題名 | 画像の正規化を用いた電子透かし法の性能向上に関する研究 |
著者 | *堀田 雅利, 土井 章充 (広島工業大学) |
Page | p. 75 |
Keyword | 電子透かし, DCT, 正規化, CDMA透かし, 幾何学攻撃 |
Abstract | 画像に対して電子透かしを埋め込む場合,埋め込んだ透かし信号が視覚的に知覚出来ない事に加え,何らかの画像処理が行われたときに透かし情報が失われないことが必要である.本研究では,幾何学攻撃に対し強固である電子透かし埋め込み法について考える.この電子透かし法では透かしの埋め込みと検出,両方の処理に対し画像の正規化を適用することによって実現できる. |
題名 | ディジタルシネマ用映像のガンマ特性に関する一検討 |
著者 | *古川 功 (広島工業大学情報学部情報工学科), 鈴木 純司 (愛知県立大学情報科学部情報科学科) |
Page | pp. 76 - 77 |
Keyword | ディジタルシネマ, Bartenのモデル, ガンマ補正, 量子化 |
Abstract | ディジタルシネマ配信用マスター(DCDM: Digital Cinema Distribution Master)映像の基本的なパラメータとして、ガンマ特性とXYZ色空間における所要量子化ビット長があり、これらは密接な関係にある。 本稿では、グレイスケール画像における輝度差の知覚閾値としてBartenのモデルに基づいて最適なガンマ値と所要量子化ビット長の関係を明らかにしている。さらに、CIE 1976L*a*b*色差空間における色差値に基づく最適なガンマ値とビット長の解析法により、最適ガンマ特性を求めた結果について述べている。 |
題名 | SIF画像におけるラプラシアンフィルタの実現 |
著者 | *舟木 洋也, 李 仕剛, 中西 功, 藤村 喜久郎 (鳥取大学大学院工学研究科) |
Page | p. 78 |
Keyword | SIF, ラプラシアン, 球面画像, SCVT |
Abstract | 近年,球面画像を用いた移動ロボット,自動車の運転支援,監視システムなどの様々な研究が行われている.そして,大容量である球面画像を処理するために有効な球面画像のフォーマットとしてSIF(Spherical Image Format)が提案されている.しかしながらSIF では平面透視での画像処理の手法をそのまま適応できない.そこで本研究でSIF画像に基づくラプラシアンフィルタを実現する. |
題名 | バスケットボール競技映像からのライン抽出 |
著者 | *原田 拓, 原田 徳彦 (徳山工業高等専門学校) |
Page | pp. 79 - 80 |
Keyword | カメラパラメータの推定, ライン抽出 |
Abstract | 我々はバスケットボール競技における作戦支援システムの開発を行っている。本システムでは,バスケットボール競技映像から選手の位置を検出し,位置情報を得るためにカメラパラメータの推定が必要である。先行研究では,競技映像からコートラインを抽出し,マッチドフィルタと粒子フィルタを用いてカメラパラメータの推定を行った。しかし,マッチドフィルタと粒子フィルタに重点を置いていたため,コートラインの抽出についてはあまり行っていない。そこで,本論文ではコートラインの抽出手法について検討する。 |
題名 | 補間処理を利用したパターン分離法の検討 |
著者 | 柏原 陣, *亀本 真寿男, 小田 和磨, 波多野 雅俊, 鬼追 一雅 (広島工業大学) |
Page | p. 81 |
Keyword | パターン分離, ヘモグロビン濃度, 近赤外分光画像, 補間 |
Abstract | 我々は狭帯域分光フィルタを用いた画像処理システムの応用研究を行っている。これまでに, 異なる2波長の分光動画像からパターン分離を用いてヘモグロビン分布の時間変化を測定できることを報告した。現在は2台のカメラで異なる波長の分光画像を取得しているが,利便性や装置の小型化を考慮すれば1台のカメラで実現できることが好ましい。そこで今回,我々は補間値を用いた場合のパターン分離画像と,同期画像を用いた場合のパターン分離画像とを比較した。1台のカメラで2波長の分光画像を時分割動作させるための基礎データを得ることができた。 |
題名 | Lab空間における顕著性マップを考慮したシームカービング |
著者 | *日野 悠平, 張 暁華 (広島工業大学 知的情報システム学科) |
Page | pp. 82 - 83 |
Keyword | シームカービング, エネルギーマップ, 顕著性マップ |
Abstract | 近年,ディスプレイが多様化してきており、様々なサイズの画像が必要になってきている。そのため,画像のサイズを変更する技術への関心が高まってきている。その中、シームカービングという技術が注目され、すでに実用的なアプリケーションも誕生している。しかし、従来のシームカービングを作成する際にエネルギーマップのみを使用する。RGB色空間を用いているので、人間の視覚に近いマップを得ることが出来ない場合がある。そこで、Lab色空間を使用した顕著性マップと、エネルギーマップとを組み合わせることにより、シームカービングを行うことを試みた。 |