題名 | IEEE802.15.4ビーコンモードにおける完全衝突解決のためのチャネル競合方式の提案 |
著者 | *伊達 仁美, 重安 哲也 (県立広島大学) |
Page | pp. 149 - 150 |
Keyword | IEEE802.15.4, 2進カウントダウン, 隠れ端末 |
Abstract | キャリアセンスのみで高いスループット性能を達成できることからCSMA(Carrier Sence Multiple Access)系のMAC(Media Access Control)プロトコルは現在様々な通信システムにおいて広く使用されているが,キャリアセンスのみでは隠れ端末に起因するパケット衝突を回避できないため,RTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)交換あるいは,ビジートーンなどの制御がキャリアセンスを組み合わせて用いられることが多い.しかしながら,近年の環境モニタリングに対する希求からセンサネットワーク用に広く利用されるようになったIEEE802.15.4では,複雑な制御を避けてより簡単な制御で送受信を実現するため,隠れ端末対策を併用しないCSMA/CA(CSMA with Collision Avoidance)のみで送受信を行う.IEEE802.15.4ビーコンモードに2進カウントダウン方式によるチャネルアクセスを導入することで,RTS/CTSなどを用いなくても隠れ端末からのパケット衝突を完全に解決できる手法について提案する. |
題名 | データ空間共有型通信フレームワークへのマルチキャスト通信機能拡張 |
著者 | *繁元 貴大 (広島工業大学 大学院工学系研究科), 長坂 康史 (広島工業大学) |
Page | p. 151 |
Keyword | マルチキャスト通信, フレームワーク, リポジトリスタイル, データ収集 |
Abstract | 高エネルギー物理実験などの測定器実験で使用されるデータ収集システムでは,大規模なものでは測定器に接続された数百台ものコンピュータから測定データを収集する。データの収集においては,多くの場合一対一のTCP通信を利用するが,通信フレームワークとして,一対多のマルチキャスト通信を用意しておくことは重要である。しかし,これまで開発してきたデータ空間共有型通信フレームワークでは,マルチキャスト通信が用意されていないため利用することが出来ない。そこで,本研究ではデータ空間共有型通信フレームワークの機能を拡張し,マルチキャスト通信を実現する。 |
題名 | ZigBeeを用いた情報共有プロトコルの提案 |
著者 | *高橋 和也, 長坂 康史 (広島工業大学) |
Page | p. 152 |
Keyword | ZigBee, 無線通信, プロトコル, 情報共有 |
Abstract | 近年、ユビキタス社会の発展に伴い、あらゆる環境下においてコンピュータネットワークが利用されている。ユビキタスネットワークにおいては、場所の制約を受けない無線通信ネットワークの重要性が高く、情報共有システムに対しても利用されている。情報共有システムには、情報の活用方法や更新速度、利用の手間といった点で課題が存在する。本論文ではZigBeeを用い、これらの課題を解決するために情報共有プロトコルに関する提案を行う。 |
題名 | センサノードを用いた情報家電協調動作制御方式の提案 |
著者 | *前田 寛幸, 長坂 康史 (広島工業大学) |
Page | p. 153 |
Keyword | ネットワーク, センサ |
Abstract | 近年、ネットワークに接続できる機器は、パソコンのみならず様々な家電製品に広がっている。これらの家電製品は、情報家電と呼ばれている。現在、複数の企業が住宅設備と情報家電を融合させて、来訪者の通知を携帯電話のメール等で確認できるシステムやお風呂の湯張りなどを遠隔操作することが可能な製品の開発・販売に乗り出している。しかし、いずれの場合も操作は人間の手によって行われているのが現状で、家電機器同士が情報を共有し合って協調動作する仕組みはあまり普及していない。 本論文では、センサを用いて室内の様々なデータを収集し、これらのデータから得られる情報を分析することで、家電製品の協調動作を行うことを目的とした協調動作制御システムを提案する。 |
題名 | 匿名性を考慮したP2P型ウェブコンテンツ保存システムの試作 |
著者 | *竹安 健人 (広島大学大学院工学研究科), 藤田 聡 (広島大学大学院工学研究院) |
Page | p. 154 |
Keyword | P2P, 匿名性 |
Abstract | WWWから取得可能なWebページ数は,近年急速に増大している. しかし,ページの更新や公開の終了などが起こると, 過去に閲覧できていたWebページを再び取得することは難しくなる. この問題を解決するため,我々は Webコンテンツを保存するサービスをピア・ツー・ピア(P2P)技術を用いて実現する手法を提案する. 本稿ではその中でも特に,Reiterらが提案したCrowdの手法を用いて利用者の匿名性を確保する手法について述べ, 我々が行った予備評価の結果を示す. |
題名 | Peer-to-Peer Reputation System Aware of Whitewashers |
著者 | *Xiao Yu, Satoshi Fujita (Hiroshima University) |
Page | p. 155 |
Keyword | reputation, P2P, whitewasher |
Abstract | In recent P2P reputation systems, the action of each user is evaluated by other users, and the result of such evaluations is used to distinguish adversarial users from collaborative users.however, such a naive reputation mechanism is known to have a flaw such that a user with bad reputation will obtain a higher profit by re-entering the system as a new user. Such a malicious behavior of users is known as whitewash. In this paper, we propose a new reputation scheme which discourages whitewashing, as well as encouraging collaborative actions. |