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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0901  27. 計算機応用-(1)
日時: 2011年10月22日(土) 9:00 - 10:18
部屋: Nexus21 511室 (→地図)
座長: 石田 和成 (広島工業大学)

27-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名Physically-based Rendering of 46 Degree Halos Originated from Ice Crystals in the Atmosphere
著者*GuoXin Sun, Hiroshi Furuta, Marcos Slomp, Toru Tamaki, Kazufumi Kaneda (Hiroshima University)
Pagep. 237
Keywordcrystal, hexagon, intensity, physically-based, area

27-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名GALSを対象とした高速かつ高精度な性能評価法
著者*古好 佑輔, 西田 展久, 近藤 真史 (岡山県立大学大学院/情報系工学研究科), 横川 智教, 佐藤 洋一郎 (岡山県立大学/情報工学部)
Pagep. 238
KeywordGALS, STPN, 性能評価
Abstract本研究では,Stochastic Timed Petri Net(STPN)によりモデル化したGlobally Asynchronous Locally Synchronous(GALS)システムに対する性能評価法を提案している.この評価法では,行列表現されたSTPNに対する演算を繰り返すため,評価対象となるシステムが大規模化するに伴って,評価時間が増大する.そこで,本研究では,大規模システムの性能評価を実現する上での効率化手法を検討している.本手法を適応することで所要メモリ量を約3分の1に,評価一回当たりの所要時間を約4分の1に改善することができる.

27-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名マルチコアCPU対応プログラミングによるイオン光学シミュレータの開発
著者*岡本 雄司 (呉工業高等専門学校 機械電気工学専攻), 田中 誠 (呉工業高等専門学校)
Pagep. 239
Keywordマルチコア, イオン光学シミュレータ, 並列プログラミング, 荷電ビーム工学, OpenMP
Abstract本研究はパーソナルコンピュータ向けの3次元イオン光学シミュレータの開発を行うものである。計算速度を向上させるために、OpenMPを用いてマルチコアプログラミングを行った。CPUの性能を活かすことができる計算パターンについて、同期を行わずに、計算不可である領域の計算を後回しにすることで、データ競合を防ぐこととした。すなわち計算中のメッシュに隣接する、参照中であるメッシュ領域の計算を後回しとすることで、同期をとらずに計算を高速化することに成功した。

27-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名多層プリント基板設計支援システムMULTI-PRIDEのためのレイアウト表示エディタの実装に向けて ─ 回路表示エディタの実装 ─
著者*大塚 崇明 (広島大学工学部), 加藤 智行 (広島大学大学院工学研究科), 高藤 大介, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究院)
Pagep. 240
Keywordプリント基板, CAD
Abstract当研究室で開発してきた多層プリント基板設計支援シ ステムMULTI-PRIDE (MULTI layered PRInted wiring board DEsign system)において入力データはネットリストであ り,その生成や対応する回路図の表示には他の ソフトウェアの利用など多くの手間を要して いた.また,基板レイアウトについても矩形双対グラフをは じめ概略配線,詳細配線など様々なグラフ表示が必要とされ る.これまで個別の表示システムで対応してきたが,これら を「表示システム」として大枠でまとめておくことはシステ ム管理運営上有用であり,利便性を向上させる. その出発点として,MULTI-PRIDE を念頭において,回路 図の作成・修正機能,ネットリスト生成機能,ネットリスト のグラフ表示機能を有するエディタを実装する.本稿ではそ の実装方針を報告する.

27-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名入れ子矩形の内外周を結ぶ2 端子ネットの配線アルゴリズム
著者*花田 英人 (広島大学大学院工学研究科), 高藤 大介, 渡邉 敏正 (広島大学大学院工学研究院)
Pagepp. 241 - 242
Keywordプリント基板, 配線レイアウト設計, アルゴリズム, CAD
Abstractプリント基板の配線レイアウト設計に対する解法の1 つとして矩形双対グラフを用いた解法が提案されている.各部品間の配線は矩形双対グラフ上の隣接関係として表現され,部品矩形間の配線可能性は保証されている. しかし,部品矩形の外部から,矩形内部に置かれた実部品の端子までの配線可能性は保証されていない.本稿で扱う入れ子矩形配線問題は「部品矩形とその内部に置く部品のサイズと配置位置,実端子位置と外部矩形上の仮端子位置,これらの対からなるnetの集合N が与えられたとき,すべてのnetを部品矩形内で配線できるならばその配線経路を出力し,そうでないならば“配線不可”を出力する」問題である.ただし,部品矩形の外周上および部品上の配線は禁止する. 本稿では,入れ子矩形配線問題に対する効率的解法を提案する.

27-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名数値データのグラフ化プログラム
著者*堂元 将司, 佐藤 真司, 坪井 始 (福山平成大学)
Pagep. 243
Keywordグラフィックス, グラフ作成, PostScript
Abstractグラフィックス処理は、様々なプログラム開発の場面で必要となる。どのようなデバイスに出力するかによって、ライブラリを変更可能なプログラム構成とし、基本的なグラフィックス描画関数を作成した。ここでは、表計算ソフトウエアで用意した数値データのグラフ化をプログラム例として作成し、出力をPostScriptファイルとした。