太, 町田 啓, 三浦 良, 村井 聡紀 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 辻 博明 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 122 - 123 |
| Keyword | 立ち上がり, 足関節, 関節角度 |
| Abstract | 日常生活で繰り返し頻度の高い立ち上がり動作においては,重心移動における足関節の背屈が非常に重要な因子となる.そこで本研究では,男子大学生3名を対象に,足関節角度を変化させた4条件(75度,90度,105度,ギプスにより足関節を90度固定)について実験を行った.結果,足関節角度105度,または90度固定条件において立ち上がれない者が存在した.また,足関節角度が大きい条件での立ち上がり条件では,より足関節を背屈させ,体幹の前傾角度,大腿の傾きともに増加する傾向がみられた.このことより,足関節の背屈動作が重心の前方移動に重要な役割を果たしていることが明らかになった. |
| 題名 | 体幹の動きに伴う皮膚とサポーターの変形解析 |
| 著者 | *町田 啓, 中野 彰太, 三浦 良, 村井 聡紀 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 辻 博明 (岡山県立大学) |
| Page | p. 124 |
| Keyword | 皮膚, 腰部サポーター, 体幹 |
| Abstract | 身体の動きと皮膚変形の定量的な関係は解明されていない。そこで本研究では体幹の動きに伴う皮膚とサポーターの変形および相互に与える影響について解析を試みた。実験では2種類のサポーターを用いて、腹部の収縮・膨張、体幹部の側屈について、非接触型3次元変形解析装置を用いて解析した。条件はサポーターの2条件にサポーターを装着しない場合を加えた3条件とした。実験の結果、腹部の収縮と膨張の動きが腰部サポーターにより抑制されていることが示された。収縮と膨張の違いによってもその度合いは異なり、サポーターの幅は広い方が、抑制が強かった。また、側屈では伸展側と屈曲側でひずみの方向が異なり、サポーター装着によって変位量は少なくなった。 |
| 題名 | テンポの異なる足踏みによる歩行能力の評価法について |
| 著者 | *村井 聡紀, 中野 彰太, 町田 啓, 三浦 良, 辻 博明 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科人間情報システム工学専攻) |
| Page | pp. 125 - 126 |
| Keyword | 歩行, 足踏み, 支持時間, テンポ |
| Abstract | 段階的にテンポを遅くする足踏みで歩行能力を評価する手法を提案する.学生と高齢者を対象にM.M.=96〜36の6種類のテンポで,間欠的多段階テンポ法と多段階テンポ漸減法による足踏み(30秒間と20秒間)を実施させた.その結果,高齢者は段階的に足踏みテンポを遅くすると,テンポに動作をあわせるため,両脚の支持時間が長くなることが明らかになった.多段階テンポ漸減法による足踏みテストおける左右の片脚支持時間と両脚支持時間の変化パターンから元気な高齢者だけでなく,青壮年者の歩行能力の評価も可能であることが示唆された. |
| 題名 | 立位の安定性評価に関する研究 |
| 著者 | *三浦 良, 中野 彰太, 町田 啓, 村井 聡紀 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 辻 博明 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 127 - 128 |
| Keyword | 姿勢, 重心, バランス |
| 題名 | 葉緑体の光定位運動を伴わない植物生葉の光応答特性 |
| 著者 | *岸 佑香, 木場 真研, 吉田 博行, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
| Page | p. 129 |
| Keyword | 光定位運動, 植物生葉, 光応答 |
| Abstract | 植物の葉緑体は細胞内に固定されているわけではなく,弱い光環境の下で光に集まり,そして強い光環境下では光から逃げるように動いておりこの動き,すなわち光定位運動によって植物生葉の光吸収の変化が起こると説明されている.本研究では,この光定位運動によらない新しいメカニズムの光応答が存在することを見出したので報告する.この応答は葉緑体光定位運動に伴う光応答に比べ非常に早い応答を示す. |
| 題名 | 非線形光電子能動素子(擬似神経細胞素子)拡散結合ネットワークにおけるカオスを媒体とした信号伝搬 |
| 著者 | *青戸 冬樹, 川嶋 理人 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 130 |
| Keyword | 擬似神経細胞素子, カオス |
| Abstract | 近年、生体の脳内において観測されたカオス現象は、柔軟で複雑な脳機能において何か重要な役割を担っているのではないかと我々は考えている。そこで重要な脳機能の一つである「脳内情報伝達」と「カオス」との関わりに、発見論的手法でアプローチすることを目指している。まず、我々が提案する擬似神経細胞素子を、多数結合させネットワークを構築する。すると適切な条件のもとでは、このネットワーク中にカオスが発生する。またネットワークの結合形態にスモールワールド的結合形態(バラバシ・アルバートモデル)を用いた。これは実際の脳内ネットワークがスモールワールド的性質を含むことを踏まえ、モデルをそれに近づけて計算機実験を行なうためである。以上のように作成したモデルを用いカオスを媒体とした信号伝搬実験を行なった。 |
| 題名 | 非線形動的光電子素子拡散結合系におけるカオスの発生とその移動制御への応用-ノイズ効果の解析- |
| 著者 | *仙波 幸信 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 131 |
| Keyword | カオス, ノイズ, デバイス, ニューロ, 非線形 |
| Abstract | 本研究は脳の柔軟な情報処理能力にはカオスが関係しているのではないかと考え,その仕組みに工学的にアプローチしていくことを目的としている.カオスとは決定論的な力学系でみられる不規則で複雑な軌道のことであり,その特徴として,軌道が有界である,軌道不安定性を示す,不変測度が存在する,などが挙げられる.本研究では,D-SEEDを使ったカオスの発生(第3節参照)とその移動制御への応用,及びそのデバイス化に向けたノイズを含めた解析について述べる. |
| 題名 | リカレント型神経回路網モデルにおけるカオス的ダイナミックスの時空間相関解析 O-junctionとD-junctionの比較 |
| 著者 | *森 良太 (岡山大学 大学院自然科学研究科 電子情報システム工学専攻 能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学 大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
| Page | p. 132 |
| Keyword | カオス, ニューロ, 相関 |
| Abstract | カオス現象が人間の脳内で発見され, 人間の脳の高度 な情報処理能力とカオスに関連性があるのではないかと いう考えがある. ここでは脳内での情報伝達に注目し, 脳 の神経回路網を模した神経回路網モデルを計算機上で構 築した. そこにカオスを発生させ, 相関解析を行うこと で, 脳内情報伝達の仕組みにアプローチすることにした. また2 種類の神経回路網モデルを構築し, 相関解析にお ける2 つのモデルの特徴を調べた. |
| 題名 | MOSジャイレータを用いた電圧モードLCシミュレーション形フィルタ |
| 著者 | *宮川 慎也, 沖根 光夫 (広島工業大学) |
| Page | p. 133 |
| Keyword | MOSFET, ジャイレータ, LCシミュレーション |
| Abstract | 筆者らは先にMOSジャイレータを用いてLCシミュレーション形フィルタについて報告した.しかし,伝送関数としては電流伝送関数に限定し,電圧伝送関数の実現については残されていた. 小文では電圧伝送関数すなわち電圧モードLCシミュレーション形フィルタについて提案し,SPICEによる動作確認を行っている. |
| 題名 | LCシミュレーション形帯域フィルタの一構成 |
| 著者 | *横山 暢大, 木村 祐介, 村上 裕, 沖根 光夫 (広島工業大学) |
| Page | p. 134 |
| Keyword | LCシミュレーション, 帯域フィルタ, MOSFET |
| Abstract | LCシミュレーション形フィルタはLCフィルタの低感度性を受け継ぐことから優れた構成法であり,著者らは先に低域LCフィルタ,高域LCフィルタをMOSFETを用いてシミュレートする方法について示した.小文では帯域LCフィルタのシミュレート法について提案し,MOSFETの使用個数を削減した回路を示している. |
| 題名 | NoCによるBPニューラルネットワークのハードウェア化 |
| 著者 | *熊井 健人, 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 135 - 136 |
| Keyword | ニューラルネットワーク, Network on Chip, バックプロパゲーション |
| Abstract | 人工ニューラルネットワークは,脳機能に見られるいくつかの特性を計算機上のシミュレーションによって表現することを目指した数学モデルであり,認証アプリケーションやセキュリティ,コンピュータの学習といった多くのアプリケーションに幅広く用いられている.バックプロパゲーションニューラルネットワーク ( BP-ANN)のハードウェア化は,ソフトウェアに比べ,処理が高速で性能が勝るという利点があるが,相互接続やコストなど多くの問題点もある.NoC(Network-on-Chip)は,チップ上の通信にルーティングによるパケットベースのネットワークを用いたもので,相互接続の問題解決に注目したスマートな構造となっている.現在,NoCによるBP-ANNのハードウェア化の研究が進められており,そのアーキテクチャが提案されている.本研究では,その提案をもとに,文字認識を行うBPネットワークをFPGAボード上に実装することによりハードウェア化を実現する. |
| 題名 | IC/LSIに起因するEMIのI/O端子終端条件の依存性に関する回路シミュレーションおよび実測による検証 |
| 著者 | *安永 翔, 五百旗頭 健吾, 豊田 啓孝, 古賀 隆治 (岡山大学 大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 137 |
| Keyword | IC/LSI, EMI, I/O |
| Abstract | IC/LSIのI/O端子の終端条件を変えることにより、EMIの要因となる高周波電流が変化することが言われている。特にチップ-PCB間に寄生容量がある場合には、その寄生容量と電源系回路のESLが共振することにより高周波電流が増えると推測される。 これを回路シミュレーションと実測により検証する。 |
| 題名 | 小規模キャッシュシステムの動的再構成の検討 |
| 著者 | *藤井 啓示 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 森下 賢幸, 小椋 清孝 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 138 |
| Keyword | キャッシュ, 動的再構成 |
| Abstract | 一般に、携帯電話などの組み込みシステムでは、低消費電力・小型化・低価格化などが要求されるため、実装できるキャッシュの容量には制限がある。 本研究では、キャッシュの総容量を一定として、その構成を変更することによりプロセッサの実行性能を向上させる方法について検討する。 |
| 題名 | 回路パラメ−タ任意設定型OTA-Cフィルタ回路の合成 |
| 著者 | 坂本 剛, *築谷 隆雄, 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | p. 139 |
| Keyword | 能動フィルタ, 電流モ−ド回路, OTA |
| Abstract | 本稿では,OTAと接地キャパシタによる電流モ−ドフィルタ回路の合成について検討している.本回路は,損失積分器と比例要素による電流モ−ド基本回路をもとに構成され,回路パラメ−タω0,Q,Hの値をOTAのバイアス電流により独立,および直交的に設定することができる.PSPICEシミュレ−ションによる実現例を示し,本フィルタ回路の有効性を明らかにしている. |
| 題名 | 積層型圧電素子による配管内自走マシンの開発 |
| 著者 | *赤石 唯介, 佐藤 文哉, 大木 克倫, 武藤 寛 (早稲田大学大学院基幹理工学研究科) |
| Page | p. 140 |
| Keyword | 圧電素子, 自走マシン, 配管 |
| Abstract | 現在,多くの配管が工場や家庭に配置されており,それらのメンテナンスは主に手作業で行われているが,多大な時間とコストを要するので,マシンによるメンテナンスの自動化が期待されている. そこで,当研究では1インチの配管を対象としたマシンを開発した.マシンの駆動には,圧電素子を利用している.片持ち梁型弾性ヒンジをアクチュエータとし,電圧の上昇時と下降時で変化速度の異なる電圧波形を印加して梁を振動させ,梁を回転軸に押し付けることで,回転軸を1方向に回転させる駆動法である.このアクチュエータを搭載したマシンは,鋼管内や塩ビ管内を走行する.水平方向,垂直方向,エルボ,段差を問題なく走行し,鋼管内水平方向速度は29[mm/s],塩ビ管内では36[mm/s]である. |
| 題名 | 小口径配管内自走マシンの前輪可動化と駆動部改良 |
| 著者 | *佐藤 文哉, 赤石 唯介, 武藤 寛 (早稲田大学大学院基幹理工学研究科) |
| Page | p. 141 |
| Keyword | 圧電素子, 配管内自走ロボット |
| Abstract | 工場やプラントには多くの小口径配管が存在し,その点検・整備はほとんど人力で行われている.しかし,人の手では整備できない配管の存在や,整備者が危険にさらされることもあるので,配管内整備ロボットの開発が進んでいる.しかし1インチ管などの小口径配管では実用にいたっていない.よって,本研究では圧電素子を用いたアクチュエータとバイオメタル(バネ状の形状記憶合金)により可動する前輪を搭載した小口径配管内自走マシンを開発した.このマシンは直線の小口径配管内を安定して走行でき,水平方向のT字管路にも対応できるものであった.今後の課題はより複雑な管路への対応と各種配管内検査機器の搭載のためのマシン改良である. |
| 題名 | リカレント神経回路網モデルにおけるカオスを用いた移動体制御応用−準三次元迷路へ向けた基礎研究− |
| 著者 | *山口 倫志, 吉中 良輔, 宮原 直哉 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 142 |
| Keyword | カオス, 移動制御, ロボット |
| Abstract | 本研究では,カオスの機能性研究の一つとして二足歩行ロボットに目を向けた.コンピュータでは生物のような柔軟な処理が苦手であるため,カオスによる移動制御によってその動作原理へのアプローチができるのではないかと考えた.そこで実験へ向けた基礎研究を行い,一例として迷路求解を行った. |
| 題名 | 感覚,介在,運動神経系をもつ準階層リカレント型ニューラルネットワークモデルにおけるカオスダイナミクスを用いた自律行動制御の実現に向けて |
| 著者 | *吉中 良輔, 宮原 直哉, 山口 倫志 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻能動デバイス学研究室) |
| Page | p. 143 |
| Keyword | 非線形, 神経回路, 脳機能, カオス, ニューラルネットワーク |
| Abstract | 本研究の目的は脳の動作原理へアプローチすることである.これまでの研究により発見された神経回路網モデル上のカオスダイナミクスの機能性を利用し,介在神経系を持つ準階層リカレント型モデルによってさらに高度な機能の実現を目指す. 感覚神経系と運動神経系のみをもつモデルではカオスの激しさを自律的に変化させることはできるが,弱いカオスから強いカオス状態までの幅広い変化を実現するためにはパラメータの調節が必要となる.そこで,より幅広い自律制御を実現するために介在神経系をもつモデルを用いる.カオスの激しさを大きく変化させる性質を実現することで,より複雑な「自律行動制御」の実現を目指す. |
| 題名 | リカレント型神経回路網におけるカオス的ダイナミックスの二輪自走ロボットへの制御応用 |
| 著者 | *宮原 直哉, 山口 倫志, 吉中 良輔 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 144 |
| Keyword | カオス, ロボット, 迷路, 移動制御 |
| Abstract | カオスが生体の脳内で発見されて以来、そのカオスが制御機能において大きな役割を担っているのではないかと考えられている。そこで、このカオスを用いた移動制御を実機で実験し、カオスの有用性や有効性の考察を行うことを目標として、二輪自走ロボットを含めた実験用システムを製作した。神経回路網で発生させたカオスを用いて二輪自走ロボットに対応するカオス運動を再現し、カオスの機能性を実験を通し評価する。 |
| 題名 | 2自由度劣駆動ロボットの可制御性について |
| 著者 | *重里 昂佑 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科機械情報システム工学専攻知能制御工学研究室), 忻 欣, 山崎 大河 (岡山県立大学大学院情報工学部情報システム工学科知能制御工学研究室) |
| Page | pp. 145 - 146 |
| Keyword | 可制御 |
| Abstract | 本研究では,両関節ともにCWが付いた2自由度劣駆動ロボットを対象とし,そのUU (UP-UP)平衡点(リンク 1, 2とも鉛直上向き姿勢で静止)とUD(UP-DOWN)平衡点 (リンク 1が鉛直上向き, リンク 2が鉛直下向き姿勢で静止)における線形近似モデル の可制御性を解析的に調査することによって,非駆動関節の配置とCWの有無がそのロ ボットの可制御性に与える影響を明らかにする.この解析結果は2自由度劣駆動ロ ボットの機械設計と制御に新たな知見を与えるものと考える. |
| 題名 | 簡易省エネルギー対策システム |
| 著者 | *Tan Tu San Nguyen, 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 永田 武, 金崎 康成 (広島工業大学), 中田 健司 (テンパール工業) |
| Page | p. 147 |
| Keyword | 省エネルギー, 制御 |
| Abstract | 著者らはこれまでに,建物全体の消費エネルギーと快適性を考慮して各部屋のエアコン設定温度を制御するネットワーク型省エネルギー対策システムを提案してきた。本稿では,これまで検討してきたものより、簡便な省エネルギーシステムについて検討する。 |
| 題名 | PSコントローラを用いた人型歩行ロボットの赤外線コントローラの製作 |
| 著者 | *藤崎 功久, 日高 良和, 横山 正春 (宇部工業高等専門学校) |
| Page | p. 148 |
| Keyword | 人型2足歩行ロボット, 遠隔操作, 高齢化 |
| Abstract | 現在、急速な高齢化に伴い、被介護者の数が増加傾向にある。また、医療・介護・リハビリテーションの分野に労働力不足やそれに伴う介護者の負担が問題となっている。一方で、市販のホビー用人型2足歩行ロボットが普及している。このホビー用ロボットを用いて被介護者自身がロボットを遠隔操作し、被介護者の補助ができるようにすることを目的とする。今回は市販されているホビー用ロボットのリモコン信号を解析し、より操作しやすいコントローラの製作に取り組んだ。 |
| 題名 | マスター・スレーブ方式を用いた人型歩行ロボットの遠隔制御 |
| 著者 | *小松 繁綱, 日高 良和, 横山 正春 (宇部工業高等専門学校) |
| Page | p. 149 |
| Keyword | ホビー用人型2足歩行ロボット, 遠隔操作, 高齢化 |
| Abstract | 現在、急速な高齢化に伴い、被介護者の数が増加傾向にある。また、医療・介護・リハビリテーションの分野に労働力不足やそれに伴う介護者の負担が問題となっている。一方で市販のホビー用人型2足歩行ロボットが普及している。このホビー用ロボットを用いて被介護者自身がロボットを遠隔操作し、被介護者の補助ができるようにすることを目的とする。 |
| 題名 | LQG最適制御によるspin回避システム |
| 著者 | *石川 陽一, 齊藤 充行, 小林 康秀, 小野 貴彦, 疋田 真一, 中本 達雄 (広島市立大学大学院) |
| Page | p. 150 |
| Keyword | spin回避, カウンターステア, カルマンフィルタ, 最適レギュレータ, LQG最適制御 |
| Abstract | 自動車を走行中,急なハンドル操作によって,オーバーステアが発生し,spin状態に陥ることがある.一方で,習熟したドライバが,カウンターステアによって,spin回避することはよく知られている.このテクニックを,最適レギュレータを用いることで,車両が自動で行う運転支援システムが提案されている.しかし,提案されているシステム(車両モデル)には,外乱の影響等が考慮されていない.実際に自動車が走行中には,路面の凹凸などから受ける外乱(ノイズ)や,センサによる観測過程には,種々の雑音(ノイズ)が存在する. そこで我々は,これらのノイズの影響を考慮したシステムに対し,LQG最適制御を用いた,自動spin回避システムを提案する. |
| 題名 | 一般道におけるドライバーの運転特性を組み込んだ自動運転システム |
| 著者 | *中本 達雄, 齊藤 充行, 小林 康秀, 小野 貴彦, 疋田 真一, 石川 陽一 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| Page | pp. 151 - 152 |
| Keyword | 自動操舵制御, 交差点, 乗り心地, ニューラルネットワーク |
| Abstract | 現在自動車の自動運転に関する研究が盛んに行われている.その多くは速度一定で操舵制御を行い目標軌道に追従するものである.しかし,交差点を例にとると,一定速度で走行するドライバーは稀である.そこで我々は熟練ドライバーが運転した時の車両の位置と向きのデータを一定の時間間隔で取得し,それを目標点として与えることで加減速を考慮したドライバーモデルを考える.また車両の制御入力には前輪タイヤ舵角を用いる.我々はこの前輪タイヤ舵角をタイヤの向き+α(タイヤのスリップ角や車両の性質,路面の影響など)と定義し,このαをニューラルネットワークによって推定する.これらに基づいて自動運転システムの構築を目指す. |
| 題名 | 握手接近動作を生成する小型握手ロボットシステムの開発 |
| 著者 | *太田 俊介 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 神代 充 (岡山県立大学 情報工学部), 渡辺 富夫 (岡山県立大学情報工学部,科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業) |
| Page | pp. 153 - 154 |
| Keyword | 身体的インタラクション, ロボット, 握手動作 |
| Abstract | 握手は互いの身体的リズムや思いを伝え合い、コミュニケーションの始まりを円滑にしていると考えられる。小型ロボットを遠隔コミュニケーションや情報発信の支援に用いることが求められている。これらのロボットはその身体性を生かし、人間とのコミュニケーションを円滑にするために握手インタラクションを行う必要がある。 本研究では、人間に握手を求められたときにそれに応じる動作を生成する握手応答動作モデルと、ロボットから人間に握手を求める動作を生成する握手要求動作モデルを適用し、握手接近動作を生成する小型握手ロボットシステムを開発している。さらに、小型ロボットにおけるこれら2つの動作モデルの有効性を官能評価実験により示している。 |
| 題名 | 三次元道路データを活用した車両の超低燃費走行支援システムの開発(機能モデルを用いた三次元車両モデルの開発) |
| 著者 | *末貞 貴弘 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 西山 修二, 大田 慎一郎 (岡山県立大学/スポーツシステム工学科) |
| Page | pp. 155 - 156 |
| Keyword | その他, 振動 |
| Abstract | 三次元道路データを用いて,車両で消費されるエネルギーの少ない経路を選択することが出来れば,無駄な燃料の消費を抑えることに繋がると考えられる. 本研究では,道路データと車両モデルを用い,走行抵抗によって消費されるエネルギーを考慮した走行経路の事前燃費シミュレーションシステムの開発を試みる.同じ車両重量の場合,上下に働く荷重の変化が燃費に影響を与えると考えられるため,上下方向の振動特性を考慮した三次元車両モデルを,機能モデルを用いて構築し,振動特性を明らかにした. 周波数応答特性および過渡応答特性の傾向が,実際の車両の振動特性の傾向とよく対応しており,構築した車両モデルの妥当性が確認できた. |
| 題名 | クレーンの複雑な揺れの静止制御のためのセンシングと信号処理 ─ クレーンの揺れ運動のシミュレーション ─ |
| 著者 | *塩見 健二郎, 玉野 和保 (広島工業大学大学院 工学系研究科 電気電子工学専攻) |
| Page | pp. 157 - 158 |
| Keyword | クレーン, 揺れ運動, 制御, シミュレーション |
| Abstract | ゴミ搬送用の自動ゴミクレーンをモデルにして、4本のワイヤーで吊り下げたバケットの2次元一定走行速度移動で生じる複雑な揺れを、架台に取り付けられたロードセルによるワイヤーへの加重測定量時間変化のみで計測し、揺れの静止を移動量だけで簡易に制御する方法を検討する。本論文では、4本のワイヤーで吊り下げられたバケットの一定走行速度移動に伴う揺れを側面と、垂直に見下ろした方向から観察をシミュレートした結果について報告する。 |
| 題名 | 分散型省エネルギー対策システムのための分散コントローラ開発 |
| 著者 | 中田 健司 (テンパール工業株式会社技術本部開発部), *金崎 康成 (広島工業大学工学系研究科情報システム科学専攻), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学情報デザイン学部情報デザイン学科), 永田 武 (広島工業大学情報学部情報工学科) |
| Page | p. 159 |
| Keyword | 省エネルギー, ネットワーク, 計測実験, コントローラ |
| Abstract | 近年、温室効果ガスの問題に関して様々な取り組みが行われている。その問題の一つに,エアコンによる過剰冷暖房が挙げられる。 そこで著者らは分散型省エネルギー対策システムを提案している。このシステムは建物内の複数の部屋間で電力の融通を行い,各部屋の快適性と建物全体での省エネルギーを考慮したエアコンの温度決定を行うものである。 今回は,このシステムにおいて各部屋に設置される分散コントローラの開発を行った。また、実際に計測実験を行ない,その計測結果をTCP/IP通信を用いて連続的にグローバルコントローラへ送信し,収集することが出来た。 |
| 題名 | 電動バイクのモータにおける動特性の性能測定 |
| 著者 | *田村 敏, 金井 徳兼 (神奈川工科大学) |
| Page | p. 160 |
| Keyword | 電動バイク, PWM制御, スピードコントローラ, 動特性, 静特性 |
| Abstract | 中国は急速な経済発展の影響からCO2排出量が制限され,主な移動手段として用いられていたガソリンバイクに代わる電動バイクが発展した.これに伴い世界的に電動バイクの需要が注目され,日本企業からも販売が開始される.しかし,中国製電動バイクは振動が原因と考えられる駆動部の故障率が高いことが問題視されている.このことから駆動部の静特性と動特性を測定し.比較することでそれぞれの特徴と故障との関係性を考察した. |
| 題名 | 鉄棒運動における冗長性の評価法に関する一考察 |
| 著者 | *金本 賢典 (岡山県立大学 大学院 情報系工学研究科 機械情報システム工学専攻), 山崎 大河, 後藤 清志, 忻 欣 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | pp. 161 - 162 |
| Keyword | 鉄棒, 冗長性, 動力学, 非ホロノミック |
| Abstract | 鉄棒運動には,手と鉄棒との間の駆動トルクを自由に加えられないという拘束があるため,決められた時間で,ある初期姿勢からある終了姿勢へと到達する運動の選択肢(運動選択の冗長性)は大きく制限される.先行研究では,この拘束下における運動選択の冗長性の様相を探るため,体操選手の「後方車輪」を剛体リンクによってモデル化し,駆動関節角度の時間変化をフーリエ級数を用いて表現した上で,その冗長性を表すパラメータの集合が計算されている. 本研究では,この集合を使って,体操選手が行った運動を中心とした後方車輪運動の冗長性が,運動時刻に沿ってどのように変化するかを,複数の量に関して比較する.その結果,冗長性の大きさの変化は,着目する量(関節角度,トルク,重心軌跡など)によって異なって解釈される場合があることを示す. |
| 題名 | ニュース素材の自動収録システムの開発 |
| 著者 | *朝倉 慎悟 (NHK) |
| Page | pp. 163 - 164 |
| Keyword | テープレスシステム, 素材サーバー, 自動収録 |
| Abstract | 日本放送協会岡山放送局(以下、岡山局)では、ニュース素材をサーバーに収録し、編集して番組内で送出できるテープレスシステムを導入した。このシステムは様々な映像を選択して収録することができ、毎日決まった時間に配信されるニュース素材などを収録している。しかし、映像選択は担当者の手動切り替えによるため、操作失念による収録(切替)ミスが頻発していた。そこで、収録時間と映像選択をスケジュール管理して、収録作業を自動化するシステムを開発した。 |
| 題名 | VTRクレジット表示システムの開発 |
| 著者 | *音居 謙吾 (日本放送協会広島放送局) |
| Page | pp. 165 - 166 |
| Keyword | VTR |
| Abstract | 現在、NHKの放送局のうち、東京を除く各局では、送出VTRへの放送テープ装填は人間の手により行っている。しかし、送出VTRのテープ装填ミスによる放送事故あるいはヒヤリハットは、これまでにも事例があり、未だ有効な防止策がとられていないのが現状である。これは装填した放送テープの内容を確認する手段が、装填者の記憶と放送テープラベルに頼っていることが、一つの要因として考えられる。 今回、実際にVTRに装填されているテープの番組内容情報(クレジット画面)を、PQ−PBのタイミングでキャプチャし、外部モニタに表示させるシステムを開発した。 |
| 題名 | マルチフィジックス解析による無線送電システム用トランスデューサの設計 |
| 著者 | *繁田 裕介 (岡山大学大学院 自然科学研究科), 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学) |
| Page | p. 167 |
| Keyword | トランスデューサ, 無線送電, Masonの等価回路, ANSYS |
| Abstract | 近年の電子機器の小型集積化,多機能化により,医療分野でも生体内機器が積極的に使われている. 代表される心臓ペースメーカは内蔵電池駆動が主で,バッテリー交換には体力的負担を伴う. これら負担回避のため,超音波による体外からの送電システムが研究されており,著者らも当該送電システムの報告を行い,生体内機器を駆動するに十分な電圧が得られることを示しているが,その伝送効率はわずか1%程度しか得られていなかった. 今回は,Masonの等価回路から導かれる設計理論に基づき,送電システムに適するトランスデューサを設計し,マルチフィジックス解析した結果,インピーダンス整合が達成できていることを確認した. |
| 題名 | 超高分解能到来方向推定アルゴリズムの弾性波への適用と基礎実験 |
| 著者 | *堀 祐貴 (岡山大学 大学院 自然科学研究科), 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学) |
| Page | p. 168 |
| Keyword | 到来方向推定, MUSIC法 |
| Abstract | 電波到来方向推定法の一つであるMUSIC(Multiple Signal Classification)法は移動体通信や室内無線通信等の電波伝搬構造を詳細に把握するために用いられている. 本研究ではMUSIC法を弾性への適用を検討する. これは,非破壊検査やエコー診断画像の高解像化といったイメージング応用,プラント内における事故等の発見といったセンシング応用を目的としたものである. 今回は弾性波の到来方向推定に関する基礎実験とその結果について報告する. 本報告では,弾性波1波の到来方向推定について検討し,推定そのものの可能性は確認されたものの,高分解能を謳うには解決されるべき課題が多くあることも明らかとなった. 今後は,サブアレーによる到来方向推定アルゴリズム,球面波への対応について検討していく予定である. |
| 題名 | 負荷抵抗値を初期条件としたRF-DC変換回路の高効率設計に関 する検討 |
| 著者 | *今井 翔平 (岡山大学 大学院 自然科学研究科), 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学) |
| Page | p. 169 |
| Keyword | レクテナ, RF-DC変換回路, 無線電力伝送, 非線形回路 |
| Abstract | 今日,電磁誘導を用いたRF{ID システムは日常生活 のインフラとして認識されてきている.無線電力伝送技 術は、旧来から提案されている発電用途(SSPS) や被災 地でのライフライン確保に加え,様々な応用が検討され 始めている.実用的なシステム実現のためには,RF-DC 変換回路の高効率化とともに,多様な負荷条件に対応で きる設計方法が不可欠となる.一方,これまでの報告に おけるRF-DC 変換効率特性は、提案する回路によって 結果的に最大値が一意に決まり,負荷によって大きく変 動することが示されてきた.これは,盲目的に大きな最 大変換効率のみを求めてきたためであり,負荷が初期条 件として与えられた場合のRF-DC 変換回路の高効率設 計については報告例がない.今回は,選択的な負荷を初 期条件として与え,高変換効率を示すための入力電力条 件,入力回路のインピーダンス条件について検討したの で報告する. |
| 題名 | 無線送電用RF-DC変換回路の変換効率におけるダイオード等価回路パラメータ依存性 |
| 著者 | *田丸 翔一 (岡山大学大学院自然科学研究科), 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学) |
| Page | p. 170 |
| Keyword | ダイオード, RF-DC変換回路 |
| 題名 | 平面回路法を用いたSIW誘導性不連続の反射特性 |
| 著者 | *三宅 啓之, 岸原 充佳, 大久保 賢祐, 滝本 裕則 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 171 |
| Keyword | SIW, 平面回路法 |
| Abstract | 密に並べた金属ポスト列で壁面を形成した導波路が提案されている[1]. このような導波路は, SIW(Substrate Integrated Waveguide)やポスト壁導波路と呼ばれ, 特にミリ波帯での応用が期待されており, アンテナ給電部などに利用されている. SIWは,上下面をグランドとする誘電体基板に金属ポストを連続的に配置した擬似導波管構造となっている. 本導波路の解析方法として, 平面回路法に基づいた導波管H面不連続の解析法に着目し, 解析する方法が提案されている. 本研究では円形の金属ポストを用いたSIW不連続の解析を平面回路法で行い, SIW不連続の反射特性を明らかにし, SIW回路素子の設計へと応用する. |
| 題名 | 遮蔽付きSIW型右手/左手系複合伝送線路に関する研究-動作帯域の拡張- |
| 著者 | *鶴長 祐樹, 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 滝本 裕則 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 172 |
| Keyword | SIW, CRLH-TL, 右手系, 左手系 |
| Abstract | 近年,主導波管にSIW(Substrate Integrated Waveguide)を用い;�ー彙納�波数以下に現れる負の実効誘電率(ε<0)と,��SIWの上部導体に設けたスロットおよびその上部に配置した浮遊導体よって構成した直列容量による負の実効透磁率(μ<0)を利用したSIW型右手/左手系複合伝送線路(CRLH-TL)が提案された.このSIW型CRLH-TLはスロットや浮遊導体からの放射が無視できないので放射を抑制するための遮蔽構造が提案されている.しかしながら従来の構造では動作は左手系(LH)モードの帯域に限られていた.本稿では遮蔽に用いるSIWの幅を狭くすることで動作帯域を拡張したSIW型CRLH-TLについて報告する. |
| 題名 | 金属ストリップで構成される平板型人工媒質のTM波に対する遮断特性 |
| 著者 | *大山 陽平, 久保 洋, 真田 篤志, 山本 綱之, 小寺 敏郎 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 173 |
| Keyword | メタマテリアル, 斜め入射, TM波, 遮断 |
| Abstract | ある周波数帯域において遮断特性を持つ金属ストリップで構成された平板型人工媒質が提案されている.本発表では平板型人工媒質に対しTM波を入射する.そして入射角を変化させたときの特性の変化について検討し,改善構造について考える. |
| 題名 | 多層基板とビアで構成する単一周波数ビームスキャンアンテナの基礎検討 |
| 著者 | *須藤 理佳, 久保 洋, 真田 篤志, 小寺 敏郎, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 174 |
| Keyword | アンテナ, ビームスキャン, 多層基板 |
| Abstract | スイッチングダイオードにより放射素子を切り替えることで放射角度が変わる単一周波数ビームスキャン漏れ波アンテナが研究されている[1].本稿ではこれを多層基板とビアを用いて構成することを目的として放射素子の特性について検討する. |
| 題名 | 両面スパイラル金属パターンによるシングルネガティブ異方性媒質の単位セルの小型化について |
| 著者 | *永井 翔太郎, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋, 小寺 敏郎 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 175 |
| Keyword | メタマテリアル, シングルネガティブ, 異方性, バックワード, ミリ波 |
| Abstract | 近年, ミリ波帯でのメタマテリアル応用が研究されており, 半導体チップ上への2次元CRLH構造の実現等が検討されている. 我々は現在, シングルネガティブ異方性媒質におけるバックワード波伝搬の研究を行っているが, これは誘電率と透磁率とを共に負としなくともバックワード波伝搬が可能となるため, 双方同時の負を必要とするCRLH構造に比べ設計が容易であるという利点がある. 今回, ミリ波帯でバックワード波伝搬動作する2次元スパイラルシングルネガティブ異方性媒質の提案, 解析的検討を行った. |
| 題名 | 六方格子状に配置した金属パターン付き誘電体柱で構成される左手系媒質の特性 |
| 著者 | *福嶋 崇嗣, 久保 洋, 真田 篤志, 小寺 敏郎, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 176 |
| Keyword | 左手系媒質, 2次元, 異方性, 六方格子 |
| Abstract | 2次元左手系媒質として金属パターン付き四角柱を正方格子状に配置した構造が提案されている.しかし,異方性が強く波の伝搬方向により特性が異なる.本発表では円柱誘電体を六方格子状に配置することで,構造的に異方性の弱い2次元左手系媒質を提案する. |
| 題名 | 微細加工を用いた赤外領域用平行導体型粒子作製プロセスの基礎的検討 |
| 著者 | *中村 彰宏, 長尾 達也, 浅田 裕法, 大山 陽平, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 177 |
| Keyword | 人工媒質, 微細加工, リソグラフィー |
| Abstract | 平行導体型粒子を用いた人工媒質においては共振周波数を調整することで阻止帯域をつくることができる。本研究では、赤外領域に阻止帯域をもつ平行導体型粒子構造の作製プロセスについて検討を行なった。下層導体パターンを電子線直接描画およびウェットエッチングにより形成したところ、設計値1.1×3.1 μmに対して1.11×3.05 μmとほぼ近い値であった。次に中間層のCaF2膜をスパッタ法により成膜した。その後、下層のAuパターンをマスクとした光学露光を行なうことで目合わせフリーな上層導体パターンの形成を行ったが、下層パターンに比べかなり太ったパターンとなった。 |
| 題名 | 臨界角入射における平面波の反射・透過に関する検討 |
| 著者 | *石間 克郎, 琴森 直也, 若林 秀昭, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | p. 178 |
| Keyword | 臨界角入射, 平面波, 行列固有値, ジョルダン標準型 |
| 題名 | 抵抗分布が周期的に変化する平板格子における等価抵抗の有効性 |
| 著者 | *松村 進也, 若林 秀昭, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 179 |
| Keyword | 等価抵抗, 周期的抵抗分布, 一様近似式 |
| 題名 | 斜め入射による誘電率変調型格子の散乱解析 |
| 著者 | *若林 秀昭, 山北 次郎 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | p. 180 |
| Keyword | 斜め入射, 誘電率変調型格子, Inverse Rule, 構造性複屈折近似, 電磁束密度展開法 |
| 題名 | 漏れ波アンテナとしてのSIW型CRLH線路の検討 |
