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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0903  10. 通信システム-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:18
部屋: Nexus21 511室 (→地図)
座長: 武次 潤平 (岡山県立大学)

10-1 (時間: 13:00 - 13:13)
題名中山間地域WiMAXシステムにおける基地局配置の検討
著者*大平 智弘, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagep. 250
KeywordWiMAX, 基地局, 干渉, 中山間地域, CIR
AbstractWiMAXシステムを中山間地域に導入する場合について,岡山県赤磐市由津里地区を例にとり,基地局配置と干渉条件について検討した。伝搬路が可能な限り丘陵地などで遮られないように基地局を配置することが重要であること,同じ周波数を使用する無線システムが近接エリアに導入される場合,逆に,丘陵地等を利用して所要CIRを確保できるように互いの基地局を配置すれば,周波数利用効率を高められることが明らかとなった。

10-2 (時間: 13:13 - 13:26)
題名モバイルアドホック通信用送信端末選択型協調ビーム形成法の検討
著者*平井 大暁, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学 大学院自然科学研究科)
Pagep. 251
Keywordモバイルアドホックネットワーク, センサ, ビーム形成, BER特性
Abstractセンサネットワークにおいて,安定的な通信を実現する技術として,複数の送受信センサを協調させてビームを形成する送受信センサ協調ビーム形成法がある[1].本検討では,このビーム形成法をモバイルアドホック通信に適用し,送信側で伝搬状況の良好な送信端末を選択して協調を行う送信端末選択型協調ビーム形成法を提案する.モバイルアドホックネットワークにおいて協調送信端末を伝搬路状況により選択する送信端末選択型送受信協調ビーム形成法を提案した.シミュレーション評価により,送信端末間の送信位相誤差が大きい場合でも提案ビーム形成法が有効に動作することを示した.

10-3 (時間: 13:26 - 13:39)
題名周波数共用システムにおけるOFDM信号のスペクトラム整形手法
著者*駒林 利宣, 冨里 繁, 秦 正治 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 252
Keyword周波数共用システム, スペクトラム整形, OFDMA方式
Abstract複数のシステムで同一周波数帯域を共用する周波数共用システムにおいて,他システムへの干渉を回避するため一部帯域の送信電力を低減する手法が研究されている.しかしながら,OFDMA方式の一部帯域で送信電力制御を行った場合, OFDM シンボル間の不連続性等により,隣接帯域からの干渉が発生する.本検討では,送信電力制御時に,制御帯域の両端でスペクトラム整形を行った場合の干渉電力低減効果について評価した. 周波数共用を行うOFDMA方式においてスペクトラム整形を行ったときの干渉電力低減効果を評価した. シミュレーションにより,8 サブキャリア分のスペクトラムを整形することにより,干渉電力を2dB 低減できることを明らかにした.

10-4 (時間: 13:39 - 13:52)
題名低消費電力マイクロサーバーの可用性に関する一考察
著者*松重 敬直, 陳 春祥 (県立広島大学/経営情報学部)
Pagepp. 253 - 254
Keywordマイクロサーバー, グリーンIT, 性能評価
Abstract本研究では、サーバーの「グリーンIT」化をテーマに掲げ、低消費電力マイクロサーバーの性能をIAサーバーとの比較を交えながら評価していく。サーバーとして必要なサービスを導入後、消費電力、webサーバーやSQLサーバーのベンチマーク、ファイル転送速度やネットワークスループットの観点から評価を行った。これらの結果より、低消費電力マイクロサーバーが、今後のネットワークシステムにどのように活かす事ができるかを検証した。

10-5 (時間: 13:52 - 14:05)
題名マイクロ波帯LN光変調器の結晶基板が高周波化・高感度化に与える影響
著者*新江 洋明, 生岩 量久, 神尾 武司, 藤坂 尚登 (広島市立大学)
Pagepp. 255 - 256
Keywordマイクロ波, 光変調器, 結晶基板, 高周波化, 高感度化
Abstract本研究室では番組伝送用マイクロ波帯(3~10GHz)で高感度動作する光変調器の研究開発を行ってきたが,7GHz以上での高感度動作を阻んでいる根本的な原因は不明のままであった[1].このため,等価回路の検討を行い,LN結晶基板の浮遊容量・インダクタンスによるものと考えられる直列共振が高周波化・高感度化に大きな影響を与える可能性があることなどを明らかにした.

10-6 (時間: 14:05 - 14:18)
題名地上ディジタル放送において直接波のサイドローブが遅延プロファイル測定に与える影響と対策
著者*春名 達明, 生岩 量久, 藤坂 尚登, 神尾 武司 (広島市立大学), 来山 和彦 (NHKアイテック大阪支社)
Pagepp. 257 - 258
Keyword地上ディジタル放送, 直接波, サイドローブ, 遅延プロファイル
Abstract地上ディジタル放送のSFN(Single Frequency Network)環境下あるいは地形・建物等からの反射による遅延波が到来する環境において、ネットワークの品質管理を行うためには遅延プロファイルの測定(遅延波の遅延時間とレベルの測定)が不可欠である。しかしながら、遅延波が直接波(希望波)に近接している場合には、遅延波が直接波のサイドローブに埋没し、測定が困難になるという課題がある。そこで、このような場合でも遅延波の電界強度測定を可能とする手法を新たに提案した。