題名 | 薄膜電極を用いた電界印加法によるポリスチレン微小球の配列実験に関する研究 |
著者 | *米谷 直人, 小村 哲矢, 花本 祐介, 難波 弘樹, 河西 匠, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
Page | p. 333 |
Keyword | 薄膜電極, ポリスチレン微小球, 電圧特性, 周波数特性 |
Abstract | 液体中のポリスチレン微小球に電界を印加することにより、微小球が電気力線に沿って規則正しく配列する。本研究ではポリスチレン微小球の配列時間を様々な条件下で観察した。 |
題名 | 自己電気工学効果素子多重拡散結合系におけるカオスを用いた二足歩行ロボットの移動制御 |
著者 | *笠原 智晃 (岡山大学大学院), 奈良 重俊 (岡山大学) |
Page | p. 334 |
Keyword | カオス, 制御 |
Abstract | 本研究では、脳の柔軟な情報処理能力にカオスが重要な役割を果たしているのではないかと考え、その機能性について研究、評価することを目的としている。そこで、SEED(Self Electro optic Effect Device)と呼ばれる自己電気光学効果素子を用いた擬似神経細胞デバイスを用い、それらを多数個格子状に並べ拡散結合させることによってカオスを発生させ、このカオスを移動制御に応用した研究について述べる。 |
題名 | 自己電気光学効果素子における時間遅延効果導入モデルの解析 |
著者 | *多田 亮介 (岡山大学 自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学 自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
Page | p. 335 |
Keyword | カオス, 遅延, SEED |
Abstract | 当研究室では,最近生体脳内において発見されたカオスが,生物の脳が持つ柔軟で高度な情報処理能力において,重要な役割を果たしているのではないかと考えている.このような背景の下,本研究では,自己電気光学効果素子(Self ElectroopticEffectDevice:SEED)に時間遅延効果を導入し,カオスを発生させ,その仕組みを探り,脳の高度な機能メカニズムにアプローチを試みた.また,SEEDを直列結合させた(Dynamic-SEED:D-SEED)とSEEDの作製を行った. |
題名 | 非線形光電子能動素子拡散結合ネットワークにおけるカオスとその機能応用 |
著者 | *矢野 智之 (岡山大学/大学院自然科学研究科 電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学/大学院自然科学研究科 産業創成工学専攻) |
Page | p. 336 |
Keyword | カオス, 光 |
Abstract | 近年,生体脳内でのニューロンの活動の電気生理学的観測においてカオスが発見され,生物特有の柔軟かつ複雑な情報処理には,カオスが大きな役割を果たしているというアイデアが提案された.本研究では脳機能の中でも脳内情報通信に注目し,脳内情報通信におけるカオスの機能的役割に,発見論的にアプローチする.そこで,本研究では脳内カオスを工学的に研究するために,SEED素子を用いた. |
題名 | S+C+L帯超広帯域分布ラマン増幅における信号光間誘導ラマン散乱の影響 |
著者 | *山本 康平, 山内 裕太, 増田 浩次 (島根大学 総合理工学部) |
Page | p. 337 |
Keyword | 光通信システム, 光増幅中継, 誘導ラマン散乱 |
Abstract | 将来の光通信システムの伝送容量拡大のためには,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の高度化が必須である。本論文では,S+C+L帯に及ぶ超広帯域な波長多重(WDM)の光ファイバ伝送システムにおいて,信号光間の誘導ラマン散乱(SRS)効果に起因するWDM利得スペクトルの変化量を明らかにした。その結果,超広帯域なWDMシステムでは,信号光間SRSを考慮した定量的な設計が重要であることが分かった。また,信号光帯域幅が約16THzを超えるとSRSの影響が低減することを定量的に明らかにした。 |
題名 | ハイブリッド(集中/分布ラマン)光増幅を用いたS+C+L帯超広帯域光増幅中継系における帯域強調励起法 |
著者 | *田山 恵一, 増田 浩次 (島根大学) |
Page | p. 338 |
Keyword | 光通信システム, ラマン増幅, 帯域強調励起法, 多波長励起, 光信号対雑音比 |
Abstract | 将来の長距離大容量光通信システムにおいては,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の必須である.特に,分布ラマン増幅(DRA)技術は,広帯域・低雑音であることから重要である.本論文では,S+C+L帯に適用可能な帯域強調励起法の多波長化の検討を行い,2波長励起における光信号対雑音比(OSNR)のスペクトル特性を明らかにした.シミュレーション解析の結果,帯域強調励起法を用いたS+C+L帯超広帯域ハイブリッド光増幅中継系におけるOSNRの励起光波長数依存性は,励起光パワーPp<400mWにおいては1波長励起DRAが最大帯域幅を与えるがわかった.一方,Pp≧450mWにおいては,2波長励起DRAを用いことにより最大帯域幅が約15nm以上拡大できることを示した. |