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平成22年度 (第61回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1503  24. ファジィ・AI・GA-(2)
日時: 2010年10月23日(土) 13:00 - 14:05
部屋: 情報工学部棟 2201室 (→地図)
座長: 高橋 健一 (広島市立大学)

24-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名大規模ホームセンタにおける短時間労働者勤務表の最適化のための勤務者過不足調整法の検討
著者*中嶋 亮輔 (鳥取大学工学部), 田中 直文, 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 463
Keyword遺伝的アルゴリズム, 勤務表, 最適化, 勤務時間
Abstractホームセンタなどでは、アルバイトやパートタイマと呼ばれる短時間労働者が勤務する。このような事業所では、人によって異なる希望勤務時間帯や熟練の職種などを考慮して勤務を割り当てる。そのための勤務表は、現在、人の手によって作成されており、多大な労力を要している。短時間労働者勤務表を計算機により自動作成することにより人的、時間的コストの削減が期待できる。本研究では、当該月直前に提出された希望勤務表に基づいて、勤務の時間、配置、休憩時間に関する最適化を一括して行う。最適化を行う際のTU毎の勤務者数の過不足を調整する手法を検討する。

24-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ヘドニック・アプローチを用いた遺伝的アルゴリズムの訪問介護スケジューリングへの適用
著者*福井 亮平 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 金川 明弘, 山内 仁 (岡山県立大学情報工学部)
Pagep. 464
Keyword遺伝的アルゴリズム, ヘドニック・アプローチ, 訪問介護スケジューリング
Abstract訪問介護におけるヘルパーの勤務スケジューリング作成においては,ヘルパーの勤務可能日や時間帯,利用者宅の地理的情報などの制約の中で,利用者へのサービスを確実に行えることが要求される.他にもヘルパー間の負荷の偏りなど様々な条件を考慮する必要もあり,その作成には多大な労力と根気が必要となる.よって,ヘルパーの勤務スケジューリングをコンピュータにより支援しようとする試みがあるが,コンピュータが多様な制約に基づきこれらのスケジューリングを評価するのは困難である.そこで,コンピュータによる評価方法として,経済評価などに用いられる分析手法の一つであるヘドニックアプローチを用いた遺伝的アルゴリズムを適用してスケジューリングを行い,その有効性を検証する.

24-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名NVPソフトウェア設計問題への遺伝的アルゴリズムの適用
著者*荻野 仁志 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 465 - 466
Keywordソフトウェア信頼性, 遺伝的アルゴリズム, NVP設計問題
AbstractNVP(N-Version Program)とは,非常に高い信頼度を必要とするようなソフトウェアシステムにおいて,N種類のソフトウェアバージョンを同時に実行し,その過半数を占めた結果を採用するという,多様性に基づく冗長化手法である. NVP設計問題はNVPに用意された複数のバージョンの一つ一つに使用コストと信頼度を設定することで,システムの構築コストの上限の範囲内で,信頼度を最大化させるようなバージョンの組み合わせを求める問題である. 本研究では,提案手法である異文化型島モデルを,山地らが行った遺伝的アルゴリズムによるNVP設計問題の解法に適用する. また数値実験を行うことで,提案手法と既存手法を比較し,その有効性を検証する.

24-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名医療福祉系大学における学外病院実習のスケジューリング自動化
著者*久保 貴広 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学医療技術学部), 亀山 嘉正, 天嵜 聡介 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 467 - 468
Keywordタブーサーチ, スケジューリング, 病院実習, 制約充足解, 臨床工学技士
Abstract医師以外の診療補助に従事するコメディカル職種の一種に臨床工学技士がある.臨床工学技士の国家資格を取得するには,養成校が定めた病院で実習を行わなければならない.しかし,病院によっては行っていない業務があるため,その他の複数の病院に協力を得て実習を行うことが多い.さらに各病院の実習受け入れ可能期間が異なることもあり,学生の学外病院実習スケジュールを組むことは手間のかかる作業となっている. 本研究においては, 学外病院実習スケジュール作成者の負担軽減を目的とし,スケジューリングの自動化を検討する.ここでは,タブーサーチを用いた制約充足解の探索アルゴリズムを提案し,実問題に適用して,その有効性を確認した.

24-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名遺伝的アルゴリズムを用いたグローバル経営人材適正評価システム
著者*衣笠 智 (鳥取大学大学院工学研究科), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学)
Pagep. 469
Keyword遺伝的アルゴリズム, 人的資源, データマイニング
Abstract経済のグローバル化に伴い,現地法人トップの育成が重要課題となっている.派遣される人の多くは日本国内の部課長クラスであり,トップマネジメント経験のないまま派遣されるケースも多い.このことを考慮し,現地法人のトップマネジメントに必要とされる資質や要件が種々検討されている.本研究では,海外派遣候補者の選抜を効率的に行うために,派遣経験者のデータを国別に分類し分析することで,候補者の適応性を事前に調査することを試みる.実験は,データマイニングの分類問題解決手法に基づき,評価基準に決定木手法を用いて,これを遺伝的アルゴリズム(GA)で最適化するものである.