題名 | 毛筆の筆先端検出手法 |
著者 | *佐野 哲也 (株式会社システムエンタープライズ), 浮田 浩行 (徳島大学), 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
Page | p. 486 |
Keyword | 毛筆, コンピュータインターフェース, 画像処理, 可視化 |
Abstract | 小学校、中学校では、毛筆による書写教育が行われている。筆を用いて字を書く場合、様々な形の線を書くことができるが、初心者がきれいな形の線を書くことを難しくしている。特に、筆先端の位置は重要なポイントなっているが、初心者がその重要性を理解することは難しい。ここでは、毛筆の筆先端の検出及びその軌跡を可視化した。本手法を用いることにより、通常の筆と紙を用いて書かれた手書き文字における筆先端の軌跡を計測し可視化することが可能となった。本手法は、書写教育において、書道の初学者である児童・生徒が正しい書き方を学習する上で有効であると考えられる。 |
題名 | フィジカルコンピューティングを用いたアーチェリー競技力向上策の一例 |
著者 | 宮内 肇, *角田 一平, 石倉 賢也 (松江工業高等専門学校 電気工学科) |
Page | p. 487 |
Keyword | アーチェリー, フィジカルコンピューティング, コーチング |
Abstract | アーチェリーの競技人口は少ない。経験者は偏在・高齢化している。高校の部活動において、初心者がアーチェリーの競技力の上達を目指しても、経験者からのコーチを受けることは地方においてはほとんど不可能である。また、アーチェリーは危険性を伴うために、安全に競技ができる広大な場所を必要とするので、環境面からも制約をうけ、競技力の向上に悩んでいる。本研究では、これら様々な制約を受けるアーチェリー競技力上達のために、コーチがいない状況下で、フィジカルコンピューティングを用いた工学的な手法の適用を探る。 |
題名 | 小学生のプログラミング教室 〜「のりとはさみ」 から「えんぴつと消しゴム」へ〜 |
著者 | *金田 美咲 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学/環境情報学部), 小山 将人 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校) |
Page | p. 488 |
Keyword | プログラミング教室, ミニマイコンカー, 紙ブロっくん, のりとはさみ, えんぴつと消しゴム |
Abstract | 現在子どもの理科離れは深刻化してきている.そんな子どもの理科離れから,理科好きになってもらうために鷲見研究室ではプログラミング教室を実施している.今年のプログラミング教室は,ツールとして「のりとはさみによる」プログラミング[1]から,「えんぴつと消しゴムよる」プログラミングに変更になった,3日間連続の小学5年生20名によるプログラミング教室を報告する. |
題名 | 位置情報を付加した出席報告機能の設計と講義管理システムへの実装 |
著者 | *早川 重則, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
Page | p. 489 |
Keyword | 講義管理, 位置情報, 携帯電話, 教育支援, 出席管理 |
Abstract | 近年,ほとんどの学生が携帯電話を所有しており,携帯電話を用いた教育支援システムが注目を集めている.そのようなシステムの中に中原らの講義管理システムがある.このシステムは学生の携帯電話を用いて出席の報告やアンケートを行うものであり,出席報告に座席番号を付けて送り,学生の着席状況を教員のPCに表示し,不正な出席報告を防止している.しかし,大規模な講義では実際の着席状況と見比べて出席報告の正当性を確認するのは困難といえる.そこで本研究では,携帯電話の位置情報に注目し,出席報告に位置情報を付加することで不正出席防止に効果があり,教員による着席状況確認の手間を省くことを目的とした機能の実装を行う. |
題名 | FDTD法を用いた電気回路の可視化 |
著者 | *山田 耕平 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学専攻), 原田 徳彦 (徳山工業高等専門学校 情報電子工学科) |
Page | p. 490 |
Keyword | 電荷分布, 電気回路, FDTD法, 可視化, 学習材料 |
題名 | バランス・スコアカードを用いた介護施設における経営指標の策定支援システムの構築 |
著者 | *岡本 辰夫 (株式会社 両備ヘルシーケア), 宗正 詩央里 (岡山大学大学院社会文化科学研究科), 藤野 猛士 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 小山 嘉紀 (株式会社 両備ヘルシーケア) |
Page | p. 491 |
Keyword | 介護, 経営, バランス・スコアカード |
Abstract | 近年,高齢社会の到来により,介護事業に関する市場は拡大傾向にある.そのため,介護事業においては,利用者の増大により,参入企業が急増し,競争が激化し,差別化と生き残りのための経営が求められている. しかしながら,有料老人ホームなどの介護施設では,経営状況が厳しいのが現状である.提供するサービスと経営の質を維持・向上させるためには,マネジメント的な発想が求められ,そのためには,システム構築が必要である. 本研究では,付加価値向上による経営強化手法として近年注目を集めているバランス・スコアカード(Balanced Score Card,BSC)を利用し,介護施設における経営指標や目標の明確化を図る. |