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平成22年度 (第61回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1304  26. 情報処理-(7)
日時: 2010年10月23日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 学部共通棟(北) 8201室 (→地図)
座長: 小嶋 弘行 (広島工業大学)

26-37 (時間: 14:30 - 14:43)
題名中学校時間割編成システムにおける授業情報の入力画面設計
著者*大坪 正和 (岡山県立大学大学院), 倉重 賢治 (鹿児島県立短期大学), 亀山 嘉正 (岡山県立大学), 久保 貴広 (岡山県立大学大学院)
Pagepp. 412 - 413
Keyword時間割編成問題
Abstract中学校時間割の編成は,複雑な制約条件を有しており,手作業による作成は非常に困難である.そのため,時間割を自動で編成するシステムが望まれている.しかし,時間割を作成するには,クラス情報,教員情報,授業情報など様々な情報が必要であり,これらをシステムに入力しなくてはならない.特に授業情報は,チームティーチングや隔週授業などの対応があり,入力項目が多い上,複雑である. そこで本研究では,授業情報の入力インタフェースを提示する.これにより,使用者の入力作業の負担を軽減し,システムを使用する際の障壁を下げる.そして,現役の時間割作成者に評価していただくことで,有用性を確認する.

26-38 (時間: 14:43 - 14:56)
題名分散型e-Learningシステムにおける複数のWebブラウザに対応したユーザインタフェースの開発
著者*平田 崇 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 目黒 一成 (鳥取大学 総合メディア基盤センター), 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 414
KeywordP2P, e-Learning, モバイルエージェント, ユーザインタフェース
Abstract我々は,一般的なe-Learningシステムの欠点であるサーバへの負荷集中時の応答速度や安定性の低下を解消すべく, モバイルエージェント技術に基づく分散型e-Learningシステムを開発している. 学習者が本システムを利用する際は,エージェントからのデータを解釈してユーザに伝えるためのユーザインタフェース(UI)が必要である. 従来のUIはMozilla Firefoxの拡張機能として実装されていたため,ブラウザ依存の問題があった. これを解決するため,UIをブラウザ側からエージェントの実行環境であるエージェントサーバ側に実装するように変更し, 提案システムを複数のwebブラウザで利用できるようにした.

26-39 (時間: 14:56 - 15:09)
題名分散型e-Learningシステムにおける動画コンテンツの中断/再開
著者*山本 大介 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 目黒 一成 (鳥取大学 総合メディア基盤センター), 川村 尚生 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 本村 真一 (鳥取大学 総合メディア基盤センター), 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 415
KeywordP2P, e-Learning, モバイルエージェント, 動画
Abstract我々は,集中型e-Learningシステムの欠点である,サーバへの負荷集中による応答性や安定性の低下を解決すべく,P2Pモデルに基づく分散型e-Learningシステムを開発している.本システムでは講義などの長時間の動画コンテンツも想定しているが,学習者が学習を中断し,別の端末へ移動してから続きを再生する場合,動画コンテンツを最初から再生し直す必要があった.そこで学習中断時に動画の再生位置をシステムに記録しておくことで,学習再開時には自動で中断箇所からの動画再生を可能とした.学習者が任意の場所で学習を再開できるよう,再生位置はどこへでも移動可能なモバイルエージェントに保持させた.

26-40 (時間: 15:09 - 15:22)
題名路線バス経路探索システムにおけるユーザインタフェースの複数種類の端末への対応
著者*高山 貴寛, 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 416
KeywordWebサービス, 公共交通機関, 路線バス, ユーザインタフェース, XML
Abstract我々は路線バスの利用促進のため,路線バス経路探索システム(バスネット)を開発し,運用してきた.バスネットはPCと携帯の両方から利用できるようなHTMLによる同じユーザインタフェースを使用していた.しかし,JavaScriptが利用できないなど端末の特性を生かしたユーザインタフェースとは言えず,新たな端末にも対応しにくい状況であった.そこで,経路探索結果を直接HTMLとして出力するのではなく,一旦XMLとして出力し,それを元に個別のユーザインタフェースを生成する方式を開発した.また,その方式により公共施設などへの設置を想定した新しい種類の端末をインテリジェントバス停という名前で開発した.

26-41 (時間: 15:22 - 15:35)
題名VOD講義のための字幕の強調や係受けによる短縮法
著者*則本 達哉, 小山 登, 羅 毅剛 (岡山理科大学大学院総合情報研究科), 椎名 広光, 北川 文夫 (岡山理科大学総合情報学部)
Pagepp. 417 - 418
KeywordVOD講義, 文短縮, 重要語
Abstract本研究では,学習者の理解を深めるための字幕表示を, 字幕の添付だけでなく,字幕を表示するときに,重要単語の強調と 字幕の表示量を抑えることによって,表示スピードを遅くすることを目的として,システムを開発を行っている.重要単語の強調については,TF・IDFを重要語を取り出す範囲を表示している字幕の前後を対象として,計算を行う改良を行っている.また,先行研究にある一般的な手法を目的としているのではなくVOD講義に特化させる.そのため,字幕量の削減は,字幕の係受け解析を行い,係受けの位置と重要語のTF・IDF値から文節の削減対象としての判断を行う手法を用いている.

26-42 (時間: 15:35 - 15:48)
題名WebベースJavaプログラミング環境の構築
著者*小寺 勇司, 柳澤 秀明 (徳山工業高等専門学校)
Pagepp. 419 - 420
KeywordJava, 協調開発環境, DaaS
Abstract複数人でソフトウェア開発を行う場合,それぞれの開発者に同じ環境が必要である.その際問題点として,開発環境構築に伴うコスト増加や,C言語等のプラットフォーム依存言語を用いた開発時の実行環境と開発環境のプラットフォーム統一の必要性,ファイルやシステムが分散することによるバージョン管理の煩雑さが挙げられる.本研究では,これらの問題点を解決するためにWeb上に開発環境やバージョン管理機能を集約し,環境構築や管理コストの低減を図り,ソフトウェア開発者に負荷をかけない開発環境を構築する.