| 著者 | *水守 康暢 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科 電子情報通信工学専攻), 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 山北 次郎 (岡山県立大学) |
| Page | p. 181 |
| Keyword | 右手/左手系複合伝送線路, SIW, 漏れ波アンテナ, ビーム走査, マイクロ波 |
| Abstract | 遮断領域導波管のもつ等価的に負の誘電率と直列に装荷された容量性素子による等価的に負の透磁率によって動作する右手/左手系複合伝送線路(CRLH-TL)が提案されている. 最近, 主導波管にSIW(Substrate Integrated Waveguide) [1],[2]を用い, 上部導体に設けたスロットとその上部に配置した浮遊導体によって直列容量を構成した平面回路で構成されるCRLH-TLが提案され[3], 10GHz程度以上およびミリ波帯におけるCRLH-TLの基本構造のひとつとして期待されている. また,露出した浮遊導体からの放射を積極的に利用した漏れ波アンテナへの応用が提案され[4]その放射特性の周波数依存性が数値計算および実験で明らかにされている[5]. 本稿では数値計算によって放射量の増加が見込めるスロットおよび浮遊導体の寸法の組み合わせを検討する. |
| 題名 | リッジ形スタブを用いた左手系SIWの設計 |
| 著者 | *池田 大輔, 岸原 充佳, 大久保 賢祐 (岡山県立大学 情報工学部), 太田 勲 (兵庫県立大学) |
| Page | p. 182 |
| Keyword | 左手系伝送線路, 左手系媒質, SIW, マイクロ波 |
| Abstract | 近年,左手系媒質は,通常の媒質では実現が不可能な新しい電磁気現象を創り出すことができることから,多くの研究者の関心を惹きつけている.新しい左手系導波管の構成法として遮断領域にある方形導波管を2段に重ね,その共通の幅広面に周期的に設けたリッジ導波管状の導波路を介して両導波管を接続した構造が提案されている.本研究では,方形導波管の代わりに誘電体基板集積導波路(SIW)を用いた構造で上記左手系導波路を設計し,左手系導波特性の確認を行ったので報告する. |
| 題名 | インタディジタルギャップを用いたトリプレート型CRLH-SIWの設計 |
| 著者 | *別府 亮佑 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科電子情報通信工学専攻), 岸原 充佳, 大久保 賢祐 (岡山県立大学), 太田 勲 (兵庫県立大学) |
| Page | p. 183 |
| Keyword | インタディジタル, CRLH, トリプレート, 右手・左手系, SIW |
| Abstract | 近年,蛇行したインタディジタルギャップで直列容量を構成したCRLH-SIWが提案されている.この構造により,平面基板単層でCRLH-SIWが実現できる.また本CRLH-SIWの開放構造に起因する放射を抑制したトリプレート構造が提案されている.しかし,以前の論文では,0.01mm以下のインタディジタルを用いてバランス条件を満足させている.そこで本稿では,インタディジタルギャップ寸法を大きく選定したトリプレート型CRLH-SIWを設計している. |
| 題名 | 左手系フェライト周期構造導波管に関する一考察 |
| 著者 | *新町 政孝, 大久保 賢祐, 岸原 充佳, 滝本 裕則 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 184 |
| Keyword | フェライト |
| Abstract | 近年メタマテリアルと呼ばれる, 透磁率および誘電率が共に負である媒質のマイクロ波回路への応用に関する研究が活発に行われている. 導波管は遮断周波数以下では実効誘電率が負となるため遮断帯域となるが, 負の透磁率を有するフェライトを周期的に装荷すると左手系の伝搬が起こる. 遮断帯域にある誘電体線路とフェライトの組み合わせによる幾つかの周期構造線路が提案され, 誘電体装荷部とフェライト装荷部の幅に一定の比 wA/w をもたせること, および長さに一定の比 l0/l をもたせることによって良好な帯域通過特性が得られることが報告されている. 本稿では, wA/w および l0/l を共に調整することで帯域通過特性が得られることを数値計算によって明らかにする. |
| 題名 | 複数のリモートセンサを用いた水の状態変化の判別 |
| 著者 | *佐藤 玄一, 下舞 豊志, 古津 年章 (島根大学大学院総合理工学研究科) |
| Page | p. 185 |
| Keyword | 水蒸気, 鉛直輸送, 状態変化, ラジオメータ, インドネシア |
| Abstract | インドネシア共和国スマトラ島のコトタバンにおいて,積雲対流活動を解明するため, 水蒸気の観測を,高時間分解能ラジオメータによって継続して行っている. 今回は, 水循環の重要な一部である水蒸気の凝縮, 凝結といった対流圏内各高度における水の状態変化を調べる. そのため, 鉛直方向の水循環モデルを作成し, ラジオメータによって得た水蒸気量のプロファイルと, 併設された大型大気レーダによって得た上空の 3次元風速プロファイル, ラジオゾンデで得た温度プロファイルを用いて, 水の状態変化を判別した. |
| 題名 | ガードトレースへの周期構造導入による信号伝達特性の改善 |
| 著者 | *鶴屋 由美子 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 豊田 啓孝, 五百旗頭 健吾, 古賀 隆治 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 186 |
| Keyword | ガードトレース, HFSS, 信号伝達特性, 電磁界放射 |
| Abstract | EMI発生を抑制する手法の一つに,ガードトレースを信号線近傍に設置する手法がある.この手法はコモンモード放射を抑制することを目的とする反面,信号伝達特性の劣化が問題となっている.そこで本研究では,ガードトレース幅を周期的に変化させたガードトレースを提案する.信号線とのギャップが大きい領域を周期的に挟むことで本来の放射量低減の効果を保ちつつ,結合度を下げて伝達特性を改善させることを目指す. この周期構造を導入したガードトレースをHFSSでシミュレーションした結果,放射低減量の維持が出来ている上,信号の伝達特性の改善がみられた. |
| 題名 | マルチエージェントによる電力系統故障設備判定方式 |
| 著者 | *福永 晋之介 (広島工業大学大学院 工学系研究科 情報システム科学専攻), 永田 武 (広島工業大学 情報学部 情報工学科), 山本 信幸, 島田 育彦 (中部電力 技術開発本部 電力技術研究所) |
| Page | pp. 187 - 188 |
| Keyword | マルチエージェントシステム, 自律分散システム, 故障設備判定 |
| Abstract | 電力系統の複雑化,分散化により,従来の集中型システムによる運用や制御に限界が生じ,電力分野では分散型システムへのパラダイムシフトが起こっている。本研究では,電力ネットワークの故障復旧における故障設備判定に焦点を当て,マルチエージェントを適用した分散処理的なシステムを提案し,シミュレーションによりその性能を評価した。実装するエージェントは送電線エージェント,系統変電所エージェント,配電用変電所エージェントの3種類である。実用規模のモデル系統を用いてシミュレーションを実施した結果,エージェントの協調動作により分散的な故障設備判定が実現できた。 |
| 題名 | マルチエージェントによる分散型電圧・無効電力制御方式 |
| 著者 | *石田 雅人 (広島工業大学大学院工学系研究科情報システム科学専攻), 永田 武 (広島工業大学情報学部情報工学科), 山本 信幸, 島田 育彦 (中部電力技術開発本部電力技術研究所) |
| Page | pp. 189 - 190 |
| Keyword | マルチエージェントシステム, 分散型システム, 電圧制御, 電力システム |
| Abstract | 近年,分散電源の増加に伴い,より安定した電力の供給が求められている。これまで電圧・無効電力制御は多くの研究が実施されている。それらはシステムの構成から集中システムと分散システムに分類される。本研究は従来の電圧・無効電力制御を変電所二次母線電圧の適正化を図る「電圧制御」と一次母線電圧の適正化を図る「無効電力制御」の部分問題に分離した。2種類のマルチエージェントを用いて分散型システムを構築し,モデル系統に適用したシミュレーションを行った。その結果,提案方式が2つの部分問題を協調した制御を行い同一電圧階級内の母線電圧を適正に保つことが確認できた。 |
| 題名 | マルチエージェントによる配電系統事故復旧方式 |
| 著者 | *坂屋 建太 (広島工業大学大学院工学系研究科情報システム科学専攻), 横山 司, 永田 武 (広島工業大学情報学部情報工学科) |
| Page | pp. 191 - 192 |
| Keyword | マルチエージェント, 配電系統, 事故復旧, 分散型システム |
| Abstract | 規制緩和の進展により電力システムを取り巻く環境は急激に変化している。それに伴い,事故復旧操作においても全ての市場参入者を含む関係者全員の協調が必要となることが予想され,集中型システムから分散型システムへ転換せざるを得ない状況である。その中でも,配電系統に含まれる設備・機器の要素数は,極めて多いために効率的な復旧方式の確立が望まれている。本論文では,配電系統の信頼性確保を目的として,マルチエージェントを適用した完全な自律分散型事故復旧方式を提案する。モデル系統を用いたシミュレーションの結果,提案方式はエージェント間の協調動作により柔軟な復旧が実施できることが確認できた。 |
| 題名 | 電気自動車の充電が日負荷曲線に与える影響の地域別検討 |
| 著者 | *谷脇 誉崇, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学 大学院工学研究科) |
| Page | pp. 193 - 194 |
| Keyword | 電気自動車, 日負荷曲線, 地域性 |
| Abstract | 近年、石油資源の枯渇や二酸化炭素による地球温暖化等の環境問題が深刻になっている。これらの問題に対する解決策の1つとして電気自動車(EV)の開発・研究が盛んに行われている。しかし、今後EVが大規模に普及した場合を想定すると、充電による電力負荷の量的な変化、充電時間帯の違いによる電力負荷の時間軸変化、自動車保有台数の違いによる電力負荷の地域的な変化が現れることが考えられる。本研究では、大都市では自動車の保有率が低く、郊外地域で保有率が高いことに着目し、都市部と郊外地域でEVの普及割合・曜日・充電方法別にEV充電考慮後の日負荷曲線の試算を行うことで、EV普及が日負荷曲線に与える影響の地域性の違いについて検討を行う。 |
| 題名 | 将来需給断面における太陽光発電の大量導入に起因する諸問題の一検討 |
| 著者 | 餘利野 直人, *山中 敏裕, 藤田 将輝, 佐々木 豊, 造賀 芳文 (広島大学), 奥本 芳治 (中国電力株式会社) |
| Page | pp. 195 - 196 |
| Keyword | 太陽光発電, PV, 最過酷故障点, 需要想定, 不確定性 |
| Abstract | 近年,環境負荷低減の目的から自然エネルギー型分散電源の大量導入が進められている。一方,導入地点の気象条件によって出力が急激に変動する太陽光発電(Photovoltaic Power Generation; PV)が電力系統へ大量導入された場合,その出力変動が系統側に大きな影響を及ぼすことが懸念されており導入拡大へ向けた課題整理とその解決法の模索が急務となってきている。このような背景から本稿では,PV導入前後のネットワークにおいて想定故障に基づく最過酷故障点あるいは発電機脱調に至る故障点の変化から問題点を整理することを目的とし,系統運用の困難化を定量的に示す。 |
| 題名 | 分散型電源用転送遮断システムのフィールド試験 |
| 著者 | *武内 保憲, 馬場 基晴 (中国電力株式会社/エネルギア総合研究所) |
| Page | p. 197 |
| Keyword | 分散型電源, 転送遮断, フィールド試験 |
| Abstract | 太陽光発電,風力発電等の分散型電源が系統に多数連系されると,相互干渉などにより単独運転防止装置の検出感度が鈍るため,電力系統が事故などにより停電したときに分散型電源が単独運転を継続することが懸念されている。 その対策として当社では,電力系統の遮断器トリップなどに合わせて分散型電源を転送遮断するシステムを開発済みである。 今回,本システムの耐環境性能,長期動作安定性などを確認するとともに,装置の保守・設置方法などを検討するため,当社エネルギア総合研究所構内にシステムを設置し,フィールド試験を開始したので,その概要を紹介する。 |
| 題名 | SOMによる系統構成候補生成に関する研究 |
| 著者 | *小見角 知典, 川原 耕治 (広島工業大学) |
| Page | p. 198 |
| Keyword | SOM, クラスタリング, 電力設備停止計画 |
| Abstract | 電力設備停止計画とは、電力設備の保守・点検等の作業を行うための日程、及び作業時の電力系統構成の組み合わせを決定する計画である。本研究では、この停止計画における作業系統候補の生成を、Self Organizing Maps(SOM)を用いたクラスタリング手法により行ったので、これについて報告する。 |
| 題名 | 小規模独立電力系統を対象とした需給制御システムの開発 - システムの概要と自然エネルギー群の出力予測手法 - |
| 著者 | *生関 友裕, 中住 護, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学), 中澤 親志 (富士電機システムズ), 中西 要祐 (富士電機ホールディングス) |
| Page | pp. 199 - 200 |
| Keyword | 新エネルギー, 太陽光発電, 分散型電源, PV, 予測手法 |
| Abstract | 地球温暖化や化石資源枯渇をはじめとしたエネルギー問題解決策として,自然エネルギー型分散電源を活用した発電方式に注目が集まっている。一方で,これらの電源は出力変動が大きいことから電力系統に大量連系された場合に,周波数・潮流・電圧などの電力品質に影響を及ぼすことが懸念されている。そこで,自然エネルギーが電力系統に及ぼす影響を具体的に検証するため,様々な実証実験が行われている。そのような実証実験を通して自然エネルギー型分散電源の大量導入に対応した次世代送配電ネットワーク構築に向けた課題整理は,電力システムの供給信頼度維持の観点からも非常に重要である。 本稿では,著者らが開発を進めている需給制御システムシミュレータの一部である太陽光発電の発電量予測において,本システムに適した予測手法について検討することを目的とする。 |
| 題名 | 確率論的潮流計算を用いた火力発電機群の経済負荷配分法に関する研究 |
| 著者 | *山田 翔太, 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 201 - 202 |
| Keyword | 確率潮流, 直流法, ELD, 太陽光, 線路制約 |
| Abstract | 現在,環境負荷低減の観点から,太陽光発電や風力発電といったクリーンなエネルギー源に注目が集まっている.特に,大量導入が予想される太陽光発電は天候による出力変動が激しく,導入量の増加による均し効果は期待できるものの,系統全体の発電量の予測誤差は大きく残るという火力発電機群の経済負荷配分(Economic Load Dispatch; ELD)問題を扱う際の障害となっている.このため,従来の決定論的アプローチを用いてこれらの不確実性を考慮するためには,予想される複数の天候, 電力需要の組み合わせに対するシミュレーションを行う必要があり,莫大な計算コストがかかる。本稿では,直流法を用いた確率論的潮流計算により,まず線路潮流の確率分布を求め,線路潮流が上限値を超える確率を指定値以下とすることを線路制約としてELD問題を取り扱い各発電機の出力配分の決定を目的とする. |
| 題名 | 小規模独立電力系統における発電機起動停止計画〜季節別負荷パターンの考慮〜 |
| 著者 | *島 幸司 (広島大学工学部第二類), 岡田 真哉 (広島大学工学研究科), 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学) |
| Page | pp. 203 - 204 |
| Keyword | 起動停止計画, 離島, 2次計画法, ネットワーク制約, 自然エネルギー |
| Abstract | 近年,離島等を対象とした小規模独立電力系統に関するプロジェクトが盛んに進められている。この背景に多くの離島が,電力,ガス,石油等のエネルギーを本土からの輸送に依存しており,海上輸送費用や電力融通ができない供給リスク等が課題として挙げられる。このような対策の一つとして,太陽光発電(Photovoltaic Power Generation; PV)や風力発電(Wind-turbine Power Generation; WT)を用いて島内で地産地消型の電力供給方式を取り入れることが不可欠となってきており,「離島産」の自然エネルギーの導入拡大が期待されている。また離島では,先述のように他系統からの電力融通はなく,供給予備力確保の困難性といった面から自然エネルギーを含むと需給計画が一層厳しくなる。 本稿では,線路過負荷を防ぐためネットワーク制約を考慮した上で,発電機の起動停止計画を策定する。この際,季節別負荷パターンの考慮によりどのように起動停止計画に影響するのかを評価する。 |
| 題名 | 自動区分開閉器を考慮した配電系統信頼性評価ツールの構築について |
| 著者 | *瀬戸 祐樹, 川原 耕治 (広島工業大学) |
| Page | p. 205 |
| Keyword | 配電系統, 信頼度評価 |
| Abstract | 化石燃料費の高騰や環境への配慮から,自然エネルギーを利用した分散電源の配電系統への接続が拡大すると予想される.このような状況下においても,電力の安定供給は必須であるため,配電系統の信頼度評価とこれに基づく改善は鋭意進めなければならない.筆者らは,配電系統信頼性評価ツールの構築を行い,線路の故障率などから,需要家側から見た指標として,停電時間,停電回数を算出するツールの開発を行い,自動区分開閉器を考慮した評価を行えるようにした. |
| 題名 | 発電機位相角を考慮したSupport Vector MachineによるPSS切替え制御に関する研究 |
| 著者 | *上村 芳郎, 秋山 祐介, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学 大学院工学研究科) |
| Page | pp. 206 - 207 |
| Keyword | 電力系統安定化装置, サポートベクターマシン, 電力動揺, 不確実性, 再生可能エネルギー |
| Abstract | 近年,系統事故時における弱制動の広域的な電力動揺の問題や,再生可能エネルギーの導入などによる系統の不確定性の増大が懸念されている.安定化対策として設置される電力系統安定化装置(PSS)に関して,本研究グループにおいてもこれまでサポートベクターマシン(SVM)により系統状態に応じたPSSを選択する切替え制御などを提案してきた.しかしこれまでの提案法では負荷の大きさに関して学習を行ってきたため,さらなる性能向上のためには各発電機の状態をより反映した学習を行う必要があった.そこで本研究では,慣性中心(COI)と各発電機の内部位相角を用いて学習する手法を提案する.この手法により,各発電機での適切な制御器の選択が期待される. |
| 題名 | 過渡安定度解析の新手法に関する研究 |
| 著者 | 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊, Ardyono Priyadi, 松村 洪作, *小西 和樹 (広島大学), 杉原 弘章 (中国電力) |
| Page | pp. 208 - 209 |
| Keyword | 電力系統, 過渡安定度解析, 臨界故障除去時間, 臨界トラジェクトリー, 同期化力 |
| Abstract | 電力系統は常に雷などの外乱にさらされており、多数の想定故障下で発電機の安定性を高速かつ高精度に解析する必要がある。 従来の過渡安定度解析手法として、シミュレーション法とエネルギー関数法を状況に応じて使い分けている。前者は正確に安定度判別を行えるが、長い計算時間が要求されるという欠点があり、後者はその逆の特徴を持つ。これに対して本研究では過渡安定度解析手法として系統の安定限界、特に臨界故障除去時間(CCT:Critical Clearing Time)を直接的に求める新しい手法を提案してきた。ここでCCTとは、系統に生じた故障の除去を行う際、再び安定な運用状態に戻ることができる限界の時間のことであり、本稿ではこのCCTを安定度の指標とし、臨界トラジェクトリーの終端条件を発電機の同期化力として検討を行う。 |
| 題名 | 小規模電力系統における太陽光発電システム大量導入時の三相不平衡補償に関する研究 |
| 著者 | *谷口 宗伸 (広島大学 大学院工学研究科), 石上 明賢 (東京電力), 栗原 一憲, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学 大学院工学研究科) |
| Page | pp. 210 - 211 |
| Keyword | 三相不平衡, 分散電源, 保護継電器, 補償器 |
| Abstract | 近年,電力の自由化や環境問題への配慮という面から自然エネルギー等を利用した分散型電源に対する関心が高まっており,今後住宅用PVシステムの導入拡大が進むと考えられる.しかし,大量の分散型電源を系統に連系すると,系統に対して悪影響を及ぼす恐れがある.その一つに各相の負荷バランスが崩れる三相不平衡の問題がある.我々は前研究において大量のPVシステム導入が,三相不平衡を発生・悪化させることを確認した .本研究では,住宅用PVシステムが大量導入された場合に発生する三相不平衡について,補償器を導入して改善を行い,同時に補償器が,系統を事故から守るために存在する保護継電器動作に与える影響についても検証する. |
| 題名 | 信頼度指標に基づく自然エネルギー型分散電源の導入評価 |
| 著者 | *阿方 基裕, 蓮尾 卓也, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 212 - 213 |
| Keyword | 供給信頼度, east10, 時系列モンテカルロシミュレーション, 基幹系統, 太陽光発電 |
| Abstract | 近年,エネルギー・環境問題が懸念されており,自然エネルギー型分散電源の大量導入に注目が集まっている.そのため今後,電力系統に太陽光発電(Photovoltaic Power Generation; PV)や風力発電(Wind-turbine Power Generation; WT)が多数導入され,累積導入量はさらに増加していくと予想される.一方,出力制御の困難な自然エネルギー型分散電源(Renewable-type Distributed Generation; RDG)が既存系統に導入されると,電力品質に大きな影響を与える可能性があり,対策が必要となってくる.本稿では電力系統の信頼度指標(Reliability Index: RI)に着目し,電力系統に多数のPVが導入された場合,既存の系統と比較してRIがどのように変化するのかを数値シミュレーションを通して定量的に評価するとともに,影響低減に向け近い将来への対応策を導き出すことを目的とする. |
| 題名 | 可逆セルを搭載したハイブリット車 |
| 著者 | *渡邊 哲也, 町田 祐規, 山本 真義 (島根大学大学院) |
| Page | pp. 214 - 215 |
| Keyword | 可逆セル, ハイブリット車 |
| Abstract | 現在,我々に最も身近な移動手段である自動車は必要不可欠な物であり,一人一台所有する時代になってきている。このため,二酸化炭素の排出源の一つとなる自動車が数多く走行し,二酸化炭素増加につながっている。これは,地球環境問題にとりわけ大きな問題の一つとなっている。 問題を解決する手段として,電気自動車,燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)などが挙げられる。その中でも,有害な排気ガスを出さず,電気と熱を含めた総合効率が80%以上の観点からFCVが注目を集めている。FCVの動力源である燃料電池(FC)は,実用化の面から固体高分子形燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)を使用する。このため,動作には水素が必要となるため,普及に向けて多くの水素供給インフラ(水素ステーション)を整備する必要がある。しかし,水素ステーションを設備するためには多くの費用が掛かるため,設備数を削減することが望まれる。 本論文では,可逆セルを搭載したハイブリット車を提案する。そして,水素ステーション設備数を低減するため,外部から可逆セルに供給するエネルギー量を検討した。 |
| 題名 | 太陽電池を用いた海水の電気分解による水素生成の基礎実験 |
| 著者 | *松本 祐太, 西村 亮, 西守 克己, 石原 永伯 (鳥取大学 大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 216 |
| Keyword | yuta, 4743733 |
| Abstract | 現在において,エネルギーの供給の大半を占めているのが化石エネルギーであるが,将来における枯渇が危惧されていること,二酸化炭素などの温室効果ガスを排出することによる地球温暖化の原因になっていることなどから,クリーンな再生可能エネルギーの導入を図っていくことが必要である.その二次エネルギー媒体として,水素が期待されている.水素を集める方法として,太陽光発電で海水を用いて効率よく電気分解できれば,環境にやさしい方法で無尽蔵に水素を生成することができる.本稿では,太陽電池を用いて海水の電気分解の基礎実験をおこない,太陽電池の発電電力から生成された水素の水素エネルギーへの変換効率を検討したので報告する. |
| 題名 | ハブダイナモを駆動する小型垂直軸可変ピッチ風車の性能計算 |
| 著者 | *中本 尚哉, 小作 敏晴, 厚海 慶太, 佐野 学 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| Page | pp. 217 - 218 |
| Keyword | ハブダイナモ, 小型垂直軸風車, 可変ピッチ機構, 最適化, 空力性能 |
| Abstract | 本研究では,定格2.4[W]の自転車用発電機であるハブダイナモを風速5 [m/s] で駆動する小型風車として,可変ピッチ制御機構を導入した直線翼垂直軸風車[4]を対象とし,その設計・開発を目的とする.その初期段階として,まず,ハブダイナモの発電特性を調べ,駆動に必要なトルクを推定する.次に,風車の仕様を設定し,パワー係数を最大にするブレードの最適迎角とピッチ角を計算する.このときの空力性能から風車の有効トルクを推定する.最後に,風車とハブダイナモのトルク特性を比較し,このような風車の実現可能性について考察する. |
| 題名 | 回帰分析による太陽電池の発電量予測に関する研究 |
| 著者 | *永末 隆博, 川原 耕治 (広島工業大学) |
| Page | p. 219 |
| Keyword | 太陽光発電, 発電量予測 |
| Abstract | 現在,電気エネルギーは原子力・火力・水力をベースとした発電でその多くが賄われている。しかしながら近年の環境問題により,クリーンなエネルギー源である太陽光発電の導入が推進されている。太陽光発電は気象条件により出力が変動するため,大量導入に際しては,電圧制御や予備電源の確保など事前に検討する必要ある。そこで本研究では,予備力推定のための基本となる翌日の太陽電池の発電量を,過去の実績データを用いた回帰分析結果から推定を行う。シミュレーションでは,翌日6時から18時まで3時間毎に発電量を予測したので,その結果について報告する。 |
| 題名 | 太陽電池の水冷による発電効率の向上と熱利用の研究(2) |
| 著者 | *玉木 隆宏 (大島商船高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校/電子機械工学科), 柳原 秀信 (日本原子力発電(株)) |
| Page | p. 220 |
| Keyword | 太陽光発電, 水冷, 発電効率, 太陽熱, 発電特性 |
| Abstract | 夏季になると太陽電池は温度上昇によって,発電効率の大幅な低下が起こることが知られている。これまでの研究から,太陽電池表面を水冷することにより,温度上昇によって低下した発電効率を回復できることが確認されている(1)。また,水冷に用いた冷却水には,かなりの温度上昇が確認されており,熱利用の可能性についても検討している。今回は,夏季だけでなく冬季においても太陽電池を水冷し,発電特性と冷却水温の変化について調査したので報告する。 |
| 題名 | PVと水素貯蔵型FCを併用した家庭用分散型電源 〜水素貯蔵量制御法の検討〜 |
| 著者 | *町田 祐規, 山本 真義 (島根大学 大学院 総合理工学研究科 電子制御システム工学専攻), 舩曳 繁之 (岡山大学 大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
| Page | pp. 221 - 222 |
| Keyword | 太陽電池, 燃料電池, 電解装置, 水素貯蔵量制御法 |
| Abstract | 現在,太陽光発電システム(PVシステム)注目されている。PVシステムは,最大電力点追従制御により電力変換するため,天候による日射変動や温度変化にともない出力電力が急峻に変動する。このようなシステムが電力系統に連系されると系統電圧等に悪影響を及ぼすため,変動する出力電力を平準化するシステムが必要とされる。 PVシステムの出力電力の平準化法としては,燃料電池(FC)をPVシステムに併置することが有効である。そのため,燃料電池の発電に必要な水素を生成する必要があり,電解装置(EL)をシステムに設置することが望まれる。 本論文では,PVと水素貯蔵型FCを併用した家庭用分散型電源の水素貯蔵量制御法を提案し,変動縮小率を用いて本システムの出力電力の変動抑制評価を行う。 |
| 題名 | 系統への潮流電力予測を用いた家庭用分散型電源システムのEDLC容量低減効果と変動縮小効果 |
| 著者 | *田村 哲雄, 山本 真義 (島根大学大学院 総合理工学研究科), 舩曳 繁之 (岡山大学大学院 大学院自然科学研究科) |
| Page | pp. 223 - 224 |
| Keyword | 太陽光発電システム, 負荷周波数制御, 電気二重層キャパシタ, 電力平準化, 局所ファジィ再構成法 |
| Abstract | 太陽光発電システム(PVシステム:Photovoltaic System)は,気象状態により出力電力が急峻に変動する。 PVシステが大量導入された場合,この出力変動が電力系統の負荷周波数制御(LFC:Load Frequency Control)や電圧制御などに悪影響を及ぼす可能性がある(1)。そこで,出力変動を平準化するために電気二重層キャパシタ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)を用いた分散型電源システムが,提案されている(2)。 本研究では,系統への潮流電力予測によるEDLC容量の低減を目的としている。本稿ではシミュレーションにより系統への潮流電力予測によるEDLC容量の低減効果と変動縮小効果の検討をした。 |
| 題名 | Stochastic Timed Petri Netsでモデル化した大規模論理回路の性能評価ツールの改良 |
| 著者 | *西田 展久, 近藤 真史 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学/情報工学部) |
| Page | p. 225 |
| Keyword | GALS, STPN, 性能評価, 非同期, ツール |
| Abstract | 筆者等は,論理回路の実現形態として注目されている,Globally Asynchronous Locally Synchronous(GALS) システムの高速化・高信頼化を行うため,Stochastic Timed Petri Nets(STPN)を用いたモデル化法と,その性能評価法を考案すると共に,これに基づくGALS システムの性能評価ツールを開発した.しかし,後者の評価ツールにおいては,STPN の構造によっては,正しく評価できない場合があることが判明した.そこで,本稿では,より厳密な評価指数の導出を実現するために,性能評価ツールを改良したので,その結果を報告する. |
| 題名 | PC Linux用Xウィンドウシステムの管理サーバにおける描画機能の解析 |
| 著者 | *香川 真哉, 西原 潤 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学/情報工学部) |
| Page | p. 226 |
| Keyword | X Window System, マルチウィンドウシステム, 描画, 管理サーバ, 透視化 |
| Abstract | 筆者等は,透視化機能を持つ高速マルチウィンドウシステムの開発を行っている.このシステムは,専用回路と管理サーバとから構成される.後者については,X Window systemのサンプルサーバを改造するという方針の元に,その解析を進めている.本稿では,X Window system Version11 Release7.4のサンプルサーバxorg-server-1.4.99.901を対象に,描画機能を担うFillSolid,FillTiled,FillStippled,FillOpaqueStippledに相当する,fbSolid ,pixman_fill,fbBlt,fbBltOneを解析した結果を報告する. |
| 題名 | ヘリレーザーデータ用高速ビューワーの開発 |
| 著者 | *武田 祐輝 (岡山理科大学工学部情報工学専攻), 上嶋 明, 島田 英之 (岡山理科大学工学部情報工学科), 佐田 一徹, 畠 周平 (アジア航測株式会社) |
| Page | p. 227 |
| Keyword | ヘリレーザー, 測量, ビューワー, リモートセンシング |
| Abstract | 航空レーザー測量は,広範囲を高精度で測量するための有力な技術であり,災害の被災状況把握など,地上からの測量が困難な分野への応用が期待されている。しかし,得られるデータは膨大な量であるため,オペレータが半自動で可視化作業を行っているのが現状である。本稿では,ヘリコプターにレーザースキャナを搭載して測量したデータを,迅速に可視化するためのビューワーの開発について述べる。高速にポリゴンを生成するため,データをスキャンラインごとに自動分割し,スキャンライン単位でデータ検索や描画を行う。この手法を用い,実際の飛行で得たデータを,点表示と面表示の2種類の方法で画像化し,それぞれの有効性を確認した。 |
| 題名 | 重心移動を入力とする高齢者向けビデオゲームの検討 |
| 著者 | *大倉 和朗, 上嶋 明 (岡山理科大学大学院工学研究科), 川井田 豊, 福留 清博, 秦 一貴, 松下 寿史 (鹿児島大学医学部) |
| Page | p. 228 |
| Keyword | ビデオゲーム, 重心移動, 高齢者, リハビリ |
| Abstract | 高齢者は転倒事故による骨折が原因で寝たきりとなることがあるため,その予防が重要な課題となっている。本研究では,高齢者の転倒事故予防のため,重心移動を入力としたビデオゲームについて検討する。重心移動の入力にはバランスWiiボードを使用する。作成したゲームは,重心移動により木の板を傾けて球体を転がし,時間内に目標物へ衝突させると得点を得ることができるという内容である。実際に高齢者を対象とした実験を行う準備として,作業療法士,および理学療法士に本ゲームを使用してもらい,コメントを受けた。現在その内容を検討して,プログラムに反映している段階である。 |
| 題名 | 光ファイバケーブル図面・帳票管理システム |
| 著者 | *陰岩 直哉, 吉田 武司, 鳥羽瀬 進, 岡村 幸壽 (中電技術コンサルタント株式会社) |
| Page | p. 229 |
| Keyword | FTTH, GIS, CAD |
| Abstract | 光ケーブルは高度情報化社会において不可欠となっており、施設管理の伝送路としても広く普及していることから、使い易くメンテナンスが容易な管理システムが求められている。提案する光ファイバケーブル図面・帳票管理システムは市販の地図データ又は道路台帳データ上に光ファイバケーブル施設を市販のCADにより作図し、光ケーブル長やクロージャ数などの設備データを自動作成し、関係する属性とともに管理台帳を作成する。本システムは線路図から光ブロック図・系統図・各種レポートが作成できる,芯線接続図が自動展開する,図面と帳票を連動させ相互に一致した情報を管理できるなどの特徴をもつ。 |
| 題名 | 指定形状プリント基板設計のための高速な矩形双対グラフ構成法とコンパクション手法 |
| 著者 | *加藤 智行 (広島大学 大学院工学研究科), 高藤 大介, 渡邉 敏正 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | pp. 230 - 231 |
| Keyword | 矩形双対グラフ, ラバーバンド |
| Abstract | 当研究室では,多層プリント基板設計支援システムとしてMULTI-PRIDEを設計している.これまでに,指定された大きさの基板の四隅の一つから,ある大きさの部分矩形を切り抜いた形状の基板を設計する手法が提案されている.矩形双対グラフとは,一つの全体矩形のいくつかの部分矩形への分割であり,PTPグラフと呼ばれる平面グラフの頂点を矩形,辺を矩形間の隣接関係として表したグラフである.本稿では,矩形双対グラフの四隅の頂点決定を高速化し,かつ得られた全体矩形指定形状に近くなるような頂点選択手法を提案する.更にラバーバンド表現を用いて部品移動を行い,その有効性を実験的に示す. |
| 題名 | CUDAを用いた並列LU分解の実装と評価 |
| 著者 | *竹下 洸資, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 232 - 233 |
| Keyword | GPGPU, CUDA, LU分解 |
| Abstract | 近年,GPUの性能向上に伴い,GPGPUに関する研究が注目されている.また,CUDAなどの開発環境が整い,GPGPUの研究・開発が容易となってきた.ただし,GPUを十分に活用して高速な汎用計算を行うためには,GPUのハードウェアとしての特性を理解することが不可欠である. そこで,本研究ではGPUの効率的な利用方法を検討するため,GPGPU向け統合開発環境CUDAを用いて並列LU分解プログラムを実装し,その実行性能について評価した,その結果,GPUのピーク性能の10%程度の性能を得られることがわかった.また,コンスタントメモリの使用効果について調査し,その効果と実用性を報告した. |
| 題名 | JPEG 2000におけるDWTのハードウェア化とその評価 |
| 著者 | *畑 広志, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 234 - 235 |
| Keyword | JPEG 2000, SFL, ハードウェア化, DWT |
| Abstract | JPEGの後継の技術として,多様な機能を有したJPEG 2000が標準化された.しかし,JPEG 2000はJPEGに比べ,高い処理能力を必要とし,速度が重視される分野では大きな問題となる. そこで本研究では,ソフトウェアで多くの処理能力が必要とされるJPEG 2000エンコーダのハードウェア化と,それによる性能向上について検討した.JPEG 2000エンコーダにおける高処理負荷な要素の1つがDWTであることが判明したため,DWTの処理をハードウェア記述言語SFLを用いて設計し,その動作検証,性能評価を行った.その結果,ハードウェア化によって,ソフトウェアによるDWT処理と比較し,処理速度を20倍以上,処理速度を数千分の1程度とできる見通しを得た. |
| 題名 | AES暗号回路のFPGAへの実装と評価 |
| 著者 | *山先 秀昌, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 236 - 237 |
| Keyword | AES, FPGA, 暗号処理, SFL |
| Abstract | 通信の暗号化方式の代表的なものとしてAESがある.AESをハードウェア実装することで暗号処理のスループットの向上とオーバヘッドの軽減,また,低消費電力化によるエネルギー効率の向上が期待できる.本研究では,AESの暗号処理回路をハードウェア記述言語のSFLとVerilog HDLを用いて設計し,動作検証,論理合成を行って評価した.その結果から,ソフトウェア実装と比較してスループットは最大で約3倍,消費エネルギーは2%程度で実現可能であると見積もることができ,AESのハードウェア化による効果が大きいことを確認した. |
| 題名 | Globally Asynchronous Locally Synchronous Systemに対する非同期バスの一構成法 |
| 著者 | *近藤 真史 (岡山県立大学大学院), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 238 - 239 |
| Keyword | GALSシステム, バスアーキテクチャ |
| Abstract | 大規模デジタルシステムの実現形態として,Globally Asynchronous Locally Synchronous System (GALSS)が注目されている.GALSSの速度性能は非同期的なデータ転送担う非同期バスの構成法に強く依存する.本稿では,GALSSの速度性能の向上を指向して,非同期バスを環状に接続したring segmented busを提案し,シミュレーションにより従来のバス構成に比して優れた速度性能を実現できることを確認している. |
| 題名 | FPGAを用いた2D/3D変換システムボードの開発 |
| 著者 | *小林 翔太, 小椋 清孝, 森下 賢幸 (岡山県立大学/情報工学部) |
| Page | p. 240 |
| Keyword | FPGA, 3D, 立体 |
| Abstract | 近年,3D関連技術はめざましい発展を遂げ,3D映像が身近なものとなりつつある.医療,アミューズメントなどの分野では豊かな映像表現手段として3D技術は重要なものと考えられるようになってきた.しかし,3Dテレビを中心とした3Dシステムの性能向上が進む半面,表示すべき3D映像ソフトが少ないという現状がある. そこで本研究では,各種の映像出力機器からの2D映像データに対して3D変換処理を行う2D/3D変換ボードの開発を行う.2D/3D変換とは,通常の2D映像として製作された従来のコンテンツを3Dに変換する技術である.ここでは,2D/3D変換処理をFPGAに実装する.2D/3D変換は,PC上のソフトウェアでも行うことができるが,利便性を求めてシステムのハードウェア化を行う.本システムボードでは,入力はDVDプレーヤー等から行い,出力は市販されている3Dモニタや,プロジェクタ(2台使用してスクリーンへの立体投影)など,様々な機器に接続することを想定している. |
