題名 | RL-非線形GICキャパシタを用いた単相交流駆動カオス発生回路のアトラクタ |
著者 | *徳山 貢 (徳山電気技術研究所) |
Page | p. 533 |
Keyword | カオス, アトラクタ, GIC(C)回路 |
Abstract | 非線形回路の振動を調べる上でポアンカレ断面は特に有用である。振動回路がどのように変化するのか,カオス振動であるのか,何倍周期振動であるのかが,判定できる。ほとんどのポアンカレ断面でホモクリニック構造が見られるが,完全にはで出ない例について報告する。これはプログラム上で非線形性を作り出したとき発生しやすい。三相回路にするときにもできやすい。 本研究では,RL-非線形GICキャパシタを用いた 単相交流駆動カオス発生回路のポアンカレ断面についての数値実験結果を報告する。まず原回路のポアンカレ断面について調べプログラム上で非線形化を強めた場合について報告する。 |
題名 | MRCP の分類とこれを法とする素体上乗算へ循環ベクトル乗算アルゴリズムを適用した場合の性能評価 |
著者 | *高井 悠輔, 根角 健太, 野上 保之, 籠谷 裕人, 森川 良孝 (岡山大学) |
Page | pp. 534 - 535 |
Keyword | 循環ベクトル乗算アルゴリズム (CVMA), MRCPs |
Abstract | 著者らは,拡大体上の汎用的な乗算アルゴリズムとして循環ベクトル乗算アルゴリズム(Cyclic Vector Multiplication Algorithm : CVMA)を提案している.近年,Granger らが Minimal Redundancy Cyclotomic Primes(MRCPs)を考案し,これを法とする整数乗剰余算に CVMA が活用できることを示している.本稿では,MRCPs の条件を詳細化し,これを法とする効率のよい整数乗剰余算アルゴリズムとして,CVMA を応用したアルゴリズムを提案する.さらに,提案法とGranger らの手法を実装し,それらの計算時間を比較する. |
題名 | Van der Pol-Mathieu 型振動システムの確率的運動 |
著者 | *山口 尚宏, 太田垣 博一 (岡山理科大学) |
Page | pp. 536 - 537 |
Keyword | Van der Pol-Mathieu, 振動システム, 確率的運動 |
Abstract | システムの安全設計のためには,パラメータ変動に対して 出現するシステムの振動の態様を知ることが重要である。 本研究では,Van der Pol-Mathieu型システムの振動 について,特に確率的振動について報告する。 |
題名 | 2次元異方性媒質に対する等価回路について |
著者 | *永山 務 (山口大学工学部), 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋, 小寺 敏郎 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 538 |
Keyword | 異方性媒質, 等価回路表現 |
Abstract | 等価回路を用いて, 実効誘電率テンソルあるいは実効透磁率テンソルの非対角項が零となるメタマテリアルの物性評価が行われているが, 逆に非対角項が非零となる等価回路表現は明らかにはされていなかった. 本研究では, これを解決するより一般性の高い等価回路表現を提案する. |
題名 | 誘電体多層膜による透明マント媒質の構成について |
著者 | *桜井 大輔 (山口大学工学部), 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋, 小寺 敏郎 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | p. 539 |
Keyword | 透明, 誘電体, 電磁波, TM, TE |
Abstract | 2006年D.R.Smithにより,透明マントに関する実験が行われた.しかし,実証実験はこの一例のみである.本研究では,2層誘電体を用いた2次元異方性媒質による透明マントの検討を行う. |
題名 | 誘電体媒質を含む多層ストリップ格子による散乱界の解析 |
著者 | *梅田 一彰 (岡山県立大学情報系工学研究科), 山内 仁, 大久保 賢祐, 山北 次郎 (岡山県立大学情報工学部) |
Page | pp. 540 - 541 |
Keyword | スペクトル領域ガレルキン法 |
Abstract | 偏波分割多重通信における受信アンテナ系には,ストリップ格子を利用した偏波分離が用いられることが多く,誘電体と一体構造としてのストリップ格子の特性解析をすることが重要である.高精度な解析手法としては,スペクトル領域ガレルキン法,Riemann-Hilbert境界値法,ハイブリッドトレフィツ有限要素法などが報告されている.本報告では,スペクトル領域ガレルキン法による多層ストリップ格子の解析手法の定式化と解析ソフトの開発経過について述べる. |