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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会
プログラム

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セッション表

表内のセッション名はそのセッション情報にリンクしています.

2011年10月22日(土)

会場名部屋午前 前半
(部門, 時間, 座長)
午前 後半
(部門, 時間, 座長)
午後 前半
(部門, 時間, 座長)
午後 後半
(部門, 時間, 座長)


第1会場 Nexus21 501室
26. 情報処理-(1)
9:00 - 10:18
田岡 智志 (広島大)
26. 情報処理-(2)
10:30 - 11:48
上嶋 明 (岡山理大)
26. 情報処理-(3)
13:00 - 14:18
秦 淑彦 (広島工大)
26. 情報処理-(4)
14:30 - 15:48
古川 輝雄 (広島工大)
特別講演

Nexus21 602室
16:10 - 17:10
古川 輝雄 (広島工大)
懇親会

リーフガーデン〔Nexus21 2階〕
17:30 - 19:30

第2会場 Nexus21 503室
22. パターン認識
10:30 - 11:35
太田 寛志 (岡山理大)
26. 情報処理-(5)
13:00 - 14:05
小嶋 弘行 (広島工大)
26. 情報処理-(6)
14:30 - 15:48
松本 慎平 (広島工大)
第3会場 Nexus21 505室
23. 画像処理-(1)
10:30 - 12:01
玉木 徹 (広島大)
23. 画像処理-(2)
13:00 - 14:18
薮木 登 (津山高専)
23. 画像処理-(3)
14:30 - 15:48
張 暁華 (広島工大)
第4会場 Nexus21 506室
19. 情報数理-(1)
10:30 - 11:48
今井 克暢 (広島大)
19. 情報数理-(2)
13:00 - 14:18
伊藤 孝夫 (宇部高専)
19. 情報数理-(3)
14:30 - 15:35
岩本 宙造 (広島大)
第5会場 Nexus21 507室
21. コンピュータネットワーク-(1)
9:00 - 10:18
荒木 智行 (広島工大)
21. コンピュータネットワーク-(2)
10:30 - 11:48
重安 哲也 (県立広島大)
21. コンピュータネットワーク-(3)
13:00 - 14:18
長坂 康史 (広島工大)
21. コンピュータネットワーク-(4)
14:30 - 15:48
高橋 健一 (鳥取大)
第6会場 Nexus21 508室
24. ファジィ・AI・GA-(1)
10:30 - 11:35
山内 仁 (岡山県立大)
24. ファジィ・AI・GA-(2)
13:00 - 14:18
宮原 哲浩 (広島市立大)
24. ファジィ・AI・GA-(3)
14:30 - 15:35
片山 謙吾 (岡山理大)
第7会場 Nexus21 509室
20. 計算機工学-(1)
10:30 - 11:35
亀井 清華 (広島大)
20. 計算機工学-(2)
13:00 - 14:05
趙 悦 (広島工大)
20. 計算機工学-(3)
14:30 - 15:35
濱�� 利彦 (広島工大)
第8会場 Nexus21 510室
28. 教育・研究-(1)
9:00 - 10:05
竹野 英敏 (広島工大)
28. 教育・研究-(2)
10:30 - 11:35
椎名 広光 (岡山理大)
25. ニューラルネット-(1)
13:00 - 14:05
原 肇 (広島工大)
25. ニューラルネット-(2)
14:30 - 15:35
久保田 良輔 (宇部高専)
第9会場 Nexus21 511室
27. 計算機応用-(1)
9:00 - 10:18
石田 和成 (広島工大)
27. 計算機応用-(2)
10:30 - 11:35
高藤 大介 (広島大)
10. 通信システム-(1)
13:00 - 14:18
武次 潤平 (岡山県立大)
10. 通信システム-(2)
14:30 - 15:48
冨里 繁 (岡山大)
第10会場 Nexus21 601室
18. 信号処理
10:30 - 12:01
山岸 秀一 (広島工大)
13. 電子回路-(1)
13:30 - 14:22
沖根 光夫 (広島工大)
13. 電子回路-(2)
14:30 - 15:48
重広 孝則 (広島工大)
第11会場 Nexus21 607室
16. 計測-(1)
10:30 - 11:48
槇 弘倫 (広島工大)
16. 計測-(2)
13:00 - 14:18
香川 直己 (福山大)
16. 計測-(3)
14:30 - 15:48
小野 貴彦 (広島市立大)
第12会場 Nexus21 608室
12. 光・量子エレクトロニクス-(1)
10:30 - 11:48
信吉 輝己 (岡山理大)
12. 光・量子エレクトロニクス-(2)
13:00 - 14:18
増田 浩次 (島根大)
12. 光・量子エレクトロニクス-(3)
14:30 - 15:48
中村 重之 (津山高専)
第13会場 Nexus21 609室
15. 医療電子・生体工学-(1)
10:30 - 11:48
田中 幹也 (山口大)
15. 医療電子・生体工学-(2)
13:00 - 14:18
谷本 義雄 (吉備高原医療リハ)
15. 医療電子・生体工学-(3)
14:30 - 15:48
小川 英邦 (広島工大)
第14会場 Nexus21 610室
17. 制御-(1)
9:00 - 10:18
中本 昌由 (広島大)
17. 制御-(2)
10:30 - 11:48
清水 光 (福山大)
11. アンテナ・電磁波-(1)
13:00 - 14:18
浦崎 修治 (広島工大)
11. アンテナ・電磁波-(2)
14:30 - 15:48
藤森 和博 (岡山大)
第15会場 Nexus21 701室
3. 電気・電子材料-(1)
10:30 - 12:01
田中 武 (広島工大)
3. 電気・電子材料-(2)
13:00 - 14:18
寺田 和夫 (広島市立大)
3. 電気・電子材料-(3)
14:30 - 15:48
豊田 宏 (広島工大)
第16会場 Nexus21 702室
4. 電気機器・電気応用
9:00 - 10:18
舩曳 繁之 (岡山大)
7. 電力系統I-(1)
10:30 - 11:35
歌谷 昌弘 (広島国際学院大)
7. 電力系統I-(2)
13:00 - 14:05
西守 克己 (鳥取大)
7. 電力系統I-(3)
14:30 - 15:48
米井 健二 (中国電力)
第17会場 Nexus21 703室
6. 照明デザイン・視覚・光源・点灯回路
10:30 - 11:48
浅野 敏郎 (広島工大)
8. 電力系統II・発送配電・新エネルギー-(1)
13:30 - 14:22
造賀 芳文 (広島大)
8. 電力系統II・発送配電・新エネルギー-(2)
14:30 - 15:35
佐々木 豊 (広島大)
第18会場 Nexus21 710室
9/14. 弾性振動・音響・オーディオ/放送
11:00 - 11:52
寺西 大 (広島工大)
5. パワーエレクトロニクス-(1)
13:00 - 14:05
西村 和則 (広島工大)
5. パワーエレクトロニクス-(2)
14:30 - 15:48
安藤 詔生 (福山大)
第19会場 Nexus21 711室
1. 基礎理論-(1)
9:00 - 10:18
太田垣 博一 (岡山理大)
1. 基礎理論-(2)
10:30 - 11:48
久保川 淳司 (広島工大)
2. プラズマ・放電・高電圧-(1)
13:00 - 14:18
崎山 智司 (山口大)
2. プラズマ・放電・高電圧-(2)
14:30 - 15:48
玉野 和保 (広島工大)



論文一覧

(「*」印は講演予定者を表す)

2011年10月22日(土)

セッション SPE_INVITE  特別講演
日時: 2011年10月22日(土) 16:10 - 17:10
部屋: Nexus21 602室 (→地図)
座長: 古川 輝雄 (広島工業大学)

SP-1 (時間: 16:10 - 17:10)
題名[特別講演] ヒマラヤにおける氷河変動と氷河湖決壊洪水
著者*内藤 望 (広島工業大学環境学部地球環境学科)
Pagep. 1
Keyword氷河変動, ヒマラヤ, 氷河湖決壊洪水, 夏期涵養, デブリ氷河
Abstract地球温暖化に伴う影響例として,世界中で氷河の融解・縮小が進行し海水準を 上昇させつつあるとの報道が多くみられる。確かに世界の氷河地域の多くで氷河 縮小が確認されていること,海水準は21世紀中に0.2〜0.6m程度上昇すると予測されていること等は,現在の科学的知見と言って差し支 えないであろう。ただし氷河とその変動に対する誤解も一部にみられるため,今 回の講演では,地球温暖化問題と氷河変動との関連を概説した後,海水準上昇に 大きく寄与すると考えられている山岳氷河の中でも特に温暖化に脆弱と考えられ ているヒマラヤの氷河変動特性や,現地住民にとって深刻な問題である氷河湖決 壊洪水災害について紹介する。


部門: セッション 0101  26. 情報処理-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 501室 (→地図)
座長: 田岡 智志 (広島大学大学院 工学研究科 情報工学専攻)

26-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名Leave-out-half クロスバリデーションに基づいたウェーブレット縮小推定における解像度レベルの感度解析
著者*肖 霄, 土肥 正 (広島大学)
Pagep. 3
Keywordウェーブレット, NHPP, 適合性評価, 感度解析, 閾値
Abstract非同次ポアソン過程 (NHPP) に基づいたソフトウェア信頼性モデルの強度関数を推定するために,ウェーブレット縮小推定 (Wavelet Shrinkage Estimation; WSE) に基づいた方法が提案されている.WSE の推定精度に影響を及ぼすパラメータとして解像度レベル (resolution level) と閾値法 (thresholding) がある.先行研究では一種類の WSE に対して解像度レベルの感度解析を行い,それが小さいほど WSE の適合性が高くなる傾向にあるため,最適な解像度レベルを予備実験において求める必要があることが指摘されている.本稿では,先行研究で扱った他の 3 種類の閾値法に基づいた WSE に対して解像度レベルの感度解析を行い,WSE 全般を通して先行研究で得られた知見を再考する.

26-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名ソフトウェアメトリクスに基づいた混合ポアソン信頼性モデルに関する考察
著者*池本 真也, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 4
KeywordNHPP, メトリクス
Abstract従来までに, ソフトウェアメトリクス情報を活用した信頼性評価の枠組みとして, Cox回帰やロジット回帰に基づいた非同次ポアソン過程モデルが提案されてきた. 本稿では, ソフトウェア強度関数を確定的ではなく確率変数として捉えることで, 一般線形回帰構造をモデル内に組込んだ混合ポアソンモデルを提案する. このような複雑なモデルにおいては, もはや尤度関数を解析的に求めることは困難となるので, 近似的にモデルパラメータの最尤推定を行うために擬似最尤法を導入する. 最終的に, 実際のテスト工程で観測されたフォールトデータとテストメトリクスデータを用いて, 提案モデルの有効性について検証する.

26-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名パラメトリックブートストラップ法によるソフトウェアの最適リリース問題に関する考察
著者*徳本 俊介, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 5
KeywordNHPP, ブートストラップ, 最適リリース問題
Abstractソフトウェア最適リリース問題は,開発されたソフトウェアをリリースする最適な時期を決定する問題であり, ソフトウェア開発プロジェクト管理の中で最も重要な意思決定問題である. 最適リリース時期の決定において不確実性を考慮することは重要である.先行研究では最尤法に基づいた点推定問題の代わりに, 最尤推定値からリリース時期の区間推定を近似的に求める方法について議論している. 一方, 区間推定に限らず, 推定量の確率分布を評価する代表的な頻度論的方法としてブートストラップ(BS)法がある. 本稿ではパラメトリックBS 法に着目し, ソフトウェア最適リリース時期の推定量の確率分布の特性を調べることでリリース判断の統計的支援を行う.

26-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名ソフトウェアリリースゲーム:再考
著者*齋藤 靖洋, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 6
Keywordソフトウェアリリースゲーム, 混合戦略, サイレントゲーム
Abstractソフトウェア製品の最適な出荷時期の決定は,ソフトウェア開発者にとって重要な問題の1つである.これに対し,従来ゲーム理論における射撃ゲームの考え方を応用することで,競争相手の存在する市場におけるソフトウェアリリース問題について定式化がなされ,最適な出荷戦略が求められてきた.しかしながら,導出されてきた混合戦略はある条件下で確率密度関数としての性質を満たさない可能性が残るなど,厳密な解を示しているとは言えない.これを踏まえ本稿では,従来の解を基に,より厳密な混合戦略を提案することを目的とする.

26-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名ソフトウェアメトリクスを考慮した統一的なソフトウェア信頼性モデルの提案
著者*恵谷 勇介 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagep. 7
Keywordソフトウェア信頼性モデル, ロジスティック回帰, ポアソン回帰, ソフトウェアメトリクス
Abstract非定常ポアソン過程に基づくソフトウェア信頼性モデルは,テスト工程で観測されたフォールト検出時間/個数データから容易にソフトウェア信頼度を見積もることができ,これまでに多くの研究がなされてきた.しかし,利用可能な統計情報の増加に伴い,様々な角度から有益な情報を取り入れたソフトウェアの信頼度の評価体系の構築の必要性が高まっている.本稿では,ロジスティック回帰を用いたソフトウェア信頼性モデルに,さらに岡村 らのポアソン回帰のアイデアにより静的メトリクスを用いて包括的に複数のモジュールを扱うことのできるソフトウェア信頼性モデルを提案する.

26-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名属性ベース暗号を利用したファイル名暗号化ビューアの提案
著者*後藤 めぐ美 (広島大学大学院総合科学研究科), 大東 俊博, 相原 玲二 (広島大学情報メディア教育研究センター)
Pagepp. 8 - 9
Keyword属性ベース暗号, IDベース暗号, ファイルシステム, アクセス制御
Abstract組織内で情報共有を目的とするサーバにおいて、アクセス権の管理は重要である。従来の多くのシステムでは、サーバ上のみでセキュリティ管理が行われるため、サーバ管理者の負担が大きい。本研究では、暗号文ポリシー属性ベース暗号を利用して、アクセス権の設定をクライアント側に持たせるファイルシステムを提案する。本稿では、ファイルステムを利用するためのビューアの機能として、同一ディレクトリ内に異なるアクセス権のファイルが混在する場合、ファイルへのアクセス権とファイル名の表示権を一致させる機能について考案する。さらに、予備実験によって提案方式が実用的な時間で実行できることを示す。


部門: セッション 0102  26. 情報処理-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 501室 (→地図)
座長: 上嶋 明 (岡山理科大学)

26-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名RFIDタグとデジタルペンを用いた情報交換支援システム
著者*並木 俊輔, 小嶋 弘行 (広島工業大学 情報学部 知的情報システム学科)
Pagepp. 10 - 11
KeywordRFIDタグ, デジタルペン, 情報交換支援システム, ナレッジマネジメント, グループウェア
Abstract組織における協調作業を支援するグループウェアは,コミュニケーションツールや電子的文書管理機能に加え,業務革新,知識共有支援ツールとしての関心が高くなっている.組織内では知識や情報の表出形態として電子文書がある一方,紙文書の持つ見読性,可視性,捕捉性などの利便性から,用途により紙と電子文書が使い分けされる.これは計算機技術によって紙と電子文書を同様に検索対象化し得る管理技術の必要性を示唆している.本研究では,RFIDタグとデジタルペンシステムを利用した紙文書管理および紙,電子文書を統合保存し,業務モデルに基づき構造化,そして紙文書を介して知識所有者を同定する情報交換システムについて提案した.

26-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名仮想サーバ利用協調学習のための知識過程支援
著者*山�� 直也, 福永 周平, 小嶋 弘行 (広島工業大学)
Pagepp. 12 - 13
Keyword仮想サーバ, 協調学習, 知識共有, グループウェア, CSCW
Abstract近年,サーバ運用コスト削減等から仮想化技術が進展している.仮想化ソフトウェアの普及により,仮想サーバの容易な導入も可能となっている.一方,協調学習支援環境等,仮想化技術の適用範囲が拡大され.協調学習状況の把握と学習者間の知識共有が課題とされている.本研究では,協調作業を支援するグループウェアの範疇として協調学習支援を対象として挙げ,協調学習環境における学習プロセスや学習知識の共有を図り,wikiを利用した学習者間の知識収集および知識共有を目的とした知識過程を支援するシステムについて検討する.

26-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名An Experimental Approach to Identify Failure Time Distribution of a Client-Server System
著者*Zhibo Hu, Tadashi Dohi (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University)
Pagep. 14
Keywordweb server ststem, failure mechanism, experimaental approach, cox proportional hazard model

26-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名Binomial Survivability Model for Wireless Ad Hoc Networks
著者*Zhipeng Yi, Tadashi Dohi (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University)
Pagep. 15
KeywordNetwork survivability, ad hoc network, Binomial Model

26-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名ソフトウェアテスト実行順を考慮した指数修正形信頼性モデルを用いたパラメータ推定精度向上に関する考察
著者*奥村 圭, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 16
Keywordソフトウェア信頼性モデル, リサンプリング
Abstractソフトウェア信頼度成長モデルはソフトウェアの製品品質の一つである信頼性を定量的に計測する数理モデルとして知られており, 特にテスト工程におけるフォールト検出のふるまい(検出数)を非同次ポアソン過程(NHPP)で記述するモデルはよく利用される. 得られた時系列データはモデルパラメータの推定に利用されるが, NHPP モデルを用いた信頼性評価ではテストケースの投入順が信頼性評価結果に大きな影響を与えることがある. そこで本研究では,ソフトウェアテストで得られる観測データ(テスト結果)に特化したリサンプリングを提案し, テストケースの実行順が与える影響を軽減させる手法について提案した.

26-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名併用メールフィルタのスパムメール判定方式の検討
著者*山口 博之 (山口大学大学院理工学研究科), 杉井 学 (山口大学大学情報機構メディア基盤センター), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 17 - 18
Keyword迷惑メール, 機械学習, ベイジアンフィルタ
Abstract近年の迷惑メールの増大は, 世界中の電子メール利用者を悩ませている. 我々はこれまでに, 機械学習を応用したメールフィルタとベイジアンフィルタの一種であるbsfilterを併用したメールフィルタを開発してきた. 従来の方式では一段階目のbsfilterは正規メール判定と隔離のみを行っていたが, bsfilterが明らかにスパムメールと判定しているメールに対しても判定と隔離を行うことで, BONSAIが判定するスパムメールの数を減少させることが出来ないか検討した.


部門: セッション 0103  26. 情報処理-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 501室 (→地図)
座長: 秦 淑彦 (広島工業大学)

26-13 (時間: 13:00 - 13:13)
題名Kinectを用いた深度データからの手領域抽出
著者*岸根 和博, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 19
KeywordKinect, ユーザインタフェイス, NUI, ジェスチャ
Abstract近年,新たなユーザインタフェイスとして人間の自然な動きを用いたNUIが注目されている.Kinectは安価でありながらモーションキャプチャや音声認識が可能でNUIとして有用である. 現在Kinectを用いたジェスチャ認識には,選択時に一定時間同じ場所にとどめる方法や両手を用いる方法などのNUIとして直観的でない操作が存在する.そこで本研究では,手形状と動きを用いて片手でのジェスチャ操作を目指す.本発表では,手形状認識を行うための手領域抽出を行った.

26-14 (時間: 13:13 - 13:26)
題名Kinectによるプレゼンテーション支援システムの開発
著者*松澤 朋尚, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 20
KeywordKinect, モーションキャプチャ, ユーザインタフェイス
Abstract本研究では自然かつ直感的なユーザインタフェイスの実現のため, モーションキャプチャ技術を応用してアプローチを行う. 人間の行う動作とコンピュータ操作を関連付けてスムーズな連携を行えるようにしたいと考える. そのため, 本稿ではKinectを用いて人物動作の特定から認識, コンピュータ操作を行うための基本的な機能を盛り込んだ初歩的なシステムを構築し, 評価, 考察を行い今後の課題等に触れていく.

26-15 (時間: 13:26 - 13:39)
題名部分観測マルコフ決定過程によるコンピュータシステムの省電力制御方策に関する考察
著者*宮田 諭, 岡村 寛之, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 21
Keyword部分観測マルコフ決定過程, 省電力方策, 連続時間マルコフ連鎖
Abstractユーザからのリクエストが到着するサーバ型コンピュータシステムに対して,マルコフ決定過程に基づいた省電力方策の議論がある. 杉原らは,リクエスト到着率が観測可能且つ一定である場合を考え,セミマルコフ決定過程に基づいた省電力方策を議論している. しかしながら,現実のシステムではリクエスト到着率が時間によって変化し,到着率は観測不可能である.そこで本稿では,リクエスト到着率が連続時間マルコフ連鎖で変化する到着過程に従う場合を考え,定常状態における単位消費電力当たりのシステム処理効率を最大にする省電力制御方策を,部分観測マルコフ決定過程により記述し,その最適方策について議論する.

26-16 (時間: 13:39 - 13:52)
題名上肢障害者用食事支援ロボットのインタフェース
著者*久坂 哲也, 田中 幹也, 西村 悠樹, 若佐 裕治 (山口大学)
Pagepp. 22 - 23
Keywordロボット, インタフェース, 音声, 障害者, 眼球
Abstract現在、日本の上肢障害者は年々増加傾向にあり、介護者への負担が大きいため、様々な食事支援ロボットが開発されている。しかし、それらの食事支援ロボットのインタフェースの実用性は、障害の程度によって変わってくる。そこで、上肢障害者用食事支援ロボットのインタフェースについて、音声認識を用いて食事支援ロボットに命令を送る音声認識インタフェースを開発した。そして、それまでに開発された、眼球を移動させてPCの画面を選択し、ロボットへ命令を送るアイ・インタフェースとの比較実験を行い、音声認識インタフェースの有用性を確認した。

26-17 (時間: 13:52 - 14:05)
題名タッチパネルによるライブ映像への波紋生成
著者*須々木 健次 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 島田 恭宏, 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagep. 24
Keywordインタラクティブアート, 波紋生成, 波動計算, 水面スクリーン, タッチパネル
Abstract近年,情報機器の発達により,その応用分野にも様々な広がりが生まれている。そして,アーティスティックな分野に情報機器を利用する,インタラクティブアートと呼ばれるカテゴリが現れている。本研究では,急速に普及が進むタッチパネルを用い,その操作によりライブ映像へリアルタイムで波紋を生成する「水面スクリーン」を実現する。波紋の計算には,2次元波動方程式を差分法によって解いた式を用いる。テクスチャの座標を計算で得られた水面メッシュの各頂点座標に合わせて貼りつけることで,ライブ映像に波紋を生み出す。実験の結果,タッチパネルに触れた部分に波紋を生成する処理を,約30FPSの速度で実行できることを確認した。

26-18 (時間: 14:05 - 14:18)
題名視覚的に理解できるSQL学習支援Webアプリケーション
著者*藤岡 直弥 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagep. 25
Keyword学習支援, SQL, データベース, Webアプリケーション, DHTML
AbstractSQLはデータベースを扱う上で欠かせないものであり,ICT技術者にとって非常に重要な言語である。しかし,参考書などを基にSQLを勉強しようとしても,実際の動作を理解することは困難であり,かつSQLが動作する環境を準備するのも容易ではない。そこで,簡単にSQL文を実行でき,さらに,その動作を視覚的に確認できるSQL学習支援Webアプリケーションを作成した。ブラウザ上に提示された問題の解答となるSQL文を学習者が入力すると,その動作をアニメーションによりわかりやすく表示する。また,その結果の正誤判定を行うことや,さまざまなレベルの学習者に対応するため,状況に応じたヒントを表示させることもできる。


部門: セッション 0104  26. 情報処理-(4)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 501室 (→地図)
座長: 古川 輝雄 (広島工業大学)

26-19 (時間: 14:30 - 14:43)
題名階層的クラスタリングを用いた台風被害予測モデルの構築
著者*中村 翔, 森 康真, 北上 始 (広島市立大学大学院情報科学研究科知能工学専攻)
Pagepp. 26 - 27
Keyword台風被害予測, 階層的クラスタリング, 次元縮約, 台風データベース, データマイニング

26-20 (時間: 14:43 - 14:56)
題名順序回路の学習支援システムにおけるUIの機能拡張
著者*�睫� 章宏, 植木 大介 (近畿大学大学院システム工学研究科), 出口 幸子 (近畿大学工学部)
Pagepp. 28 - 29
Keywordフリップフロップ, 学習支援, 音声, 回路図, ユーザインタフェース
Abstract本論文では,順序回路のフリップフロップの原理を初学者に理解させることを目的とした学習支援システムに新たに追加した機能と確認テストの詳細について述べている.学習支援システムでは,学びたい回路の説明に移動できるようにメニューを作成し,説明文で理解が難しいところに別ウィンドウで詳しい説明を表示させた.また,学習システムの画面の各教材を音声で順に説明するようにした.確認テストではテキスト問題と回路図問題を作成した.テキスト問題では各回路の学習が終わるごとに確認テストに移動し問題を解き,合格ならば回路図問題に進み,不合格ならば再度学習する.回路図問題では合格すれば次の回路の学習ができる.

26-21 (時間: 14:56 - 15:09)
題名絵本システム「ももたろう」の操作性の改善
著者*渡部 和樹 (岡山理科大学), 中村 昌稔 (株式会社カインド), 松尾 泰宏 (ピープルソフトウェア株式会社), 島田 英之, 島田 恭宏, 大倉 充 (岡山理科大学)
Pagepp. 30 - 31
Keyword絵本システム, AR, 操作盤
Abstract我々は,子供たちにコンピュータ関連技術に興味を持たせるということを目標に,拡張現実技術を用いて昔話「桃太郎」を題材とした絵本システムの作成を行ってきた。実際に子供たちにシステムに触ってもらった結果,『ページをめくる』というインタラクションだけでは問題のあることが明らかとなった。そのため本研究では,絵本システムにおける操作性の改善について検討した。

26-22 (時間: 15:09 - 15:22)
題名履歴情報を持った記憶システムに関する研究
著者*土江 康太, 金山 典世 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 32 - 33
KeywordWWW, ファイルシステム, ZFS, スナップショット
Abstract元来,一つの結論には,それまでに何らかのプロセスを踏むことではじめて至る。これは,過去から現在への知識の蓄積においても同様であり,そのプロセスは保存されるべきである。しかし,コンピュータ内に保存される情報資源に関しては,そのような仕組みになっていない。例を挙げれば,現在のWebシステムにはハイパーリンクの概念があるが,現在のハイパーリンクはカレント時間でのリンク関係しか実現できていない。これは,ファイルシステムの上書きによるファイル更新を行うメカニズムに本質的な問題がある。そこで,本研究では,過去のディレクトリ構造を保持し,閲覧するシステムの実現を行う。本システムを実現するために,ファイルシステムにZFSを用いる。

26-23 (時間: 15:22 - 15:35)
題名関数型言語によるPodcast ダウンローダの実装について
著者*田中 陽子, 岩見 宗弘 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 34 - 35
Keyword関数型言語, Podcastダウンローダ, Haskell, hpodder
Abstract近年,インターネット上では,個人の日記や団体の活動記録などを書くブログが流行している.それは文字表現に止まらず音声・動画データとしても公開されている.幾つかの関連する音声・動画データ(エピソードとも呼ばれる)をインターネット上にPodcast番組として公開する方法は,Podcastingと呼ばれており,それを行うPodcasterとその視聴者は年々増加傾向にある.視聴者が閲覧する番組の管理や,エピソードのダウンロードなどに利用する Podcast ダウンローダも数多く開発されている.関数型言語 Haskell により開発されたhpodderもその一つである.しかし,hpodderはCUI(Characterbased User Interface)上の操作しか行えず,コマンドとHaskell関数の操作方法を知らなければ,操作が非常に困難なものとなっている.また,番組の管理やエピソードのダウンロードにおいても,特定したエピソードのみのダウンロードを行うこと,幾つかの番組を指定しての更新を行うことなど,機能として存在するべきであると考えられる要素が,幾つか不足しているといった点もみられる.従って本研究では,hpodderが一般の利用者にとって,より容易に操作可能になるようにするために,GUI(Graphical User Interface)化を行い,また新たな機能を付加することでhpodderの改善を行うことを目的とする.

26-24 (時間: 15:35 - 15:48)
題名C言語プログラム理解支援ツールTASUCのユーザインタフェース拡張 ―直接入力と変数表示局所化―
著者*尾崎 裕紀, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻)
Pagepp. 36 - 37
KeywordC言語, インタフェース, GUI


部門: セッション 0202  22. パターン認識
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 503室 (→地図)
座長: 太田 寛志 (岡山理科大学)

22-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名単眼車載カメラによる前方車両の検出
著者*藤岡 明紘 (広島工業大学大学院工学系研究科情報システム科学専攻), 中村 靖 (広島工業大学情報学部情報工学科)
Pagepp. 39 - 40
Keyword車両検出, 自動車運転支援, 車載カメラ
Abstract近年、カメラの小型化、低価格化により、ドライブレコーダーなどの車載カメラの普及が進んでいる。今後は車載カメラと画像認識技術を組み合わせた高度な自動車運転支援システムが開発されていくと予想される。自動車運転支援システムにおいて、前方車両の検知は重要な項目のひとつであり、従来の研究において、ミリ波レーザーレーダを利用した方法や、ステレオカメラを利用するものがあるが、これらの方法は視野角やコスト面で大きく制約がかかるという問題がある。そこで本研究では単眼車載カメラを利用した前方車両検出方式を研究する。

22-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名平均曲率流を用いた鋼管の認識
著者*林 佑亮, 奥本 幸, 高山 泰博 (徳山工業高等専門学校)
Pagep. 41
Keyword平均曲率流, 鋼管
Abstract鋼管工場では、注文を受けた本数の鋼管を結束して出荷する。このとき、目視で計数するためミスが起こることがある。本研究では、携帯カメラで撮影した結束鋼管画像をメールに添付すると、サーバ上で認識処理を行い、検出結果をメールで返信するシステムを構築した。特に、鋼管の検出精度を上げるのに有効な画像処理アルゴリズムについて述べる。平均曲率流フィルタをかける手法を提案し、他の2つの手法とともに認識実験を行った。3つの手法の中では、提案手法が最も高い検出率を得た。

22-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名人体伝搬信号による個人認証への1vs1SVMの適用
著者曾谷 勇太 (鳥取大学大学院 工学研究科), *稲田 高志 (鳥取大学 工学部), 中西 功, 李 仕剛 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 42
Keywordバイオメトリックス認証, 人体伝搬信号, Support Vector Machine
Abstract人体に微弱な電磁波を伝搬させることで得られる人体伝搬信号による個人認証において,これまで識別処理部にサポートベクターマシン(SVM)を用いてきた.しかし従来法では,学習データ数の偏りが認証性能に悪影響を及ぼす問題があった.本稿では,従来のSVMを1vs1SVMへ拡張することでこれを解決する.

22-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名脳波による運転者認証
著者*福田 紘尚, 尾崎 康太郎 (鳥取大学 工学部), 中西 功, 李 仕剛 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 43
Keywordバイオメトリクス認証, 脳波
Abstract近年,生体情報を用いたバイオメトリクス認証技術が注目されている.しかし,一度きりの認証では耐詐称性で課題が残る.本研究では,バイオメトリクスの中でも秘匿性,耐詐称性が高く,無意識的にデータ提示が行える脳波に着目し,それを用いた運転者認証を検討する.特にドライブシミュレータを操作した場合と経路トレースを行った場合での脳波を用いて評価を行う.

22-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名パターン識別器を用いたウェブカメラからの手形状認識
著者*山下 竜太, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 44
KeywordHOG特徴量, 画像処理, 形状認識
Abstract本研究では,画像処理とパターン認識を用いて手話認識をするシステムの提案を行う.これまでにも手話認識を行う為に様々な研究がされてきた.しかしそれらの多くは特殊な器具やカメラを使用する必要があり,一般に広く普及しているシステムは未だに存在していない.そこで,一般的に普及しているウェブカメラとパソコンを用いる事で実現できるシステムの構築を目指す.本提案手法では,カメラ画像から手領域を検出して形状を識別するシステムを作成した.HOG特徴量とReal Adaboostを用いることで指を1本〜5本立てた手形状とそれ以外の背景画像を識別することができた.本研究が完成する事で聴覚障害者と健常者との間の会話の負担を減らす事が可能になる.


部門: セッション 0203  26. 情報処理-(5)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:05
部屋: Nexus21 503室 (→地図)
座長: 小嶋 弘行 (広島工業大学)

26-25 (時間: 13:00 - 13:13)
題名鉄道模型制御用並行処理言語の設計と実装
著者*大和田 隆司 (徳山工業高等専門学校情報電子工学専攻), 重村 哲至 (徳山工業高等専門学校情報電子工学科)
Pagepp. 45 - 46
Keywordプログラミング言語, 並行処理, 同期方式, コンパイラ, 鉄道模型
Abstract近年,複数のプロセスを同時に実行できるオペ−レーティングシステムがPCや制御用マイコンにも普及し,並行プログラムを作成する機会が多くなった.しかし,開発者の中には,並行プログラミングを難しいと感じている人が多い。苦手意識を持つ理由は,並行処理プログラムの動作が理解しにくいからだと考える.そこで,並行処理プログラミングの訓練を目的の一つとした並行処理言語(LocoC言語)を開発した.まず既存の同期方式を考察し,鉄道模型の並行処理にふさわしいバリア同期を選択した.設計した言語は,バリア同期が簡単に記述できる初心者向けの仕様になった.次に,コンパイラ,インタプリタを作成し,設計した言語を実行できる環境を実装した.

26-26 (時間: 13:13 - 13:26)
題名e-Learningにおけるネットワーク実習を可能にするシステムの構築
著者*倉橋 輝 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学専攻), 金山 典世 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 47 - 48
Keyworde-Learning, VPN, 仮想マシン, 自動化
Abstract今日、新たな学習手法として、e-Learningが注目を浴びている。e-Learningとは、インターネット上で様々なメディアを活用し学習するシステムである。様々な発展を遂げていく中で、未だ集団的な実習を可能にするシステムについてはあまり考慮されていない。ネットワークの分野では実習的学習が欠かせないが、これを可能にするシステムは現在のところ存在しない。その理由として、学習を行うための学習用ネットワークとアクセス用ネットワークの分離が困難だったためである。本研究では、仮想的な学習用ネットワークの構築という方法で分離を実現し、その仮想ネットワーク環境を自動的に設定するシステムの構築を行った。

26-27 (時間: 13:26 - 13:39)
題名経路探索システムにおけるスマートフォン向けインタフェースの指針と開発に関して
著者*武田 真裕, 伊藤 昌毅, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 49 - 50
Keywordスマートフォン, ユーザインタフェース, 経路探索, 公共交通
Abstractバスネットを利用したスマートフォン向けアプリケーションの開発について述べる.“バスネット”は鳥取県内を対象としてバスや鉄道を対象とした経路探索乗り換え案内のWebアプリケーションシステムである.しかし,従来のインタフェースでは,スマートフォンの機能を十分に活用していない.そこで,スマートフォンの特徴を分析し,スマートフォン向けのアプリケーションのユーザインタフェースに関する設計指針を示した.その指針に基づき,バスネットのためのスマートフォン向けの専用アプリケーションを開発、評価した.評価の結果,開発したユーザインタフェースは,従来のバスネットのユーザインタフェースよりも使いやすいと言える.

26-28 (時間: 13:39 - 13:52)
題名クラウドを用いた都市型農作物直売所のための情報システム
著者*加島 智子 (近畿大学), 松本 慎平 (広島工業大学), 伊勢田 博志 (株式会社農業物流通研究所), 松冨 達夫 (近畿大学), 石井 博昭 (関西学院大学)
Pagepp. 51 - 52
Keyword農業情報システム, トレーサビリティ, 推奨システム, ラフ集合, 強調フィルタリング
Abstract近年,農作物直売所の数はコンビニの店舗数を超え,急増を見せ人気を得ていた.しかし,原発問題による国内の農産物に対する風評被害が収まらない問題が発生している.直売所においても「正確な情報を知りたい」,「安心安全な食品を食べたい」「自慢の野菜を届けたい」という食べる側と作る側の要望に応えるため,新しいトレーサビリティシステムの環境構築が急務となっている.そこでこれまで開発してきた個人の嗜好に応じた献立推奨システムを応用し,現行のシステムで入手困難な情報である生産過程の畑の様子や農作物の成長過程,正確なデータを消費者に応じて情報提供を行う農家の情報発信のための農業経営情報システムを開発する.

26-29 (時間: 13:52 - 14:05)
題名ファイル挿入操作を考慮したタスク抽出手法の提案とその評価
著者*定免 睦昌 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 53 - 54
Keywordファイル管理
AbstractPCでユーザが扱うファイル数は極めて増加しており、フォルダによる分類やデスクトップ検索よりも高度なデスクトップ関連ファイルの提示機能が求められている。 我々は、複数のタスクが同時に行われるという状況を考慮して、ユーザのデスクトップ操作からファイル間の関連度を算出する方法を提案し、階層的クラスタリングによって関連の深いファイル集合としてユーザのタスクを抽出する方法を提案した。 本稿では、ファイルの挿入操作を考慮に入れてファイル間関連度を拡張する方法の提案、およびそれを用いたタスク抽出手法の評価実験について報告する。


部門: セッション 0204  26. 情報処理-(6)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 503室 (→地図)
座長: 松本 慎平 (広島工業大学)

26-30 (時間: 14:30 - 14:43)
題名カンファレンスプログラム編成支援Webシステムのインターフェイス開発
著者*奥本 政彦, 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 55 - 56
KeywordWebシステム, インターフェイス, カンファレンス, セッションスケジューリング
Abstractカンファレンスの運営は,論文の投稿,査読,カンファレンスプログラムの作成など多くの作業を伴うが,運営主体の担当委員や著者などは,様々な地域に存在するため,Web システムによる作業支援が効果的である.AllConf は,そのような作業を総合的に支援するWebシステムである.また、カンファレンスプログラム自動生成モジュールは,スケジューリングコストの軽減を目的としたモジュールである 本研究では,モジュールにより生成されたカンファレンスプログラムに対する改編作業を想定したインターフェイスの開発を 行っている.本研究は,カンファレンスプログラムの改編がW eb 上で可能なインターフェイスの開発報告である.

26-31 (時間: 14:43 - 14:56)
題名C言語学習支援のためのWebプログラミング環境の開発
著者*二階堂 恵 (県立広島大学 総合学術研究科 経営情報学専攻), 宇野 健 (県立広島大学)
Pagep. 57
Keywordプログラミング学習, 内省, C言語

26-32 (時間: 14:56 - 15:09)
題名モバイルエージェントを用いた人物追跡システムの監視インタフェース開発
著者*長谷川 港 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ株式会社), 笹間 俊彦, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 58 - 59
Keywordモバイルエージェント, 人物追跡システム, インタフェース
Abstract近年,情報漏洩が多発しており,その対策として導入されているシステムに,監視カメラを用いたセキュリティシステムがある.我々はモバイルエージェント技術を用いて監視員の負担を軽減するような人物追跡システムの研究を行っている.監視を行う際はカメラの映像が必要だが,単にカメラの映像を並べただけでは監視を行いやすいとは言えない.本研究では,監視をしやすくするための監視インタフェースを開発した.インタフェースには監視を行っている領域の見取り図や,追跡している人物の画像を用いた.今回開発したインタフェースを用いる事で,容易に監視ができるようになり,監視員にかかる負担を軽減を期待できる.

26-33 (時間: 15:09 - 15:22)
題名コミュニケーションの質を高めるスケジューリングシステムの開発
著者*三宅 佑磨, 岡田 正 (津山工業高等専門学校)
Pagep. 60
Keywordスケジュール, コミュニケーション
Abstract私達が最も密にコミュニケーションが行えるのは, 実際に会う事である.しかし実際に会うには予定の調整が必要である本研究では,複数人の予定の調整に伴う労力を低減しコミュニケーションの敷居を下げ,質を高めるスケジューリングシステムの開発を行う. 本研究で扱う問題の内容に似ているものとして,ナース・スケジューリング問題があり,これは期間における勤務シフトを様々な制約の下で求める問題である.これを参考に人の日常におけるスケジューリングを考える. 今回,エージェントを扱うためProlog処理系をRubyで実装しWebサーバ上で動作させ,今後は各情報と拘束条件から重要度を算出させ完成に向け開発を行っていく.