| 題名 | 整数除算器を用いた動的再構成型浮動小数点数除算器の開発 |
| 著者 | *坂本 雄生 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 森下 賢幸, 小椋 清孝 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 241 |
| Keyword | 動的再構成, 浮動小数点数, 除算器 |
| Abstract | 科学技術計算や画像処理などに必要とされる浮動小数点数除算器の回路規模を削減するため,仮数部の処理に整数除算器を利用する動的再構成可能な浮動小数点数除算器( Dynamically Reconfigurable Floating point number Divider : DRFPD)を開発する. 本研究では,単精度の整数除算器と指数部処理専用回路等を使用して,それらの接続を変更することで,浮動小数点数除算器を構成する方法について検討し,実際に回路設計を行い,処理性能や回路規模を評価する. |
| 題名 | グリッド計算環境下における負荷分散を考慮した投機実行方式の開発に関する研究 |
| 著者 | *本田 泰也 (岡山県立大学 情報系工学研究科), 鉄尾 智史, 加藤 隆 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 242 - 243 |
| Keyword | 並列処理, グリッドコンピューティング |
| Abstract | 本研究では,グリッド環境下での大規模計算を並列処理することを想定し,使用可能なPCの処理性能差や性能低下等による計算の遅延を回避し計算をそのまま続行可能にさせることを目的とし,投機的な大規模数値計算法に負荷分散手法を適用して,その性能評価実験を行った.そして,本手法によれば,均等クラスタに対して,低速なノードPCの比率を増加させクラスタ内ノードに性能差をつけることによって,ノードPCの処理性能に応じて負荷分散されることが検証できた.また,各クラスタ性能が等しいまま,クラスタ構成を不均質にする実験では,本手法を用いた場合,従来では計算に貢献できなかったクラスタを高速化に寄与させることにより,システム全体の処理性能の向上が期待できることを確認した. |
| 題名 | 計算グリッドのための拡張ノード交換型投機実行方式の開発に関する研究 |
| 著者 | *永富 文也, 高砂 智彦, 加藤 隆 (岡山県立大学 情報系工学研究科) |
| Page | pp. 244 - 245 |
| Keyword | 並列処理, グリッドシステム |
| Abstract | グリッドシステムを用いた実用数値解析手段の確立を目的として,グリッドシステム環境における仮想大規模計算機の内部形態として広域分散型PCクラスタ並列処理システムを想定し,数値解析手法の開発及びその評価実験を行った.そして中規模のグリッドシステムを想定し,PCの処理性能低下などを考慮した大規模有限要素解析のための新たな投機実行式安定計算法を開発した.今回開発した拡張ノード交換型投機実行式計算法を用いることにより,従来手法と比較してより安定した計算処理が期待できる新手法を開発することができた. |
| 題名 | 地域ネット結合計算グリッドのためのスケジューリング型静的負荷分散の研究 |
| 著者 | *佐藤 俊介, 妹尾 直紀, 加藤 隆 (岡山県立大学 情報系工学研究科) |
| Page | pp. 246 - 247 |
| Keyword | 並列処理, グリッドコンピューティング |
| Abstract | グリッドコンピューティングのための基礎研究として, 連続体の塑性変形に伴う材料流動の数値シミュレーションに適用される剛塑性有限要素解析を対象とし並列処理による大規模数値計算の高速化を図る研究を行った.とくに本研究では,共役勾配法の分散並列処理について,複合型クラスタを用いて従来型負荷分散手法を行った際の性能低下を防ぐ方法に関し,全てのノードを使わずに計算する投棄手法とは別の新たな方向性として,導入したPCノードの全てを使うべく従来法に改良を加えた結果,様々な計算システム環境下においても,投入したノードの全てを使って常に安定した高速化率を得ることが可能となった. |
| 題名 | 地域ネット結合計算グリッドのための傾斜性能クラスタに対する動的負荷分散の研究 |
| 著者 | *川口 修司, 加藤 隆, 舟越 政博 (岡山県立大学情報系工学研究科) |
| Page | pp. 248 - 249 |
| Keyword | グリッド, 動的負荷分散 |
| 題名 | RNS Montgomery Multiplicationを用いたGPGPUによる多倍長乗算剰余算の高速化 |
| 著者 | *井上 昌紀, 籠谷 裕人, 杉山 裕二 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 250 - 251 |
| Keyword | GPGPU, CUDA, 並列処理, Montgomery, RNS |
| Abstract | 現在,暗号技術は様々な場面で利用されているが,暗号解読研究の発展や計算機処理能力の向上により,さらに安全性の高い暗号技術への移行が必要となってきている.この移行に伴い,Webサービス等におけるサーバ側処理や暗号強度研究においてCPU単独での計算では暗号計算に時間を要してしまう.そこで本研究では,暗号計算で最も演算時間を要する多倍長乗算剰余算をCPUのみで演算するのではなく,NVIDIA社が開発を行っているGPGPU技術の一種であるCUDAを用い,本来画像描画処理を担うGPUにおいて演算することで演算の並列化を行い,暗号計算の高速化を目標としている. |
| 題名 | 有界遅延非同期式回路の冗長待ち合わせ削減アルゴリズム |
| 著者 | *吉武 央智, 籠谷 裕人, 杉山 裕二 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 252 - 253 |
| Keyword | 非同期, 回路, オーバヘッド, 依存性グラフ |
| Abstract | 近年,低消費電力,高速性,低ノイズの観点から非同期式回路が注目されており,今日多くの設計手法が提案されている.この一つに基本操作および実行順序を表現した依存性グラフを用いて非同期式回路を構成する手法がある.この手法では,現実には起こりえない遅延変動をも想定するQDIモデルを採用して依存性グラフを構成しているため,冗長な合流処理がグラフ中に含まれ,これによるオーバヘッドの増大が問題となっている.本研究では現実的な遅延変動を把握可能とするSDIモデルを依存性グラフに適用して冗長な合流処理の検出・削除を行い,これによるオーバヘッドの軽減を目的としている. |
| 題名 | PC-FPGA複合クラスタにおける遠隔呼出し機構 |
| 著者 | *幸田 有二, 張 倩, 上嶋 明, 小畑 正貴, 尾崎 亮 (岡山理科大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 254 |
| Keyword | クラスタ計算機, 並列処理, FPGA, ソフトウェア-ハードウェア間呼出し |
| Abstract | 多数のPCをネットワーク接続して高性能な並列計算機として使用するPCクラスタシステムが注目されている。本研究では,PCクラスタのノードとしてFPGAによるアクセラレータを加えたPC-FPGA複合クラスタシステムにおいて,FPGA上のハードウェアモジュールからPC上のソフトウェアの遠隔呼出しを実現する機構について検討する。この遠隔呼出しにより,例えば,FPGA単体で行うことが困難な浮動小数点演算や超越関数などの処理をPCノードで補助することが可能となる。この機構を実装して実際に遠隔呼出しのテストを行った結果,指定されたPC上で処理された結果が正常に呼出し元に返却されることを確認した。 |
| 題名 | SIFT特徴量抽出のGPU上での高速化 |
| 著者 | *吉仲 健, 上嶋 明 (岡山理科大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 255 |
| Keyword | GPU, SIFT特徴量, 高速化, 並列処理 |
| Abstract | 画像のSIFT特徴量抽出をGPU上で高速化する方法について述べる。SIFT特徴量は高次元の特徴ベクトルであり,計算コストが高いという問題がある。そこで本研究では,GPU上で高速化を図り,その評価を行った。計算コストが高いのはDoG処理で極値を探索し,キーポイントの候補点を検出する処理であるため,この部分をGPU上に実装した。DoG処理は通常2重ループにより行われるが,GPU上では2重ループ内の計算を1スレッドに割り当てて,超多スレッドによる並列処理を行った。実験の結果,画像サイズが大きくなるほどCPUとGPUの処理時間の差が大きくなり,CPUに対するGPUの速度は最大39倍となった。 |
| 題名 | FPGAに基づく近似文字列照合問題のハードウェアアルゴリズム |
| 著者 | *宇丹 裕一朗, 永山 忍, 稲木 雅人, 若林 真一 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| Page | pp. 256 - 257 |
| Keyword | ストリングマッチング, FPGA, 正規表現, 近似文字列照合, シストリックアレイ |
| Abstract | 近似文字列照合とは与えられた文字列(パターン)と類似する文字列を入力系列から探索する問題である.主な応用としてはバイオインフォマティクスにおけるDNA配列の解析などがある.本論文では,パターンの記述に正規表現のサブクラスを用い,パターンに類似するすべての部分文字列をテキストから探し出す問題を近似正規表現マッチングと呼ぶ.この問題を1次元シストリックアレイを用いて高速に解くハードウェアアルゴリズムを提案し,FPGA上に実装することで提案アルゴリズムの有効性を示す. |
| 題名 | メニーコアシステムにおける記憶階層システム構成方式の評価 |
| 著者 | *坂下 聡太, 北村 俊明 (広島市立大学) |
| Page | pp. 258 - 259 |
| Keyword | 記憶階層, シミュレーション, メニーコア |
| Abstract | 近年、メニーコアシステムが注目されているが、チップ外からのデータ供給が性能に釣り合わないという問題がある。 また、プロセッサの消費電力も問題となっている。そこで本研究では1チップ64コア構成のシステムを想定し、記憶階層システムの評価を行った。 本システムは1グループで16個のL1キャッシュが1つのL2キャッシュを共有しており、全4グループで構成される。 L2$には、アクセススループットを向上させるためバンク構成や、効率の割付けの為のリプレースロック、省電力の為のサブライン化等の機能を想定した。 今回1グループにて評価を行ったところ、バンク構成の有用性が確認できた。今後は、64コア構成、リプレースロック、サブライン化の評価を行う予定である。 |
| 題名 | 消費電力も予測する論理レベルシミュレータの検討 |
| 著者 | *児玉 純一, 北村 俊明 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
| Page | pp. 260 - 261 |
| Keyword | 消費電力予測, 論理シミュレーション, 回路シミュレーション |
| Abstract | 消費電力削減という課題に対して,設計者は早い段階から消費電力について検討する必要がある. これに対し,我々はこれまでにサイクルレベルシミュレータによるアーキテクチャ評価を行ってきたので統合的な支援システムの開発を考えた. 本研究では,消費電力を早い段階から確認出来るようにサイクルレベルアーキテクチャシミュレータの拡張として電力評価関数を組み込んだモデルを提供することを目指す. 先行研究ではALUの詳細な電力解析を行なわず演算を行うかどうかだけを扱っている.そこで、今回,32ビット加算器を設計し回路シミュレータSPICEを用いて消費電力を測定する環境を構築し,入力/出力のデータパターンに対して電力消費がどのように変化するかを確認した. |
| 題名 | 時分割実行モードを備えた、動的再構成回路の提案 |
| 著者 | *菰口 将考, 小椋 清孝, 森下 賢幸 (岡山県立大学/情報工学部) |
| Page | p. 262 |
| Keyword | 集積回路, 動的再構成 |
| Abstract | 処理をメディア処理に限定した動的再構成回路が続々と開発され、処理を限定することにより専用回路に匹敵する性能結果を得ている。当研究室では、FPGA上への実装を想定したメディア処理向け動的再構成回路階層構造型DROMPA2.0の開発を行ってきた。 このような動的再構成回路で、高い面積効率を実現するには、すべての演算リソースを利用するよう処理を分割し、パイプライン処理を行うのが理想である。しかし、実際理想的な分割を行うことは困難である。 この問題の解決法として、時分割実行モードを備えた動的再構成回路を提案し、また、処理時間の検討も行い、本研究が有用であることを示した。 |
| 題名 | 可逆性と保存性を同時に満たすセルオートマトンの探索 |
| 著者 | *齋藤 亮平 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 今井 克暢, 森田 憲一, 岩本 宙造 (広島大学) |
| Page | pp. 263 - 264 |
| Keyword | セルオートマトン, 可逆セルオートマトン, 保存的セルオートマトン |
| Abstract | セルオートマトン(CA)とは,セルと呼ばれる同一の有限オートマトンを空間に一様に配置,接続したもので,おのおののセルがその近傍のセルと情報交換をして状態を変化させることにより,空間全体の状態が時刻とともに移り変わっていくようなシステムである.可逆性と保存性を同時に満たすCAについては,過去の論文で設計方法が明らかにされており,おそらく計算万能ではないと推測されている.この論文では2近傍で2〜6状態のものしか探索されておらず,それ以降の状態数や近傍数での探索が行われていない.そこで,実際にそれ以降の状態数や近傍数を探索し,本当に計算万能ではないものしか存在しないのかを検証するのが,本研究の目的である. |
| 題名 | 採用募集説明会開催計画問題の計算複雑さ |
| 著者 | *高田 健太郎, 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学) |
| Page | pp. 265 - 266 |
| Keyword | 計算複雑さ, NP完全, SRFP, 3-SAT, スケジュール |
| Abstract | 採用募集説明会開催計画問題(Scheduling Recruiting Fairs Problem; SRFP)とは,企業が卒業予定の学生を対象に,採用募集説明会を開催する計画を立てる問題を数学的なモデルで表したものである. 本研究では,採用担当者に学生の説明会開催希望があらかじめ与えられているという仮定のもとで,SRFPの計算複雑さを検討する. このとき,p人以上の学生がそれぞれ1回以上説明会に参加できるように,ある1つの企業の採用担当者が説明会を開催する計画が立てれるか否かを決定する問題,つまり,その企業の説明会開催スケジュールが存在するか否かを決定する問題が,NP完全であることを証明する. |
| 題名 | 多面体テラインに対する面警備問題 |
| 著者 | *岸 純一, 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学) |
| Page | pp. 267 - 268 |
| Keyword | 警備問題, 美術館問題, 計算幾何学, テライン |
| Abstract | 空間内に障害物があるとき,空間内の2点が互いに見えるということは2点を結ぶ線分がどの障害物とも交わらないことである.警備員を配置し,空間を監視する問題を警備問題と呼ぶ.本研究では,警備対象を多面体テラインとした面警備問題を扱う.多面体テラインとは各面が三角形からなる多面体の表面であり, 警備員が面上を自由に移動できる. 頂点数nのテラインに対して警備するために必要な警備員数を調査した. 結果として(3n-5)/16人の面警備員で警備することができ, かつ(n+1)/8人の面警備員を必要とするn頂点の多面体テラインが存在することを示した. |
| 題名 | 可逆セルオートマトンによる可逆チューリングマシンのシミュレーション |
| 著者 | *長岡 勇介, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学 大学院工学研究科) |
| Page | pp. 269 - 270 |
| Keyword | 可逆コンピューティング, セルオートマトン, チューリングマシン |
| Abstract | 物質の原子・分子レベルの性質を扱った可逆コンピューティングは将来の計算機の重要な研究であり,現在その基礎研究が最も必要な時期にある. 過去の研究では,可逆分割セルオートマトン(RPCA) を使った研究が進められており,任意のm 状態n 記号の可逆チューリングマシン(RTM) に対して,それをシミュレートする高々(m + n + 1)(m + 2n + 1) 状態の1 次元2 近傍RPCAが存在する,という状態数の少ない結果が示されている. 本稿ではこれを改善し、任意のm状態n記号のRTMに対して、それをシミュレートする高々(m+n+1)2状態の1次元2近傍RPCAが存在することを示す。 |
| 題名 | 2×2の議席配分問題について |
| 著者 | *佐伯 順治, 金子 数馬, 伊藤 暁 (山口大学 理工学研究科) |
| Page | pp. 271 - 272 |
| Keyword | 議, 席, 配, 分 |
| Abstract | 本研究では1次元の最大剰余比例配分法を自然に2次元に拡張した比例配分法について考察する. 本研究では,2×2の比例配分問題に関して検討し,全ての場合分けについて具体例を与える. また,2×2の比例配分問題の逆問題に対する解法を与える. |
| 題名 | シグナル伝達経路の構造情報に基づく時間ペトリネットの遅延時間決定手法の提案 |
| 著者 | *村上 祐樹 (山口大学大学院/理工学研究科), 三輪 良雅 (富士通エフ・アイ・ピー), 葛 崎偉 (山口大学/教育学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院/理工学研究科) |
| Page | pp. 273 - 274 |
| Keyword | シグナル伝達経路, 時間ペトリネット, 滞留なしペトリネット, 競合の解決, 遅延時間の決定 |
| Abstract | 本稿では, 時間ペトリネットに対して「滞留なし」という新たな概念を導入し, トークンが滞留しないという制約を持つサブクラス「滞留なしペトリネット」を提案する. 提案する滞留なしペトリネットは, 任意の与えられたアサイクリックなペトリネットの構造情報から, 各トランジションが満たすべき遅延時間を決定することで得られる. また, 競合を起こすトランジションの発火に関しては, 確率的な解決手法の提案を行う. |
| 題名 | アークタンジェント型トンネリング・アルゴリズムの提案 |
| 著者 | *田邉 雅明 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 金川 明弘, 小野 孝男 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 275 - 276 |
| Keyword | トンネリング・アルゴリズム, 大域的最適化 |
| Abstract | 本論文では,制約がなく,目的関数が連続微分可能な非線形最適化問題を扱う. この種の問題のうち,単峰性の凸計画問題であれば,適当な初期値から,ニュートン法や最急降下法などの手法を用いて逐次的に解を更新することにより大域的な最適解に至ることができる. しかしながら,目的関数が連続多峰性関数であるような場合は初期値により,局所解に陥る場合がある. 一方,近年の連続多峰性関数の確定的最適化手法として,Levy らによるトンネリング・アルゴリズムの研究がある. 本研究では,トンネリング・アルゴリズムの性質を調査し,従来法の問題の指摘と改良型のトンネリング・アルゴリズムを提案する. |
| 題名 | 自動車用ゴム製品の量産工程における統計的品質管理手法の適用に関する研究 |
| 著者 | *和田 尚文, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻) |
| Page | p. 277 |
| Keyword | 実験計画法, 直交表, 分散分析, 直交多項式, 重回帰分析 |
| 題名 | 小サイズ3記号万能可逆チューリングマシンの構築 |
| 著者 | *池田 隼人, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 278 - 279 |
| Keyword | 万能可逆チューリングマシン, 可逆性, サイクリックタグシステム, 最小状態数, 小型化 |
| Abstract | 論理素子の小型化に繋がる可能性があると考えられている可逆性という性質を理論的な側面から研究を行う。 本研究では最も基本的な計算機モデルであるチューリングマシンを題材として、可逆性を備えた万能チューリングマシンを構築する。 ここでは特に3記号のものに焦点を当て最小状態数の更新を行った。 本研究では構築をする際に任意のチューリングマシンを直接模倣するのではなく、任意のサイクリックタグシステムを媒介として模倣することによって、間接的に万能性を持たせる方法を採用した。 その結果、記号数3の万能可逆チューリングマシンに関して過去に発表されていた最小状態数93から状態数82まで減らすことを実現した。 |
| 題名 | クラッキング攻撃に対してロバストな電子透かし法 |
| 著者 | *田中 健一郎, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部), 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 280 - 281 |
| Keyword | 電子透かし, クラッキング, 離散コサイン変換(DCT), 離散ウェーブレット変換(DWT), 秘密鍵 |
| Abstract | 画像電子透かし法は,対象の画像に透かしデータを埋め込むことによって所有者の著作権を保護する手法である.相関利用型電子透かし法は,原画像の輝度成分を離散コサイン変換(DCT)や離散ウェーブレット変換(DWT)した領域に透かしを埋め込む方法で,各種画像処理に対し高い耐性を持つことで知られている.しかしながら,透かしを検出する際に必要な計算は複雑でないため,埋め込む空間が既知であれば,短時間で秘密鍵を解析(クラッキング)されて透かしを除去される恐れがある.本研究では秘密鍵を用いて埋め込むべき空間を決定することにより,相関利用型電子透かし法のクラッキング攻撃に対する耐性を高める. |
| 題名 | Hierarchies Based on the Number of Cooperating Systems of Four-Dimensional Finite Automata |
| 著者 | *内田 和幸, 片宗 龍樹 (宮崎大学 大学院工学研究科 情報システム工学専攻), 義永 常弘 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科), 内田 保雄, 伊藤 孝夫 (宇部工業高等専門学校 経営情報学科), 坂本 眞人, 古谷 博史 (宮崎大学 工学部 情報システム工学科) |
| Page | p. 282 |
| Keyword | Cooperating System, Finite Automaton, Four-Dimension, Hierarchy |
| Abstract | In previous paper, we proposed a cooperating system of four-dimensional finite automata (CS-4-FA) and a cooperating system of seven-way four-dimensional four-dimensional finite automata (CS-SV4-FA) which is restricted version of CS-4-FA. In this paper, we continue to study about CS-4-FA's and CS-SV4-FA's, and mainly investigate the hierarchies can be obtained by varying the number of finite automata in the system for classes of sets accepted by CS-SV4-FA's and CS-4-FA's. We deal with four-dimensional input tape that each side length is equal throughout this paper. |
| 題名 | Closure Properties of Cooperating Systems of One-Way Alternating Finite Automata with Only Universal States under Boolean Operations |
| 著者 | *藤本 竜也, 義永 常宏 (徳山工業高等専門学校), 坂本 眞人 (宮崎大学), 徐 建良 (中国海洋大学), 高山 泰博, 力 規晃 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 283 - 284 |
| Keyword | コオペレーティングオートマトンシステム, 交代性計算, 全称状態, 非決定性の計算, 計算の複雑さ |
| Abstract | コオペレーティング有限オートマトンシステム(CSFA)は複数個の有限オートマトン(FA)より構成されるシステムである。各FAはそれぞれ独立に入力テープ上でヘッドを動かし、記号を読むことができる。さらに、テープ上の同じセルにヘッドを置く場合、お互いに情報交換することができる。 CSFAの言語受理機械としての性質は、これまでに王らの決定性および非決定性に関する考察がなされているだけである。そこで我々は、全称状態のみの交代性CSFAのブール演算における閉包性について報告する. |
| 題名 | 需要供給グラフの最大供給分割法Simpleの性能強化 |
| 著者 | *柳生 拓也, 田岡 智志, 高藤 大介, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 285 |
| Keyword | グラフ分割問題, 需要, 供給, 発見的解法 |
| Abstract | グラフの最大供給分割問題は,グラフが木であってもNP困難であることが知られており,発見的解法がいくつか提案されている.また,グラフが木でありかつ各点の需要量・供給量が全て整数の場合,擬多項式時間で最適解を求めるアルゴリズムが提案されている.本稿では,グラフの最大供給分割問題に対する発見的解法の中で,高速で受給率もよいクラスSIMPLE(解法Simple及びその改良手法を合わせた手法の族)に着目し,改良手法の提案と計算機実験による性能評価を行った. |
| 題名 | パターン表現を導入した文脈自由文法 |
| 著者 | *大庭 健介, 重安 芳謙, 伊藤 暁 (山口大学 理工学研究科) |
| Page | pp. 286 - 287 |
| Keyword | パターン表現 |
| Abstract | パターン表現はregex等における後方参照機能の概念を形式化するために導入された拡張正規表現である。パターン表現の表現形式では同じ変数記号についてはどれも同じ文字列を表しているとみなされる。これまで、パターン表現は多項式時間でパージング可能であることが知られている。本稿では、パターン表現の考え方を文脈自由文法に導入し、パターン文脈自由文法と呼ばれる新たな文法を定義する。また、パターン文脈自由文法を拡張し、コピー時に有限状態変換を行うgsm付きパターン文脈自由文法について定義する。最後にパターン文脈自由文法の応用例について示す。 |
| 題名 | 勝ち抜きジャンケンの平均計算量について |
| 著者 | *嶋原 浩志, 伊藤 暁 (山口大学理工学研究科) |
| Page | pp. 288 - 289 |
| Keyword | ジャンケン |
| Abstract | これまで,勝ち抜きジャンケンの平均計算量について,T(N)=Θ((3/2)N)であることが知られていた.本研究では,微分方程式や差分方程式の近似解法の一種であるドミナントバランス法を無限回適用することで,定数項を除く厳密解を導出する.数値実験によれば,この定数項はNが100以下の範囲で2以下である. |
| 題名 | 記憶付き可逆論理素子のビリヤードボールモデル上での実現 |
| 著者 | *向井 優太, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 290 - 291 |
| Keyword | 可逆計算, 記憶付き可逆論理素子, ビリヤードボールモデル, ロータリー素子 |
| Abstract | 計算機の微細化が進み微視的な物理現象を直接利用するようになると,そのような現象は可逆的であるため,計算機自体の動作も可逆的でなければならない.このような可逆計算機を構成する論理素子,すなわち可逆論理素子について多くの研究がなされ,記憶を持った素子が有用であることが分かっている.特にその1種であるロータリー素子は計算万能であり,さらに可逆的な物理現象を基にしたビリヤードボールモデル上で簡単に実現可能である.記憶付き可逆論理素子には他にも多くの種類が存在し,本講演では4以下の入出力数を持つ任意の状態数の全ての記憶付き可逆論理素子をビリヤードボールモデル上で簡単に実現する系統的な手法を示す. |
| 題名 | セル生産システムにおける新しいグルーピング法の提案 |
| 著者 | *篠田 裕介 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 292 |
| Keyword | セル生産システム, グルーピング, アルゴリズム |
| Abstract | 製品の多仕様化・多品種化に伴って,効率の良い多品種少量生産が求められるようになっている. これに対応するためにセル生産システムが注目されている. グルーピング問題において,部品を加工するための加工工程と,製品を組み立てるための組立工程の両方を考慮する方法があり,その際,部品,機械,サブアセンブリの適当なグルーピングをすることによって,設備の共用化が図られ,数少ないラインで多くの品種を作ることが可能となる. 本研究では部品のグルーピングに関してヒューリスティック解法を用い, 機械,サブアセンブリのグルーピングでは新たな評価基準を用いる手法を提案する. |
| 題名 | 階調値勾配とライン場との相関を考慮した結合ガウス・マルコフ確率場モデルによる画像修復 |
| 著者 | *櫛部 勇気 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 相田 敏明 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 293 |
| Keyword | ベイズ推定, 画像修復, エッジ |
| Abstract | 本研究では,ベイズ推定の枠組みにしたがって,256 階調の濃淡画像における画像修復において, 結合ガウス・マルコフ確率場モデルを統計モデルとして採用した.すなわち,原画像に対する事前確率分布に, 各画素の階調値の類似性を表現する確率場に加えて,最近接画素間に存在し得るエッジも考慮している. このモデルは,画像の持つ滑らかさと輪郭の保持を同時に達成することを意図したものである. ビリーフ・プロパゲーションを用いた近似解析による,画像修復アルゴリズムの構成と数値実験結果について報告する. |
| 題名 | 3-ヘッド逆ワトソンクリック・オートマトンによる単純スティッカー言語の認識 |
| 著者 | *村上 和樹, 坂本 典子 (島根大学大学院総合理工学研究科), 青山 真之, 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部) |
| Page | p. 294 |
| Keyword | DNA Computing, Watson-Crick Automata, Sticker Systems, Formal Language |
| Abstract | DNA計算は, Adelmanの実験をきっかけに,極小サイズかつ高速なコンピュータを実現する為の方法の1つとして考えられた.DNA計算における計算モデルの1つであるワトソン・クリックオートマトンはG. Paunらによって導入され,これまで種々のタイプのワトソン・クリックオートマトンが研究されてきた.現在,スティッカーシステムの言語を認識する機構としてマルチヘッドオートマトンや5’→ 3’センシングワトソン・クリックオートマトン等が知られている.これらの認識機構は共にヘッド同士の距離や,その位置を互いに感知する能力を持つ.本研究ではそのような能力を持たない3-ヘッド逆ワトソン・クリック有限オートマトン(3-RWKFA)を提案し,3-RWKFAによっていくつかのスティッカーシステムの言語クラス(SSL(n),及びASL(b))を認識できることを示す. |
| 題名 | DNA計算を用いたk-SATの解法 |
| 著者 | *坂本 典子, 村上 和樹 (島根大学大学院総合理工学研究科), 青山 真之, 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部) |
| Page | p. 295 |
| Keyword | DNA計算, SAT |
| Abstract | DNA計算とは,DNA分子の構造と分子生物学的な操作を活用して計算を行うことである.現在の我々が使用している計算機では計算量的に解を求めることが困難な問題をDNA計算により解く方法が研究されている. Liptonは,論理式の充足可能性問題(satisfiability problem;SAT)の特殊形である3-SATについてDNA計算を用いて解いた.しかし,問題のサイズに対して解の候補のサイズが指数関数的に増大するというスケール問題を抱えており,これを克服するアルゴリズムとして陶山らはダイナミックプログラミング法を用いて大幅に少ない分子量で3-SAT問題をDNA計算で解いた. 本研究では,陶山らのアルゴリズムからk-SATを解くアルゴリズムに拡張した. |
| 題名 | 確率法によるゲーム木探索アルゴリズム |
| 著者 | *三原 康弘 (島根大学大学院総合理工学研究科), 小林 康幸 (島根大学総合理工学部) |
| Page | pp. 296 - 297 |
| Keyword | ゲーム理論, アルゴリズム, オセロ, 探索 |
| Abstract | 将棋,囲碁,チェス,オセロなどの二人零和完全情報ゲームでは,様々な探索手法においてミニマックス法が用いられている. 本研究では,ミニマックス法よりも効率の良い探索法として,確率法を提案した.確率法は過去の経験による確率を用い,ゲーム木全体を評価して最も勝つ確率の高い手を選択する探索法である.さらに,ゲーム木の枝刈りを行うことによって,探索時間を減少させることが可能であることも示した. 実験には過去のオセロの対戦棋譜を用い,ミニマックス法の枝刈りであるアルファベータ法と正解率,探索時間の比較をしたところ,同程度の探索時間では確率法の方が正解率が高いという結果となリ,確率法が優れた探索法であることが示された。 |
| 題名 | スペクトル拡散型電子透かしにおける確率的復号法の提案 |
| 著者 | *寺西 直緒 (山口大学理学部), 川村 正樹 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 298 |
| Keyword | 電子透かし, 確率, 復号アルゴリズム |
| Abstract | スペクトル拡散型電子透かしに対して,確率的復号法を提案する.メッセージをスペクトル拡散して画像に埋め込むとき,多重化が可能である.しかしながら,多重化を行うと透かし間干渉が生じる.計算可能な準最適な復号方式の1つに決定論的な復号方法であるマルチステージ復号がある.これは推定したほかのメッセージ情報を用いて透かし間干渉分を除去し,それを反復してメッセージ推定精度を上げる方法である.本研究では,メッセージの推定に確率を導入した復号方法を提案する.計算機シミュレーションによって,その性能を評価した結果,通信路ノイズが大きいときはビット誤り率が大きくなり,小さいときには,従来のマルチステージ復号とほぼ同等の性能であった。 |
| 題名 | グラフ点彩色法VNS_TOの独立点抽出に基づく改良 |
| 著者 | *小新 雄太 (広島大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 299 |
| Keyword | 点彩色 |
| Abstract | グラフの点彩色とは、与えられたグラフGにおいて隣接する(辺で結ばれている)頂点が異なる色となるようにすべての頂点に色を塗ることである. 点彩色問題は最小色数及びそのときの点彩色を求めることが目的であるが, 一般にNP困難であることが知られている. そこで, 多くの発見的解法が提案されている. 本研究では, 発見的解法として知られているVNS_TOの改良手法を中心に報告する. |
| 題名 | 系列探索の改良により性能強化されたペトリネットのマーキング構成問題解法 |
| 著者 | *吉岡 篤人 (広島大学工学部第二類), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 300 |
| Keyword | アルゴリズム, ペトリネット, マーキング構成問題, 可達問題, 発見的解法 |
| Abstract | ペトリネットのマーキング構成問題(MCP: Marking Construction Problem)とは,「ペトリネットN,初期マーキングMi,目標マーキングMtが与えられた時,Miからトランジションの発火により遷移可能なマーキングのうちでMtに最も近いマーキングを求めよ」という問題である.MCPは一般にNP-困難であり,貪欲的にトランジションを発火させて複数の系列を調べてその中から最も目標マーキングに近づく系列を選択していく手法が既にいくつか提案されている。その中で最も高精度な手法がMCAである。貪欲的に目標マーキングに近づく系列を選択していく手法には,調べる系列数が少ないと解精度が低くなるという問題点があることが分かっている.既存手法のMCAに対して発火系列探索をより多く継続する改良を組み込んだ解法を提案し、計算機実験により性能評価を行う。 |
| 題名 | 秘密分散法に基づくセキュアな無線通信リンクの形成-広い範囲に対する情報漏洩抑制の検討- |
| 著者 | *石田 国紘 (広島国際大学/大学院工学研究科), 山中 仁昭, 川上 用一 (広島国際大学/工学部), 宮本 伸一, 三瓶 政一 (大阪大学/大学院工学研究科), 森永 規彦 (広島国際大学/工学部) |
| Page | pp. 301 - 302 |
| Keyword | 秘密分散法, 放射抑圧, アダプティブアレーアンテナ, 送信指向性制御 |
| Abstract | 無線LAN等のアドホックな無線通信ネットワークでは秘匿性を保つ必要性のある情報を扱う機会が増加している. 我々はこれまでアダプティブアレーアンテナによるデジタルビームフォーミングを用いて情報漏洩を抑制する手法について検討してきた. これまでの検討において,通信機器に搭載することのできるアンテナ素子数に制約がある場合,通信対象端末に対して通信を維持することが困難となる問題があった. 本報告ではこのような問題に対して,情報理論の観点から情報伝達のメカニズムを見直し,秘密分散の概念を用いて漏れ出た情報が復元に必要な情報量に至らなければ元情報が伝達されないことに着目する. その上で,放射抑圧範囲に対して一部の信号漏れを許容することで,放射抑圧条件を緩和し,室内において通信可能な範囲を拡大する手法について提案した. |
| 題名 | センサネットワーク用送受信センサ協調ビーム形成法の省電力効果 |
| 著者 | *駒田 善紀, 中野 淳次郎, 冨里 繁 (岡山大学大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻 モバイル通信研究室), 田野 哲 (京都大学大学院 情報学研究科), 秦 正治 (岡山大学大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻 モバイル通信研究室) |
| Page | p. 303 |
| Keyword | センサネットワーク, 省電力, 送信位相誤差 |
| Abstract | センサネットワークにおいて,安定的な通信を実現する技術として,複数の送信センサ及び受信センサを協調させてビームを形成する送受信センサ協調ビーム形成法がある.本検討では,このビーム形成法について送信位相誤差を含めた省電力効果について明らかにした.これにより,送信位相誤差が大きい場合でも,センサネットワークにおいて大幅な省電力効果が得られることを示した. |
| 題名 | MIMOチャネル中継伝送における非線形歪の影響評価 |
| 著者 | *松本 祐也, 勝部 孝行, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 304 |
| Keyword | MIMO, 中継伝送, アンテナ選択, 非線形歪 |
| Abstract | モバイル通信において伝送速度の高速化と広いカバレッジを実現する技術としてMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)チャネル中継伝送方式がある.本研究では,中継局で用いられる電力増幅器の非線形歪が受信特性に与える影響について評価した.本研究より,送受信アンテナ選択手法を用いたMIMOチャネル中継伝送では,使用する変調方式により中継局における電力増幅器の非線形歪を考慮する必要があることを明らかにした. |
| 題名 | 無線LAN の建物内外における受信レベル特性の一検討 |
| 著者 | *河野 立志, 藤谷 崇弘, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 305 |
| Keyword | 無線LAN, システム間干渉, 漏洩電力, レイトレース |
| Abstract | 近年,無線LANではユーザ数の増大に伴い,周波数干渉の検討が重要な課題となっている.本検討では屋内無線LANアクセスポイント(AP)の漏洩電力を廊下や中庭で測定し,屋内外に高レベルで漏洩していることを明らかにした.この結果は,同一無線LANシステムで同時に使用可能なチャネル数が限られている場合や,同一周波数帯を使用する他の無線システムでは,干渉によりスループットの低下や回線断を招くことを意味しており,APの送信電力が等価的に下がるように設置に工夫するなどの対策をとる必要があると言える. |
| 題名 | IEEE 802.11 DCF/トークンパッシング融合方式における動作切換閾値に関する検討 |
| 著者 | *勝間田 健, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学) |
