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平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 1903  5. パワーエレクトロニクス-(2)
日時: 2009年10月17日(土) 13:00 - 14:18
部屋: 講義棟 702室 (→地図)
座長: 平木 英治 (山口大学)

5-6 (時間: 13:00 - 13:13)
題名ゼロ電流ソフトスイッチングマトリックスコンバータ
著者*井上 稔也 (島根大学総合理工学研究科電子制御システム工学専攻電気電子システム工学講座), 山本 真義 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科電気電子システム工学講座), 舩曳 繁之 (島根大学総合理工学部電子制御システム工学科), 佐藤 伸二 (サンケン電気株式会社)
Pagepp. 630 - 631
Keywordマトリックスコンバータ, キャリア比較, AC/DC/AC変換
Abstract本論文では,ゼロ電流ソフトスイッチングマトリックスコンバータの新しい制御法を提案する。提案制御法は,AC/DC/AC変換方式を採用し,キャリア比較により制御を行うため簡単に制御できる。そのため高性能のCPUやDSP,FPGAを必要としない。されに,コンバータ部においてゼロ電流スイッチングを実現する。本論文では,提案制御法の基本原理を説明し,基本動作を実験により確認した。

5-7 (時間: 13:13 - 13:26)
題名平滑キャパシタレスARCPソフトスイッチングインバータにおける補助共振回路の性能評価
著者*岡田 健吾, 森井 尚典, 舩曳 繁之, 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 632 - 633
Keywordインバータ, ソフトスイッチング, ARCP
Abstract高周波スイッチングPWM電力変換装置は,高効率化,低電磁ノイズ化を目的として,ソフトスイッチング方式の研究開発が行われている.その一方式として,平滑キャパシタの一定期間での交換の問題を払拭したキャパシタレス補助共振転流ポール(ARCP)方式三相ソフトスイッチングインバータが提案されている.本論文では,平滑キャパシタレスARCPソフトスイッチングインバータについて実機構築を行い,補助共振回路における基本動作を確認をした.

5-8 (時間: 13:26 - 13:39)
題名直流チョッパ回路の電力変換効率の改善に関する検討
著者*内部 佑輝, 渡邉 修治 (松江工業高等専門学校), 山本 真義 (島根大学)
Pagepp. 634 - 635
Keyword直流チョッパ, 逆回復電流, 結合インダクタ
Abstract直流チョッパ回路は電子回路の直流電源や直流電動機の可変速駆動用電源などに広く用いられており,高い電力変換効率が求められている。しかし,直流チョッパ回路に用いられるダイオードでは,ターンオフ時に逆回復電流が生じるため,ダイオードに加わる電圧との積で生じる逆回復電流損が問題となる。本稿では,逆回復電流の発生原理をもとに,降圧形直流チョッパ回路について逆回復電流損が生じることを実験によって明らかにしている。さらに,この損失を減少させる結合インダクタを用いた直流チョッパ回路によって,電力変換効率が向上したことについて報告する。

5-9 (時間: 13:39 - 13:52)
題名ZCT昇圧コンバータの結合インダクタの解析
著者*小林 正典 (岡山理科大学大学院), 笠 展幸 (岡山理科大学)
Pagepp. 636 - 637
Keywordソフトスイッチング, 結合インダクタ
Abstract太陽光発電や風力発電などの新エネルギー発電システムにおいては、入力電圧が低いことが多いので、昇圧コンバータを利用することが多い。その際用いる昇圧コンバータにおいてIGBTを使用する場合、IGBTのテール電流とRCDスナバの電力損失による効率の低下が問題となっている。この問題を解決しコンバータの効率を改善するために、ソフトスイッチング技術を適用する方式が報告されている。本研究ではZCTコンバータに使用する主インダクタとソフトスイッチング用の補助インダクタを結合させ、有限要素法解析ツールANSYSを用いて、磁束密度分布のシミュレーションおよび実機実験を行ったので報告する。

5-10 (時間: 13:52 - 14:05)
題名アクティブフィルタ機能をもつ高力率コンバータ − 新回路トポロジーと制御スキーム−
著者*横山 暢大, 西村 和則 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科), 平地 克也 (舞鶴工業高等専門学校), 中岡 睦雄 (慶南大学大学院)
Pagepp. 638 - 639
Keyword高力率コンバータ制御, PWM制御, デュアル降圧チョッパ
Abstract現在,高力率AC/DCコンバータの回路方式として,エネルギー蓄積用リアクトルの小型軽量化と非絶縁直流出力電圧の低リプル化を実現する新しい高効率コンバータの回路方式や制御方式の開発が早急に望まれている。 そこで,筆者らは商用AC電源(UFAC)サイドのライン電流検出,リアクトル電流の検出や電流フィードバック制御は不要で,直流出力電圧のフィードバックPI制御のみでUFACサイドでの電力品質(低高調波のひずみ波力率)や直流出力サイドでの電力品質(出力電圧低リップル,高速応答)を改善することを検討してきた。 本論文では,新しいデュアル降圧形チョッパ制御高力率AC/DCコンバータの回路方式と制御方式を提案し,その動作原理と特徴について述べる。

5-11 (時間: 14:05 - 14:18)
題名アクティブフィルタ機能をもつデュアルPWMモード降圧形高周波チョッパ制御高力率コンバータ −入出力サイド電力品質の評価と検討−
著者*西村 和則, 横山 暢大 (広島工業大学 工学部 電気・デジタルシステム工学科), 平地 克也 (舞鶴工業高等専門学校), 中岡 睦雄 (慶南大学大学院)
Pagepp. 640 - 641
KeywordデュアルPWMモード制御, 降圧形高周波チョッパ制御, PI制御, 電力品質改善
Abstract本論文では,次世代高力率コンバータとして推奨できる「デュアルPWMモード降圧形高周波チョッパ制御スキームをとり入れたアクティブフィルタ機能を有する単相スイッチモード整流器」を具体的に提案し,その性能を実験データで検証した。これは直流出力電圧のデュアルPWM PI制御のみで商用ACサイドのライン電流の高調波成分を抑制かつ補償し,その上直流出力電圧リプル率を低減と同時にリアクトルの小型軽量化の実現ができること,いわゆる入出力サイドの電力品質改善効果があることを証明した。