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平成22年度 (第61回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0601  9/14. 弾性振動・音響・オーディオ/放送
日時: 2010年10月23日(土) 9:00 - 9:52
部屋: 学部共通棟(南) 8210室 (→地図)
座長: 信吉 輝己 (岡山理科大学)

9/14-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名ニュース素材の自動収録システムの開発
著者*朝倉 慎悟 (NHK)
Pagepp. 163 - 164
Keywordテープレスシステム, 素材サーバー, 自動収録
Abstract日本放送協会岡山放送局(以下、岡山局)では、ニュース素材をサーバーに収録し、編集して番組内で送出できるテープレスシステムを導入した。このシステムは様々な映像を選択して収録することができ、毎日決まった時間に配信されるニュース素材などを収録している。しかし、映像選択は担当者の手動切り替えによるため、操作失念による収録(切替)ミスが頻発していた。そこで、収録時間と映像選択をスケジュール管理して、収録作業を自動化するシステムを開発した。

9/14-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名VTRクレジット表示システムの開発
著者*音居 謙吾 (日本放送協会広島放送局)
Pagepp. 165 - 166
KeywordVTR
Abstract現在、NHKの放送局のうち、東京を除く各局では、送出VTRへの放送テープ装填は人間の手により行っている。しかし、送出VTRのテープ装填ミスによる放送事故あるいはヒヤリハットは、これまでにも事例があり、未だ有効な防止策がとられていないのが現状である。これは装填した放送テープの内容を確認する手段が、装填者の記憶と放送テープラベルに頼っていることが、一つの要因として考えられる。 今回、実際にVTRに装填されているテープの番組内容情報(クレジット画面)を、PQ−PBのタイミングでキャプチャし、外部モニタに表示させるシステムを開発した。

9/14-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名マルチフィジックス解析による無線送電システム用トランスデューサの設計
著者*繁田 裕介 (岡山大学大学院 自然科学研究科), 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学)
Pagep. 167
Keywordトランスデューサ, 無線送電, Masonの等価回路, ANSYS
Abstract近年の電子機器の小型集積化,多機能化により,医療分野でも生体内機器が積極的に使われている. 代表される心臓ペースメーカは内蔵電池駆動が主で,バッテリー交換には体力的負担を伴う. これら負担回避のため,超音波による体外からの送電システムが研究されており,著者らも当該送電システムの報告を行い,生体内機器を駆動するに十分な電圧が得られることを示しているが,その伝送効率はわずか1%程度しか得られていなかった. 今回は,Masonの等価回路から導かれる設計理論に基づき,送電システムに適するトランスデューサを設計し,マルチフィジックス解析した結果,インピーダンス整合が達成できていることを確認した.

9/14-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名超高分解能到来方向推定アルゴリズムの弾性波への適用と基礎実験
著者*堀 祐貴 (岡山大学 大学院 自然科学研究科), 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学)
Pagep. 168
Keyword到来方向推定, MUSIC法
Abstract電波到来方向推定法の一つであるMUSIC(Multiple Signal Classification)法は移動体通信や室内無線通信等の電波伝搬構造を詳細に把握するために用いられている. 本研究ではMUSIC法を弾性への適用を検討する. これは,非破壊検査やエコー診断画像の高解像化といったイメージング応用,プラント内における事故等の発見といったセンシング応用を目的としたものである. 今回は弾性波の到来方向推定に関する基礎実験とその結果について報告する. 本報告では,弾性波1波の到来方向推定について検討し,推定そのものの可能性は確認されたものの,高分解能を謳うには解決されるべき課題が多くあることも明らかとなった. 今後は,サブアレーによる到来方向推定アルゴリズム,球面波への対応について検討していく予定である.