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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 1304  15. 医療電子・生体工学-(3)
日時: 2011年10月22日(土) 14:30 - 15:48
部屋: Nexus21 609室 (→地図)
座長: 小川 英邦 (広島工業大学)

15-13 (時間: 14:30 - 14:43)
題名香りが人体に与える癒し効果に関する基本検討
著者*岸本 大樹 (松江工業高等専門学校 電気工学科), 天川 宅真 (中国電力(株)), 恒次 秀起 (松江工業高等専門学校 電気工学科)
Pagep. 351
Keyword癒し効果, 香り, リラクゼーション, ストレス
Abstract情報化社会の中で多くのストレスを抱えている人が増加してきており、このようなストレスを軽減するための効果的なリラクゼーションが求められている。本論文は、グレープフルーツ系の香りを用いたストレス低減効果、また、香りと音楽とを組み合わせた方法などについても検討した結果について述べたものである。

15-14 (時間: 14:43 - 14:56)
題名情報圧縮されたがん細胞データの差分による分類
著者*伊藤 剛 (大島商船高等専門学校/情報工学科), 北風 裕教 (大島商船高等専門学校/商船学科), 池田 信彦 (徳山工業高等専門学校/情報電子工学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院/理工学研究科)
Pagepp. 352 - 353
Keywordがん, 情報圧縮, 分類
Abstractこれまでのがん研究では必要なデータ量が多く,データ全体の管理や把握が困難であったため,特徴抽出が維持された分析信号の情報圧縮が求められており,有効な手法が必要であった.そのため我々は,これまでに医師が容易に比較検討するための可視化支援システムを開発し,それと同時に情報圧縮に努めてきた.この情報圧縮技術を利用すれば,がん細胞同士の違いについて容易に分類ができる可能性があるが,未だに分類実験までに至ってはいなかった.そこで本研究では,各がん細胞同士の特徴を比較分類するために各々の差分に違いがあるかについて検討し,差分が分類手法として有効であるかについて確認実験を行ったので報告する.

15-15 (時間: 14:56 - 15:09)
題名心臓ペースメーカの制御機構の非同期化に関する基礎研究
著者*石川 裕大 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 茅野 功 (川崎医療福祉大学/医療技術学部), 佐藤 洋一郎, 横川 智教 (岡山県立大学/情報工学部), 宮崎 仁 (川崎医療福祉大学/医療技術学部)
Pagep. 354
Keywordペースメーカ, 回路設計
Abstract心臓ペースメーカ(以下,ペースメーカ)は不整脈を伴う心疾患患者の心拍を正常化させるために重要な植込み型医療機器であり,省電力化や高い電磁両立設計が望まれている.そこで,当研究室ではこの問題を解決する一手法として,非同期式回路の省電力性及び高イミュニティ性に着目し,ペースメーカの制御機構を非同期式回路により設計する手法の検討している. 本研究ではペースメーカの制御機構の非同期化に関する基礎的検討として,同機構及び信号入力部を同期式回路により設計しFPGAを用いて試作した.この試作に模擬心電位発生装置を用いて動作確認を行い,ペースメーカの基本機能を実現できていることを確認した.

15-16 (時間: 15:09 - 15:22)
題名A Simulation Study on Double Sugar Donors in E. coli Central Metabolism
著者*Zhongyuan Tian, Adrien Faure (Graduate School of Science and Engineering, Yamaguchi University), Tomoaki Yamamotoya (Hitachi Solutions, Ltd.), Hitomi Dose, Hirotada Mori (Graduate School of Biological Sciences, Nara Institute of Science and Technology), Hiroshi Matsuno (Graduate School of Science and Engineering, Yamaguchi University)
Pagepp. 355 - 356
Keywordmetabolism pathway, modeling, HFPN
AbstractTo analyze the dynamic changes in E.coli cellular carbohydrate metabolism, we set up a hybrid functional Petri net model in Cell Illustrator. This paper shows a simplified model of “the entrance” part, around G6P. Some calculations were executed to express the glucose uptake rate by a single cell from two experimental data, extracellular glucose concentration and cell proliferation; and the cellular glycogen biological performance was also available. Mass balance theory was the general simulation skeleton, and a decision mechanism was adopted to alternate material fluxes directions.

15-17 (時間: 15:22 - 15:35)
題名短距離走の併走練習に着目した支援装置の提案
著者*樋本 友孝 (福山大学大学院 工学研究科 電子・電気工学専攻), 香川 直己 (福山大学 工学部 電子・ロボット工学科), 小川 隆 (小川長春館)
Pagep. 357
Keyword短距離, 練習, スポーツ, 支援装置
Abstract短距離走の練習では、目標となる選手と併走することで効率が良い練習ができる。本研究では、単独でもその練習ができる装置の開発を行っている。本稿では、装置のインターフェイス部の検討と支援装置にデータロギングシステムを作成したためそれを報告する。

15-18 (時間: 15:35 - 15:48)
題名視覚障碍者支援のためのユビキタス公共マークの設計と評価
著者*堤 周平, 高木 優季 (広島工業大学大学院), 荒木 智行 (広島工業大学), 巽 久行 (筑波技術大学), 玉野 和保 (広島工業大学)
Pagepp. 358 - 359
Keyword障碍者支援, 視覚障碍者支援, 可視光通信, 公共マーク, ユビキタス
Abstract近年,LEDによる照明装置は照明の代替として,蛍光灯や白熱電球などと置き換わりつつある.それらは信号機や液晶ディスプレイのバックライトなど,人間の可視できる光を放つ部分に,急速に採用されてきている.LEDの利点は寿命が長く,消費電力が少ないことである.LEDの普及に伴い,可視光通信の研究が盛んに行われている.また,可視光は電波と異なり,強い指向性を持っている.もし,伝送路の途中に障害物があれば,信号が到達しにくい.また,目に見えるということは簡単なセキュリティが実現できる. 本報告では,視覚障碍者を支援するためのシステムに関して提案している.さらに全盲者だけを対象とするのではなく,弱視者を支援するシステムをLEDによる可視光通信技術とユビキタスIDアーキテクチャの組み合わせにより提案している.特に移動支援に欠かすことのできない公共マークなどに上述の技術を用いて考察している.