題名 | 作業系統候補の削減およびSOMによる削減法の評価 |
著者 | *小見角 知典, 川原 耕治 (広島工業大学) |
Page | p. 436 |
Keyword | 電力設備停止計画, クラスタリング, 自己組織化マップ |
Abstract | 我々は、電力設備停止計画を実運用可能な作業系統候補の生成問題として捉えている。本研究での生成法による候補数は膨大に上るため、計画者が作業系統を決定するのに障害となっている。作業系統には数値で優劣を付けられない要素が存在するため、クラスタリング手法を用いて候補数の削減を行ってきた。しかし、削減された候補の評価を行うことができず、満足のいく候補が得られたのか判断できなかった。そこで、削減された候補を評価するために、自己組織化マップ(SOM)を用いる。本研究では、クラスタリング手法を用いた候補の削減、およびSOMによる削減法の評価を行った。 |
題名 | PVシステムの導入による低圧配電系統への影響 |
著者 | *今田 倫行 (岡山大学大学院), 舩曳 繁之, 今井 純 (岡山大学) |
Page | pp. 437 - 438 |
Keyword | 電力系統, 太陽光発電, 潮流計算 |
Abstract | 近年,日本では太陽光発電設置への補助金制度や自然エネルギー買取り義務化の法案制定に向けての動きなど,太陽光発電システムの導入促進を進めており,今後普及は急速に拡大していくものと思われる。しかし,太陽光発電は気象条件によっては出力が大きく変動するという特性を持ち,また,従来の配電系統では負荷側からの電力逆潮流を考慮していないため,太陽光発電システムの連系が増加すると系統に悪影響を与える恐れがある。そこでこの論文では,太陽光発電システムを連係した際に系統に与える影響をトランスからの距離に対する電圧,太陽光発電と負荷の時間変動に対する電圧という二つの視点から潮流計算によるシミュレーションによって影響を評価する。 |
題名 | 電力事業体における環境効率のDEA解析による一考察 |
著者 | *加藤 龍一, 西守 克己, 西村 亮 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
Page | p. 439 |
Keyword | DEA |
Abstract | 近年,過度の温室効果ガスが排出され気候メカニズムの変化による異常気象の頻発や低地の水没など様々な影響が生じると懸念されているにもかかわらず、温室効果ガスであるCO2排出量は増加の傾向にある。これはこの問題が社会経済の維持・電力の安定供給という命題を孕んでいるからである。そこで環境問題・エネルギー問題・社会経済の電力事業体における評価にDEA(Data Envelopment Analysis)の適用をする。また同時にCO2排出量を考慮することにより,より環境性に着目した. 本研究ではVisual Basic for Applications(VBA)を用いることで解析の作業を簡略化し、入力に収支率[%],火力発電利用率[%]を出力にCO2抑制係数[kWh/kg−CO2]を用いることで経済性と環境性を同時に評価することを可能としている。 |
題名 | クラスタ構造型遺伝的アルゴリズムにおけるクラスタリングの効果 |
著者 | *小池 涼太 (岡山大学), 藤井 敏則 (呉工業高等専門学校), 今井 純, 舩曳 繁之 (岡山大学) |
Page | pp. 440 - 441 |
Keyword | CSHA, GA, SimE, クラスタリング, マスキング |
Abstract | 製鉄所圧延工場は多くの電力を消費し,かつ電力変動が非常に急峻である.電力変動を抑制する方法として,超電導エネルギー貯蔵装置(SMES)を用いた電力平準化制御システムの導入が検討されている.しかし,このシステムの実用化には,制御定数および装置容量の最適化が不可欠である.本研究では,従来のGAにクラスタリングとマスキングを導入したCSHAを開発し,電力制御システムの効率的な最適化を実現することを目的としている.本文では,クラスタリングにおいて生成するクラスタの数を変更することが結果に与える効果について検討を行なった.その結果,クラスタ数を増やすことで,解を改善可能であることを明らかにした. |
題名 | 電気自動車を考慮した小規模独立系統におけるオンデマンド需給制御に関する一検討 |
著者 | 造賀 芳文, *殿田 竜士 (広島大学 大学院 工学研究科), 間島 佑貴 (広島大学), 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学 大学院 工学研究科) |
Page | pp. 442 - 443 |
Keyword | 小規模独立系統, 調整容量, 分散電源, 電気自動車, 太陽光発電 |
Abstract | 近年、自然エネルギー発電による予測困難な発電出力変動の制御が課題となっており、小規模独立系統においては、系統規模の小ささ故に特に影響が顕在化すると考えられる。そこで、今後普及が進むと考えられる電気自動車を系統の調整力として考え、不確定電源の出力変動を吸収しつつ、想定外に大きな変動に対してはその出力を抑制するといったオンデマンド需給制御の検討を行う。 |
題名 | Support Vector Machineを用いたPSS制御手法のPV発電偏在化に対する検討 |
著者 | *上村 芳郎, 造賀 芳文, 佐々木 豊, 餘利野 直人 (広島大学) |
Page | pp. 444 - 445 |
Keyword | PSS, サポートベクターマシン, 粒子群最適化, 不確実性, 再生可能エネルギー |
Abstract | 近年,60Hz系長距離送電系統における広域的な長周期動揺が問題となっており,その対策として有効であるPSSについての研究が多くなされている。また,将来太陽光発電(PV)等の再生可能エネルギーの導入が進み,系統内の不確実性が増大することが懸念されている。これを踏まえ,不確実性を考慮したPSS制御手法として,サポートベクターマシン(SVM)を用いて系統状態を識別し複数のPSSを切替える制御手法の提案を行い,PVの大量導入を考慮したモデルでの基礎的な検討を行ってきた。本稿では,PVの発電に地域的な違いを考慮したより現実的な系統におけるシミュレーションを行い,本手法の有効性を検討する。 |