26-34 (時間: 15:22 - 15:35)
題名複数タスク動作仕様に対する拡張ペトリネットを用いた性能検証手法の効率評価
著者*倉田 和哉, 百々 太市, 中田 明夫 (広島市立大学 大学院情報科学研究科 システム工学専攻)
Pagepp. 61 - 62
Keyword組込みソフトウェア, 性能検証
Abstract性能とリソースの制約が共に厳しく,高い信頼性を要求される組込みソフトウェア開発においては,設計モデルの段階で時間制約やリソース制約を考慮した最悪時の性能検証を行うことが有用である.本研究では,複数タスク動作仕様とリソース割り当て図を優先権付きストップウォッチペトリネット(PrSwPN)に変換し,そのモデルを用いてスループット要求を満たすか否かの検証を行う手法の提案,実装を行った.本研究で作成した自動変換ツールを用いることで,タスクグラフからPrSwPNへの変換が容易になるほか,リソース割り当てやスケジューリング方式の変更も短時間で行えるのでより良い設計を行うことができると考えられる.

26-35 (時間: 15:35 - 15:48)
題名再帰を含むプログラムに対するパラメトリック実行時間解析手法とツールの試作
著者*椛島 和宏, 中田 明夫 (広島市立大学 大学院情報科学研究科 システム工学専攻)
Pagepp. 63 - 64
Keyword組込みソフトウェア, 再利用, 実時間制約, 最悪実行時間解析, パラメータ最適化
Abstract実時間性を持つソフトウェア部品に関しては,実行時間がプロセッサなどの実行環境に依存するため,異なる環境への再利用は一般に困難である.パラメトリックプログラム実行時間解析手法を用いて,プログラムの実行時間を個々の処理の実行時間と繰り返し回数とのパラメータを用いた式の形で求めることにより,異なる実行環境においても実時間制約を満たすためのパラメータの最適化を,数理計画法を用いて容易に行うことができる.しかし,従来手法は有限オートマトンに基づいており,再帰呼び出しがあるプログラムは扱えなかった.本研究では,一般化Parikhの定理に基づき,再帰を含むプログラムを扱うことを可能にしたパラメトリック実行時間解析手法を提案する.


部門: セッション 0302  23. 画像処理-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 12:01
部屋: Nexus21 505室 (→地図)
座長: 玉木 徹 (広島大学)

23-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名GPGPUを用いた画像の座標変換処理高速化手法の実装と評価
著者*入江 豪, 籠谷 裕人, 杉山 裕二 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 65 - 66
KeywordGPGPU, GPU, 画像処理, 射影変換, テクスチャマッピング
Abstract本論文では,画像の座標変換処理のうち,射影変換とテクスチャマッピングにおいてGPUでの処理を行うことで各画像処理をCPUでの処理と比較して高速に実行することを目標とする実装と評価を行った. 実行結果は射影変換においてGPUはCPUの約1/2の実行時間となり,コンスタントメモリの使用によってさらに実行時間が約2/3となった.また,テクスチャメモリを使用することで使用しない場合と比較して約1/7の実行時間となった.テクスチャマッピングにおいては,ポリゴンの大きさが大きくなるとGPUで処理を行ったほうが処理時間が短くなるという結果になった.また,テクスチャメモリを使用すると実行時間が約1/2となった.

23-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名画像の回転処理に対して耐性のある 相関利用型電子透かしに関する研究
著者*熊谷 竜馬, 土井 章充 (広島工業大学)
Pagepp. 67 - 68
Keyword相関関数, 電子透かし, パッチワーク, Haar, DWT
Abstract本研究では主に回転処理の耐性もつ画像についての電子透かし埋め込み法について考える. クロッピングや回転した場合に透かし信号が検出できなくなる要因は,埋め込んだ位置が変化してしまうことにある. そこで,画像をブロックごとに分割し,全てのブロックへ対し同じの埋め込み処理を行う. そして分割されたブロックの位置の判別を可能にする情報を分散して埋め込む. このようにすることでブロックごとの情報を元に透かし信号のある位置を特定し,検出することを可能とする.

23-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名非等方バンドパストリラテラルフィルタによる芸術風画像の生成
著者*吉田 悠人 (広島工業大学/情報システム科学), 張 暁華 (広島工業大学/知的情報システム学科)
Pagepp. 69 - 70
Keywordバイラテラルフィルタ, トリラテラルフィルタ, 非等方バンドパスフィルタ, NPR手法
Abstract近年、実写画像から水彩画や油絵などの芸術風画像を生成するNPR(Non-Photorealistic Rendering)の研究が盛んに行われている。本論文では実写画像を用いて芸術風画像を生成する新しいNPR手法を提案する。この手法のアルゴリズムは主に以下の2つのステップから構成される。まず元画像にトリラテラルフィルタを適用し、エッジに対して垂直となる非規則的なブロックを生成する。次に非等方バンドパスフィルタで主要な固有ベクトルに沿って流れを生成させ、流線に沿って画像が平滑化されるように適用させる。非等方バンドパスフィルタで、一定の周波数のみを通過させ、その範囲外の周波数を減衰させることで芸術風画像として画像の特徴をより滑らかに表現できる効果がある。この提案手法は画像領域を異方的に平滑化しながら、効率的に画像構造を保存する。

23-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名静止画の電子透かしへのWebP圧縮による攻撃の評価と分析
著者*山口 裕一郎 (岡山大学大学院自然科学研究科), 藤井 勇紀 (岡山大学工学部通信ネットワーク工学科), 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 71
Keyword電子透かし, WebP圧縮, 誤り訂正符号, JPEG圧縮
Abstract画像や音声などのデジタルコンテンツの不正コピーによる著作権侵害が深刻化しており, その対策として電子透かし技術が盛んに研究されている. しかし,電子透かしが埋め込まれたデジタルコンテンツに対して攻撃と称される何らかの改ざんが行われると, 透かし情報を正確に取り出すことができなくなるという問題がある. そこで, 電子透かしの性能を向上させるために誤り訂正符号を応用した研究も多く行われている. 本研究では, 静止画の電子透かしを対象とし, 攻撃としてGoogle社が開発しているWebP圧縮を用いた場合に生じる透かし情報への影響について評価・分析を行い, 他の圧縮方式を攻撃として用いた場合と画質劣化の観点から比較を行う.

23-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名全周動画像生成用多眼カメラにおけるカメラ配置の検討
著者*堀井 俊彰 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 横川 智教, 佐藤 洋一郎 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagep. 72
Keyword全周動画像, 多眼カメラ, カメラ故障, 多面体
Abstract当研究室では,多眼カメラで取得した複数の動画像を合成することにより,モザイク画像として全周動画を生成するシステムを開発している.特に,カメラの故障を対象とした耐故障性の向上を指向していることから,本研究室では,カメラの配置について検討している.

23-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名結合ガウス・マルコフ確率場モデルによる画像修復の為のサムプロダクト・アルゴリズムとメッセージ近似
著者*櫛部 勇気, 相田 敏明 (岡山大学大学院)
Pagep. 73
Keyword画像修復, ガウス・マルコフ確率場, エッジ, サムプロダクト・アルゴリズム
Abstract本講演では,結合ガウス・マルコフ確率場モデルによる,256 階調濃淡画像の画像修復について報告する.すなわち,ベイズ推定の枠組みに従い,原画像に対する事前確率では隣接画素の階調値間の類似性だけでなく,最近接画素間に存在し得るエッジも考慮している. 先行研究で採用された近似では, サムプロダクト・アルゴリズムを構成する2つのステップを経るとメッセージが閉じていないため, 閉じたアルゴリズムを可能にするメッセージの近似形を新たに発見し, より精度の高い近似を試みた.サムプロダクト・アルゴリズムと新たなメッセージの近似形による,画像修復アルゴリズムの構成と数値実験結果について報告する.

23-7 (時間: 11:48 - 12:01)
題名ネットワークカメラを用いた視線制御システムに関する研究
著者*中山 秀延 (津山工業高等専門学校), 薮木 登 (津山工業高等専門学校/情報工学科), 井上 浩行 (津山工業高等専門学校/機械工学科), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学/環境学部情報システム学科), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校/電気工学科)
Pagep. 74
Keyword画像処理, 視線制御
Abstract身体の不自由な障害者や高齢者など、電化製品へのリモコン操作が困難な人がいる。我々は、利用者がソファやベッド、椅子などに腰掛けた状態で、室内のなかにあるテレビや照明などの電化製品に視線を送ることにより、その製品を操作するシステムについて研究を行っている。本稿ではネットワークカメラを用いた視線制御システムについて検討を行い、ネットワークカメラ1台を導入し、システムの動作を確認した。今後は複数のネットワークカメラの利用について検討を行っていく。


部門: セッション 0303  23. 画像処理-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 505室 (→地図)
座長: 薮木 登 (津山工業高等専門学校)

23-8 (時間: 13:00 - 13:13)
題名画像の正規化を用いた電子透かし法の性能向上に関する研究
著者*堀田 雅利, 土井 章充 (広島工業大学)
Pagep. 75
Keyword電子透かし, DCT, 正規化, CDMA透かし, 幾何学攻撃
Abstract画像に対して電子透かしを埋め込む場合,埋め込んだ透かし信号が視覚的に知覚出来ない事に加え,何らかの画像処理が行われたときに透かし情報が失われないことが必要である.本研究では,幾何学攻撃に対し強固である電子透かし埋め込み法について考える.この電子透かし法では透かしの埋め込みと検出,両方の処理に対し画像の正規化を適用することによって実現できる.

23-9 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ディジタルシネマ用映像のガンマ特性に関する一検討
著者*古川 功 (広島工業大学情報学部情報工学科), 鈴木 純司 (愛知県立大学情報科学部情報科学科)
Pagepp. 76 - 77
Keywordディジタルシネマ, Bartenのモデル, ガンマ補正, 量子化
Abstractディジタルシネマ配信用マスター(DCDM: Digital Cinema Distribution Master)映像の基本的なパラメータとして、ガンマ特性とXYZ色空間における所要量子化ビット長があり、これらは密接な関係にある。 本稿では、グレイスケール画像における輝度差の知覚閾値としてBartenのモデルに基づいて最適なガンマ値と所要量子化ビット長の関係を明らかにしている。さらに、CIE 1976L*a*b*色差空間における色差値に基づく最適なガンマ値とビット長の解析法により、最適ガンマ特性を求めた結果について述べている。

23-10 (時間: 13:26 - 13:39)
題名SIF画像におけるラプラシアンフィルタの実現
著者*舟木 洋也, 李 仕剛, 中西 功, 藤村 喜久郎 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 78
KeywordSIF, ラプラシアン, 球面画像, SCVT
Abstract近年,球面画像を用いた移動ロボット,自動車の運転支援,監視システムなどの様々な研究が行われている.そして,大容量である球面画像を処理するために有効な球面画像のフォーマットとしてSIF(Spherical Image Format)が提案されている.しかしながらSIF では平面透視での画像処理の手法をそのまま適応できない.そこで本研究でSIF画像に基づくラプラシアンフィルタを実現する.

23-11 (時間: 13:39 - 13:52)
題名バスケットボール競技映像からのライン抽出
著者*原田 拓, 原田 徳彦 (徳山工業高等専門学校)
Pagepp. 79 - 80
Keywordカメラパラメータの推定, ライン抽出
Abstract我々はバスケットボール競技における作戦支援システムの開発を行っている。本システムでは,バスケットボール競技映像から選手の位置を検出し,位置情報を得るためにカメラパラメータの推定が必要である。先行研究では,競技映像からコートラインを抽出し,マッチドフィルタと粒子フィルタを用いてカメラパラメータの推定を行った。しかし,マッチドフィルタと粒子フィルタに重点を置いていたため,コートラインの抽出についてはあまり行っていない。そこで,本論文ではコートラインの抽出手法について検討する。

23-12 (時間: 13:52 - 14:05)
題名補間処理を利用したパターン分離法の検討
著者柏原 陣, *亀本 真寿男, 小田 和磨, 波多野 雅俊, 鬼追 一雅 (広島工業大学)
Pagep. 81
Keywordパターン分離, ヘモグロビン濃度, 近赤外分光画像, 補間
Abstract我々は狭帯域分光フィルタを用いた画像処理システムの応用研究を行っている。これまでに, 異なる2波長の分光動画像からパターン分離を用いてヘモグロビン分布の時間変化を測定できることを報告した。現在は2台のカメラで異なる波長の分光画像を取得しているが,利便性や装置の小型化を考慮すれば1台のカメラで実現できることが好ましい。そこで今回,我々は補間値を用いた場合のパターン分離画像と,同期画像を用いた場合のパターン分離画像とを比較した。1台のカメラで2波長の分光画像を時分割動作させるための基礎データを得ることができた。

23-13 (時間: 14:05 - 14:18)
題名Lab空間における顕著性マップを考慮したシームカービング
著者*日野 悠平, 張 暁華 (広島工業大学 知的情報システム学科)
Pagepp. 82 - 83
Keywordシームカービング, エネルギーマップ, 顕著性マップ
Abstract近年,ディスプレイが多様化してきており、様々なサイズの画像が必要になってきている。そのため,画像のサイズを変更する技術への関心が高まってきている。その中、シームカービングという技術が注目され、すでに実用的なアプリケーションも誕生している。しかし、従来のシームカービングを作成する際にエネルギーマップのみを使用する。RGB色空間を用いているので、人間の視覚に近いマップを得ることが出来ない場合がある。そこで、Lab色空間を使用した顕著性マップと、エネルギーマップとを組み合わせることにより、シームカービングを行うことを試みた。


部門: セッション 0304  23. 画像処理-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 505室 (→地図)
座長: 張 暁華 (広島工業大学)

23-14 (時間: 14:30 - 14:43)
題名不透明度の調整による冠動脈観察のための心臓表示法
著者*柴田 卓也 (広島大学大学院工学研究科), 檜垣 徹 (広島大学大学院医歯薬学総合研究科), Bisser Raytchev, 玉木 徹, 金田 和文 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 84
Keywordボリュームレンダリング, CT画像, 冠動脈
Abstract一般的に心臓CT画像から冠動脈を選択的に表示するには,心臓の左心室と冠動脈を領域抽出した結果をマスクとし,左心室と冠動脈のみをボリュームレンダリングする.しかし,冠動脈は細く複雑な形状のため,領域抽出することが難しい.そのため,自動ですべての冠動脈を領域抽出するには至っていない.ここで,マスクとは,心臓の左心室内部と外部で異なる値をもつ2値画像である. この問題を解決するために,本論文では,比較的容易に作成することのできる左心室のマスクのみを使って,左心室と冠動脈を表示する方法を提案する.すなわち,左心室表面までの距離に応じて不透明度の値をなめらかに変化させることにより冠動脈を表示する.

23-15 (時間: 14:43 - 14:56)
題名複数物体に対するヒストグラムを用いたActive Netの初期位置決定の自動処理
著者*山下 大樹, 薮木 登 (津山工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 築谷 隆雄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 85
Keywordヒストグラム, Active Net, 画像処理
AbstractActive Netの初期位置を決める手法にヒストグラムを用いる方法が提案された.また,問題点解決のため入力画像を回転させてヒストグラム法を適用する方法が提案された.しかし,それらの処理は自動化されていなかった. 本研究では画像の回転及びヒストグラム法の適用のを自動処理するアルゴリズムを検討する. 入力画像から抽出する対象が2つの場合に自動処理によってActive Netが正しく配置されることを確認した.

23-16 (時間: 14:56 - 15:09)
題名マルチビット埋込みと誤検出率指定が可能な画像電子透かし法
著者*左山 紘平, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部), 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 86 - 87
Keyword画像電子透かし法, 離散ウェーブレット変換, マルチビット, 誤検出確率, ロバスト性
Abstract近年,インターネットの普及によって世界中のユーザが手軽に画像・動画等のさまざまなディジタルコンテンツにアクセスすることが可能になりつつある.その利便性の一方で,ディジタルコンテンツの不正なコピーや配布が問題となっている.電子透かしは,ディジタルコンテンツに透かし信号を埋め込むことによって著作権を保護する手法として注目を集めている.本研究では,マルチビットを埋込むことができ,さらに透かし検出が可能な新たな手法を提案する.本手法の最大の特徴は,透かし検出において誤検出確率が指定可能な点である.誤検出確率のある手法は少ないが,著作権保護のためには必要な要素である.またロバスト性の高さもシミュレーションで示す.

23-17 (時間: 15:09 - 15:22)
題名多項式変換によるレンズ歪みと射影歪みの同時校正
著者*水島 裕司 (岡山理科大学大学院工学研究科), 道西 博行, 太田 寛志, 岡本 卓爾 (岡山理科大学)
Pagep. 88
Keyword多項式変換
Abstract平面物体の外観検査を正対させたカメラにより撮影した画像(カメラ画像)を用いて行われてきた。近年、その高解像度化の要求から、複数のカメラを至近距離に配置して、それらの撮影画像を合成するシステムの開発が各所で行われている。しかし、各カメラと平面物体が完全に正対していない場合、カメラ画像にはわずかな射影歪みが含まれるため、そのまま合成することができない。このような場合、カメラキャリブレーションによりレンズ歪みと射影歪みのパラメータを推定すればよいが、ほぼ正対した固定距離にある平面物体のみの撮影から実施するのは困難である。そこで本稿では、上述のようなカメラ画像における射影歪みが比較的小さいことに着目し、カメラ画像の座標補正を本来の有理数形式はなく、これを近似して得られる多項式を変換式として用いる手法を提案する。

23-18 (時間: 15:22 - 15:35)
題名人体のX線撮影技術習得のための支援システム
著者*丸山 敏則 (岡山大学), 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagepp. 89 - 90
KeywordX線撮影, ポジショニング, CT画像, 3次元コンピュータグラフィックス
Abstract診療放射線技師は,X線撮影において被験者の負担軽減や被曝低減のために,被験者の体位を正確かつ迅速に整位(ポジショニング)し,撮影する技術の習得が必須である. 本研究では,診療放射線技師を目指す学生の撮影技術の習得,解剖学的知識とX線撮影技術との関係のより深い理解を目的として,手部ファントムのCTデータから,3次元コンピュータグラフィックス(以下3DCG)モデルをPC上に表示,そしてそのポジショニングに対応した平面投影画像(以下X線平面画像)を計算,表示する支援システムを開発した.その結果,PC上で3DCGファントムのポジショニングを行い,そのポジションに対応したX線平面画像を表示することが可能となった.様々なポジションのX線平面画像を確認することによって,学生の解剖学的知識が深まり,X線撮影技術の習得に役立つことが期待できる.

23-19 (時間: 15:35 - 15:48)
題名有限要素法を用いた2枚の乳腺MR画像からの立位乳房形状推定の試み
著者*舩田 祐子, 青山 正人, 日浦 慎作, 浅田 尚紀 (広島市立大学), 村上 茂 (広島市立安佐市民病院)
Pagepp. 91 - 92
Keyword乳腺MR画像, 形状推定, スパイラルスキャン, 有限要素法
Abstract乳がんの手術の際,がんの広がりを正確に捉えるために乳腺MR画像が用いられている.しかし,術後の乳房形状の変形は避け難く,手術後の乳房の形を患者に明示的に示す手段も確立されていない.そこで,本発表では,術前に撮影される腹臥位,仰臥位の2種類の乳腺MR画像から立位の乳房の形を推定するための手法について述べる. 提案手法は,乳房領域の抽出,スパイラルスキャン法による乳房表面上の点のサンプリングを行い,乳房モデルを生成し,有限要素法を適用するものである.実画像への適用結果から,主観的ではあるが,腹臥位と仰臥位の2枚の乳腺MR画像から立位の乳房形状の推定が行える可能性を示すことができた.


部門: セッション 0402  19. 情報数理-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 506室 (→地図)
座長: 今井 克暢 (広島大学)

19-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名フローネットワークにおける単純(s,t)-パス列挙法の効率化
著者*野口 威 (広島大学大学院工学研究科), 田岡 智志, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 93 - 94
Keyword単純パス, フローネットワーク, 列挙
Abstract本稿では、フローネットワークにおける単純(s,t)-パスの全列挙問題を考える。既存の単純(s,t)-パス全列挙アルゴリズムとしては、DFS(Depth-First-Search,深さ優先探索)、DFSL(シンクへの距離でネットワークをレベル分けし、それに基づき無駄な探索を省いたDFS)がある。しかし、探索の途中で到達不可能な頂点が発生した場合、レベル分けの性質だけでは無駄な探索の防止ができない。そこで、到達不可能な頂点が発生した場合の無駄な探索を省く操作をDFSLに組み込むことで、新しくEN-DFSLを提案する。加えて、既存解法DFSおよびDFSL、提案解法EN-DFSLを実装し、計算機実験により性能を評価した。EN-DFSLをDFSLと比較した結果、あるレベルの頂点の個数を少なくし、かつ疎なネットワークにおける提案解法の有効性が明らかとなった。

19-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名XML文書の集合からの木構造パターン全出現位置獲得アルゴリズム
著者*秋光 聡志 (広島市立大学 大学院 情報科学研究科 知能工学専攻), 菅原 嵩得 (広島市立大学 情報科学部 知能工学科), 内田 智之 (広島市立大学 大学院 情報科学研究科 知能工学専攻)
Pagepp. 95 - 96
Keywordアルゴリズム, テキストマイニング
Abstract現在,インターネットを通して,膨大な数のHTMLやXMLで記述された電子データであるWeb文書にアクセスすることができ,多様で利用価値の高い膨大な数のWeb文書が日々蓄積され、さまざまな用途で利活用されている。内田ら(IJDTA, 2009)は,Web文書の集合から特徴的な木構造パターンを抽出するテキストマイニング手法を提案した。本研究では、内田らのテキストマイニングアルゴリズムによって抽出された全木構造パターンに対し、新たに与えられたWeb文書集合中の各文書における木構造パターンの全出現位置を獲得する手法を提案する。さらに計算機上にその手法を実装し、評価実験を行ったのでその報告を行う。

19-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名シグナル伝達経路ペトリネットモデルのサイクリック構造に対する滞留なし発火頻度決定手法
著者*村上 祐樹 (山口大学大学院 理工学研究科), 葛 崎偉 (山口大学 教育学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagepp. 97 - 98
Keywordシグナル伝達経路, 時間ペトリネット, 滞留なしペトリネット, 発火頻度, サイクリック構造
Abstract本稿では, サイクリック構造を含むシグナル伝達経路ペトリネットモデルが滞留なしペトリネットとなるために満たさなければならない条件について検討する.滞留なしペトリネットとは,いずれのプレースにおいても流れてくるトークンと流れ出ていくトークンの量が等しいペトリネットである.サイクリック構造とは構造的循環,つまり反応のループであり,サイクリック構造においてトークン滞留を起こさない発火頻度の決定手法を提案するとともに,サイクリック構造が構造的に満たさなければならない条件を導く.

19-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名A Relationship between the Accepting Powers of Finite Automata and On-Line Tessellation Acceptors on Four-Dimensional Input Tapes
著者*内田 保雄, 伊藤 孝夫 (宇部工業高等専門学校), 義永 常宏 (徳山工業高等専門学校), 横道 政裕, 池田 諭, 古谷 博史, 坂本 眞人 (宮崎大学工学部)
Pagep. 99
Keywordon-line tessellation acceptor, finite automaton, four-dimension
AbstractThe recent advances in motion image processing, computer animation and so on prompted us to analyze computational complexity of four-dimensional information processing. We think that the research of four-dimensional automata as the computational model of four-dimensional information processing is significant. From this point of view, we deal with four-dimensional on-line tessellation acceptors, and show some properties in this paper.

19-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名DIC-SPモデルを用いた企業間関係の分析
著者*伊藤 孝夫, 滝田 嶺 (宇部工業高等専門学校), 三上 喜貴 (長岡技術科学大学), 坂本 眞人 (宮崎大学)
Pagepp. 100 - 101
Keyword連結度, 影響力, ケイパシティ, 系列, 企業間関係
Abstract協力を基本とする合理的な企業間関係は構成メンバーである企業の経営成果に大きな影響を与える。継続的協力関係を有する企業系列は企業グループ形態の1つである。本研究では、企業系列の合理的な企業間関係と企業業績との関連を示すDIC-SPモデルを用いて、連結度をはじめ、影響力及びケイパシティを測定し、企業の経営成果である売上高と利益との関係を分析しながら、合理的な企業間関係の解明を目的とする。

19-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名逆ワトソンクリック・オートマトンが認識する新しいクラス関係
著者*青山 真之 (島根大学大学院総合理工学研究科), 松本 慶都, 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 102
KeywordDNA計算, 逆ワトソン・クリック有限オートマトン, 最終状態かつ1制限逆ワトソン・クリック有限オートマトン
AbstractDNA計算は, Adelmanの実験をきっかけに,極小サイズかつ高速なコンピュータを実現する為の方法の1つとして考えられた.DNA計算における計算モデルの1つであるワトソン・クリックオートマトンはG. Păunらによって導入され,これまで種々のタイプのワトソン・クリックオートマトンが研究されてきており,スティッカーシステムや,スティッカーシステムの言語を認識する機構としてマルチヘッドオートマトンや5’→ 3’センシングワトソン・クリックオートマトン等が知られている.その中で,DNA分子の2つの鎖はお互いに反対の5’→ 3’の方向性を持ち,これより2つの鎖を反対方向から解析するようなワトソン・クリック有限オートマトンを逆ワトソン・クリック有限オートマトンと言う.現在,逆ワトソン・クリック有限オートマトンのクラス関係は完全には明らかにされていない.本研究では最終状態かつ1制限逆ワトソン・クリック有限オートマトンについて考察し,最終状態かつ1制限逆ワトソン・クリック有限オートマトンが任意の逆ワトソン・クリック有限オートマトンを模倣できることを示す.


部門: セッション 0403  19. 情報数理-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 506室 (→地図)
座長: 伊藤 孝夫 (宇部工業高等専門学校)

19-7 (時間: 13:00 - 13:13)
題名2 記号記憶付き可逆論理素子の万能性
著者*向井 優太, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 103 - 104
Keyword可逆コンピューティング, 記憶付き可逆論理素子, 計算万能性
Abstract計算機の更なる小型化のためには,可逆性を満たした計算を用いる必要がある.そのような可逆計算機の基本素子として,記憶付き可逆論理素子が研究されている.これまで,全ての2状態k記号記憶付き可逆論理素子(k>2)が万能であること,そして2状態2記号の3番素子と4番素子の組み合わせが万能であることが知られていた.本研究では,計算機による探索で6つの万能な3状態2記号素子を発見し,2記号の万能素子が存在することを明らかにした.さらに,2状態2記号の3番素子と17番素子,および4番素子と17番素子の組み合わせが万能であることを発見した.

19-8 (時間: 13:13 - 13:26)
題名サイクリックタグシステムの適切な符号化による3記号万能可逆チューリングマシンの小サイズ化
著者*池田 隼人, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 105 - 106
Keywordチューリングマシン, 可逆, サイクリックタグシステム
Abstract論理素子の更なる小型化の鍵になると考えられている可逆コンピューティングといういものがある。本研究では可逆コンピューティングのモデルの中でも最も基本的な可逆チューリングマシンを題材とし、特に小サイズの3記号の万能可逆チューリングマシンを構築する研究を行なった。 本研究では万能性を実現するために任意のサイクリックタグシステムを媒介として模倣することによって、間接的に万能性を持たせる方法を採用した。 このサイクリックタグシステムに関して適切な符号化を行うことにより、昨年度発表したものから最小状態数を33状態減らし3記号49状態の万能可逆チューリングマシンを構築した。

19-9 (時間: 13:26 - 13:39)
題名一般化シャノアール問題のNP困難性
著者*角田 佑輔, 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagepp. 107 - 108
Keywordシャノアール, 無向グラフ, NP困難, ネコ, 捕獲者
Abstractシャノアールゲームとは捕獲者がネコを逃さないように追い詰めるゲームである。このゲームは1つのマスが6つのマスに隣接するボード上で行う。捕獲者は一手でマスを1つ除去し、ネコは一手で除去されていないマスに移動する。捕獲者はネコの逃走可能な経路を全て断つことが出来ればゲームに勝利する。本研究ではボードを任意の一般化された無向グラフに置き換えた一般化シャノアール問題について考える。一般化シャノアール問題ではグラフ上でネコが予めk個の頂点を除去するという条件を付けて行う。本稿ではネコが捕獲者にどこに追い込まれてもゴールに辿りつくことが可能となるk個の頂点の選び方が存在するかという問題がNP困難であることを示す。

19-10 (時間: 13:39 - 13:52)
題名ストリングパズルの計算複雑さ
著者*佐々木 健斗 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 岩本 宙造, 森田 憲一, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 109 - 110
Keyword計算複雑さ, ストリングパズル
Abstract本研究では, 分解パズルの一つであるストリングパズルを扱う. 分解パズルとは, 複数の機械的に連結したピースからある一つのピースを取り外すことを目的とするパズルである. 本研究では, 一般化ストリングパズル問題について考える. 一般化ストリングパズル問題の入力は, 一つのボードと複数のひもの初期状態の配置図である. 本研究では, 任意の論理式fからなるSATからストリングパズルへの多項式時間還元が存在し, fが充足可能であるとき, かつそのときに限り, ストリングパズルが解けることを示した. この結果から, 一般化ストリングパズル問題はNP困難である.

19-11 (時間: 13:52 - 14:05)
題名記憶付き可逆論理素子と可逆論理ゲートの分類
著者*伊吹 拓也, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 111 - 112
Keyword可逆コンピューティング, 記憶付き可逆論理素子, 可逆論理ゲート, 論理万能性
Abstract可逆論理素子は現在の出力と状態から直前の入力と状態を唯一に決定できる論理素子であり、素子の微細化や発熱エネルギーの低減化などの面で注目されている。本研究では複数の状態を持つ可逆論理素子を「記憶付き可逆論理素子」、1つしか状態を持たない素子を「可逆論理ゲート」と呼んで区別し、それぞれについて研究した。特にこれまで未解明であった2状態5記号可逆論理素子と2入力2, 3, 4, 5出力および3入力3出力可逆論理ゲートのそれぞれに対して同値類と呼ばれる本質的に等価な能力を持った素子を導出し, 分類を行った。将来、記憶付き可逆論理素子および可逆論理ゲートが可逆コンピューティングの発展に寄与することが期待される。

19-12 (時間: 14:05 - 14:18)
題名チューリングマシンを直接模倣する可逆セルオートマトン
著者*長岡 勇介, 森田 憲一, 岩本 宙造, 今井 克暢 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 113 - 114
Keyword可逆セルオートマトン, 計算万能性, チューリングマシン
Abstract可逆セルオートマトン(RCA)は格子状に配置された単純なセルと規則からなる可逆計算モデルである.RCAは微視的な物理現象をモデル化した枠組みとして見ることができ,その計算能力の研究が盛んに行われている.計算能力,特に計算万能性は基本的な計算モデルである任意のチューリングマシン(TM)や他の計算万能なモデルを模倣することで示される.過去の研究では,小型で計算万能なRCAが構築されているが,計算時間は考慮されていなかった.本稿では,TMを直接的に模倣することで計算時間の点で優れた計算万能なRCAの構築法を示す.


部門: セッション 0404  19. 情報数理-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:35
部屋: Nexus21 506室 (→地図)
座長: 岩本 宙造 (広島大学)

19-13 (時間: 14:30 - 14:43)
題名ProbCutの確率法への応用
著者*佐々木 貴史 (島根大学大学院), 小林 康幸 (島根大学)
Pagepp. 115 - 116
Keywordゲーム木探索, ProbCut, 確率法, 枝刈り
Abstract将棋,囲碁,チェス,オセロなどの二人零和完全ゲームでは,数手先の状況を読み,より良い手を選択する必要がある先読みのための基本的なゲーム木探索手法として,ミニマックス法がよく知られている.本研究では,ミニマックス法に代わる手法として提案された確率法について説明し,確率法の機能の拡張として,ProbCutを用いることを提案する.ProbCutとは1995年にMichael Buro氏が提案した前向き枝刈り手法である.この手法は浅い探索の返り値と深い探索の返り値との関係に深い相関があると考え,探索の枝刈りに利用しようというものである.この手法はα・β法との相性が良いが,本研究では確率法との組み合わせで実験を行った.

19-14 (時間: 14:43 - 14:56)
題名局面評価関数を使うUCT探索法の改良
著者*川島 哲哉 (島根大学大学院), 小林 康幸 (島根大学)
Pagepp. 117 - 118
Keywordゲーム木探索, UCT, 局面評価関数, オセロ
Abstract新たなゲーム木探索法としてモンテカルロ木探索,その中でも特にUCTが成功を収め広く研究されている.だが主なターゲットであるコンピュータ囲碁では局面評価関数の計算が困難であるため,局面評価関数を使ったUCT の研究は行なわれていたが,UCB値に直接局面評価関数を加える研究は今まで行なわれていなかった. 本研究では新たに局面評価関数をUCB値に加える手法を提案した.その実験としては,比較的簡単に局面評価関数が作れるオセロに提案手法を実装し評価を行なった.その結果,提案手法は従来に単純なUCB値を使うUCTと比較して圧倒的な性能を示しその有効性が実証された.

19-15 (時間: 14:56 - 15:09)
題名人間ドック受診者スケジューリングのための総合病院における検診時間の測定と検討
著者*浅野 真考, 大木 誠 (鳥取大学工学部電気電子工学科)
Pagep. 119
Keywordスケジューリング
Abstract現在、総合病院で行われている人間ドックは検査項目が10程度あり、受診者の検査の振り分けは専任の看護師などの人手(スケジューラ)によって行われる。スケジューラは、検査時の待ち人数によっては検査順序を変更し、待ち時間の短縮を心がけている。しかし、受診者ごとに検査時間は異なるため、一部の受診者が多くの待ち時間を負担するケースも発生する。受診者の検査の振り分けを計算機で行うことで公平な待ち時間の負担、全体の検査に要する時間短縮が期待できると考えている。本研究では、計算機を用いた自動スケジューリングとの比較検討を行う目的で、人手による振り分け作業を行った場合の、実際に検診に要した時間や待ち時間を測定する。

19-16 (時間: 15:09 - 15:22)
題名逐次拡大体F(24)2を用いたAESのSubBytesにおける効率の良い演算
著者*森岡 恵理, 根角 健太, 野上 保之 (岡山大学)
Pagepp. 120 - 121
Keyword共通鍵暗号, AES, SubBytes, 逆元計算
Abstract線形解読法の発見によりDES(Data Encryption Standard)に替わる共通鍵暗号としてAES (Advanced Encryption Standard)が選定されて以来,そのFPGA実装などの研究が多くなされている.AESの処理は内部でSubBytes,ShiftRows,MixColumns,AddRoundKeyの4つの段階に分かれており,線形性を崩すためのSubBytesと呼ばれる処理に大半のコストがかかる.AESでは入力データを8bitsごとに区切り,それを有限体F2^8の元とみなす.SubBytesではF2^8上の乗算に関する逆元計算が用いられており,その計算においてF2^8と同型な逐次拡大体を用いた方が有効であると言われている.本稿では演算の高速化を目的とし,様々な法多項式と基底を組合せたの構成を行う.そして,それらに関するクリティカルパス遅延と回路規模による性能を比較し,最適な構成方法を示す.

19-17 (時間: 15:22 - 15:35)
題名エレベータシステムのCPN Toolsを用いた省エネルギーに関する一考察
著者*上田 滝平 (山口大学大学院理工学研究科), 石田 憲秀 (山口大学工学部), 山口 真悟 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 122
Keywordエレベータ, ペトリネット, エネルギー, シミュレーション, CPN Tools
Abstract本稿ではカラーペトリネット解析ツールの一つであるCPN Toolsを用いてエレベータシステムをモデル化し, シミュレーションにより消費エネルギーを予測する方法を提案する.


部門: セッション 0501  21. コンピュータネットワーク-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 507室 (→地図)
座長: 荒木 智行 (広島工業大学)

21-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名独自構築するマルチホップ無線ネットワークによる被災情報提供システム
著者*片平 翔太, 重安 哲也 (県立広島大学 経営情報学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagepp. 123 - 124
Keyword被災情報提供システム, ボトルネックリンク, リンクの多重化, チャネル割当ての変更, アンテナ種別の変更
Abstract近年,地震や津波をはじめとした大規模自然災害が発生している.これらの災害が発生した際には,迅速かつ的確な災害対策支援を実施する事が被害の拡大防止に直接的に影響を及ぼす.我々はこれまでそのような状況下においても,無線LANにより独自に構築するネットワークを用いて被災情報を収集するシステムの検討を行ってきた.それを土台に本稿では、リンクの多重化・チャネル割当ての変更・アンテナ種別の変更といった手法により、ボトルネックリンクを改善しシステム安定を提案する。

21-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名被災情報提供システム用屋外無線ネットワークの平常時における利用に関する一検討 〜観光情報システム用ネットワークとしての利活用〜
著者*竹川 恭平, 重安 哲也 (県立広島大学経営情報学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 125 - 126
Keyword観光情報システム, RFID, 無線ネットワーク
Abstract本稿では,多くの自治体にとって被災情報用独自無線ネットワークの導入を容易とするために,被災時のみならず,平常時においても構築した無線ネットワークを有効利用する手法について検討する.具体的には,独自無線ネットワークの有効活用法の例として,エリア内に観光資源を有する自治体に焦点を当て,平常時に観光情報提供システム用ネットワークとして運用する場合について検討した内容を報告する.

21-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名P2Pストリーミングにおけるフリーライディングトラフィック問題の改善法
著者*谷口 愼悟 (近畿大学大学院システム工学研究科), 藤野 貴之 (近畿大学工学部)
Pagepp. 127 - 128
KeywordP2P, フリーライディング
Abstract近年,ネットワークを利用した動画配信サービスが増えており,その手段の一つとしてP2Pストリーミングを使った動画配信サービスも増えてきている. AS間の一般的な通信では,ルーティングプロトコルにBGPを使用しているのに対し,P2PはTCPまたはUDPを使いオーバレイネットワークを構築し,オーバレイルーティングで接続する.このため,ASをまたぐP2P通信がISP間の課金体系と異なる経路で行われることがあり,フリーライディングトラフィック問題と呼ばれている.本研究の目的は,フリーライディングトラフィック問題の軽減法を提案することである.

21-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名P2Pストリーミングにおける視聴品質の取得および視聴品質を反映した課金システムの提案と実装
著者*山�� 崇央 (近畿大学大学院システム工学研究科), 藤野 貴之 (近畿大学工学部)
Pagepp. 129 - 130
KeywordP2P, 課金, QoE
Abstract近年,Ustreamやニコニコ生放送などのようにインターネット上でストリーミング配信するサービスが増えている.このようなサービスはサーバ・クライアント方式であるため視聴可能なユーザ数に制約がある.これに対しP2Pを使用したストリーミングでは,視聴者の増加には対応できるが,視聴品質が一定ではないため,課金を行う場合,同一の料金に対して異なる視聴品質となってしまう問題がある.著者らはこれまでに,P2Pストリーミングにおいて視聴品質を取得し,それらを考慮した課金方式を提案しているが,本稿ではプロトタイプを実装し,動作を検証する.

21-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名子どもの安全安心見守りシステムにおける情報共有
著者*梶川 浩司, 長坂 康史 (広島工業大学情報学部情報工学科)
Pagep. 131
KeywordRFID
Abstract本論文は、RFIDを用いた安全安心見守りシステムにおいて、複数人の子どもの通過情報を保護者と保護者、保護者と学校関係者の間で、メールで通知することにより、見守り活動を支援し、保護者の負担軽減を目的とする。これにより、地域での見守り活動のツールとして活用が期待できる。本システムは、保護者がインターネットを使って子どもの通過情報を閲覧できるようになっている。しかし、通過情報を共有するには至っていない。そこで、複数人の子どもの通過情報を合わせて、情報の可視化を行うことで、情報の共有を図る。

21-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名検索クエリ間の関係性に着目した検索個人化手法
著者*芹沢 健太 (広島大学 大学院工学研究科), 亀井 清華, 藤田 聡 (広島大学 大学院工学研究院)
Pagep. 132
KeywordWeb, Personalized Web Search, Query
AbstractWeb 上のコンテンツ数の急激な増加に伴い,膨大な量の検索結果が1 回の検索で得られるようになってきた.それに伴って,ユーザにとって興味のあるコンテンツをより上位に表示することのできる,検索結果の個別化技術が近年高い注目を集めている. 本稿では,検索者が今までに検索した単語を用いて,検索者の嗜好を推定し,推定した嗜好情報を用いて,検索結果の個別化を行う手法を提案する.


