(セッション表へ)

平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1704  8. 電力系統II・発送配電・新エネルギー-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:35
部屋: Nexus21 703室 (→地図)
座長: 佐々木 豊 (広島大学)

8-5 (時間: 14:30 - 14:43)
題名省エネルギー報告書・提案書作成の効率化について
著者*岡村 誠幸 (中電工/設計部)
Pagepp. 458 - 459
Keyword省エネルギー, 報告書作成, 提案書作成, 効率化
Abstract改正省エネ法の施行に伴い、省エネ化推進への関心は一段と高まっている。 今回、汎用計測機器の測定結果をグラフ表示する「報告書・省エネ提案書」作成を独自ソフトにより自動化した。

8-6 (時間: 14:43 - 14:56)
題名小型電気自動車用トロリ線と集電装置の選択に関する検討
著者*久保 智裕 (徳島大学大学院)
Pagep. 460
Keyword小型電気自動車, トロリ, 集電装置
Abstract地球環境保護のためCO2排出量削減が叫ばれており,その切り札と考えられているのが電気自動車の普及である。電気自動車はエネルギ効率が良く,排気ガスを出さず,静かで,構造も簡単といったメリットをもっている。しかしバッテリに蓄えられるエネルギが少ないために航続距離が短く,しかも充電するのに時間がかかるというデメリットもある。そこで走行中の電気自動車に給電することができれば,この問題を解決でき,普及にはずみがつくと期待される。そのための方式には接触方式と非接触方式が考えられるが,本稿では接触方式を前提として,小型電気自動車のためのトロリ線と集電装置の選択に関し検討を行ったので報告する。

8-7 (時間: 14:56 - 15:09)
題名集光式PVシステムの発電量およびFFへの霜の影響
著者*山根 啓司 (津山工業高等専門学校/専攻科機械・制御システム工学専攻), 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校/電子制御工学科), 見目 喜重 (豊橋創造大学/情報ビジネス学部), 荒木 建次 (大同特殊鋼/新分野事業部ソーラー部)
Pagepp. 461 - 462
Keyword集光式太陽光発電システム, フィールド試験, 霜
Abstract集光式太陽光発電(PV)システムは,高効率の小型太陽電池にレンズやミラーを用いて太陽光を集光し,発電するシステムである。 筆者らは,岡山県津山市において本システムのフィールド試験を実施している。本報では,集光式PVシステムの発電量およびFill factor(FF)に及ぼす霜の影響について報告する。 フィールド試験の結果,集光式PVシステムのレンズ表面に霜が発生すると,8時頃までの発電電力はほぼゼロであったが,日中には回復し,最大発電電力は0.15kW/m2,発電効率は17.4%まで上昇した。また,霜が発生していた8時30分までの間,FFは0.4〜0.5と低い値であったが,日中には0.75〜0.78に回復した。

8-8 (時間: 15:09 - 15:22)
題名農業用PVアレイ日射計の屋外暴露試験
著者*土井 英生 (津山工業高等専門学校/専攻科機械・制御システム工学専攻), 桶 真一郎 (津山工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagepp. 463 - 464
KeywordPVアレイ, 日射計, 屋外暴露試験, 温室, 自動制御
Abstract温室内環境を自動制御するシステムの実現のためには,温室内での正確な日射計測が求められる。筆者らは,温室内に存在する支柱や梁に起因する影が発生しても,その影響を受けにくい太陽電池アレイ型日射計(PVアレイ日射計)を製作し,屋外暴露試験を実施している。本研究では,2種類のPVアレイ日射計を製作し,それらの屋外暴露試験を実施することにより,線形性,温度の影響および屋外暴露による影響を検討した。 その結果,農業用PVアレイ日射計の出力電圧の日射強度に対する相関は極めて高く,強い線形性を有していることやPVアレイ日射計の出力電圧は太陽電池の温度の影響をあまり受けないことがわかった。また,屋外暴露による感度の低下は,製作上の工夫により,その低下を抑制できることがわかった。

8-9 (時間: 15:22 - 15:35)
題名固体高分子形燃料電池(PEFC)の過渡応答特性に関する研究
著者*新免 泰陽 (津山工業高等専門学校)
Pagepp. 465 - 466
Keyword固体高分子形燃料電池, 過渡応答, 等価回路
Abstract本研究は,固体高分子形燃料電池(PEFC)の過渡応答特性の研究ため,等価回路を設定し解くことでPEFCの出力電圧を数式化し,そしてその数式を用いた過渡応答時間の予測を目的としている.本研究の特徴は,PEFCの解析を過渡的な特性に焦点を当てて行っていることであり,解析の手法として化学的側面の大きい内部抵抗,静電容量を等価回路として表し,用いていることである.本研究の応用として,任意の負荷を接続したPEFCの挙動を簡単な電気回路を解くことである程度予測することができる.