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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0203  26. 情報処理-(5)
日時: 2011年10月22日(土) 13:00 - 14:05
部屋: Nexus21 503室 (→地図)
座長: 小嶋 弘行 (広島工業大学)

26-25 (時間: 13:00 - 13:13)
題名鉄道模型制御用並行処理言語の設計と実装
著者*大和田 隆司 (徳山工業高等専門学校情報電子工学専攻), 重村 哲至 (徳山工業高等専門学校情報電子工学科)
Pagepp. 45 - 46
Keywordプログラミング言語, 並行処理, 同期方式, コンパイラ, 鉄道模型
Abstract近年,複数のプロセスを同時に実行できるオペ−レーティングシステムがPCや制御用マイコンにも普及し,並行プログラムを作成する機会が多くなった.しかし,開発者の中には,並行プログラミングを難しいと感じている人が多い。苦手意識を持つ理由は,並行処理プログラムの動作が理解しにくいからだと考える.そこで,並行処理プログラミングの訓練を目的の一つとした並行処理言語(LocoC言語)を開発した.まず既存の同期方式を考察し,鉄道模型の並行処理にふさわしいバリア同期を選択した.設計した言語は,バリア同期が簡単に記述できる初心者向けの仕様になった.次に,コンパイラ,インタプリタを作成し,設計した言語を実行できる環境を実装した.

26-26 (時間: 13:13 - 13:26)
題名e-Learningにおけるネットワーク実習を可能にするシステムの構築
著者*倉橋 輝 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学専攻), 金山 典世 (松江工業高等専門学校情報工学科)
Pagepp. 47 - 48
Keyworde-Learning, VPN, 仮想マシン, 自動化
Abstract今日、新たな学習手法として、e-Learningが注目を浴びている。e-Learningとは、インターネット上で様々なメディアを活用し学習するシステムである。様々な発展を遂げていく中で、未だ集団的な実習を可能にするシステムについてはあまり考慮されていない。ネットワークの分野では実習的学習が欠かせないが、これを可能にするシステムは現在のところ存在しない。その理由として、学習を行うための学習用ネットワークとアクセス用ネットワークの分離が困難だったためである。本研究では、仮想的な学習用ネットワークの構築という方法で分離を実現し、その仮想ネットワーク環境を自動的に設定するシステムの構築を行った。

26-27 (時間: 13:26 - 13:39)
題名経路探索システムにおけるスマートフォン向けインタフェースの指針と開発に関して
著者*武田 真裕, 伊藤 昌毅, 川村 尚生, 菅原 一孔 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagepp. 49 - 50
Keywordスマートフォン, ユーザインタフェース, 経路探索, 公共交通
Abstractバスネットを利用したスマートフォン向けアプリケーションの開発について述べる.“バスネット”は鳥取県内を対象としてバスや鉄道を対象とした経路探索乗り換え案内のWebアプリケーションシステムである.しかし,従来のインタフェースでは,スマートフォンの機能を十分に活用していない.そこで,スマートフォンの特徴を分析し,スマートフォン向けのアプリケーションのユーザインタフェースに関する設計指針を示した.その指針に基づき,バスネットのためのスマートフォン向けの専用アプリケーションを開発、評価した.評価の結果,開発したユーザインタフェースは,従来のバスネットのユーザインタフェースよりも使いやすいと言える.

26-28 (時間: 13:39 - 13:52)
題名クラウドを用いた都市型農作物直売所のための情報システム
著者*加島 智子 (近畿大学), 松本 慎平 (広島工業大学), 伊勢田 博志 (株式会社農業物流通研究所), 松冨 達夫 (近畿大学), 石井 博昭 (関西学院大学)
Pagepp. 51 - 52
Keyword農業情報システム, トレーサビリティ, 推奨システム, ラフ集合, 強調フィルタリング
Abstract近年,農作物直売所の数はコンビニの店舗数を超え,急増を見せ人気を得ていた.しかし,原発問題による国内の農産物に対する風評被害が収まらない問題が発生している.直売所においても「正確な情報を知りたい」,「安心安全な食品を食べたい」「自慢の野菜を届けたい」という食べる側と作る側の要望に応えるため,新しいトレーサビリティシステムの環境構築が急務となっている.そこでこれまで開発してきた個人の嗜好に応じた献立推奨システムを応用し,現行のシステムで入手困難な情報である生産過程の畑の様子や農作物の成長過程,正確なデータを消費者に応じて情報提供を行う農家の情報発信のための農業経営情報システムを開発する.

26-29 (時間: 13:52 - 14:05)
題名ファイル挿入操作を考慮したタスク抽出手法の提案とその評価
著者*定免 睦昌 (岡山県立大学大学院情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学情報工学部)
Pagepp. 53 - 54
Keywordファイル管理
AbstractPCでユーザが扱うファイル数は極めて増加しており、フォルダによる分類やデスクトップ検索よりも高度なデスクトップ関連ファイルの提示機能が求められている。 我々は、複数のタスクが同時に行われるという状況を考慮して、ユーザのデスクトップ操作からファイル間の関連度を算出する方法を提案し、階層的クラスタリングによって関連の深いファイル集合としてユーザのタスクを抽出する方法を提案した。 本稿では、ファイルの挿入操作を考慮に入れてファイル間関連度を拡張する方法の提案、およびそれを用いたタスク抽出手法の評価実験について報告する。