| Page | p. 306 |
| Keyword | DCF, token, wireless |
| Abstract | 無線LAN規格 IEEE 802.11 DCFの性能を改善するため,トークンパッシングを融合させたハイブリッド方式が提案されている. 本稿では,筆者らが提案した方式において,DCFからトークンパッシングへの動作切換えに関する閾値が切換え動作に与える影響を,計算機シミュレーションにより評価する. |
| 題名 | RS符号語ブロックをランダムに転送する協力マルチホップ通信の性能 |
| 著者 | *伊藤 大地, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学) |
| Page | p. 307 |
| Keyword | 協力マルチホップ通信 |
| 題名 | パイロットシンボルに兼用できるZCZ符号の設計法について |
| 著者 | *林田 知大, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 308 |
| Keyword | スペクトル拡散, 偶差直交系列, ZCZ符号, パイロット信号, インパルス特性 |
| Abstract | ZCZ-CDMA方式は近似同期制御方式と零相関領域を有する拡散符号(ZCZ符号)の適用により,他局間干渉除去可能である.それゆえ,複数ユーザ環境下においても,シングルアクセスとしてふるまえ,ユビキタスモバイルシステムに上手く適用できるものと考えられる. 高速伝送に伴うマルチパスフェージングへの対策には,鋭い非周期自己相関特性を持つパイロット信号による各々の通信路を推定する必要がある.最近著者等は,鋭い非周期自己相関特性を持つZCZ符号の構成法を提案しているが,鋭い特性を持つ系列は1つしか与えられていない.本稿では,全ての系列がパイロット信号にうまく兼用できるZCZ符号の構成法を提案する. |
| 題名 | OFDM伝送用サブキャリア逐次選択法によるピーク電力低減効果 |
| 著者 | *宮崎 千尋, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 309 |
| Keyword | OFDM, ピーク電力低減効果, PAPR |
| Abstract | ブロードバンド通信で用いられるOFDM伝送には,平均電力に対して非常に大きなピーク電力が発生するという欠点があり,様々なピーク電力低減手法が提案されている.本研究ではこのピーク電力を低減する手法として,ピーク低減信号挿入用サブキャリア逐次選択法を提案する.このピーク低減信号挿入用サブキャリア逐次選択法のピーク電力低減効果を評価し,パラメータ設定方法を明らかにする.シミュレーション評価により,許容PAPRについて2dBと設定したときに最もPAPRを低減できることを明らかにした. |
| 題名 | マルチチャネルCATV/HFCネットワークにおけるリクエスト・クラスタ割当て方式 |
| 著者 | *齊藤 智也 (島根大学総合理工学部), 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 310 - 311 |
| Keyword | 動的帯域割当て, ランダム予約, CATVネットワーク |
| Abstract | CATV/HFCネットワークの実質的な標準規格であるDOCSISでは,上り方向に集約チャネルを用いることが推奨されているが,集約チャネルを用いる際の媒体アクセス制御方式は規定されていない.DOCSISでは,従来の上りチャネルにおけるリクエスト・クラスタ割当て方式として2進指数バックオフ方式が採用されている.しかしながら,この方式ではリクエスト・クラスタの過不足が大きく,トラヒックの増加に伴い,遅延が著しく増加するという問題点がある.そこで本稿では,集約チャネルを用いるCATV/HFCネットワークにおけるリクエスト・クラスタ割当て方式を提案する.計算機シミュレーションの結果,提案方式は従来の方式に比べて遅延の増加を抑制し,スループットを向上させることが示された. |
| 題名 | ハイブリッド(集中/分布ラマン)光増幅を用いたS+C+L帯の超広帯域光増幅中継系の光SNR特性 |
| 著者 | *田山 恵一, 長岡 大樹, 増田 浩次 (島根大学) |
| Page | p. 312 |
| Keyword | 光通信システム, 光増幅中継技術, ラマン増幅, 光信号対雑音比 |
| Abstract | 将来の光通信システムの高速・大容量化においては,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の高度化が必須である。特に,分布ラマン増幅(DRA)を用いた光増幅中継技術は,C+L帯においてその低雑音特性が顕著である。本論文では,S+C+L帯において100nm以上の帯域が達成可能なハイブリッド光増幅中継系の構成方法とその光信号対雑音比(OSNR)特性明確化の検討を行っている。シミュレーション解析の結果,80kmの伝送ファイバを有するハイブリッド光増幅中継系において,単一波長励起DRAの励起光波長を1420nmとすることにより,S+C+L帯における高OSNR動作が可能であることが明らかになった。 |
| 題名 | 非完備情報アロハゲームへの新規参加ユーザの振舞いに関する検討 |
| 著者 | *金谷 會城, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学 通信伝送工学研究室) |
| Page | p. 313 |
| Keyword | ゲーム理論, スロット付きアロハ, 非完備情報ゲーム, 非協力ゲーム |
| Abstract | ランダムアクセスプロトコルにおけるユーザ間の競合に対し,ゲーム理論を用いた研究が行われている. 本稿では,バックオフ・アルゴリズムに関して2種類のユーザが混在/競合するアロハ・ネットワークに,新たなユーザが参加する場合を考える.そして,非完備情報・非協力ゲームの枠組みで,新規ユーザがバックオフ・アルゴリズムに関して採るべき振舞いを判断する手法を示し,正規ユーザの割合に関する推定確率の閾値を定量的に与える. |
| 題名 | 転送端末数に基づくブロードキャスト手法の性能比較に関する検討 |
| 著者 | *花岡 遼, 武次 潤平, 榊原 勝己 (岡山県立大学) |
| Page | pp. 314 - 315 |
| Keyword | アドホックネットワーク, ブロードキャスト, ブロードキャストストーム |
| Abstract | 無線通信端末のみで自律的に構成されるアドホックネットワークでは,マルチホップ通信が想定されており,データの転送経路探索などの際に用いられるブロードキャストでは,端末がパケットを中継してネットワーク中の全ての端末にデータを送信する.最も基本的なブロードキャスト手法は,パケットを受信した全端末が転送するフラッディングであるが,ネットワーク中のトラフィックが膨大となるブロードキャストストームを発生させる恐れがある. そこで,本稿では,アドホックネットワークでのブロードキャストにおいて,最適な転送端末数に基づく確率的ブロードキャスト手法を提案し,同様に転送端末数に注目した既存手法であるCounter-Based方式との性能比較を行った.その結果,平均到達率ではあまり差が見られなかったが,平均衝突率では提案手法の方が低くなり,無駄なパケット送受信が少ないことがわかった.従って,提案手法の方がよりブロードキャストストーム低減に効果的であると言え,遅延時間も短いため優れた手法であると考えられる. |
| 題名 | 人体通信のためのデジタル通信システムの開発 |
| 著者 | *佐伯 壮真, 田中 聡 (福山大学/工学部) |
| Page | p. 316 |
| Keyword | 人体通信, SDR, HF帯域 |
| Abstract | 人体通信における通信特性を実測するため、6MHz帯における音声の送受信装置を試作した。送信機はマイクロプロセッサにより変調方法を切り替える方式とし、それに対応して受信機もソフトウエアにより復調方式を変更できるSDRを用いた。 現在人体における通信性能の測定を行っている。 |
| 題名 | 相関性のあるバーストエラー並列2チャンネルの数学モデルとGBN-ARQのスループット特性 |
| 著者 | *佐藤 貴志 (岡山理科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 小松 雅治 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | pp. 317 - 318 |
| Keyword | Go-Back-N ARQ, 並列チャネル, スループット, バーストエラー |
| Abstract | 遮蔽物や他の無線通信の影響などの影響を強く受ける移動体通信システムでは,パケットエラーがバースト的に発生する.特に,並列チャネルを用いた場合には,パケットエラーがチャネル間で相関性をもって発生するものと考えられる.本研究では,チャネル間のエラー発生の相関性を考慮したエラー発生モデルを考え,誤り制御方式として,Go-Back-N ARQ方式を適用した場合のスループット解析を行っている.更に,数値計算例をもとに,チャネル間のエラー発生の相関性がスループット特性に及ぼす影響を考察し,相関性が大きいほどスループットが大きく,また,エラーのバースト性が多きいほど,相関性がスループット特性に与える影響が大きいことを明らかにしている. |
| 題名 | ZCZ-CDMA差動符号化方式の検討 |
| 著者 | *大田 晃弘 (山口大学工学部知能情報工学科), 黄 金城, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 319 |
| Keyword | CDMA, 差動符号化 |
| 題名 | 競合ウィンドウによるバックオフ・アルゴリズムの双安定領域に関する考察 |
| 著者 | *清水 祐希, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学) |
| Page | p. 320 |
| Keyword | スロット付きALOHA, 安定性 |
| Abstract | 有線/無線LANでは,競合ウィンドウ(CW)を用いた2進指数バックオフ(BEB)アルゴリズムが広く利用されている.バックオフ・アルゴリズムの安定性に関する解析では,Markov性の保持を目的として,CWではなく再送確率によるモデル化が一般的である. 本稿では,CWを用いたバックオフ・アルゴリズムの安定性を,動作平衡点の個数により考察する.数値例により,BEBの適用が双安定領域の縮小をもたらす様子を示す. |
| 題名 | AODVルーティングプロトコルにおけるリンク切断検出に関する検討 |
| 著者 | *淺倉 健一 (岡山県立大学大学院), 武次 潤平, 榊原 勝己 (岡山県立大学) |
| Page | p. 321 |
| Keyword | AODV, HELLO, リンク切断 |
| 題名 | リハンドオフを伴うセルラー方式通信に対する通話数最適化 |
| 著者 | *張 康三郎, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 322 |
| Keyword | セルラー方式通信, 連続時間マルコフ連鎖, ハンドオフ |
| 題名 | A Study on Frequency Correlation Characteristics over Rayleigh Fading Channel |
| 著者 | *黄 金城, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科), 畔柳 功芳 (中部大学) |
| Page | p. 323 |
| Keyword | zcz, Rayleigh Fading Channel, Frequency Correlation Characteristics |
| Abstract | In BFSK-ZCZ-CDMA system,BER performance over Rayleigh fading channel is deeply related to the correlation between carrier frequencies fr and fr' . In this paper, frequency correlation characteristics are investigated using a simple multi-path channel model. |
| 題名 | P2Pライブストリーミングにおけるピア選択法の性能評価 |
| 著者 | *陶 一然, 稲田 和也, 邉見 修平 (岡山大学大学院自然科学研究科), 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学) |
| Page | pp. 324 - 325 |
| Keyword | P2P ライブストリーミング, 論理ホップ最小化法, 物理ホップ最小化法 |
| Abstract | 近年,インターネットを介して動画像をライブ配信するライブストリーミングに対する要望が高まっており,それを低コストで実現する方法として P2P方式のライブストリーミングが注目されている. 従来,これらの性能指標を考慮した従来のピア選択法として,論理ホップ最小化法(MLH: Minimum Logical Hop)および物理ホップ最小化法(MPH: Minimum Physical Hop)が提案されている[1].これらの方式はいずれも正確なASトポロジーが得られることを前提とした上で,ピア間のASを利用してピア選択がなされるが,実際に正確なASトポロジーを得ることは困難である[2]. 本研究では,より現実的なピア選択法を実現するために,CAIDAにより推測・公開されているASトポロジーやAS間接続関係データベースであるwhoisを利用してピア周辺の部分的なASトポロジーのみが得られるという前提のもとにピア選択を行うように従来のピア選択法を拡張する.そして、提案法の性能を評価する。 |
| 題名 | 遠隔地データ収集のためのネットワーク構築の一検討 |
| 著者 | *平林 克隆 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 鷲見 育亮, 吉田 聡, 名古屋 孝明 (鳥取環境大学/環境情報学部), 西本 弘之, 小谷 章二 (鳥取県産業技術センター), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | p. 326 |
| Keyword | 無線LAN, 太陽光発電, ネットワーク |
| Abstract | 高効率太陽光発電システムの研究開発に向けて鳥取環境大学鷲見研究室と産業技術センター(略:産技センター)では共同研究を進めている。双方の研究設備の有効利用しデータ共有するため、直線距離約1.7km 離れている両者を無線LAN 構築して接続することになった。本報告ではシステム構築にあたり、実験評価装置の監視システムとデータ送信システムを開発中である。今回は、構築するクライアント―サーバーシステムを利用して無線LAN 経由で制御する監視システムによるカメラ遠隔操作の概要ついて述べる。 |
| 題名 | 電力増幅器の歪電力を考慮したOFDMA方式におけるSINR分布特性 |
| 著者 | *佐伯 拓也, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 327 |
| Keyword | OFDM, OFDMA, 送信電力制御, 電力増幅器非線形歪, SINR |
| Abstract | モバイル通信に用いられるOFDMA方式では,ピーク電力が大きいため電力増幅器の非線形歪により雑音電力が発生し,信号帯域内と帯域外に付加される.本研究では,送信電力制御を行った場合における非線形歪電力を考慮したセル内SINR分布特性を評価する.シミュレーションでは,モバイル通信の1セルを評価対象としており,上り回線を想定している.シミュレーション結果より,セル端のCNRを20dBとしたときには,電力増幅器の非線形歪によってSINRが6.4dB劣化することが明らかとなった. |
| 題名 | IIR型フィルタを用いたブラインドMIMO通信方式に関する一検討 |
| 著者 | 西本 達哉, *柴田 宗平, 笹岡 直人 (鳥取大学工学部), James Okello (日本電気株式会社), 伊藤 良生 (鳥取大学工学部) |
| Page | p. 328 |
| Keyword | ブラインド, MIMO, IIR型フィルタ |
| Abstract | 近年、無線情報通信において複数の送受信アンテナを用いるMIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)通信方式の研究が行われている。このシステムでは大容量のディジタルデータを分割して送受信することで通信速度の向上を実現させている。しかし、MIMOではチャネル情報を所得するためにトレーニング信号を用いるが、これは冗長信号であるために伝送効率を低下させてしまう。そこでトレーニング信号を用いないブラインドMIMO方式が考案されているが、この方式では受信アンテナで送信データの置換が発生する。そこで本稿では、IIR(Infinite Impulse Response)型フィルタを導入することでデータの置換の解決する手法を検討する。 |
| 題名 | シングルキャリアOFDMの低計算量等化の検討 |
| 著者 | *木部 竜二, 大野 修一, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 329 - 330 |
| Keyword | CP, FFT等化, LU分解, OFDM, ZF等化 |
| Abstract | 移動無線通信では,端末が高速移動する通信環境下においての高速伝送を実現することが望まれているが,その場合マルチパスフェージングによる符号間干渉が問題となる. この問題に対して,OFDMが有効であると広く認知されているが,送信信号のPAPRが大きいという欠点がある.そこで,PAPRに優れるシングルキャリア伝送方式において,適応等化器を用いることでマルチパスフェージングに対処できるが,従来の時間領域等化では,計算量が膨大となるという問題がある.この問題に対処するために, CPを用いた周波数領域等化を行い,低計算量で効果的な結果が得られる等化方法が提案されている.本稿では,その提案されている等化方法に対して改良を試みる. |
| 題名 | 3値PSKを用いたCSK Spread ALOHA方式における一検討 |
| 著者 | *姫井 一繁, 荒井 剛, 稲井 寛 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科) |
| Page | pp. 331 - 332 |
| Keyword | Code Shift Keying, ALOHA方式, 位相変調 |
| 題名 | ランダム長信号による隠れ端末問題対策法 |
| 著者 | *山本 健人 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科電子情報通信工学専攻), 稲井 寛 (岡山県立大学大学院情報工学部) |
| Page | p. 333 |
| Keyword | 隠れ端末, 無線LAN, 隠れ端末問題, ランダム長信号 |
| Abstract | 無線LANのスループットを低下させる原因として隠れ端末問題がある. この対策として現在はRTS/CTSが一般に用いられている.しかしパケットの送信前に端末とアクセスポイント間でメッセージによるやりとりとを行ういう手順が増えるため,スループットは低下してしまう. 本研究では送信端末はRTSを送るかわりにランダムな期間の信号を発信し,チャネルをビジーにすることでアクセスポイントに対し送信を行いたい端末があることを知らせる事によって 手順の単純化と衝突回避性能を向上させる方法を提案した. プログラムによるシミュレーションを行い既存方式であるRTS/CTSとの比較を行った結果,スループットを向上することができた. |
| 題名 | メッシュネットワークの中継ノードにおけるスケジューリング方式 |
| 著者 | *杉垣 文康, 稲井 寛 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科) |
| Page | pp. 334 - 335 |
| Keyword | メッシュネットワーク, HOLブロッキング, MRTS, SMRTS |
| 題名 | SSブーメラン方式のビット誤り率に関する理論解析 |
| 著者 | *山本 浩平, 荒井 剛, 稲井 寛 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科) |
| Page | pp. 336 - 337 |
| Keyword | ITS, 車車間通信, スペクトル拡散方式, SSブーメラン方式 |
| Abstract | 近年,交通システムにおける安全性の向上や効率化を目指す ITS の研究が進め られている.SSブーメラン方式は,通信・測距を同時に行うことができるため, ITSにおける車車間通信に適用できることが期待されている. 本方式に関するシミュレーションによる検討は行われているが,理論解析による 性能評価は行われていない.そこで本稿では,白色ガウス雑音(AWGN)と他局間干 渉を考慮したSSブーメラン方式のビット誤り率特性を数値計算により導出し,そ の特性を明らかにした. |
| 題名 | ZCZ-CDMA方式の搬送周波数偏移に対する他局間干渉の検討 |
| 著者 | *吉田 純也, 黄 金城, 松藤 信哉, 松元 隆博 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 338 |
| Keyword | 情報通信, ZCZ-CDMA |
| 題名 | ZCZ-CDMA方式におけるRTS衝突発生時のバックオフ時間の検討 |
| 著者 | *田中 大輔 (山口大学大学院理工学研究科), 松元 隆博 (山口大学大学院理工学研究科 情報・デザイン工学系学域), 平野 貴之 (山口大学大学院理工学研究科), 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科 情報・デザイン工学系学域) |
| Page | p. 339 |
| Keyword | ZCZ-CDMA方式, MACプロトコル |
| 題名 | Firewallを考慮したストリーミング向けALMの拡張 |
| 著者 | *小林 明日美, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 340 |
| Keyword | Firewall, アプリケーションレベルマルチキャスト |
| Abstract | 近年のインターネットの普及やコンピュータの性能向上に伴い,アプリケーションレベルマルチキャスト(ALM)を用いた動画や音声などのストリーミング配信の需要が増加している.これには配信経路が木構造であるALMが用いられることが多い.既存のALMではFirewallやNATルータにより保護されているノード(以降これらをFWノードと呼ぶ)の存在により,経路木に参加可能なノード数が制限されるという問題点がある.われわれは,経路木構築時のセッションの確立手順を工夫することによりFWノードを中継ノードにする方法を提案した.しかし,この方法では新規ノードを経路木に参加させる際,場合によっては中継ノードとなったFWノード(中継FWノード)に孫ノードをつけることができない.本稿では中継FWノードが存在する場合に経路木に参加可能なノード数を増やすことを目的として,この問題を解決するALMの拡張を行う. |
| 題名 | BitTorrentを用いたビデオオンデマンドシステム |
| 著者 | *上寺 龍介 (広島大学 大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | p. 341 |
| Keyword | P2P, VOD, BitTorrent |
| Abstract | 近年,ビデオオンデマンド(VOD)システムの利用者が急増し,サーバの負荷が増大している. VODシステムにP2Pを導入することで負荷分散できるが,不人気な動画を視聴する際に性能が悪くなるという問題もある. 本研究ではBitTorrentを用いたVODシステムを想定し、上記の問題を解決するために、ピアが自律的にネットワーク中で不足しているピースを推測し、サーバから供給する手法を提案する。 そして、提案手法の性能をシミュレーションを通して評価する。 |
| 題名 | P2Pコンテンツ配信におけるLouらの共謀者検出法の改良 |
| 著者 | *Ervianto Abdullah (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院) |
| Page | p. 342 |
| Keyword | P2P, 共謀者, コンテンツ配信 |
| Abstract | ピア・ツー・ピア(P2P) 型コンテンツ配信における 重要な課題の一つに,対価を支払わない不正ダウンロー ドを如何にして抑制するかという問題がある.その解決 法の一つとして,積極的なコンテンツ汚染という手法が Lou らによって最近提案された[1].ただしこの手法の 下でコンテンツを保護するためには,コンテンツを不正 に漏えいするピア(共謀者) を可能な限り速やに検出し, ネットワークから排除する必要がある.本稿では,Lou らによって提案された共謀者検出法を改善し,検出速度 の大幅な向上を実現する. |
| 題名 | 評価者の信頼性を考慮した分散ネットワーク上の評判管理手法 |
| 著者 | *西川 拓哉 (広島大学 大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | p. 343 |
| Keyword | P2P, 信頼性, 評判 |
| Abstract | 近年,拡張性と耐故障性に優れたピア・ツー・ピア(P2P)ネットワークが注目されている.しかし,P2Pネットワークは匿名性が高く,ピアの信頼度を正確に評価することが困難である.本稿では評判自体の信頼性も考慮に入れたピアの信頼度評価手法を提案する.この手法はKamvarらが提案したEigenTrustに改良を加えたものである.シミュレーション結果から,提案手法はEigenTrustに比べて正確な評価ができ,メッセージの送信量も少なく抑えられることがわかった. |
| 題名 | 遅延付きマルチキャスト送信を利用したファイル配送 |
| 著者 | 李 胥峰, *王 明東, 趙 悦 (広島国際学院大学 工学研究科) |
| Page | p. 344 |
| Keyword | マルチキャスト, UDP, TCP, ファイル配送 |
| Abstract | 同じデータを複数の目的地に配送する場合、マルチキャストを利用すれば、トラフィック量が少なくなるが、UDP通信を使用するのでデータロスが発生してしまう。ロスしたデータをTCPで再送する場合、総転送時間はUDP通信時間とそれぞれの目的地へのTCP通信時間の和となる。UDP送信時に遅延を入れることによって、ロス率が低くなり、TCPでの再送時間が短くなるが、その分UDP送信時間が長くなる。本稿は、遅延時間とロス率の関係を解析し、実験によって得られた各帯域幅サンプルにおける最適な遅延時間を基に、最適遅延時間関数を導き出す。この関数を用いてマルチキャスト送信時の遅延を自動制御することによって、総転送時間を短縮する方法を提案し、データ転送の例を用いてその有効性を示す。 |
| 題名 | 無線LANにおける高速な伝送速度調節方式 |
| 著者 | *沼本 大輔, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 345 |
| Keyword | 無線LAN, レートアダプテーション |
| 題名 | EDCFにおける下りフローのスループット向上法 |
| 著者 | *舩越 紀成, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 346 |
| Keyword | 無線LAN, IEEE802.11e, EDCF, TXOP |
| 題名 | P2P技術を応用したWebコンテンツ改変監視システムの研究 |
| 著者 | *池田 佑友, 藤野 貴之 (近畿大学大学院システム工学研究科) |
| Page | pp. 347 - 348 |
| Keyword | P2P |
| Abstract | インターネットは情報を発信する場だけでなく,情報を交換したり議論したりする場として機能する.しかし,インターネットによる情報発信の場合は,特定の情報がある時点で存在していたということを明確に示すことができないという問題点がある.そのため,一度情報を公開した後でも内容を改変・削除されることが起こり得る.この問題に対し,ネットワーク上に存在する情報を記録して保存する様々な手法が提案されてきた.しかし,これらの手法は情報の保存は行えるが,保存した情報が改変されたかどうかを検知する機能は有していない.そこで本研究は,保存された特定のページが改変されたかどうかを監視するシステムを提案することを目標とする. |
| 題名 | 無線LAN 混在環境におけるスプリット型TCP プロキシの性能評価 |
| 著者 | *何 旭明, 西田 裕一 (岡山大学大学院自然科学研究科), 王 輝 (河南科技大学電子情報工学部), 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | pp. 349 - 350 |
| Keyword | TCP, Proxy, WLAN, Split Connection |
| Abstract | IEEE802.11無線LAN環境においては,インターネット通信を行う際のトランスポート層プロトコルとして,TCP(Transmission Control Protocol)が広く用いられている.しかし,TCPは有線環境での使用を想定して開発されたプロトコルであるため,無線LAN環境で使用した場合,いくつの問題が発生する.これらの問題を緩和する手法として,OS-Proxy と SS-Proxy[1]と呼ばれる2つのスプリット型TCPプロキシが提案されている.本稿では,新たなプロキシとして,AD-Proxyを提案し,これら3つのプロキシの性能を評価する. |
| 題名 | 分散型ネットワーク攻撃における攻撃者情報の収集とその利用に関する研究 |
| 著者 | *安達 勇太 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 升野 哲志, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 351 |
| Keyword | ボットネット, 情報収集 |
| 題名 | P2P CDN を想定した再生鍵配布手法 |
| 著者 | *西畑 学 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院) |
| Page | p. 352 |
| Keyword | P2P |
| Abstract | ネットワーク技術の急速な進歩と普及に伴い, ピア・ ツー・ピア型のコンテンツ配信ネットワーク(P2P CDN) が近年高い注目を集めている. P2P CDN では, ネット ワークに参加している計算機(ノード) たちにコンテン ツ配信を担わせることで高い規模拡張性を実現している が, 著作権で保護されたファイルの第三者への不正な横 流しの防止や適切な課金方法の実現などが重要な課題と して残されている. 本稿ではそれらの課題に対して, 施 錠されたメディアファイルのピア・ツー・ピアな伝播と, 認証を司るノードによって厳密に管理された再生鍵配布 手法とを組み合わせた新しいコンテンツ配信方式を提案 し, その予備的な評価をおこなう. |
| 題名 | Reputation Model in Grid Economic |
| 著者 | *謝 曦 (広島大学 大学院工学研究科), 亀井 清華, 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | p. 353 |
| Keyword | resource management, grid, reputation, economic model |
| Abstract | Resource management is a key issue in large-scale distributed systems such as volunteer computing and computational grids. Each client in such systems generally wishes to find resources which speed up the processing of a given task, and wishes to avoid an interaction with malicious nodes which may give a damage to the client. In order to attain those two requirements, in this paper, we try to combine a reputation model with a market model which has been used to realized an appropriate match making between servers and clients. More concretely, we will design a framework such that each Grid Service Consumer (GSC) can easily find a Grid Service Provider (GSP)to satisfy a given economic requirement with a sufficiently good reputation. |
| 題名 | ピア・ツー・ピア型ファイル共有システムにおけるインデックスリストを用いたクラスタリング手法の改良 |
| 著者 | *奥田 祥太 (広島大学 大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | p. 354 |
| Keyword | ピア・ツー・ピア, クラスタリング |
| Abstract | 近年,ノード間で直接データを交換するピア・ツー・ピア(P2P)型のファイル共有システムが注目を集めている.しかしP2P型システムでは共有ファイルがネットワーク上に分散しているため,如何にして効率よく目的のファイルを発見するかが課題となっている.この課題の解決方法として山下らは,ユーザが過去に行った一連の検索活動の結果を利用してクラスタを構築する手法を提案した.本稿ではこのクラスタリング手法に改良を加え,トラッカー負荷の大幅な軽減を実現する. |
| 題名 | 隠れ端末の存在を考慮した適応的なRTS/CTS制御の導入 |
| 著者 | *秋元 誠 (広島国際大学 大学院 工学研究科), 重安 哲也, 森永 規彦 (広島国際大学 工学部) |
| Page | pp. 355 - 356 |
| Keyword | RTS/CTS交換, 通信スループット, IEEE802.11DCF, 隠れ端末, NAV |
| Abstract | 代表的な無線LAN規格であるIEEE802.11DCFでは,隠れ端末対策のオプションとしてRTS/CTS交換を採用している.同オプションでは,DATAを送信する前に送受信端末間でRTS/CTS交換を行い隣接端末に対してNAV ( Network Allocation Vector ) を設定する事で衝突を回避している.さて,IEEE802.11DCFにおいて,現在はデータパケット長によってRTS/CTSのON/OFFを決定している.つまり隠れ端末がほとんど存在しないような場合にも,データ長が長ければRTS/CTS交換が使用されてしまい,不要なオーバーヘッドを増加させることで通信スループットが低下してしまう.そこで,本稿では隠れ端末が存在しない場合にはRTS/CTS交換を使用しない方式を提案し,計算機シミュレーションにより有効性を評価した結果について報告する. |
| 題名 | 隠れ端末を考慮したスロット化CSMA方式に関する一検討 |
| 著者 | *劉 雄 (山口大学大学院 理工学研究科), 重安 哲也 (広島国際大学 工学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | p. 357 |
| Keyword | TDMA, 隠れ端末, CSMA |
| Abstract | キャリア検知型MAC プロトコルである CSMA(Carrier Sense Multiple Access) ではユー ザ端末のトラフィック変動に柔軟に対応できるスケー ラビリティに優れたプロトコルであるが,通信範囲外 に位置する隠れ端末の存在により,著しくスループッ トが低下する[1].対して,スロットを固定して通信 を行うTDMA(Time Division Multiple Access) では 隠れ端末の影響を排除できるが,ユーザ端末のトラ フィック変動に柔軟に対応できない. そこで,本稿では、ユーザのトラフィック変動に対応 しつつ,隠れ端末の影響を排除するために,隠れ端末 を考慮したグループ分けを行うスロット化とCSMA を 組み合わせたプロトコルについて検討を行った結果に ついて報告する. |
| 題名 | HAPTIC によるソフトウェアメトリクスの感触化 |
| 著者 | *御古 達也 (岡山理科大学工学研究科情報工学専攻), 吉田 誠 (岡山理科大学工学部 情報工学科) |
| Page | pp. 359 - 360 |
| Keyword | 感触化 |
| Abstract | ソフトウェアメトリクスの評価方法の一つとして,感触装置[HAPTIC]を利用した感触化を行った. 感触装置を利用するためのツールキットを作成し,java プログラムを評価改善するプログラム改善ツールキットと連動させ感触化の有効性を評価した. |
| 題名 | 協調学習支援に向けた仮想サーバ利用に関する検討 |
| 著者 | *山�� 直也, 小嶋 弘行 (広島工業大学 情報学部 知的情報システム学科) |
| Page | pp. 361 - 362 |
| Keyword | 仮想サーバ, 協調学習, 知識共有, グループウェア, CSCW |
| Abstract | 近年,注目を集めつつある仮想サーバは,主としてサーバ台数を減らすなどビジネス・コスト削減を目的としたものである.しかし,どのようなビジネス・アプリケーションが仮想化に適しているかはまだ明確ではない.仮想化によって付加価値を向上させる適切なアプリケーション分野が求められる. 本研究は協調学習支援における仮想化の価値把握と仮想化を利用した協調学習環境の構築について検討することを目的とする.本稿では,仮想サーバ環境におけるWebコンソールを協調学習に適用し,グループ学習の作業情報や学習者間で知識を保持・共有する方式を提示した.また,実践的なグループ学習を支援する環境についても検討を加えた. |
| 題名 | 対面コミュニケーションにおける音声駆動型身体的引き込みチェアシステムの評価 |
| 著者 | *芝田 将尚 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 渡辺 富夫, 神代 充 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | pp. 363 - 364 |
| Keyword | 身体的インタラクション, コミュニケーション支援, 体感提示 |
| Abstract | 対面コミュニケーションにおいて、うなずき反応は対話者同士を引き込む重要な要素である。発話音声からうなずきや身振りなどのコミュニケーション動作を自動生成し、うなずき反応を聴者の身体全体で提示することで、より身体的な引き込みによる場の盛り上がりが期待される。 本研究室では、うなずき反応を体感提示することで、使用者にうなずき動作を誘発する音声駆動型身体的引き込みチェアシステムInterChairを開発している。 本研究では、InterChairを用いた動作分析実験及び、対面コミュニケーションでの官能評価実験を行うことで、InterChairの有効性を示している。 |
| 題名 | 場の盛り上がりを視覚提示する音声駆動型身体的引き込み壁画システムの開発 |
| 著者 | *小西 浩文 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 渡辺 富夫 (岡山県立大学 情報工学部,科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業), 神代 充 (岡山県立大学 情報工学部), 瀬島 吉裕 (山口大学大学院 理工学研究科) |
| Page | pp. 365 - 366 |
| Keyword | ヒューマンインタフェース, 身体的インタラクション, バーチャルコミュニケーション支援, 仮想観客, 盛り上がり支援 |
| Abstract | 対面コミュニケーションでは、言葉だけでなく、うなずきや身振りなどにより対話者が身体的リズムを相互に引き込み合い、周囲の観客と一体となって盛り上がることで、円滑なコミュニケーションが行われている。 本論文では、場の盛り上がりを推定する会話活性度推定モデルに基づいた3種類の盛り上がり表現を提案し、仮想観客に付与することで、引き込み反応に加え場の盛り上がりを視覚提示する音声駆動型身体的引き込み壁画システムEnhanced Audienceを開発している。 |
| 題名 | マルコフ連鎖モンテカルロ法を用いた離散時間マルコフ連鎖における稀少事象の評価手法 |
| 著者 | *山名 健太, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 367 |
| Keyword | マルコフ連鎖, モンテカルロシミュレーション, マルコフ連鎖モンテカルロ法, 稀少事象 |
| Abstract | 多くの要因が確率的に関係する現象を表現するため,マルコフ連鎖を用いたモデル化が数多く行われている.大規模なモデルはモンテカルロシミュレーションにより所望する評価値が算出される.MCはシミュレーションから算出される推定値が真の評価値へ収束する速度が遅いという問題点がある.そのため,非常に稀にしか起こらない事象(稀少事象)に起因した報酬を評価する場合,多くの標本と計算時間が必要となる.本研究ではマルコフ連鎖モンテカルロ法に着目した稀少事象の評価手法について議論する. |
| 題名 | 楽曲推薦のための歌詞情報分析手法の音楽心理実験による評価 |
| 著者 | *西村 理, 藤井 裕大, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 368 |
| Keyword | 楽曲推薦, 歌詞分析 |
| Abstract | 近年,記憶装置の大容量化と音楽圧縮技術の進歩やインターネットを経由した音楽データダウンロードサービスの充実によって個人が大量の音楽データを利用できるようになった.一方で,選択肢が増えたことで利用者が嗜好にあった楽曲を素早く探し出すことが困難になっている.これに対し,藤井らは歌詞情報を用いた楽曲推薦システム[1]を提案した.藤井らはシステムによって楽曲を類似度別にグループ化した結果と音楽心理実験の結果を比較して分析を行ったが,データ点数がシステムの問題点を考察するのに十分とは言えなかった.そこで,本研究では大規模な実験によって歌詞情報分析システムに対する詳細な評価を行うことを目的とする. |