部門: セッション 0502  21. コンピュータネットワーク-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 507室 (→地図)
座長: 重安 哲也 (県立広島大学)

21-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名リポジトリ型汎用通信システムの通信の高効率化
著者*代田 真巳, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 133
Keywordリポジトリ, オブジェクト通信, データ収集システム
Abstract現在、高エネルギー物理学実験で使用されるデータ収集システムでは、実験ごとに専用システムが開発されている。しかし、大規模化することにより、開発期間が長期化しており、開発の効率化が求められている。そのため、本研究室ではリポジトリ型汎用通信システムを開発し、汎用的なシステムの構築を行ってきた(1)。しかし、開発したシステムでは、処理によって発生する遅延が性能に大きく影響しているという点が挙げられている。そのため、本研究ではシステムを効率化して遅延を小さくすることで、システムの性能改善を図ることを目的とする。

21-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名アドホックネットワークにおけるZRPを用いた高効率ルーティング方式の提案
著者*片山 善貴, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 134
Keywordアドホック

21-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名Android OSを用いた端末間における通信手法と情報表現方法
著者*野平 慎之介 (広島工業大学情報学部), 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 135
KeywordAndroid, XMPP
Abstract現在、携帯端末の普及に伴って、スマートフォンは飛躍的な進化を遂げている。その利便性はさまざまな分野で生かされ、今後も多くの価値を見出す可能性を秘めている。 本論文では、第三世代の「進化した従来型携帯端末」とも呼ばれるAndroid OSを用いた端末間の通信方法、および情報の表現方法を考察する。一般的に2つの端末同士が通信を行う場合には、主にP2P方式とC/S(クライアント/サーバ)方式の接続方法があるが、Android OSを用いた端末の場合、両端末が移動することから直接の通信をすることは難しい。そこで本研究ではXMPPサーバを用いたC/S方式による通信を基盤にした場合を考える。

21-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名DAQミドルウェアを用いたデータ転送の高効率化
著者*泉 有人, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 136
KeywordDAQミドルウェア, CORBA, ソケット通信
Abstract近年、ネットワーク技術の発達に伴い、ネットワークを介して様々なデータがやりとりされるようになった。これにより、科学実験などで利用される測定器からのデータを収集するデータ収集(DAQ)システムにおいても、収集データをネットワークを介して、メインとなる計算機に送信することで、様々なデータを容易に一つにまとめることが可能となった。 本研究室では、このデータ収集システムの汎用フレームワークとして、DAQミドルウェアを他研究機関と共同で開発している。しかし、このフレームワークにおける通信の効率化という課題が残っている。 そこで本論文では、データ収集フレームワークであるDAQミドルウェアを用いたデータ転送の高効率化を目的とする。

21-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名ネットワークスキャン検知アルゴリズム
著者*三浦 史也, 稲井 寛 (岡山県立大学)
Pagep. 137
Keywordネットワークスキャン, IDS, セキュリティ, アルゴリズム

21-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名XCAST6を用いたハイブリットマルチキャスト通信の研究
著者*寺本 寛之 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学専攻), 金山 典世 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 138 - 139
Keywordマルチキャスト, XCAST6, IPv6
Abstract近年、マルチキャストへの期待が高まっているが、IPv4マルチキャストはサイト間マルチキャストを行えず、IPv6マルチキャストは決定打が存在していない。そのため、マルチキャストの実用化には未だ至っていない。マルチキャストの一つであるXCAST6は、現状でサイト間通信が可能という利点を持っている。しかしながら、同時配信数の上限数や、導入の難しさ等の問題で拡張性に乏しく、実用的とは言い難い。そこで、本研究ではIPv4マルチキャストのサイト間通信をXCAST6でトンネリングさせることにより、実用的なマルチキャストを構築した。


部門: セッション 0503  21. コンピュータネットワーク-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 507室 (→地図)
座長: 長坂 康史 (広島工業大学)

21-13 (時間: 13:00 - 13:13)
題名無線LAN混在環境におけるTCPプロキシのACK返送法の改良
著者*牛 雨飛, 西田 裕一, 福島 行信, 横平 徳美 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 140 - 141
KeywordTCP, 無線LAN, プロキシ, スプリットコネクション, スループット
Abstract有線ネットワークと無線LANの混在環境において,TCP (Transmission Control Protocol)のスループットを向上させる方法として,スプリット型TCPプロキシを使用する方法が提案されている.本報告ではスプリット型TCPプロキシにおける新たなACK返送法を提案し,ns2を用いたシミュレーションによりその有効性を確認した.

21-14 (時間: 13:13 - 13:26)
題名階層型クラスタを用いた動画共有サイトにおける従属型キャッシュ機構
著者*長冨 真也 (島根大学総合理工学研究科), 齊藤 智也 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 142 - 143
Keyword従属型キャッシュ機構, サーバ負荷分散, 階層型クラスタ
Abstract近年,いくつかの動画共有サイトでは,階層型クラスタが導入されている. Webサイトに利用者からの閲覧要求が到着すると,ロード・バランサは所定の負荷分散アルゴリズムに基づき,要求された動画を保有するクラスタの中から要求に応答すべきサーバを選択する. クラスタは各々の処理速度に応じて階層化され,アクセス頻度が高い動画は上位のクラスタに,頻度が低いものは下位のクラスタに配置される. しかしながら,動画や音楽といったコンテンツ間のアクセス頻度の偏りがべき乗則に従うため,低速なクラスタの負荷が低い場合でも,高速なクラスタの負荷は著しく増加する. そこで本研究では,階層型クラスタを用いた動画共有サイトにおける従属型キャッシュ機構の有効性について検証する.

21-15 (時間: 13:26 - 13:39)
題名ソーシャルタグを利用した意外性のある情報推薦手法
著者*大久保 俊昭 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 144
Keywordソーシャルブックマーク, タグ, 意外性
Abstractソーシャルブックマーク(SBM)は,ユーザがWebサイト上でブックマークしたURLを適切に保存・管理し,複数のユーザ間でその情報を共有できるようにしたサービスである.多くのSBMでは,ブックマークと同時に,Webページに対するタグ付け(ソーシャルタギング)を行うことができる.一般に,SBM上でWebページに付加されたタグには,ユーザがそのページをどのように捉えたかが反映されており,そのような性質を利用して,検索支援やコミュニティ生成などの応用がこれまでに試みられている. 本稿では,SBM上の情報を利用することで,ユーザにとって新たな発見があったり思いがけない内容が書かれていたりする,意外性のあるWebページを推薦することを考える.

21-16 (時間: 13:39 - 13:52)
題名メッシュ型P2P VoD における途切れ時間短縮手法
著者*湯治 康明 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 145
Keywordpeer-to-peer, ピース選択, ピア選択, 途切れ時間
Abstract動画サイトの爆発的な人気とユーザ数増加に伴い,P2P型のビデオオンデマンドシステム(以下, P2P VoD)が注目を集めている.BitTorrentに代表される「メッシュ型P2P」を用いたP2P VoDでは,動画ファイルが256KB程度の細かなピースに分割され,それらのピースを参加ピア間で適宜交換・流通させることで,効率的な動画配信が実現される.ただし,各クライアント上での再生の途切れを防ぐためには, 再生位置に近い未取得ピースを確実に取得すると同時に,コピー数の少ない(希少な)ピースの発生を極力抑えることが求められる.また,ピース交換をおこなう相手の選択方法も重要な課題となる.本稿では,メッシュ型P2P VoDのためのピース選択法とピア選択法を提案する.提案手法ではオリジナルのBTとは異なり,再生位置を考慮したピースとピアの選択がなされる.またメッシュ型P2P VoDの先行研究であるBiToSでは,再生位置は確率的にしか考慮されていなかったが,これを適切な閾値を用いて決定的に行うように改良することで,動画再生の途切れをより抑えられることが実験結果からも確認された.

21-17 (時間: 13:52 - 14:05)
題名WebSocketを用いたエージェントの移動プロトコルの提案
著者*東野 正幸, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 146 - 147
Keywordモバイルエージェント, 移動プロトコル, WebSocket, ファイアウォール
Abstract従来のエージェント移動プロトコルでは,インターネットに設置されているファイアウォールを乗り越えるために,HTTPトンネリングやPush技術が用いられている.しかし,このようなHTTPによる双方向通信路の維持は,TCPによる場合と比べて多くのポート番号やメモリといった資源の消費や,HTTPヘッダによるオーバーヘッドがあるため,大規模な分散システムでは負担となる.そこで本稿ではWebSocketを用いたエージェントの移動プロトコルを提案する.WebSocketとはHTTPを拡張したWWWにおける軽量な双方向通信用のプロトコルである.提案プロトコルを用いることでHTTPを用いる場合に比べて少ない転送量と短い応答時間でエージェントが計算機間を双方向に移動可能となる.

21-18 (時間: 14:05 - 14:18)
題名分散型e-Learningシステムにおける断片化された動画コンテンツのスムーズなストリーミング配信手法の提案
著者*早川 匡史, 東野 正幸, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 148
Keywordマルチメディア, ストリーミング, P2P, e-Learning
Abstract一般的な集中型e-Learningシステムでは,サーバへの負荷集中によるサーバダウンが問題として挙げられる.これを解決するため,我々は分散型e-Learningシステムを開発している.提案システムでは負荷分散のため学習コンテンツをシステム参加者の計算機に分散させている.提案システム上でマルチメディアコンテンツのストリーミングを行うとき,単にマルチメディアコンテンツを計算機間で分散して配置したのでは,再生時にスムーズな再生が行われない場合がある.本研究ではマルチメディアコンテンツを断片化させ,それぞれをリンクさせることにより,分散型e-Learningシステムでもスムーズなストリーミング配信が行われることを示した.


部門: セッション 0504  21. コンピュータネットワーク-(4)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 507室 (→地図)
座長: 高橋 健一 (鳥取大学)

21-19 (時間: 14:30 - 14:43)
題名IEEE802.15.4ビーコンモードにおける完全衝突解決のためのチャネル競合方式の提案
著者*伊達 仁美, 重安 哲也 (県立広島大学)
Pagepp. 149 - 150
KeywordIEEE802.15.4, 2進カウントダウン, 隠れ端末
Abstractキャリアセンスのみで高いスループット性能を達成できることからCSMA(Carrier Sence Multiple Access)系のMAC(Media Access Control)プロトコルは現在様々な通信システムにおいて広く使用されているが,キャリアセンスのみでは隠れ端末に起因するパケット衝突を回避できないため,RTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)交換あるいは,ビジートーンなどの制御がキャリアセンスを組み合わせて用いられることが多い.しかしながら,近年の環境モニタリングに対する希求からセンサネットワーク用に広く利用されるようになったIEEE802.15.4では,複雑な制御を避けてより簡単な制御で送受信を実現するため,隠れ端末対策を併用しないCSMA/CA(CSMA with Collision Avoidance)のみで送受信を行う.IEEE802.15.4ビーコンモードに2進カウントダウン方式によるチャネルアクセスを導入することで,RTS/CTSなどを用いなくても隠れ端末からのパケット衝突を完全に解決できる手法について提案する.

21-20 (時間: 14:43 - 14:56)
題名データ空間共有型通信フレームワークへのマルチキャスト通信機能拡張
著者*繁元 貴大 (広島工業大学 大学院工学系研究科), 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 151
Keywordマルチキャスト通信, フレームワーク, リポジトリスタイル, データ収集
Abstract高エネルギー物理実験などの測定器実験で使用されるデータ収集システムでは,大規模なものでは測定器に接続された数百台ものコンピュータから測定データを収集する。データの収集においては,多くの場合一対一のTCP通信を利用するが,通信フレームワークとして,一対多のマルチキャスト通信を用意しておくことは重要である。しかし,これまで開発してきたデータ空間共有型通信フレームワークでは,マルチキャスト通信が用意されていないため利用することが出来ない。そこで,本研究ではデータ空間共有型通信フレームワークの機能を拡張し,マルチキャスト通信を実現する。

21-21 (時間: 14:56 - 15:09)
題名ZigBeeを用いた情報共有プロトコルの提案
著者*高橋 和也, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 152
KeywordZigBee, 無線通信, プロトコル, 情報共有
Abstract近年、ユビキタス社会の発展に伴い、あらゆる環境下においてコンピュータネットワークが利用されている。ユビキタスネットワークにおいては、場所の制約を受けない無線通信ネットワークの重要性が高く、情報共有システムに対しても利用されている。情報共有システムには、情報の活用方法や更新速度、利用の手間といった点で課題が存在する。本論文ではZigBeeを用い、これらの課題を解決するために情報共有プロトコルに関する提案を行う。

21-22 (時間: 15:09 - 15:22)
題名センサノードを用いた情報家電協調動作制御方式の提案
著者*前田 寛幸, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 153
Keywordネットワーク, センサ
Abstract近年、ネットワークに接続できる機器は、パソコンのみならず様々な家電製品に広がっている。これらの家電製品は、情報家電と呼ばれている。現在、複数の企業が住宅設備と情報家電を融合させて、来訪者の通知を携帯電話のメール等で確認できるシステムやお風呂の湯張りなどを遠隔操作することが可能な製品の開発・販売に乗り出している。しかし、いずれの場合も操作は人間の手によって行われているのが現状で、家電機器同士が情報を共有し合って協調動作する仕組みはあまり普及していない。 本論文では、センサを用いて室内の様々なデータを収集し、これらのデータから得られる情報を分析することで、家電製品の協調動作を行うことを目的とした協調動作制御システムを提案する。

21-23 (時間: 15:22 - 15:35)
題名匿名性を考慮したP2P型ウェブコンテンツ保存システムの試作
著者*竹安 健人 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 154
KeywordP2P, 匿名性
AbstractWWWから取得可能なWebページ数は,近年急速に増大している. しかし,ページの更新や公開の終了などが起こると, 過去に閲覧できていたWebページを再び取得することは難しくなる. この問題を解決するため,我々は Webコンテンツを保存するサービスをピア・ツー・ピア(P2P)技術を用いて実現する手法を提案する. 本稿ではその中でも特に,Reiterらが提案したCrowdの手法を用いて利用者の匿名性を確保する手法について述べ, 我々が行った予備評価の結果を示す.

21-24 (時間: 15:35 - 15:48)
題名Peer-to-Peer Reputation System Aware of Whitewashers
著者*Xiao Yu, Satoshi Fujita (Hiroshima University)
Pagep. 155
Keywordreputation, P2P, whitewasher
AbstractIn recent P2P reputation systems, the action of each user is evaluated by other users, and the result of such evaluations is used to distinguish adversarial users from collaborative users.however, such a naive reputation mechanism is known to have a flaw such that a user with bad reputation will obtain a higher pro fit by re-entering the system as a new user. Such a malicious behavior of users is known as whitewash. In this paper, we propose a new reputation scheme which discourages whitewashing, as well as encouraging collaborative actions.


部門: セッション 0602  24. ファジィ・AI・GA-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 508室 (→地図)
座長: 山内 仁 (岡山県立大学)

24-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名最大クリーク問題に対する局所探索法の頂点選択方式に関する基礎検討
著者*渡邉 好幸, 片山 謙吾, 南原 英生 (岡山理科大学)
Pagep. 157
KeywordMCP, 局所探索, 最大クリーク問題
Abstract最大クリーク問題に対する局所探索法における頂点選択方式は,局所探索法の性能を決定づける極めて重要な要素である.本研究では,従来の1頂点次数方式を拡張した隣接頂点次数累積方式(Adjacent vertices Degrees Accumulation Method: ADAM)を示し,ADAMにもとづく1-opt局所探索法の性能を検討した.

24-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名ノード配置問題に対する突然変異の検討
著者*大倉 慶一 (岡山理科大学大学院 工学研究科 情報工学専攻), 片山 謙吾, 南原 英生, 西原 典孝 (岡山理科大学 工学部 情報工学科)
Pagep. 158
Keyword組合せ最適化, ノード配置問題, 反復k-swap局所探索法, 突然変異
Abstractネットワークに関連する組合せ最適化問題の一つとしてノード配置問題(Node Placement Problem,NPP)がある.我々はNPPに対して反復 k-swap 局所探索法(Iterated k-swap Local Search,IKLS)を提案しているが,IKLS内の突然変異処理に関しては検討の余地が残されていた. そこで本論文ではIKLSのさらなる探索性能の向上を目的とした,4種類の突然変異処理を提案する.これらの突然変異処理を組み込んだIKLSの比較実験を通して,各突然変異処理の有効性を示す.

24-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名短時間労働者勤務表作成における勤務者数不足問題に関する検討
著者*田中 直文, 中嶋 亮輔, 金城 秀彬, 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 159
Keyword遺伝的アルゴリズム, 短時間労働者勤務表, 多段階最適化
Abstractパートや、アルバイトなどの短時間労働者が多く勤務しているホームセンターなどの事業所では、人によって異なる希望勤務時間帯、異なる熟練職種などを考慮して、異なる業務を労働者に割り当てるための勤務表が必要である。勤務表の作成は、現在、人の手によって作成されており、多大な時間と労力を要している。我々の調査では、1日分(50人分、11時間)の勤務時間割り当てを熟練者が作成した場合、約30分〜1時間を要することが分かった。本研究では、共存型遺伝的アルゴリズムによって短時間労働者勤務表を最適化する手法について検討する。短時間労働者勤務表の作成を計算機により自動的に行い、人的・時間的コストの削減を目指す。

24-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名GPを用いた株式短期トレンドにおける取引戦略最適化
著者*藤平 康平 (鳥取大学大学院工学研究科), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学)
Pagep. 160
KeywordGP, 遺伝的プログラミング, 株式取引
Abstract株式取引を行う際,刻々変動する株価の中で適切なタイミングで売買を行うことが要求される.その中で投資効果を高めるためには,様々な状況を分析し,将来の株価を予測することが必要となる.また,日本市場の株価を予測するためには,日本の株式市場が開く前に既に終了した前日のアメリカ市場の動きを考慮に入れる必要がある.これは,日本の株式市場がアメリカ市場に強く影響を受けるためである.本研究では,アメリカの株価指数であるダウ平均株価,円相場を考慮に入れ株式取引を行うことで,実際に日本の株式取引に対して有効であるかを検証する.取引戦略として進化計算手法の一つである遺伝的プログラミング(GP)を用いて,短期トレンド取引を最適化することを試みた.

24-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名遺伝的プログラミングを用いたグローバル人的資源管理システム
著者*小谷 悠太 (鳥取大学大学院工学研究科), 木村 周平 (鳥取大学大学院工学研究), 松村 幸輝 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 161
Keyword人的資源管理, 遺伝的プログラミング


部門: セッション 0603  24. ファジィ・AI・GA-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 508室 (→地図)
座長: 宮原 哲浩 (広島市立大学)

24-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名PA法を適用した共存型GAを用いた看護師勤務表の最適化に関する検討
著者*金城 秀彬, 田中 直文, 中嶋 亮輔, 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 162
Keyword看護師勤務表問題, 共存型GA, ペナルティ関数調整アルゴリズム
Abstract現在、多くの総合病院では看護師勤務表の作成は、看護師長などの管理者によって人為的に行われている。看護師勤務表を作成する際には,多くの要件を考慮する必要があるため、多大な労力と時間を浪費している。これに対し、計算機を用いて勤務表を自動作成することにより労力の削減を試みる研究が行われている。本研究では共存型遺伝的アルゴリズム(共存型GA)を用いて最適な勤務表の作成を行う。また特定のペナルティ関数に対し、係数の自動調整を行うアルゴリズムについて検討する。

24-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名共存型GAによるナース・スケジューリングの対話型手法を用いた解の修正
著者*渡部 総一郎, 山内 仁, 金川 明弘 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagepp. 163 - 164
Keywordナース・スケジューリング, 共存型GA, 対話型手法
Abstract大規模な病院における看護師の勤務表作成は,多種多様な制約を考慮せねばならず,作成者(主任看護師)の大きな負担となっていた.作成者の労働負荷軽減のために計算機による看護師勤務表作成の補助が行えるようナース・スケジューリング問題として定式化され,共存型GAによってある程度の成果を出していた.しかし計算機によって解を求める際に,労働基準法に基づく制約条件などを満たす解を得ることはできるが,作成者の感覚によって定められる部分を反映するには計算機と作成者が対話を行いながら解を作成することが望まれる.本研究では,そのような作成者の感覚を反映する対話型手法を用いて共存型GAによって得られた解の修正法を提案する.

24-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名GPを用いた英日翻訳パターンの自動生成
著者*植村 亮之, 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学大学院)
Pagep. 165
Keyword遺伝的プログラミング, 英日翻訳

24-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名人的資源管理システムによるヨーロッパとアジアの 派遣要員の適性の比較
著者*南 嘉一 (鳥取大学工学部知能情報工学科知識工学), 小谷 悠太 (鳥取大学大学院工学研究科), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学)
Pagep. 166
Keyword人的資源管理, GP, 最適化

24-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名自己組織化マップを用いた遺伝的アルゴリズムとその探索過程の可視化
著者*植田 祥明, 久保田 良輔 (宇部工業高等専門学校)
Pagepp. 167 - 168
Keyword遺伝的アルゴリズム, 自己組織化マップ, 再生
AbstractA new reproduction method of a real-coded genetic algorithm (RCGA) is presented. The proposed reproduction employs a self-organizing map (SOM) to maintain a genetic diversity of population and to visualize a complexity of cost function. In the proposed method, the chromosomes of next generation are generated by the learning of the modified SOM. The effectiveness and the validity of the proposed method are verified by applying it to optimization problems of continuous benchmark functions.

24-11 (時間: 14:05 - 14:18)
題名タイプ2ファジィ真理値の光による表現について
著者*木下 亮 (広島工業大学大学院), 荒木 智行, 玉野 和保 (広島工業大学)
Pagepp. 169 - 170
Keywordファジィ真理値, タイプ2ファジィ真理値, ファジィ論理, 光情報処理
Abstractファジィ集合の概念が提出された直後からファジィ論理の研究が盛んに行われてきた.それらの研究の中では,タイプ2のファジィ真理値が重要な役割を果たしてきている. 著者らは,これまで向殿,菊池により提案されたファジィインターバル論理(FIL),小田により提案された超論理空間(HLS)の区間真理値の表現として,Mizrajiのベクトルファジィ真理値,RamotらやDickの複素ファジィ真理値の概念を導入した表現の研究を行ってきた.本稿ではさらに,台形真理値,言語真理値など主なタイプ2ファジィ真理値の表現としてのベクトル表現を考察する. また,本稿では,近年,長距離通信やICチップ内のデバイス間の通信手段として有効であると注目されている光通信で,タイプ2ファジィ真理値を2値論理の近似ではなく,物理的に測定可能な光ファジィ量として表現する手法を提案する.これらを発展させて複素ファジィ真理値を物理的に実現させる光学的操作についても検討してゆく.


部門: セッション 0604  24. ファジィ・AI・GA-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:35
部屋: Nexus21 508室 (→地図)
座長: 片山 謙吾 (岡山理科大学)

24-12 (時間: 14:30 - 14:43)
題名特徴的なTTSPグラフパターンを獲得する進化的手法について
著者*永井 聡, 宮原 哲浩 (広島市立大学)
Pagep. 171
KeywordTTSPグラフパターン, 進化的手法, 機械学習
AbstractTTSPグラフ(Two-Terminal Series Parallel graph)は,電気ネットワークやスケジューリングをコンピュータで扱う際にデータモデルとして用いられることが多い.TTSPグラフに構造的な変数の概念を導入したグラフパターンをTTSP項グラフという.本研究では,正事例と負事例から特徴的なTTSP項グラフを獲得する進化的手法を提案する.

24-13 (時間: 14:43 - 14:56)
題名新指数型進化的プログラムの有効性に関する研究
著者*西川 裕介 (呉工業高等専門学校専攻科 機械電気工学専攻), 井上 浩孝 (呉工業高等専門学校)
Pagepp. 172 - 173
Keyword進化的プログラミング, 戦略パラメータ, NEP, nsEEP

24-14 (時間: 14:56 - 15:09)
題名GPを用いた株式ポートフォリオの売買戦略最適化
著者*足立 真仁 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 174
Keyword株, GA, GP

24-15 (時間: 15:09 - 15:22)
題名遺伝的アルゴリズムを用いたグローバル経営人材適性評価システム
著者*衣笠 智 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻), 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学)
Pagep. 175
KeywordGA, 海外派遣, 経時変化
Abstract経済のグローバル化に伴い,現地法人トップの育成が重要課題となっている. 現地法人トップとして派遣される人の多くは日本国内の部課長クラスであり,トップマネジメント経験のないまま派遣されるケースも多い.本研究では,派遣候補者の適応性を事前に分析することによって候補者の選抜を効率的に行うとともに,被派遣者としての能力育成を支援する評価システムを構築することを試みる.本システムは,データマイニングの分類問題解決手法に基づき,知的原理として評価基準に決定木手法を用いて,これを遺伝的アルゴリズム(GA)で最適化するものである.

24-16 (時間: 15:22 - 15:35)
題名スーパーパズにおけるゲーム木の局面数について
著者*新谷 敏朗 (福山大学工学部情報工学科)
Pagep. 176
Keywordスーパーパズ, ゲーム木, 深さ優先探索
Abstractスーパーパズはトランプの一人遊びである。52枚のカードをシャッフルしてすべて表向きに並べた4行13列の初期局面からルールに従ってカードを移動していき,所定の成功局面に至ることが目的である。ゲーム木の節点数が非常に多くなるため,成功可能と予想されるがまだ解が得られていない局面が存在する。ルール上列数を減らしてもプレイが可能である.最近のハードウェアの進歩により,ワークステーションレベルの計算機でも8列ないしは9列までは全探索が可能になってきている.ここでは,スーパーパズのゲーム木における局面数を4列から8列について計算した.その結果,フルサイズの13列では局面数は最大10の11乗のオーダーになることが予想される.


部門: セッション 0702  20. 計算機工学-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 509室 (→地図)
座長: 亀井 清華 (広島大学)

20-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名制御ハザード回避のためのSystemVerilog アサーション
著者*冨岡 涼太, 高橋 隆一 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagep. 177
Keyword設計検証, SystemVerilog アサーション, RISC, マイクロアーキテクチャ
Abstract近年プロセッサの大規模化や複雑化に伴い検証とテストが重要な課題となっている.本研究ではRISCマシンにおいて要となる制御ハザードを回避するためのSystemVerilog アサーション (SVA) の構成を模索した.一般の場合については,SVA 構成の指針があるが特定のマイクロアーキテクチャを対象とする構成方法については指針がない,本研究では設計作業の補助となるようなSVAの構成を試みた.PCがどのように更新されるかの場合分けをアサーション構成の指針とした.場合分けは3通りとなった.要となる制御ハザードに注目することで,RISCマイクロアーキテクチャを短期間に設計することができた.より広範なアサーションを組織的に構成する手法の開発などが今後の課題である.

20-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名CISCマイクロアーキテクチャ検証のためのSystemVerilogアサーション
著者*松岡 泰生, 高橋 隆一 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagep. 178
Keyword設計検証, SystemVerilogアサーション, CISC, マイクロアーキテクチャ
Abstract設計の大規模化に伴い検証とテストが重要な問題になっている.1990年代には論理合成技術が普及した.検証技術はこれに続く技術である.本研究ではCISCマイクロアーキテクチャ検証のためのSystemVerilogアサーションの構成を模索した.本研究で用いた検証方法はアサーションベース検証(ABV)と呼ばれるものである.アサーションは検証対象の設計が満たすべきプロパティである.ABVは検証対象に対して仕様が満たされているかをチェックする.設計した4段パイプラインのCISCマイクロアーキテクチャにおけるデータの受け渡しに注目することで検証が有効に行われることを示した.本研究ではある結果に対する要因が存在するというスティミラス動作のアサーションを工夫した.

20-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名計算精度低下を検出するPCエミュレータの開発
著者*松田 稔彦, 北村 俊明 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 179 - 180
Keyword精度解析, エミュレーション
Abstractコンピュータの数値計算,特に浮動小数点演算において,計算結果に誤差が含まれる場合がある.浮動小数点演算を規格化したIEEE754では,桁落ち,情報埋没は検出不可能なため,計算結果の信頼性保証が不十分である.本研究の目的は,計算精度低下の検出が十分に可能な計算環境の構築である.そして,オープンソースのPCエミュレータであるQEMUに検出システムを実装した。QEMU上で実行する浮動小数点演算に精度低下が発生した場合,検出が可能である.検出システムの実装後,計算結果に誤差が発生するワークロードを実行し,計算精度低下の検出に成功した.今後は精度低下が発生した箇所をユーザにわかりやすく提示する機能の改良等が必要である.

20-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名アーキテクチャシミュレータレベルにおける消費電力推定の研究
著者*木村 光隆, 寺内 衛, 北村 俊明 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 181 - 182
Keyword消費電力予測, 回路シミュレーション, アーキテクチャレベル
Abstract消費電力削減という課題に対して,設計者は早い段階から消費電力について検討する必要がある.本研究では消費電力を設計早期段階から検討できるようにするためサイクルレベルアーキテクチャシミュレータに組み込むことのできる簡易的なモデルの提供を目指す.先行研究では各モジュールにおいて詳細な電力解析を行なわず、実行されたかどうかだけを扱っている.そこで,今回,連想メモリ(Content Addressable Memory)を設計し回路シミュレータSPICEを用いて消費電力を測定する環境を構築し,入出力のデータパターンに対して電力消費がどのように変化するかを表わす電力評価関数を検討した.

20-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名動的再構成型並列処理プロセッサDRCAP2における命令レベル並列処理
著者*有江 吉範 (岡山県立大学大学院), 森下 賢幸, 小椋 清孝, 伊藤 信之 (岡山県立大学)
Pagep. 183
Keyword命令レベル並列処理, 動的再構成
Abstract近年、プロセッサの高速化が要求されている。 本稿では、セルアレイを用いた並列化処理と動的再構成技術を用いたパイプライン処理を同時に実行することで、高速な演算を実現するためのプロセッサDRCAP2(2nd generation Dynamically Reconfigurable Cell Array Processor)の提案をしている。本稿では、DRCAP2に適した命令レベル並列処理の実行方式につて提案し、シミュレーションにより、逐次処理と比べ、高速化されることが確認できた。


部門: セッション 0703  20. 計算機工学-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:05
部屋: Nexus21 509室 (→地図)
座長: 趙 悦 (広島工業大学)

20-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名GPU上での3次元流体シミュレーションの高速化
著者*松村 創 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagep. 184
KeywordGPGPU, CUDA, 並列処理, 流体シミュレーション, 格子ボルツマン法
AbstractCPUと比べてピーク性能が高く,かつ価格性能比でも優れたGPUを用いた汎用計算に注目が集まっている。本研究では,膨大な計算量が必要な3次元流体シミュレーションを,CUDAによりGPU上に実装して高速化を試みた。流体シミュレーションの手法として格子ボルツマン法を用い,モデルとしてカルマン渦を扱った。処理中の一連の計算間には依存関係があるため,各計算の終了時に同期をとる必要があるが,本研究では,各計算をGPU上の独立した関数として実装することでこれを解決した。計算結果の可視化によりカルマン渦の発生を確認でき,GPU(Tesla C2050)を用いた場合,CPUに対して約4倍の高速化が実現できた。

20-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名地域ネット結合計算クラスタにおける負荷分散を考慮した投機実行方式の特性解析実験
著者*麦谷 智行, 藤井 昭仁 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科 機械情報システム工学専攻), 目木 信太郎 (岡山県立大学 情報工学部 情報システム工学科)
Pagepp. 185 - 186
Keywordグリッド, 並列

20-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名大規模計算グリッドのための負荷変動を考慮した 投機実行方式の開発
著者*茅野 翔太, 日比 貴士, 麦谷 智行, 目木 信太郎 (岡山県立大学情報系工学研究科機械情報システム工学専攻)
Pagepp. 187 - 188
Keywordグリッド計算システム
Abstractグリッド計算システムとは,LAN やインターネット等 で接続されたPC 等の計算機資源を集合化することにより, 大規模計算群を仮想的に構築する分散コンピューティン グシステムである. 本研究では,グリッド環境下の大規模PC クラスタ並列 計算処理における個々のPC 上での目的計算とは異なる主 計算外のCPU 負荷の発生などの計算不安定性問題を回避 するための投機実行式の大規模安定計算法の開発および 模擬環境における評価実験を行った.

20-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名JPEG 2000におけるDWTのGPUへの実装と評価
著者*福田 龍祐, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagepp. 189 - 190
KeywordGPU, GPGPU, CUDA, JPEG 2000
Abstract近年,静止画像圧縮技術が様々な分野に広く普及する中で,JPEG 2000が標準化された.また,近年のGPUの性能向上に伴い,GPGPUに関する研究が注目されている.また,CUDAやOpenCLなどGPGPUの開発環境が整い,GPGPUの研究,開発が容易となってきた.本研究では,JPEG 2000エンコーダにおける高負荷な処理の1つであるDWTのGPUへの実装と,それによる性能を評価した.CPUおよびハードウェアへ実装した場合について比較を行った結果,処理性能はハードウェア実装には劣るものの,CPUのみでの処理と比べ約9倍程度の処理性能を得た.

20-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名Left-Looking法によるLU分解のGPU実装と評価
著者*友野 純, 渡邊 誠也, 名古屋 彰 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 191 - 192
KeywordLeft-Looking法, LU分解, GPU
Abstract近年,単精度における高い並列演算性能をもつGPUの新しいアーキテクチャが開発され,キャッシュの強化がなされた.そこで本研究では,強化されたGPUのキャッシュに着目し,LU分解の求解法の一つであり,参照の局所性が高いとされるLeft-Looking法を用いてGPUで並列処理をするプログラムの実装を行い,他の求解法との比較を行うとともに,キャッシュの効果について評価を行った.その結果,Right-Looking法と比較すると,Left-Looking法ではGPU内の大量のコアを有効に活用することが困難であり,性能的には大幅に見劣りするものとなった.また,強化されたキャッシュの有無による性能差はわずかなものであった.


部門: セッション 0704  20. 計算機工学-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:35
部屋: Nexus21 509室 (→地図)
座長: 濱�� 利彦 (広島工業大学)

20-11 (時間: 14:30 - 14:43)
題名障害潜在時間を考慮したクラスタシステムにおける多重障害からの回復技術
著者*別所 典明, 土肥 正 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻)
Pagep. 193
Keywordチェックポイント, 障害潜在時間, クラスタシステム, 期待オーバーヘッド, 環境分散
Abstract本稿では,歪チェックポインティング(Skewed Checkpointing;SC)\cite{Nakamura_2004}に着目する. 一般的に,システム障害において障害を引き起こす誤ったデータ等が埋め込まれた後,実際に障害が起きるまでには障害潜在時間が存在する.クラスタシステムにおいて CP 配置手法を決定する場合,障害潜在時間は回復動作に影響を与える.そこで本稿では, クラスタシステムにおける CP 配置手法のひとつである SC モデルに対して,障害潜在時間を考慮した信頼性モデルを提案する.さらに, CP 配置を伴うクラスタシステムにおける期待オーバーヘッドを厳密に導出し,期待オーバーヘッドを最小にする最適な CP 配置計画を求める.

20-12 (時間: 14:43 - 14:56)
題名Markovian Analysis of Prefix-Consistent Snapshot Isolation
著者*Chao Luo, Hiroyuki Okamura, Tadashi Dohi (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University)
Pagep. 194
KeywordDatabase isolation, Snapshot isolation, Performance evaluation
AbstractIn this paper, we consider continuous-time Markov chain models of PCSI and CSI. According to probabilistic analysis, we derive the system throughput in steady state for each model.

20-13 (時間: 14:56 - 15:09)
題名MapReduceを用いた並列処理に関する研究
著者*角 佳代子 (松江工業高等専門学校専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 195 - 196
KeywordMapReduce, グラフ同型性判定問題, 並列処理
AbstractMapReduceとは、コンピュータクラスター上で大規模なデータの分散処理を行うために、Google社によって考案されたプログラミングモデルである。このMapReduceは、もともとGoogle社のサーバ処理のために考案されたものであるが、膨大な量の計算を必要とする数学的問題にも応用することができる。その例がグラフ同型性判定問題である。このグラフ同型性判定問題にMapReduceを適用することで、MapReduceの有効性について検証する。

20-14 (時間: 15:09 - 15:22)
題名Lindaモデルに基づいたグリッドコンピューティングの研究
著者*郷原 哲也 (松江工業高等専門学校 専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校 情報工学科)
Pagepp. 197 - 198
KeywordLindaモデル, Grid Computing, グラフ同型性判定問題
Abstract近年における計算機ハードウェアの性能向上の大部分は,複数の演算を同時実行する並列プログラミングや、複数の計算機資源を複合するGrid Computingなどの技術によりによって得られている。 本研究は,LindaモデルとGrid Computingについて学び,複数の高速演算装置を統括する計算システムの実装とその性能評価を行う事を目標とする.具体的には,並列プログラミングの1モデルであるLindaモデルをGrid Computing手法に応用し,Cell/B.E.を始めとする複数の高速プロセッサをネットワーク越しに結ぶことで仮想的なコンピュータを実装し,並列処理による処理効率の変化を調査する.

20-15 (時間: 15:22 - 15:35)
題名ネット長分布に注目したマルチコアプロセッサ環境におけるLSI並列概略配線の実行速度の解析
著者*新谷 康弘, 稲木 雅人, 若林 真一 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 199 - 200
Keywordマルチコア, マルチスレッド, 配線設計, LSI設計
AbstractLSI設計における配線設計は,与えられた素子配置に対して,素子間をつなぐ配線経路を決定する工程である.近年ではLSIの高集積化により配線数が膨大となり,コンピュータによる自動設計が行われるが,依然として設計に長期間を要している.そのため,並列コンピュータやPCクラスタを用いた並列処理による実行時間の削減が試みられてきた. 本研究では,マルチコアプロセッサ環境における配線設計の高速化を目的とする. まず既存の並列配線アルゴリズム\cite{BK1}に対して予備実験を行った結果,逐次処理と比較した場合の実行時間の削減率は処理の対象となる回路によって異なることが分かった. そこで本研究では回路の特徴を示す指標として,ネット長の分布に着目し,ネット長の分布と使用するコア数(スレッド数)に対する実行時間の関係を解析する.解析結果に基づいて,アルゴリズムの適切なパラメータ値の導出やアルゴリズム自体の改良を行うことで実行時間の短縮を目指す.


