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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1902  1. 基礎理論-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 711室 (→地図)
座長: 久保川 淳司 (広島工業大学工学部電気システム工学科)

1-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名分子振動システムのモード間相互作用〜 2次元等方変角調和ポテンシャル(力の定数:伸縮非依存型) 〜
著者*利元 哲平, 福島 勝, 石渡 孝 (広島市立大学 情報科学研究科)
Pagepp. 503 - 504
Keyword変角振動, 振動モード間相互作用, 調和ポテンシャル, 異性化反応, 3原子分子
Abstract3原子分子の異性化反応 ABC <-> ABC を想定して、変角と伸縮振動モードとの間の相互作用に関するモデル計算を行った。昨年度の研究では、変角振動を振り子運動 ( U(θ) = mg cos θ ) として計算したが、本研究では、変角振動に角度に関して調和的なポテンシャル ( U(θ) = a θ^2) を用いた。この結果、振り子振動とは異なるモード間相互作用 ( モード間共鳴 ) が認められた。

1-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名二層導体の電磁シールド
著者*清水 朋之, 石田 浩一 (徳山工業高等専門学校), 田中 章雄 (宇部工業高等専門学校), 武平 信夫 (徳山工業高等専門学校)
Pagepp. 505 - 506
Keyword電磁シールド, 2層, 非磁性導体
Abstract近年,情報化社会の傾向が強まり,携帯電話やインターネットの無線LANの普及が進んでいる.そのため,屋内外にかかわらず至る所に電波が飛び交っている.また,電波を積極的に利用する機器ではないテレビやパソコンなどの家電製品に関しても,ある程度の電磁波漏洩は避けられない.本研究では,導体を二枚使用して,二段階で外部磁界を減衰させる二重シールドについて低周波域および高周波域におけるシールド特性について調査していくことを目的とした.シールド材として,アルミおよび銅の2種類を用いて結果を比較した.結果として,銅はGapが広くなることによる遮蔽効果の増大はそこまでないが,アルミでは,Gapが広くなるほどに遮蔽効果は増大することが分かった.

1-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名BAモデルのトポロジーをもつ待ち行列ネットワークに関する一考察
著者田中 裕顕 (テレコミュニケーション研究所), *松本 慎平 (広島工業大学)
Pagep. 507
Keyword待ち行列ネットワーク, 複雑ネットワーク, スケールフリー, BAモデル
Abstract人間の社会生活において、トポロジーの設計は工学的に重要である。特に、インターネット、道路や航空網などの大規模インフラネットワークにおいては、トポロジーが多くの利用者の利便性を左右する。松村らは、典型的なネットワークとして待ち行列ネットワークを取り上げ、待ち行列ネットワーク場を流れるパケット等のトラヒックがインターネット内を最も滞りなく流通するようにトポロジーを設計する最適化問題を定式化した。文献の中で与えられた条件がどのようにトポロジーの最適性に関わっているのかを研究することは、今後の応用可能性を考えた場合には特に重要な課題であると考えられる。したがって、本研究では、松村らの成果に注目し、BAモデルで追跡調査することを目的とする。

1-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名Van der Pol-Mathieu 型非線形振動システムの確率的振動
著者*山口 尚宏, 太田垣 博一 (岡山理科大学)
Pagepp. 508 - 509
Keyword非線形振動システム, Van der Pol-Mathieu型, 確率的振動
Abstract安全なシステム設計のためには,パラメータ変動に対して出現する システムの振動の態様を知ることが必要である。 本研究では,Van der Pol- Mathieu(VDPMT) 型非線形システムに対する サインサークルマップを導出し,これの近似区分連続写像(PCM)の Lyapunov指数を調べることによって,このシステムに発生する確率的振動 について報告する。

1-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名携帯電話基地局による地表電力密度関数の導出
著者*前田 貴子, 金川 明弘, 滝本 裕則 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagepp. 510 - 511
Keyword携帯電話基地局, 地表電力密度, 健康被害

1-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名ストリップ導体を有する複合グレーティングの解析
著者*梅田 一彰, 若林 秀昭, 山北 次郎 (岡山県立大学 情報工学部)
Pagep. 512
Keyword影理論, スペクトル領域グリーン関数, 散乱因子, 散乱界, 誘電体周期構造
Abstract周期系や不規則系における散乱問題において,影理論における散乱因子から直接計算されるスペクトル領域グリーン関数を用いて,誘電体周期構造にストリップ格子が埋め込まれた複合グレーティングによる散乱界を解析する.