| 題名 | 採譜による演奏補助システム |
| 著者 | *河内山 和也 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学専攻), 小林 明伸 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科) |
| Page | p. 369 |
| Keyword | 採譜, 演奏支援 |
| 題名 | 局面を考慮した将棋における手筋と熟達度の関係に関する考察 |
| 著者 | *中野 将寛 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 370 - 371 |
| Keyword | n-gram, 熟達, 将棋の手筋 |
| Abstract | 人間の熟達化の認知科学的研究については数多くの研究がなされてきた.将棋を題材にした研究では,伊藤らが熟達度の違いにより局面の記憶や次の一手問題を様々な棋力の被験者に提示して,指し手を決定するまでの思考過程をアイカメラデータと発話データとして記録する実験を行った.本研究では,将棋の手筋に焦点を当て,熟達度による認知科学的差異を示す.将棋倶楽部24の棋譜から手筋を抽出し,統計をとると棋力ごとに手筋の出現頻度が異なることが分かった. 本論文ではその詳細について述べる. |
| 題名 | C--コンパイラのIA-32への移植 |
| 著者 | *森重 僚太, 重村 哲至 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 372 - 373 |
| Keyword | システム記述言語, コンパイラ, IA-32 |
| Abstract | 徳山高専情報電子工学科では,低学年の機械語教育用に8bitのマイクロコンピュータTeCを開発し使用してきた.しかし,TeCは非常に小規模なため,高学年でOSやコンパイラを学習する際の教材に使用できない.そこで,TeCを16bitに拡張したマイクロコンピュータTaCを開発し,高学年で使用する予定である.本研究室では,TaC上でシステムプログラムを開発するための高級言語C--言語を設計済みである.C--言語は,C言語のわかりにくい仕様を除き,かつ,Java言語の特徴を取り入れた言語である.Java言語しか学んでいない人が,マイコンなどでプログラム開発をしたい場合,C--言語であれば,短時間で習得ができ,開発を始めることができる.このような利点から,TaC以外のコンピュータでC--言語を使用可能にすることが望まれる. |
| 題名 | 共有仮想空間を用いた住宅展示場 |
| 著者 | *小宮山 哲, 藤野 猛士 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 小山 嘉紀 (株式会社 両備ヘルシーケア), 劉 渤江 (岡山理科大学 総合情報学部), 横田 一正 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科) |
| Page | pp. 374 - 375 |
| Keyword | 共有仮想空間, 住宅展示場, ディジタルミューアム |
| Abstract | 住宅展示場では、一戸建住宅を購入する際の比較検討を想定し、ある程度纏まった場所に複数の業者がモデルハウスの展示を行っている。しかし、空間的制約や維持費などの制限により出展数が制限され、同一の業者が多くのモデルハウスを展示することは難しい。 利用者は複数の住宅展示場を回り興味のあるモデルハウスをより多く見たり、同時に比較することが理想的であるが、困難な場合も多い。他にも同居予定の人や購入経験者と回りたくてもスケジューリングが難しいという問題がある。 本研究ではこれらの問題改善を目指して、インターネット環境で閲覧可能な共有仮想空間を利用した住宅展示場を提案する。 |
| 題名 | 専用回路を用いた高速マルチウィンドウシステム用デバイスドライバの作成 |
| 著者 | *西原 潤, 香川 真哉 (岡山県立大学院 情報系工学研究科), 佐藤 洋一郎, 横川 智教, 早瀬 道芳 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | p. 376 |
| Keyword | マルチウィンドウ合成方式, Linux, X Window System, デバイスドライバ, ルーチン |
| Abstract | 本研究では,以前に提案したマルチウィンドウ合成方式の実用化を目指して,Linux上のX Window Systemの管理ソフトウェアの改造,及び,本システムのマルチウィンドウ合成デバイス用のデバイスドライバの開発をしている.本稿では,このうちの,PCIバスを通して合成用デバイスを制御するデバイスドライバのルーチンについて述べる.デバイスドライバのルーチンは,OSにドライバを登録するMultiregisterDriver,ドライバの初期設定を行うMultiProbe,デバイス内メモリと情報の送受信を行うMultiReadWriteMemory,デバイス内レジスタと情報の送受信を行うMultiReadWritePort,ドライバを登録する前の状態に戻すMultiUnregisterDriverの5種類で構成する. |
| 題名 | 動的Webナビゲーションのリバースエンジニアリング手法の開発 |
| 著者 | *宮崎 仁 (川崎医療福祉大学 医療技術学部), 横川 智教, 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学 大学院情報系工学研究科) |
| Page | p. 377 |
| Keyword | Webナビゲーション, UML, モデル化, 状態マシン図, リバースエンジニアリング |
| Abstract | Webナビゲーションとは,ユーザの要求に応じてWebページや画像などを動的に生成する機能である.動的なWebナビゲーションはその構造が複雑であるため,開発者の意図した通りに実装がされていることを確認することが困難である.本稿では,Webシステムの開発支援を目的として,Webナビゲーションの実装から状態マシン図によるモデルを自動生成する手法を提案する.本稿では,HTMLおよびJavaScriptで実装されたWebナビゲーションを対象として,状態マシン図によるモデル化およびモデルの自動生成を行うための手法を示す. |
| 題名 | SMVを用いたUML設計間の整合性違反の自動修正 |
| 著者 | *原田 慎士, 横川 智教 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学医療技術学部), 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科) |
| Page | p. 378 |
| Keyword | モデル検査, UML, 整合性検証 |
| Abstract | UMLを用いたソフトウェア開発においては,個々の設計には誤りがなくても,それらを組み合わせた際に矛盾や不具合が生じる恐れがある.これまでに我々は,UMLの状態マシン図とシーケンス図を対象に,記号モデル検査ツールSMVを用いて設計間の整合性を検証する手法について開発を行ってきた.本稿では,SMVにより得られた反例を元に設計上の違反箇所を特定し,設計の自動修正を行う手法を提案する.まず,反例として得られた遷移系列を解析し,状態マシン図とシーケンス図で動作が一致しない箇所を特定する.その上で,特定された箇所を互いの動作が一致するよう修正する. |
| 題名 | Alloyを用いたUML設計間の整合性違反の検出および反例生成 |
| 著者 | *仁宮 章恵, 横川 智教 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学医療技術学部), 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科) |
| Page | p. 379 |
| Keyword | モデル検査, UML, Alloy |
| Abstract | 本稿では,仕様検査ツールAlloyを用いて状態マシン図とコミュニケーション図の整合性を検証し,違反検出時には反例を生成する手法を提案する.本手法では,状態マシン図およびコミュニケーション図の動作を遷移システムとして定義し,Alloy上のモデルとして表現する.また,整合性はモデルの制約として,同様にAlloy上で表現する.これらの条件を満たすモデルをAlloyにより求めることで整合性の検証を実現する.また,条件を満たさないモデルとして反例を得ることが可能である.最後に本手法を例題システムに適用し,整合性違反を正しく検出し,反例が生成されていることを確認した. |
| 題名 | 記号モデル検査ツールSMVを用いた結合フラグメントの形式的検証 |
| 著者 | *川上 由香, 横川 智教 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学医療技術学部), 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科) |
| Page | p. 380 |
| Keyword | UML, モデル検査, SMV, シーケンス図 |
| Abstract | 結合フラグメントは,シーケンス図で複雑な相互作用を記述するために,UML2.0で新たに導入された記法の1つである.これまでに我々は,記号モデル検査ツールSMVを用いてUMLの状態マシン図とシーケンス図の整合性を検証する手法を開発してきた.この手法では,状態マシン図およびシーケンス図の動作を遷移システムとしてモデル化し,論理式表現することでSMVによる検証を実現している.本稿では,結合フラグメントで記述された動作を同様の枠組みで表現することにより,結合フラグメントを含んだシーケンス図を扱えるよう手法の拡張を行う. |
| 題名 | UPPAALを用いたGALSシステムの形式的検証手法の改良 |
| 著者 | *桐田 和明, 横川 智教 (岡山県立大学 大学院情報系工学研究科), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学 医療技術学部), 佐藤 洋一郎, 早瀬 道芳 (岡山県立大学 大学院情報系工学研究科) |
| Page | p. 381 |
| Keyword | GALSシステム, モデル検査, UPPAAL, STPN, 時間オートマトン |
| Abstract | GALSシステムを設計する上では,設計されたシステムが意図した通りに動作することを保証しなければならない.GALSシステムは実時間システムであるため,その検証には連続時間に基づくモデル化と解析が求められる.これまでに,GALSシステムをSTPNを用いてモデル化し,そのモデルを等価な時間オートマトンへと変換することで,連続時間モデル検査ツールUPPAALを用いた検証を行う手法を開発してきた.現在の変換法では得られた時間オートマトンのサイズが大きく,検証に時間がかかるという問題があるため,変換法を改良することで得られるオートマトンのサイズを縮小する. |
| 題名 | ファイル間関連度を用いたタスク間の共通ファイル発見手法 |
| 著者 | *定免 睦昌, 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科) |
| Page | pp. 382 - 383 |
| Keyword | ファイル間関連度, クラスタリング, ファイル管理 |
| Abstract | PCでユーザが扱うファイル数は極めて増加しており,フォルダによる分類やデスクトップ検索により高度なデスクトップ関連ファイルの提示機能が求められている. このような動機の下に行われている研究に,デスクトップ操作の履歴からファイル間の関連度を抽出するものがあるが,従来の研究では,ユーザが複数のタスク(作業)を同時並行して行うという状況を想定していなかった. 我々は,複数のタスクが同時並行して行われるという状況を考慮して,ユーザのデスクトップ操作からファイル間の関連度を算出する方法を提案し,階層的クラスタリングによって関連の深いファイル集合としてユーザのタスクを抽出する方法を提案した. 本稿では,複数タスク間で共通して使用されるファイル(を発見する手法について考察する. |
| 題名 | 福山市内道路網におけるリンク旅行時間の解析と推定 |
| 著者 | *森藤 義之 (福山大学大学院/工学研究科), 清水 光 (福山大学/工学部) |
| Page | pp. 384 - 385 |
| Keyword | 動的経路誘導システム, 交通流ダイナミクス, リンク旅行時間 |
| Abstract | 近年,交通量の増加と共に都市地域の幹線道路を中心に交通渋滞や交通事故が日常的に発生している.交通渋滞は,旅行時間や燃料消費,二酸化炭素排出量の増加などの一要因になっている.交通流の円滑化と安全化を図り,交通渋滞を解消,または軽減する対策の一つに動的経路誘導システムがある.動的経路誘導システムでは,運転者に出発地から目的地までの複数の推奨経路を示し,運転者は最も適当と思われる経路を選択して走行する. 本稿では,まず,動的経路誘導システムで基礎的役割を果たす交通流ダイナミクスやリンク旅行時間について解析する.つぎに,広島県福山市内道路網の二つの経路におけるリンク旅行時間について推定する. |
| 題名 | 最適な確率的フラッディングの学習アルゴリズムに関する考察 |
| 著者 | *高木 聡, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科ディペンダブルシステム論研究室) |
| Page | p. 387 |
| Keyword | P2Pネットワーク, 確率的フラッディング, 学習アルゴリズム |
| Abstract | Peer-to-Peer(P2P)ネットワークでは,全体を管理するサーバが存在しないため,個々のピアが要求を満たす通信相手を探索する手段が必要となる.フラッディングは,隣接するピアに探索メッセージをリレーしていく事で通信相手を探索する手法である.フラッディングには,探索メッセージがトラフィックを圧迫するという問題点があるため,メッセージ総量を削減する確率的フラッディングが提案されている.本稿では最適な確率的フラッディング方策を各ピアが自律的に学習するアルゴリズムを示す. |
| 題名 | MIRとCFSに基づいたチェックポイント配置の効果について |
| 著者 | *別所 典明, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 388 |
| Keyword | チェックポイント, クラスタシステム, 多重障害, 期待オーバーヘッド, 環境分散 |
| Abstract | 計算機クラスタには複数ノードが存在するため, 各単独ノードに対する障害だけでなく複数ノードに対する多重障害を考慮しなければならない. そこで,効率的な環境分散技術としてチェックポイント(CP)配置が注目されている.特にファイルシステムにおいて障害が発生した場合には迅速なデータ回復が必要であり, Plank (1996)によって MIR(Checkpoint Mirroring), CFS(Central File Server)と呼ばれる CP 配置技法が提案された. 本稿では,クラスタシステムにおける CP 方式に対して,CPを配置した際の総期待累積オーバーヘッドを厳密に導出し,CP オーバーヘッドと回復オーバーヘッドに重み付けを行った重み付き総期待累積オーバーヘッドを最小にする最適な CP 配置計画を求める. |
| 題名 | 色に応じた異なるハッチパターンを描画するアプリケーション |
| 著者 | *下田 雅彦 (両備システムソリューションズ/岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 横田 一正 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 389 - 390 |
| Keyword | 色覚異常, 高齢者, ハッチパターン, アクセシビリティ, 色分けされた図 |
| Abstract | 地下鉄の路線図や気象図など,色の違いによって情報を区別する必要のあるイメージが多くのウェブサイトで見られる.これらのイメージから,高齢者や色覚異常の人々が必要な情報を得るのは困難である.我々は,コンピュータスクリーン上の指定領域に,色に応じて異なるハッチパターンを自動的に描画するアプリケーションを開発した.この中で実装したアルゴリズムでは,2度のイメージの走査だけですべてのハッチパターンの描画は瞬時に終わる.このため,利用者はストレスなくアプリケーションを実行でき,色で塗り分けられた地図などから容易に必要な情報を得ることができる. |
| 題名 | 空間融合を用いた質問回答機能におけるオブジェクト抽出の実現 |
| 著者 | *濱野 優輝, 小宮山 哲 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 劉 渤江 (岡山理科大学総合情報学部), 横田 一正 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科) |
| Page | pp. 391 - 392 |
| Keyword | 空間融合, 質問回答 |
| Abstract | 実空間の歩行中に「これは何だろう」といった様々な疑問を抱くことがある。そういった疑問を解決する機能として、空間融合を用いた質問回答機能を提案している。提案機能の課題として、質問回答の対象となるオブジェクトの抽出、質問回答の共有が挙げられる。本研究では、仮想空間としてPasQを用いたときの提案機能における質問回答の対象となるオブジェクトの抽出部分の実装と評価を行う。オブジェクトの抽出は、ユーザ操作によるオブジェクトの指定に基づき、2つのパノラマ画像におけるオブジェクトの位置を求めることで、位置情報を持った点として抽出する。 |
| 題名 | 歩行履歴を用いたパノラマ仮想空間PasQの共有 |
| 著者 | *上田 文太 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 渡谷 真以 (岡山県立大学情報工学部), 濱野 優輝 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 劉 渤江 (岡山理科大学総合情報学部), 横田 一正 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科) |
| Page | pp. 393 - 394 |
| Keyword | 仮想空間, データベース |
| Abstract | 近年仮想空間の研究,提示が盛んに行われている. 仮想空間を用いることで空間を立体的に把握でき,地図のみでは得られないような土地勘を得ることができる. また実空間を再現した仮想空間を用いることにより,実空間だけでは表現できない方法での情報の提供が可能である. このような情報を用いて案内を行うために,我々は実空間と仮想空間の融合による歩行者支援を研究している.そのなかでも現在は利用者同士のコミュニケーション支援を検討しており、本研究では利用者の歩行履歴を用いたコミュニケーションとしてパノラマ仮想空間PasQの共有を提案する. PasQでのビューを共有することで観光地などの複数人での同時巡回や展示場等のツアー等の体験,また過去のウォークスルーを自分又は他者が再体験することが可能となる. |
| 題名 | 自動車交通を支える交通情報システムの一構成 |
| 著者 | *清水 光 (福山大学/工学部), 森藤 義之 (福山大学大学院/工学研究科), 藤井 温子 (弓削商船高等専門学校/情報工学科) |
| Page | pp. 395 - 396 |
| Keyword | 交通流ダイナミクス, 信号制御システム, 動的経路誘導システム, 交通情報システム |
| Abstract | 都市道路網における交通流の円滑化や安全化,環境負荷の低減化などの観点から,信号制御システムや動的経路誘導システム,統合的交通流制御システムなどについて研究が進められている. 本稿では,信号交差点の交通流ダイナミクスを車線単位,サイクル長単位で記述し,交通流の最適制御や都市道路網の最大有効利用の観点から,交通情報システムの一構成法について提案する.ドライバーに必要な交通情報をリアルタイムで提供する交通情報システムは,6層の階層構造で構成される. |
| 題名 | 公共交通機関利用援助システムに関する研究 〜オンデマンドバス予約システムの開発〜 |
| 著者 | *玉川 成一, 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 397 |
| Keyword | オンデマンドバス, インタフェース, 予約システム, Webサービス, ケーブルテレビ |
| Abstract | 路線バスを始めとした公共交通機関の利用者は年々減少しているが,今も多くの人々にとって重要な移動手段であり続けている. そこで我々は,経路探索等の機能を持つ利用援助システム「バスネット」を開発・運用している. しかしこの経路探索は路線バスや鉄道のように経路が一定の交通機関にしか対応しておらず,オンデマンドバスのような利用者の予約に応じて運行経路を決定する交通機関をサポートすることができなかった. 本研究ではこの問題を解決してバスネットの利用の幅を広げるために,オンデマンドバスを運営している鳥取県日南町と連係し、オンライン予約システムの開発を行う. |
| 題名 | バス停時刻表作成のためのマークアップ言語の提案と実装について |
| 著者 | *山根 丈史, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 398 |
| Keyword | 公共交通機関利用援助システム, 路線バス, 時刻表, マークアップ言語 |
| Abstract | 我々は路線バスの利用促進のため,経路探索を中心としたシステム,バスネットを開発している. バスネットの機能のひとつに,時刻表のPDFを自動で作成する時刻表作成機能がある. 用途により必要とされる時刻表のレイアウトは様々であるが,従来のこの機能では一種類の時刻表しか作成できなかった. また,従来の作成方法では様々な時刻表を追加するのは困難である. そこで,様々なレイアウトの時刻表を容易に作成するためのマークアップ言語とその処理系を提案,開発し, バスネットへ組み込むことで,便数に応じて異なるレイアウトの時刻表を作成できるようにして利便性を高めた. |
| 題名 | スマートフォンを用いたバスロケーションシステムの開発 |
| 著者 | *金谷 直樹, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 399 |
| Keyword | スマートフォン, 遅れ, GPS, バスロケーションシステム |
| Abstract | 我々は路線バスの利用促進のため,路線バス経路探索システム(バスネット)を開発・運用している.このシステムにより,乗客は出発地から目的地までの経路案内を得ることが出来る.しかし,従来のバスネットはバスの走行中の位置や遅れ時間といった情報を得ることが出来ない.そのため,バスのダイヤが乱れた場合にバスがどこを走行中で何分遅れているのかわからず,乗客がバス停で長時間待たされるという事態が起こる可能性がある.この問題に対応するためには,バスの走行位置の情報や,遅れ時間を計算する必要がある.そこで,我々はバスの走行位置や遅れ時間を得られる,いわゆるバスロケーションシステムを,GPS機能を持つ高機能携帯電話「スマートフォン」を利用して開発・実装した. |
| 題名 | バスネットにおけるバスの遅れを考慮した経路探索について |
| 著者 | *石崎 美文, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 400 |
| Keyword | 経路探索, 公共交通機関, 路線バス |
| Abstract | 我々は路線バスの利用促進のため,経路探索システム,通称「バスネット」を開発し運用している. バスネットの中心的な機能の1つとして経路探索が挙げられ,路線バスや鉄道での移動に加えて,徒歩移動も考慮した経路の探索を行うことが特徴である. しかし,実際の公共交通機関では天候や道路状況により遅れが生じ,運行ダイヤが乱れることがある. すると経路探索の結果と差異が生じ,利用者が困惑してしまう. そこでバスネットの利便性の向上のために運行中のバスの遅れを把握し,それを経路探索に反映させるシステムを開発した. |
| 題名 | 宍道湖をモデルとした環境学習システムの開発 |
| 著者 | *永塚 学, 稲若 桜, 藤井 諭 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 401 - 402 |
| Keyword | 環境, 学習システム, 3D, 携帯端末, シミュレーション |
| Abstract | 環境問題が深刻な社会問題となり,環境に対する意識が高まっている.そのため学校等で環境学習が盛んに行われている.しかし既存の環境学習システムでは,環境が変化すると具体的にどのような影響がでるのか実感しにくい.そこで地元の湖である宍道湖を対象にした,環境学習システムの開発を行った.ここでは開発の概要,および今後のシステム改良における課題について述べる. |
| 題名 | 3Dと携帯端末を用いた史跡学習システムの開発 |
| 著者 | *島 孝浩, 後田 真希, 南葉 恵美子, 藤井 諭 (松江工業高等専門学校) |
| Page | pp. 403 - 404 |
| Keyword | 史跡学習, 3D, スマートフォン, GPS, 手書き情報 |
| Abstract | 全国には数多くの史跡が存在し、それらを観光の名所として紹介する自治体も多く存在する。それらの多くは、インターネットや本などを利用してその名所についての紹介を行っているが、実際に現地を訪れたユーザに対し、見学記録の作成やリアルタイムで情報を提供するなどのサービスはあまり行われていない.そこで松江城とその周辺の史跡を例にして,現地を訪れたユーザをサポートする実地学習システムの概要とその評価,改良について述べる. |
| 題名 | 2次元ソフトウェア信頼性モデルに基づく最適出荷政策 |
| 著者 | *井上 真二, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科 社会経営工学講座) |
| Page | p. 405 |
| Keyword | ソフトウェア信頼性評価, ソフトウェア信頼度成長モデル, ソフトウェア開発管理, 最適出荷政策, 2次元確率過程 |
| Abstract | 本研究では,ソフトウェア開発管理面からの興味ある問題として,この2次元ソフトウェア信頼度成長モデルに基づいた最適リリース(出荷)政策について議論を行い,導出した最適政策の適用例を示す. |
| 題名 | 組込みOSSに対する最適リリース問題とその性能評価 |
| 著者 | *加藤 宏樹 (鳥取大学大学院工学研究科 社会経営工学コース), 田村 慶信 (山口大学大学院 理工学研究科), 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科 社会経営工学講座) |
| Page | p. 406 |
| Keyword | 組込みオープンソースソフトウェア, 移植工程, 最適リリース問題 |
| Abstract | 本研究では,OSSの移植工程を対象とし,組込みOSSやデバイスドライバに潜在するフォールトを考慮したハザードレートモデルに基づくソフトウェア信頼性評価法を提案する.さらに,総期待ソフトウェアコストを定式化し,最適リリース時刻を推定する.また,実測データを用いた数値例を示す. |
| 題名 | マルコフ型可用性モデルに基づく処理性能低下を考慮したソフトウェアシステムの性能評価法 |
| 著者 | *村上 智史 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻), 得能 貢一, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科) |
| Page | p. 407 |
| Keyword | マルコフ型ソフトウェア可用性モデル, 実時間性, 性能低下, 無限サーバ待ち行列モデル, ソフトウェア信頼度成長 |
| Abstract | 本稿では,「規定時間内に処理を完了することができる性質や度合い」と定義される実時間性(リアルタイム性)に基づくソフトウェアシステムの性能評価法について議論する.特に,ユーザが認知するシステムの状態として,処理性能が低下している稼動状態を考慮する.システム自身の時間的振舞いは,既存のマルコフ型ソフトウェア可用性モデルに,処理性能が低下する状態を組み込むことで記述される.仕事の到着過程が非同次ポアソン過程(NHPP)に従う場合を取り上げて,仕事の処理過程を無限サーバ待ち行列モデルを用いて記述し,処理可能な仕事数の分布を解析する. |
| 題名 | マルコフ型ソフトウェア可用性モデルの一般化枠組みと可用性評価尺度算出のための代替的計算法に関する一考察 |
| 著者 | *池上 慎也 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻), 得能 貢一, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科) |
| Page | p. 408 |
| Keyword | ソフトウェア可用性モデル, 一般化, 代替的計算法, マルコフ過程, ガンマ分布 |
| Abstract | 本稿では,ソフトウェア故障発生時間間隔およびシステムの修復時間間隔の分布を一般分布として扱うことによって,マルコフ型ソフトウェア可用性モデルの一般化を試みる.システムの状態を,動作/不動作状態および修正されたフォールト数によって定義し,種々の可用性評価尺度の一般解を,時間およびデバッグ回数の関数として導出する.しかしながら,この理論的枠組みのままでは可用性評価尺度を算出することが困難である場合が多いので,可用性評価尺度算出のための代替的計算法についても考察する. |
| 題名 | チェンジポイント前後におけるソフトウェア故障発生時間分布の変化を考慮した2変量ソフトウェア信頼性モデルに関する研究 |
| 著者 | *福間 敬介 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻), 井上 真二, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科) |
| Page | p. 409 |
| Keyword | チェンジポイント, 2次元ソフトウェア信頼度成長モデル, 平均値関数, ソフトウェア信頼性評価 |
| Abstract | ソフトウェア開発のテスト工程において,ソフトウェア故障発生時間(間隔)の確率および統計的性質が著しく変化する現象が観測される.このようなテスト時刻はチェンジポイントと呼ばれ,SRGM(ソフトウェア信頼度成長モデル)に基づいたソフトウェア信頼性評価精度に影響を与える要因の1つと考えられている.本研究では,ソフトウェア信頼度成長過程をより現実的に記述できるモデルとして,信頼度成長要因を2次元に拡張した2次元SRGMにおいてチェンジポイントを考慮したSRGMを構築し,提案モデルの適合性を検証する. |
| 題名 | Ajax を使ったパノラマ写真表示システム |
| 著者 | 大塚 厚二, *張 輝 (広島国際学院大学) |
| Page | pp. 410 - 411 |
| Keyword | Ajax, Web, パノラマ写真, データベース, php |
| Abstract | パノラマ写真をWebに表示し、その写真の中にある建物、史跡など特徴ある箇所をクリックするとその情報が表示される仕組みを作成した。なお、大きなサイズのパノラマ写真については、一部をディスプレイに表示するが、Googleマップのように写真をドラッグして動かせるようにした。本システムにはナビゲータを設け、ナビゲータには表示が何処になっているかを示すと同時に、ナビゲータをクリックすることで表示部分を変更できる機能を追加した。この仕組みは自作地図にGoogleマップのように情報を埋め込む方法としても使える。 なお、試作ページのURLはhttp://www.hkg.ac.jp/~ohtsuka/maps/miyajima/Itsukushima-jinja.html |
| 題名 | 中学校時間割編成システムにおける授業情報の入力画面設計 |
| 著者 | *大坪 正和 (岡山県立大学大学院), 倉重 賢治 (鹿児島県立短期大学), 亀山 嘉正 (岡山県立大学), 久保 貴広 (岡山県立大学大学院) |
| Page | pp. 412 - 413 |
| Keyword | 時間割編成問題 |
| Abstract | 中学校時間割の編成は,複雑な制約条件を有しており,手作業による作成は非常に困難である.そのため,時間割を自動で編成するシステムが望まれている.しかし,時間割を作成するには,クラス情報,教員情報,授業情報など様々な情報が必要であり,これらをシステムに入力しなくてはならない.特に授業情報は,チームティーチングや隔週授業などの対応があり,入力項目が多い上,複雑である. そこで本研究では,授業情報の入力インタフェースを提示する.これにより,使用者の入力作業の負担を軽減し,システムを使用する際の障壁を下げる.そして,現役の時間割作成者に評価していただくことで,有用性を確認する. |
| 題名 | 分散型e-Learningシステムにおける複数のWebブラウザに対応したユーザインタフェースの開発 |
| 著者 | *平田 崇 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 目黒 一成 (鳥取大学 総合メディア基盤センター), 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 414 |
| Keyword | P2P, e-Learning, モバイルエージェント, ユーザインタフェース |
| Abstract | 我々は,一般的なe-Learningシステムの欠点であるサーバへの負荷集中時の応答速度や安定性の低下を解消すべく, モバイルエージェント技術に基づく分散型e-Learningシステムを開発している. 学習者が本システムを利用する際は,エージェントからのデータを解釈してユーザに伝えるためのユーザインタフェース(UI)が必要である. 従来のUIはMozilla Firefoxの拡張機能として実装されていたため,ブラウザ依存の問題があった. これを解決するため,UIをブラウザ側からエージェントの実行環境であるエージェントサーバ側に実装するように変更し, 提案システムを複数のwebブラウザで利用できるようにした. |
| 題名 | 分散型e-Learningシステムにおける動画コンテンツの中断/再開 |
| 著者 | *山本 大介 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 目黒 一成 (鳥取大学 総合メディア基盤センター), 川村 尚生 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 本村 真一 (鳥取大学 総合メディア基盤センター), 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 415 |
| Keyword | P2P, e-Learning, モバイルエージェント, 動画 |
| Abstract | 我々は,集中型e-Learningシステムの欠点である,サーバへの負荷集中による応答性や安定性の低下を解決すべく,P2Pモデルに基づく分散型e-Learningシステムを開発している.本システムでは講義などの長時間の動画コンテンツも想定しているが,学習者が学習を中断し,別の端末へ移動してから続きを再生する場合,動画コンテンツを最初から再生し直す必要があった.そこで学習中断時に動画の再生位置をシステムに記録しておくことで,学習再開時には自動で中断箇所からの動画再生を可能とした.学習者が任意の場所で学習を再開できるよう,再生位置はどこへでも移動可能なモバイルエージェントに保持させた. |
| 題名 | 路線バス経路探索システムにおけるユーザインタフェースの複数種類の端末への対応 |
| 著者 | *高山 貴寛, 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 416 |
| Keyword | Webサービス, 公共交通機関, 路線バス, ユーザインタフェース, XML |
| Abstract | 我々は路線バスの利用促進のため,路線バス経路探索システム(バスネット)を開発し,運用してきた.バスネットはPCと携帯の両方から利用できるようなHTMLによる同じユーザインタフェースを使用していた.しかし,JavaScriptが利用できないなど端末の特性を生かしたユーザインタフェースとは言えず,新たな端末にも対応しにくい状況であった.そこで,経路探索結果を直接HTMLとして出力するのではなく,一旦XMLとして出力し,それを元に個別のユーザインタフェースを生成する方式を開発した.また,その方式により公共施設などへの設置を想定した新しい種類の端末をインテリジェントバス停という名前で開発した. |
| 題名 | VOD講義のための字幕の強調や係受けによる短縮法 |
| 著者 | *則本 達哉, 小山 登, 羅 毅剛 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 椎名 広光, 北川 文夫 (岡山理科大学総合情報学部) |
| Page | pp. 417 - 418 |
| Keyword | VOD講義, 文短縮, 重要語 |
| Abstract | 本研究では,学習者の理解を深めるための字幕表示を, 字幕の添付だけでなく,字幕を表示するときに,重要単語の強調と 字幕の表示量を抑えることによって,表示スピードを遅くすることを目的として,システムを開発を行っている.重要単語の強調については,TF・IDFを重要語を取り出す範囲を表示している字幕の前後を対象として,計算を行う改良を行っている.また,先行研究にある一般的な手法を目的としているのではなくVOD講義に特化させる.そのため,字幕量の削減は,字幕の係受け解析を行い,係受けの位置と重要語のTF・IDF値から文節の削減対象としての判断を行う手法を用いている. |
| 題名 | WebベースJavaプログラミング環境の構築 |
| 著者 | *小寺 勇司, 柳澤 秀明 (徳山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 419 - 420 |
| Keyword | Java, 協調開発環境, DaaS |
| Abstract | 複数人でソフトウェア開発を行う場合,それぞれの開発者に同じ環境が必要である.その際問題点として,開発環境構築に伴うコスト増加や,C言語等のプラットフォーム依存言語を用いた開発時の実行環境と開発環境のプラットフォーム統一の必要性,ファイルやシステムが分散することによるバージョン管理の煩雑さが挙げられる.本研究では,これらの問題点を解決するためにWeb上に開発環境やバージョン管理機能を集約し,環境構築や管理コストの低減を図り,ソフトウェア開発者に負荷をかけない開発環境を構築する. |
| 題名 | タイピング駆動型身体引き込みキャラクタチャットシステム InterChat 2010 |
| 著者 | *野條 諒 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 壇原 龍正, 渡辺 富夫 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科・科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業) |
| Page | p. 421 |
| Keyword | 身体的インタラクション, コミュニケーション支援, 身体的コミュニケーション, 引き込み, 身体性 |
| Abstract | タイピング駆動型身体引き込みキャラクタチャットシステムInterChat は、タイピングのリズムからコミュニケーション動作を自動生成し、メッセージ送受信時に言葉の意味から自然な動作を生成する。 本論文では、入力文字の表示過程に着目し、入力ミスや変換過程を送受信しない手法を導入したInterChat 2010 を提案している。さらに、日本科学未来館の予感研究所3で実演展示を行い、チャットコミュニケーションにおけるInterChat 2010 の有効性を確認している。 |
| 題名 | スライド隠蔽機能を付加したタッチパネルプレゼンテーションシステムの評価 |
| 著者 | *原 一史 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 渡辺 富夫, 神代 充 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 422 - 423 |
| Keyword | プレゼンテーション, インタフェース |
| 題名 | 握手ロボットシステムのための視線提示に関する研究 |
| 著者 | *宍倉 康文 (岡山県立大学大学院), 神代 充, 渡辺 富夫 (岡山県立大学) |
| Page | p. 424 |
| Keyword | 握手, 身体的インタラクション, 視線 |
| Abstract | これまで本研究室では、人間とロボットの握手動作に着目して、人間に好まれる握手動作を生成する握手ロボットシステムの開発を行ってきた。一方で、対面コミュニケーションでは音声だけでなく、身振りやうなずきなどの身体動作に加えて視線提示を伴うことで、円滑なコミュニケーションが行われている。そのため、握手ロボットにおいても人間に視線を提示することで、ロボットの生命感や共有感が向上し、より人間同士に近い感覚で握手が行われると期待される。 そこで本研究では、握手ロボットに視線提示を実現するために、視線提示デバイスを開発した。さらに、視線提示機能を付与した握手ロボットシステムを開発して、握手動作時において人間にロボットの視線を提示することの有効性を確認している。 |
| 題名 | 特徴的な連想に着目したタグ付け意図の自動判別手法 |
| 著者 | *和田 拓也 (広島大学 大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | p. 425 |
| Keyword | ソーシャルタギング, 連想, 意図 |
| Abstract | 多数のユーザによって自由に付与されたタグの集合を用いてWeb ページの分類を行うソーシャルタギングが近年高い注目を集めている.しかしユーザが付与するタグは単純な語やフレーズであることが多いため,語の多義性や文脈依存性などの理由から,タグ付けに関するユーザの意図を正確に汲み取ることは困難であった.本稿ではそのようなユーザの意図を「タグから連想される語集合」を通して汲み取る方法を提案する.具体的には,連想された語集合間の近さを測る新たな尺度を提案し,意図の類似性をあらわす客観的な指標として用いる. |
| 題名 | アイテム間の類似度を考慮した協調フィルタリング手法 |
| 著者 | *横田 大地 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院) |
| Page | p. 426 |
| Keyword | 推薦システム, 協調フィルタリング, tf-idf |