部門: セッション 0801  28. 教育・研究-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:05
部屋: Nexus21 510室 (→地図)
座長: 竹野 英敏 (広島工業大学)

28-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名ネットワークを用いた遠隔学校間ラジコンカー制御授業
著者*樫本 正太 (岡山商科大学大学院 商学研究科), 小松原 実 (岡山商科大学), 中原 修二 (岡山市立妹尾中学校)
Pagepp. 201 - 202
Keywordラジコンカー, インターネット, コンピュータ制御, 遠隔教育, TV電話
Abstract本研究ではインターネットを通して中学校と大学を結び、中学校の技術科の授業において遠隔操作でラジコンカーを制御する遠隔学校間授業を実施し、実験的に本システムを運用した。双方の会場に設置してある2台のWebカメラによりラジコンカーのコース映像と会話用の映像を双方向インターネットTV電話で相手側に送信する。生徒は会話の映像で補助者と交流し、大型スクリーンに映し出されたコース映像を確認しながら大学のコース走行を行った。その結果、TV電話の映像を通して大学側のラジコンカーの遠隔制御を生徒が行うことが可能であることが確認できた。

28-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名2次元バーコードを用いた科学技術教育用ラジコン制御システム
著者*清水 智美 (岡山商科大学大学院 商学研究科), 小松原 実 (岡山商科大学 経営学部)
Pagepp. 203 - 204
Keyword科学技術教育, 制御, 体験, 二次元バーコード, ラジコン
Abstract子供たちに科学や情報技術に興味を持たせることができるよう,安価なラジオコントロール方式の組み立て玩具を教材として用い、これを動かすデータを子供たち自身が作成し、PCで制御するシステムを開発した。データの作成は2次元バーコード(QRコード)を利用し、作成したデータをホワイトボードに貼り付けるという作業で行った。これを実際にイベントにおいて試験運用を実施した。ホワイトボードを利用することで、キーボードを操作する必要なく低年齢層の子供にも十分に利用可能であった。

28-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名SNSの登録数から見た受講態度と成績の自己評価の関係
著者*中村 勇太 (広島国際大学)
Pagepp. 205 - 206
KeywordSNS, SNSの登録数, 受講態度, 成績の自己評価

28-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名VOD講義のPowerpointと発話に対する難易度評価手法
著者*木藤 善信, 中西 聖明, 木村 祐介 (岡山理科大学院), 椎名 広光, 北川 文夫 (岡山理科大学)
Pagepp. 207 - 208
Keyword日本語難易度, VOD, 日本語能力検定

28-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名情報基礎教育におけるCSアンプラグド教材の開発−コンピュータウイルスの波及と防御を体験するゲームの制作ー
著者*松本 汐路, 小川 仁士 (県立広島大学経営情報学部)
Pagepp. 209 - 210
Keyword情報教育, 教材開発, アンプラグド, ウイルス, ゲーム
Abstract大学の情報基礎教育においては,単にコンピュータなど既存の情報通信機器の使い方を教えるのみでなく,そこに使われている情報科学技術の要点をも教える必要がある。しかしながら,従来の座学に頼った授業形態では,学生の学習意欲をかなり高めない限り十分な教育効果を期待することはできない。本研究では,情報科学技術の教育効果の向上を目指し,学生が自ら体験し考察することのできるアクティビティ中心の授業を行うことを前提に,実際の授業の中で利用可能な教材の開発を行った。具体的には,コンピュータウイルスの波及とウイルス対策ソフトの防御の仕組みをボードゲーム形式で体験学習できる教材を開発し,実験を通して有効性を検証した。


部門: セッション 0802  28. 教育・研究-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 510室 (→地図)
座長: 椎名 広光 (岡山理科大学)

28-6 (時間: 10:30 - 10:43)
題名大学生のコンピュータ操作能力の推移に関する調査
著者*吉長 裕司 (三井造船株式会社/玉野事業所経理部システムグループ), 松澤 康夫 (岡山県立大学/保健福祉学部), 金川 明弘 (岡山県立大学/情報工学部情報通信工学科)
Pagepp. 211 - 212
Keywordコンピュータ操作能力, アプリケーションソフト, 大学生, 情報基礎教育, 高校教科情報
Abstract岡山県立大学保健福祉学部3年生を対象にコンピュータ操作能力の質問紙調査を実施し,1年前期の情報基礎科目受講前後の質問紙調査と比較分析した.その結果、操作得点は,受講前には低いレベルであるが,受講後,大幅に向上する.しかし,3年次になるとレベルが低下することがわかった.3年次の操作得点により,対象者は高得点群,中得点群,低得点群に分かれ,高得点群は栄養学科を中心とした学生で,2年次にアプリケーションソフトを使用する機会が多い学生であり,そのような機会が最も少ない低得点群の学生は,3年次には1年前期の受講前の操作レベルまで低下することがわかった.

28-7 (時間: 10:43 - 10:56)
題名ストリーミングコンテンツ製作・配信実習支援システムRepad-M
著者*小松原 実 (岡山商科大学)
Pagepp. 213 - 214
Keywordストリーミング配信, 映画製作実習, Webアプリケーション, 学習支援, 動画コンテンツ
Abstract動画コンテンツのストーリーと絵コンテの作成、撮影、PC上での編集、Webサーバーへのアップロードといった一連の作業を学生が行ない、最終的にはインターネット上のWebサイトで視聴できる状態にするところまでを実習する内容を実施してきた結果を踏まえ、動画配信コンテンツの作成を行う講義・実習を行う際の,配信設定ファイル作成作業などに対する学生および担当者の負担を軽減するためのWebアプリケーションRepad-Mを開発した。このシステムでは,ファイルのアップロード,ダウンロードなどをFTPを使うことなく行うことができ、設定ファイルの編集などもWebページのフォーム上で作業できるため,自宅等でも容易に作業を行うことができる。

28-8 (時間: 10:56 - 11:09)
題名ボトルネックを題材としたCSアンプラグド新アクティビティの提案
著者*川上 茜 (松江工業高等専門学校専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 215 - 216
KeywordComputer Science Unplugged, 情報教育, ボトルネック, ボードゲーム
Abstract近年,コンピュータ関連技術に興味を持たない子供が増えており,大学での情報系学部離れが問題となっている.この問題を解決するためには,子供にとって楽しく,わかりやすくコンピュータ関連技術を教えるための工夫が必要である.このような工夫の一つとして,机上でできる遊びを通してコンピュータ関連技術を教える,Computer Science Unpluggedという教育法がある.本研究では,Computer Science Unpluggedの更なる普及に貢献することを目的とし,新たなアクティビティを提案する.アクティビティのテーマとしてボトルネックを取り上げ,子供にわかりやすくボトルネックを教えるための教材として,松江市の地理的特徴を模したボードゲームを考案した.

28-9 (時間: 11:09 - 11:22)
題名フィジカルコンピューティングによるアーチェリー押し手変動の可視化
著者*児玉 泰史 (松江工業高等専門学校), 角田 一平 (山陰ケーブルビジョン株式会社), 宮内 肇 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 217
Keyword部活動, アーチェリー, フィジカルコンピューティング, センサ, 可視化
Abstract高専・高校の部活動において,アーチェリー競技に専門性があるコーチが就くことは非常に稀である.高校の緒大会に参戦しても,コーチが就いている高校が成績の上位を占める.また,アーチェリーは危険性をともない,設備面等からも制約を受け,競技力向上の指導に悩んでいる. この射的競技は,矢を射るための射形という動作が存在する.本研究では, フィジカルコンピューティングによる工学的手法を用いて,コーチの指導がない状況下では,自分で認識することが難しい,得点に大きく影響を与える射形の重要な要素である「押し手」の状態を時系列にグラフ化・可視化することを試みた.これにより自分のくせを認識して改善することができる。

28-10 (時間: 11:22 - 11:35)
題名生放送用リアルタイム学年別ルビ付き字幕システムの試作
著者*小林 正幸, 三好 茂樹, 石原 保志 (筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター), 柴田 邦博 (スピードワープロ研究所), 根本 浩司, 矢野 智之 (エル・エス・アイジャパン)
Pagepp. 218 - 219
Keyword生放送, リアルタイム, ルビ, 学年別, 字幕
Abstract筆者らは,生放送のテレビ番組に,速記用キーボードに入力された文字列を,リアルタイムで,仮名漢字交じり文と,学年別に対応した漢字のみに自動でルビを付加して提示する生字幕放送用のリアルタイム学年別ルビ付き字幕システムを試作した。ルビを付加する場合は,特定なキー入力は不要で,一般に使用されているワープロの入力方法で,仮名漢字交じり文と,学年別に対応した漢字のみにルビを自動的に付加して提示できる。ルビは,すべての漢字にルビを付加する全ルビ,小学1年〜6年,中学,高校までの9レベルの中から1つを設定できる。本論文では,このシステムの構成と動作,字幕提示について報告する。


部門: セッション 0803  25. ニューラルネット-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:05
部屋: Nexus21 510室 (→地図)
座長: 原 肇 (広島工業大学)

25-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名自己組織化ニューラル木立を用いたパターン認識に関する研究
著者*古岡 佳大 (呉工業高等専門学校専攻科), 井上 浩孝 (呉工業高等専門学校)
Pagepp. 220 - 221
Keywordパターン認識, 集団学習
Abstract近年,パターン認識の技術は文字認識・画像認識な ど様々な分野で使われている. またその高度化に対す る要求や期待も高まりつつあり,パターン認識の研究 は活発になってきている.そして,パターン認識にお ける代表的な手法の一つにニューラルネットワークが あげられる.ニューラルネットワークの歴史は古く,それを用い たパターン認識の方法も多種多様であるが,本研究で はT.Kohonen によって提案された自己組織化マッ プ(SOM)を応用し,Wen らによって提案された木 構造の自己生成ニューラルネットワーク(SGNN) を複数用いてアンサンブル学習によって認識精度を高 めた自己組織化ニューラル木立(SONG) を扱うこと にする. SGNN は与えられた訓練データセットより, 自動的に自己生成ニューラル木(SGNT) を構築する ことで,訓練データの特徴空間を木構造内に写像し, 高速な学習特性を持つ識別器である. SGNN は,その 各パラメーターも自動的に木構造で設定し,さらに, 訓練データの提示も1 度で良いので,計算時間が早 く,それゆえに高速処理を行うことのできる識別器で ある.また,仏圜・井上らはアンサンブル学習を用い てSGNN の汎化誤差を改善したSONG を提案し,そ の有効性を示した.本研究では,SONG の更なる 可能性及び効率化を追求し,検討する.

25-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名自己組織化ニューラル木立を用いた追加学習特性に関する研究
著者*川口 哲史 (呉工業高等専門学校 専攻科), 井上 浩孝 (呉工業高等専門学校)
Pagepp. 222 - 223
Keywordニューラルネットワーク, 木構造, パターン認識, 追加学習, 自己組織化
AbstractIn this paper, we show that incremental learning characteristics of Self-Organizing Neural Groves(SONGs). The SONG uses Self-Generated Neural Networks(SGNNs) with tree structure. It automatically constructs Self-Generating Neural Tree(SGNT) from given training data. Neural trees generate leaves in the tree structure in series from given training data, and the feature space of the data automatically maps the tree structure. Experimental results show that SONG can improve both the classification accuracy and the data compression ratio.

25-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名ニューラルネットワークを用いたがん細胞の認識検証
著者*井川 翔平 (大島商船高等専門学校/情報工学科), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校/商船学科), 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校/情報電子工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院/理工学研究科)
Pagepp. 224 - 225
Keywordがん細胞, 分類, LSC, 認識
Abstractがんの検査や治療方法,治療薬の開発などのために現在では,がんを細胞レベルで分析する研究が進められている.多くの医師がレーザースキャニングサイトメーター(LSC) を用いてがん細胞のタンパク質とその凝集度情報に着目し,分類を試みているが未だに有効な結果を得るまでには至っていない.その理由として,LSCから得られるがん細胞のデータは膨大なものであり,有効な特徴抽出が必要であったことが考えられる.そこで本研究では,LSCから抽出されたがん細胞の面積(Area),たんぱく質量(Integral),凝集度(MaxPixel)のデータからがん細胞の特徴抽出を行い,認識実験を試みた.特徴抽出の有効性の検討は,ニューラルネットワークを用いて行ったので報告する.

25-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名リカレント型神経回路網におけるカオス的ダイナミクスを媒体とした信号伝搬
著者*杣 賢一郎 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 226
Keywordカオス, ニューロ, 信号伝搬
Abstract近年,人間の脳内でカオス現象が観測され,カオス現象と人間の脳の高度な情報処理能力に関連性があるのではないかという考える研究者がいる.本研究では,脳内情報伝達(脳内コミュニケーション)に注目し,計算機上に脳の神経回路網を参考にした神経回路網モデルを構築した.このモデルを用いてカオス的ダイナミクスを発生させ,相関解析を行うことで脳内コミュニケーションの仕組みへのアプローチを試みた.

25-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名情報圧縮されたがん細胞情報のSOMを用いた分類検証
著者*吉田 卓洋 (大島商船高等専門学校/情報工学科), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校/商船学科), 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校/情報電子工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院/理工学研究科)
Pagepp. 227 - 228
KeywordSOM, LSC, がん細胞, 分類
Abstract我々の研究グループでは,これまでにレーザースキャニングサイトメータ(LSC)を用いてがん細胞に含まれるタンパク質情報を取得し,自己組織化マップ(SOM)を用いて分類を行うことで,医者が視覚的に分類判断を行うことが可能になるシステムについて提案してきた .しかしながら,ここで用いられるLSCから得られたタンパク質情報は,2次元画像へ変換し,SOMの入力信号として利用していたため,莫大な解析時間を要する問題があった. そこで本研究では,従来のタンパク質情報の2次元画像ではなく,タンパク質情報を維持しつつも情報圧縮を実現する手法を提案し,提案データがSOMの分類に与える影響について検討し,その有効性について調べたので報告する.


部門: セッション 0804  25. ニューラルネット-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:35
部屋: Nexus21 510室 (→地図)
座長: 久保田 良輔 (宇部工業高等専門学校)

25-6 (時間: 14:30 - 14:43)
題名階層型ニューラルネットワークを用いた複雑環境下におけるロボットの走行状況判断システム
著者*曽利 仁 (津山工業高等専門学校/情報工学科), 西本 安里 (津山工業高等専門学校/専攻科)
Pagep. 229
Keywordロボット, ニューラルネットワーク, 走行状況判断
Abstract人間は視覚や聴覚を通じて障害物の位置や速度などを認識し,障害物回避のために適切な行動を瞬時に決定している。このような人間の行動制御を工学的に模擬することができれば,ロボットの行動制御アルゴリズムとして適用可能と考えられる。これまでに,ロボットに搭載されているカメラから得られる画像情報より,ロボットの取るべき状況判断(前進,後退,右折,左折)の関連付けをニューラルネットワークより求める手法を提案している。しかし,環境によっては,人間と同様な状況判断を出来ない場合があり,ロボットの走行状況判断システムとしては不十分であった。本研究では,ロボットの状況判断に右斜め,左斜めの2方向を追加した状況判断システムを提案している。

25-7 (時間: 14:43 - 14:56)
題名三角多項式ニューロユニットを用いた階層型ニューラルネットワーク
著者*池田 明日美, 吉村 宏紀, 清水 忠昭 (鳥取大学), 松村 寿枝 (奈良工業高等専門学校), 岩井 儀雄 (鳥取大学)
Pagepp. 230 - 231
Keywordニューラルネットワーク, 三角多項式, 出力関数, 基底関数
Abstract現実の問題にNNを適用する場合、中間層ユニットの数をできるだけ少なくした構成にすることが望ましい。本研究では、ニューロユニットの出力関数に三角多項式を利用した三角多項式ニューロユニット(TPUnit:Trigonometric Polynomial Unit)を提案する。学習対象によってニューロユニットの出力関数を柔軟に変化させることで、最適な出力関数が分からない未知の問題に対して有効なNNを構成することが期待できる。いくつかの例題により TPUnitを用いた階層型 NNと、従来のシグモイド素子を用いたNNとを比較して、その有効性を明らかにした。

25-8 (時間: 14:56 - 15:09)
題名ニューラルネットワークによる簡易的株価予測についての検討
著者*村山 慶輔, 渡部 徹 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 232
Keywordニューラルネットワーク, 株価予測
Abstract本報ではニューラルネットワークを利用して簡易的に株価の騰落や変化量を予測することを試みた.株価予測を行うための学習データ長とデータの単位を決めるために日経TOPIXを対象に,学習期間とデータ単位を変更して予測試験を行った.その結果データ単位は週,学習データ長は50週が最も高い予測精度を示した.そこで,この条件で,東証一部上場の輸出銘柄10社について株価予測し,その結果,学習期間終了後第1週の株価変動率の方向一致率は77%であった.変動幅自体の予測精度は必ずしも高くはなかったが,予測に要する処理時間は学習時間も含めて5分以下であり,当初の目的であった簡易的に株価の騰落を予測することは達成された.

25-9 (時間: 15:09 - 15:22)
題名Construction of Neural Network Systems for Diagnosis of Lung Disease on the Bone
著者*谷口 正朗, 田中 章浩, 木下 健太郎, 岸田 悟 (鳥取大学工学部附属電子ディスプレイ研究センター)
Pagep. 233
Keywordニューラルネットワーク, 前処理, X線胸像写真, 医療診断システム, 汎化能力

25-10 (時間: 15:22 - 15:35)
題名進化的計算手法を用いたCNNの内部パラメータ探索と想起性能に関する研究
著者*渡邊 駿, 呉本 尭, 小林 邦和, 大林 正直 (山口大学)
Pagepp. 234 - 235
Keywordカオスニューラルネットワーク, 粒子群最適化, 遺伝的アルゴリズム
Abstract連想記憶モデルはヒントから記銘したパターンを連想することを可能にするモデルである.そのモデルとしてHopfieldネットワーク(HN)や合原らのカオスニューラルネットワーク(CNN)が挙げられる.HNは自身の出力状態をヒントに記銘したパターンを連想できる.一方でCNNは,ニューロンのカオス性を用いて記銘したパターンを動的,もしくは静的に想起することが知られている.しかし,CNNはその動的状態により記銘パターンがより完全な形で想起される頻度や精度が低くなる場合がある.本稿では,最適なパラメータを粒子群最適化もしくは遺伝的アルゴリズを用いた探索手法によるCNNの想起性能向上に関する結果を示す.


部門: セッション 0901  27. 計算機応用-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 511室 (→地図)
座長: 石田 和成 (広島工業大学)

27-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名Physically-based Rendering of 46 Degree Halos Originated from Ice Crystals in the Atmosphere
著者*GuoXin Sun, Hiroshi Furuta, Marcos Slomp, Toru Tamaki, Kazufumi Kaneda (Hiroshima University)
Pagep. 237
Keywordcrystal, hexagon, intensity, physically-based, area

27-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名GALSを対象とした高速かつ高精度な性能評価法
著者*古好 佑輔, 西田 展久, 近藤 真史 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 横川 智教, 佐藤 洋一郎 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagep. 238
KeywordGALS, STPN, 性能評価
Abstract本研究では,Stochastic Timed Petri Net(STPN)によりモデル化したGlobally Asynchronous Locally Synchronous(GALS)システムに対する性能評価法を提案している.この評価法では,行列表現されたSTPNに対する演算を繰り返すため,評価対象となるシステムが大規模化するに伴って,評価時間が増大する.そこで,本研究では,大規模システムの性能評価を実現する上での効率化手法を検討している.本手法を適応することで所要メモリ量を約3分の1に,評価一回当たりの所要時間を約4分の1に改善することができる.

27-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名マルチコアCPU対応プログラミングによるイオン光学シミュレータの開発
著者*岡本 雄司 (呉工業高等専門学校 機械電気工学専攻), 田中 誠 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 239
Keywordマルチコア, イオン光学シミュレータ, 並列プログラミング, 荷電ビーム工学, OpenMP
Abstract本研究はパーソナルコンピュータ向けの3次元イオン光学シミュレータの開発を行うものである。計算速度を向上させるために、OpenMPを用いてマルチコアプログラミングを行った。CPUの性能を活かすことができる計算パターンについて、同期を行わずに、計算不可である領域の計算を後回しにすることで、データ競合を防ぐこととした。すなわち計算中のメッシュに隣接する、参照中であるメッシュ領域の計算を後回しとすることで、同期をとらずに計算を高速化することに成功した。

27-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名多層プリント基板設計支援システムMULTI-PRIDEのためのレイアウト表示エディタの実装に向けて ─ 回路表示エディタの実装 ─
著者*大塚 崇明 (広島大学工学部), 加藤 智行 (広島大学大学院工学研究科), 高藤 大介, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 240
Keywordプリント基板, CAD
Abstract当研究室で開発してきた多層プリント基板設計支援シ ステムMULTI-PRIDE (MULTI layered PRInted wiring board DEsign system)において入力データはネットリストであ り,その生成や対応する回路図の表示には他の ソフトウェアの利用など多くの手間を要して いた.また,基板レイアウトについても矩形双対グラフをは じめ概略配線,詳細配線など様々なグラフ表示が必要とされ る.これまで個別の表示システムで対応してきたが,これら を「表示システム」として大枠でまとめておくことはシステ ム管理運営上有用であり,利便性を向上させる. その出発点として,MULTI-PRIDE を念頭において,回路 図の作成・修正機能,ネットリスト生成機能,ネットリスト のグラフ表示機能を有するエディタを実装する.本稿ではそ の実装方針を報告する.

27-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名入れ子矩形の内外周を結ぶ2 端子ネットの配線アルゴリズム
著者*花田 英人 (広島大学大学院工学研究科), 高藤 大介, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 241 - 242
Keywordプリント基板, 配線レイアウト設計, アルゴリズム, CAD
Abstractプリント基板の配線レイアウト設計に対する解法の1 つとして矩形双対グラフを用いた解法が提案されている.各部品間の配線は矩形双対グラフ上の隣接関係として表現され,部品矩形間の配線可能性は保証されている. しかし,部品矩形の外部から,矩形内部に置かれた実部品の端子までの配線可能性は保証されていない.本稿で扱う入れ子矩形配線問題は「部品矩形とその内部に置く部品のサイズと配置位置,実端子位置と外部矩形上の仮端子位置,これらの対からなるnetの集合N が与えられたとき,すべてのnetを部品矩形内で配線できるならばその配線経路を出力し,そうでないならば“配線不可”を出力する」問題である.ただし,部品矩形の外周上および部品上の配線は禁止する. 本稿では,入れ子矩形配線問題に対する効率的解法を提案する.

27-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名数値データのグラフ化プログラム
著者*堂元 将司, 佐藤 真司, 坪井 始 (福山平成大学)
Pagep. 243
Keywordグラフィックス, グラフ作成, PostScript
Abstractグラフィックス処理は、様々なプログラム開発の場面で必要となる。どのようなデバイスに出力するかによって、ライブラリを変更可能なプログラム構成とし、基本的なグラフィックス描画関数を作成した。ここでは、表計算ソフトウエアで用意した数値データのグラフ化をプログラム例として作成し、出力をPostScriptファイルとした。


部門: セッション 0902  27. 計算機応用-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 511室 (→地図)
座長: 高藤 大介 (広島大学)

27-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名レーザスキャンデータの圧縮方法の検討
著者*福間 淳人 (岡山理科大学工学研究科情報工学専攻), 島田 英之, 島田 恭宏, 大倉 充 (岡山理科大学工学部情報工学科), 吉川 慶 (ウエスコ地理情報事業部)
Pagep. 244
Keywordレーザ計測, 圧縮
Abstract近年、測量手段として、従来の地上固定式レーザ計測に加え、車両や航空機による移動レーザ計測も急速に普及しつつある。レーザスキャンで得たデータは膨大なので、実業務では汎用のファイル圧縮ツールが用いられる。しかし、ファイル全体が圧縮された状態では一部分の抜粋が難しく、小規模な携帯端末での扱いや、ネットワーク経由のストリーミング配信には向かない。そこで、レーザスキャンにより得た点群の空間的性質を利用し、十分な精度を維持したままデータ圧縮する方法を検討した。

27-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名モバイル端末上での実画像と点群データの重畳表示
著者*宮崎 恵司 (岡山理科大学工学研究科情報工学専攻), 島田 英之, 島田 恭宏, 大倉 充 (岡山理科大学工学部情報工学科), 吉川 慶 (ウエスコ地理情報事業部)
Pagep. 245
Keywordモバイル端末, 3次元点群, 表示
Abstractスマートフォンに代表されるモバイル端末の隆盛に伴い,撮影した場所に応じた情報がリアルタイムに表示されるセカイカメラなどのサービスも現れた。一方では,近年,測量のための新たな手段として航空機や車両による移動レーザ計測が積極的に導入され,各地の精密な3次元計測データの蓄積が進みつつあり,これを用いた新たな空間情報サービスも期待される。そこで本研究では,3次元計測で得られた膨大な点群データを,モバイル端末で撮影中の風景に重畳表示するための枠組みについて検討する。自然災害や施工の前後の様子を現地で比較したり,施工後の状態を端末から入力してサーバ上の施工前の測量データを更新したりする用途が考えられる。

27-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名3次元交叉を導入したVLSI初期配置手法
著者*上田 真琴, 太田 雅也 (広島工業大学大学院工学研究科), 大村 道郎 (広島工業大学工学部)
Pagep. 246
Keyword3次元VLSI, 初期配置, 遺伝的アルゴリズム, 3次元交叉
Abstract近年,VLSIの多機能化,高集積化を目的に,3次元VLSIの研究が行われている.本研究では,3次元VLSI初期配置問題に対し,3次元交叉を導入することにより,配線長の総和を最小化する遺伝的アルゴリズムを提案する.実験の結果,通常の順序交叉に比べ,平均22.3%改善することができた.

27-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名3次元VLSIフロアプラン手法
著者*山縣 信也, 中川 達也 (広島工業大学大学院工学研究科), 大村 道郎 (広島工業大学工学部)
Pagep. 247
Keyword3次元VLSI, フロアプラン
Abstract近年,VLSIの多機能化,高集積化を目的に,3次元VLSIの研究が行われている.本研究では,3次元VLSIフロアプラン問題に対し,接合面の大きさが揃っているモジュールを優先して接合していくことにより,チップ体積を最小化するフロアプラン手法を提案する.実験の結果,比較手法と比べて平均41.2%改善することができた.

27-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名公共交通機関利用援助システムの開発に関する研究 〜 探索経路の分割による高速な経路探索の実現 〜
著者*福田 暁, 高橋 健一, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagepp. 248 - 249
Keyword経路探索, バス路線, 経路分割, 公共交通機関, ダイクストラ


部門: セッション 0903  10. 通信システム-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 511室 (→地図)
座長: 武次 潤平 (岡山県立大学)

10-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名中山間地域WiMAXシステムにおける基地局配置の検討
著者*大平 智弘, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagep. 250
KeywordWiMAX, 基地局, 干渉, 中山間地域, CIR
AbstractWiMAXシステムを中山間地域に導入する場合について,岡山県赤磐市由津里地区を例にとり,基地局配置と干渉条件について検討した。伝搬路が可能な限り丘陵地などで遮られないように基地局を配置することが重要であること,同じ周波数を使用する無線システムが近接エリアに導入される場合,逆に,丘陵地等を利用して所要CIRを確保できるように互いの基地局を配置すれば,周波数利用効率を高められることが明らかとなった。

10-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名モバイルアドホック通信用送信端末選択型協調ビーム形成法の検討
著者*平井 大暁, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagep. 251
Keywordモバイルアドホックネットワーク, センサ, ビーム形成, BER特性
Abstractセンサネットワークにおいて,安定的な通信を実現する技術として,複数の送受信センサを協調させてビームを形成する送受信センサ協調ビーム形成法がある[1].本検討では,このビーム形成法をモバイルアドホック通信に適用し,送信側で伝搬状況の良好な送信端末を選択して協調を行う送信端末選択型協調ビーム形成法を提案する.モバイルアドホックネットワークにおいて協調送信端末を伝搬路状況により選択する送信端末選択型送受信協調ビーム形成法を提案した.シミュレーション評価により,送信端末間の送信位相誤差が大きい場合でも提案ビーム形成法が有効に動作することを示した.

10-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名周波数共用システムにおけるOFDM信号のスペクトラム整形手法
著者*駒林 利宣, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 252
Keyword周波数共用システム, スペクトラム整形, OFDMA方式
Abstract複数のシステムで同一周波数帯域を共用する周波数共用システムにおいて,他システムへの干渉を回避するため一部帯域の送信電力を低減する手法が研究されている.しかしながら,OFDMA方式の一部帯域で送信電力制御を行った場合, OFDM シンボル間の不連続性等により,隣接帯域からの干渉が発生する.本検討では,送信電力制御時に,制御帯域の両端でスペクトラム整形を行った場合の干渉電力低減効果について評価した. 周波数共用を行うOFDMA方式においてスペクトラム整形を行ったときの干渉電力低減効果を評価した. シミュレーションにより,8 サブキャリア分のスペクトラムを整形することにより,干渉電力を2dB 低減できることを明らかにした.

10-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名低消費電力マイクロサーバーの可用性に関する一考察
著者*松重 敬直, 陳 春祥 (県立広島大学/経営情報学部)
Pagepp. 253 - 254
Keywordマイクロサーバー, グリーンIT, 性能評価
Abstract本研究では、サーバーの「グリーンIT」化をテーマに掲げ、低消費電力マイクロサーバーの性能をIAサーバーとの比較を交えながら評価していく。サーバーとして必要なサービスを導入後、消費電力、webサーバーやSQLサーバーのベンチマーク、ファイル転送速度やネットワークスループットの観点から評価を行った。これらの結果より、低消費電力マイクロサーバーが、今後のネットワークシステムにどのように活かす事ができるかを検証した。

10-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名マイクロ波帯LN光変調器の結晶基板が高周波化・高感度化に与える影響
著者*新江 洋明, 生岩 量久, 神尾 武司, 藤坂 尚登 (広島市立大学)
Pagepp. 255 - 256
Keywordマイクロ波, 光変調器, 結晶基板, 高周波化, 高感度化
Abstract本研究室では番組伝送用マイクロ波帯(3~10GHz)で高感度動作する光変調器の研究開発を行ってきたが,7GHz以上での高感度動作を阻んでいる根本的な原因は不明のままであった[1].このため,等価回路の検討を行い,LN結晶基板の浮遊容量・インダクタンスによるものと考えられる直列共振が高周波化・高感度化に大きな影響を与える可能性があることなどを明らかにした.

10-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名地上ディジタル放送において直接波のサイドローブが遅延プロファイル測定に与える影響と対策
著者*春名 達明, 生岩 量久, 藤坂 尚登, 神尾 武司 (広島市立大学), 来山 和彦 (NHKアイテック大阪支社)
Pagepp. 257 - 258
Keyword地上ディジタル放送, 直接波, サイドローブ, 遅延プロファイル
Abstract地上ディジタル放送のSFN(Single Frequency Network)環境下あるいは地形・建物等からの反射による遅延波が到来する環境において、ネットワークの品質管理を行うためには遅延プロファイルの測定(遅延波の遅延時間とレベルの測定)が不可欠である。しかしながら、遅延波が直接波(希望波)に近接している場合には、遅延波が直接波のサイドローブに埋没し、測定が困難になるという課題がある。そこで、このような場合でも遅延波の電界強度測定を可能とする手法を新たに提案した。


部門: セッション 0904  10. 通信システム-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 511室 (→地図)
座長: 冨里 繁 (岡山大学)

10-7 (時間: 14:30 - 14:43)
題名地上ディジタル放送の遅延プロファイル測定において遅延時間がサンプリング間隔の非整数倍時に生じる誤差の検討と対策
著者*猪原 智志, 生岩 量久, 神尾 武司, 藤坂 尚登 (広島市立大学), 来山 和彦 (NHKアイテック大阪支社)
Pagepp. 259 - 260
Keyword地上ディジタル放送, 遅延プロファイル, サンプリング間隔, 非整数, 誤差
Abstract地上ディジタル放送の遅延プロファイル測定においてはレベルの測定精度を±1dB以内とすることが求められている.しかしながら,遅延波の遅延時間がサンプリング間隔の整数倍でない場合,すなわち遅延時間に端数が生じる場合には,遅延波インパルスレベルに誤差を生じる.この誤差は所要測定精度を確保するためには無視できないものであるため,遅延時間端数と誤差の関係について検討し,誤差を表す理論式を導くとともに,精度を高めるための補正方法を提案する.

10-8 (時間: 14:43 - 14:56)
題名エルビウム添加ファイバ増幅器における過渡応答特性の 励起光波長依存性
著者*松永 怜磨, 長岡 大樹 (島根大学大学院総合理工学研究科), 増田 浩次 (島根大学)
Pagep. 261
KeywordEDFA, AGC, 過渡応答
Abstract高速・大容量通信サービスを支える光通信ネットワークの高安定化において,光ノード及び光中継器で使用される光増幅器の動的利得一定制御(AGC)は必要不可欠な技術である.エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)のAGCとしては,幾つかの方法が報告されているが,励起光パワーのフィードバック(FB)を用いた方法が良く用いられている.本論文では,そのFB 型AGCに関し,EDFAにおける過渡応答特性の最適励起光波長の明確化を目指した基本検討を行った.その結果,応答時定数に関しては,基本特性として励起光波長依存性を持たないことがわかった.一方,所要励起光パワーは励起光波長の短波長側の方が大きいことが明らかになった..

10-9 (時間: 14:56 - 15:09)
題名Reed-Solomon符号を用いた協力通信方式によるブロードキャスト通信の性能評価
著者*小林 秀次, 榊原 勝己, 武次 潤平 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科)
Pagep. 262
Keywordブロードキャスト, リード・ソロモン符号, 協力通信
Abstractマルチホップ無線ネットワークにおいて,ブロードキャスト通信はネットワーク内の全端末に同一の情報を伝送することを目的としており,経路探索等に用いられる.しかしながら,受け取った情報パケットに誤りが含まれていた場合,情報を正しく受信することができず,性能の劣化をまねいてしまう.これは,誤り訂正符号を用いることで防ぐことが可能である.本稿では,パケットの誤りによる性能の劣化を抑えるために,Reed-Solomon符号をブロードキャスト通信に適用する.格子型のネットワークトポロジーに対し,情報の到達率が大きく改善されることを示す.

10-10 (時間: 15:09 - 15:22)
題名CSMA/CAにおける隣接端末間距離と送信電力制御に関する検討
著者*鈴木 悠太, 武次 潤平, 榊原 勝己 (岡山県立大学 情報工学部 情報通信工学科)
Pagep. 263
KeywordCSMA/CA, RTS/CTS, 送信電力制御
Abstract自律分散型のアクセス制御方式であるCSMA/CAの性能を劣化させる要因として,隠れ端末問題とさらし端末問題が知られている.特にアドホックネットワーク環境でのこれらの問題に対し,通信範囲,キャリアセンス範囲,干渉範囲を考慮した検討が行われている.本稿では,CSMA/CA 方式において干渉範囲を考慮し,RTS/CTSおよび送信電力制御を用いて隠れ端末問題およびさらし端末問題の低減を目指す手法に注目する.そして,計算機シミュレーションによりRTS/CTSおよび送信電力制御を用いない方式との比較を行い,隣接端末間距離と送信電力制御の有効性との関係について検討する. 本稿では,CSMA/CA方式においてRTS/CTSおよび送信電力制御を用いる方式の隣接端末間距離とキャリアセンス範囲の関係を示し,送信電力制御が有効となる条件を示した.

10-11 (時間: 15:22 - 15:35)
題名ランダム長信号を用いた隠れ端末問題対策法の改良
著者*山本 健人 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学科)
Pagep. 264
Keyword隠れ端末問題, RTS/CTS, 無線LAN
Abstract無線LANのスループットを低下させる原因として隠れ端末問題がある. この問題を解決するために,送信予約にランダム期間ジャム信号を用いる方式を提案しRTS/CTSに比べ大きくスループットを向上することが出来たが,端末数の増加に伴いスループットが低下してしまう事が分かった. 本研究では端末がある確率で送信予約を先送りにすることで、端末数が増加した場合にランダム長信号が長時間連続することを回避することを提案し,端末数が多い場合でもスループットの低下を抑える事が出来た.

10-12 (時間: 15:35 - 15:48)
題名優先権付きアクセス方式EDCAにおける下りフローのスループット向上法
著者*舩越 紀成, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 265
Keyword無線LAN, IEEE802.11e, TXOP


部門: セッション 1002  18. 信号処理
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 12:01
部屋: Nexus21 601室 (→地図)
座長: 山岸 秀一 (広島工業大学)

18-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名相関情報に基づく離散ウェーブレット領域における情報埋め込み法
著者*藤井 淳広, 中本 昌由 (広島大学大学院工学研究科), 棟安 実治 (関西大学システム理工学部), 大野 修一 (広島大学大学院工学研究科)
Pagepp. 267 - 268
Keyword相関情報, 離散ウェーブレット, 情報埋め込み
Abstractインターネットの普及に伴い誰でも手軽にディジタルコンテンツにアクセスすることが可能になりつつある.一方で,ディジタルコンテンツの不正なコピーや配布が問題となっている.電子透かしは,ディジタルコンテンツに透かし信号を埋め込むことによって著作権を保護する手法として注目を集めている.本論文では,相関検出器とHVSに基づくDWT領域埋め込み型画像電子透かしに対し,埋め込み容量を増大させる手法を提案した.提案手法では,埋め込み手法と検出手法を修正し,相関の絶対値によってビット判定を行う方法を提案した.計算機シミュレーションにより,提案手法は従来手法よりも埋め込み可能なビット数が増大することを示した.

18-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名最大極半径制約下における縦続型IIRディジタルフィルタの設計
著者*六車 修二, 中本 昌由, 大野 修一 (広島大学大学院 工学研究科)
Pagepp. 269 - 270
KeywordIIRフィルタ, 安定三角形, 縦続型
Abstract縦続型フィルタは,通常,2次以上の高次伝達関数を2次セクションごとに因数分解し,2次セクションを縦続に接続して実現される.フィルタの各係数が無限語長の場合,極とゼロ点の組み合わせと2次セクションの並び方はどのように組み合わせても等価であるが,固定小数点演算のハードウェア上では,これらは異なった特性を示す.よって,ペアリングとオーダリングを最適化することにより,丸め雑音を低減化することができる.本研究では,周波数領域において与えられた所望の特性を近似するIIRフィルタの有理伝達関数を縦続型で簡易的に設計できた.

18-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名DVD-RAMの再生データ信頼性解析
著者*只野 善裕, 吉村 徳泰, 古川 輝雄 (広島工業大学)
Pagep. 271
KeywordRS-PC, ECC処理, m_RS-PC, DVD_RAM
AbstractDVD-RAMの再生誤りの再現性を測定し、測定結果の同時誤りデータを利用した誤り訂正処理法を検討した。まず、多数ディスク(19枚)の指紋誤り(大中小)ディスクを用いて、2台のドライブでの再生誤り再現性を計測し、複数同時誤りの相関度を測定した。この同時誤り情報を利用したRS-PC誤り訂正符号フォーマットの修正フォーマット(m_RS-PC法と称する。)を検討した。実験ではRS-PC法では訂正できない残存誤りの多くが、m_RS-PC法では訂正処理された事が確認できた。このm_RS-PC法のアルゴリズムと多数ディスクでの誤り訂正能力改善結果を示した。

18-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名記録符号の特性改善の一考察
著者*吉村 徳泰, 只野 善裕, 古川 輝雄 (広島工業大学)
Pagep. 272
KeywordDCフリー性能, DSVrms, ガロア体加算, SDS法, SDSv2法
AbstractEFM_PLUS記録符号はDCフリー性能が元データに依存する欠点があり、改善方法として、記録時に複数のシード値をもつM系列データをガロア体加算して符号化処理を行い、DSVrms値が小さいシード値パターンを選択する方法などが提案されている。今回、元データバイト値が88以上か否かの判定関数val1[]とその重みづけ関数val2[]を用いることにより、EFM_PLUS符号化処理を経ないアルゴリズムを検討した(SDSv2法と仮称する)。DVD装置相当のセクター2K(2048)バイト時で、10種類のランダムデータでDCフリー特性(DSVrms)の改善結果を確認した。

18-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名Particle Swarm Optimizationを用いたIIRフィルタの有限語長最適設計に関する研究
著者*上口 浩司, 土井 章充, 加藤 浩介 (広島工業大学)
Pagep. 273
Keywordデジタルフィルタ, 有限語調設計, PSO
Abstract本研究ではParticle Swarm Optimization(PSO)を用いてフィルタの離散最適係数を導出する手法を提案する.各個体の位置と速度を更新しながら最適解を探索した結果, 最小二乗法による最適連続係数の単純丸めと比較して大幅に良好な特性をもつフィルタが得られることを確認した.

