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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0802  28. 教育・研究-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 510室 (→地図)
座長: 椎名 広光 (岡山理科大学)

28-6 (時間: 10:30 - 10:43)
題名大学生のコンピュータ操作能力の推移に関する調査
著者*吉長 裕司 (三井造船株式会社/玉野事業所経理部システムグループ), 松澤 康夫 (岡山県立大学/保健福祉学部), 金川 明弘 (岡山県立大学/情報工学部情報通信工学科)
Pagepp. 211 - 212
Keywordコンピュータ操作能力, アプリケーションソフト, 大学生, 情報基礎教育, 高校教科情報
Abstract岡山県立大学保健福祉学部3年生を対象にコンピュータ操作能力の質問紙調査を実施し,1年前期の情報基礎科目受講前後の質問紙調査と比較分析した.その結果、操作得点は,受講前には低いレベルであるが,受講後,大幅に向上する.しかし,3年次になるとレベルが低下することがわかった.3年次の操作得点により,対象者は高得点群,中得点群,低得点群に分かれ,高得点群は栄養学科を中心とした学生で,2年次にアプリケーションソフトを使用する機会が多い学生であり,そのような機会が最も少ない低得点群の学生は,3年次には1年前期の受講前の操作レベルまで低下することがわかった.

28-7 (時間: 10:43 - 10:56)
題名ストリーミングコンテンツ製作・配信実習支援システムRepad-M
著者*小松原 実 (岡山商科大学)
Pagepp. 213 - 214
Keywordストリーミング配信, 映画製作実習, Webアプリケーション, 学習支援, 動画コンテンツ
Abstract動画コンテンツのストーリーと絵コンテの作成、撮影、PC上での編集、Webサーバーへのアップロードといった一連の作業を学生が行ない、最終的にはインターネット上のWebサイトで視聴できる状態にするところまでを実習する内容を実施してきた結果を踏まえ、動画配信コンテンツの作成を行う講義・実習を行う際の,配信設定ファイル作成作業などに対する学生および担当者の負担を軽減するためのWebアプリケーションRepad-Mを開発した。このシステムでは,ファイルのアップロード,ダウンロードなどをFTPを使うことなく行うことができ、設定ファイルの編集などもWebページのフォーム上で作業できるため,自宅等でも容易に作業を行うことができる。

28-8 (時間: 10:56 - 11:09)
題名ボトルネックを題材としたCSアンプラグド新アクティビティの提案
著者*川上 茜 (松江工業高等専門学校専攻科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 215 - 216
KeywordComputer Science Unplugged, 情報教育, ボトルネック, ボードゲーム
Abstract近年,コンピュータ関連技術に興味を持たない子供が増えており,大学での情報系学部離れが問題となっている.この問題を解決するためには,子供にとって楽しく,わかりやすくコンピュータ関連技術を教えるための工夫が必要である.このような工夫の一つとして,机上でできる遊びを通してコンピュータ関連技術を教える,Computer Science Unpluggedという教育法がある.本研究では,Computer Science Unpluggedの更なる普及に貢献することを目的とし,新たなアクティビティを提案する.アクティビティのテーマとしてボトルネックを取り上げ,子供にわかりやすくボトルネックを教えるための教材として,松江市の地理的特徴を模したボードゲームを考案した.

28-9 (時間: 11:09 - 11:22)
題名フィジカルコンピューティングによるアーチェリー押し手変動の可視化
著者*児玉 泰史 (松江工業高等専門学校), 角田 一平 (山陰ケーブルビジョン株式会社), 宮内 肇 (松江工業高等専門学校)
Pagep. 217
Keyword部活動, アーチェリー, フィジカルコンピューティング, センサ, 可視化
Abstract高専・高校の部活動において,アーチェリー競技に専門性があるコーチが就くことは非常に稀である.高校の緒大会に参戦しても,コーチが就いている高校が成績の上位を占める.また,アーチェリーは危険性をともない,設備面等からも制約を受け,競技力向上の指導に悩んでいる. この射的競技は,矢を射るための射形という動作が存在する.本研究では, フィジカルコンピューティングによる工学的手法を用いて,コーチの指導がない状況下では,自分で認識することが難しい,得点に大きく影響を与える射形の重要な要素である「押し手」の状態を時系列にグラフ化・可視化することを試みた.これにより自分のくせを認識して改善することができる。

28-10 (時間: 11:22 - 11:35)
題名生放送用リアルタイム学年別ルビ付き字幕システムの試作
著者*小林 正幸, 三好 茂樹, 石原 保志 (筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター), 柴田 邦博 (スピードワープロ研究所), 根本 浩司, 矢野 智之 (エル・エス・アイジャパン)
Pagepp. 218 - 219
Keyword生放送, リアルタイム, ルビ, 学年別, 字幕
Abstract筆者らは,生放送のテレビ番組に,速記用キーボードに入力された文字列を,リアルタイムで,仮名漢字交じり文と,学年別に対応した漢字のみに自動でルビを付加して提示する生字幕放送用のリアルタイム学年別ルビ付き字幕システムを試作した。ルビを付加する場合は,特定なキー入力は不要で,一般に使用されているワープロの入力方法で,仮名漢字交じり文と,学年別に対応した漢字のみにルビを自動的に付加して提示できる。ルビは,すべての漢字にルビを付加する全ルビ,小学1年〜6年,中学,高校までの9レベルの中から1つを設定できる。本論文では,このシステムの構成と動作,字幕提示について報告する。