| Abstract | インターネットの普及に伴って,我々の日常は大量の 情報にさらされるようになった.それらの情報の中から それぞれのユーザに適した情報を提示するための方法の ひとつとして,推薦システムが近年高い注目を集めてい る(推薦システムの具体例としては,たとえば[1] などが ある).本稿では,推薦システムを実現する典型的な手法 である協調フィルタリング(CF) に注目し,その推薦精 度を向上させるための具体的な方法を提案する.提案手 法の基本アイデアは,アイテム間の類似度に着目し,未 評価アイテムの評価を評価済みアイテムの評価を使って 補完することである. |
| 題名 | SBMで長期的に利用されるページの推薦手法の提案 |
| 著者 | *中村 昭 (広島大学 大学院工学研究科), 亀井 清華, 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
| Page | p. 427 |
| Keyword | ソーシャルブックマーク, 推薦 |
| Abstract | 情報爆発により目的とするページを見つけることが困難となっている.そこでユーザの目的に合わせたページの提示が出来る推薦システムが注目されている.その中でもWeb上でブックマークを共有するソーシャルブックマーク(SBM)を使った手法が研究されている. 上野らはソーシャルブックマークで,長期的にブックマークされ続けているページを推薦する「セレクトブクマ」というシステムを提案・開発した.しかし長期的に利用されるページを推薦するならば,ブックマーク毎の間隔も重視すべきである.そこで本研究では日数ではなく,前のブックマークからの経過時間に着目した手法を提案する. |
| 題名 | Webシステムのための汎用的な操作ログ保存・閲覧システムの開発 |
| 著者 | *吉村 大佑, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 428 |
| Keyword | 操作ログ, JavaScript, Ajax |
| Abstract | Webシステムにおいて,システム上でユーザが行なった操作をログとして保存し ておけば,システムのユーザビリティの向上,不正アクセスの監視,ユーザか らの問い合わせの対応などに利用することができる.そのため,システムを作 成する際にはログ保存機能を実装することが多い.さまざまなシステムで利用 できる汎用的なログ保存機能があれば,その機能を実装する手間が省けシステ ムの開発を効率よく行なうことができる.我々は,JavaScriptを用いて汎用的 な操作ログ保存・閲覧システムの開発を行なっている.本稿では,現在開発中 の汎用的なログ保存・閲覧システムについて報告する. |
| 題名 | 表示イメージにのみ依存したメモ機能の実現に関する研究 |
| 著者 | *橋本 竜也 (松江工業高等専門学校専攻科 電子情報システム工学専攻), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校 情報工学科) |
| Page | p. 429 |
| Keyword | メモ機能, マルチ選択, 表示イメージ |
| 題名 | ベイジアン方式と機械学習の併用によるスパムメールフィルタリング |
| 著者 | *山口 博之 (山口大学大学院 理工学研究科), 杉井 学 (山口大学 大学情報機構 メディア基盤センター), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科, 山口大学 大学情報機構 メディア基盤センター) |
| Page | pp. 430 - 431 |
| Keyword | セキュリティ, 機械学習, メールフィルタ, ベイズ理論 |
| Abstract | 近年の迷惑メールの増大は, 世界中の電子メール利用者を悩ませている. スパムメール対策として様々なメールフィルタの開発が行われているが, その中で現在最も広く利用されているのが, ベイズ理論に基づいてスパムメールを分類するベイジアンフィルタである. bsfilterはベイジアンフィルタの一つであり, 正規メールの分類正解率は高いが, スパムメールの分類正解率が低い. そこで, 先に我々が開発した機械学習を応用したメールフィルタとbsfilterを組み合わせ, さらにbsfilterのメール判定に用いられる閾値の変更を行うことで正規メールとスパムメール共に, 分類正解率の高いメールフィルタ手法を検討した. |
| 題名 | モバイルエージェントフレームワークにおけるデモンストレーション機能の実装 |
| 著者 | *北川 訓康 (岡山大学大学院自然科学研究科), 岡山 聖彦 (岡山大学情報統括センター), 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | pp. 432 - 433 |
| Keyword | モバイルエージェント, デモンストレーション機能 |
| Abstract | モバイルエージェントは,ネットワークを介してホスト間を自律的に移動しながら処理を行うプログラムである.我々の研究チームではモバイルエージェントを利用するために,ユーザ先行・追随型モバイルエージェントフレームワークを提案しているが,各ホスト上のユーザやモバイルエージェントはそのホスト上でしか確認できない.そこで本論文では,電子地図を用いてホストを配置し,ホスト間を移動するユーザやモバイルエージェントをリアルタイムに表示することによりフレームワークの動作を視覚化するデモンストレーション機能の実装し,動作確認を行った. |
| 題名 | Ruby/Tkによる電力系統作成ツールの開発 |
| 著者 | *竹本 直史 (広島工業大学大学院工学系研究科情報システム科学専攻), 永田 武 (広島工業大学工学系研究科) |
| Page | pp. 434 - 435 |
| Keyword | Ruby, Tk, 電力系統, 低炭素社会, 電力系統作成ツール |
| Abstract | 近年,低炭素社会に向けた対策として”新三種の神器”が注目を浴びている。特に再生可能エネルギーである太陽光発電は,需要地近郊への導入が促進されている。このような自然エネルギーの導入により電力系統は複雑化の傾向にある。それに伴い電力系統図の設計に膨大な時間を要し,本来検討すべき運用・計画・制御方式の検討に注力できるよう,電力系統図作詞得時間の短縮を目指し,Ruby/Tkによる電力系統作成ツールの開発を行う。 |
| 題名 | 液晶ペンタブレットにおけるペン入力に関する実験 |
| 著者 | *植木 大介 (近畿大学大学院システム工学研究科), 出口 幸子 (近畿大学工学部) |
| Page | pp. 436 - 437 |
| Keyword | 液晶ペンタブレット, ペン入力, 筆圧, 人間の反応速度 |
| Abstract | 本研究では,教育システムに液晶ペンタブレットを使用するため,ペン入力に関して筆圧の測定および人間の反応速度の測定を行った.まず,被験者に強・弱の筆圧でペン入力してもらう実験を行った.その実験データから筆圧の平均値の時間変化,ヒストグラム,および標準偏差を求め,筆圧の強・弱が分離可能かどうかについて検討した結果,条件付きではあるが分離可能であることが示された.また,被験者に図形を掲示してその中にペン入力してもらう実験を行った.入力図形の掲示時間,半径,および移動距離を変化させ,それぞれの成功回数の変化を調べることで,液晶ペンタブレット上でペン入力を行うための条件を求めた. |
| 題名 | モバイルエージェントによる人物追跡システムにおけるカメラ視野重複時に対応した追跡方式について |
| 著者 | *岩崎 慎弥 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ), 清水 忠昭, 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 438 |
| Keyword | 人物追跡, モバイルエージェント, 分散システム |
| 題名 | モバイルエージェント技術を用いた会議日程調整システムにおける日程調整の実用性向上 |
| 著者 | *大西 貴之, 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 439 |
| Keyword | モバイルエージェント, グループウェア, 日程調整 |
| Abstract | 我々は,モバイルエージェント技術を用いた会議日程調整システムを開発している.本システムは,招集者が開催を希望する期間のみの予定を必要とするだけでなく,日程調整において必要に応じて予定変更の交渉を行う.従来のシステムは,参加者は全員参加するものとしており,参加者全員に都合の良い日時が存在せず,交渉の余地も無かった場合,この時点で日程調整は失敗する.しかし一般的な会議の日程調整では,会議に必ず参加して欲しい人と,そうでない人が存在する場合が殆どである.また,ある一定割合以上の参加で開催といった会議も多い.本研究では,これらの要素を本システムにおいて設定可能とする事で,日程調整の実用性を向上させた. |
| 題名 | ユビキタス観光支援システムにおけるコンテンツ管理方式の検討 |
| 著者 | *片山 光博 (津山工業高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 大田 仁克, 大平 栄二 (津山工業高等専門学校 情報工学科) |
| Page | pp. 440 - 441 |
| Keyword | ユビキタスコンピューティング, ユーザーインタフェース |
| Abstract | 近年、無線通信の発展やコンピュータの小型化・高性能化の進展に伴い、この技術を応用した、観光地における各種の情報提供法が提案されている。我々も、多量の情報を2段階に分け、情報間にストーリー性を持たせて提供することにより、何度も訪れたくなるような、魅力的で面白みのある情報提供方式を提案した。今回、2段階目の情報にストーリー性を持たせるため、次の2種類の提供方式を実現する。(1)場所に依存した情報提供と、(2)場所でなく順番に依存した情報提供である。本報告では、この両者を同時に実現する、情報提供のためのコンテンツ管理法について述べる。 |
| 題名 | タイピング駆動型身体引き込みキャラクタを用いたWeb日記システムの文字提示手法 |
| 著者 | *吉田 和之 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 渡辺 富夫 (岡山県立大学 情報工学部,科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業), 神代 充 (岡山県立大学 情報工学部), 檀原 龍正 (岡山県立大学 情報工学部,科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業) |
| Page | p. 442 |
| Keyword | 身体性, 引き込み, 身体的コミュニケーション, コミュニケーション支援, 身体的インタラクション |
| Abstract | タイピング駆動型身体引き込みキャラクタを用いたWeb 日記システムInterDiaryは、タイピングに基づいて、話し手及び聞き手のコミュニケーション動作を自動生成するキャラクタを用いて、日記作成者と閲覧者がコミュニケーション場を共有できるシステムである。 本論文では、InterDiaryの文字提示に着目し、その評価を行うためのシステムを開発している。さらに、文字提示の比較実験を行うことで、InterDiary における逐次表示の有効性を示している。 |
| 題名 | 音声駆動型身体引き込みキャラクタケータイに対するキャラクタ配置の検討 |
| 著者 | *小林 亜由美, 松根 祥太郎 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 渡辺 富夫 (岡山県立大学 情報工学部・科学技術振興機構 戦術的創造研究推進事業) |
| Page | p. 443 |
| Keyword | 携帯電話, CGキャラクタ, コミュニケーション支援, 身体的インタラクション, キャラクタ配置 |
| Abstract | 音声駆動型身体引き込みキャラクタケータイ「なりきりケータイ」は、発話音声に基づきキャラクタの豊かなコミュニケーション動作を自動生成する技術を、携帯電話に応用したシステムである。 しかし、従来の2体のキャラクタを左右向かい合せにした配置では、携帯電話の縦長画面ではキャラクタが小さく表示され、インタラクションの把握が困難であった。本論文では、キャラクタの配置検討をし、ユーザに好まれる配置を提案する。ここで、5種類の配置パターンを用意し、一対比較実験の結果から2体のキャラクタを縦列配置するものを提案している。 |
| 題名 | 頭部動作量連動方式による音声駆動型身体引き込みキャラクタケータイの官能評価 |
| 著者 | *松根 祥太郎, 小林 亜由美 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 渡辺 富夫 (岡山県立大学 情報工学部/科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業) |
| Page | p. 444 |
| Keyword | 身体的インタラクション, コミュニケーション支援, 携帯電話, CGキャラクタ |
| Abstract | コミュニケーション時の身体動作の中でも、特に頭部動作は、うなずきによる会話のリズム生成や肯定・否定の意思表現などの役割を持っており、重要である。著者らはこれまでに、音声から話し手及び聞き手のコミュニケーション動作を自動生成する音声駆動型身体引き込みキャラクタにユーザの頭部動作方向を反映した身体的インタラクションケータイ「なりきりケータイ」を開発してきた。 一方、身体動作の表現の強弱にあわせて、頭部の動作量は変化する。したがって、ユーザの頭部動作量をキャラクタの頭部動作量に連動させることによって、よりユーザはキャラクタと一体感を実感しながら会話をできるようになることが期待される。 本研究では、なりきりケータイのキャラクタにユーザの頭部動作量を直接反映させる頭部動作量連動方式を導入し、システムを官能評価している。 |
| 題名 | 路線バスの乗換案内における複数経路の探索アルゴリズム |
| 著者 | *赤木 翔, 杉山 裕二 (岡山大学 大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 445 |
| Keyword | 経路探索, 乗換案内 |
| Abstract | 鉄道には乗換案内システムが普及しており,乗換経路や時刻といった情報を容易に入手できる一方で,路線バスにはそのようなシステムが普及していない。一部では路線バスに特化した乗換案内システムに関する研究が進められているが,まだ完全なものとは言えないのが現状である。 例えば,鳥取大学が開発したシステムは,鳥取県内の路線バスの乗換案内を提供する。しかし,このシステムは一つの経路しか案内できないため,利用者に選択肢が与えられないという問題点があった。 そこで本研究では,バス利用者の利便性向上を目的として,複数の経路を探索するアルゴリズムを考案し,検証を行なった。それにより,実用的な計算時間で複数の経路が求められることが確認された。 |
| 題名 | ベイズ理論に基づいたソフトウェア信頼性モデルの推定法に関する考察 |
| 著者 | *肖 霄, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 446 |
| Keyword | ベイズ, マルチスケール解析, ウェーブレット, 強度関数, 適合性評価 |
| Abstract | 非同次ポアソン過程 (NHPP) に基づいたソフトウェア信頼性モデルの強度関数を推定するために,ウェーブレット縮小推定に基づいた方法が提案されている.本稿では,ベイズ統計の考え方を導入したウェーブレット解析法に着目し,ソフトウェア信頼性評価への適応可能性について検討する.数値計算を用いた検証では,事前情報を利用したベイジアンアプローチはソフトウェア信頼性評価へ適用可能であり,推定精度に関して従来のウェーブレット縮小推定を上回る手法であると結論づけることができる. |
| 題名 | Appling Markov Chain Monte Carlo Based Random Testing in Continuous Input Domain |
| 著者 | *Bo Zhou, Hiroyuki Okamura, Tadashi Dohi (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University) |
| Page | p. 447 |
| Keyword | software testing, random testing, Markov chain Monte Carlo |
| Abstract | Software testing is an important phase to validate the cor- rectness and reliability of software system. Since we cannot validate all of the execution paths, software testing is per-formed with limited test cases. Random testing (RT) is one of the most classical software testing strategies. This pa-per focuses on the RT scheme based on Markov chain Monte Carlo methods (MCMC-RT) for continuous input domain. |
| 題名 | マルチファクターソフトウェア信頼性モデルへのBox-Cox変換の適用 |
| 著者 | *恵谷 勇介, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 448 |
| Keyword | ソフトウェア信頼性モデル, ロジスティック回帰, Box-Cox変換 |
| Abstract | 現在,コンピュータ,その中心となるソフトウェアは様々な分野で大きな役割を果たしている.ソフトウェアの効率的なテストを支援する一つの手段として,ソフトウェア信頼性の定量化がある.ソフトウェア信頼性の定量化として代表的な手法には,確率・統計に基づいたソフトウェア信頼度成長モデルがある.これは,テスト工程で検出されたフォールトの修正・除去(デバッギング)で,ソフトウェア全体の残存フォールトが減少する仮定を基礎とした数理モデルである.本稿では,ロジスティック回帰を応用したマルチファクターソフトウェア信頼性モデルに対し,様々な変換を含むBox-Cox変換を適用しその影響について考察を行う. |
| 題名 | パラメトリックブートストラップ法によるソフトウェア信頼性評価の一考察 |
| 著者 | *金石 俊雄, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 449 |
| Keyword | パラメトリックブートストラップ, NHPP, 信頼性評価, 経験分布 |
| Abstract | 開発段階早期でソフトウェアの欠陥を検出・除去し, ソフトウェア品質を定量的に評価する必要がある. ソフトウェア信頼性モデル(SRM:Software Reliability Model) は, 実際のテスト段階で観測されたフォールトデータを基にソフトウェア信頼性を定量化するための尺度を推定するために利用される. 非同次ポアソン過程(NHPP:non-homogeneous Poissonprocess) モデルはフォールトの発見やソフトウェア故障現象の意味付けが容易であり,これまでにさまざまなモデルが提案されている. 本稿では, NHPP の中でも対数型ポアソン実行時間モデルに着目し, パラメトリックブートストラップを適用することで強度関数, 平均値関数, 信頼度関数の信頼区間を求める方法を提案する. |
| 題名 | 一般化EM法による連続型隠れマルコフモデルの学習アルゴリズム |
| 著者 | *河合 理恵, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
| Page | p. 450 |
| Keyword | 連続型隠れマルコフモデル, Baum-Welch法, EM法, 一般化EM法 |
| Abstract | 連続型隠れマルコフモデル(Continuous Hidden Markov Model ; CHMM)はシンボルの出力が互いに相関を持つ連続型の確率分布に従った時系列データを表現するためによく用いられる.CHMMではシンボルの出力確率の計算が必要になる反面,データの損失を回避できるというメリットがある.CHMMの代表的な学習アルゴリズムにBaum-Welch法(BW)がある.BWはEM法(Expectation maximization algorithm)により構成されており,CHMMの教師データに対するパラメータの最尤推定値または局所最適値を求めるものである.BWは,教師データの大きさに比例して学習時間が増加してしまう問題がある.本稿ではCHMMにGEMを適用し,並列化に適した学習アルゴリズムの提案を行う. |
| 題名 | 自己生成ニューラルネットワークを用いたアンサンブル学習法 |
| 著者 | *松林 真司 (呉工業高等専門学校専攻科 機械電気工学専攻), 井上 浩孝 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科) |
| Page | pp. 451 - 452 |
| Keyword | 自己組織化, アンサンブル学習法, パターン認識 |
| Abstract | 自己生成ニューラルネットワーク(Self-Generating Neural Network : SGNN)は与えられた訓練データセットより自動的に自己生成ニューラル木(Self-Generating Neural Tree: SGNT)を構築することで高速処理を行うことができる識別器である.しかし,SGNNの値には多くの汎化誤差が含まれる.そこで,我々は,SGNNを複数作成することで,SGNNの問題点である汎化誤差を改善したアンサンブル自己生成ニューラルネットワーク(Ensemble Self-Generating Neural Network : ESGNN)を提案し,ESGNNの有効性を示した.本研究では,パターン認識において従来の手法である最近傍法(Nearest Neighbor method: NN法)を含め,ESGNN,SGNN,最近傍法の識別精度の比較検討をする.また,ESGNNとSGNNの処理時間を求め,枝刈りによる効果を比較検討をする. |
| 題名 | リカレント型神経回路網におけるカオスを媒体とした信号伝搬 |
| 著者 | *佐藤 龍一 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学能動デバイス学研究室) |
| Page | p. 453 |
| Keyword | カオス |
| Abstract | 現在のコンピュータの大半はノイマン型コンピュータと呼ばれるものであるが、解が保証されていない。または保証はされているが一意性がないといった不良設定問題を解く場合において、複雑なアルゴリズムと爆発的な場合の数が生じる困難性を持つ。近年、人間の脳内においてカオス現象が発見されており、このカオス現象が人間の脳の柔軟な情報処理能力に重要な役割を果たしているのではないかとの仮説をたてた。本研究においては脳内信号伝達に関するカオスの役割に注目し、新しいコミュニケーション方式が生体、あるいは脳の中に隠されているのではないかというアイデアのもと、それにカオスを用いることにより、数理工学的な手法で、発見論的にアプローチしたいと考えた。神経細胞のように、発火・非発火の2つの状態を持つ擬似神経細胞を用い、それを多数結合させたリカレント型神経回路網を構築する。さらに、これをデバイス化することを視野に入れ、短距離少数結合型の神経回路網モデルを用いた計算機実験を行った。そしてこのモデルから発生させたカオスを媒体とし、信号伝搬にどのようにカオスが関係しているのかを計算機実験により、定量的に評価した。その一つとして、時空間相関関数の計算を行い、 �|撒�離少数結合型の神経回路網モデルにおいてカオスを発生させ、その動力学的性質を調べた �⊆�己相関がべき関数的に減衰していく様子を示す �B昭堊蟯悗砲�いて遠くの素子の方が高い相関を示す場合を発見した を得たので概略を発表する。 |
| 題名 | リカレント型神経回路網モデルにおける複雑なダイナミックスを用いた身体制御応用への試み−腕系への適用− |
| 著者 | *上原 健悟 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻能動デバイス学研究室) |
| Page | p. 454 |
| Keyword | 神経回路網モデル, カオス, 制御, 腕 |
| Abstract | 近年,人間の脳ではカオス現象が発生していることが確認されている.この脳内カオスが生き物の脳の高度な機能と関わりがあるのではないかと考えている.本研究では脳内カオスと制御の関係について,神経回路網モデルを用いた腕の制御を行うことにより工学的側面からの発見論的アプローチを行ったものである.具体的には6自由度を持つ腕モデルを計算機上に構築し,同じく計算機上に構築した神経回路網モデルから移動にカオスを取り込んだ制御を行わせた.このカオスの影響についての研究を行っている. |
| 題名 | 顔相を用いた高性能本人認証システムの構築 |
| 著者 | *塩崎 信一 (鳥銀ビジネスサービス(株)), 田中 章浩, 大西 俊輔, 木下 健太郎, 岸田 悟 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 455 |
| Keyword | 認証システム, ニューラルネットワーク, 顔, セキュリティ, バイオメトリクス |
| Abstract | バイオメトリクス認証によってそれらの様々な問題点を解決することができ,より高いセキュリティが達成される.バイオメトリクス認証には指紋,虹彩,網膜,顔などを用いる方法があるが,検出のしやすさ,利用に対する抵抗感のなさを考慮すると,顔を用いるのが効果的であると考えられる.また,認証判定にニューラルネットワークを用いれば,ニューラルネットワークの持つパターン認識能力や非線形性によって取得画像の状態に影響されない高い信頼性を持つ認証システムを構築できると考えられる. 本研究では,1人の顔画像から特徴点を9点抽出し,特徴データとして入力するニューラルネットワークを用いて顔相による個人認証システムを構築した. |
| 題名 | 中間ユニット数最適化ニューラルネットワーク |
| 著者 | *石井 俊一, 六井 淳 (島根大学総合理工学部数理・情報システム学科) |
| Page | p. 456 |
| Keyword | 中間ユニット数, ニューラルネット |
| Abstract | 現在、ニューラルネットワークの分野では様々な手法が研究されているが、ネットワーク中で用いる中間層のユニット数を決める手法は確立されていない。中間ユニット数の決定には異なるユニット数から複数回学習し、最も識別率が高いものを選択する方法が一般的である。この方法では、最適な学習結果を得るまでに時間がかかる。中間ユニットの振る舞いに注目しユニット数を決定する方法が提案されている。本研究では、学習誤差に注目し、階層型ニューラルネットワークで学習時に中間層ユニット数を変化させ最適なユニット数を決定するアルゴリズムを提案する。このアルゴリズムで高速に適切な中間層のユニット数を決定することができる。 |
| 題名 | SOMを用いた統計解析の基礎研究 |
| 著者 | *宮城 大祐, 藤村 喜久郎, 李 仕剛, 中西 功 (鳥取大学大学院工学研究科 情報エレクトロニクス専攻) |
| Page | p. 457 |
| Keyword | 自己組織化マップ |
| Abstract | 本研究は,自己組織化マップを統計解析の分野に応用するための基礎研究である.与えられた数字の配列を自己組織化マップに学習させ,データ分布の特徴について調べる.その結果を統計解析分野に応用し今後の研究を進めていく. |
| 題名 | ノード配置問題に対する最良解集団を用いたアント最適化法 |
| 著者 | *大倉 慶一 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生, 西原 典孝 (岡山理科大学 工学部 情報工学科) |
| Page | p. 458 |
| Keyword | 組合せ最適化, ノード配置問題, 局所探索法, アント最適化法 |
| Abstract | ネットワークに関連する組合せ最適化問題の一つとして,ノード配置問題(Node Placement Problem, NPP)がある.代表的なメタ戦略としてアント最適化法(Ant Colony Optimization, ACO)があるがNPPに対する適用例は報告されていなかったため,我々はk-swap局所探索法をACOに組み込んだメタ戦略を提案している.従来のACOでは,探索が集中化してしまい,効率的な探索を困難にすることが観測できた.そこで本論文では,ACOに対して,探索の多様性を持たせることを目的として,最良解集団を用いたものをはじめとする3種類のRestart処理を組み込んだACOを提案し,その性能の評価を行う. |
| 題名 | メタ戦略に対する戦略的制御法 |
| 著者 | *幸村 明典 (岡山理科大学大学院 工学研究科), 片山 謙吾, 南原 英生 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
| Page | p. 459 |
| Keyword | 組合せ最適化,, 最大クリーク問題, 反復局所探索法, メタ戦略 |
| Abstract | 組合せ最適化問題に対して様々なメタ戦略が研究されており,その一つである反復局所探索法(Iterated Local Search,ILS)は与えられた解を改善し局所解を得る操作である局所探索(Local Search,LS)と,局所解から脱出する操作である突然変異(Kick)を反復し最適解を探索する.通常,Kick等のオペレータは1種類のものが採用される.しかし,最適化問題の全ての問題例に対して,有効である1種類のオペレータを設計することは難しいと考えられる.本論文ではそれぞれ異なる有効性を持つ複数のオペレータを,探索の状況に応じて適応的に選択する戦略的制御法(Strategic Controller, SC)を提案する.SCは様々なメタ戦略の操作に対して適用できる枠組みである. |
| 題名 | GPを用いた日経225先物取引のローソク足チャートによる戦略最適化モデル |
| 著者 | *坂本 和彦 (鳥取大学大学院 工学研究科), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学) |
| Page | p. 460 |
| Keyword | 遺伝的プログラミング, 株式取引, ローソク足 |
| Abstract | 株式取引において,売買のタイミングを判断するには,これまでの株価の動きで現在の状況を分析し,それを元に将来の株価を予測することが必要である. このことから,株価の動きをグラフ化して,その動きや形から現在の状況を把握することが有効な手段となる. 本研究では,株価チャートの一つであるローソク足チャートに着目し,進化計算手法の一つである遺伝的プログラミング(GP)を用いて,実際の市場(日経225先物取引)の最適戦略を策定し,得られた戦略について検討した.その結果,本手法は有効な戦略を導出することが出来るものと考えられた. |
| 題名 | GPを用いた株式短期トレンドにおける取引戦略最適化 |
| 著者 | *藤平 康平 (鳥取大学大学院工学研究科), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学) |
| Page | p. 461 |
| Keyword | 遺伝的プログラミング, 株式取引 |
| Abstract | 株式取引を行う際,刻々変動する株価の中で適切なタイミングで売買を行うことが要求される.その中で投資効果を高めるためには,様々な状況を分析し,将来の株価を予測することが必要となる.また,日本市場の株価を予測するためには,日本の株式市場が開く前に既に終了した前日のアメリカ市場の動きを考慮に入れる必要がある.これは,日本の株式市場がアメリカ市場に強く影響を受けるためである. 本研究では,アメリカの株価指数であるダウ平均株価を考慮に入れ株式取引を行うことで,実際に日本の株式取引に対して有効であるかを検証する.取引戦略として進化計算手法の一つである遺伝的プログラミング(GP)を用いて,短期トレンド取引を最適化することを試みた. |
| 題名 | 短時間労働者勤務表の多段階最適化における休憩時間割当による勤務者数不足問題の検討 |
| 著者 | *田中 直文 (鳥取大学大学院工学研究科), 中嶋 亮輔 (鳥取大学工学部), 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 462 |
| Keyword | 遺伝的アルゴリズム, 最適化, 勤務表, 自動作成 |
| Abstract | アルバイトやパートタイマと呼ばれる短時間労働者が多く勤務している比較的規模の大きなホームセンタでは、人によって異なる希望勤務時間帯や熟練職種など様々な条件を考慮して勤務を割り当てる。そのための勤務表は、当該月の直前に提出された希望勤務表に基づいて作成されるが、通常、人員不足の時間帯が数多く発生する。この人員不足の時間帯を掲示し、再募集が行われる。したがってなるべく早期に当該月全体の勤務表を得られることが求められる。現在、人の手によって短時間労働者勤務表は作成されており、多大な時間と労力を要している。短時間労働者勤務表を計算機により自動作成することにより人的、時間的コストの削減が期待できる。 |
| 題名 | 大規模ホームセンタにおける短時間労働者勤務表の最適化のための勤務者過不足調整法の検討 |
| 著者 | *中嶋 亮輔 (鳥取大学工学部), 田中 直文, 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科) |
| Page | p. 463 |
| Keyword | 遺伝的アルゴリズム, 勤務表, 最適化, 勤務時間 |
| Abstract | ホームセンタなどでは、アルバイトやパートタイマと呼ばれる短時間労働者が勤務する。このような事業所では、人によって異なる希望勤務時間帯や熟練の職種などを考慮して勤務を割り当てる。そのための勤務表は、現在、人の手によって作成されており、多大な労力を要している。短時間労働者勤務表を計算機により自動作成することにより人的、時間的コストの削減が期待できる。本研究では、当該月直前に提出された希望勤務表に基づいて、勤務の時間、配置、休憩時間に関する最適化を一括して行う。最適化を行う際のTU毎の勤務者数の過不足を調整する手法を検討する。 |
| 題名 | ヘドニック・アプローチを用いた遺伝的アルゴリズムの訪問介護スケジューリングへの適用 |
| 著者 | *福井 亮平 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 金川 明弘, 山内 仁 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | p. 464 |
| Keyword | 遺伝的アルゴリズム, ヘドニック・アプローチ, 訪問介護スケジューリング |
| Abstract | 訪問介護におけるヘルパーの勤務スケジューリング作成においては,ヘルパーの勤務可能日や時間帯,利用者宅の地理的情報などの制約の中で,利用者へのサービスを確実に行えることが要求される.他にもヘルパー間の負荷の偏りなど様々な条件を考慮する必要もあり,その作成には多大な労力と根気が必要となる.よって,ヘルパーの勤務スケジューリングをコンピュータにより支援しようとする試みがあるが,コンピュータが多様な制約に基づきこれらのスケジューリングを評価するのは困難である.そこで,コンピュータによる評価方法として,経済評価などに用いられる分析手法の一つであるヘドニックアプローチを用いた遺伝的アルゴリズムを適用してスケジューリングを行い,その有効性を検証する. |
| 題名 | NVPソフトウェア設計問題への遺伝的アルゴリズムの適用 |
| 著者 | *荻野 仁志 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学 情報工学部) |
| Page | pp. 465 - 466 |
| Keyword | ソフトウェア信頼性, 遺伝的アルゴリズム, NVP設計問題 |
| Abstract | NVP(N-Version Program)とは,非常に高い信頼度を必要とするようなソフトウェアシステムにおいて,N種類のソフトウェアバージョンを同時に実行し,その過半数を占めた結果を採用するという,多様性に基づく冗長化手法である. NVP設計問題はNVPに用意された複数のバージョンの一つ一つに使用コストと信頼度を設定することで,システムの構築コストの上限の範囲内で,信頼度を最大化させるようなバージョンの組み合わせを求める問題である. 本研究では,提案手法である異文化型島モデルを,山地らが行った遺伝的アルゴリズムによるNVP設計問題の解法に適用する. また数値実験を行うことで,提案手法と既存手法を比較し,その有効性を検証する. |
| 題名 | 医療福祉系大学における学外病院実習のスケジューリング自動化 |
| 著者 | *久保 貴広 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学医療技術学部), 亀山 嘉正, 天嵜 聡介 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 467 - 468 |
| Keyword | タブーサーチ, スケジューリング, 病院実習, 制約充足解, 臨床工学技士 |
| Abstract | 医師以外の診療補助に従事するコメディカル職種の一種に臨床工学技士がある.臨床工学技士の国家資格を取得するには,養成校が定めた病院で実習を行わなければならない.しかし,病院によっては行っていない業務があるため,その他の複数の病院に協力を得て実習を行うことが多い.さらに各病院の実習受け入れ可能期間が異なることもあり,学生の学外病院実習スケジュールを組むことは手間のかかる作業となっている. 本研究においては, 学外病院実習スケジュール作成者の負担軽減を目的とし,スケジューリングの自動化を検討する.ここでは,タブーサーチを用いた制約充足解の探索アルゴリズムを提案し,実問題に適用して,その有効性を確認した. |
| 題名 | 遺伝的アルゴリズムを用いたグローバル経営人材適正評価システム |
| 著者 | *衣笠 智 (鳥取大学大学院工学研究科), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学) |
| Page | p. 469 |
| Keyword | 遺伝的アルゴリズム, 人的資源, データマイニング |
| Abstract | 経済のグローバル化に伴い,現地法人トップの育成が重要課題となっている.派遣される人の多くは日本国内の部課長クラスであり,トップマネジメント経験のないまま派遣されるケースも多い.このことを考慮し,現地法人のトップマネジメントに必要とされる資質や要件が種々検討されている.本研究では,海外派遣候補者の選抜を効率的に行うために,派遣経験者のデータを国別に分類し分析することで,候補者の適応性を事前に調査することを試みる.実験は,データマイニングの分類問題解決手法に基づき,評価基準に決定木手法を用いて,これを遺伝的アルゴリズム(GA)で最適化するものである. |
| 題名 | 決定木を用いた自動車の運転時における危険予知に関する基礎研究 |
| 著者 | *村上 祐大, �盒� 健一, 上田 祐彰 (広島市立大学大学院/情報科学研究科) |
| Page | p. 470 |
| Keyword | 危険予知, 決定木, Weka |
| Abstract | 交通安全白書によると,平成21年度の事故発生件数は約74万件,死傷者数は約92万人を超えている.その対策として,ドライバーの安全意識や運転技術の向上を目指す啓蒙活動が活発である.安全運転教育等の啓蒙活動,特に成人に対する交通安全教育では,指定自動車教習所等における教習が中心となる.また,交通安全教育は,安全運転に必要な知識及び技術,危険予測・回避の能力の向上を目標としている.このような交通安全教育の補助を目的として,本研究では,交通事故の危険性を含む静止画像内の危険な箇所を指摘するシステムの構築を目指す.まず,WekaのJ48を用いて決定木を作成する.そして,作成した決定木を10-交差検定法により評価するとともに人による評価を行う予定である. |
| 題名 | 学生の文理選択に関するデータマイニングの試み |
| 著者 | 岡垣 清治 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), *野津田 雄太 (広島市立大学 情報科学部 知能工学科), 高橋 健一, 上田 祐彰 (広島市立大学大学院 情報科学研究科) |
| Page | p. 471 |
| Keyword | 理系離れ, データマイニング |
| Abstract | 国内で理系離れが問題視されている.さまざまな対策や議論がなされてきたがどれも必ずしも効果的とはいえない.そこで本研究では,選択科目や生活習慣などの点について学生にアンケートを行い,この結果をデータマイニング手法によって解析し,文理選択に影響を与える要因を発見し考察する. |
| 題名 | 拡張型情報レシオを用いた共存型GAによるナース・スケジューリング |
| 著者 | *渡部 総一郎 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学/情報工学部) |
| Page | pp. 472 - 473 |
| Keyword | 共存型GA, ナース・スケジューリング, 拡張型情報レシオ |
| Abstract | 大規模な病院においては多数の看護師が勤務している.個々の看護師は月単位に決められた,勤務表に基づいて日々の勤めを果たすことになる. ところで,この勤務表作成は,多種多様な制約を考慮せねばならず,作成者(主任看護師)の大きな負担となっていた. このナース・スケジューリング問題(NSP)[1]は,共存型GAにおいて,次世代候補の選択を,集団における適応度の平均と標準偏差を評価基準として用いる[2]. 一方,平均と標準偏差に対して,同時にアプローチをかける問題としてポートフォリオ問題の平均分散アプローチがある.これは平均値の最大化と分散の最小化の二つの目的を持つ最適化問題で,その本来的な性質が十分考慮された研究が行われている. 本研究では,共存型GAの次世代解選択の標準偏差最小化と平均値最大化に類似する目的を持つポートフォリオ最適化問題の評価指標である情報レシオを共存型GAに適した形に拡張し,共存型GAの評価指標として適用する新しいナース・スケジューリングの解法を提案する. |
| 題名 | 多段UCB1アルゴリズムによるオセロの実装と評価 |
| 著者 | *大多 悠介, 但馬 康宏 (岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科) |
| Page | p. 474 |
| Keyword | ゲーム, モンテカルロ法, UCB1アルゴリズム |