18-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名ベイズ確率の導入による実環境下での音声信号に対する騒音除去
著者*折本 寿子, 生田 顕 (県立広島大学 経営情報学部)
Pagepp. 274 - 275
Keyword騒音除去, 音声認識
Abstract騒音源の方向が特定できない高騒音環境下において,騒音スペクトルの事前情報やピッチ検出が不要な,単一マイクロホンのみを用いる騒音除去法について検討を行う。実環境下での音声認識を可能にするため,騒音変動のガウス性や白色性などの前提を必要とせず,しかも騒音の統計情報が未知でかつ音声の時間的変動形態が未知の場合でも適用できる新たな騒音除去法を提案する。さらに,騒音混入下での音声データに本手法を適用することにより,実験的にもその有効性を確認している。

18-7 (時間: 11:48 - 12:01)
題名時間周波数平面上の倍音パターンと 自己相関に着目した採譜システム
著者*谷脇 真琴, 船本 翔, 深山 幸穂 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科)
Pagepp. 276 - 277
Keyword時間周波数解析, 状態推定, 自己相関, 採譜, 音楽情報処理
AbstractAn algorithm for music transcription system that projects music signal onto the time-frequency plane applying Gabor wavelet transform shall be introduced. The system is also applying adaptive state estimation technique for actually played pitch names to cope with tones including considerable harmonics. In addition, the system identifies tempo and note lengths with referring autocorrelation of magnitude on the time-frequency plane.


部門: セッション 1003  13. 電子回路-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:30 - 14:22
部屋: Nexus21 601室 (→地図)
座長: 沖根 光夫 (広島工業大学)

13-1 (時間: 13:30 - 13:43)
題名OTAと接地キャパシタによる一次全域通過回路の合成
著者*高橋 祐香, 築谷 隆雄, 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 藪木 登 (津山工業高等専門学校)
Pagep. 278
KeywordOTA, 全域通過回路
Abstract本稿では,OTAと接地キャパシタによる電圧モ−ド,および電流モ−ド一次全域通過回路の合成について検討している.本回路は,3個のOTAと1個の接地キャパシタにより構成されている.そして,回路パラメ−タω0,Hの値を独立に設定でき,その値もバイアス電流により電子的にチュ−ニングできる.PSPICEシミュレ−ションにより本回路の有効性を確認している.

13-2 (時間: 13:43 - 13:56)
題名カレントコンベアによる逆フィルタ回路の合成
著者*堀江 莉歩, 築谷 隆雄, 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校), 鷲見 育亮 (鳥取環境大学), 藪木 登 (津山工業高等専門学校)
Pagep. 279
KeywordCCII, 逆フィルタ
Abstract本稿では,カレントコンベアと接地受動素子による電圧モ−ド逆フィルタ回路について検討している.提案回路は,低域通過特性,帯域通過特性,および高域通過特性を実現することができる.また,低域通過特性,および帯域通過特性において,回路パラメ−タω0,Q,Hの値を直交的に設定できる特徴を有している.

13-3 (時間: 13:56 - 14:09)
題名簡単なカオス発生回路
著者*徳山 貢 (徳山電気技術研究所)
Pagep. 280
Keywordカオス, マルチバイブレータ, 簡単な回路, 非線形キャパシタ, 非線形抵抗
Abstract非線形マルチバイブレータを使用した簡単なカオス発生回路について報告する。

13-4 (時間: 14:09 - 14:22)
題名高アイソレートされた分配ユニットをもつ進行波型電力分配/合成器
著者佐薙 稔, *川西 裕士, 藤森 和博, 野木 茂次 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 281
Keywordマイクロ波, 電力分配/合成器, 矩形導波管, 同軸プローブ, アイソレーション特性
Abstract矩形導波管に挿入した2本のプローブと絞り部で構成した分配ユニットを縦続接続した進行波型電力分配/合成器は、ユニット間距離を最適化することでユニット間のアイソレーションを最大化できる。8分配/合成器について設計を行い、設計周波数において18dBのユニット間アイソレーションが得られる構成を得た。


部門: セッション 1004  13. 電子回路-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 601室 (→地図)
座長: 重広 孝則 (広島工業大学)

13-5 (時間: 14:30 - 14:43)
題名MOSジャイレータを用いた定抵抗全域通過回路
著者*宮川 慎也, 沖根 光夫 (広島工業大学)
Pagep. 282
Keywordジャイレータ, 定抵抗, 全域通過回路
Abstract筆者らは先にMOSFETを用いた多端子対ジャイレータについて提案し,受動LCフィルタのシミュレート回路について示した.小文ではこのMOSジャイレータを用いて定抵抗全域通過回路について提案し,SPICEによって振幅,位相,入出力インピーダンス特性を調べている.

13-6 (時間: 14:43 - 14:56)
題名LCシミュレーション形伝送零点を持つ高域フィルタ
著者*横山 暢大, 沖根 光夫 (広島工業大学)
Pagep. 283
KeywordLCシミュレーション, 高域フィルタ, 有極形, MOSFET
AbstractLCフィルタの低素子感度性を受け継ぐLCシミュレーション形フィルタに注目し,MOSFETによる積分器と反転回路を用いて有極形高域フィルタの一構成法を提案している。実際の回路構成に際してはnMOSとpMOSを使用することによりMOSFETの個数を削減している。

13-7 (時間: 14:56 - 15:09)
題名MOSFETを用いた電流モードBiquad回路
著者*村尾 駿太, 小林 亨, 沖根 光夫 (広島工業大学)
Pagep. 284
Keywordバイカッド回路, 反転積分器, カレントミラー
Abstract本研究ではMOSFETを用いて2次の各種フィルタ関数が実現できる電流モードBiquad回路について提案する.回路は少数のMOSFETによる積分器と反転回路で構成し,コンデンサの広がりを抑えた高Q用回路の設計についても示している.

13-8 (時間: 15:09 - 15:22)
題名LSIの出力I/Oノイズの一解析
著者*秋峯 慎司 (福岡工業大学 大学院工学研究科 管理工学専攻), 松原 裕之, 森園 哲也 (福岡工業大学 情報工学部)
Pagep. 285
Keyword出力I/Oノイズ
AbstractLSIの高速化と低電圧化に伴い,LSIの出力I/Oノイズに由来する電圧変動やジッタが問題となっている[1].本発表では出力I/Oノイズの一種であるVoLノイズに着目する。隣接I/Oの動作を変化させたときのVoLノイズ波形とそのVPP値を解析する.

13-9 (時間: 15:22 - 15:35)
題名ペアトラセルアレイの特性解析
著者*樋口 直哉, 寺田 和夫, 永光 正知 (広島市立大学院情報科学研究科創造科学専攻集積回路デバイス講座)
Pagep. 286
Keywordしきい値電圧ばらつき, MOSFET
Abstract近年LSIの更なる高速、高集積化のため微細なMOSFETの開発が求められているが、微細化に伴いMOSFETのしきい値電圧がばらつくことが問題となっている。その大きさを簡単に求めることができ、製造プロセスモニタ回路として使えるペアトラセルアレイと呼ばれる回路が先行研究で提案された。本研究ではペアトラセルアレイを用いてしきい値電圧ばらつきを近似式から求め、その値の精度について評価を行った。しきい値電圧のばらつきが大きくなるとペアトラセルアレイで求めた値の精度が落ちるため、その大きさをシミュレーションを用いて求めた。

13-10 (時間: 15:35 - 15:48)
題名格子状に結合された発振器に見られる交互逆相同期状態における位相反転波動の伝搬速度に関する研究
著者*國廣 成功, 油谷 仁志, 山内 将行 (広島工業大学工学部電子情報工学科)
Pagepp. 287 - 288
Keyword結合発振器, 同期現象
Abstract東南アジアに生息する蛍の集団発光や鰯の大群など,同期現象は自然界で数多く見られる現象である。また,同期現象は心臓のペースメーカー細胞や体内時計などでもみられ,生物学,生理学的に非常に重要な役割をしている。従って,同期現象を解明することは非常に重要であると言える。我々は,この同期現象を発振器を格子状に結合した回路を用いて解析を行ってきた。以前の研究において,この回路上で,定常状態で隣接した発振器間の位相状態を同相同期から逆相同期,または逆相同期から同相同期へ切り替え続ける波である位相反転波動を観測した。本研究では,van der Pol発振器を格子状に結合した回路において,実回路実験とシミュレーションを用いて位相反転波動の観察を行う。さらに,シミュレーションを用いて,交互逆相同期状態における位相反転波動の伝搬速度と結合係数の関係を明らかにする。


部門: セッション 1102  16. 計測-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 607室 (→地図)
座長: 槇 弘倫 (広島工業大学)

16-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名統計的検定を用いた非定常風雑音統計量の一推定法と音響信号検出
著者畠山 一達, *山口 裕之 (近畿大学工学部電子情報工学科)
Pagepp. 289 - 290
Keyword風雑音, 音響信号処理, ベイズ推定, 非線形回帰, 統計的検定
Abstract本研究は非定常風雑音混入下の音響信号検出問題に対する一試みである。まず風雑音の原因である風そのものに着目することにより、分布予測の立場から風速から風雑音統計量を推定し、如何に風雑音混入下の音響計測データから対象の音響信号のベイズ推定を求めるかの一手法を提案する。具体的には、まず区間を局所と大局に分け、局所の時間区間における非線形回帰モデルの次数選定法を現象の非ガウス特性も反映した形で提案すると共に、新たな統計的検定法で局所区間におけるモデル選択法を、理論ならびに実験的立場から提案する。

16-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名盲学校の理科実験で用いる化学反応観察装置
著者*岡田 秀希 (山口大学 工学部 電気電子工学科)
Pagep. 291
Keyword盲学校, 理科実験, 化学反応
Abstract盲学校の理科の実験の中で,化学反応のように視覚でしか観察できない現象を学習し理解させるのは非常に困難である.従来使われてきた器具は本来が日常生活上の用途で,その機能は光の明暗検出のみで色を識別できず,教具としてはまったく不十分であった.今回,汎用のカラーセンサを検出部に用いた化学反応の観察のための補助装置を開発した.反応前後の水溶液の色の変化を,触覚を介して利用者に提示する機能を有する.児童・生徒が能動的に実験を進められることで,達成感を含め教育効果が大幅に向上することが期待される.

16-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名The Characteristics of the Portable GPS Data Logger to Analyze the Small Fishing Boat Movements
著者Kuniharu Okuda, Jyunji Kawasaki, *Satoshi Kawatsu, Masatoshi Sakaide (National Fisheries University)
Pagep. 292
KeywordGPSデータロガー, 漁船動向, 測定精度
Abstract小型漁船の操業中における動向を解析するために、携帯型GPSデータロガー(PGPS)の活用を試みた。そのため、2つのPGPSを船首尾線上に取り付け、ディファレンシャル方式によって漁船の船首方向を得る手法を採用した。静止実験及び移動実験による測定精度解析の結果、船首方向が精度良く求められた。このことにより、PGPSは簡単に取り付けることができ、また比較的安価に、同時に多くの漁船の動向情報が得られることが分かった。

16-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名コルピッツ発振器を用いた回転角度検出システムに関する研究
著者*黒河 卓弘, 田中 亨, 山内 将行 (広島工業大学工学部電子情報工学部)
Pagepp. 293 - 294
Keyword回転角度計測システム, プリンテッド・スパイラル・インダクタ
Abstract本研究では,ボルトなどの緩みを検出することを想定し,安価で小スペースに設置が可能であり,比較的精度よく検出できる,印刷技術で回路構成が可能なスパイラルインダクタを用いた,ワッシャのように挟めるシステムを提案する。スパイラルインダクタは,構造的に平面で薄いため,重ねやすく,その間に発生した相互インダクタンスが利用しやすいといえる。この,スパイラルインダクタの重なり具合が変化すれば,その間に発生している相互インダクタンスも変化すると考えられる。よって,例えばこれらを用いてフィルタ回路や発振回路などを構築すれば,変動が検出でき,回転角度が検出できると考えられる。

16-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名プリンテッド・スパイラル・インダクタを用いたコルピッツ発振器による開口角度の計測に関する研究
著者*森下 慎哉, 山内 将行, 田中 亨 (広島工業大学工学部電子情報工学科), 田中 衞 (上智大学理工学部情報理工学科)
Pagepp. 295 - 296
Keywordスパイラルインダクタ, 角度計測

16-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名LEDを光源とする芝の光学的簡易生育状況計測箱の通年経日測定
著者*沖 慎之介 (福山大学 大学院 工学研究科 電子・電気工学専攻), 香川 直己 (福山大学 工学部 電子・ロボット工学科), 田辺 和康 (福山大学 工学部 建築・建設学科)
Pagep. 297
Keyword植生, 光学計測, 芝, 緑化基盤材, 簡易計測
Abstract土木工学の分野において土壌の土砂流出の防止や,景観整備のために芝等の植物が用いられている.荒廃した土地においても植物の育成を可能にする緑化基盤材の研究が行われており,著者の一人(田辺)は産業廃棄物のリサイクルによる緑化基盤材の開発を行っている.そこで本研究では緑化基盤材の特性や効果を芝の植生状態から評価できる光学的簡易計測システムの開発を目指している.今回,昨年の報告から引き続き経日計測を行い,一年を通した計測結果が出たため報告する.


部門: セッション 1103  16. 計測-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 607室 (→地図)
座長: 香川 直己 (福山大学)

16-7 (時間: 13:00 - 13:13)
題名3D-CADを利用した光線追跡シミュレータをもつ3次元計測システム
著者*山本 真, 大谷 幸三 (広島工業大学), 馬場 充 (茨城大学)
Pagepp. 298 - 299
Keyword3次元計測, レンジファインダ, 光線追跡, 外観検査
Abstract本研究では非接触式の外観検査法として,三角測量原理に基づくレーザレンジファインダ(LRF)の適用を検討した.LRF は,環境を制御することが可能であれば計測精度,得られた測定データの信頼性,測定時間などの面での有利な点が多い.本研究では,測定対象物体の反射特性に対する問題を解消したLRF を考案し,さらに,製品の設計段階におけるCADデータを利用して,レーザの投光走査と光線軌跡をすることにより投光走査の効率化を図った.本稿では,そのシステム構成と計測原理および試作装置で行った検証実験の結果について述べる.

16-8 (時間: 13:13 - 13:26)
題名光反射特性を取得可能な魚眼カメラシステム
著者*柏原 将人, 大谷 幸三 (広島工業大学)
Pagepp. 300 - 301
Keyword光反射特性, 魚眼カメラ
Abstract光学的特性の一つである反射特性は物体表面の微視的構造に起因する情報であり,コンピュータグラフィックスにおけるリアルな質感表現や物体認識,工業用部品の外観検査において有用な情報を与える.これまでに,反射特性を取得する手法は多く提案されているが,簡便かつ可搬性の高い測定装置は未だ確立されていない.そこで本研究では,外観検査における信頼性や作業時間およびコスト等の問題を解消するために,機械的駆動部をなくし,高い可搬性を持ち,測定のための試料を切り取る必要のない反射特性測定装置の開発を試みる.

16-9 (時間: 13:26 - 13:39)
題名電力変換回路の伝導妨害波低減設計のための線形等価回路モデル構築
著者*石山 尚敬, 五百旗頭 健吾, 豊田 啓孝 (岡山大学大学院自然科学研究科), 渡辺 哲史 (岡山県工業技術センター)
Pagep. 302
Keyword線形等価回路モデル, パワーエレクトロニクス, EMC, IHクッキングヒータ, インバータ
Abstract電子機器の省電力化を背景に、電力変換回路に用いられるパワー MOSFET が高性能化し、電力変換回路のスイッチング周波数が向上している。それに伴い、スイッチングに起因する伝導妨害波が問題となっている。実製品では、電源線にフィルタ回路を実装し、伝導妨害波をCISPR 規格の許容値内に抑制する。現在までに、回路シミュレーションで伝導妨害波を定量予測した報告がなされている。しかし、必ずしもスイッチング電源の情報を入手できない状況も予測される。そのため、外部測定に基づき構築可能なスイッチング電源の線形等価回路モデルを検討する。

16-10 (時間: 13:39 - 13:52)
題名電力変換回路の線形等価回路モデル構築を目的とした2ポートLISNの作製
著者*井上 修平, 五百旗頭 健吾, 豊田 啓孝 (岡山大学大学院自然科学研究科), 渡辺 哲史 (岡山県工業技術センター)
Pagep. 303
KeywordLISN, LECCS, 伝導妨害波, 雑音端子電圧
AbstractEMCマクロモデルであるLECCS (Linear Equivalent Circuit and Current Source)をベースとして、実測から雑音端子電圧を予測するモデルの構築について研究を行っている。 モデル構築のためにはコンセントプラグのP/L線とN線の雑音端子電圧の位相関係を取得しなければならず、市販のLISNでは測定端子が1ポートであるため位相関係を精度よく得ることは困難である。したがって位相関係を精度よく抽出するために測定端子を2ポート持つLISNが必要となり、DP(Dual Port)-LISNを作製する。DP-LISNはCISPR16-1-2にある要求インピーダンスを満たすように構成し、本報告ではDP-LISNを用いた2ポートを同時に測定した雑音端子電圧より、モデル構築に用いる電流の絶対値と位相が理論通りに得られたかを述べる。

16-11 (時間: 13:52 - 14:05)
題名コンデンサ電流を用いた有効電力法に基づく超電導コイルのクエンチ検出/保護システムに関する研究
著者*部坂 昌平, 大塚 達也, 浅井 航, 七戸 希, 村瀬 暁 (岡山大学)
Pagep. 304
Keyword超電導, クエンチ検出, 有効電力法
Abstract著書らはこれまでに有効電力法に基づく超電導コイルのクエンチ検出/保護システムを提案している.本方法では,超電導コイルの両端電圧から誘導電圧を除去し,クエンチに伴う抵抗性電圧を瞬時有効電力として検出することでクエンチの検出を行っている.従来までは,誘導電圧を除去するために,キャンセルコイルを用いてきたが,実用規模の直流超電導マグネットのように,励磁および消磁における通電電流のスイープレートが低く,マグネットの自己インダクタンスが大きい場合,従来のキャンセルコイルでは十分に除去できない場合があることがわかった.そこで,本稿では,コンデンサを用いた回路により,キャンセルコイルよりも高い精度で誘導電圧を除去する方法について述べる.

16-12 (時間: 14:05 - 14:18)
題名交流インピーダンス法を用いた新型イオンセンサの特性評価
著者*小森 達也, 小田 和代, 堺 健司, 紀和 利彦, 塚田 啓二 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 305
Keywordイオン選択性電極, ナトリウムイオンセンサ, 交流インピーダンス測定
Abstract現在,医療,環境,工業など幅広い分野においてイオンセンサを用いた各種イオンの検出がおこなわれている.なかでも臨床検査ではサンプルの少量化が求められ,それに伴いセンサの小型化が必要とされる.しかし,測定には電位の基準となる参照電極を用いる必要があるため,小型化には限界があった.そこで参照電極の不要な,イオン感応膜の電位勾配をイオン感応膜中の電極で計測する新型のイオンセンサを開発した.本研究では,この新型イオンセンサの応答機構を確かめるためにナトリウムイオンセンサを作製し,センサの感度及びインピーダンスの測定をおこなった.その結果,溶液の目的イオン濃度に対する膜電位とインピーダンスの関連性が得られた.


部門: セッション 1104  16. 計測-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 607室 (→地図)
座長: 小野 貴彦 (広島市立大学)

16-13 (時間: 14:30 - 14:43)
題名MODIS汽水域濁度マッピングシステムにおける大気補正精度改善
著者*坂井 恭兵, 下舞 豊志, 古津 年章 (島根大学)
Pagepp. 306 - 307
Keywordリモートセンシング, MODIS, 汽水域, 濁度
Abstract宍道湖・中海は淡水と海水が混じりあう汽水域でありの環境保全のために,宍道湖・中海の環境をモニタリングする必要があるが高い頻度による広域の観測は行われていなかった。これまで,JAXAから提供されるMODISのRayleigh補正済反射率データと汽水域の現場観測データから濁度推定式を作成し,準リアルタイムに宍道湖・中海の推定濁度分布図を作成するシステムを開発してきた。 しかしこのシステムでは使用しているBandの波長域の関係で,濁度を推定する水面と大気補正に用いる領域の上空を薄雲等が覆った場合,濁度推定をうまく行えない。そこで,6S Codeと呼ばれる大気モデルと水面のMODIS観測データを用いて大気補正を行ない,濁度推定精度の改善を目指す。

16-14 (時間: 14:43 - 14:56)
題名実測分光反射率を用いた汽水域懸濁物質推定手法の改善
著者*岡本 航, 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学)
Pagepp. 308 - 309
Keywordリモートセンシング, 汽水域懸濁物質, 主成分回帰
Abstractこれまで汽水域懸濁物質の推定を行う際,精度や多重共線性の問題が生じていた.そこで,懸濁物質中の有機成分と無機成分の分光反射特性に違いがあることから有機が支配的な場合と無機が支配的な場合に区別し,多重共線性を回避するために反射率データを主成分分析した後に重回帰分析をする手法である主成分回帰を行うことで推定精度も向上した結果が得られた.また,有機が主体の場合と無機が主体の場合を区別するために,分光反射特性の違いから反射率の比を用いることで8割程度の精度での区別が可能となり,衛星利用にも実用的な手法であると考えられる.今後は衛星のバンドを用いたシミュレーションや懸濁物質の区別の手法の改良を行うことが課題である.

16-15 (時間: 14:56 - 15:09)
題名PLSを用いた多波長リモートセンシングによる汽水域懸濁物質起源推定の基礎研究
著者*大森 康裕 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部), 瀬戸 浩二 (島根大学汽水域研究センター), 三瓶 良和 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 310 - 311
Keywordリモートセンシング, 汽水, PLS, TOC, C/N
Abstract汽水域におけるリモートセンシングを使った懸濁物質の起源推定によって,汽水域に関する様々な議論が深まると期待される。しかし,リモートセンシングを用いた起源推定の手法は,未だ開発されていない.今回は多変量解析の一種であるISE-PLSを用いて,懸濁物質と懸濁物質中のパラメータである全有機炭素と全窒素を水の分光反射率から推定した。そして,求めたパラメータからTOC濃度とC/N比を求め,汽水域において,RMSECVが最小と説明変数の数が四つの場合における懸濁物質の起源推定が可能か検討した。

16-16 (時間: 15:09 - 15:22)
題名高分解能SARにおけるフェージング統計を用いた土地被覆分類
著者*森川 裕一 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 312 - 313
KeywordSAR, フェージング, 土地被覆分類
Abstract合成開口レーダ(SAR)は高分解能化が進み,SAR画像に見られるフェージングに起因した画素値の揺らぎの統計的特性が散乱体の情報を含むことが知られている.本研究では,SAR強度画像におけるフェージングの統計的特性に着目し,これを表す指標を定義する.さらに,各指標間の相関性に基づいて分類に有用な指標の選択を行う.選択された指標を用いて土地被覆分類を行った結果,ほとんどの分類クラスで高い判別効率が得られる.これはフェージングの統計的特性が土地被覆分類へ有効であることを示唆する.

16-17 (時間: 15:22 - 15:35)
題名2周波大気レーダによるインドネシア域の雨滴粒径分布高度プロファイルの季節内変動
著者*浅越 章宏, 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学)
Pagepp. 314 - 315
Keyword雨滴粒径分布, 降雨, インドネシア, 季節内変動
Abstract降雨レーダにおいて降雨強度の推定は、気象学や水文学で重要である。しかし、直接観測することはできないため、降雨レーダから直接測定できるレーダ反射因子から降雨強度を推定する。このときに推定精度に雨滴粒径分布(DSD)が影響してくるため、 DSDの推定が重要になる。これまでの研究で地上設置の観測装置でインドネシア域のDSDの季節内変動が見出されてきたが、レーダを用いた高度プロファイルの研究は行われていない。本研究ではインドネシアに設置してある2つのレーダから観測値を用いて季節内変動の赤道インドネシア域のDSDの高度プロファイルの推定をする。そしてDSDパラメータとしてΔZmpなどの高度プロファイルを出力し、 その季節内変動を考察する。

16-18 (時間: 15:35 - 15:48)
題名MRR観測データを用いたブライトバンドの等価レーダ反射因子特性とブライトバンドモデルとの比較
著者*稲田 一輝 (島根大学大学院総合理工学研究科), 下舞 豊志, 古津 年章 (島根大学総合理工学部)
Pagepp. 316 - 317
Keywordリモートセンシング, MRR, ブライトバンド, 雨滴粒径分布
Abstract降雨レーダ観測においては,上空の0℃付近の層(ブライトバンド)に存在する雨滴から,強いエコーが受信されることがある.エコーの強さを表す等価レーダ反射因子から降雨パラメータを算出する際に,誤差の原因になることから,ブライトバンドの適切なモデル化が必要である.そこで,島根大学内に設置した小型降雨観測レーダMRRの観測データを用いて,N/Nモデル,M-Nモデルと呼ばれる二つのブライトバンドモデルによる計算を行い,実測値と比較,検討することにより,これらのモデルが妥当であるのかどうかを検討する.


部門: セッション 1202  12. 光・量子エレクトロニクス-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 608室 (→地図)
座長: 信吉 輝己 (岡山理科大学)

12-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名交流電界印加法によるポリスチレン微小球の配列に関する研究
著者*日高 健, 宮本 浩敏, 中谷 哲也, 塚田 紀昭 (広島工業大学)
Pagep. 319
Keyword交流電界印加, ポリスチレン球コロイド, 球径依存性, 電圧依存性
Abstract液体中のポリスチレン微小球に電界を印加することにより、微小球が電気力線に沿って配列する。本研究ではポリスチレン微小球の配列の進行過程を時間に対する微小球の連結個数の変化として観察した。

12-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名高次量子準位間発振を利用したAlGaInP系黄色半導体レーザの検討
著者*焼山 祐也, 萩行 正憲 (大阪大学レーザーエネルギー学研究センター), 打谷 一晃, 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学情報工学部)
Pagep. 320
Keyword半導体レーザ, 量子井戸

12-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名遠隔励起マルチコアEDFAを用いた光伝送システムにおける光SNR特性のEDFパラメータ依存性
著者*長岡 大樹 (島根大学大学院 総合理工学研究科), 増田 浩次 (島根大学)
Pagep. 321
Keywordマルチコア, EDFA, モードフィールド直径, 光通信システム, 光信号対雑音比
Abstract将来の超大容量な光通信システム構築に向けて,マルチコアファイバなどの新規な空間多重方式及び光交換技術等を用いた超大容量かつ高効率・低消費電力の光通信システム・光ネットワークが提案されている.我々は前回,そのような新規な空間多重方式として,エルビウム添加マルチコアファイバ増幅器(MC-EDFA)の遠隔励起により高い光信号対雑音比(OSNR) が達成可能であることを示した.本稿では,MC-EDFAを用いた光伝送システムにおけるOSNR特性のモードフィールド直径(MFD)依存性をシミュレーションにより明らかにした.OSNRは,MFDの低減に伴い顕著な向上を示すことがわかった.MFDが10μm及び4μmの場合のOSNR改善量はそれぞれ3.6dB及び8.3dBであり,4.7dBの向上があった.

12-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名EDFAの自然放出光受光型雑音指数モニタリングにおける測定精度の結合比率依存性
著者*三本松 和男, 信川 友宏, 増田 浩次 (島根大学 総合理工学部)
Pagep. 322
Keyword光通信システム, エルビウム添加ファイバ増幅器, 雑音指数
Abstract将来の波長多重技術を用いた大容量光通信ネットワークにおいて,エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)の雑音指数(NF)モニタなどの光ネットワークの性能モニタ(Performance Monitoring)が重要である。本論文では,SE光型 NF測定法における測定精度に関して,SE光受光回路におけるEDFと大口径フォトダイオード(PD)間の結合比率依存性をシミュレーションにより明らかにした。SE光型 NF測定法における測定精度に関して,SE光受光回路におけるEDFとPD間の結合比率依存性を明らかにし,結合比率ΔR2が±20 %以内であれば,ΔNFの絶対値が0.05dB以下であるという良好な結果を確認できた。

12-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名2次励起L帯分布ラマン増幅における最適励起光波長特性
著者*山内 裕太, 山本 康平, 田山 恵一, 増田 浩次 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科)
Pagep. 323
Keyword光通信システム, 分布ラマン増幅, 二次励起
Abstract将来の光通信システムの高速・大容量化においては,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の高度化が必須である.特に,分布ラマン増幅(DRA)は,光信号対雑音比(OSNR)を顕著に改善できる優れた光増幅中継技術である.本論文では,通常の1次励起DRAに比べ,さらなるOSNR改善が可能な2次励起DRAを用いたL帯光伝送システムについて,最適な励起光波長特性をシミュレーションにより検討した.その結果,1590nmの信号光波長に対し,OSNR改善量を最大にする最適励起光配置が1490 nm(1次励起光)及び1430 nm(2次励起光)であることが明らかになった.また,2次励起光の1次励起光に対するパワー比を50とすることにより,1.66dBという高い値のOSNR改善量が得られた.

12-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名C帯EDFAの自然放出光受光型利得検出法における測定精度の結合比率依存性
著者*信川 友宏, 三本松 和男, 増田 浩次 (島根大学総合理工学部)
Pagep. 324
Keyword光通信システム, 光増幅器
Abstract将来の大容量光通信システムにおいて,光ノード及び光中継器で使用される光増幅器の動的利得一定制御(AGC)は必要不可欠な技術である.そこで,エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)の自然放出光(SE光)受光に基づく独立制御型(自立型)のAGC方法について,利得検出精度に関する検討結果として,本論文では,結合効率依存性の明確化を行っている.本検討では,SE光受光型のAGCに関して,利得測定精度の結合効率に対しての依存性を初めて明確化した.シミュレーションの結果,利得の測定精度|∆G|は,結合効率が5%以内で0.03dB以内の良好な値が得られることが明らかになった.


部門: セッション 1203  12. 光・量子エレクトロニクス-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 608室 (→地図)
座長: 増田 浩次 (島根大学)

12-7 (時間: 13:00 - 13:13)
題名Electrical Characteristics of SMA Fiber for Optical Fiber Switch Applications
著者*Nor Farhani, Terumi Nobuyoshi (Okayama University of Science)
Pagep. 325
Keywordoptical switch, SMA fiber, martensite, austenite

12-8 (時間: 13:13 - 13:26)
題名アッベ数による近赤外域分散特性
著者信吉 輝己, *Abdul Nasir Abd Ghafar (岡山理科大学大学院/電子工学専攻)
Pagep. 326
Keywordアッベ数, コーシー近似, 屈折率分散, 近赤外領域, 光学材料
Abstract近年、低損失・広帯域・小形な光ファイバー集積デバイスの開発が重要な課題となっている。本報告では光学材料のパラメータであるアッベ数νとd線屈折率ndを用いて波長分散を表すために波長と屈折率の関係をコーシー近似でフィッテングを行う。しかし、コーシー式を用いると、実際の表すガラスデータが近 赤外線の波長域から誤差が大きくなる。従って、近赤外域において近似精度を上げるため、ここでは改良型コーシー近似について検討を行う。

12-9 (時間: 13:26 - 13:39)
題名水素化窒化炭素薄膜の温度変化による光学特性の変化に関する研究
著者*前島 悠佑, 牧野 浩樹, 山下 佑樹 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 亀友 健太 (岡山理科大学 理学部), 佐竹 聖樹, 山本 伸一 (龍谷大学 理工学部電情報学科), 澤畠 淳二, 西尾 公裕, 中村 重之 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 財部 健一 (岡山理科大学 理学部), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 327 - 328
Keywordアモルファス
Abstract近年、蛍光灯に代わる光源としてLEDは注目されている。LEDは、現在主に使用されている蛍光灯とくらべると長寿命という特徴があり、蛍光灯のように水銀などの有害化学物質を含んでいないので地球環境保護にも役立っている。このように、LEDは長寿命・省エネ・省資源と優れた性能を持っていて、将来的には蛍光灯や白熱電球に代わる次世代の照明用光源として期待されている。 近年、アモルファス窒化炭素(a-CNx)はフォトルミネッセンス(PL)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの光学特性が報告されている。このことからa-CNxは白色発光素子の材料として期待されている。 この研究では、a-CNx:H薄膜を、ECRプラズマCVD装置を用いて作製し、それに対する光学的評価、さらに温度による光学的評価の変化を調べ、白色発光素子へ応用していくことを目的とする。

12-10 (時間: 13:39 - 13:52)
題名白色LEDを目指した水素化窒化炭素薄膜に関する研究
著者*山下 佑樹, 牧野 浩樹, 前島 悠佑, 澤畠 淳二, 西尾 公裕, 中村 重之 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科), 財部 健一 (岡山理科大学 理学部), 伊藤 國雄 (津山工業高等専門学校 電気電子工学科)
Pagepp. 329 - 330
Keyword水素化窒化炭素薄膜
Abstract近年、アモルファス窒化炭素(a-CNx)の光学特性においてPL,CL,EL等が報告されている。2003年にはR. Reyesらが、RFスパッタ装置で作製された素子で、ELで青白発光が確認されたという報告を行った。しかしa-CNx の発光は赤色成分が不足していることが分かっている。H.K.Jangらは、水素を導入したa-CNx:Hによって、PLで赤色成分が出たとの報告を行った。CNx:H薄膜はシリコン基板上に成長できることから、現在の白色LEDの課題であるコスト、放熱性、演色性などを克服できると考えられる。最終目的は白色LEDの作製であるが、今後のpn接合に必要な、N型CNx:Hとなる半導体の作製のため、硫黄(S)をドープした窒化炭素薄膜の成長を行い、その光学特性の評価を行うことを今回の目的とした。

12-11 (時間: 13:52 - 14:05)
題名擬似スタジアム型半導体レーザにおける軸モードおよびリングモードの最低次モード発振
著者*福嶋 丈浩 (岡山県立大学/情報工学部), 砂田 哲, 原山 卓久 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所), 坂口 浩一郎, 徳田 安紀 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagep. 331
Keyword擬似スタジアム型共振器, 半導体レーザ, 軸モード, リングモード
Abstract2つの曲面ミラーと2つの側壁ミラーで共振器が構成される擬似スタジアム型半導体レーザには,共振器の軸に沿ってビームが伝搬する軸モードと菱形の周期軌道に沿ってビームが伝搬するリングモードが存在する.これらのモードは,出力ビームの向きが大きく異なることからビームスイッチング素子へ応用が期待されている.今回,共振器の軸に沿った直線状の電極と周期軌道に沿った菱形の電極を設けた2種類の半導体レーザについて,軸モードとリングモードの最低次モードをそれぞれ選択的に励起することが出来たので,その結果について報告する.

12-12 (時間: 14:05 - 14:18)
題名プラスチック光ファイバを用いたセンサの基本検討
著者*黒田 太一 (松江工業高等専門学校 電気工学科), 廣戸 渉 (中国日立(株)), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校 電気工学科)
Pagep. 332
Keywordプラスチック光ファイバ, POF, 光センサ
Abstractプラスチック光ファイバのセンサへの応用技術である。光ファイバの特性を生かした接触センサや濡れセンサへの適用をねらいとし、その基本特性について述べている。


部門: セッション 1204  12. 光・量子エレクトロニクス-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 608室 (→地図)
座長: 中村 重之 (津山工業高等専門学校)

12-13 (時間: 14:30 - 14:43)
題名薄膜電極を用いた電界印加法によるポリスチレン微小球の配列実験に関する研究
著者*米谷 直人, 小村 哲矢, 花本 祐介, 難波 弘樹, 河西 匠, 塚田 紀昭 (広島工業大学)
Pagep. 333
Keyword薄膜電極, ポリスチレン微小球, 電圧特性, 周波数特性
Abstract液体中のポリスチレン微小球に電界を印加することにより、微小球が電気力線に沿って規則正しく配列する。本研究ではポリスチレン微小球の配列時間を様々な条件下で観察した。

12-14 (時間: 14:43 - 14:56)
題名自己電気工学効果素子多重拡散結合系におけるカオスを用いた二足歩行ロボットの移動制御
著者*笠原 智晃 (岡山大学大学院), 奈良 重俊 (岡山大学)
Pagep. 334
Keywordカオス, 制御
Abstract本研究では、脳の柔軟な情報処理能力にカオスが重要な役割を果たしているのではないかと考え、その機能性について研究、評価することを目的としている。そこで、SEED(Self Electro optic Effect Device)と呼ばれる自己電気光学効果素子を用いた擬似神経細胞デバイスを用い、それらを多数個格子状に並べ拡散結合させることによってカオスを発生させ、このカオスを移動制御に応用した研究について述べる。

12-15 (時間: 14:56 - 15:09)
題名自己電気光学効果素子における時間遅延効果導入モデルの解析
著者*多田 亮介 (岡山大学 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学 自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagep. 335
Keywordカオス, 遅延, SEED
Abstract当研究室では,最近生体脳内において発見されたカオスが,生物の脳が持つ柔軟で高度な情報処理能力において,重要な役割を果たしているのではないかと考えている.このような背景の下,本研究では,自己電気光学効果素子(Self ElectroopticEffectDevice:SEED)に時間遅延効果を導入し,カオスを発生させ,その仕組みを探り,脳の高度な機能メカニズムにアプローチを試みた.また,SEEDを直列結合させた(Dynamic-SEED:D-SEED)とSEEDの作製を行った.

12-16 (時間: 15:09 - 15:22)
題名非線形光電子能動素子拡散結合ネットワークにおけるカオスとその機能応用
著者*矢野 智之 (岡山大学/大学院自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学/大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagep. 336
Keywordカオス, 光
Abstract近年,生体脳内でのニューロンの活動の電気生理学的観測においてカオスが発見され,生物特有の柔軟かつ複雑な情報処理には,カオスが大きな役割を果たしているというアイデアが提案された.本研究では脳機能の中でも脳内情報通信に注目し,脳内情報通信におけるカオスの機能的役割に,発見論的にアプローチする.そこで,本研究では脳内カオスを工学的に研究するために,SEED素子を用いた.

12-17 (時間: 15:22 - 15:35)
題名S+C+L帯超広帯域分布ラマン増幅における信号光間誘導ラマン散乱の影響
著者*山本 康平, 山内 裕太, 増田 浩次 (島根大学 総合理工学部)
Pagep. 337
Keyword光通信システム, 光増幅中継, 誘導ラマン散乱
Abstract将来の光通信システムの伝送容量拡大のためには,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の高度化が必須である。本論文では,S+C+L帯に及ぶ超広帯域な波長多重(WDM)の光ファイバ伝送システムにおいて,信号光間の誘導ラマン散乱(SRS)効果に起因するWDM利得スペクトルの変化量を明らかにした。その結果,超広帯域なWDMシステムでは,信号光間SRSを考慮した定量的な設計が重要であることが分かった。また,信号光帯域幅が約16THzを超えるとSRSの影響が低減することを定量的に明らかにした。

12-18 (時間: 15:35 - 15:48)
題名ハイブリッド(集中/分布ラマン)光増幅を用いたS+C+L帯超広帯域光増幅中継系における帯域強調励起法
著者*田山 恵一, 増田 浩次 (島根大学)
Pagep. 338
Keyword光通信システム, ラマン増幅, 帯域強調励起法, 多波長励起, 光信号対雑音比
Abstract将来の長距離大容量光通信システムにおいては,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の必須である.特に,分布ラマン増幅(DRA)技術は,広帯域・低雑音であることから重要である.本論文では,S+C+L帯に適用可能な帯域強調励起法の多波長化の検討を行い,2波長励起における光信号対雑音比(OSNR)のスペクトル特性を明らかにした.シミュレーション解析の結果,帯域強調励起法を用いたS+C+L帯超広帯域ハイブリッド光増幅中継系におけるOSNRの励起光波長数依存性は,励起光パワーPp<400mWにおいては1波長励起DRAが最大帯域幅を与えるがわかった.一方,Pp≧450mWにおいては,2波長励起DRAを用いことにより最大帯域幅が約15nm以上拡大できることを示した.


