(セッション表へ)

平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 1901  14. 放送
日時: 2009年10月17日(土) 9:00 - 9:52
部屋: 講義棟 702室 (→地図)
座長: 西 正博 (広島市立大学)

14-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名地上デジタル放送受信アンテナ選定補助システム“アンテナ ナビゲータ”の開発
著者*熊谷 崇, 林 克哉 (日本放送協会山口放送局(技術))
Pagepp. 613 - 614
Keyword地上デジタル放送, C/N, BER
Abstract2011年7月24日の地上アナログテレビ放送終了へ向け、地上デジタル放送難視エリアの受信調査及び受信対策の検討が緊急課題である。作業効率化を求められる難視エリア調査において、現状では複数のアンテナを交換しながら受信対策を模索しており、大変非効率な作業となっている。 今回は、民生地上デジタルチューナーを活用した受信アンテナ選定補助システム“アンテナナビゲータ”を開発した。本システムは、使用する民生チューナーのC/N対BER特性を利用することにより、実測したBERから高利得又は低利得アンテナへ交換した場合のBERを推定し、受信品質を予測する。

14-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名X3Dアニメーションを活用した交通情報システムの改善
著者*朝倉 慎悟 (日本放送協会 岡山放送局)
Pagepp. 615 - 616
KeywordX3D, アニメーション, 交通情報, サーバー送出
Abstract日本放送協会岡山放送局(以下、岡山局)では、平日朝7時45分からのローカルニュースで県内の道路交通情報をお伝えしている。情報を視聴者に分かりやすく伝えるために、道路交通情報センターとネットワークを繋いで情報を入力してもらい、これを静止画で作画・送出する専用のシステムを運用していたが、今回、X3Dアニメーションを活用したシステムを開発したので報告する。アニメーション効果は同じ内容の静止画と比べ、視聴者の注目をより引き付けることができるため、交通情報のような視聴者の関心が高い情報においては非常に有用な伝達手段である。

14-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名「応援メッセージシステム」の開発
著者*木内 良, 勝見 裕保, 菖蒲 康一, 為村 成亨, 中岡 範之 (日本放送協会 広島放送局)
Pagepp. 617 - 618
Keywordデータ放送, 放送通信融合
AbstractNHK広島放送局では、スポーツ中継にあわせて選手に向けての「応援メッセージ」を視聴者から募集し、番組内・データ放送・ワンセグデータ放送・PC 用サイト・携帯用サイトで紹介するシステムを開発した。これまでもNHKでは視聴者から寄せられたメッセージを 番組などで紹介する演出を行ってきた。今回開発したシステムの導入により、制作効率があがり、よりリアルタイム性を保持した複数メディアでのサービス展開が可能となった。

14-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名地上ディジタル放送において近接反射波が到来した時の直接波電界強度測定法
著者*滝澤 拓也, 生岩 量久, 藤坂 尚登, 神尾 武司, 安 昌俊 (広島市立大学情報科学研究科システム工学専攻), 来山 和彦 (NHKアイテック関西支社)
Pagepp. 619 - 620
Keywordディジタル放送, 通信, 電界強度測定, 遅延波
Abstract電波法令に基づき,放送局が送信する電波においては実効放射電力を確認するために電界強度測定を行う必要があるが,通常の放送区域内の受信点では直接波と大地による反射波が合成されるので,この合成電界強度から直接波の電界強度を推定しなければならない.今回,サンプリング間隔以下の遅延時間となった場合においても直接波電界強度を測定できる方法について検討を行った.具体的にはOFDM信号では反射波の影響により信号帯域内(約5.6MHz)のスペクトル波形が変化する点に着目し,スペクトル波形と直接波レベル,反射波レベルと遅延時間などの関係を理論的に明らかにするとともに,サンプリング間隔以下の遅延時間であっても直接波電界強度を測定することが可能であることを示した.