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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1702  6. 照明デザイン・視覚・光源・点灯回路
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 703室 (→地図)
座長: 浅野 敏郎 (広島工業大学)

6-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名LEDと蛍光ランプによる物体色の明るさ知覚
著者*印南 省吾, 高橋 佑輔, 大谷 一将, 湯尻 照 (広島工業大学)
Pagep. 447
KeywordLED, 蛍光ランプ, 物体色, 等価明度
Abstract照明の省エネルギー化を目的として,LED光源の普及が著しいが,その分光分布特性は蛍光ランプとはかなり異なっている.したがって,蛍光ランプで照明したときとLEDで照明したときの物体色の明るさを評価することは非常に重要な課題である.そこで,本研究では蛍光ランプとLEDを試料光源に用いて物体色の明るさを比較することを目的として実験を行った.その結果,同程度の相関色温度,演色評価数であればLED,蛍光ランプによる物体色の明るさの違いは小さいといえる.

6-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名LEDと蛍光ランプによる物体色の色の見え
著者*小笹 醇, 兵頭 利紀, 松本 淳, 湯尻 照 (広島工業大学)
Pagep. 448
KeywordLED, 蛍光ランプ, 物体色, 色の見え, 演色性
Abstract環境保全のための照明の省エネルギー化を図るためLED照明の普及が著しいが,その質的要因については明確でない部分が多く,照明する物体色の色の見えを調べることも非常に重要な課題である.特に照明する物体色の見えの演色性が照度を下げても維持できれば省エネ効果になる.そこで,本研究では,LEDと蛍光ランプによる見えの色相を維持できる照度の範囲を調べることを目的とし実験を行った.その結果,光源の演色性が近い光源で刺激を照明したときの試料光側の照度の下限値は,刺激の種類によって差があるものの演色性が相似している光源であれば照度の下限値の差は小さく示された.

6-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名超高圧水銀ランプ電極温度測定システムの構築
著者*辻林 貴司, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 松尾 明 (日本タングステン株式会社), 森井 克之, 幡中 久夫 (ヒメジ理化株式会社)
Pagepp. 449 - 450
Keyword電極, トリタン
Abstract半導体用プロセス用超高圧水銀ランプにはトリエーテッドタングステン電極(以下ThO2 電極と表記)が使用されているが、この電極材料は放射性を有ており、環境上好ましくない。そのためThO2 電極の代替となる材料を創出することは非常に価値があるが、寿命という観点から従来の酸化トリウムタングステンを凌駕するものはできていない。本研究の最終目的はThO2電極の代替材料を作りだすことである。新電極を開発する上で、電極温度を把握することは重要である。本発表は、ランプ点灯中の電極温度・温度分布を測定するために,スペクトル測定から温度を求める計測システムの構築を行ったので報告する。

6-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名近接導体が自動車用HIDランプの始動電性能及ぼす影響
著者*大田 貴史 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagep. 451
KeywordHIDランプ, 始動電圧, 近接導体
AbstractヘッドライトとしてのHIDランプは多くの自動車で使用されるようになってきている。HIDランプの始動電圧を下げることは、点灯回路の小型化、軽量化に非常に有効な手段となる。本研究ではこのHIDランプの始動電圧を下げることを目的とする。今回はランプに取り付けた近接導体が始動電圧にどのように影響するかについて調べたのでここに報告する。

6-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名冷陰極放電ランプの管壁黒化が陰極降下測定法に及ぼす影響
著者*宍戸 崇音 (津山工業高等専門学校/電子・情報システム工学専攻), 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagep. 452
Keyword冷陰極ランプ, 陰極降下電圧, ホローカソード
Abstract放電ランプの陰極降下電圧の測定法として、キャパシティブカップリングを利用した方法は非常に有効である。この測定法を用いて冷陰極放電ランプの陰極降下電圧が点灯時間と共にどう変化するかを調べた。その結果ガス圧の低いランプ(20Torr)で数十時間点灯後に、急に陰極高電圧の測定値が低下すると現象が起きた。その原因がスパッタされた膜(電極近傍の管壁黒化)にあることを発見したので報告する。

6-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名バースト誤りを考慮した可視光通信の一考察
著者*三戸 資樹 (福岡工業大学 大学院工学研究科), 松原 裕之, 作田 誠 (福岡工業大学)
Pagep. 453
Keyword可視光通信, バースト誤り, %SES, BER, LED
Abstract近年,LEDを利用する可視光通信が研究されている.可視光通信は、周辺光を主とするノイズや突発的に強い光ノイズが混入することにより,データ通信が正常にできないことがある.前者の周辺光のノイズを除去する可視光通信機器(1) が提案されているが、さらに突発的なランダム誤りとバースト誤りを考慮することが望まれている。本発表ではバースト誤りを考慮した可視光通信のエラーレートとして修正BERと%SES(% Severely Errored Second)を併用し、エラーレートの測定結果を考察する。