部門: セッション 1302  15. 医療電子・生体工学-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 609室 (→地図)
座長: 田中 幹也 (山口大学)

15-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名車いす左右後輪の速度による車いす移動方法の算出
著者*難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 山本 秀樹, 塚本 倫央, 古澤 一成 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagep. 339
Keyword脊髄損傷者, 車いす, 活動量
Abstractメタボリック症候群を予防するために、健常者では歩数計を用いて一日の活動量を把握する。脊髄損傷者では、車いすによる一日の活動量を目安にすることが可能である。そこで、本研究では、以前報告した車いす計測装置を用いて車いすの左右後輪の移動速度を計測し、その結果から車いすの移動方法の特定と活動量の算出を行ったので報告する。

15-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名頸髄損傷者のスクリーンキーボードによる文字入力状況の解析
著者*六名 泰彦, 谷本 義雄, 難波 邦治, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagep. 340
Keyword頸髄損傷, スクリーンキーボード, コンピュータ操作
Abstract当センターでは、頸髄損傷の在宅就労を目的として種々のコンピュータ入力デバイスの選択、調整、開発を行っている。ここでは、素手でコンピュータ操作が困難な頸髄損傷者が自助具の支援のもと、スクリーンキーボードによるコンピュータへの文字入力状況の解析を行ったので報告する。

15-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名植物生葉の光透過初期応答の回復特性
著者*岸 佑香, 村上 智哉, 中野 翔太, 塚田 紀昭 (広島工業大学)
Pagep. 341
Keywordポトス, LED, 光応答特性
Abstract前回の報告では植物生葉の光応答特性にはよく知られた葉緑体光定位運動に伴う光応答の他に、応答速度の速い応答(初期応答)が存在することを報告した。今回の研究では照射状態と暗状態を繰り返す間欠照射において暗状態の時間を変化させ、初期応答の回復率を測定したので報告する。

15-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名リカレント型神経回路網モデルにおけるカオスを用いた移動制御―準3次元迷路求解へ向けた計算機実験システムの構築―
著者*松本 翔 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 342
Keywordカオス, 神経回路網, リカレント, 迷路, 準3次元
Abstract人間の脳は昨今のコンピュータには難しい柔軟な情報処理を行うことができる.しかし,脳内での情報処理のメカニズムについては解明されたとは言い難い.そこで本研究では神経回路網モデルを用いてカオスを発生させてその機能を調べ,さらにカオスを用いた移動制御を行い,脳内でのカオスと生体機能の関係について発見論的に探るものである.

15-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名リカレント型神経回路網モデルにおけるカオスを用いたアーム制御
著者*�錨� 誠治 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 343
Keywordカオス, 生体制御
Abstract人は予期しない状況でも,それに応じて柔軟に対応できる.人あるいは哺乳類の脳内でカオス現象が観測されており,この柔軟性に何らかな役割を果たしているのではないかと考えられる.カオスは,初期値の微小な変化により長時間後の結果が大きく変わり,予測が困難であるという特徴を持ち,これは天候の変化など自然界でも多数観測される.本研究では神経回路網モデルによってカオスを発生させ,その機能を調べ,制御へ応用することで脳機能のメカニズムにアプローチを試みる.

15-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名リカレント型神経回路網モデルにおけるカオスを用いた身体制御-アームロボットシステムへの実装-
著者*青田 朋也 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 344
Keywordカオス, 生体制御
Abstract近年,人間の脳内で発見されたカオス現象が,人間の脳機能に対して重要な役割を果たしているのではないかという考えがある.その考えのもと,脳の神経回路網を参考にした,リカレント型神経回路網モデルを構築し,カオスを発生させた.ここでは三次元身体運動制御の足掛かりとして腕モデルの構築を行い,カオスの機能性にアプローチすることにした.


部門: セッション 1303  15. 医療電子・生体工学-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 609室 (→地図)
座長: 谷本 義雄 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)

15-7 (時間: 13:00 - 13:13)
題名遠隔輸液モニタリングシステム
著者*天野 光, 小川 英邦, 槇 弘倫, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治 (下関厚生病院)
Pagep. 345
Keyword輸液, 点滴, モニタ
Abstract近年,医療現場では輸液治療が頻繁に行われており,輸液治療の安全性と利便性を高めるために様々な装置が開発されている。特に,医療現場でよく使用される重力落下方式の輸液セットは,現場での目視により輸液状況の把握を行っているため,流量の異常や輸液終了を知らせる装置が開発されてきた。しかし,それらの装置では,リアルタイムでの輸液残量を確認するためには,医師や看護師が直接現場へ訪れなければならない。 本研究では,ナースステーションに置かれた1台のPC上で複数の患者の輸液状況をモニタすることが出来る,遠隔輸液モニタリングシステムを開発したので報告する。

15-8 (時間: 13:13 - 13:26)
題名ベッドにおける超音波生体情報測定システム
著者*山名 祐介, 塚本 壮輔 (広島工業大学), 向井 幸治 (トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校), 槇 弘倫, 小川 英邦, 米澤 良治 (広島工業大学)
Pagep. 346
Keywordベッド, 超音波, 生体情報
Abstract現在、要介護者の介護において、日常生活下での身体情報を把握する事は非常に重要である。要介護者は、ベッド上で 過ごすことが多いことから、ベッド上の要介護者に対する生体情報測定システムが開発されている。生体情報は、ベッド マットレス内に設置した超音波センサでベッドマッチレス内に拡散させ、超音波の振幅が要介護者の心拍、呼吸、動きに 伴う体動により変動することで測定した。しかし、ベッドマットレス上の要介護者によっては、生体情報の測定、特に、 心拍の検出が困難な場合があった。 そこで、本研究では、生体情報の測定が困難となる原因を要介護者の体重と考え、体重による影響を極力低減させたセ ンサを開発したので報告する。

15-9 (時間: 13:26 - 13:39)
題名光センサを用いた駆出時間検出システム
著者*増井 貴好, 槇 弘倫, 小川 英邦, 米澤 良治, 塚本 壮輔 (広島工業大学), 岩本 純一 (山陽女子短期大学), 二宮 石雄 (広島国際大学), 佐田 孝治 (下関厚生病院)
Pagep. 347
Keyword駆出時間, 内胸動脈波, 光センサ
Abstract厚生労働省人口動態統計より、平成21 年に心疾患で亡くなった 患者は、18 万745 人と日本で第2 位の死亡疾患として報告されてい る。心疾患の簡易的心機能評価の一方法として、駆出時間(ET 時間) と駆出前期時間(PEP 時間)により評価する心収縮期時相(STI)法が用 いられている。ET 時間は、頸動脈波形の立ち上がりから切痕まで の時間で求められるが、この測定における問題として、首の動きに 基づくアーティファクトの混入と脈波センサの装着が挙げられる。 本研究は、光センサを用いて身体の動きが少なく、センサの装着 が容易な胸部の内胸動脈から脈波を測定し、内胸動脈脈波のET 時 間と頸動脈波のET 時間との関係を求めた。

15-10 (時間: 13:39 - 13:52)
題名ワイヤレス超音波血流計
著者*村上 篤志, 槇 弘倫, 小川 英邦, 塚本 壮輔, 米澤 良治 (広島工業大学)
Pagep. 348
Keyword超音波, ドップラ-法, 脈波
Abstract現在、血流速度測定には、電磁血流計やドップラー血流計が使用されている。電磁血流計は、電磁血流計プローブを血管に直接装着する必要があり、体表面から血流速度を測定することが出来ない。これに対し、超音波やレーザー光を用いたドップラー血流計は、センサを体表面に装着出来ることから、電磁血流計に比べ容易に血流速度測定が可能である。超音波ドップラー血流計は、一定時間超音波を送信するパルスドプラー法と連続的に超音波を送信する連続波ドップラー法(CW法)があり、現在パルスドプラー法が多く使用されている。しかし、パルスドプラー法は、CW法に比較し、回路が複雑で簡易的な血流速度測定装置としての使用が難しい点がある。 そこで本研究では、CW法を用いた、安価で小型でかつワイヤレスの超音波血流計を開発したので報告する。

15-11 (時間: 13:52 - 14:05)
題名超音波を用いた瞬き検出システム
著者*賀楽 一之, 槇 弘倫, 小川 英邦, 塚本 壮輔 (広島工業大学), 石田 良一 (株式会社TCC), 米澤 良治 (広島工業大学)
Pagep. 349
Keyword瞬き, 超音波, 瞼
Abstract現在、日本における筋萎縮性側索硬化症患者数は、厚生労働省平成21 年度衛生行政報告例結果の概要で8492 人と報告されている。萎縮性側索硬化症は、運動神経のみが障害され、感覚神経や自律神経、脳の高度機能がほとんど障害されない進行性の神経難病で、患者は、思考や感覚が症状に影響されることなく正常であるにも関わらず意志伝達する機能が奪われていく。そこで、患者の意思伝達を可能にするコミュニケーション法として、カメラや筋電図による眼球の動き及び前頭葉の血流量変化を捉え、患者の意思伝達を可能にするコミュニケーション法が開発されている。しかし、これらの方法は、意思伝達に要す時間、患者への電極やセンサの装着及びシステム価格等、患者への導入で問題となっている。本研究では、瞬きによる意志伝達を考え、安価な超音波送受信器を用いた瞬き検出システムを開発したので報告する。

15-12 (時間: 14:05 - 14:18)
題名環境音及び位置情報を用いた徘徊高齢者位置検出システム
著者*松岡 伸吾 (トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校), 小川 英邦, 槇 弘倫, 米澤 良治 (広島工業大学)
Pagep. 350
Keyword環境音, GPS, PHS
Abstract総務省の2010年6月の統計によると65歳以上の高齢者は全国で2933万人、認知症高齢者は約200万人とされ2030年には350万人と予想されている。認知症高齢者で問題となるのは、徘徊行為で、交通事故等による危険性だけでなく、その家族や介護者への負担を与える点である。そこで、徘徊中の認知症高齢者の位置把握システムが開発されている。位置取得は、高精度の位置情報が取得できるGPSを用いて行われているが、屋内や地下街で使用できない問題がある。これに対し、W-SIMを用いたシステムは、約100m毎に設置された基地局アンテナで位置情報の取得を行うことから、屋内や地下街などにおいても基地局アンテナが設置されていれば、位置検出が可能である利点を有しているが、検出精度が約100m程度でありGPSより劣る問題点がある。 そこで本研究では、屋内や地下街での計測も可能なW-SIMを用いて位置情報の取得と同時に環境音を録音し、より詳細な位置推定と認知症高齢者がどのような状況であるかの推定を可能するシステムを開発した。


部門: セッション 1304  15. 医療電子・生体工学-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 609室 (→地図)
座長: 小川 英邦 (広島工業大学)

15-13 (時間: 14:30 - 14:43)
題名香りが人体に与える癒し効果に関する基本検討
著者*岸本 大樹 (松江工業高等専門学校 電気工学科), 天川 宅真 (中国電力(株)), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校 電気工学科)
Pagep. 351
Keyword癒し効果, 香り, リラクゼーション, ストレス
Abstract情報化社会の中で多くのストレスを抱えている人が増加してきており、このようなストレスを軽減するための効果的なリラクゼーションが求められている。本論文は、グレープフルーツ系の香りを用いたストレス低減効果、また、香りと音楽とを組み合わせた方法などについても検討した結果について述べたものである。

15-14 (時間: 14:43 - 14:56)
題名情報圧縮されたがん細胞データの差分による分類
著者*伊藤 剛 (大島商船高等専門学校/情報工学科), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校/商船学科), 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校/情報電子工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院/理工学研究科)
Pagepp. 352 - 353
Keywordがん, 情報圧縮, 分類
Abstractこれまでのがん研究では必要なデータ量が多く,データ全体の管理や把握が困難であったため,特徴抽出が維持された分析信号の情報圧縮が求められており,有効な手法が必要であった.そのため我々は,これまでに医師が容易に比較検討するための可視化支援システムを開発し,それと同時に情報圧縮に努めてきた.この情報圧縮技術を利用すれば,がん細胞同士の違いについて容易に分類ができる可能性があるが,未だに分類実験までに至ってはいなかった.そこで本研究では,各がん細胞同士の特徴を比較分類するために各々の差分に違いがあるかについて検討し,差分が分類手法として有効であるかについて確認実験を行ったので報告する.

15-15 (時間: 14:56 - 15:09)
題名心臓ペースメーカの制御機構の非同期化に関する基礎研究
著者*石川 裕大 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 茅野 功 (川崎医療福祉大学/医療技術学部), 佐藤 洋一郎, 横川 智教 (岡山県立大学/情報工学部), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学/医療技術学部)
Pagep. 354
Keywordペースメーカ, 回路設計
Abstract心臓ペースメーカ(以下,ペースメーカ)は不整脈を伴う心疾患患者の心拍を正常化させるために重要な植込み型医療機器であり,省電力化や高い電磁両立設計が望まれている.そこで,当研究室ではこの問題を解決する一手法として,非同期式回路の省電力性及び高イミュニティ性に着目し,ペースメーカの制御機構を非同期式回路により設計する手法の検討している. 本研究ではペースメーカの制御機構の非同期化に関する基礎的検討として,同機構及び信号入力部を同期式回路により設計しFPGAを用いて試作した.この試作に模擬心電位発生装置を用いて動作確認を行い,ペースメーカの基本機能を実現できていることを確認した.

15-16 (時間: 15:09 - 15:22)
題名A Simulation Study on Double Sugar Donors in E. coli Central Metabolism
著者*Zhongyuan Tian, Adrien Faure (Graduate School of Science and Engineering, Yamaguchi University), Tomoaki Yamamotoya (Hitachi Solutions, Ltd.), Hitomi Dose, Hirotada Mori (Graduate School of Biological Sciences, Nara Institute of Science and Technology), Hiroshi Matsuno (Graduate School of Science and Engineering, Yamaguchi University)
Pagepp. 355 - 356
Keywordmetabolism pathway, modeling, HFPN
AbstractTo analyze the dynamic changes in E.coli cellular carbohydrate metabolism, we set up a hybrid functional Petri net model in Cell Illustrator. This paper shows a simplified model of “the entrance” part, around G6P. Some calculations were executed to express the glucose uptake rate by a single cell from two experimental data, extracellular glucose concentration and cell proliferation; and the cellular glycogen biological performance was also available. Mass balance theory was the general simulation skeleton, and a decision mechanism was adopted to alternate material fluxes directions.

15-17 (時間: 15:22 - 15:35)
題名短距離走の併走練習に着目した支援装置の提案
著者*樋本 友孝 (福山大学大学院 工学研究科 電子・電気工学専攻), 香川 直己 (福山大学 工学部 電子・ロボット工学科), 小川 隆 (小川長春館)
Pagep. 357
Keyword短距離, 練習, スポーツ, 支援装置
Abstract短距離走の練習では、目標となる選手と併走することで効率が良い練習ができる。本研究では、単独でもその練習ができる装置の開発を行っている。本稿では、装置のインターフェイス部の検討と支援装置にデータロギングシステムを作成したためそれを報告する。

15-18 (時間: 15:35 - 15:48)
題名視覚障碍者支援のためのユビキタス公共マークの設計と評価
著者*堤 周平, 高木 優季 (広島工業大学大学院), 荒木 智行 (広島工業大学), 巽 久行 (筑波技術大学), 玉野 和保 (広島工業大学)
Pagepp. 358 - 359
Keyword障碍者支援, 視覚障碍者支援, 可視光通信, 公共マーク, ユビキタス
Abstract近年,LEDによる照明装置は照明の代替として,蛍光灯や白熱電球などと置き換わりつつある.それらは信号機や液晶ディスプレイのバックライトなど,人間の可視できる光を放つ部分に,急速に採用されてきている.LEDの利点は寿命が長く,消費電力が少ないことである.LEDの普及に伴い,可視光通信の研究が盛んに行われている.また,可視光は電波と異なり,強い指向性を持っている.もし,伝送路の途中に障害物があれば,信号が到達しにくい.また,目に見えるということは簡単なセキュリティが実現できる. 本報告では,視覚障碍者を支援するためのシステムに関して提案している.さらに全盲者だけを対象とするのではなく,弱視者を支援するシステムをLEDによる可視光通信技術とユビキタスIDアーキテクチャの組み合わせにより提案している.特に移動支援に欠かすことのできない公共マークなどに上述の技術を用いて考察している.


部門: セッション 1401  17. 制御-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 610室 (→地図)
座長: 中本 昌由 (広島大学)

17-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名快適性指標を用いた部屋間快適度融通空調システム
著者*金崎 康成 (広島工業大学), 中田 健司 (テンパール工業), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 増谷 文弥, 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 361
Keyword快適性, PMV, 省エネルギー
Abstract著者らはこれまでに省エネルギー化と快適性の維持を目指したシステムを提案してきた。本稿では快適性指標の一つであるPMVを用いて部屋間で快適度の融通を行うことにより,部屋全体での省エネルギー化を目指す方式を提案する。本システムは,各部屋の環境情報の計測と空調設備の制御を行う「分散コントローラ」,空調設備の消費電力を計測する「簡易型パワーメータ」,計測した情報を収集し各部屋の制御内容を決定する「グローバルコントローラ」で構成される。2部屋を用いた実験を行った結果,快適度の融通を行っていることが確認できた。

17-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名省エネルギーを目的とした室内環境情報の可視化
著者*増谷 文弥 (広島工業大学), 中田 健司 (テンパール工業株式会社), 金崎 康成 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 362
Keyword可視化, 省エネルギー, 快適性, PMV, 空調制御
Abstract2011年3月に発生した東日本大震災の影響で電力の供給不足が懸念されており,わが国ではより一層の省エネルギー化が求められている。省エネにおける重要な要素として「可視化」が挙げられる。可視化の導入により電力の削減に繋がり更なる省エネルギー化が見込めると考えられる。著者らはこれまでに「ネットワーク型省エネルギー対策用システム」の提案を行ってきた。本稿では,本システムの環境情報の可視化プログラムを開発し,その効果を評価した。

17-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名クレーンの複雑な揺れの静止制御のためのセンシングと信号処理 − 一定走行速度移動のみによる揺れ運動の静止制御法 −
著者*塩見 健二郎 (広島工業大学大学院 工学系研究科 電気電子工学専攻), 玉野 和保 (広島工業大学)
Pagepp. 363 - 364
Keywordゴミクレーン, 揺れ静止制御
Abstractゴミ搬送用の自動ゴミクレーンをモデルにして、4本のワイヤーで吊り下げたバケットの2次元一定走行速度移動で生じる複雑な揺れを、架台に取り付けられたロードセルで測定したワイヤーの張力変化のみで同定し、揺れの静止を一定速度走行だけで簡易に制御する方法を検討した。本論文では、バケットの揺れ周期の観測と予測から一定走行の移動、停止のタイミングを図ることで、任意の位置でバケット揺れは簡便に静止できることを明らかにしたことについて報告する。

17-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名従来のLQ制御と修正LQ制御の評価関数の最小値が一致する条件
著者*浦上 綾菜, 齊藤 充行 (広島市立大学大学院 情報科学研究科), 増田 有利子 (広島市立大学 情報科学部), 小林 康秀, 小野 貴彦, 疋田 真一 (広島市立大学大学院 情報科学研究科)
Pagepp. 365 - 366
KeywordLQ制御, 最小分散制御, 状態フィードバック
Abstract従来のLQ制御問題は,制御量の2次形式と操作量の2次形式の和を評価関数にとり,その値を最小化する状態フィードバック制御則を求める問題である.修正LQ制御問題は,齊藤らによって提案された特殊なLQ制御問題で,状態観測雑音の存在下で制御量の2次形式のみを評価関数にとり,その値を最小化する状態フィードバック制御則を求める問題である.本研究の目的は,従来のLQ制御問題と修正LQ制御問題の関係を調べることである.まず手始めに,従来のLQ制御問題の評価関数の最小値と修正LQ制御問題の評価関数の最小値が一致する条件について考察する.結果として,従来のLQ制御問題の評価関数の操作量の重み係数を含む条件式が得られる.

17-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名都市道路網の動的交通情報を用いたリンク旅行時間の一推定
著者*清水 光 (福山大学/工学部), 森藤 義之 (パーマンコーポレーション), 小林 正明 (福山大学/工学部)
Pagepp. 367 - 368
Keywordリンク旅行時間, 交通流ダイナミクス, オフセット制御, 試験車走行法, シミュレーション
Abstract都市道路網における右左折を含む任意の走行経路のリンク旅行時間を推定する手法について提案する。最初に、信号交差点における交通流ダイナミクスや信号制御パラメータ、車の進行方向を考慮に入れ、都市道路網のリンク旅行時間を車線単位、サイクル長単位で推定する方法について提案する。つぎに、比較的容易で多くの動的交通情報が得られる試験車走行法を用いて、研究の対象となる広島県福山市内道路網でラッシュ前とラッシュ時のリンク旅行時間をそれぞれ測定する。最後に、都市道路網の道路解析や交通解析、信号制御解析のデータを用い、本稿で提案するリンク旅行時間の推定法にしたがってシミュレーションを行い、推定精度について考察する。

17-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名ステンレス箔テープヒータによる植物体加温システムの検討
著者*竹本 優太, 山田 健仁 (徳山工業高等専門学校), 木宮 康雄 (中國工業株式会社), 鶴山 浄真, 日高 輝雄 (山口県農林総合技術センター), 御旗 寛 (新立電機株式会社)
Pagep. 369
Keywordテープヒータ, 電子制御, モデル予測制御
Abstract精密機器部材用に多く生産されているステンレス箔の用途開発が進んでいる。その中でステンレス箔を用いたヒータ(テープヒータ)は,単純な抵抗負荷で電子制御しやすいことに加え,耐侯性に優れており,薄く柔軟で形状の自由度が高いことから,農業用ヒータとして有望な発熱体素子といえる。しかし,植物体加温に使用する場合,培地への放熱等の問題がある。本研究では,農業用途におけるテープヒータを用いた植物体加温システムの制御手法を検討する。


部門: セッション 1402  17. 制御-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 610室 (→地図)
座長: 清水 光 (福山大学)

17-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名擬似神経回路網におけるカオス的ダイナミックスの二輪自走ロボットへの制御応用-相互作用するロボット系の製作とその機能実験-
著者*宮原 直哉 (岡山大学大学院 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院 自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagep. 370
Keywordカオス, 二輪ロボット, 迷路求解
Abstractカオスが生体の脳内で発見されて以来,そのカオスが脳機能において大きな役割を担っているのではないかと考えられている。そこで、このカオスを用いた移動制御を実機で実験し、カオスの有用性や有効性の考察を行うことを目標として、2台の二輪自走ロボットを含めた実験用システムを製作した。擬似神経回路網で発生させたカオスを用いて二輪自走ロボットに対応するカオス運動を再現し、カオスの機能性を実験を通し評価する。

17-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名リカレント型神経回路網モデルにおけるカオスを用いた移動体制御応用-準三次元移動制御の実現へ向けたシステム開発-
著者*山口 倫志, 宮原 直哉 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 371
Keywordカオスと制御, ニューラルネットワーク, 準三次元移動制御
Abstract本研究では生物の脳内で観測されるカオスの機能性の一つとして考えられている"カオスと制御"に注目し,移動体制御への応用を考えた.そこで,以下に示す数理モデルにおいて生じるカオスを使った制御系を構築し,我々の意図する実証実験に向けて改良を加えた二足歩行ロボットへと搭載した.そして脳の動作原理解明への糸口となるような実験を提案し,基礎部分の開発を行った.

17-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名非線形動的光電子素子拡散結合系におけるカオスの発生とその移動制御への応用 -高次元カオスの二次元射影における動的構造解析-
著者*仙波 幸信 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 372
KeywordD−SEED, カオス, 移動制御, 分散
Abstract脳の柔軟な情報処理能力とカオスには何らかの関係があるのではないかと考え、その仕組みに工学的にアプローチしていく。 本研究では、D-SEEDと呼ばれる素子を用いてカオスを発生させ、移動制御へ応用することでカオスの有用性、有効性を示す。 さらに、移動の軌跡を解析することで、カオスがどのように働き、有用であるのかを解析していく。

17-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名H∞追従性能補償器を備えたオンライン型強化学習制御システム
著者*内山 祥吾, 大林 正直, 呉本 尭, 小林 邦和 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 373 - 374
Keyword強化学習, ロバスト制御, H∞制御
Abstract本研究では、ロバスト制御と強化学習を融合させ、学習機能を備えた制御システムを構築する。即ち、未知の非線形関数を持つシステムに対応でき、学習速度・ロバスト性・安定性が保証された「オンライン型強化学習制御システム(ORLCS)」を開発した。制御システムに学習機能を付加させ、実際の制御動作を観察することを通じて、目標追従性能に優れたロバストな制御器を学習により構成する手法を提案する。ロバスト制御には、モデル誤差や外乱に頑健なH∞制御を採用し、強化学習には、連続値行動に最小限の計算量で制御可能とするActor-Critic法を採用した。そして、台車付き倒立振子による計算機シミュレーションを行い、提案法の有効性を示した。

17-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名目標値がステップ状およびランプ状に変化する場合の一般化予測制御
著者*岡田 誠流, 小林 康秀, 齊藤 充行 (広島市立大学大学院情報科学研究科)
Pagepp. 375 - 376
Keyword一般化予測制御, 評価関数, ランプ状変化, モデル予測制御
Abstract制御対象のモデルを用いて,予測区間内における出力値を逐次予測し,これらの未来値を含む評価関数を最小にする制御則から制御入力を決定する手法は,モデル予測制御として知られている.一般化予測制御もモデル予測制御の一つとして知られており,その手法はClarkeらによって提案された. この一般化予測制御は,制御入力の変化量を小さくするため,目標値がステップ状に変化することを想定している.そのため,目標値が連続的に変化する場合には目標値の変化と評価関数の整合が取れない. そこで本研究では,目標値がステップ状だけでなく,ランプ状に変化するときにも対応する評価関数を設定し,従来の一般化予測制御法を拡張する.

17-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名小脳演算モデルを用いた非線形PID制御系の一設計
著者*脇谷 伸 (広島大学), 大西 義浩 (愛媛大学), 山本 透 (広島大学)
Pagepp. 377 - 378
KeywordPID制御, 非線形システム, 小脳演算モデル, FRIT, 閉ループデータ
Abstract産業プロセスにおいては,その制御構造の簡便さから今なおPID制御が広く用いられている.しかしながら,実際の制御対象の多くは非線形性を有しており固定のPIDパラメータによる制御では常に良好な制御結果を得ることが難しい.この問題に対して,ニューラルネットワークの一種である小脳演算モデル(CMAC)を用いた非線形PID制御系の設計法が提案されているが,CMACの学習のために数回の試行が必要であるという問題点を有している.本研究では,この問題に対し1回の試験信号のみによって制御パラメータを決定可能なFRIT法に基づく新たなCMAC学習アルゴリズムを提案する.本手法によれば,1回の試験データのみを用いてCMACを学習させることが可能となる.


部門: セッション 1403  11. アンテナ・電磁波-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 610室 (→地図)
座長: 浦崎 修治 (広島工業大学)

11-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名ミリ波帯マッシュルーム型CRLHメタマテリアルの試作とその磁気壁動作測定
著者*山崎 佑一郎, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋, 永山 務 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 379
Keywordメタマテリアル, ミリ波, 磁気壁
Abstract金属パッチとビアからなるマッシュルーム構造を単位セルとする周期構造の2次元CRLH (Composite right/left-handed) が提案されている. 本稿ではミリ波帯で動作する右手系と左手系伝送帯域間のバンドギャップを消失させたマッシュルーム型CRLHメタマテリアルの磁気壁動作について実験的に調べた.

11-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名Vバンド右手/左手系複合導波管アンテナの 試作および放射特性測定
著者*永井 翔太郎, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学大学院/理工学研究科)
Pagep. 380
Keyword左手系, 導波管, アンテナ, メタマテリアル, Vバンド
Abstract右手/左手系複合導波管アンテナが提案されている. このタイプのアンテナは平面基板型のものに比べ低損失でかつ高耐電力性を有し, また移相器を用いずとも広角度なビーム走査が可能であることからミリ波帯における高機能レーダやセンサなどへの応用が期待されている. 本稿では, Vバンドで動作する右手/左手系複合導波管アンテナの設計・試作, 実験的動作検証を行い試作アンテナのVバンドでの放射特性を確認した.

11-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名金属球と金属ワイヤで構成された3次元左手系媒質の分散特性
著者*山本 綱之, 真田 篤志, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 381
Keywordメタマテリアル, 3次元, 等方性, 近傍界測定
Abstract金属球と金属ワイヤで構成された3次元メタマテリアルが提案されている. このメタマテリアルは面心立方格子の単位セルを有し等方性に優れており, 構造が比較的単純であることから, ミリ波やテラヘルツ波へのスケーリング応用も期待される. これまで, その負屈折率レンズ動作が実験的に確認されているが, 本稿では, 近傍電界測定により媒質内伝搬波の分散特性を実験的に求める.

11-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名2次元異方性媒質の等価回路パラメータ抽出について
著者*永山 務, 真田 篤志, 久保 洋, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 382
Keyword2次元異方性媒質, 等価回路パラメータ
Abstract2次元異方性媒質に対する等価回路が提案されている. しかし, 実構造と回路パラメータとの関係は解析的には決定できず数値的手法に依らなければならない. 本稿では2次元異方性媒質の等価回路パラメータの数値的抽出法に関して検討する.

11-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名コルゲートリフレクタの反射特性
著者*坂本 久幸, 中元 信吾, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学大学院/理工学研究科)
Pagep. 383
Keywordコルゲートリフレクタ, 反射特性
Abstractコルゲートリフレクタは波長に比べて小さい間隔で溝が掘られた金属反射板で入射波の偏波の方向により反射特性が異なるという性質を持つ. 本稿では, Xバンドにおいて試作したコルゲートリフレクタの反射特性を実験的に得たので報告する.

11-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名赤外領域におけるSingle Negative粒子構造の作製と評価
著者*長尾 達也, 大山 陽平, 久保 洋, 浅田 裕法 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 384
Keywordメタマテリアル, Single Negative, 赤外透過特性, 微細加工
Abstract本研究では微細加工技術を用いることで赤外領域に遮断特性を持つSingle Negative粒子構造の作製を行うとともに、赤外線透過測定による評価を試みた.基板には〜9 μmの赤外線を透過できるCaF2を用いた.電子線描画装置によりレジストパターンを作製した後、蒸着したAuをウエットエッチング、Tiをドライエッチングし、構造体を作製した.評価をおこなった結果、偏波面がパターン長手方向の場合には遮断帯域がみられるのに対し、垂直の場合は全て透過した.このことから、構造体を反映した遮断特性が得られたといえる.シミュレーション結果と比較すると、スペクトルはブロードではあるが、遮断中心波長は4.55 μmとシミュレーションの4.23 μmに近い値となった.


部門: セッション 1404  11. アンテナ・電磁波-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 610室 (→地図)
座長: 藤森 和博 (岡山大学)

11-7 (時間: 14:30 - 14:43)
題名基板表裏面の金属ストリップを長手方向にずらした媒質中を伝搬する左手系モードの特性
著者*吉田 武礼, 久保 洋, 真田 篤志, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 385
Keyword人工媒質, 左手系
Abstract誘電率,透磁率共に負となるような媒質中においては,左手系モードと呼ばれる波の進む方向とエネルギーの進む方向が逆になるモードが伝搬する.一方,金属ストリップを周期的に配置することで,人工磁性体及び誘電体として動作することが報告されている. 本発表では,この原理を用いて,誘電率,透磁率共に負となる帯域を作り,その帯域において左手系モードが伝搬する媒質について検討する.

11-8 (時間: 14:43 - 14:56)
題名3枚の平行導体ストリップで構成した人工媒質による周波数阻止特性
著者*小野 航太朗 (山口大学工学部), 久保 洋, 真田 篤志, 山本 綱之 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 386
Keyword人工磁性体, 人工誘電体, 帯域阻止特性
Abstract誘電体基板の両面にストリップを設けて人工磁性体及び人工誘電体としての特性を設計し帯域阻止特性を実現することが報告されている.本発表では誘電体基板を2枚重ねて,前面,中面,後面に金属ストリップを設けて,帯域阻止特性を実現することを検討する.

11-9 (時間: 14:56 - 15:09)
題名30GHz帯右手/左手系複合漏洩波アンテナの放射特性
著者*中元 真嗣, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 387
Keywordメタマテリアル, ミリ波, アンテナ, 左手系, 放射
Abstract平面型右手/左手系複合(composite right/left-handed;CRLH) 漏洩波アンテナが提案されている. この構造はビアを用いず製作誤差の影響が少ないため低コストで作製できるという特徴を持つ. ミリ波帯で動作するCRLH漏洩波アンテナ(LWA)電磁界シミュレータHFSS®を用いて設計・試作し, その特性を測定したので報告する. シミュレーション結果よりバランス周波数が29.9GHzとなり、また測定した放射パターンより周波数によるビーム走査動作を確認することができた。

11-10 (時間: 15:09 - 15:22)
題名マッシュルーム型人工磁気壁の同相反射特性の入射角度依存性について
著者*倉垣 龍星, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 388
Keywordバランス型メタマテリアル, 磁気壁, マッシュルーム構造
Abstract金属パッチとビアからなるマッシュルーム構造を単位セルとする2次元周期構造は,バランス型CRLH (composite right/left-handed) 媒質理論(1) によりバンドギャップを閉じた状態においても人工磁気壁として動作することが実験的に確認されている(2). 本論文では,バランス型CRLHメタマテリアルにおいて,同相反射周波数の入射波の角度依存性を実験的に調べた.

11-11 (時間: 15:22 - 15:35)
題名2次元シングルネガティブ異方性スラブの 電磁界分布について
著者*阿立 貴久, 永井 翔太郎, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学)
Pagep. 389
Keywordシングルネガティブ
Abstract金属スパイラルを多層に配置することにより, シングルネガティブ異方性媒質の電磁界分布をもつことをシミュレーションによって検証した.

11-12 (時間: 15:35 - 15:48)
題名CRLH伝送線路のブロッホインピーダンスについて
著者*桜井 大輔, 真田 篤志, 山本 綱之, 久保 洋 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 390
KeywordCRLH-TL, ブロッホインピーダンス
AbstractCRLH-TL周期構造に対して、単位セルがT型およびΠ型の場合のブロッホインピーダンスを求めた。


部門: セッション 1502  3. 電気・電子材料-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 12:01
部屋: Nexus21 701室 (→地図)
座長: 田中 武 (広島工業大学)

3-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名誘導結合プラズマ支援型アンバランスマグネトロンスパッタ法により作製したCu薄膜の基板温度依存性
著者*大谷 和輝, 坂田 直文, 尾崎 徹 (広島工業大学)
Pagep. 391
Keywordスパッタ法, 銅薄膜, プラズマ, 表面形状, AFM
Abstractスパッタ法において、スパッタ原子が膜表面で活発に拡散すると、隙間や空孔の少ない高密度の薄膜が得られることが知られている。本研究では、誘導結合プラズマ支援型アンバランスマグネトロンスパッタ法を用いてCu薄膜を作製することにより、Cu原子の表面拡散が膜構造に及ぼす効果を調べた。ガラス基板上の磁束と温度を変化させて作製したCu薄膜をAFM観察した結果、磁束密度または温度が増加するとともに表面粒径が増加することが分かった。これらは、誘導結合プラズマ支援型アンバランスマグネトロンスパッタ法において基板上の磁束密度または温度が増加すると、Cu原子の表面拡散が活発になることを示している。

3-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名MOSFETにおける利得ばらつきの解析
著者*武田 諒, 寺田 和夫, 讃井 和彦 (広島市立大学 情報科学研究科)
Pagep. 392
KeywordMOSFET, 利得, ばらつき

3-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名エポキシ樹脂のトリー伸展に及ぼす不平等電界下の空間電荷の影響 (その2)
著者*下瀬 弘幸 (大島商船高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校 電子機械工学科), 高尾 透, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 長尾 雅行, 村上 義信 (豊橋技術科学大学)
Pagep. 393
Keyword線−平板電極, エポキシ樹脂, 空間電荷, 不平等電界, トリー
Abstract絶縁材料中の異物やボイドは,不平等電界の原因となり,部分放電やトリーイングなどによる劣化が進行し,絶縁破壊に至る。このような劣化に対して,不平等電界下で形成される空間電荷の影響が分かれば,劣化診断の有益な情報になると考えている。本研究では,線−平板電極を構成した試料に交流高電圧を印加し,不平等電界下においてエポキシ樹脂の劣化に及ぼす空間電荷の影響を調査することを目的としている。実験の結果,空間電荷分布の変化と絶縁性能の劣化には,相関があると考えられた。

3-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名部分溶融Sm系超電導体の保持温度依存性
著者*高橋 俊之 (松江工業高等専門学校 電子情報システム工学専攻), 木村 友軌, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科)
Pagep. 394
KeywordSm系超電導体, 部分溶融法, 結晶配向, ピンニングセンター
Abstract本研究では部分溶融法により作製した超電導体の表面に形成される結晶粒の配向に着目し、保持温度を1020℃から1050℃まで変化させて結晶配向が異なる超電導体を作製した。これにより試料の結晶配向は保持温度が上昇するにつれて大きく形成された。配向が大きく形成された試料のピンニングエネルギー(Up)と臨界電流密度(Jc)は配向の小さいものより大きな値となり、保持温度1050℃でUpは443μJ、Jcは71.2A/cm2であった。これは結晶配向が大きいものほどピンニングセンタの分量が増加しJcが向上していることを示唆している。

3-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名プラスチック光ファイバ端面処理の検討
著者*恒次 秀起 (松江工業高等専門学校 電気工学科), 濱崎 雄也 ((株)ジェイ・オー・ファーマ)
Pagep. 395
KeywordPOF, 端面処理, 鏡面, プラスチック光ファイバ
Abstract近年インターネットなどの普及に伴い大容量の情報が伝達できる光ファイバ通信が急速に進展している。このような状況の中で、従来の石英系の光ファイバに変えて、取扱いの容易さや低価格な特徴を持っていることからプラスチック光ファイバ(POF)が利用されてきている。POFを各種の光部品などに適用する際、鏡面に仕上げる端面処理が重要となる。本論文は、多対の光部品などへの適用をめざし、研磨紙や研磨布などを組み合わせた端面処理技術についてまとめたものである。

3-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名PIT法アルミシースMgB2超伝導線材の特性
著者*野中 琢哉, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 三宮 大喜 (ジャパンファインスチール)
Pagep. 396
Keyword超伝導, PIT法, MgB2, Jc
AbstractMgB2超伝導体は、金属系超伝導体の中で最も高い臨界温度(TC=39K)を示す。このMgB2を線材化することで温度は冷凍機で比較的簡単に到達できる温度20K近傍で動作する超伝導コイルへの応用が期待されているが、その応用において臨界電流密度JCの向上が望まれ、臨界電流密度の向上を目的とした、研究が進められている。本報告では、MgフレークとアモルファスB粉末、アルミのシース材を用いて、PIT法により線材を作製して、温度ごとの臨界電流密度JCを評価し、比較した。

3-7 (時間: 11:48 - 12:01)
題名酸化物超伝導体を用いた超伝導インバータの検討
著者*白井 洋行, 廣兼 聖也, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 397
Keyword超伝導, インバータ, Bi系超伝導体


部門: セッション 1503  3. 電気・電子材料-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 701室 (→地図)
座長: 寺田 和夫 (広島市立大学)

3-8 (時間: 13:00 - 13:13)
題名希土類酸化物浸透Bi-2212相超電導単結晶の磁気特性
著者*長島 可奈, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科)
Pagep. 398
KeywordBi-2212, 単結晶, 希土類酸化物, ピンニングセンター
Abstract超電導体に大電流を流すため、Bi-2212相超電導単結晶に磁性体である希土類酸化物をピンニングセンタとして導入した。用いた希土類酸化物はSc2O3, Y2O3, Nd2O3, Eu2O3, Gd2O3, Dy2O3, Ho2O3, Er2O3, Lu2O3 である。希土類酸化物を導入することで、Icの大幅な向上が得られた。特に磁性のある物質を浸透させた試料で高いIcが観測され、中でもEr2O3を浸透させた単結晶ではIcsは14.5A/cmとなった。この原因として、拘束される磁束が磁性体で多くなることが考えられる。ピンニングセンタとして磁性体を導入することで超電導体を実用導体として応用する可能性が示唆された。

