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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0502  21. コンピュータネットワーク-(2)
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:48
部屋: Nexus21 507室 (→地図)
座長: 重安 哲也 (県立広島大学)

21-7 (時間: 10:30 - 10:43)
題名リポジトリ型汎用通信システムの通信の高効率化
著者*代田 真巳, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 133
Keywordリポジトリ, オブジェクト通信, データ収集システム
Abstract現在、高エネルギー物理学実験で使用されるデータ収集システムでは、実験ごとに専用システムが開発されている。しかし、大規模化することにより、開発期間が長期化しており、開発の効率化が求められている。そのため、本研究室ではリポジトリ型汎用通信システムを開発し、汎用的なシステムの構築を行ってきた(1)。しかし、開発したシステムでは、処理によって発生する遅延が性能に大きく影響しているという点が挙げられている。そのため、本研究ではシステムを効率化して遅延を小さくすることで、システムの性能改善を図ることを目的とする。

21-8 (時間: 10:43 - 10:56)
題名アドホックネットワークにおけるZRPを用いた高効率ルーティング方式の提案
著者*片山 善貴, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 134
Keywordアドホック

21-9 (時間: 10:56 - 11:09)
題名Android OSを用いた端末間における通信手法と情報表現方法
著者*野平 慎之介 (広島工業大学情報学部), 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 135
KeywordAndroid, XMPP
Abstract現在、携帯端末の普及に伴って、スマートフォンは飛躍的な進化を遂げている。その利便性はさまざまな分野で生かされ、今後も多くの価値を見出す可能性を秘めている。 本論文では、第三世代の「進化した従来型携帯端末」とも呼ばれるAndroid OSを用いた端末間の通信方法、および情報の表現方法を考察する。一般的に2つの端末同士が通信を行う場合には、主にP2P方式とC/S(クライアント/サーバ)方式の接続方法があるが、Android OSを用いた端末の場合、両端末が移動することから直接の通信をすることは難しい。そこで本研究ではXMPPサーバを用いたC/S方式による通信を基盤にした場合を考える。

21-10 (時間: 11:09 - 11:22)
題名DAQミドルウェアを用いたデータ転送の高効率化
著者*泉 有人, 長坂 康史 (広島工業大学)
Pagep. 136
KeywordDAQミドルウェア, CORBA, ソケット通信
Abstract近年、ネットワーク技術の発達に伴い、ネットワークを介して様々なデータがやりとりされるようになった。これにより、科学実験などで利用される測定器からのデータを収集するデータ収集(DAQ)システムにおいても、収集データをネットワークを介して、メインとなる計算機に送信することで、様々なデータを容易に一つにまとめることが可能となった。 本研究室では、このデータ収集システムの汎用フレームワークとして、DAQミドルウェアを他研究機関と共同で開発している。しかし、このフレームワークにおける通信の効率化という課題が残っている。 そこで本論文では、データ収集フレームワークであるDAQミドルウェアを用いたデータ転送の高効率化を目的とする。

21-11 (時間: 11:22 - 11:35)
題名ネットワークスキャン検知アルゴリズム
著者*三浦 史也, 稲井 寛 (岡山県立大学)
Pagep. 137
Keywordネットワークスキャン, IDS, セキュリティ, アルゴリズム

21-12 (時間: 11:35 - 11:48)
題名XCAST6を用いたハイブリットマルチキャスト通信の研究
著者*寺本 寛之 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学専攻), 金山 典世 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 138 - 139
Keywordマルチキャスト, XCAST6, IPv6
Abstract近年、マルチキャストへの期待が高まっているが、IPv4マルチキャストはサイト間マルチキャストを行えず、IPv6マルチキャストは決定打が存在していない。そのため、マルチキャストの実用化には未だ至っていない。マルチキャストの一つであるXCAST6は、現状でサイト間通信が可能という利点を持っている。しかしながら、同時配信数の上限数や、導入の難しさ等の問題で拡張性に乏しく、実用的とは言い難い。そこで、本研究ではIPv4マルチキャストのサイト間通信をXCAST6でトンネリングさせることにより、実用的なマルチキャストを構築した。