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平成22年度 (第61回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1302  26. 情報処理-(5)
日時: 2010年10月23日(土) 10:30 - 11:48
部屋: 学部共通棟(北) 8201室 (→地図)
座長: 横田 一正 (岡山県立大学)

26-25 (時間: 10:30 - 10:43)
題名公共交通機関利用援助システムに関する研究 〜オンデマンドバス予約システムの開発〜
著者*玉川 成一, 川村 尚生, 笹間 俊彦, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 397
Keywordオンデマンドバス, インタフェース, 予約システム, Webサービス, ケーブルテレビ
Abstract路線バスを始めとした公共交通機関の利用者は年々減少しているが,今も多くの人々にとって重要な移動手段であり続けている. そこで我々は,経路探索等の機能を持つ利用援助システム「バスネット」を開発・運用している. しかしこの経路探索は路線バスや鉄道のように経路が一定の交通機関にしか対応しておらず,オンデマンドバスのような利用者の予約に応じて運行経路を決定する交通機関をサポートすることができなかった. 本研究ではこの問題を解決してバスネットの利用の幅を広げるために,オンデマンドバスを運営している鳥取県日南町と連係し、オンライン予約システムの開発を行う.

26-26 (時間: 10:43 - 10:56)
題名バス停時刻表作成のためのマークアップ言語の提案と実装について
著者*山根 丈史, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 398
Keyword公共交通機関利用援助システム, 路線バス, 時刻表, マークアップ言語
Abstract我々は路線バスの利用促進のため,経路探索を中心としたシステム,バスネットを開発している. バスネットの機能のひとつに,時刻表のPDFを自動で作成する時刻表作成機能がある. 用途により必要とされる時刻表のレイアウトは様々であるが,従来のこの機能では一種類の時刻表しか作成できなかった. また,従来の作成方法では様々な時刻表を追加するのは困難である. そこで,様々なレイアウトの時刻表を容易に作成するためのマークアップ言語とその処理系を提案,開発し, バスネットへ組み込むことで,便数に応じて異なるレイアウトの時刻表を作成できるようにして利便性を高めた.

26-27 (時間: 10:56 - 11:09)
題名スマートフォンを用いたバスロケーションシステムの開発
著者*金谷 直樹, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 399
Keywordスマートフォン, 遅れ, GPS, バスロケーションシステム
Abstract我々は路線バスの利用促進のため,路線バス経路探索システム(バスネット)を開発・運用している.このシステムにより,乗客は出発地から目的地までの経路案内を得ることが出来る.しかし,従来のバスネットはバスの走行中の位置や遅れ時間といった情報を得ることが出来ない.そのため,バスのダイヤが乱れた場合にバスがどこを走行中で何分遅れているのかわからず,乗客がバス停で長時間待たされるという事態が起こる可能性がある.この問題に対応するためには,バスの走行位置の情報や,遅れ時間を計算する必要がある.そこで,我々はバスの走行位置や遅れ時間を得られる,いわゆるバスロケーションシステムを,GPS機能を持つ高機能携帯電話「スマートフォン」を利用して開発・実装した.

26-28 (時間: 11:09 - 11:22)
題名バスネットにおけるバスの遅れを考慮した経路探索について
著者*石崎 美文, 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 400
Keyword経路探索, 公共交通機関, 路線バス
Abstract我々は路線バスの利用促進のため,経路探索システム,通称「バスネット」を開発し運用している. バスネットの中心的な機能の1つとして経路探索が挙げられ,路線バスや鉄道での移動に加えて,徒歩移動も考慮した経路の探索を行うことが特徴である. しかし,実際の公共交通機関では天候や道路状況により遅れが生じ,運行ダイヤが乱れることがある. すると経路探索の結果と差異が生じ,利用者が困惑してしまう. そこでバスネットの利便性の向上のために運行中のバスの遅れを把握し,それを経路探索に反映させるシステムを開発した.

26-29 (時間: 11:22 - 11:35)
題名宍道湖をモデルとした環境学習システムの開発
著者*永塚 学, 稲若 桜, 藤井 諭 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 401 - 402
Keyword環境, 学習システム, 3D, 携帯端末, シミュレーション
Abstract環境問題が深刻な社会問題となり,環境に対する意識が高まっている.そのため学校等で環境学習が盛んに行われている.しかし既存の環境学習システムでは,環境が変化すると具体的にどのような影響がでるのか実感しにくい.そこで地元の湖である宍道湖を対象にした,環境学習システムの開発を行った.ここでは開発の概要,および今後のシステム改良における課題について述べる.

26-30 (時間: 11:35 - 11:48)
題名3Dと携帯端末を用いた史跡学習システムの開発
著者*島 孝浩, 後田 真希, 南葉 恵美子, 藤井 諭 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 403 - 404
Keyword史跡学習, 3D, スマートフォン, GPS, 手書き情報
Abstract全国には数多くの史跡が存在し、それらを観光の名所として紹介する自治体も多く存在する。それらの多くは、インターネットや本などを利用してその名所についての紹介を行っているが、実際に現地を訪れたユーザに対し、見学記録の作成やリアルタイムで情報を提供するなどのサービスはあまり行われていない.そこで松江城とその周辺の史跡を例にして,現地を訪れたユーザをサポートする実地学習システムの概要とその評価,改良について述べる.