3-9 (時間: 13:13 - 13:26)
題名Bi-2212相超電導単結晶の臨界電流の経時変化
著者*矢田 将大, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科)
Pagep. 399
KeywordBi-2212, 単結晶, 経時変化, ピンニングセンター
AbstractBi-2212相超電導単結晶を大気中に放置すると表面層の劣化が起こる。本研究では、ピンニングセンタとして希土類酸化物を浸透させた臨界電流(Ic)の大きな単結晶について、Icの経時変化を検討した。希土類酸化物を浸透させた単結晶では10A/cm以上のIcが得られる。しかし、浸透から大気中に6ヵ月放置した単結晶ではIcが大幅に低下した。超電導転移温度(Tc)は変化していないので、原因は表面層の劣化と考えられる。この試料では、ピンニングセンタは深さ約60μmまで浸透していたのに対し、劣化は約30μmまで進んでいることが明らかになった。

3-10 (時間: 13:26 - 13:39)
題名部分溶融時の試料配置と超電導特性
著者*安達 健二, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校 電子制御工学科)
Pagep. 400
KeywordSm系超電導体, 部分溶融法, 結晶配向, ピンニングセンター
Abstract部分溶融法によるSm系超電導体の作製において、部分溶融時のペレットの配置法を変えることで配向の進み方を制御した試料を作製し、超電導特性との関連性について調べた。作製した試料において部分的に超電導特性に違いが生じた。これらの試料では結晶配向の違いが観測されている。結晶配向はペレット表面に配置したMgO種結晶から始まっており、種結晶に近い領域ほど配向が進んでいる。ピンニングエネルギーの測定より、配向の進んだ領域ほど良好なピンニングセンターが形成されていることが明らかになった。

3-11 (時間: 13:39 - 13:52)
題名60GHz帯におけるFR-4基板の誘電特性の評価
著者越智 亮輔, *井上 晋吾, 黒木 太司 (呉工業高等専門学校 電気情報工学科)
Pagep. 401
Keyword誘電体共振器法, FR-4, ミリ波, 比誘電率, 誘電正接
AbstractFR-4基板は安価で加工性に優れていることからUHF帯で多用されるが、もともと誘電正接が高いために、センチ波帯やミリ波帯ではその利用が敬遠されている。これに対しBITラインの伝送特性は誘電体基板の影響を受けにくいことから、FR-4基板で構成したBITラインでは低価格かつ低損失なミリ波集積回路の提供が期待できる[1]。そこで本論では、このような応用を目的として、60GHz帯におけるFR-4基板の比誘電率と誘電正接の測定を行ったので報告する。

3-12 (時間: 13:52 - 14:05)
題名微細加工による非対称人工ピンの導入と特性の検討
著者*藤原 圭太, 白川 悠, 原田 直幸, 内藤 裕志, 浅田 裕法 (山口大学大学院)
Pagep. 402
Keyword超伝導材料, 人工ピン, 臨界電流密度
Abstract超伝導体の臨界電流密度は超伝導体内部のピンニングセンターと量子化磁束の相互作用によって決定される。これまで、微細加工により溝状の人工ピンニングセンターを導入し、臨界電流密度が向上することがわかった。それをもとにステップ状の人工ピンを導入し、通電する電流の向きに応じて電流の大きさを変化させることで、臨界電流密度を制御することができると考えられる。一方、ステップ状の人工ピンは立体的な形状となり導入方法が複雑なため、加工が容易で同様の効果が得られる形状として三角形を規則的に配列した人工ピンの導入を行った。本研究では人工ピンによるピンニング力の解析と解析結果を用いた人工ピンの導入について検討を行った。

3-13 (時間: 14:05 - 14:18)
題名Ge1-xMnxTeのMBE成長におけるTe/Mn供給比依存性
著者*楽松 達也, 兼友 亮典, 浅田 裕法, 小柳 剛 (山口大学理工学研究科)
Pagep. 403
Keyword強磁性半導体, GeMnTe, MBE成長, キャリア誘起
Abstract本研究ではInP基板上にTe/Mn供給比を1,2,4と変えたGe1-xMnxTeの成長を行い,結晶性や電気的・磁気的特性について調べた。全ての条件で基板と同じ(100)方向のピークのみが現れており,エピタキシャル成長していることが確認できた。Te供給量の増加にともない半値幅は広くなり結晶性は劣化した。SQUIDにより測定したM-H曲線とホール測定より算出したM-H曲線が一致したことから,磁性の起源がp-d交換相互作用によるものであることがわかった。Te供給量の増加にともないキュリー温度は高くなった。Te供給量とともにキャリア濃度も増加しており,これによりキュリー温度が高くなったと考えられる。


部門: セッション 1504  3. 電気・電子材料-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 701室 (→地図)
座長: 豊田 宏 (広島工業大学)

3-14 (時間: 14:30 - 14:43)
題名交流不平等電界下での空間電荷分布の周波数特性
著者*高尾 透, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校)
Pagep. 404
Keyword空間電荷, 高分子材料, 絶縁性能
Abstract電力ケーブルや電力機器の絶縁材料は不平等電界下で使用される場合が多い。現在,高分子材料では,絶縁性能評価にパルス静電応力(PEA)法を用いた空間電荷分布測定装置が利用されている。トリーをはじめとする絶縁破壊が不平等電界下で起こること,また一般の絶縁材料が交流電界下で用いられることから,交流・不平等電界下でのPEA法による空間電荷分布測定技術開発を行ってきた。ここでは,エポキシ樹脂を用いて正弦波交流電界下での空間電荷分布の周波数特性について調査を行ったので報告する。

3-15 (時間: 14:43 - 14:56)
題名線-平板電極系の空間電荷測定信号の解析
著者*富田 大貴, 岩佐 健太, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 405
Keyword空間電荷, PEA法
Abstract空間電荷分布測定は絶縁材料の性能評価等に広く利用されている。この誘電体材料の空間電荷分布を測定する方法としてパルス静電応力(PEA: Pulsed Electro Acoustic)法が用いられている。本研究室ではこれまでPEA法を用いた不平等電界下での空間電荷分布測定技術の開発を行ってきた。本研究では,不平等電界下での空間電荷分布測定を実現するために,PEA法を用いた線−平板電極系での空間電荷分布測定で得られる音波信号について解析を行ったので報告する。

3-16 (時間: 14:56 - 15:09)
題名空間電荷分布と音響特性の同時測定による信号補正
著者*兒玉 由佳理, 富田 大貴, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 布野 竜二 (豊橋技術科学大学)
Pagep. 406
Keyword空間電荷, PEA法
Abstract空間電荷分布測定技術であるパルス静電応力(PEA: Pulsed Electro-Acoustic)法は電気電子機器の絶縁材料の特性評価に広く利用されている。PEA法では,測定試料に印加される電圧にパルス電圧を重畳し,電極界面および試料内部で発生する音波を接地電極に取り付けた圧電素子で計測する。その音波を信号処理することで空間電荷分布を測定する。軟らかく厚さのある試料では課電電極側で発生する音波が接地電極に達するまでに音波の減衰や分散の影響を受ける。そのため課電電極側の音波信号が接地電極近傍の音波信号に比べ減衰する。課電電極と試料の音響的性質が大きく異なる場合には電極界面で発生する音波が影響を受ける。 ここでは空間電荷分布と試料の音響的性質を同時に測定する装置を試作し,PEA法における空間電荷分布測定信号(PEA信号)を補正し,より正確な空間電荷分布を求める方法について調査を行ったので報告する。

3-17 (時間: 15:09 - 15:22)
題名OFケーブル用シリコンオイルの絶縁特性の評価
著者*川井 佑真, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 407
Keyword絶縁油, OFケーブル, シリコンオイル
Abstract高粘度油を含浸させた紙絶縁ケーブルでは油切れなどにより,絶縁体内にボイドが発生する欠点があり,これを改善するために低粘度絶縁油を圧入したものがOFケーブルである。図1に単心OFケーブルの断面図を示す。油通路が導体中心に設けられ,ケーブル外周に金属シースが施され,外部の給油槽から常時絶縁油が大気圧以上で加圧されている(1)。OFケーブルを直流ケーブルとして利用する場合も考えられる。本研究ではシリコンオイルをOFケーブルの絶縁油の例として,特性評価のための測定装置を製作し,抵抗率の電界依存性,電流密度の電圧依存性にについて測定した。

3-18 (時間: 15:22 - 15:35)
題名YBCOテープ線材を用いた直流リアクトル用超伝導コイルの通電特性
著者*山本 昌弘, 廣岡 晃亮, 原田 直幸, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 植田 清隆 (電力中央研究所), 津田 理, 濱島 高太郎 (東北大学大学院), 古瀬 充穂, 淵野 修一郎 (産業技術総合研究所)
Pagep. 408
Keyword超伝導コイル, 平滑リアクトル, 臨界電流, 通電特性, YBCOテープ線材
Abstract放射状交流系統で構成されるコンビナート内の工場や事業所間を直流で連系することで,省エネ化や高信頼化を図ることが可能となる。この直流連系で必要となる低損失の平滑リアクトルを開発するため,液体窒素温度で超伝導状態となるYBCOテープ線材を用いてモデルコイルを製作し,コイルの臨界電流や損失等の測定を実施した。本報告では,YBCOコイルの電流−電圧特性について述べる。

3-19 (時間: 15:35 - 15:48)
題名超伝導磁気浮上装置を用いた体験型演示実験
著者*原田 瑞貴, 原田 直幸, 内藤 裕志, 岡田 秀希, 崎山 智司 (山口大学大学院), 小田部 荘司 (九州工業大学大学院)
Pagep. 409
Keyword超伝導磁気浮上装置, 体験型演示実験
Abstract山口大学工学部では、「ものづくり」、「創造性育成」、「デザイン」を連携させ、「ものづくり創成教育」を行い、学生に対するものづくり創成教育プログラムの開発・実践およびそのための環境整備を行ってきた。その活動の一環として平成20年度から山口県内の産学公民の各機関と協力して「長州科楽維新プロジェクト」1)に取り組んでいる。「長州科楽維新プロジェクト」とは小中学生に科学の楽しみを伝え、将来の科学技術立国日本を担う人材育成を目指している。この活動の中で、超伝導現象と極低温の面白さ、不思議さを通して小中学生の科学技術への興味関心を促すための演示実験を行っている。本報告ではバルク超伝導体を用いた演示実験用磁気浮


部門: セッション 1601  4. 電気機器・電気応用
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 702室 (→地図)
座長: 舩曳 繁之 (岡山大学)

4-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名透過磁場検出によるスポット溶接検査法の開発
著者*澤井 勇人, 三宅 康介, 堺 健司, 紀和 利彦, 塚田 啓二 (岡山大学大学院自然科学研究科), 平野 佳伸 (大橋製作所)
Pagep. 411
Keywordスポット溶接検査, 磁気計測
Abstractスポット溶接は,電流を流すことによる抵抗熱で金属を溶かして接合する溶接法であり,自動車のボディの溶接などに広く用いられている.このスポット溶接の不良検査を迅速かつ正確に行うことは,製品の品質管理や安全性において重要である.以前の研究で,漏洩磁束探傷検査法によるスポット溶接検査についての成果が得られた.今回は各種サンプルの形状に幅広く対応できる新しい方法として,透過磁場検出による非破壊検査法について検討した.印加コイルと検出コイルの間にスポット溶接部分を配置し,低周波磁場を印加して透過磁場を検出することで,スポット溶接サンプルの通電時間との相関が得られた.

4-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名高周波インバータ応用を目的とした単相ソフトスイッチングPFCコンバータの研究
著者*工藤 容也, 吉村 悠 (呉工業高等専門学校専攻科), 横沼 実雄 (呉工業高等専門学校電気情報工学分野)
Pagepp. 412 - 413
KeywordPFC, 電流不連続モード, ZCS, ZVS
Abstract近年,世界的に高調波抑制規制が厳しくなっている。1) このため,家電製品の高周波インバータの前段には,PFC機能を有した昇圧回路が多く適用され,高効率・高電力密度の非絶縁昇圧型コンバータ(昇圧チョッパ)のニーズが高まっている。 本研究では,スイッチトキャパシタ型ロスレススナバを用いた単相PFCコンバータを提案し,回路動作,入出力変換比,最大電流をシミュレーションにより検討した。この提案回路では,電流不連続モードを利用することによって,電源電流のフィードバック制御を不要とし,広範囲な制御領域においてZCS(ゼロ電流スイッチング),ZVS(ゼロ電圧スイッチング)を実現することが可能である。また,電源電流波形の歪みについても同様にシミュレーションによって検討した。

4-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名積層構造高温超電導バルク体を用いた磁性体の浮上特性に関する研究
著者*池上 貴範, 松永 純也, 金 錫範 (岡山大学工学部), 小野寺 宏 ((独)西多賀病院,CREST)
Pagep. 414
Keywordネドベド
Abstract近年,高齢化社会を迎えるにあたり,脳疾患や脊椎損傷などの神経回路欠損による患者の増加が懸念されている.医学分野の研究により脳神経細胞が再生できることが発見され,体外で培養した神経細胞を脳内に移植することで治療する方法が試されてきたものの,成功した報告は未だないのが現状である.そこで,当研究グループでは,体内における再生方法について検討している.具体的には,神経の再生を促す抗体を表面処理した磁性ワイヤを,外部磁場を制御することにより損傷部まで移動させ,整列させる.そして,その磁性ワイヤを道標として神経細胞を誘導し,再生させることで標的神経細胞との間で神経連絡の再構築を図るというものである. 本研究では,脳内の磁性ワイヤの位置制御技術開発の基礎研究として,リング状の高温超電導バルク体を用いて磁性体を浮上させることで磁性ワイヤの位置を制御しようと試みたので,その実験結果について報告する.

4-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名積層構造高温超電導バルク体を用いた小型NMR用マグネットの最適設計に関する基礎研究
著者*林 奈津希, 筒井 康平, 矢野 順一, 木本 敬章, 金 錫範 (岡山大学)
Pagep. 415
Keyword超電導, 核磁気共鳴, NMR
Abstract近年,核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance : NMR)分光法は,タンパク質の機能・構造解析に有効なツールとして注目され,装置の性能向上が進められている.現在,装置の高性能化が進められる一方で,装置の大型化,高コスト化により個人が手軽に使用できる装置とは言えないのが現状である.そこで,我々はNMR装置のコンパクト化,低コスト化を目的として高温(酸化物)超電導バルク体を用いる新しい概念のNMR装置開発を目指した研究を行っている.その基礎研究として,これまでにバルク体を複数個積層させることで,捕捉磁場強度が大きくすることができ,さらに各バルク体間にギャップを設けることで,発生磁場の均一度も向上できることがわかった.

4-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名液体窒素温度における高温超電導線材のJc-B-θ 特性に関する基礎研究
著者*梶川 拡夢, 金子 武志, 斉藤 彰浩, 金 錫範 (岡山大学工学部)
Pagep. 416
KeywordGdBCO, 磁場角度依存性, レーストラック
Abstract超電導体は極低温まで冷却すると直流電流に対して電気抵抗がほぼゼロとなる完全導電性を示しており,超電導体の中でも特に高温超電導体は,液体窒素温度付近においても完全導電性を示す.従って,高温超電導体を用いることで非常に安価で扱いが容易な液体窒素を用いた高温超電導応用機器の開発が活発に行われている.現在,市販もしくは開発中の高温超電導線材としては, Bi系線材(Bi-2223)とRE系線材(Y,Gdなど)などが挙げられ,Bi系線材よりはRE系線材の方が磁場―臨界理電流密度特性(Jc -B)が遥かに優れているため,次世代線材として開発研究が進んでいる.一方,我々は,高温超電導線材を巻線とする高温超電導モータ用コイルの開発を行ってきた.そこで,本研究では,高温超電導モータ用の界磁コイルの形状設計について数値解析による検討を行い,また,現在試験的に作製されているGdBCO高温超電導線材のコイルへの応用を目的とするJc-B-θ特性について実験的に検討した

4-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名移動平均フィルタを用いた三相PLL
著者*穐吉 啓史, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 417 - 418
KeywordPLL, PWM整流器, 移動平均フィルタ
Abstract太陽光発電システムやPWM整流器などの連携を伴う電力変換器では,電源電圧の位相情報を検出する必要がある。この目的として,ソフトウェア上で実現可能な三相PLLが提案されている。本論文では,電源側に高調波が含まれた場合でも位相情報を検出可能な移動平均LPFを用いた三相PLLを提案し,PSIMを用いたシミュレーションにより有効性を確認したので報告する。


部門: セッション 1602  7. 電力系統I-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 702室 (→地図)
座長: 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学)

7-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名反射率漸減型・一定型PSOの比較
著者*槇野 洋平 (岡山大学), 藤井 敏則 (呉工業高等専門学校), 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学)
Pagepp. 419 - 420
KeywordPSO, ベクトル反射, ファジィ制御, SMES
Abstract本研究ではベクトル反射を用いた粒子群最適化(Particle Swarm Optimization;PSO)により製鉄所圧延工場を対象とした電力制御システムの最適化を行う。問題領域の上下限でベクトル反射を行うことで全Particleを効率よく問題領域内で探索させることができ,最良解の発見効率の改善ができることが知られている。しかし,反射によって探索終盤においてParticleが最適解から遠ざかってしまったり,探索途中でParticleが問題領域の中央に固まってしまうケースがある。この改善策として反射率を探索回数に伴い,減少させていく反射率漸減型PSOを提案する.この提案手法により従来の反射率一定型よりも少ない探索回数で最適解に到達可能となった。

7-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名電力平準化システムの最適化
著者*志田原 佑貴, 藤井 敏則 (呉工業高等専門学校), 槇野 洋平, 舩曳 繁之 (岡山大学)
Pagep. 421
Keyword電力平準化, PSO, SMES, 最適化
Abstract負荷電力変動を平準化することによって,電力コストの低減や電力品質の向上が期待できる。このシステムとして超伝導エネルギー貯蔵装置SMESによる負荷の平準化が提案されている。本研究では実際の電力使用期間に近い長時間にわたる負荷平準化について検討を行ったので報告する。長期間の電力平準化シミュレーションの最適化を粒子群最適化PSO を用いて最適化を行った。SMESの制御係数はどのような負荷変動に対しても制御可能となる必要がある。そこで,実際の負荷変動を参考にし,1378000sec負荷を作成して最適化を行った。これらの結果,長時間の制御が可能であり,さらに,約71億円のコスト削減効果が得られた。

7-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名多目的最適潮流計算法におけるNBI法に関する研究
著者*峠 哲郎 (広島大学大学院), 久保川 淳司 (広島工業大学), 餘利野 直人, 造賀 芳文, 佐々木 豊 (広島大学)
Pagep. 422
Keyword最適潮流計算, NBI法
Abstract電力系統は安全かつ経済的に運用されることが望まれる。しかし安全性と経済性は相反する関係にあるため、安全性を確保しつつもその中でより経済的な運用点を求めるために、最適潮流計算法(OPF:Optimal Power Flow)が研究されている。電力系統を経済的に運用するには複数の目的関数を同時に最適化する必要がある。 多目的関数最適化を行う方法として最も一般的に用いられるのは重み係数法である。重み係数を段階的に変化させることでPareto面を求めることが可能である。しかし、解空間が非凸の場合、Pareto最適解を見つけられない場合がある。そこで本論文では、複数の目的関数に対してNBI(Normal Boundary Intersection)法を導入することで多目的最適化を行い、最適な運用点を求める。

7-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名Rubyを用いた電力系統解析支援システムに関する研究
著者*竹本 直史, 永田 武 (広島工業大学)
Pagep. 423
KeywordRuby, 潮流計算, 電力系統解析支援システム
Abstract近年,電力系統には新エネルギーの大量導入が促進されている。このような分散電源の大量導入は既存の電力系統において電圧問題や需給不平衡などの様々な問題を引き起こすことが予想され,電力系統解析が重要になると考えられる。そこで電力系統解析支援システムが望まれる。だが,電力系統は複雑化の傾向にあり,システムのソースコードは膨大になり,新機能作成が容易ではない。この問題に対しシンプルな文法が特長のRubyを用いると,ソースコードの削減が可能となる。そこで,本研究ではRubyを用いた「電力系統解析支援システム」の開発を行う。本稿では系統解析で使用頻度の高い潮流計算プログラムの開発を行った。

7-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名マルチエージェントによる分散型故障設備判定方式
著者*福永 晋之介 (広島工業大学大学院), 永田 武 (広島工業大学)
Pagepp. 424 - 425
Keywordマルチエージェントシステム, 分散システム, 故障復旧, 故障設備判定
Abstract現在、太陽光や風力などの自然エネルギーを利用した分散型電源の導入が進められており、そのため電力系統は複雑化の傾向にある。このような電力系統の変化は電力システムの信頼性に対して大きな課題となり、故障復旧もその一つとして考えられる。近年、電力系統故障復旧に関してマルチエージェント技術を用いた研究がなされている。マルチエージェントを利用することで自律的な分散型システムの構築が可能となる。 本研究では、電力系統の故障復旧における故障設備判定に注目し、マルチエージェントを用いた自律分散型の方式を提案する。提案方式より、正確かつ高速に故障設備を特定することが可能となる。


部門: セッション 1603  7. 電力系統I-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:05
部屋: Nexus21 702室 (→地図)
座長: 西守 克己 (鳥取大学)

7-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名電気自動車の充放電制御を用いた周波数制御に関する研究
著者造賀 芳文, 塚井 誠人, *出口 翔太郎, 谷脇 誉崇, 餘利野 直人, 佐々木 豊 (広島大学), 坂本 和夫, 福庭 一志 (マツダ)
Pagepp. 426 - 427
Keyword電気自動車, 周波数制御, 充電, 放電
Abstract近年,環境問題の対策として,再生可能エネルギーの導入が促進されている。しかし,再生可能エネルギーについては,出力変動が問題となっており,電力系統に大量に導入されると,系統の周波数変動が増大し,悪影響を与える恐れがある。 また環境問題対策として,電気自動車なども注目されている。これらに内蔵されるバッテリーは夜間に充電されると考えられており,朝出社などで使用するまでに充電が完了していればよい。つまり,充電電力(充電するスピード)を自由に制御できれば,調整容量が減少する夜間において,充電設備に接続されたバッテリーが周波数制御に貢献できる。本研究では,放電制御を考慮した充放電制御についての検討を行い,その有用性について報告する。

7-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名天候分類型ニューラルネットワークを用いた太陽光発電量予測手法 -予測精度向上の一検討-
著者*生関 友裕, 佐々木 豊, 造賀 芳文, 餘利野 直人 (広島大学)
Pagepp. 428 - 429
Keywordニューラルネットワーク, 太陽光発電, PV発電量予測, 受給制御システム, 予測誤差
Abstract地球温暖化や化石資源枯渇をはじめとしたエネルギー問題の解決策として,クリーンな自然エネルギーを利用した発電方式に注目が集まっている。一方で,これらの自然変動電源は出力変動が設置環境に依存することから,電力系統に大量連系された場合に,周波数・電力潮流・電圧などの電力品質に悪影響を及ぼすことが懸念されている。このように,自然変動電源の大量導入に対応した次世代ネットワーク構築に向けた課題整理は信頼度維持の観点からも重要であり,著者らも小規模独立電力系統を対象とした需給制御システムシミュレータを開発している。本稿では,その機能の一部である自然変動電源の前日予測手法として,天候を考慮したニューラルネットワーク(Neural Network; NN)を用いたPV発電量の予測について検証する。

7-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名マルチエージェントによる分散電源を考慮した分散型電圧制御方式
著者*石田 雅人 (広島工業大学大学院工学系研究科情報システム科学専攻), 永田 武 (広島工業大学情報学部情報工学科)
Pagepp. 430 - 431
Keywordマルチエージェント, 電圧制御, 無効電力制御, 分散電源
Abstract本稿では太陽光・風力発電といった分散電源を投入した電力系統の電圧・無効電力制御システムを提案する。これらの分散電源を電力系統に接続する上で,より安定的かつ経済的に電力を供給することは大きな課題である。今後,この分野の研究ではコスト低減や電力品質の維持を目的として,より高度な制御が求められる。これに対応するには,ある程度情報を集約し全体の意思決定を行い,電力自由化による頻繁な系統構成の変化を許容できるという,集中型システムと分散型システムを連携したハイブリッド型のシステムの考え方が必要になる。そこで本研究では,マルチエージェント技術を用いたハイブリッド型のシステムを提案し,その性能を検証する。

7-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名配電系統事故復旧における分散型システムと 集中型システムの性能比較
著者*横山 司, 永田 武 (広島工業大学)
Pagepp. 432 - 433
Keywordマルチエージェント, 配電系統, 事故復旧, 分散型システム
Abstract近年,規制緩和の進展により電力システムを取巻く環境は急激に変化している。それに伴い事故復旧操作においても,複数の発電事業者の協調が必要となり,集中型システムによる系統全体の情報収集・管理が困難になると予想される。その中でも,配電系統に含まれる設備・機器の要素数は,極めて多いために効率的な復旧方式の確立が望まれている。本論文では,マルチエージェントを適用した完全な自律分散型事故復旧方式を提案する。また,提案方式のシミュレーション結果と集中型による混合整数計画法の解を比較し,提案方式の性能を評価する。その結果,提案方式はエージェント間の協調動作により効率的な停電復旧が行われることが確認できた。

7-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名マルチエージェントによるスマートグリッドの運用方式の検討
著者*植田 悠仁, 永田 武 (広島工業大学)
Pagepp. 434 - 435
Keywordスマートグリッド, マルチエージェント
Abstract現在,低炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの導入が世界的に進んでいる。国際エネルギー機関(IEA)によると,今後の計画では,2020年までに太陽光発電の導入目標量は現状の約10倍である2,800 万kW,風力発電の導入目標量も現状の約5倍である1,130万kWとなっている。このような状況において電力供給の観点からは,大量に導入される再生可能エネルギーに対していかに安定的かつ経済的に運用させるかが問題となり,電圧変動や周波数変動,および低負荷時の余剰電力の問題が指摘されている。そこで,本論文の目的は,マルチエージェントを利用してスマートグリッドの運用方式を検討し,自律分散型スマートグリッド運用方式の枠組みを提案することである。


部門: セッション 1604  7. 電力系統I-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 702室 (→地図)
座長: 米井 健二 (中国電力)

7-11 (時間: 14:30 - 14:43)
題名作業系統候補の削減およびSOMによる削減法の評価
著者*小見角 知典, 川原 耕治 (広島工業大学)
Pagep. 436
Keyword電力設備停止計画, クラスタリング, 自己組織化マップ
Abstract我々は、電力設備停止計画を実運用可能な作業系統候補の生成問題として捉えている。本研究での生成法による候補数は膨大に上るため、計画者が作業系統を決定するのに障害となっている。作業系統には数値で優劣を付けられない要素が存在するため、クラスタリング手法を用いて候補数の削減を行ってきた。しかし、削減された候補の評価を行うことができず、満足のいく候補が得られたのか判断できなかった。そこで、削減された候補を評価するために、自己組織化マップ(SOM)を用いる。本研究では、クラスタリング手法を用いた候補の削減、およびSOMによる削減法の評価を行った。

7-12 (時間: 14:43 - 14:56)
題名PVシステムの導入による低圧配電系統への影響
著者*今田 倫行 (岡山大学大学院), 舩曳 繁之, 今井 純 (岡山大学)
Pagepp. 437 - 438
Keyword電力系統, 太陽光発電, 潮流計算
Abstract近年,日本では太陽光発電設置への補助金制度や自然エネルギー買取り義務化の法案制定に向けての動きなど,太陽光発電システムの導入促進を進めており,今後普及は急速に拡大していくものと思われる。しかし,太陽光発電は気象条件によっては出力が大きく変動するという特性を持ち,また,従来の配電系統では負荷側からの電力逆潮流を考慮していないため,太陽光発電システムの連系が増加すると系統に悪影響を与える恐れがある。そこでこの論文では,太陽光発電システムを連係した際に系統に与える影響をトランスからの距離に対する電圧,太陽光発電と負荷の時間変動に対する電圧という二つの視点から潮流計算によるシミュレーションによって影響を評価する。

7-13 (時間: 14:56 - 15:09)
題名電力事業体における環境効率のDEA解析による一考察
著者*加藤 龍一, 西守 克己, 西村 亮 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 439
KeywordDEA
Abstract近年,過度の温室効果ガスが排出され気候メカニズムの変化による異常気象の頻発や低地の水没など様々な影響が生じると懸念されているにもかかわらず、温室効果ガスであるCO2排出量は増加の傾向にある。これはこの問題が社会経済の維持・電力の安定供給という命題を孕んでいるからである。そこで環境問題・エネルギー問題・社会経済の電力事業体における評価にDEA(Data Envelopment Analysis)の適用をする。また同時にCO2排出量を考慮することにより,より環境性に着目した. 本研究ではVisual Basic for Applications(VBA)を用いることで解析の作業を簡略化し、入力に収支率[%],火力発電利用率[%]を出力にCO2抑制係数[kWh/kg−CO2]を用いることで経済性と環境性を同時に評価することを可能としている。

7-14 (時間: 15:09 - 15:22)
題名クラスタ構造型遺伝的アルゴリズムにおけるクラスタリングの効果
著者*小池 涼太 (岡山大学), 藤井 敏則 (呉工業高等専門学校), 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学)
Pagepp. 440 - 441
KeywordCSHA, GA, SimE, クラスタリング, マスキング
Abstract製鉄所圧延工場は多くの電力を消費し,かつ電力変動が非常に急峻である.電力変動を抑制する方法として,超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)を用いた電力平準化制御システムの導入が検討されている.しかし,このシステムの実用化には,制御定数および装置容量の最適化が不可欠である.本研究では,従来のGAにクラスタリングとマスキングを導入したCSHAを開発し,電力制御システムの効率的な最適化を実現することを目的としている.本文では,クラスタリングにおいて生成するクラスタの数を変更することが結果に与える効果について検討を行なった.その結果,クラスタ数を増やすことで,解を改善可能であることを明らかにした.

7-15 (時間: 15:22 - 15:35)
題名電気自動車を考慮した小規模独立系統におけるオンデマンド需給制御に関する一検討
著者造賀 芳文, *殿田 竜士 (広島大学 大学院 工学研究科), 間島 佑貴 (広島大学), 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学 大学院 工学研究科)
Pagepp. 442 - 443
Keyword小規模独立系統, 調整容量, 分散電源, 電気自動車, 太陽光発電
Abstract近年、自然エネルギー発電による予測困難な発電出力変動の制御が課題となっており、小規模独立系統においては、系統規模の小ささ故に特に影響が顕在化すると考えられる。そこで、今後普及が進むと考えられる電気自動車を系統の調整力として考え、不確定電源の出力変動を吸収しつつ、想定外に大きな変動に対してはその出力を抑制するといったオンデマンド需給制御の検討を行う。

7-16 (時間: 15:35 - 15:48)
題名Support Vector Machineを用いたPSS制御手法のPV発電偏在化に対する検討
著者*上村 芳郎, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学)
Pagepp. 444 - 445
KeywordPSS, サポートベクターマシン, 粒子群最適化, 不確実性, 再生可能エネルギー
Abstract近年,60Hz系長距離送電系統における広域的な長周期動揺が問題となっており,その対策として有効であるPSSについての研究が多くなされている。また,将来太陽光発電(PV)等の再生可能エネルギーの導入が進み,系統内の不確実性が増大することが懸念されている。これを踏まえ,不確実性を考慮したPSS制御手法として,サポートベクターマシン(SVM)を用いて系統状態を識別し複数のPSSを切替える制御手法の提案を行い,PVの大量導入を考慮したモデルでの基礎的な検討を行ってきた。本稿では,PVの発電に地域的な違いを考慮したより現実的な系統におけるシミュレーションを行い,本手法の有効性を検討する。


部門: セッション 1702  6. 照明デザイン・視覚・光源・点灯回路
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 703室 (→地図)
座長: 浅野 敏郎 (広島工業大学)

6-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名LEDと蛍光ランプによる物体色の明るさ知覚
著者*印南 省吾, 高橋 佑輔, 大谷 一将, 湯尻 照 (広島工業大学)
Pagep. 447
KeywordLED, 蛍光ランプ, 物体色, 等価明度
Abstract照明の省エネルギー化を目的として,LED光源の普及が著しいが,その分光分布特性は蛍光ランプとはかなり異なっている.したがって,蛍光ランプで照明したときとLEDで照明したときの物体色の明るさを評価することは非常に重要な課題である.そこで,本研究では蛍光ランプとLEDを試料光源に用いて物体色の明るさを比較することを目的として実験を行った.その結果,同程度の相関色温度,演色評価数であればLED,蛍光ランプによる物体色の明るさの違いは小さいといえる.

6-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名LEDと蛍光ランプによる物体色の色の見え
著者*小笹 醇, 兵頭 利紀, 松本 淳, 湯尻 照 (広島工業大学)
Pagep. 448
KeywordLED, 蛍光ランプ, 物体色, 色の見え, 演色性
Abstract環境保全のための照明の省エネルギー化を図るためLED照明の普及が著しいが,その質的要因については明確でない部分が多く,照明する物体色の色の見えを調べることも非常に重要な課題である.特に照明する物体色の見えの演色性が照度を下げても維持できれば省エネ効果になる.そこで,本研究では,LEDと蛍光ランプによる見えの色相を維持できる照度の範囲を調べることを目的とし実験を行った.その結果,光源の演色性が近い光源で刺激を照明したときの試料光側の照度の下限値は,刺激の種類によって差があるものの演色性が相似している光源であれば照度の下限値の差は小さく示された.

6-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名超高圧水銀ランプ電極温度測定システムの構築
著者*辻林 貴司, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 松尾 明 (日本タングステン株式会社), 森井 克之, 幡中 久夫 (ヒメジ理化株式会社)
Pagepp. 449 - 450
Keyword電極, トリタン
Abstract半導体用プロセス用超高圧水銀ランプにはトリエーテッドタングステン電極(以下ThO2 電極と表記)が使用されているが、この電極材料は放射性を有ており、環境上好ましくない。そのためThO2 電極の代替となる材料を創出することは非常に価値があるが、寿命という観点から従来の酸化トリウムタングステンを凌駕するものはできていない。本研究の最終目的はThO2電極の代替材料を作りだすことである。新電極を開発する上で、電極温度を把握することは重要である。本発表は、ランプ点灯中の電極温度・温度分布を測定するために,スペクトル測定から温度を求める計測システムの構築を行ったので報告する。

6-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名近接導体が自動車用HIDランプの始動電性能及ぼす影響
著者*大田 貴史 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagep. 451
KeywordHIDランプ, 始動電圧, 近接導体
AbstractヘッドライトとしてのHIDランプは多くの自動車で使用されるようになってきている。HIDランプの始動電圧を下げることは、点灯回路の小型化、軽量化に非常に有効な手段となる。本研究ではこのHIDランプの始動電圧を下げることを目的とする。今回はランプに取り付けた近接導体が始動電圧にどのように影響するかについて調べたのでここに報告する。

6-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名冷陰極放電ランプの管壁黒化が陰極降下測定法に及ぼす影響
著者*宍戸 崇音 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagep. 452
Keyword冷陰極ランプ, 陰極降下電圧, ホローカソード
Abstract放電ランプの陰極降下電圧の測定法として、キャパシティブカップリングを利用した方法は非常に有効である。この測定法を用いて冷陰極放電ランプの陰極降下電圧が点灯時間と共にどう変化するかを調べた。その結果ガス圧の低いランプ(20Torr)で数十時間点灯後に、急に陰極高電圧の測定値が低下すると現象が起きた。その原因がスパッタされた膜(電極近傍の管壁黒化)にあることを発見したので報告する。

6-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名バースト誤りを考慮した可視光通信の一考察
著者*三戸 資樹 (福岡工業大学 大学院工学研究科), 松原 裕之, 作田 誠 (福岡工業大学)
Pagep. 453
Keyword可視光通信, バースト誤り, %SES, BER, LED
Abstract近年,LEDを利用する可視光通信が研究されている.可視光通信は、周辺光を主とするノイズや突発的に強い光ノイズが混入することにより,データ通信が正常にできないことがある.前者の周辺光のノイズを除去する可視光通信機器(1) が提案されているが、さらに突発的なランダム誤りとバースト誤りを考慮することが望まれている。本発表ではバースト誤りを考慮した可視光通信のエラーレートとして修正BERと%SES(% Severely Errored Second)を併用し、エラーレートの測定結果を考察する。


部門: セッション 1703  8. 電力系統II・発送配電・新エネルギー-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:30 - 14:22
部屋: Nexus21 703室 (→地図)
座長: 造賀 芳文 (広島大学)

8-1 (時間: 13:30 - 13:43)
題名ニューラルネットワークを用いた太陽電池の発電量予測に関する研究
著者*永末 隆博, 川原 耕治 (広島工業大学)
Pagep. 454
Keyword太陽電池, ニューラルネットワーク, 発電量予測
Abstract現在、電気エネルギーの多くは原子力、火力、水力をベースとした発電で賄われている。しかし、近年の環境問題の影響でクリーンエネルギーである太陽光発電が注目されている。この発電は太陽光を使用した発電のため、二酸化炭素を全く排出しない。しかし、気象条件によってその発電を大きく変動させるため、大量導入し、運用していくには事前に発電量を知っておく必要がある。そこで本研究では、太陽電池の発電量を、過去の実績データを用いてニューラルネットワークで推定を行う。シミュレーションでは、天気予報を用いて6時から18時まで1時間ごとに発電量の予測を行う。

8-2 (時間: 13:43 - 13:56)
題名系統連系された太陽電池と燃料電池を併用したハイブリッド分散型電源システムのモデリングに関する研究
著者*日高 尉仁, 川原 耕治 (広島工業大学)
Pagep. 455
Keyword太陽電池, 燃料電池, 再生可能エネルギー
Abstract太陽電池は日射強度や周囲温度の影響により、出力が大きく変動する。一般的に、この出力変動の問題を解決する手法として蓄電池が用いられる。一方で、近年の試みとして蓄電池の代わりに燃料電池を用いる手法が提案されている。太陽電池で補うことのできない負荷を燃料電池で補うことで変動分を補償する。また、太陽電池の余剰電力を利用し、水素発生器を運転することで水素を蓄える運用方法が考えられる。我々は、太陽電池と燃料電池をDCリンクさせ、1台のDC/ACインバータで系統連系運用するシステムを構築した。ハイブリッドシステムが系統に与える影響や、システム運用に伴う経済性を検討するため、システムのモデル構築を行い、発電シミュレーションを行った。

8-3 (時間: 13:56 - 14:09)
題名空冷による太陽電池の発電効率の低下抑制効果
著者*河口 周平 (大島商船高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校 電子機械工学科), 中野 陽介 (出光興産株式会社)
Pagep. 456
Keyword太陽電池, 発電効率, 発電特性, 空冷, 水冷
Abstract太陽電池は夏季になると表面温度が60℃を超える時間が長くなり,発電効率が大幅に低下する。これまでの研究から,太陽電池を水冷することによって,発電効率の低下抑制の効果があることが分かっている。しかし,太陽電池を水冷するためには,その設備および制御が複雑になることが問題である。 本研究では,エアコンの室外機から放出される風を活用し,空冷によって太陽電池背面を冷却することを検討している。今回は,太陽電池を空冷し,発電効率の低下抑制の効果について試験研究を行ったので報告する。

8-4 (時間: 14:09 - 14:22)
題名自転車用ハブダイナモを利用した潮流発電システムの試作
著者*吉賀 新悟, 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校 電子機械工学科), 清水 聖治 (大島商船高等専門学校 商船学科), 大庭 吉晴 (日本電産株式会社), 笹 健児 (広島商船高等専門学校 商船学科)
Pagep. 457
Keyword潮流発電, ハブダイナモ, ダリウス型, 発電特性, 流速
Abstract近年,自然エネルギーを利用した発電に関心が高まっており,日本近海に数多く存在する「瀬戸」や「海峡」と呼ばれる潮流の速い場所での発電が検討されている。その発電方法には様々なものがあり,波力発電,海洋温度差発電,潮汐発電,海流発電,潮流発電等がある。本研究では,自転車ハブダイナモを発電機に用いたダリウス型水車の潮流発電システムを試作し,大小2つの翼を用いて,流速に対する発電特性を調査した。翼弦65mmの翼では,流速160cm/sにおいても自己起動しなかったが,翼弦97.5mmの翼では,流速80cm/sから出力が得られた。


部門: セッション 1704  8. 電力系統II・発送配電・新エネルギー-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:35
部屋: Nexus21 703室 (→地図)
座長: 佐々木 豊 (広島大学)

8-5 (時間: 14:30 - 14:43)
題名省エネルギー報告書・提案書作成の効率化について
著者*岡村 誠幸 (中電工/設計部)
Pagepp. 458 - 459
Keyword省エネルギー, 報告書作成, 提案書作成, 効率化
Abstract改正省エネ法の施行に伴い、省エネ化推進への関心は一段と高まっている。 今回、汎用計測機器の測定結果をグラフ表示する「報告書・省エネ提案書」作成を独自ソフトにより自動化した。

8-6 (時間: 14:43 - 14:56)
題名小型電気自動車用トロリ線と集電装置の選択に関する検討
著者*久保 智裕 (徳島大学大学院)
Pagep. 460
Keyword小型電気自動車, トロリ, 集電装置
Abstract地球環境保護のためCO2排出量削減が叫ばれており,その切り札と考えられているのが電気自動車の普及である。電気自動車はエネルギ効率が良く,排気ガスを出さず,静かで,構造も簡単といったメリットをもっている。しかしバッテリに蓄えられるエネルギが少ないために航続距離が短く,しかも充電するのに時間がかかるというデメリットもある。そこで走行中の電気自動車に給電することができれば,この問題を解決でき,普及にはずみがつくと期待される。そのための方式には接触方式と非接触方式が考えられるが,本稿では接触方式を前提として,小型電気自動車のためのトロリ線と集電装置の選択に関し検討を行ったので報告する。

8-7 (時間: 14:56 - 15:09)
題名集光式PVシステムの発電量およびFFへの霜の影響
著者*山根 啓司 (津山工業高等専門学校/専攻科機械・制御システム工学専攻), 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校/電子制御工学科), 見目 喜重 (豊橋創造大学/情報ビジネス学部), 荒木 建次 (大同特殊鋼/新分野事業部ソーラー部)
Pagepp. 461 - 462
Keyword集光式太陽光発電システム, フィールド試験, 霜
Abstract集光式太陽光発電(PV)システムは,高効率の小型太陽電池にレンズやミラーを用いて太陽光を集光し,発電するシステムである。 筆者らは,岡山県津山市において本システムのフィールド試験を実施している。本報では,集光式PVシステムの発電量およびFill factor(FF)に及ぼす霜の影響について報告する。 フィールド試験の結果,集光式PVシステムのレンズ表面に霜が発生すると,8時頃までの発電電力はほぼゼロであったが,日中には回復し,最大発電電力は0.15kW/m2,発電効率は17.4%まで上昇した。また,霜が発生していた8時30分までの間,FFは0.4〜0.5と低い値であったが,日中には0.75〜0.78に回復した。

8-8 (時間: 15:09 - 15:22)
題名農業用PVアレイ日射計の屋外暴露試験
著者*土井 英生 (津山工業高等専門学校/専攻科機械・制御システム工学専攻), 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagepp. 463 - 464
KeywordPVアレイ, 日射計, 屋外暴露試験, 温室, 自動制御
Abstract温室内環境を自動制御するシステムの実現のためには,温室内での正確な日射計測が求められる。筆者らは,温室内に存在する支柱や梁に起因する影が発生しても,その影響を受けにくい太陽電池アレイ型日射計(PVアレイ日射計)を製作し,屋外暴露試験を実施している。本研究では,2種類のPVアレイ日射計を製作し,それらの屋外暴露試験を実施することにより,線形性,温度の影響および屋外暴露による影響を検討した。 その結果,農業用PVアレイ日射計の出力電圧の日射強度に対する相関は極めて高く,強い線形性を有していることやPVアレイ日射計の出力電圧は太陽電池の温度の影響をあまり受けないことがわかった。また,屋外暴露による感度の低下は,製作上の工夫により,その低下を抑制できることがわかった。

8-9 (時間: 15:22 - 15:35)
題名固体高分子形燃料電池(PEFC)の過渡応答特性に関する研究
著者*新免 泰陽 (津山工業高等専門学校)
Pagepp. 465 - 466
Keyword固体高分子形燃料電池, 過渡応答, 等価回路
Abstract本研究は,固体高分子形燃料電池(PEFC)の過渡応答特性の研究ため,等価回路を設定し解くことでPEFCの出力電圧を数式化し,そしてその数式を用いた過渡応答時間の予測を目的としている.本研究の特徴は,PEFCの解析を過渡的な特性に焦点を当てて行っていることであり,解析の手法として化学的側面の大きい内部抵抗,静電容量を等価回路として表し,用いていることである.本研究の応用として,任意の負荷を接続したPEFCの挙動を簡単な電気回路を解くことである程度予測することができる.


