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平成22年度 (第61回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1004  10. 通信システム-(4)
日時: 2010年10月23日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 学部共通棟(北) 8103室 (→地図)
座長: 荒井 剛 (岡山県立大学)

10-19 (時間: 14:30 - 14:43)
題名A Study on Frequency Correlation Characteristics over Rayleigh Fading Channel
著者*黄 金城, 松元 隆博, 松藤 信哉 (山口大学大学院理工学研究科), 畔柳 功芳 (中部大学)
Pagep. 323
Keywordzcz, Rayleigh Fading Channel, Frequency Correlation Characteristics
AbstractIn BFSK-ZCZ-CDMA system,BER performance over Rayleigh fading channel is deeply related to the correlation between carrier frequencies fr and fr' . In this paper, frequency correlation characteristics are investigated using a simple multi-path channel model.

10-20 (時間: 14:43 - 14:56)
題名P2Pライブストリーミングにおけるピア選択法の性能評価
著者*陶 一然, 稲田 和也, 邉見 修平 (岡山大学大学院自然科学研究科), 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学)
Pagepp. 324 - 325
KeywordP2P ライブストリーミング, 論理ホップ最小化法, 物理ホップ最小化法
Abstract近年,インターネットを介して動画像をライブ配信するライブストリーミングに対する要望が高まっており,それを低コストで実現する方法として P2P方式のライブストリーミングが注目されている. 従来,これらの性能指標を考慮した従来のピア選択法として,論理ホップ最小化法(MLH: Minimum Logical Hop)および物理ホップ最小化法(MPH: Minimum Physical Hop)が提案されている[1].これらの方式はいずれも正確なASトポロジーが得られることを前提とした上で,ピア間のASを利用してピア選択がなされるが,実際に正確なASトポロジーを得ることは困難である[2]. 本研究では,より現実的なピア選択法を実現するために,CAIDAにより推測・公開されているASトポロジーやAS間接続関係データベースであるwhoisを利用してピア周辺の部分的なASトポロジーのみが得られるという前提のもとにピア選択を行うように従来のピア選択法を拡張する.そして、提案法の性能を評価する。

10-21 (時間: 14:56 - 15:09)
題名遠隔地データ収集のためのネットワーク構築の一検討
著者*平林 克隆 (鳥取環境大学/鷲見研究室), 鷲見 育亮, 吉田 聡, 名古屋 孝明 (鳥取環境大学/環境情報学部), 西本 弘之, 小谷 章二 (鳥取県産業技術センター), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校), 藪木 登 (津山工業高等専門学校)
Pagep. 326
Keyword無線LAN, 太陽光発電, ネットワーク
Abstract高効率太陽光発電システムの研究開発に向けて鳥取環境大学鷲見研究室と産業技術センター(略:産技センター)では共同研究を進めている。双方の研究設備の有効利用しデータ共有するため、直線距離約1.7km 離れている両者を無線LAN 構築して接続することになった。本報告ではシステム構築にあたり、実験評価装置の監視システムとデータ送信システムを開発中である。今回は、構築するクライアント―サーバーシステムを利用して無線LAN 経由で制御する監視システムによるカメラ遠隔操作の概要ついて述べる。

10-22 (時間: 15:09 - 15:22)
題名電力増幅器の歪電力を考慮したOFDMA方式におけるSINR分布特性
著者*佐伯 拓也, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院 自然科学研究科)
Pagep. 327
KeywordOFDM, OFDMA, 送信電力制御, 電力増幅器非線形歪, SINR
Abstractモバイル通信に用いられるOFDMA方式では,ピーク電力が大きいため電力増幅器の非線形歪により雑音電力が発生し,信号帯域内と帯域外に付加される.本研究では,送信電力制御を行った場合における非線形歪電力を考慮したセル内SINR分布特性を評価する.シミュレーションでは,モバイル通信の1セルを評価対象としており,上り回線を想定している.シミュレーション結果より,セル端のCNRを20dBとしたときには,電力増幅器の非線形歪によってSINRが6.4dB劣化することが明らかとなった.

10-23 (時間: 15:22 - 15:35)
題名IIR型フィルタを用いたブラインドMIMO通信方式に関する一検討
著者西本 達哉, *柴田 宗平, 笹岡 直人 (鳥取大学工学部), James Okello (日本電気株式会社), 伊藤 良生 (鳥取大学工学部)
Pagep. 328
Keywordブラインド, MIMO, IIR型フィルタ
Abstract近年、無線情報通信において複数の送受信アンテナを用いるMIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)通信方式の研究が行われている。このシステムでは大容量のディジタルデータを分割して送受信することで通信速度の向上を実現させている。しかし、MIMOではチャネル情報を所得するためにトレーニング信号を用いるが、これは冗長信号であるために伝送効率を低下させてしまう。そこでトレーニング信号を用いないブラインドMIMO方式が考案されているが、この方式では受信アンテナで送信データの置換が発生する。そこで本稿では、IIR(Infinite Impulse Response)型フィルタを導入することでデータの置換の解決する手法を検討する。

10-24 (時間: 15:35 - 15:48)
題名シングルキャリアOFDMの低計算量等化の検討
著者*木部 竜二, 大野 修一, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 329 - 330
KeywordCP, FFT等化, LU分解, OFDM, ZF等化
Abstract移動無線通信では,端末が高速移動する通信環境下においての高速伝送を実現することが望まれているが,その場合マルチパスフェージングによる符号間干渉が問題となる. この問題に対して,OFDMが有効であると広く認知されているが,送信信号のPAPRが大きいという欠点がある.そこで,PAPRに優れるシングルキャリア伝送方式において,適応等化器を用いることでマルチパスフェージングに対処できるが,従来の時間領域等化では,計算量が膨大となるという問題がある.この問題に対処するために, CPを用いた周波数領域等化を行い,低計算量で効果的な結果が得られる等化方法が提案されている.本稿では,その提案されている等化方法に対して改良を試みる.