題名 | P2P CDN を想定した再生鍵配布手法 |
著者 | *西畑 学 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院) |
Page | p. 352 |
Keyword | P2P |
Abstract | ネットワーク技術の急速な進歩と普及に伴い, ピア・ ツー・ピア型のコンテンツ配信ネットワーク(P2P CDN) が近年高い注目を集めている. P2P CDN では, ネット ワークに参加している計算機(ノード) たちにコンテン ツ配信を担わせることで高い規模拡張性を実現している が, 著作権で保護されたファイルの第三者への不正な横 流しの防止や適切な課金方法の実現などが重要な課題と して残されている. 本稿ではそれらの課題に対して, 施 錠されたメディアファイルのピア・ツー・ピアな伝播と, 認証を司るノードによって厳密に管理された再生鍵配布 手法とを組み合わせた新しいコンテンツ配信方式を提案 し, その予備的な評価をおこなう. |
題名 | Reputation Model in Grid Economic |
著者 | *謝 曦 (広島大学 大学院工学研究科), 亀井 清華, 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
Page | p. 353 |
Keyword | resource management, grid, reputation, economic model |
Abstract | Resource management is a key issue in large-scale distributed systems such as volunteer computing and computational grids. Each client in such systems generally wishes to find resources which speed up the processing of a given task, and wishes to avoid an interaction with malicious nodes which may give a damage to the client. In order to attain those two requirements, in this paper, we try to combine a reputation model with a market model which has been used to realized an appropriate match making between servers and clients. More concretely, we will design a framework such that each Grid Service Consumer (GSC) can easily find a Grid Service Provider (GSP)to satisfy a given economic requirement with a sufficiently good reputation. |
題名 | ピア・ツー・ピア型ファイル共有システムにおけるインデックスリストを用いたクラスタリング手法の改良 |
著者 | *奥田 祥太 (広島大学 大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院) |
Page | p. 354 |
Keyword | ピア・ツー・ピア, クラスタリング |
Abstract | 近年,ノード間で直接データを交換するピア・ツー・ピア(P2P)型のファイル共有システムが注目を集めている.しかしP2P型システムでは共有ファイルがネットワーク上に分散しているため,如何にして効率よく目的のファイルを発見するかが課題となっている.この課題の解決方法として山下らは,ユーザが過去に行った一連の検索活動の結果を利用してクラスタを構築する手法を提案した.本稿ではこのクラスタリング手法に改良を加え,トラッカー負荷の大幅な軽減を実現する. |
題名 | 隠れ端末の存在を考慮した適応的なRTS/CTS制御の導入 |
著者 | *秋元 誠 (広島国際大学 大学院 工学研究科), 重安 哲也, 森永 規彦 (広島国際大学 工学部) |
Page | pp. 355 - 356 |
Keyword | RTS/CTS交換, 通信スループット, IEEE802.11DCF, 隠れ端末, NAV |
Abstract | 代表的な無線LAN規格であるIEEE802.11DCFでは,隠れ端末対策のオプションとしてRTS/CTS交換を採用している.同オプションでは,DATAを送信する前に送受信端末間でRTS/CTS交換を行い隣接端末に対してNAV ( Network Allocation Vector ) を設定する事で衝突を回避している.さて,IEEE802.11DCFにおいて,現在はデータパケット長によってRTS/CTSのON/OFFを決定している.つまり隠れ端末がほとんど存在しないような場合にも,データ長が長ければRTS/CTS交換が使用されてしまい,不要なオーバーヘッドを増加させることで通信スループットが低下してしまう.そこで,本稿では隠れ端末が存在しない場合にはRTS/CTS交換を使用しない方式を提案し,計算機シミュレーションにより有効性を評価した結果について報告する. |
題名 | 隠れ端末を考慮したスロット化CSMA方式に関する一検討 |
著者 | *劉 雄 (山口大学大学院 理工学研究科), 重安 哲也 (広島国際大学 工学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科) |
Page | p. 357 |
Keyword | TDMA, 隠れ端末, CSMA |
Abstract | キャリア検知型MAC プロトコルである CSMA(Carrier Sense Multiple Access) ではユー ザ端末のトラフィック変動に柔軟に対応できるスケー ラビリティに優れたプロトコルであるが,通信範囲外 に位置する隠れ端末の存在により,著しくスループッ トが低下する[1].対して,スロットを固定して通信 を行うTDMA(Time Division Multiple Access) では 隠れ端末の影響を排除できるが,ユーザ端末のトラ フィック変動に柔軟に対応できない. そこで,本稿では、ユーザのトラフィック変動に対応 しつつ,隠れ端末の影響を排除するために,隠れ端末 を考慮したグループ分けを行うスロット化とCSMA を 組み合わせたプロトコルについて検討を行った結果に ついて報告する. |