部門: セッション 1802  9/14. 弾性振動・音響・オーディオ/放送
日時: 2011年10月22日(土) 11:00 - 11:52
部屋: Nexus21 710室 (→地図)
座長: 寺西 大 (広島工業大学)

9/14-1 (時間: 11:00 - 11:13)
題名隠れマルコフモデルによる楽曲データの拍子推定
著者*伊瀬 一貴, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 467
Keyword隠れマルコフモデル, 自動採譜, 拍子
Abstract楽曲のダウンロード販売や携帯音楽プレーヤの普及により,楽曲をデータとして扱うことは多い.そのため,楽曲データから自動で楽譜を作成する自動採譜の研究が盛んに行われている.しかし自動採譜技術の中でも,拍子推定については活発な研究報告がなされていない.本研究では,隠れマルコフモデル(HMM:Hidden Markov Model)を用いて楽曲データの拍子推定を実現した. 拍子推定には,2/4拍子や3/4拍子などの各拍子をモデル化した隠れマルコフモデルを用いる.推定に用いるデータに対し,各拍子モデルの中で最も尤度が高いモデルを求め,求めたモデルの拍子を推定結果とする. 実際に拍子推定実験を行い,推定の精度を調べた.

9/14-2 (時間: 11:13 - 11:26)
題名マイクロ波受信基地局監視システムの開発
著者*麻生 慎太郎, 為村 成亨 (日本放送協会 広島放送局)
Pagepp. 468 - 469
Keyword放送, デジタル伝送, 回線監視, マルチ表示, マイクロ波
AbstractNHK広島放送局ではマイクロ波受信基地局の自動監視システムを開発した。事件事故・災害などが発生した場合、取材したVTRが県内に複数設置しているマイクロ波基地局を経由したマイクロ波によって放送局まで送られてくる。これまで、それら全ての伝送を一人の担当者で同時に管制・監視することは困難であった。特にデジタル伝送では受信電界が低下すると突然映像破綻を起こす特徴があり、複数の伝送を同時監視するには困難を強いられていた。今回開発したシステムは、複数のマイクロ波受信基地局の受信データを1画面に表示させるとともに伝送エラーを自動で検知することで、伝送状況を担当者がより確実に管制・監視することを可能にした。

9/14-3 (時間: 11:26 - 11:39)
題名見えなかったものが見える“Catch a d- wave”の開発
著者*山岡 孝貴 (日本放送協会 鳥取放送局)
Pagepp. 470 - 471
Keyword放送
AbstractNHKの地上デジタル放送では、送信所出力のトータル品質監視(C/N、BER)を「CNウォッチャー」と「BERモニター」により実施しているが、ミニ中継局*3に限っては品質の監視を行えていない。 この課題に対応するため、「見えないものを見えるように」を合言葉に“Catch a d-wave”(通称:Catch)を開発した。小型で安価な地上デジタル放送の品質(C/N、BER)を監視する装置である。

9/14-4 (時間: 11:39 - 11:52)
題名バイノーラル音響に関する雑音除去システム
著者*西岡 謙, 藤村 喜久郎, 李 仕剛, 中西 功 (鳥取大学 大学院 工学研究科)
Pagep. 472
Keywordバイノーラル, 雑音除去, 自動車, 接近車両, センサ
Abstract近年、自動車は非常に大きな進化を遂げており、交通事故の発生件数は 5 年連続で減少傾向にある。しかし、その件数はまだまだ少なくはなく、この中でも、車両同士による事故の発生件数は多い。 この事から、本研究はバイノーラル音響を用いた全方位接近車両検知システムを提案し、この研究を進めていく。このシステムは、自動車のキャビンを人間の頭と仮定し、ドアミラーにマイクを設置する。そして、このマイクが人間の耳の役割を果たすことによって、接近車両を検出するというシステムである。しかし、提案法ではこのシステムを装着した自動車からの音が最大の雑音となってしまうため、今回はこの雑音の除去を行うシステムの開発を行う。 今回の実験では、実際にマイクを設置して自動車のエンジン音を集音する事が出来なかったため、また、処理を行う時に音が聞き取れやすい事から卓上ベルを代わりとして用いた。そして、MATLABで処理を行う事で結果を得る。


部門: セッション 1803  5. パワーエレクトロニクス-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:05
部屋: Nexus21 710室 (→地図)
座長: 西村 和則 (広島工業大学)

5-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名新エネルギーインターフェース用高周波絶縁型ソフトスイッチング電力変換システム
著者*小林 政徳, 山本 真義 (島根大学), 佐藤 伸二 (サンケン電気株式会社)
Pagepp. 473 - 474
Keyword系統連系インバータ, 高周波絶縁, キャパシタレス, ZVS, ZCS
Abstract地球温暖化の観点からCO2の削減を目的とした再生可能エネルギーを入力とする分散型電源システムが注目されており、損失の少ない高効率な方式が求められている。そのための回路技術としてソフトスイッチング技術がある。本研究では,新エネルギーインターフェース用系統連系インバータとして,高周波絶縁型ソフトスイッチソフトスイッチング電力変換システムを提案する。本システムでは,全スイッチング素子においてソフトスイッチング動作を実現可能である。また,DC/DCコンバータとインバータのリンク部に平滑キャパシタを必要としないため,小型・軽量化も可能となる。本報告では,提案システムの基本動作およびその制御方法図説し,実験結果を示す。

5-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名三相マルチフェーズ昇圧チョッパにおける最適設計
著者*桂 健志郎, 中村 祐太, 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 475 - 476
Keyword三相マルチフェーズ昇圧チョッパ, 多相化, ハイブリッドカー
Abstract低いバッテリ電圧を昇圧チョッパを用いて高電圧に変換することにより,モータ駆動電圧を高電圧化し,高効率,高出力で駆動する試みがある。この手法によって新たに駆動装置が加わったため,その分だけ居住スペースを確保する必要性がある。スペースを確保する手法として,バッテリ電圧を昇圧する昇圧チョッパの小型化があり,その一方式としてマルチフェーズ方式が提案されている。本稿では,三相マルチフェーズ昇圧チョッパにおいて状態平均化法を用いてモデリングし,開ループ周波数特性を考慮して,発振しないようにType3補償器を用いて補償する。また新たに三相電流平衡制御手法を提案してこれらのシミュレーションを行うことにより制御動作の確認を行う。

5-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名GaNデバイス用高速ドライブ回路の開発
著者*石橋 卓治 (山口大学 工学部), 岡本 昌幸, 平木 英冶, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科), 橋詰 保 (北海道大学 量子集積エレクトロニクスセンター), 加地 徹 (�衙�田中央研究所 エレクトロニクス研究部)
Pagepp. 477 - 478
KeywordGaN HEMT, ドライブ回路, 高周波スイッチング, ノーマリオン
Abstract近年,省エネルギー化の観点から高速でかつ低損失なスイッチングデバイスが求められている。このような背景から,ワイドバンドギャップ半導体であるGaN(GalliumNitride) のトランジスタの研究開発が活発に行われている。著者らは先に, 開発したノーマリオン型GaN HEMTのSPICEモデルを作成し,スイッチング特性を 詳細に検討した。 本論文では,開発中のノーマリオン型GaN HEMTへの応用を目的とした高速ドライブ回路を開発し,その有効性を確認したので報告する。

5-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名マルチレベルインバータを用いた無効電力補償装置
著者*伊藤 北斗 (山口大学), 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科)
Pagepp. 479 - 480
Keywordマルチレベルインバータ, 無効電力保証, NPCインバータ
Abstract近年,電気設備の大容量化や半導体電力変換器の普及に伴って,電力系統における無効電力障害が問題となっている。したがって電力会社によって定められている電気供給約款では力率0.85以上にしなければならない。この対策として自励式無効電力補償装置(STATCOM: static synchronous compensator)が普及している。STATCOMはスイッチングデバイスを用いて無効電流を補償し,系統側の電力の力率を制御するものである。 本論文では,マルチレベルインバータとして広く用いられている NPC(neutral-point-clamped) インバータを用いて無効電力補償装置を構成し,良好な補償特性が得られたので報告する。

5-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名電気自動車用スマートチャージャ
著者*田中 秀典 (山口大学 工学部), 関谷 司, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科)
Pagepp. 481 - 482
Keyword電気自動車, スマートチャージャ, 双方向チョッパ, 電気自動車用充電器
Abstract近年,電気自動車が本格的な普及期を迎えている。日産リーフは,最大で24kWhの電力を貯蔵することができる。この電力貯蔵能力を利用し,深夜電力や太陽光で発電した電力により充電し,電力需要が高くなる時間帯に使用することでピークカットを実現するプロジェクトが注目されている。このような用途では,双方向性の充電器が必要なためPWM整流器と双方向チョッパが用いられている。 本論文では,電気自動車用充電器に無効電力と不平衡有効電力補償機能を有する電気自動車用スマートチャージャを提案し,その有効性を計算機シミュレーションにより確認したので報告する。


部門: セッション 1804  5. パワーエレクトロニクス-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 710室 (→地図)
座長: 安藤 詔生 (福山大学)

5-6 (時間: 14:30 - 14:43)
題名高周波ソフトスイッチングハーフブリッジインバータにおける寄生インダクタンスを考慮した動作解析
著者*松井 光生 (山口大学), 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科)
Pagepp. 483 - 484
Keywordハーフブリッジ, 高周波スイッチング, ソフトスイッチング, 共振, ロスレススナバキャパシタ
Abstractスイッチングモード半導体電力変換回路のスイッチング損失低減には,ソフトスイッチング動作化が効果的である。ゼロ電圧スイッチングを実現するには,スイッチング素子と並列にロスレススナバキャパシタを接続する。しかし,回路配線に起因する寄生インダクタンスとの共振によって,電圧,電流に高周波寄生振動が発生する。 本稿では,高周波ソフトスイッチングハーフブリッジインバータをとりあげ,寄生インダクタンスとスナバキャパシタの共振のメカニズムを明らかにし,ロスレススナバキャパシタの適切な接続方法を検討したので報告する。

5-7 (時間: 14:43 - 14:56)
題名立体駐車場非接触給電システムにおける非接触トランスの検討
著者*河野 真吾, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagepp. 485 - 486
Keyword非接触トランス, 立体駐車場, 電磁界解析, 結合係数, 漏れインダクタン ス補償キャパシタ
Abstract近年,環境負荷が少ない自動車としてPHVやEVが実用化され,普及し始めている。充電施設等のインフラ整備の観点から,立体駐車場ではビル側から絶縁された移動パレットへ非接触高周波給電する方法が検討されている。非接触給電は,非接触トランスの小型化のため商用ACから高周波ACへの変換が必須であり,一般にこのような変換では商用ACからDCへと変換するPFCコンバータおよび高周波インバータからなる2段の変換回路から構成される。したがって,部品点数の増加および損失の増加する問題点がある。そこで我々はこれまでに,商用ACから直接高周波ACへの変換を実現した単純な回路構成からなる高周波リンクAC-ACコンバータを提案し,その特性をシミュレーションにより評価した。 本論文では,非接触トランスの巻線方式による結合係数の比較を電磁界解析により行う。また,漏れインダクタンス補償キャパシタを提案回路に適用した場合の効果を検討したので報告する。

5-8 (時間: 14:56 - 15:09)
題名高い降圧比を有するインダクタ結合形DC-DCコンバータの損失分析
著者*渡辺 潤, 岡本 昌幸, 平木 英治, 田中 俊彦 (山口大学 大学院理工学研究科)
Pagepp. 487 - 488
Keyword降圧形DC-DCコンバータ, 結合インダクタ, 高降圧比
AbstractサーバやストレージなどICT機器に搭載されるCPUの動作電圧は高性能化のため1V程度まで低電圧化が進んでおり、ICT機器のバス電圧である48VからCPUが動作する低電圧へ変換するDC-DCコンバータには高い降圧比が要求される。筆者らは先に結合インダクタを有する降圧形DC-DCコンバータを提案し、その出力電圧特性を実験により評価してきた。提案回路は高いDuty factor: Dを維持したうえで高い降圧比を得ることができる。しかし,低電圧大電流出力を目的としているため,出力側での導通損失が懸念される。本稿では提案回路の電力変換効率を測定し、さらに損失分析を行ったので報告する。

5-9 (時間: 15:09 - 15:22)
題名マルチフェーズ方式トランスリンク形昇圧チョッパ回路における平均電流モード制御とピーク電流モード制御の比較
著者*加藤 大貴, 中村 祐太, 山本 真義 (島根大学大学院 総合理工学研究科 電子制御システム工学専攻)
Pagepp. 489 - 490
Keywordマルチフェーズ, トランスリンク, 昇圧チョッパ回路, 平均電流モード制御, ピーク電流モード制御
Abstract昇圧チョッパ回路の応用は,車載用,医療用など多くの分野に用いられている。この様に電源装置が多くの分野に用いられる中で,昇圧チョッパ回路に対して小型化や高性能化などの要求が高くなっている。こういった要求を満たす手法として電流モード制御を用いたマルチフェーズ方式昇圧チョッパ回路やマルチフェーズ方式トランスリンク形昇圧チョッパ回路がある。本稿では,この両者の回路を用いて各電流モード制御の評価・比較を行う。この電流モード制御には主に平均電流モード制御(ACMC)とピーク電流モード制御(PCMC)がある。それぞれの制御法においてシミュレーション結果から両者の回路評価・比較を行い,どちらの制御法が回路に適しているか検討する。

5-10 (時間: 15:22 - 15:35)
題名一相PWM制御法を用いた三相整流器の制御検証
著者*金澤 康樹, 川島 崇宏, 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 491 - 492
Keyword三相整流器, 一相PWM制御, 力率補正, THD, DCスマートグリッド
Abstract三相PWM制御法は,高力率,低高調波だがスイッチング損失が大きいという問題点をもっている。 そこで本研究では,スイッチング損失を低減させるため一相PWM制御法を用いて三相整流器を動作させるための制御回路について検討する。 有効電力と無効電力及び直流リンクキャパシタ間電圧共振ダンピング制御をマイナーループで制御を行い,チョッパ回路の定電圧制御をメインループで制御を行った。その結果,負荷の直流電圧を一定に制御しながら,系統電源の高力率,低高調波を実現し従来の三相PWM制御法を用いた場合と同様なPFC制御特性を確認した。

5-11 (時間: 15:35 - 15:48)
題名GaN-FET用新ゲート駆動回路の提案
著者*服部 文哉, 野崎 優, 山本 真義 (島根大学), 町田 修 (サンケン電気株式会社)
Pagepp. 493 - 494
KeywordGaN-FET, ゲート駆動回路
Abstract近年,パワーエレクトロニクス回路はパワー半導体デバイスの進歩に伴って,目覚ましい技術革新を遂げており,さらなる小型軽量化,高密度化が求められている。これらを達成するためには,スイッチング周波数の高周波化と素子の低損失化が必要不可欠である。しかしながら,スイッチングデバイスとして幅広く使用されているMOS-FETやIGBTはその性能限界が近づいており,大幅な高周波化及び低損失化は困難とされている。 一方で,上記問題の解決に向けて,炭化珪素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)素子などの次世代パワー半導体デバイスが注目を浴びている。これらSiCやGaNベースのパワー半導体デバイスは,従来広く使用されているMOS-FETやIGBTと比べて高速スイッチング,低損失,さらには高耐圧,高温動作など従来のスイッチング素子を凌ぐ結果が報告されている(1)。特にGaN-FETにおいては製造プロセスでシリコンウェハを用いており,コストパフォーマンスも良好になると考えられるため次世代パワーデバイスとしての期待は大きい。しかし,それらGaN-FETは従来スイッチング素子のMOS-FETやIGBTと内部構造が異なっており,元来使用されてきたゲート駆動回路を用いると損失の増加や,さらには誤消弧及び誤点弧を招く恐れがある。したがって,GaN-FETの最適駆動可能なゲート駆動回路の開発は急務であり,現在では新しいゲート駆動回路の研究が盛んに行われている。 そこで本研究では,損失軽減,さらには誤消弧及び誤点弧が防止可能な次世代パワー半導体デバイスGaN-FET用新ゲート駆動回路の提案を行っている。本報告では,従来方式と今回提案する新方式の比較を行い,実験的観点から提案方式の有効性を示している。


部門: セッション 1901  1. 基礎理論-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 711室 (→地図)
座長: 太田垣 博一 (岡山理科大学)

1-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名復元力項で結合した位相振動子系のダイナミクスに関する検討
著者*堀岡 敬志 (近畿大学大学院システム工学研究科), 中島 弘之 (近畿大学工学部)
Pagepp. 495 - 496
Keyword位相振動子, 同期, 安定性, ダイナミクス, 交通信号機
Abstract2階の微分方程式で記述される位相振動子系において, これを運動方程式とみなしたときの復元力項で結合され, 目標位相差が可変角速度に依存するようなモデルを考察 した.このモデルは,位相振動子系の交通信号機制御へ の応用を目的として提案されたものであるが,その非線 形ダイナミクスには未知の部分が多い.本報告では,こ のモデルにおける同期条件を検証し,非同期状態のダイ ナミクスを明らかにするため行なった数値シミュレーシ ョン結果を報告する.

1-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名3次 All One Polynomial Field 上で効率の良い自乗算アルゴリズム
著者*根角 健太, 野上 保之 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagepp. 497 - 498
Keyword公開鍵暗号, 拡大体, 自乗算
Abstract近年提案されている ID ベース暗号方式やグループ署名方式といった公開鍵暗号技術は,拡大体と呼ばれる代数系によって成り立っている.これらの公開鍵暗号技術では,拡大体が持つ2つのパラメータに対して制約を課す.この制約に対し,All One Polynomial Field (AOPF) と呼ばれる拡大体は柔軟に対応することができる.上記の公開鍵暗号技術において,暗号化・復号といった処理を高速化するためには,拡大体上の四則演算,特に乗算,自乗算,除算を高速化する必要がある.本稿では,3次 AOPF 上で効率の良い自乗算アルゴリズムについて考える.

1-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名リカレント型神経回路網モデルにおけるカオス的ダイナミックス -スモールワールド的ネットワークにおける時空間相関解析-
著者*森 良太 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学 大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻)
Pagep. 499
Keywordカオス, 相関関数
Abstractカオス現象が人間の脳内で発見され, 人間の脳の高度な情報処理能力とカオスに関連性があるのではないかという考えがある.ここでは脳内での情報伝達に注目し,脳の神経回路網を模した神経回路網モデルを計算機上で構築した. そこにカオスを発生させ, 相関解析を行うことで, 脳内情報伝達の仕組みにアプローチすることにした.

1-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名非線形光電子能動デバイスのネットワークにおけるカオスの機能的応用〜スモールワールド系を用いた信号伝達の試み〜
著者*新井 裕 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 500
Keywordカオス, 通信, D-SEED
Abstract近年,生体脳内でカオスが観測された。カオスとは周期的でなくランダムでもない,複雑な予測できない現象のことであり,その特徴として,軌道有界性を持つ,軌道不安定性を持つ,不変測度が存在する,などが挙げられる。本研究は生物の脳の持つ柔軟な情報処理能力において,カオスが重要な役割を果たしているのではないかという考えの下,その機能性に発見論的にアプローチしていくことを目的としている。本論文ではその足掛かりとして,D-SEED素子を用いた信号伝達について述べる。

1-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名少数アミノ酸ペプチド結合クラスターの構造解析-タンパク質の構造変化における水素結合の役割解明に向けて-
著者*森分 雄太 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 501
Keywordタンパク質, カオス, イオンチャネル, 量子化学
Abstract生体におけるタンパク質は生命現象及び生体現象において重要な機能を果たしており,その構造変化と共に機能を発揮することが知られている.脳の神経細胞膜では,選択的にイオンの流入出を行うイオンチャネルと呼ばれる膜貫通タンパク質が存在しており,その動的な構造変化により,細胞膜電位を変化させて神経興奮を制御している.そのようなタンパク質の構造変化において重要な役割を持つと考えられているのが水素結合である.本研究では水素結合に着目し解析を行い,また高分子系(有限大自由度)の構造変化の過程においてカオスが何らかの機能を果たしているのではないかという考えのもとで研究を行っている.

1-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名少数原子クラスターにおけるBiostationによる分子構造解析
著者*西 恵美 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 502
Keyword量子化学, 水素結合, 電気陰性度


部門: セッション 1902  1. 基礎理論-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 711室 (→地図)
座長: 久保川 淳司 (広島工業大学工学部電気システム工学科)

1-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名分子振動システムのモード間相互作用〜 2次元等方変角調和ポテンシャル(力の定数:伸縮非依存型) 〜
著者*利元 哲平, 福島 勝, 石渡 孝 (広島市立大学 情報科学研究科)
Pagepp. 503 - 504
Keyword変角振動, 振動モード間相互作用, 調和ポテンシャル, 異性化反応, 3原子分子
Abstract3原子分子の異性化反応 ABC <-> ABC を想定して、変角と伸縮振動モードとの間の相互作用に関するモデル計算を行った。昨年度の研究では、変角振動を振り子運動 ( U(θ) = mg cos θ ) として計算したが、本研究では、変角振動に角度に関して調和的なポテンシャル ( U(θ) = a θ^2) を用いた。この結果、振り子振動とは異なるモード間相互作用 ( モード間共鳴 ) が認められた。

1-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名二層導体の電磁シールド
著者*清水 朋之, 石田 浩一 (徳山工業高等専門学校), 田中 章雄 (宇部工業高等専門学校), 武平 信夫 (徳山工業高等専門学校)
Pagepp. 505 - 506
Keyword電磁シールド, 2層, 非磁性導体
Abstract近年,情報化社会の傾向が強まり,携帯電話やインターネットの無線LANの普及が進んでいる.そのため,屋内外にかかわらず至る所に電波が飛び交っている.また,電波を積極的に利用する機器ではないテレビやパソコンなどの家電製品に関しても,ある程度の電磁波漏洩は避けられない.本研究では,導体を二枚使用して,二段階で外部磁界を減衰させる二重シールドについて低周波域および高周波域におけるシールド特性について調査していくことを目的とした.シールド材として,アルミおよび銅の2種類を用いて結果を比較した.結果として,銅はGapが広くなることによる遮蔽効果の増大はそこまでないが,アルミでは,Gapが広くなるほどに遮蔽効果は増大することが分かった.

1-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名BAモデルのトポロジーをもつ待ち行列ネットワークに関する一考察
著者田中 裕顕 (テレコミュニケーション研究所), *松本 慎平 (広島工業大学)
Pagep. 507
Keyword待ち行列ネットワーク, 複雑ネットワーク, スケールフリー, BAモデル
Abstract人間の社会生活において、トポロジーの設計は工学的に重要である。特に、インターネット、道路や航空網などの大規模インフラネットワークにおいては、トポロジーが多くの利用者の利便性を左右する。松村らは、典型的なネットワークとして待ち行列ネットワークを取り上げ、待ち行列ネットワーク場を流れるパケット等のトラヒックがインターネット内を最も滞りなく流通するようにトポロジーを設計する最適化問題を定式化した。文献の中で与えられた条件がどのようにトポロジーの最適性に関わっているのかを研究することは、今後の応用可能性を考えた場合には特に重要な課題であると考えられる。したがって、本研究では、松村らの成果に注目し、BAモデルで追跡調査することを目的とする。

1-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名Van der Pol-Mathieu 型非線形振動システムの確率的振動
著者*山口 尚宏, 太田垣 博一 (岡山理科大学)
Pagepp. 508 - 509
Keyword非線形振動システム, Van der Pol-Mathieu型, 確率的振動
Abstract安全なシステム設計のためには,パラメータ変動に対して出現する システムの振動の態様を知ることが必要である。 本研究では,Van der Pol- Mathieu(VDPMT) 型非線形システムに対する サインサークルマップを導出し,これの近似区分連続写像(PCM)の Lyapunov指数を調べることによって,このシステムに発生する確率的振動 について報告する。

1-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名携帯電話基地局による地表電力密度関数の導出
著者*前田 貴子, 金川 明弘, 滝本 裕則 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 510 - 511
Keyword携帯電話基地局, 地表電力密度, 健康被害

1-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名ストリップ導体を有する複合グレーティングの解析
著者*梅田 一彰, 若林 秀昭, 山北 次郎 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 512
Keyword影理論, スペクトル領域グリーン関数, 散乱因子, 散乱界, 誘電体周期構造
Abstract周期系や不規則系における散乱問題において,影理論における散乱因子から直接計算されるスペクトル領域グリーン関数を用いて,誘電体周期構造にストリップ格子が埋め込まれた複合グレーティングによる散乱界を解析する.


部門: セッション 1903  2. プラズマ・放電・高電圧-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 711室 (→地図)
座長: 崎山 智司 (山口大学)

2-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名トカマクシミュレーションのための 3 次元ジャイロ簡約MHD コードの開発
著者*篠田 佳祐 (山口大学大学院理工学研究科電子デバイス工学専攻), 内藤 裕志 (山口大学大学院), 田内 康 (山口大学), 原田 直幸 (山口大学大学院), 矢木 雅敏 (九州大学応用力学研究所), 徳田 伸二 (国際核融合エネルギー研究センター)
Pagep. 513
Keywordジャイロ簡約MHDコード, 内部キンクモード, シングルヘリシティ, マルチヘリシティ
Abstract本研究室ではトカマクプラズマの巨視的かつ運動論的MHD現象を解析するため、流体的手法を用いたジャイロ簡約MHDコード(GRM)を開発し研究を行っている。これまで内部キンクモードのシミュレーションは、m/n=1のモードのみを取り扱うシングルヘリシティを仮定した2次元GRMコードを用いて行ってきた。シングルヘリシティの仮定は内部キンクモードの線形・非線形シミュレーションに適しているが、m/n≠1のモードを取り入れたマルチヘリシティによる影響を調べるには、3次元GRM コードが必要となる。本研究では、3次元GRMコードを開発し、その正当性を検証するため、モードをシングルヘリシティに対応するものに限定してシミュレーションを行った。

2-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名GPU使用による粒子コードの高速化
著者*箱崎 啓太 (山口大学大学院理工学研究科電子情報システム工学専攻), 原田 直幸, 内藤 裕志, 田内 康 (山口大学大学院)
Pagep. 514
KeywordCUDA, FORTRAN, GPU
Abstractプラズマの粒子シミュレーションは多体系となるためシミュレーションに膨大な時間がかかる。このためシミュレーションの計算時間を短縮させることは非常で重要である。そこでGPUを使ったプログラムにより処理の高速化を図る。GPUはグラフィックボードの上に置かれている演算装置である。GPGPUと呼ばれる技術で技術革新が著しい。GPUはCPUと比べて構造が単純だがその代わりトランジスタの集積密度が高いため高速な処理ができる。また、演算コアをたくさん持っているため並列計算に対してCPUより非常に高い演算性能を発揮する。本研究ではGPGPUに加え算術演算言語であるFORTRANを使ってプログラミングすることでプログラムを高速にする。

2-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名2次元方向領域分割を用いたGpic-MHD コードの並列化
著者*高木 脩至 (山口大学大学院理工学研究科電子デバイス工学専攻), 内藤 裕志 (山口大学大学院), 田内 康 (山口大学), 矢木 雅敏 (九州大学応用力学研究所), 徳田 伸二 (国際核融合エネルギー研究センター)
Pagep. 515
KeywordGpic-MHD, 並列化, 領域分割, 粒子分割
Abstractトカマク炉心プラズマの振舞いの物理機構を解析・予測するためには計算機によるシミュレーションが必須である。我々は、トカマク炉心プラズマの巨視的MHD 的モード解析用のジャイロ運動論的粒子コード(Gpic-MHD)を開発した。Gpic-MHD は第一原理シミュレーションのため巨大な計算機資源が必要となる。そこで8192 論理コアから構成される超並列コンピュータ(核融合科学研究所のプラズマシミュレータ: HITACHI SR16000)を用いて高速化を行った。並列化手法としては、z 軸方向(トロイダル方向)と半径r 方向の領域分割を考慮した2次元方向領域分割版を用いた。また、それぞれの分割領域がレプリカを持つ粒子分割の手法も併用した。

2-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名Csフリー表面生成型水素負イオン源の開発
著者*樋口 剛史, 日比野 徳亮, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 516 - 517
Keyword負イオン源, プラズマ支援触媒イオン化法, 円筒形多孔体触媒, バケット型直流アーク放電
Abstract核融合プラズマ加熱のための,N-NBI 用セシウムフリー負イオン源の開発を行っている. 直流アーク放電プラズマとプラズマ支援触媒イオン化法により,水素負イオンの生成を試 みている.NBI において,正イオンバックストリームが負イオン源に入射することは避け られないため,ビームの直撃を防ぐため円筒形多孔体触媒を用いている.円筒形状である ため,放電プラズマの正イオン等が円筒内部を通過する.正負イオンの生成特性や引き出 されたイオンのビームエネルギー等について発表する.

2-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名多孔体触媒への沿磁力線方向プラズマ照射における電子透過
著者*松島 祐一郎, 大原 渡 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 518 - 519
Keyword水素ペアイオンプラズマ, プラズマ支援触媒イオン化法, DuoPIGatron
Abstract等質量の正負荷電粒子のみから構成されるペアプラズマは,集団物性において時空間スケールの対称性を有する.原子状水素ペアイオンから成る,水素ペアイオンプラズマの生成を目指している.プラズマ支援触媒イオン化法により水素ペアイオンを生成する.電離効率が高く正イオン高電流密度を達成でき,プラズマ電位の制御が可能なDuoPIGatron を利用している.多孔体触媒への正イオン照射電流,照射エネルギーに依存する,水素ペアイオンの生成特性について発表する.

2-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名マグネトロン型水素負イオン源の開発
著者*小林 貴一, 大原 渡 (山口大学理工学研究科)
Pagepp. 520 - 521
Keywordプラズマ支援触媒イオン化法, マグネトロン放電
Abstract次世代のエネルギー源として注目されている核融合炉において,負イオン型中性粒子加熱装置(N-NBI)は必須のプラズマ加熱技術である.N-NBIの重要な要素である負イオン源は20年以上技術開発が行われてきた.我々は負イオン生成法の一環として,水素に対して触媒作用を有する金属との電子遷移現象を利用し,正負イオンを生成する触媒イオン化法という新たなイオン化機構を提案し,フィラメントフリーのプラズマ生成法としてマグネトロン放電を利用し,負イオンの表面生成を試みている.マグネトロン放電及び触媒イオン化法を用いた負イオンの生成特性について調査した.


部門: セッション 1904  2. プラズマ・放電・高電圧-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 711室 (→地図)
座長: 玉野 和保 (広島工業大学)

2-7 (時間: 14:30 - 14:43)
題名ツインカソード型プラズマトーチ内の十字状アークの特性
著者*山田 裕幸, 有田 雄一, 崎山 智司 (山口大学大学院 理工学研究科), 北村 智昭 (中国電力)
Pagep. 522
Keywordプラズマ, 溶射
Abstract本研究では、ツインカソードトーチ内の十字状アークの特性を明らかにすることを目的とし、作動ガスやアーク電流等の溶射パラメーターが十字状アークの電気的特性、熱的特性、挙動に及ぼす影響について検討した。電圧−電流特性は、通常型アークと同様に垂下特性を示したが、作動ガスによるアークの収束効果は通常型のトーチと異なり、ツインカソードトーチでは陰極から送給する作動ガスを増加するとアーク電圧が低下することが分かった。

2-8 (時間: 14:43 - 14:56)
題名ツインカソード型プラズマトーチを用いたイットリア溶射膜の作成
著者*有田 雄一, 山田 裕幸, 崎山 智司 (山口大学大学院理工学研究科), 北村 智昭 (中国電力)
Pagep. 523
Keywordプラズマ, 溶射, イットリア
Abstractこれまでアキシャルフィード法による材料供給が可能なツインカソード型プラズマトーチについて研究を行ってきており、トーチのアーク特性や材料送給ガスがアークに及ぼす影響等について明らかにしてきた。本報告では、ツインカソード型トーチの溶射装置への応用可能性を明らかにするために、アキシャルフィード法とサイドフィード法により作製した溶射膜について検討する。

2-9 (時間: 14:56 - 15:09)
題名層流プラズマジェットを用いたシリカガラス膜の合成
著者*安井 誠治, 中谷 俊樹, 崎山 智司 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 524
Keywordプラズマ, 溶射
Abstract本研究では、基板表面の均一なシリカガラス膜を合成することを目的とする。均一な膜を溶射によって合成するためには、溶射中材料に多くの熱を加えることが重要と考えられる。そこで、層流プラズジェットと呼ばれる熱伝達率が高いプラズマジェットで溶射し、膜を測定することで均一なガラス膜に有用であるか検討した。

2-10 (時間: 15:09 - 15:22)
題名モノクロCCDカメラによる溶射粒子の温度・速度の同時計測
著者*中谷 俊樹, 崎山 智司 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 525
Keywordプラズマ, 溶射
Abstract本研究では、溶射粒子の温度及び速度の同時計測法を開発することを目的とし、2分岐光学系とモノクロCCDカメラを用いた計測法について検討する。

2-11 (時間: 15:22 - 15:35)
題名プラズマ支援触媒イオン化による水素正負イオンの生成と引出特性
著者*日比野 徳亮, 樋口 剛史, 大原 渡 (山口大学 大学院 理工学研究科)
Pagepp. 526 - 527
Keywordプラズマ支援触媒イオン化, 電気陰性度
Abstract核融合プラズマ加熱において,負イオン型中性粒子入射加熱は重要な技術である.セシウムフリーで高い負イオン電流密度を達成するべく,プラズマ支援触媒イオン化法を用いた新規の負イオン源の開発を行っている.ここで,触媒作用における解離吸着,表面移動,および脱離イオン化のプロセスを経て水素正負イオンが生成される.脱離イオン化において,負イオンの生成確率を高めるために,触媒金属の電気陰性度に注目している.触媒材質(電気陰性度)の変化に伴い,負イオン生成特性の変化について発表する予定である.

2-12 (時間: 15:35 - 15:48)
題名水素混合ヘリウムホロー陰極放電の発光分光測定
著者*山崎 勉 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 528
Keyword高気圧放電, ホロー陰極, 気体温度, 電子密度, 水混合ヘリウム
Abstract数十kPaの気圧領域でグロー放電が得られる直径0.5mm長さ3mmの黄銅製ホロー陰極により生成されるプラズマの気体温度と電子密度(電子温度1eVを仮定)を測定した。発光分法によりヘリウムおよび水素原子のスペクトル線形とその広がり幅を解析して各量を導出した。1%水素混合したヘリウム気体を使用し、電流依存性を得た。 42 kPaで放電電流10 mAから80 mAの範囲では気体温度(330 -650 K)と電子密度(0.7-4×1014cm-3は電流に比例して増加した。