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平成22年度 (第61回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1303  26. 情報処理-(6)
日時: 2010年10月23日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 学部共通棟(北) 8201室 (→地図)
座長: 國島 丈生 (岡山県立大学)

26-31 (時間: 13:00 - 13:13)
題名2次元ソフトウェア信頼性モデルに基づく最適出荷政策
著者*井上 真二, 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科 社会経営工学講座)
Pagep. 405
Keywordソフトウェア信頼性評価, ソフトウェア信頼度成長モデル, ソフトウェア開発管理, 最適出荷政策, 2次元確率過程
Abstract本研究では,ソフトウェア開発管理面からの興味ある問題として,この2次元ソフトウェア信頼度成長モデルに基づいた最適リリース(出荷)政策について議論を行い,導出した最適政策の適用例を示す.

26-32 (時間: 13:13 - 13:26)
題名組込みOSSに対する最適リリース問題とその性能評価
著者*加藤 宏樹 (鳥取大学大学院工学研究科 社会経営工学コース), 田村 慶信 (山口大学大学院 理工学研究科), 山田 茂 (鳥取大学大学院工学研究科 社会経営工学講座)
Pagep. 406
Keyword組込みオープンソースソフトウェア, 移植工程, 最適リリース問題
Abstract本研究では,OSSの移植工程を対象とし,組込みOSSやデバイスドライバに潜在するフォールトを考慮したハザードレートモデルに基づくソフトウェア信頼性評価法を提案する.さらに,総期待ソフトウェアコストを定式化し,最適リリース時刻を推定する.また,実測データを用いた数値例を示す.

26-33 (時間: 13:26 - 13:39)
題名マルコフ型可用性モデルに基づく処理性能低下を考慮したソフトウェアシステムの性能評価法
著者*村上 智史 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻), 得能 貢一, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 407
Keywordマルコフ型ソフトウェア可用性モデル, 実時間性, 性能低下, 無限サーバ待ち行列モデル, ソフトウェア信頼度成長
Abstract本稿では,「規定時間内に処理を完了することができる性質や度合い」と定義される実時間性(リアルタイム性)に基づくソフトウェアシステムの性能評価法について議論する.特に,ユーザが認知するシステムの状態として,処理性能が低下している稼動状態を考慮する.システム自身の時間的振舞いは,既存のマルコフ型ソフトウェア可用性モデルに,処理性能が低下する状態を組み込むことで記述される.仕事の到着過程が非同次ポアソン過程(NHPP)に従う場合を取り上げて,仕事の処理過程を無限サーバ待ち行列モデルを用いて記述し,処理可能な仕事数の分布を解析する.

26-34 (時間: 13:39 - 13:52)
題名マルコフ型ソフトウェア可用性モデルの一般化枠組みと可用性評価尺度算出のための代替的計算法に関する一考察
著者*池上 慎也 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻), 得能 貢一, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 408
Keywordソフトウェア可用性モデル, 一般化, 代替的計算法, マルコフ過程, ガンマ分布
Abstract本稿では,ソフトウェア故障発生時間間隔およびシステムの修復時間間隔の分布を一般分布として扱うことによって,マルコフ型ソフトウェア可用性モデルの一般化を試みる.システムの状態を,動作/不動作状態および修正されたフォールト数によって定義し,種々の可用性評価尺度の一般解を,時間およびデバッグ回数の関数として導出する.しかしながら,この理論的枠組みのままでは可用性評価尺度を算出することが困難である場合が多いので,可用性評価尺度算出のための代替的計算法についても考察する.

26-35 (時間: 13:52 - 14:05)
題名チェンジポイント前後におけるソフトウェア故障発生時間分布の変化を考慮した2変量ソフトウェア信頼性モデルに関する研究
著者*福間 敬介 (鳥取大学大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻), 井上 真二, 山田 茂 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 409
Keywordチェンジポイント, 2次元ソフトウェア信頼度成長モデル, 平均値関数, ソフトウェア信頼性評価
Abstractソフトウェア開発のテスト工程において,ソフトウェア故障発生時間(間隔)の確率および統計的性質が著しく変化する現象が観測される.このようなテスト時刻はチェンジポイントと呼ばれ,SRGM(ソフトウェア信頼度成長モデル)に基づいたソフトウェア信頼性評価精度に影響を与える要因の1つと考えられている.本研究では,ソフトウェア信頼度成長過程をより現実的に記述できるモデルとして,信頼度成長要因を2次元に拡張した2次元SRGMにおいてチェンジポイントを考慮したSRGMを構築し,提案モデルの適合性を検証する.

26-36 (時間: 14:05 - 14:18)
題名Ajax を使ったパノラマ写真表示システム
著者大塚 厚二, *張 輝 (広島国際学院大学)
Pagepp. 410 - 411
KeywordAjax, Web, パノラマ写真, データベース, php
Abstractパノラマ写真をWebに表示し、その写真の中にある建物、史跡など特徴ある箇所をクリックするとその情報が表示される仕組みを作成した。なお、大きなサイズのパノラマ写真については、一部をディスプレイに表示するが、Googleマップのように写真をドラッグして動かせるようにした。本システムにはナビゲータを設け、ナビゲータには表示が何処になっているかを示すと同時に、ナビゲータをクリックすることで表示部分を変更できる機能を追加した。この仕組みは自作地図にGoogleマップのように情報を埋め込む方法としても使える。 なお、試作ページのURLはhttp://www.hkg.ac.jp/~ohtsuka/maps/miyajima/Itsukushima-jinja.html