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平成23年度 (第62回) 電気・情報関連学会中国支部連合大会

部門: セッション 0202  22. パターン認識
日時: 2011年10月22日(土) 10:30 - 11:35
部屋: Nexus21 503室 (→地図)
座長: 太田 寛志 (岡山理科大学)

22-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名単眼車載カメラによる前方車両の検出
著者*藤岡 明紘 (広島工業大学大学院工学系研究科情報システム科学専攻), 中村 靖 (広島工業大学情報学部情報工学科)
Pagepp. 39 - 40
Keyword車両検出, 自動車運転支援, 車載カメラ
Abstract近年、カメラの小型化、低価格化により、ドライブレコーダーなどの車載カメラの普及が進んでいる。今後は車載カメラと画像認識技術を組み合わせた高度な自動車運転支援システムが開発されていくと予想される。自動車運転支援システムにおいて、前方車両の検知は重要な項目のひとつであり、従来の研究において、ミリ波レーザーレーダを利用した方法や、ステレオカメラを利用するものがあるが、これらの方法は視野角やコスト面で大きく制約がかかるという問題がある。そこで本研究では単眼車載カメラを利用した前方車両検出方式を研究する。

22-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名平均曲率流を用いた鋼管の認識
著者*林 佑亮, 奥本 幸, 高山 泰博 (徳山工業高等専門学校)
Pagep. 41
Keyword平均曲率流, 鋼管
Abstract鋼管工場では、注文を受けた本数の鋼管を結束して出荷する。このとき、目視で計数するためミスが起こることがある。本研究では、携帯カメラで撮影した結束鋼管画像をメールに添付すると、サーバ上で認識処理を行い、検出結果をメールで返信するシステムを構築した。特に、鋼管の検出精度を上げるのに有効な画像処理アルゴリズムについて述べる。平均曲率流フィルタをかける手法を提案し、他の2つの手法とともに認識実験を行った。3つの手法の中では、提案手法が最も高い検出率を得た。

22-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名人体伝搬信号による個人認証への1vs1SVMの適用
著者曾谷 勇太 (鳥取大学大学院 工学研究科), *稲田 高志 (鳥取大学 工学部), 中西 功, 李 仕剛 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 42
Keywordバイオメトリックス認証, 人体伝搬信号, Support Vector Machine
Abstract人体に微弱な電磁波を伝搬させることで得られる人体伝搬信号による個人認証において,これまで識別処理部にサポートベクターマシン(SVM)を用いてきた.しかし従来法では,学習データ数の偏りが認証性能に悪影響を及ぼす問題があった.本稿では,従来のSVMを1vs1SVMへ拡張することでこれを解決する.

22-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名脳波による運転者認証
著者*福田 紘尚, 尾崎 康太郎 (鳥取大学 工学部), 中西 功, 李 仕剛 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 43
Keywordバイオメトリクス認証, 脳波
Abstract近年,生体情報を用いたバイオメトリクス認証技術が注目されている.しかし,一度きりの認証では耐詐称性で課題が残る.本研究では,バイオメトリクスの中でも秘匿性,耐詐称性が高く,無意識的にデータ提示が行える脳波に着目し,それを用いた運転者認証を検討する.特にドライブシミュレータを操作した場合と経路トレースを行った場合での脳波を用いて評価を行う.

22-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名パターン識別器を用いたウェブカメラからの手形状認識
著者*山下 竜太, 清水 忠昭 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 44
KeywordHOG特徴量, 画像処理, 形状認識
Abstract本研究では,画像処理とパターン認識を用いて手話認識をするシステムの提案を行う.これまでにも手話認識を行う為に様々な研究がされてきた.しかしそれらの多くは特殊な器具やカメラを使用する必要があり,一般に広く普及しているシステムは未だに存在していない.そこで,一般的に普及しているウェブカメラとパソコンを用いる事で実現できるシステムの構築を目指す.本提案手法では,カメラ画像から手領域を検出して形状を識別するシステムを作成した.HOG特徴量とReal Adaboostを用いることで指を1本〜5本立てた手形状とそれ以外の背景画像を識別することができた.本研究が完成する事で聴覚障害者と健常者との間の会話の負担を減らす事が可能になる.