| Abstract | オセロの思考アルゴリズムについて,多段に拡張したUCB1アルゴリズムを用いて実装を行い,一段のUCB1アルゴリズムより強い着手が得られることを確認した.本手法では,各局面において,その子局面の勝率をUCB1アルゴリズムによって算出し,上位の局面についてゲーム木を展開する.展開された各局面において親局面と同様に子局面の勝率を求め,その値をmin-max探索することにより着手を決定する.すなわち,本手法はUCTアルゴリズムと違い,一度展開された局面はランダムシミュレーションの対象とならず,着手選択は勝率のmin-max探索により行われる. |
| 題名 | オセロのヒューリスティックな評価要素に対する重み付け |
| 著者 | *福永 直起, 但馬 康宏 (岡山県立大学情報工学部情報システム工学科) |
| Page | p. 475 |
| Keyword | ゲーム, 評価関数, ランダムシミュレーション |
| Abstract | オセロのヒューリスティックな評価要素に対してランダム勝率を基にした調整を行った. 二人有限完全情報ゲームでは,ゲームの途中局面の評価関数を作成し,ゲーム木探索により着手を決定する手法がよく知られている. 本研究では,盤面の評価値,確定石数,開放度の3つの評価要素に対して重み付けを行った. 学習データにおいてランダム勝率が最も高い着手を選択しなかった場合は,評価関数が選択した着手のランダム勝率との差を修正値とした. その結果盤面の評価値の重みが開放度の重みのおよそ倍になった. さらに重み調整を行っていない評価関数よりも強いことを確認した. |
| 題名 | 出席・成績管理におけるバーコードの利用 |
| 著者 | *小松原 実 (岡山商科大学) |
| Page | pp. 477 - 478 |
| Keyword | 出席管理, 成績管理, バーコード, 2次元バーコード, Web |
| Abstract | 本研究では出席管理および課題提出管理にバーコード入力を中心としたシステムを構築し利用することで,できる限り教員の手間を省くことをめざした。また,開発にあたっては大規模なシステムを必要とせず容易に導入できるものをめざした。このシステムでは,学生証のバーコード読取、バーコードラベル作成配布、Webサーバーを用いてのバーコード付課題提出用紙作成など、いろいろな方法を選択できる柔軟性を持っており,しかも大掛かりなシステムは必要とせずに導入することができる。また、入力後の成績管理はPC上の表計算ソフトウェアで行うため、個々の教員が独自に改造して用いることも可能である。 |
| 題名 | C言語理解支援ツールTASUCのGUI向上 |
| 著者 | *林 敏弘, 杉山 裕二 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | p. 479 |
| Keyword | C言語, プログラミング |
| Abstract | プログラミング初心者にC言語特有の配列やポインタの概念を正しく理解できるようにするために,筆者の研究室では,プログラム中の変数や配列の値,ポインタの参照関係を分かり易く図示するC言語理解支援ツールTASUCの開発を行っている.しかし既存のTASUCでは,変数に桁数の多い値が代入された場合や要素数の多い配列が宣言された場合などに,変数の値が正しく表示されないといったGUI(Graphical User Interface)に関する問題があった.そこで,本研究ではプログラミング初心者にプログラム実行中の変数や配列の値を分かり易く図示する,TASUCのGUI改善案を提案,実装する. |
| 題名 | 能動学習の効果を期待したWebベース多肢選択試験学習システムの提案 -ITパスポート試験への実装- |
| 著者 | *佐藤 稔 (岡山理科大学 大学院), 尾崎 亮 (岡山理科大学), 浮田 周明 (岡山理科大学 大学院) |
| Page | p. 480 |
| Keyword | 能動学習, ITパスポート試験 |
| Abstract | 本研究は学習者が能動的に問題を選択することで、従来より高い学習効果を得ることを期待できるシステムの開発を行っている。 そのために問題を連続で解いていくだけではなく、問題の解説文において、いくつかの単語に次の問題へのリンクを埋め込むハイライト表示を施し、分野別学習を可能にしたり、勉強している内容がわかりやすいといった利点を生み出す工夫をしている。 |
| 題名 | 根源的網羅思考によるオブジェクト特定と命題,法則の変更 |
| 著者 | *高原 利生 (なし) |
| Page | pp. 481 - 482 |
| Keyword | 変更, 認識, 定義, 命題, 属性 |
| Abstract | 現実を構造的網羅的に変更可能なものとして認識し、可能な変更を極限化するのが、理想的な根源的網羅思考である。理想的な変更のためには状況から比較的に独立した体系的知識については、事前に、オブジェクト、属性、これらの関係、命題、法則、領域の網羅を行い、命題、法則の生成、修正をしておく。これは既存の命題や法則の変更、粒度,密度(成立条件,適用領域)の変更を含む。 本稿は根源的網羅思考の命題、法則に対する態度を述べる。 A. 何かの網羅的認識,特定:網羅されたものの中から何かを特定し、何かがどういうものであるかを網羅的粒度,密度で言う。 B. 何かの根源的極限的網羅的変更:何かを、ある属性(狭い意味の属性と内部構造)を維持しながら、他の属性(狭い意味の属性と内部構造)を様々な粒度,密度で極限的網羅的に変更して、そのもの全体の属性(狭い意味の属性と内部構造),機能を変化させるか、全体の存立条件を変化させる。 |
| 題名 | 高校の教科「情報」学習者の大学入学時におけるコンピュータ操作能力に関する調査(第3報) |
| 著者 | *吉長 裕司 (三井造船株式会社/玉野事業所経理部システムグループ), 松澤 康夫 (岡山県立大学/保健福祉学部(非常勤講師)), 松田 こずえ (岡山県立津山商業高等学校), 金川 明弘 (岡山県立大学/情報工学部情報通信工学科) |
| Page | pp. 483 - 484 |
| Keyword | 高校教科情報, 情報教育, コンピュータ操作能力, 打鍵能力 |
| Abstract | 平成22年度において,岡山県立大学保健福祉学部に加えて情報工学部の新入生を対象に,大学入学時のコンピュータ操作能力について調査を行い,両学部の比較検討をした結果、岡山県立大学保健福祉学部の情報基礎科目受講生の一般的な特徴である,大学入学時点の打鍵能力,「情報」の記憶状況が低く,パソコンに対する苦手意識が高いという傾向は,情報工学部の学生にもほぼ当てはまることが明らかにされた.また,アプリケーションソフトの操作能力については,平均点では情報工学部の方が保健福祉学部より有意に高い一方,両学部とも19点以下という操作能力の低い学生が約4割を占めていることが示された. |
| 題名 | NI Multisimを用いた電子回路学習の実践 |
| 著者 | *藤本 卓也 (宇部工業高等専門学校 電気工学科), 菊川 祥吉 (宇部工業高等専門学校 技術室), 光本 真一 (宇部工業高等専門学校 電気工学科) |
| Page | p. 485 |
| Keyword | 電子回路, 自己学習 |
| 題名 | 毛筆の筆先端検出手法 |
| 著者 | *佐野 哲也 (株式会社システムエンタープライズ), 浮田 浩行 (徳島大学), 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
| Page | p. 486 |
| Keyword | 毛筆, コンピュータインターフェース, 画像処理, 可視化 |
| Abstract | 小学校、中学校では、毛筆による書写教育が行われている。筆を用いて字を書く場合、様々な形の線を書くことができるが、初心者がきれいな形の線を書くことを難しくしている。特に、筆先端の位置は重要なポイントなっているが、初心者がその重要性を理解することは難しい。ここでは、毛筆の筆先端の検出及びその軌跡を可視化した。本手法を用いることにより、通常の筆と紙を用いて書かれた手書き文字における筆先端の軌跡を計測し可視化することが可能となった。本手法は、書写教育において、書道の初学者である児童・生徒が正しい書き方を学習する上で有効であると考えられる。 |
| 題名 | フィジカルコンピューティングを用いたアーチェリー競技力向上策の一例 |
| 著者 | 宮内 肇, *角田 一平, 石倉 賢也 (松江工業高等専門学校 電気工学科) |
| Page | p. 487 |
| Keyword | アーチェリー, フィジカルコンピューティング, コーチング |
| Abstract | アーチェリーの競技人口は少ない。経験者は偏在・高齢化している。高校の部活動において、初心者がアーチェリーの競技力の上達を目指しても、経験者からのコーチを受けることは地方においてはほとんど不可能である。また、アーチェリーは危険性を伴うために、安全に競技ができる広大な場所を必要とするので、環境面からも制約をうけ、競技力の向上に悩んでいる。本研究では、これら様々な制約を受けるアーチェリー競技力上達のために、コーチがいない状況下で、フィジカルコンピューティングを用いた工学的な手法の適用を探る。 |
| 題名 | 小学生のプログラミング教室 〜「のりとはさみ」 から「えんぴつと消しゴム」へ〜 |
| 著者 | *金田 美咲 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学/環境情報学部), 小山 将人 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
| Page | p. 488 |
| Keyword | プログラミング教室, ミニマイコンカー, 紙ブロっくん, のりとはさみ, えんぴつと消しゴム |
| Abstract | 現在子どもの理科離れは深刻化してきている.そんな子どもの理科離れから,理科好きになってもらうために鷲見研究室ではプログラミング教室を実施している.今年のプログラミング教室は,ツールとして「のりとはさみによる」プログラミング[1]から,「えんぴつと消しゴムよる」プログラミングに変更になった,3日間連続の小学5年生20名によるプログラミング教室を報告する. |
| 題名 | 位置情報を付加した出席報告機能の設計と講義管理システムへの実装 |
| 著者 | *早川 重則, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 489 |
| Keyword | 講義管理, 位置情報, 携帯電話, 教育支援, 出席管理 |
| Abstract | 近年,ほとんどの学生が携帯電話を所有しており,携帯電話を用いた教育支援システムが注目を集めている.そのようなシステムの中に中原らの講義管理システムがある.このシステムは学生の携帯電話を用いて出席の報告やアンケートを行うものであり,出席報告に座席番号を付けて送り,学生の着席状況を教員のPCに表示し,不正な出席報告を防止している.しかし,大規模な講義では実際の着席状況と見比べて出席報告の正当性を確認するのは困難といえる.そこで本研究では,携帯電話の位置情報に注目し,出席報告に位置情報を付加することで不正出席防止に効果があり,教員による着席状況確認の手間を省くことを目的とした機能の実装を行う. |
| 題名 | FDTD法を用いた電気回路の可視化 |
| 著者 | *山田 耕平 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学専攻), 原田 徳彦 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科) |
| Page | p. 490 |
| Keyword | 電荷分布, 電気回路, FDTD法, 可視化, 学習材料 |
| 題名 | バランス・スコアカードを用いた介護施設における経営指標の策定支援システムの構築 |
| 著者 | *岡本 辰夫 (株式会社 両備ヘルシーケア), 宗正 詩央里 (岡山大学大学院社会文化科学研究科), 藤野 猛士 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 小山 嘉紀 (株式会社 両備ヘルシーケア) |
| Page | p. 491 |
| Keyword | 介護, 経営, バランス・スコアカード |
| Abstract | 近年,高齢社会の到来により,介護事業に関する市場は拡大傾向にある.そのため,介護事業においては,利用者の増大により,参入企業が急増し,競争が激化し,差別化と生き残りのための経営が求められている. しかしながら,有料老人ホームなどの介護施設では,経営状況が厳しいのが現状である.提供するサービスと経営の質を維持・向上させるためには,マネジメント的な発想が求められ,そのためには,システム構築が必要である. 本研究では,付加価値向上による経営強化手法として近年注目を集めているバランス・スコアカード(Balanced Score Card,BSC)を利用し,介護施設における経営指標や目標の明確化を図る. |
| 題名 | 屈折率分布型レンズを用いた単一モード光ファイバ用方向性結合器に関する研究 |
| 著者 | *中山 翔揮, 坂本 豊和 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科 電子情報通信工学専攻) |
| Page | p. 492 |
| Keyword | 方向性結合器, 結合特性, 屈折率分布型レンズ, 単一モード光ファイバ, 光ファイバ通信 |
| Abstract | 方向性結合器の設計方法の確立を目的として、2つの1/4ピッチの屈折率分布型レンズを対向させ、接合面に反射膜を蒸着させて構成される2×2単一モード光ファイバ方向性結合器の結合特性の理論的な解析を試みた。この方向性結合器の結合特性は、単一モード光ファイバの電界分布をガウス分布と仮定し、光線行列を用いることによって解析できる。そこで、集束定数gの異なる市販の屈折率分布型レンズ3種類において、光部品の公差であるレンズ長の誤差ΔZ 及び 組立て公差である光ファイバの横シフトx0による結合特性への影響を調べた。その結果、ΔZは±100μm 程度まで許容されること、x0の方がΔZより1桁以上も影響が大きいことが分かった。 |
| 題名 | 曲面ミラーで構成される安定共振器半導体レーザのモード解析 |
| 著者 | *西山 健太 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科電子情報通信工学専攻), 大里 真実 (岡山県立大学/情報工学部情報通信工学科), 福嶋 丈浩, 坂口 浩一郎, 徳田 安紀 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科電子情報通信工学専攻) |
| Page | p. 493 |
| Keyword | 半導体レーザ, 安定共振器, モード解析 |
| Abstract | 現在,広く使用されている端面出射タイプの半導体レーザの共振器は,結晶の劈開面を利用した平坦な端面ミラーと1次元的な光導波路で構成されている.一方,半導体プロセス技術の進展により,今日では様々な共振器形状を持つ半導体レーザが製作され興味ある発振特性が観測されている.これらは,新しい半導体レーザを考える大きなモチベーションになっている. 本研究では,半導体レーザの高出力化を目的として,2つの曲面ミラーで構成される半導体レーザに対して安定共振器条件でのモード解析を行い,高出力動作を実現するための共振器パラメータの選択指針を示した. |
| 題名 | 光導波路アレイ型マッハ・ツェンダー光干渉計とその分子吸着センサへの応用 |
| 著者 | *吉田 博行, 日高 健, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
| Page | p. 494 |
| Keyword | 光導波路アレイ, 電気光学効果, ビームスプリッター, ッハツェンダー型光干渉計, 光スイッチ及び分子吸着センサ |
| Abstract | 光波伝搬に伴う空間分散が無くなるように光導波路間の結合係数が特殊に設計された光導波路アレイにおいて導波路交互に位相(屈折率)変化を与えることにより光ビームスプリッター機能を実現できる。この機能を用いてマッハツェンダー型光干渉計及び分子吸着センサを構成することも可能であることを示す。 |
| 題名 | 電界印加によるポリスチレン球コロイドの光学特性 |
| 著者 | *日高 健, 吉田 博行, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
| Page | p. 495 |
| Keyword | レーザ, 透過光強度, 電界印加 |
| Abstract | ポリスチレン球コロイドに電界を印加すると、電気力線に沿ってポリスチレン球が配列することが以前の研究から分かっている。 本研究では、ポリスチレン球コロイドにレーザ光を照射した状態で電界を印加した時の透過光強度変化を測定した。 |
| 題名 | 2層構造水素化窒化炭素薄膜を用いた白色発光素子の作製とその評価 |
| 著者 | *岸本 慎平 (津山工業高等専門学校), 亀友 健太 (岡山理科大学), 國次 真輔 (岡山県工業技術センター), 佐竹 聖樹, 山本 伸一 (龍谷大学), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 496 - 497 |
| Keyword | 水素化窒化炭素, PL |
| Abstract | 近年、アモルファス窒化炭素はフォトルミネッセンス、カソードルミネッセンス、エレクトロルミネッセンスなどの光学特性の報告があり、単一で白色発光する可能性がある。本研究では、RFスパッタ法およびECRプラズマCVD法によって水素化窒化炭素薄膜の2層構造を作製し、その白色発光素子としての評価を行った。フォトルミネッセンスの結果から、可視光をカバーするブロードな発光が得られた。また、RFスパッタ法で作製した1層構造水素化窒化炭素薄膜からは赤色の発光が強い結果が得られ、ECRプラズマCVD法で作製した1層構造水素化窒化炭素薄膜からは緑・青色の発光が強い結果が得られ、2層構造の試料の発光波形はそれぞれの波形のちょうど間に現れたことが確認できた。これは、2層構造試料の発光が、RFスパッタ法で作製した薄膜の発光とECRプラズマCVD法で作製した薄膜の発光が合成された結果と考えることができる。 |
| 題名 | ECRプラズマCVD法による窒化炭素薄膜の作製に関する研究 |
| 著者 | *小林 大晃, 岸本 慎平, 金谷 英樹 (津山工業高等専門学校), 佐竹 聖樹, 山本 伸一 (龍谷大学), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 498 - 499 |
| Keyword | 窒化炭素, 成長レート |
| Abstract | アモルファス窒化炭素は近年、PL,CL,EL等の光学特性が報告されている。2003年にはR. Reyesらにより、ELで青白発光が確認されたという報告がされている。また水素化アモルファス窒化炭素のPLでは、水素の導入によって赤色成分が出たとの報告があった。本研究の目的は白色LEDの作製であるが、先ず成長レートの改善のために流量を変化させ、その評価を行う。次に今後のN型となるCNx半導体の実現に必要なSをドープした窒化炭素を作製するための基礎データを収集することを今回の目的とする。結果として成長レートの向上が見られた。そしてPLスペクトルに4つの顕著なピークが観測された。 |
| 題名 | RFスパッタ法によるホウ素ドープCNx薄膜成長に関する研究 |
| 著者 | *日下 鉄也, 岸本 慎平, 片山 靖也 (津山工業高等専門学校), 國次 真輔 (岡山工業技術センター), 亀友 健太 (岡山理科大学), 佐竹 聖樹, 山本 伸一 (龍谷大学), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校) |
| Page | pp. 500 - 501 |
| Keyword | 窒化炭素, フォトルミネッセンス |
| Abstract | アモルファス状の窒化炭素(a-CNx)は興味深い電気・光学的特性を有しているということで近年注目を集めている。特に光学特性においてはPL,CL,EL等が報告されている。このようにa-CNxは白色発光素子の材料として期待されている。 今回の実験ではまずシリコン基板上にa-CNx膜を成長し、その上にa-BNx膜、さらにCN膜を成長した三層構造サンプル(以下BCN-01)を作製し、その特性を測った。 BCN-01のPL 測定ではBCN-01 からの青白い発光を実際 に目視確認することができた。また、同測定結 果よりCN にB をドープすることによって発光 のピークが短波長方向にシフトすることが確認 できた。これはB がCN に混ざることでバンド ギャップの広がりが生じたためと考えられる。 |
| 題名 | 非線形光電子能動デバイスの多重拡散結合系におけるカオスの機能的応用〜信号伝達の試み〜 |
| 著者 | *新井 裕 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 502 |
| Keyword | カオス, 信号伝達 |
| Abstract | 近年、生体脳内でカオスが観測された。カオスとは、周期的でなくランダムでもない、複雑な予測できない現象のことであり、その特徴として,軌道有界性を持つ,軌道不安定性を持つ,不変測度が存在する,などが挙げられる。本研究は生物の脳の持つ柔軟な情報処理能力においてカオスが重要な役割を果たしているのではないかという考えの下,その機能性に発見論的にアプローチしていくことを目的としている。本論文ではその足がかりとして、D-SEED素子を用いた信号伝達について述べる。 |
| 題名 | テラヘルツ波面制御デバイスの開発 |
| 著者 | *別府 慶治, 紀和 利彦, 塚田 啓二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 503 |
| Keyword | テラヘルツ波, 波面制御, フェーズドアレー |
| Abstract | THz波を利用したイメージング技術が急速に進展しており,それに伴う新たなTHzコンポーネントへの需要が高まっている.その1つとして,我々はTHz波の放射波面を電気的に制御できるTHz波発生素子を提案した.この発生素子は,サファイア基板を用いたMOSキャパシタ構造であるが,基板側からフェムト秒レーザーを照射することでTHz波が発生する.その放射方向はフェーズドアレー効果によりレーザーの入射角に依存していたが,電極部分をアレー化してバイアスパターンを形成することで,電気的制御によるTHz波面制御を目指した.本研究では,THz放射波面のシミュレーションを行った.この結果から,発生素子による波面制御が可能であることが示唆された. |
| 題名 | 大口径光ファイバにおける二重モード伝搬の観察 |
| 著者 | *前田 隆志, 吉川 学 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 504 |
| Keyword | モード, ファイバ |
| Abstract | 従来、通信用のコア径50μmのグレーデッドインデックス型多モード光ファイバでは選択的なモード伝送が可能であることを報告してきた(1)。 コア径200μmの大口径ファイバにおいて、ファイバ長が約1mの場合でもモードの伝送ができることを報告した(2)。ところで大口径ファイバでは、より多くのモードが伝搬されると考えられる。もしもモードを分けて伝搬させることが可能ならば、モード多重伝送などに応用できる。そこで、今回は、二重モードを用いての実験を試みた。 |
| 題名 | 試行駆動による有機EL素子劣化改善のメカニズム |
| 著者 | *野村 佳史 (近畿大学大学院), 岡田 和之 (近畿大学工学部) |
| Page | p. 505 |
| Keyword | ディスプレイ, 有機薄膜, 発光素子, 寿命 |
| Abstract | 有機EL素子を一定電圧で駆動した後、電圧を上昇して駆動する試行駆動方式において劣化特性の改善が観られた。本研究では、試行駆動による素子劣化改善のメカニズムを検討した。 |
| 題名 | シングルモードファイバの近似モードに対する遠方界のサイドローブ特性 |
| 著者 | *小倉 敏敬, 信吉 輝己 (岡山理科大学/工学部) |
| Page | p. 506 |
| Keyword | 光ファイバ, 遠方界, サイドローブ, スーパーガウス関数, ハンケル変換 |
| Abstract | シングルモードファイバの近似モード関数としてスーパーガウス関数を用いることを提案し、その精度について検討した後、遠方界のサイドローブ特性について報告している。スーパーガウス関数はガウス近似を含んでいることから従来のガウス近似の特性をすべて含んでいる。解析的取扱いを導入するために、A.W.Snyderらによって用いられたスムースドアウト関数を利用することで、ハンケル変換における解析性について検討している。 |
| 題名 | CGHを用いた3次元像の再生 |
| 著者 | *松尾 悟志 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学専攻), 原田 徳彦 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科) |
| Page | p. 507 |
| Keyword | CGH |
| 題名 | 液滴に対する光圧作用の実験的検討 |
| 著者 | 香川 直己, 西川 正敏, *安藤 雅章 (福山大学/工学部) |
| Page | p. 508 |
| Keyword | 光圧, 液体, 勾配力, 非接触, 運動制御 |
| Abstract | ある媒質に光を照射すると境界における屈折率差により光圧が発生する。筆者らは光ファイバから照射するレーザ光の光圧を用いて微小物体を運動制御する研究を行っている。前年度の研究では、液体にレーザ光を照射させることによる液体の湧出を報告し、光圧作用の可能性を示した。今回、数μmの微量な液滴を光圧の勾配力成分によって運動制御することを考え実験を行ったので報告する。 |
| 題名 | 宇宙からの降雨観測データを用いた全球降水マップの作成と応用 |
| 著者 | *岡本 謙一 (鳥取環境大学 環境情報学部), 重 尚一 (京都大学大学院理学研究科), 牛尾 知雄 (大阪大学大学院工学研究科), 久保田 拓志, 可知 美佐子 (宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センター) |
| Page | pp. 509 - 510 |
| Keyword | 熱帯降雨観測衛星, マイクロ波放射計, 全球降水マップ, 降雨レーダ |
| Abstract | 地球的規模の高精度高分解能降水マップの作成は、気候変動に伴う降水量変動のモニタリング、水循環モデルの構築、私達の生活に密接にかかわっている水資源管理および農業生産性予測等の社会基盤にとって必要不可欠なものである。TRMM(熱帯降雨観測衛星)搭載降雨レーダデータを参照し、マイクロ波放射計の観測データを用いて降雨強度を推定する降水強度推定アルゴリズムを開発した。また、多数の衛星に搭載されたマイクロ波放射計および静止衛星の可視・赤外放射計データを総合的に利用した全球の高精度高分解能降水マップの作成を行った。全球降水マップの作成ならびにその応用について紹介する。 |
| 題名 | 日本の各都市における熱帯降雨観測衛星(TRMM)降雨レーダ(PR)と 地上雨量計で観測された月降雨量の比較 |
| 著者 | *椿 和也, 岡本 謙一 (鳥取環境大学 環境情報学部) |
| Page | pp. 511 - 512 |
| Keyword | 熱帯降雨観測衛星, TRMM, 地上雨量計, 降雨レーダ, 相関係数 |
| Abstract | 日本の18都市における熱帯降雨観測衛星(TRMM)搭載の降雨レーダ(PR)が観測した月平均降雨量と地上測定月降雨量の比較を行いPRの有用性について調査を行う。地上測定月降雨量は、気象庁のHome Pageの降雨量データを用いる。PRが観測した月平均降雨量は、TRMM 3A25において各都市の緯度、経度が含まれる0.5°×0.5°格子のデータを用いる。人工衛星による降雨観測は、サンプリング誤差や冬季の降雪により地上観測データとの誤差が生じるなどの問題があるが、世界的に見れば、海上や熱帯雨林などの地上雨量計の無い地域においては非常に有効であることが分かった。 |
| 題名 | AE信号による高温超電導コイルの温度上昇検出 |
| 著者 | *青木 大祐 (岡山大学 工学部), 米田 学人, 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学) |
| Page | p. 513 |
| Keyword | AE信号, 高温超電導, 温度 |
| Abstract | 著者らは,高温超電導コイルの過大な局所的温度上昇を検出するために,熱電対や電圧端子などを用いない,温度上昇に伴うAE信号を計測する方法を提案している。この検出方法は,温度上昇時の熱膨張による機械的変形,摩擦に伴う微小なAE信号をウェーブレット変換または包絡線検波により計測する方法であり,電気的・熱的な接触なしに計測ができる。これまでは,短尺線材や小コイルでその有効性を確認してきた。今後,実規模サイズのコイルに適用すべく,その第一段階として,高さ190mm,外径150mm,内径130mmのコイルにて有効性を検証した。 |
| 題名 | 温湿度計測システムに関する研究 |
| 著者 | *田口 好恵, 西村 悠樹, 田中 幹也, 若佐 裕治 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 514 |
| Keyword | 温湿度センサー, 環境制御 |
| Abstract | 近年,ユビキタス社会と呼ばれる,あらゆる状況下でネットワークを介して様々なサービスを行う,社会づくりが注目されている.このユビキタス社会を実現するための技術の1つとして,センサーネットワークがあり,多岐にわたり利用されている.特に,農業のように人口減少の著しい分野では,センサーネットワークを利用して作業を自動化することが求められている.本稿では,ハウス園芸用の温室において,温湿度を自動で計測する手法を紹介する. |
| 題名 | LEDを光源とする芝の生育状況観測のための光学的簡易計測箱を用いた経日測定 |
| 著者 | *沖 慎之介 (福山大学/工学研究科 電子・電気工学専攻 修士課程), 香川 直己 (福山大学/工学部 電子・ロボット工学科), 田辺 和康 (福山大学/工学部 建築・建設学科) |
| Page | p. 515 |
| Keyword | 植生, 光学計測, 芝, 緑化基盤材, 簡易計測 |
| Abstract | 土木工学の分野において土壌の土砂流出の防止や,景観整備のために芝等の植物が用いられている.荒廃した土地においても植物の育成を可能にする緑化基盤材の研究が行われており,著者の一人(田辺)は産業廃棄物のリサイクルによる緑化基盤材の開発を行っている1).そこで本研究では緑化基盤材の特性や効果を芝の植生状態から評価できる光学的簡易計測システムの開発を目指している.今回,SN比向上のために光学系の変更を行い,芝の発芽前からの経日測定を行ったのでその結果を報告する. |
| 題名 | 液槽式回転型定量PCR装置の精度効率向上のための光学系の検討 |
| 著者 | *樋本 友孝, 香川 直己 (福山大学/工学部), 山口 泰典 (福山大学/生命工学部) |
| Page | p. 516 |
| Keyword | 定量PCR, 測定精度, 光学系, 受光量, 液槽式 |
| Abstract | 筆者らが開発中の液槽式回転型定量PCR装置の測定用光学ヘッド部は、励起光が直接受光素子へ透過することを防ぎ、検体のズレによる受光量の変化を少なくするために、励起光学系の中心軸と受光光学系の中心軸が直交する構成となっている。具体的には、キャピラリの蛍光量を計測する際、励起光線を検体の端面(真下)から入射させ、検体の側面から面発光した量を受光部で受光する1)。一方で、そのために受光側に放射蛍光の一部しか受光できないという欠点があった。そこで、放射蛍光の受光率を反射鏡によって向上させることを試みたのでその結果を報告する。 |
| 題名 | 有効電力法による2層超電導コイルのクエンチ保護試験 |
| 著者 | *大塚 達也, 合田 真人, 浅井 航, 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学) |
| Page | p. 517 |
| Keyword | 有効電力法, クエンチ, 超電導コイル |
| Abstract | 超電導応用機器を実用化するにあたっての大きな課題としてクエンチ現象がある.それは擾乱による常電導領域の発生であり,過大な発熱を伴うため焼損等の事故を引き起こす恐れがある.それを防ぐために早期確実にクエンチを検出し通電電流を遮断およびエネルギーを回収することでクエンチ後の発熱を抑制するシステムが必要となる.著書らはこれまでに有効電力法に基づくクエンチ保護システムを提案している.本稿では,変圧器などの複数のコイルが組み合わされた超電導コイルへの適用を想定し,2層超電導コイルのクエンチ保護試験を行ったので,その結果について報告する. |
| 題名 | 複数時期の衛星画像データに対する混合画素の占有率推定法の考察 |
| 著者 | *伊藤 征嗣, 小黒 剛成 (広島工業大学/環境学部) |
| Page | p. 518 |
| Keyword | 衛星画像, ミクセル, 非線形ミクセルモデル, 近傍画素フィルタ |
| 題名 | 広帯域雑音変調を併用したアダプティブ走査における地表面観測精度の検証 |
| 著者 | *北中 佑弥 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部) |
| Page | pp. 519 - 520 |
| Keyword | 広帯域雑音変調, アダプティブ走査, TRMM, PR, 地表面観測 |
| Abstract | 1997年11月にTRMM(熱帯降雨観測衛星)が打ち上げられた. TRMMにはPR(降雨レーダ)をはじめとする3つの気象観測装置が搭載されている.PRは,降雨の有無に関わらず同一の走査法を使う手法で観測されており,降雨観測として考えると無駄が多い.そこで,将来の観測機器への応用を念頭におき,測定精度の向上や省エネルギー化を目的にして,降雨域に観測を集中するアダプティブアンテナ走査の研究が行われてきた.最近の研究では,少ないエネルギーで地表面のデータを取得するために,降雨のないと判定されたビーム方向に広帯域雑音変調を施したパルスの使用が検討されたが直下方向での有効性に問題があった.本研究では広帯域雑音変調を用いたアダプティブ走査の有効性を,特に地表面観測を念頭においてシミュレーションにより検討する. |
| 題名 | 高分解能多偏波・2周波SARにおけるスペックルの統計的特性 |
| 著者 | *森川 裕一 (島根大学総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部) |
| Page | pp. 521 - 522 |
| Keyword | SAR, スペックル, 偏波 |
| Abstract | 本研究ではSARの強度データのスペックルに着目し,単偏波での強度データを用いたスペックルの統計的特性とHH-VV偏波の強度間の相関係数を併用したターゲット検出・分類への応用について検討をおこなった. この結果,各指標は地表における散乱体の特性を表すことがわかり,これらを併用することで土地利用分類やターゲット検出への応用の可能性が示唆される.特にX-bandの偏波間相関係数は分布の分離度が高いため,ターゲットの検出・分類への応用が期待される. |
| 題名 | SGLI観測を想定した汽水域懸濁物質起源推定のシミュレーション |
| 著者 | *大森 康裕 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志, 三瓶 良和 (島根大学総合理工学部), 瀬戸 浩二 (島根大学汽水域研究センター) |
| Page | pp. 523 - 524 |
| Keyword | SGLI, 懸濁物質, 汽水, TOC, C/N |
| Abstract | 汽水域は淡水と海水が混じり合う水域であり,定点や船舶を用いた水質等の観測が行われてきたが,汽水域のような広大で変化の激しい場所の観測には限界があった.そこでリモートセンシング技術によって,クロロフィルaや濁度の推定が行われてきた.しかし汽水域のより深い理解のためには濁りの元となる懸濁物資の起源を推定することが重要である.汽水域ではその独自の環境から,同じように濁っていてもその原因は異なっているためである.そしてその起源推定により,汽水域での水流や,懸濁物質と気象条件の関連などの議論が深まると期待される.本研究では,島根県東部に位置する宍道湖と中海を実験サイトとし, SGLIによる観測を想定した懸濁物質起源推定のシミュレーションを,分光放射計で測定した水の反射率と採取した懸濁物質から行った. |
| 題名 | MODISを用いた濁度マッピングシステムによる宍道湖・中海の濁度分布解析 |
| 著者 | *遠藤 譲 (島根大学大学院総合理工学研究科), 下舞 豊志, 古津 年章 (島根大学総合理工学部) |
| Page | p. 525 |
| Keyword | MODIS, 汽水湖, 宍道湖, 中海, 濁度 |
| Abstract | 宍道湖・中海は,近年水質が横ばいから悪化傾向にあり,COD(化学的酸素要求量)や窒素・リンなどの含有量が環境基準値を満たしていない.そこで,環境保全のために宍道湖・中海の環境モニタリングが必要と考えられる.モニタリング方法としては,広範囲かつ定期的な観測が可能な衛星リモートセンシングが有効であると考えられる.これまでの我々は,衛星搭載光学センサMODISを用いて,凖リアルタイムで宍道湖・中海の濁度マップを作成し,Webに公開するというモニタリングシステムを開発してきた.今回はこのシステムによって作成された濁度マップの中で特徴的なシーンを抜き出し,その前後の現場観測データなどを用いて,特徴的な濁度分布の原因について考える. |
| 題名 | 誤検出率指定下におけるDWT利用型画像電子透かし法の統計的解析 |
| 著者 | *中本 昌由, 左山 紘平 (広島大学大学院工学研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部), 原野 友敬, 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科) |
| Page | pp. 526 - 527 |
| Keyword | 電子透かし, 相関, 離散ウェーブレット変換(DWT), 統計的解析, JPEG圧縮 |
| Abstract | 画像電子透かし法は,対象の画像に透かしデータを埋め込むことによって所有者の著作権を保護する手法である.Barniらによって提案された相関を利用した電子透かし法は各種攻撃に対してロバストであるが,検出性能が秘密鍵と画像に依存するという問題点がある.本研究では,透かしの検出に相関の絶対値を使用する方法を提案し,統計的解析によってBarniらの手法に対する優位性を明らかにする.また,実験では,提案手法によりJPEG圧縮に対する耐性が向上することを示す. |
| 題名 | 導波管に挿入した同軸プローブの等価回路について |
| 著者 | *佐薙 稔, 藤森 和博, 野木 茂次 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
| Page | p. 528 |
| Keyword | マイクロ波, 同軸線路, 矩形導波管, 同軸プローブ |
| Abstract | 導波管に挿入した同軸プローブについて、その等価回路について検討した。電磁界シミュレーションによりその等価回路パラメータの算出を行った。 |
| 題名 | 第一原理計算による金属窒化物硬質被膜の探索 |
| 著者 | *安井 孝宏 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科機械情報システム工学専攻), 中西 亮太 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科システム工学専攻), 末岡 浩治 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | p. 529 |
| Keyword | 第一原理計算, 窒化物, 被膜 |
| Abstract | 金属窒化物は様々な分野で硬質被膜として使用されており,中でもTiNは古くから用いられている.しかしながら, 生産の高効率化に対する要求が厳しくなるにつれて,TiN以上に硬質な被膜が求められている. また,この硬質被膜においては,低コストで長寿命であることも重要な条件である.本研究では,体積弾性率と硬さに相関があることを考慮し, 第一原理計算により体積弾性率を求めることで,より硬質な金属窒化物を探索した.その結果から,Cr1-xWxNやCrCが非常に硬質である可能性が高いといえる. |
| 題名 | アミノ酸少数クラスター系の構造解析 |
| 著者 | *浅井 信貴 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 530 |
| Keyword | 水素結合, タンパク質 |
| Abstract | タンパク質のつくりはわずか20 種類のアミノ酸がつな がった高分子化合物であり,生命を支えるあらゆる機能を 受け持つ.水素結合は常温において,タンパク質の形状や 構造を変化させることが知られている.本研究ではタン パク質などの生体高分子における水素結合を含む構造転 移に着目し,研究を行う.それにより,ナノスケールで発 熱の少ないスイッチング素子の可能性も期待できる |
| 題名 | 非線形光電子能動素子の拡散結合ネットワークモデルにおけるカオスパターンダイナミクスの研究 |
| 著者 | *鍋田 敬一郎 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 531 |
| Keyword | カオス, D-SEED, パターンダイナミクス |
| 題名 | 三原子クラスターの構造解析 |
| 著者 | *森分 雄太 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻能動デバイス学研究室), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻) |
| Page | p. 532 |
| Keyword | タンパク質, 分子軌道法, 電子相関効果 |
| Abstract | 生体におけるタンパク質は生命現象及び生体現象にお いて重要な機能を果たしており, またその構造は複雑で, 固有の立体構造を持っていることが知られている. その ようなタンパク質の構造変化に重要な役割を持つと考え られているのが水素結合である. 脳の神経細胞膜では, 選 択的にイオンの流入出を行うイオンチャネルと呼ばれる 膜貫通タンパク質が存在しており, その動的な構造変化 により, 細胞膜電位を変化させて神経興奮を制御してい る. そこで, このようなタンパク質における水素結合解 析の準備として, 水素原子が横一列に3 個並び, 電子が2 個存在する場合のクラスター系を考え, 分子軌道法(MO 法) を用いて断熱ポテンシャルの近似的解析を行った. さ らにMO 法における電子相関効果を一部取り入れる試 みを行った. |
| 題名 | RL-非線形GICキャパシタを用いた単相交流駆動カオス発生回路のアトラクタ |
| 著者 | *徳山 貢 (徳山電気技術研究所) |
