題名 | 交流電界印加法によるポリスチレン微小球の配列に関する研究 |
著者 | *日高 健, 宮本 浩敏, 中谷 哲也, 塚田 紀昭 (広島工業大学) |
Page | p. 319 |
Keyword | 交流電界印加, ポリスチレン球コロイド, 球径依存性, 電圧依存性 |
Abstract | 液体中のポリスチレン微小球に電界を印加することにより、微小球が電気力線に沿って配列する。本研究ではポリスチレン微小球の配列の進行過程を時間に対する微小球の連結個数の変化として観察した。 |
題名 | 高次量子準位間発振を利用したAlGaInP系黄色半導体レーザの検討 |
著者 | *焼山 祐也, 萩行 正憲 (大阪大学レーザーエネルギー学研究センター), 打谷 一晃, 坂口 浩一郎, 福嶋 丈浩, 徳田 安紀 (岡山県立大学情報工学部) |
Page | p. 320 |
Keyword | 半導体レーザ, 量子井戸 |
題名 | 遠隔励起マルチコアEDFAを用いた光伝送システムにおける光SNR特性のEDFパラメータ依存性 |
著者 | *長岡 大樹 (島根大学大学院 総合理工学研究科), 増田 浩次 (島根大学) |
Page | p. 321 |
Keyword | マルチコア, EDFA, モードフィールド直径, 光通信システム, 光信号対雑音比 |
Abstract | 将来の超大容量な光通信システム構築に向けて,マルチコアファイバなどの新規な空間多重方式及び光交換技術等を用いた超大容量かつ高効率・低消費電力の光通信システム・光ネットワークが提案されている.我々は前回,そのような新規な空間多重方式として,エルビウム添加マルチコアファイバ増幅器(MC-EDFA)の遠隔励起により高い光信号対雑音比(OSNR) が達成可能であることを示した.本稿では,MC-EDFAを用いた光伝送システムにおけるOSNR特性のモードフィールド直径(MFD)依存性をシミュレーションにより明らかにした.OSNRは,MFDの低減に伴い顕著な向上を示すことがわかった.MFDが10μm及び4μmの場合のOSNR改善量はそれぞれ3.6dB及び8.3dBであり,4.7dBの向上があった. |
題名 | EDFAの自然放出光受光型雑音指数モニタリングにおける測定精度の結合比率依存性 |
著者 | *三本松 和男, 信川 友宏, 増田 浩次 (島根大学 総合理工学部) |
Page | p. 322 |
Keyword | 光通信システム, エルビウム添加ファイバ増幅器, 雑音指数 |
Abstract | 将来の波長多重技術を用いた大容量光通信ネットワークにおいて,エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)の雑音指数(NF)モニタなどの光ネットワークの性能モニタ(Performance Monitoring)が重要である。本論文では,SE光型 NF測定法における測定精度に関して,SE光受光回路におけるEDFと大口径フォトダイオード(PD)間の結合比率依存性をシミュレーションにより明らかにした。SE光型 NF測定法における測定精度に関して,SE光受光回路におけるEDFとPD間の結合比率依存性を明らかにし,結合比率ΔR2が±20 %以内であれば,ΔNFの絶対値が0.05dB以下であるという良好な結果を確認できた。 |
題名 | 2次励起L帯分布ラマン増幅における最適励起光波長特性 |
著者 | *山内 裕太, 山本 康平, 田山 恵一, 増田 浩次 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科) |
Page | p. 323 |
Keyword | 光通信システム, 分布ラマン増幅, 二次励起 |
Abstract | 将来の光通信システムの高速・大容量化においては,広帯域・低雑音な光増幅中継技術の高度化が必須である.特に,分布ラマン増幅(DRA)は,光信号対雑音比(OSNR)を顕著に改善できる優れた光増幅中継技術である.本論文では,通常の1次励起DRAに比べ,さらなるOSNR改善が可能な2次励起DRAを用いたL帯光伝送システムについて,最適な励起光波長特性をシミュレーションにより検討した.その結果,1590nmの信号光波長に対し,OSNR改善量を最大にする最適励起光配置が1490 nm(1次励起光)及び1430 nm(2次励起光)であることが明らかになった.また,2次励起光の1次励起光に対するパワー比を50とすることにより,1.66dBという高い値のOSNR改善量が得られた. |
題名 | C帯EDFAの自然放出光受光型利得検出法における測定精度の結合比率依存性 |
著者 | *信川 友宏, 三本松 和男, 増田 浩次 (島根大学総合理工学部) |
Page | p. 324 |
Keyword | 光通信システム, 光増幅器 |
Abstract | 将来の大容量光通信システムにおいて,光ノード及び光中継器で使用される光増幅器の動的利得一定制御(AGC)は必要不可欠な技術である.そこで,エルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)の自然放出光(SE光)受光に基づく独立制御型(自立型)のAGC方法について,利得検出精度に関する検討結果として,本論文では,結合効率依存性の明確化を行っている.本検討では,SE光受光型のAGCに関して,利得測定精度の結合効率に対しての依存性を初めて明確化した.シミュレーションの結果,利得の測定精度|∆G|は,結合効率が5%以内で0.03dB以内の良好な値が得られることが明らかになった. |