| Page | p. 533 |
| Keyword | カオス, アトラクタ, GIC(C)回路 |
| Abstract | 非線形回路の振動を調べる上でポアンカレ断面は特に有用である。振動回路がどのように変化するのか,カオス振動であるのか,何倍周期振動であるのかが,判定できる。ほとんどのポアンカレ断面でホモクリニック構造が見られるが,完全にはで出ない例について報告する。これはプログラム上で非線形性を作り出したとき発生しやすい。三相回路にするときにもできやすい。 本研究では,RL-非線形GICキャパシタを用いた 単相交流駆動カオス発生回路のポアンカレ断面についての数値実験結果を報告する。まず原回路のポアンカレ断面について調べプログラム上で非線形化を強めた場合について報告する。 |
| 題名 | MRCP の分類とこれを法とする素体上乗算へ循環ベクトル乗算アルゴリズムを適用した場合の性能評価 |
| 著者 | *高井 悠輔, 根角 健太, 野上 保之, 籠谷 裕人, 森川 良孝 (岡山大学) |
| Page | pp. 534 - 535 |
| Keyword | 循環ベクトル乗算アルゴリズム (CVMA), MRCPs |
| Abstract | 著者らは,拡大体上の汎用的な乗算アルゴリズムとして循環ベクトル乗算アルゴリズム(Cyclic Vector Multiplication Algorithm : CVMA)を提案している.近年,Granger らが Minimal Redundancy Cyclotomic Primes(MRCPs)を考案し,これを法とする整数乗剰余算に CVMA が活用できることを示している.本稿では,MRCPs の条件を詳細化し,これを法とする効率のよい整数乗剰余算アルゴリズムとして,CVMA を応用したアルゴリズムを提案する.さらに,提案法とGranger らの手法を実装し,それらの計算時間を比較する. |
| 題名 | Van der Pol-Mathieu 型振動システムの確率的運動 |
| 著者 | *山口 尚宏, 太田垣 博一 (岡山理科大学) |
| Page | pp. 536 - 537 |
| Keyword | Van der Pol-Mathieu, 振動システム, 確率的運動 |
| Abstract | システムの安全設計のためには,パラメータ変動に対して 出現するシステムの振動の態様を知ることが重要である。 本研究では,Van der Pol-Mathieu型システムの振動 について,特に確率的振動について報告する。 |
| 題名 | 2次元異方性媒質に対する等価回路について |
| 著者 | *永山 務 (山口大学工学部), 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋, 小寺 敏郎 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 538 |
| Keyword | 異方性媒質, 等価回路表現 |
| Abstract | 等価回路を用いて, 実効誘電率テンソルあるいは実効透磁率テンソルの非対角項が零となるメタマテリアルの物性評価が行われているが, 逆に非対角項が非零となる等価回路表現は明らかにはされていなかった. 本研究では, これを解決するより一般性の高い等価回路表現を提案する. |
| 題名 | 誘電体多層膜による透明マント媒質の構成について |
| 著者 | *桜井 大輔 (山口大学工学部), 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋, 小寺 敏郎 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 539 |
| Keyword | 透明, 誘電体, 電磁波, TM, TE |
| Abstract | 2006年D.R.Smithにより,透明マントに関する実験が行われた.しかし,実証実験はこの一例のみである.本研究では,2層誘電体を用いた2次元異方性媒質による透明マントの検討を行う. |
| 題名 | 誘電体媒質を含む多層ストリップ格子による散乱界の解析 |
| 著者 | *梅田 一彰 (岡山県立大学情報系工学研究科), 山内 仁, 大久保 賢祐, 山北 次郎 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 540 - 541 |
| Keyword | スペクトル領域ガレルキン法 |
| Abstract | 偏波分割多重通信における受信アンテナ系には,ストリップ格子を利用した偏波分離が用いられることが多く,誘電体と一体構造としてのストリップ格子の特性解析をすることが重要である.高精度な解析手法としては,スペクトル領域ガレルキン法,Riemann-Hilbert境界値法,ハイブリッドトレフィツ有限要素法などが報告されている.本報告では,スペクトル領域ガレルキン法による多層ストリップ格子の解析手法の定式化と解析ソフトの開発経過について述べる. |
| 題名 | 点灯回路の種類が蛍光灯の電極スポット位置に与える影響に関する研究 |
| 著者 | *玄馬 勇輝 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 神田 隆司 (パナソニック電工株式会社) |
| Page | p. 543 |
| Keyword | fluorescent, lamp, life, emitter, spot |
| Abstract | 現在、蛍光灯は主照明として多くの場所で使用されており、蛍光灯の多くは高周波点灯回路(インバータ回路)により駆動されている。筆者らは蛍光灯の寿命を把握する上で、電極上に発生する電極スポットの位置を把握することが重要であると考え、その位置を把握する手法を確立した(1)。そして代表的なインバータ回路3種類を用いて蛍光灯の寿命試験を行い、電極スポット位置が寿命試験時間と共にどのように変化するのかを調べた。その結果、蛍光灯を点灯させているインバータにより、電極スポット位置の時間的変化に大きな差が生じることを確認したので報告する。 |
| 題名 | 磁気結合型無電極ランプの始動メカニズムの解明に関する研究 |
| 著者 | *藤田 将雄 (津山工業高等専門学校/電子・情報工学システム専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 請川 信 (パナソニック電工株式会), 齋見 元洋, 掛橋 英典 (パナソニック電工株式会社) |
| Page | p. 544 |
| Keyword | electrodeless, inductively, lamp |
| Abstract | 現在照明用の多くのランプは電極を有しており、電極が損耗してなくなったときが寿命となる。それに比べ、近年発売された磁気結合型無電極ランプは電極を持たないため長寿命である。しかしこのランプの始動が高いため、高耐圧回路素子が必要となりコストが高い。したがってランプの始動電圧を低減するために、始動メカニズムの分析を行った。無電極ランプの始動において、一般に言われているように、E放電とH放電が観測された。今回の観測で、そのE放電の発生は比較的低い電圧で生じること、E放電からH放電に移行させるのに高い電圧が必要なことが確認できた。 |
| 題名 | LEDと蛍光ランプによる物体色の明るさ比較 |
| 著者 | *松本 雄多, 野村 泰弘, 前谷 大紀 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科 湯尻研究室), 湯尻 照 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科) |
| Page | p. 545 |
| Keyword | LED照明, 蛍光ランプ, 等価明度, 照度 |
| Abstract | 近年,LEDが照明の省エネルギー化を目的として利用されつつあるが,その分光分布特性は蛍光灯とは異なり偏りがある.したがって、LEDで物体色を照明した際に,その物体の明るさを評価することは重要な課題である.そこで,本研究では,LEDを照明光源に用いて物体色の明るさを調べることを目的として実験を行った.その結果,LED照明による物体色の等価明度は,照度レベルと演色性の影響を受けることを確認した. |
| 題名 | LED照明による色の見えの質的評価 |
| 著者 | *谷口 尚宏, 横田 誠人, 上甲 明宏 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科 湯尻研究室), 湯尻 照 (広島工業大学) |
| Page | p. 546 |
| Keyword | LED照明, 省エネ, 照度, 演色性, 色の見え |
| Abstract | 環境保全のための照明の省エネルギー化を図るためLED照明の普及が著しいが、その質的要因については明確でない部分が多く、照明する物体色の色の見えを調べることも非常に重要な課題である。特に照明する物体色の見えの色み成分が照度を下げても維持できれば省エネ効果になる。そこで、本研究では,LED照明による基準照度での色み成分を維持できる照度の範囲を調べることを目的とし実験を試みた。その結果、刺激による多少の差異はあったものの演色性のよいLEDが色み成分を維持できる照度の範囲が広くなることが明らかとなった。 |
| 題名 | ガス圧が冷陰極ランプ特性に及ぼす影響に関する研究 |
| 著者 | *青山 直樹 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科) |
| Page | p. 547 |
| Keyword | CCFL, pressure, efficacy |
| Abstract | 冷陰極ランプ(CCFL)は液晶のバックライト光源として使用されているが、LEDの高出力、高効率化に対抗するため、CCFLにはさらなるランプの高出力、高効率化が求められている。高出力、高効率化を実現するための手段の一つとしてガス圧を変え、放電プラズマの電界強度をコントロールすることが考えられる。本研究では、ガス圧に対する陰極降下電圧(CFV)の影響と陽光柱電界強度を調査した。そしてガス圧を低下させることで陽光柱の発光効率が非常に増加することを確認したので報告する。 |
| 題名 | 冷陰極管のガス圧が高出力化および電極損耗に及ぼす影響に関する研究 |
| 著者 | *宍戸 崇音, 青山 直樹 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科) |
| Page | p. 548 |
| Keyword | CCFL, pressure, electrode |
| Abstract | 冷陰極放電ランプ(CCFL)はバックライト光源として使用されてきたが、LEDの高性能化に対抗するためにさらなる高出力・高効率化が必要となっている。我々はこれまで60TorrのCCFLへのダメージに関する研究を行ってきた。そして水銀無しだとダメージ大 きい、板形状電極とホロー形状電極では板の方がダメージ大きい、板形状電極ではNiが8000hrでAr消滅、不点となったがMoでは20000hrでもAr消失は発生せず点灯しているという結果を得ている。本研究では、冷陰極放電ランプの高出力・高効率を可能とするガス圧の調査 、およびガス圧が電極に及ぼす影響 の2つについて検討したので報告する。 |
| 題名 | 海洋照明用新光源点灯システムの研究 |
| 著者 | *二宮 静香, 岡本 太志 (弓削商船高等専門学校/情報工学科) |
| Page | p. 549 |
| Keyword | LED, 無電極ランプ, 海洋照明 |
| 題名 | 高出力LEDを使用したライトアップの施工事例 |
| 著者 | *山口 亮, 嶋本 孝雄 (中電工 技術センター) |
| Page | pp. 550 - 551 |
| Keyword | LED, ライトアップ |
| 題名 | Yxy色度図による多層誘電体周期構造の発色表現 |
| 著者 | *谷本 由衣 (岡山大学大学院自然科学研究科), 山内 仁, 若林 秀昭, 山北 次郎 (岡山県立大学情報工学部) |
| Page | pp. 552 - 553 |
| Keyword | 構造発色, Yxy表色系, 構造複屈折近似 |
| Abstract | モルフォ蝶の鱗粉に代表されるような構造性発色に関する解析結果は数多く報告されているが, 微細周期構造があまりに複雑であるため,3次元入射波(コニカルマウント)に対しての解析結果はあまり報告されていないようである. 本報告では,構造性複屈折近似を用いて微細周期構造を異方性多層膜と見なし数値解析手順 を単純化することによって,コニカルマウントに対する数値解を得る.またCIEのYxy色度図 と彩色図を用いて微細周期構造と構造性発色性との関係を明らかにしている. |
| 題名 | 磁性材料の高温での磁気特性の比較 |
| 著者 | *森下 真行, 宮城 大輔, 中野 正典, 高橋 則雄 (岡山大学工学部) |
| Page | pp. 554 - 555 |
| Keyword | 冷間圧延鋼板, 無方向性電磁鋼板, 磁気特性, 温度特性, キュリー温度 |
| Abstract | 回転機やリアクトルなど,高温で使われる可能性のある機器の設計や運転特性の検討の際には,磁性材料の高温での磁気特性を把握していることが重要である.しかしながら鉄心材料の高温での磁気特性の測定は容易ではなく報告例はほとんどない.そこで我々は,高温での磁気特性測定法を確立し,既に約800℃までの高温で電磁鋼板のリング試料を用いた磁気特性の測定方法及び測定結果を報告した.しかしながら,種々の磁性材料の磁気特性の比較は行えていなかった.そこで,冷間圧延鋼板SPCCの高温での磁気特性を測定し,無方向性電磁鋼板35A250と比較検討したので報告する. |
| 題名 | 簡易法を用いた保磁力分布磁石の減磁曲線の推定 |
| 著者 | *徳重 貴之, 馬淵 聖史, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学 工学部), 廣田 晃一, 伊藤 卓 (信越化学工業 第二部研究室) |
| Page | pp. 556 - 557 |
| Keyword | 保磁力, 減磁曲線, ジスプロシウム |
| Abstract | ネオジム-鉄-ボロン(Nd-Fe-B)系磁石は非常に高い最大エネルギー積と残留磁束密度を有するが,保磁力の温度上昇に伴う減少が大きいため加熱すると熱減磁を生じやすい. そこで,ディスプロシウム(Dy)を添加して室温における保磁力を増大させることで耐熱性を改善しているが,一方でDyの添加により残留磁束密度は低下する. 粒界拡散合金法は,保磁力増大に有効なDyを磁石表面から結晶粒界相を通じて内部に拡散させ,結晶粒表面に配置することで, 残留磁束密度の低下を極力抑えながら保磁力を増大させる技術である. この粒界拡散合金法を比較的大きな磁石に適用することで,磁石表面近傍の保磁力の必要な部分のみの保磁力を高めた,すなわち保磁力に分布を有する磁石を作製することができる. このような保磁力に分布を有する磁石の減磁曲線の推定を簡易的に行う方法を考案した.本報告では,その方法の妥当性について検討する. |
| 題名 | 高温超電導バルク体を用いた3次元超電導アクチュエータの特性向上のための電磁石の形状依存性検討 |
| 著者 | *川本 龍佑, 上荷 洋平, 井上 大嗣, 金 錫範, 村瀬 暁 (岡山大学) |
| Page | p. 558 |
| Keyword | アクチュエータ, バルク, 電磁石 |
| Abstract | 我々は,空間的に隔てた環境における遠隔操作が可能な超電導アクチュエータの開発を行ってきた.開発する超電導アクチュエータは,移動子である高温超電導バルク体と固定子である平面配列された電磁石群で構成されている.固定子から3次元的な磁場分布を発生させ,特定の磁場分布が捕捉されている移動子に,鉛直方向・水平方向への移動及び回転を可能としている. 本研究では,バルク体の捕捉磁場強度の向上を図るために,既存の円柱型鉄心に加えて,新たに四角柱型の鉄心を考案し,両形状の鉄心による発生磁場特性について有限要素法に基づく電磁場数値解析を行い,比較検討したので報告する. |
| 題名 | 高温超電導バルク体を用いた磁性体の浮上特性に関する基礎研究 |
| 著者 | *松永 純也, 田原 俊, 土井 昭幸, 下村 哲也, 金 錫範 (岡山大学), 小野寺 宏 (西多賀病院) |
| Page | p. 559 |
| Keyword | 磁性体, 浮上 |
| Abstract | 近年,高齢化社会を迎えるにあたり,脳疾患や脊椎損傷などの神経回路欠損による患者の増加が懸念されている.そこで当研究グループでは,神経回路の再生方法について検討している.具体的には,まず,神経の再生を促す抗体を表面処理した磁性ワイヤを外部磁場を制御することで損傷部まで移動させ,整列させる.そして,その磁性ワイヤを道標として神経細胞を誘導し,標的神経細胞との間で神経連絡の再構築を図るというものである.本研究では,脳内の磁性ワイヤの位置制御技術開発の基礎研究として,リング状高温超電導バルク体を用いて磁性体を浮上させることで磁性ワイヤの位置を制御しようと試みたので,その実験結果について報告する. |
| 題名 | 医療用磁性体の位置検出・制御技術に関する研究(その2) |
| 著者 | *田原 俊, 金 錫範 (岡山大学), 小野寺 宏 (西多賀病院), 廿日出 好, 田中 三郎 (豊橋技術科学大学) |
| Page | p. 560 |
| Keyword | 磁性ワイヤ, 位置検出 |
| Abstract | 近年,高齢化社会への急激な推移に伴い,高齢者に多いとされる脳疾患患者数の増大が懸念されている.そこで,当研究グループでは,神経細胞がもつ自己再生能力を利用する手段について研究を行っている.具体的には,磁性ワイヤに神経進展因子や神経反発因子,あるいはこれらの因子の機能を阻害する抗体や薬物を表面処理し,磁場を用いて移動・整列させた後,その磁性ワイヤを道標として神経を誘導,標的神経細胞との間で神経回路の回復を目指すという方法である.本研究では,磁性ワイヤの材質と形状を決定させるために数種類の磁性ワイヤについて磁気特性を実験的に把握したので,その実験結果について報告する. |
| 題名 | 線間無絶縁高温超電導コイルの分流特性による過度安定性向上に関する基礎研究 |
| 著者 | *金子 武志, 斉藤 彰浩, 門田 貴昌, 朱 鎮弘, 金 錫範 (岡山大学), 金 鎬民, 権 永吉 (韓国電気研究院) |
| Page | p. 561 |
| Keyword | 超電導, コイル, 無絶縁 |
| Abstract | 超電導線材をコイルに応用するためには,線材内での常電導転移を抑え,常電導転移が起きた場合においてもコイルがクエンチに至らないようにする必要がある.複合安定化材の線材を巻線とする超電導コイルの場合,クエンチが生じると,超電導体に流れていた通電電流のほとんどは周囲の安定化材へ分流される.超電導コイルの線間絶縁を施さないことで,常電導転移が起きた場合でも,臨界電流を超える分の通電電流は線間方向へ分流し,発熱を抑えられるので超電導コイルの過度安定性が向上されると考えられる.そこで,本研究では,高温超電導コイルの線間無絶縁がコイルの過度安定性に及ぼす影響について検討,評価したので,その結果を報告する. |
| 題名 | 高温超電導バルク体を用いた磁気遮蔽型限流器開発のための基礎研究 |
| 著者 | *矢野 順一, 木本 敬章, 今井 諒, 金 錫範 (岡山大学) |
| Page | p. 562 |
| Keyword | バルク体, 磁気遮蔽型限流器 |
| Abstract | 我が国では,都市部を中心に電力需要が増加する傾向にあり,電力系統における事故時の故障電流は増大する一方である.この問題の対処策として遮断器の容量向上が挙げられる.しかし,遮断器は系統中に数多くあり,それらすべての容量向上を図るとなると経済的な負担が大きくなる.そのため限流器が必要不可欠となり,超電導技術を利用した限流器の開発が進んでいる.特に,超電導バルク体を用いる磁気遮蔽型超電導限流器は,動作原理と構造が非常に簡単なため,その有効性と共に期待が高まっている.本研究では,磁気超電導遮蔽型限流器を開発する際に必要不可欠となる高温超電導バルク体の磁気特性を明らかにさせるための実験的な検討を行った. |
| 題名 | 電気学会Dモデルをリラクタンスモータとしてインバータ駆動した際のトルク特性 |
| 著者 | *小野 修毅, 宮城 大輔, 高橋 則雄 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
| Page | pp. 563 - 564 |
| Keyword | 回転機, 有限要素法, PWMインバータ, トルク |
| Abstract | 電気学会「電磁界解析による回転機の実用的性能評価技術調査専門委員会」では,回転機の解析手法検討用に埋込磁石型モータの実験モデル(Dモデル)を作成し,実験並びに解析による検討が行われている.それに関連して,我々はDモデルの磁石を取り除いてリラクタンスモータとした際の,インバータ駆動時のトルク特性についての検討を行っている.今回,インバータ駆動時のキャリア周波数と電源周波数の関係が同期,非同期の違いによってトルク特性に及ぼす影響の検討,並びに回転の刻み角度がトルクの誤差に及ぼす影響についての考察を行ったので報告する. |
| 題名 | DCマイクログリッドを中核とするユビキタスパワーの構築 |
| 著者 | *加藤 慶一 (山口大学 工学部), 岡本 昌幸 (山口大学 大学院理工学研究科), 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 山口大学 大学院理工学研究科) |
| Page | p. 565 |
| Keyword | DCマイクログリッド, 大規模自然災害, 戸建てシェルタ, 燃料電池, 太陽電池 |
| Abstract | 近年,大規模自然災害が頻発し,被災者は避難所生活を余儀なくされる。この対策として,早期設置型の戸建てシェルタの研究がなされている。本論文では,これら自然災害対応用戸建てシェルタへの応用を目的とし,可搬であり,かつ短時間で運転開始可能なユビキタスパワーを提案し,主に燃料電池の給湯能力について検討したので報告する。 |
| 題名 | 独立型太陽光発電システム用バッテリ充放電状態監視システム |
| 著者 | *彼杵 祐子, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科) |
| Page | pp. 566 - 567 |
| Keyword | 独立型[太陽光発電システム, バッテリ監視システム, エネルギー容量, SHマイコン, シリアル通信 |
| Abstract | 近年,山岳部や湖沼での不法投棄が増加しており,自然環境や地方経済へ深刻な影響を与えている。この対策として,図1に示す独立型太陽光発電システムを用いた監視カメラが利用されている。このシステムは, 商用電源が設置されていない場所でも運用が可能であるが,電源となるバッテリの充放電状態が把握できないという問題点がある。 本論文では,バッテリ充放電状態をFOMA網を介して監視できる独立型太陽光発電システム用充放電状態監視システムを試作し,その有効性を確認したので報告する。 |
| 題名 | 高分子材料の空間電荷分布と構造の同時測定 |
| 著者 | *布野 竜二 (松江工業高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 長尾 雅行, 村上 義信 (豊橋技術科学大学), 穂積 直裕 (愛知工業大学) |
| Page | p. 569 |
| Keyword | 空間電荷, マクスウェル応力, パルス静電応力法, 厚さ測定 |
| Abstract | 空間電荷分布測定技術の一つであるパルス静電応力(PEA: Pulsed Electro-Acoustic)法は電気電子機器の絶縁材料等の性能・信頼性評価に利用されている。絶縁材料の空間電荷分布を測定する場合には,通常,測定電極と試料の音響的コンタクトを得るために荷重を加える。そのため軟らかい試料では測定時に加える荷重と高電界印加によるマクスウェル応力により厚さ変形が起こる。この場合,電界等の測定条件が不明確となる場合も考えられる。そこで,本研究では,PEA法を用いた空間電荷分布測定装置に,音響インピーダンス顕微鏡(1)の機能を付加することで,空間電荷分布と試料厚さを同時に測定できる装置の試作を行ったので報告する。 |
| 題名 | 空間電荷分布の2次元リアルタイム測定 |
| 著者 | *益田 直弥, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校) |
| Page | p. 570 |
| Keyword | 空間電荷, 2次元, リアルタイム, マトリックススイッチ, 走査型 |
| Abstract | 空間電荷分布測定は,絶縁材料内部に蓄積する電荷分布を測定する技術であり,電気・電子機器の絶縁材料の性能評価等に利用されている。測定方法の中でもパルス静電応力(PEA)法は広く利用されている。絶縁材料中の空間電荷は3次元に分布し,かつ過渡的に変化する可能性が高いため,多次元かつ短時間間隔で測定可能な装置の開発が望まれている。現在開発されている2次元空間電荷分布測定装置は,複数のセンサ信号を同時に測定・記録するために装置コストが掛かる。そこで,短時間で複数のセンサ信号を切り替え可能なセンサ走査型の測定装置を製作し,測定結果を2次元リアルタイムで表示するソフトウェアの開発を行ったので報告する。 |
| 題名 | 交流電界下におけるエポキシ樹脂の空間電荷測定 |
| 著者 | *高尾 透 (松江工業高等専門学校), 石原 裕基 (島根電工株式会社), 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校) |
| Page | p. 571 |
| Keyword | 空間電荷, 線-平板電極, パルス静電応力, 交流電界, エポキシ樹脂 |
| Abstract | パルス静電応力(PEA)法を用いた線−平板電極系における不平等電界下での空間電荷分布形成に関する調査・検討を行ってきた。絶縁破壊に関する研究として,同様にトリーイングに関する研究が行われている。最近,山野らにより,エポキシ樹脂中への添加物[フタロシアニン,アントラセン]が電気トリーの成長を抑制させる報告がなされている。この報告を受けて,エポキシ樹脂へのこれら添加物が不平等電界下での空間電荷形成に与える影響について,PEA法による調査を行うことにした。ここでは,それぞれの試料に直流・交流高電圧を印加し,空間電荷信号の測定を行った結果を報告する。 |
| 題名 | グラファイト表面における金属原子の安定性に関する第一原理計算 |
| 著者 | *信江 年哉, 末岡 浩治 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科) |
| Page | p. 572 |
| Keyword | グラファイト |
| Abstract | グラファイト表面におけるCu, Ni, Crなどの金属原子の安定性を第一原理計算により解析した.その結果,Uサイト,Vサイトともに計算したすべての金属原子は,(10-10)表面において安定であるという結果が得られた.また,(10-10)表面モデルにO原子が存在する場合,吸着エネルギEは清浄な(10-10)表面における吸着エネルギEに比べ,小さくなることがわかった.このことから,現実の表面ではO原子がグラファイトと金属原子の結合を阻害していると考えられる.したがって,グラファイト表面にあるO原子を除去することによって,金属原子との密着性は高まると考えられる. |
| 題名 | Al2O3人工ピン導入によるBi-2212相超電導単結晶の高Ic化 |
| 著者 | *竹谷 政彦, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
| Page | p. 573 |
| Keyword | Bi-2212, 単結晶, ピンニングセンタ, 臨界電流 |
| Abstract | Bi-2212相超電導単結晶に粉末Al2O3をピンニングセンタとして導入し、臨界電流を向上させることを試みた。その際に、Al2O3の浸透熱処理温度200℃〜700℃の間で変化させ、ピンニングセンタの形成と超電導特性(臨界温度・臨界電流)に与える影響を測定・評価したところ、Al2O3の浸透熱処理温度を300℃〜500℃にすると 単結晶にAl2O3が浸透し、超電導特性が劣化しないことが明らかになった。 |
| 題名 | 部分溶融法によるSm系超電導体の形状依存性 |
| 著者 | *高橋 俊之 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
| Page | p. 574 |
| Keyword | Sm系超電導体, 部分溶融法, 臨界電流密度, ピンニングセンタ |
| Abstract | 酸化物超電導体を工学的に応用するためには超電導体の大電流化が不可欠であり、超電導体中に発生した磁束の移動を拘束するピンニングセンタを形成することが重要な課題である。本研究室では部分溶融法によりSm系超電導体内部にピンニングセンタを微細分散させた試料を作製している。しかし部分溶融法を行うと試料には自重による変形が発生する。そこで本研究では超電導体の形状の違いによる特性への影響を調べ検討した。 |
| 題名 | 高品質Bi系超電導厚膜の熱処理条件の検討 |
| 著者 | *川上 倫志, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
| Page | p. 575 |
| Keyword | Bi系超電導体, 厚膜, 化学溶液法, 温度勾配 |
| Abstract | 本研究では、化学溶液法による高品質なBi系超電導厚膜を作製した。熱処理時、半溶融状態から焼結温度まで降温する際の温度勾配が異なる試料を作製し、厚膜の結晶性と超電導特性に与える影響を調べた。4端子抵抗法により抵抗-温度特性および電流-電圧特性の測定を行い、超電導転移温度および臨界電流の評価を行なった。温度勾配を1℃/minとすることで、結晶性が良好で臨界電流の高い厚膜を形成することができた。 |
| 題名 | 部分溶融超電導体の磁気特性の検討 |
| 著者 | *高橋 咲貴子 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 池田 壮太, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
| Page | p. 576 |
| Keyword | 部分溶融超電導体, ピンニングセンタ |
| Abstract | 超電導体には磁束を排除する完全反磁性と、磁束を超電導体内部のピンニングセンタに拘束する磁束ピンニングという性質があるため、磁界中では反発力、吸引力といった力が生じる。本研究では、部分溶融超電導体の絶縁相濃度を10〜20%、試料の厚さを2.09〜5.24mmで変化させ、磁石の間に生じる力を測定し、磁束ピンニングのエネルギーを調べることでその磁気特性について検討した。その結果、絶縁相の濃度30%までは吸引力、エネルギーともに増大するが、絶縁相濃度が40%ではいずれも低下することがわかった。また、厚さの増大に対し、エネルギーは比例の関係で増大するが、厚さが一定以上になるとエネルギーが飽和することがわかった。 |
| 題名 | 部分溶融Y系超電導体の磁気特性に関する研究 |
| 著者 | *池田 壮太 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科), 高橋 咲貴子 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科) |
| Page | p. 577 |
| Keyword | 磁束ピンニング, Y系超電導体, 磁気浮上 |
| Abstract | 超電導体の磁束ピンニングを工学的に応用するために磁束ピンニングで発生する力を定量的に測定した。超電導体の磁気特性は超電導体内部のピンニングセンタによって決定される。ピンニングセンタによって拘束される磁束は試料の形状に依存する。また、実際に安定した磁気浮上を実現するためには、ピンニングセンタに磁束を充分に拘束させることが重要であることが明らかになった。 |
| 題名 | PIT法アルミシースMgB2超伝導線材の作製 |
| 著者 | *野中 琢哉, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 村田 知広 (ジャパンファインスチール) |
| Page | p. 578 |
| Keyword | MgB2, 超伝導線材, PIT 法 |
| Abstract | MgB2超伝導体は、金属系超伝導体の中で最も高い臨界温度(TC=39K)を示す。この温度は冷凍機で比較的簡単に到達できる温度である。これにより、MgB2 は20K 近傍で線材化や薄膜化などの応用が期待されているが、その応用において臨界電流密度Jcの向上が望まれ、研究が進められている。今回の実験では、低コストな方法として、酸化の少ないMgフレークとアモルファスB粉末、アルミのシース材を用いて、PIT 法により線材を作製し、その特性を評価した。 |
| 題名 | Y系テープ線材を用いた直流リアクトル用超伝導コイルにおける電流−電圧特性 |
| 著者 | *山本 昌弘, 原田 直幸, 内藤 裕志, 植田 清隆 (山口大学大学院), 津田 理, 濱島 高太郎 (東北大学大学院), 古瀬 充穂, 淵野 修一郎 (産業総合研究所) |
| Page | p. 579 |
| Keyword | 超伝導コイル, Y系超伝導線材 |
| Abstract | Y系超伝導体YBa2Cu3O7は、液体窒素温度で使用できる高温超伝導線材として開発が進んでいる。本研究では、これまで、コンビナート内の工場や事業所において直流で電気エネルギー融通を行うために必要となる直流リアクトルの1/10程度のインダクタンスを持つモデルコイルを、Y系超伝導線材で製作した。このコイルにおいて、コイル巻線後に臨界電流密度が低下することが分かった。そこで、本報告では、超伝導コイルにおける電流−電圧特性について述べる。 |
| 題名 | 永久磁石とバルク超伝導体を用いた演示実験用磁気浮上装置の製作 |
| 著者 | *原田 瑞貴, 原田 直幸, 岡田 秀希, 崎山 智司 (山口大学大学院), 小田部 荘司 (九州工業大学大学院) |
| Page | p. 580 |
| Keyword | 超伝導磁気浮上装置, 演示実験 |
| Abstract | 山口大学工学部では、平成20年度から山口県内の産学公民の各機関と協力して「長州科楽維新プロジェクト」1.2)に取り組んでいる。「長州科楽維新プロジェクト」とは山口大学が中心となり参加機関と協力して、小中学生に科学技術の楽しみを伝え、科学技術立国日本を担う人材を育成することを目的としている。この取り組みの中で演示実験の1つとしてバルク超伝導体を用いた磁気浮上を取り上げた。本報告では、この装置の製作と演示実験について述べる。 |
| 題名 | 誘導結合プラズマ支援型アンバランスマグネトロンスパッタ法によるNi薄膜の基板温度依存性 |
| 著者 | *平野 意峰, 森重 史也, 大谷 和輝, 川畑 敬志 (広島工業大学 川畑研究室), 岡本 圭司 (トーヨーエイテック株式会社) |
| Page | p. 581 |
| Keyword | スパッタ法, ニッケル薄膜, ICP, 表面形状, 基板温度 |
| Abstract | Ni薄膜は、不揮発性メモリ素子への応用や多機能デバイス、電子デバイスなどに応用される。スパッタ法において表面拡散を促す方法には、基板温度の上昇とエネルギー粒子の基板照射が挙げられる。そこで誘導結合プラズマ支援型アンバランスマグネトロンスパッタ法により、SiO2基板上にNi薄膜を作製した。磁束密度と基板温度の変化による膜構造の制御を試みた結果、AFM像の観測から、磁束密度及び基板温度によって平均表面粒径の成長を確認することができた。さらに、キューリー温度(631K)を越える温度で成膜すると表面形状の著しい変化が見られた。 |
| 題名 | RF-DC結合型マグネトロンスパッタリング法によるGe-N系薄膜の表面形状観察 |
| 著者 | *佐々重 光祐, 新谷 亮太, 武田 峻輔, 川畑 敬志 (広島工業大学) |
| Page | p. 582 |
| Keyword | GeN |
| Abstract | 通常のDCまたはRFマグネトロンスパッタ法ではスパッタイオンとしてのArイオンのエネルギーを直接的に制御できず、膜質の制御が困難である。 本研究ではRFにDCを重畳させてターゲットに印加することにより、Arイオンエネルギーを直接的に制御することが可能なRF-DC結合型マグネトロンスパッタ法を用いた。また、GeはSiに比べて窒化されにくい材料であることが知られていることから、Ge-N系薄膜を作成し、表面形状を評価した。 窒素濃度がAr:N2=10:1の時、最大高低差が大きく成長していることが分かった。また、Si基板とSiO2基板を比較してみると、SiO2基板のほうが表面粒径が大きく成長していることが観測された。 |
| 題名 | ラチェット形状の人工ピンを導入した超伝導膜の特性に関する検討 |
| 著者 | *藤原 圭太, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院) |
| Page | p. 583 |
| Keyword | 超伝導材料, 臨界電流 |
| Abstract | 超伝導体の臨界電流密度はピンニングセンターと量子化磁束の相互作用によって決定される。よってこのピンニングセンターを人工的に導入することで臨界電流密度をコントロールすることが可能であると考えられる。そこで本研究では非対称のラチェット形状を持つ人工ピンニングセンターを導入することで臨界電流密度に異方性を持たせるため、量子化磁束が人工ピンに侵入した場合のシュミレーションを行なうことにより特性の検討を行なった。 |
| 題名 | 非対称人工ピンの導入と特性の検討 |
| 著者 | *白川 悠, 藤原 圭太, 原田 直幸, 浅田 裕法, 内藤 裕志 (山口大学大学院) |
| Page | p. 584 |
| Keyword | 超伝導材料, 臨界電流 |
| Abstract | 超伝導体に無損失に電流を流すことができるのは超伝導体内部のピンニングセンターと量子化磁束の相互作用によるものである。このピンニングセンターの形状や分布を変化させることで、臨界電流密度をコントロールすることが可能であると考えられる。これまで非対称な人工ピンを超伝導体へ導入することでピンニング力が非対称に作用し、通電方向によって異なる臨界電流密度を持つ超伝導素子の検討を行ってきた。 本報告では2次元的な非対称人工ピンの導入と磁束線のピン止め特性の検討を行った結果について述べる。 |
| 題名 | 多結晶シリコン結晶粒成長における核生成の効果 |
| 著者 | *白井 洋行, 河本 直哉 (山口大学大学院), 部家 彰 (兵庫県立大学大学院), 三好 正毅 (山口大学大学院), 松尾 直人 (兵庫県立大学大学院), 只友 一行 (山口大学大学院) |
| Page | p. 585 |
| Keyword | 多結晶シリコン, 結晶粒成長, 核生成 |
| Abstract | 我々は折り曲げ持ち運ぶことの可能なフレキシブル・ディスプレイ実現のため、多結晶シリコン(polycrystalline silicon, poly-Si)薄膜の低温成長法の検討をおこなっている。固相、並びに溶融過程を含むレーザ照射を組み合わせることによりpoly-Si結晶粒の結晶化を行った場合、固相成長をレーザ照射の前におこなった方が、その逆の場合と比べ良い結晶性を示した。この結果は、核生成、並びに初期の結晶粒成長を固相でおこない、これにレーザ照射をおこなったほうが、逆の場合と比べ良い結晶性を示すことを示している。本研究の目的は、poly-Si結晶粒成長における核生成の効果について検討することである。 |
| 題名 | ポリカーボネート基板上における低温多結晶シリコン薄膜の成長とその解析 |
| 著者 | *伊藤 一希 (山口大学大学院理工学研究科), 今村 哲也 (帝人), 中川 豪 (九州大学大学院システム情報科学研究院), 河本 直哉 (山口大学大学院理工学研究科), 富澤 由香 (帝人), 浅野 種正 (九州大学大学院システム情報科学研究科), 只友 一行 (山口大学大学院理工学研究科) |
| Page | p. 586 |
| Keyword | 低温多結晶シリコン薄膜, ポリカーボネート |
| Abstract | 光学的、機械的特性に優れ、しかもコストがポリイミド(PI, polyimide)よりも安価なポリカーボネート(PC, polycarbonate)は低温poly-Si薄膜のポリマー基板として適している。特にPCはDVDやCDの材料として用いられているなど光学的特性に関して非常に優秀であり、また異方性がないため、LCD等のディスプレイ材料として非常に魅力的である。しかし、一般的なPCのガラス転移点(Tg)はポリエチレンテレフタレート (PET, polyethylene terephthalate)よりは若干高いがほぼ同等であり、ポリエーテルサルフォン(PES, polyethersulphone)やPI等よりも低いため、低温poly-Si薄膜形成が難しく、過去に報告された例はほとんどない。本研究の目的は、市販のPC基板上における紫外レーザ照射によるpoly-Si薄膜を報告するとともに、レーザ照射時におけるpoly-Si薄膜の膜剥がれに関してポリマーの熱的物性の観点から考察をおこなうことである。 |
| 題名 | Si(100)表面近傍における3d遷移金属の拡散に関する第一原理解析 |
| 著者 | *清水 貴俊, 重松 芳紀 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 末岡 浩治 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科) |
| Page | p. 587 |
| Keyword | Si(100) |
| Abstract | LSI製造工程においてSiウェーハに3d遷移金属が侵入すると,ウェーハ表面からデバイス領域まで容易に拡散し, デバイスの特性が劣化する.Si結晶中において3d遷移金属は格子間位置であるTサイトからHサイトに移動し,これを繰り返すことで拡散する.これに対し,Si(100)表面はダイマー構造をとる.そのため,Si(100)表面において,金属原子はSi結晶中と異なる拡散障壁を有すると考えられる.本研究では,Si(100)の最表面から深さ方向への金属原子の拡散障壁を第一原理計算手法で計算した. |
| 題名 | SiO2結晶中の不純物原子の拡散機構に関する第一原理解析 |
| 著者 | *難波 貴正 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科機械情報システム工学専攻), 末岡 浩治 (岡山県立大学情報工学部情報通信工学科) |
| Page | p. 588 |
| Keyword | SiO2 |
| Abstract | 近年,LSIの構成要素であるゲート酸化膜 (SiO2)およびSi基板への汚染金属の拡散といった問題が顕在化してきている.ところが,SiO2中の汚染金属の拡散に関しては不明な点が多い.本研究では代表的な汚染金属であるCr,Fe,Ni,Cuやドーパントとして使用されるBやPに注目し,第一原理計算によりSiO2結晶中の不純物原子の安定性と拡散機構について解析した.なお本研究では,SiO2の計算モデルとしてアモルファスSiO2と比較的近い密度を持つ高温クリストバライト,およびSi/SiO2界面において最安定と考えられるαクォーツを採用した. |