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平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 1801  2. プラズマ・放電・高電圧-(1)
日時: 2009年10月17日(土) 9:00 - 10:05
部屋: 講義棟 605室 (→地図)
座長: 山崎 勉 (呉工業高等専門学校)

2-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名遠心分離法を用いた傾斜構造溶射膜の作製
著者*崎山 智司, 真田 洋行 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagep. 583
Keywordプラズマジェット, プラズマ溶射, 材料プロセス
Abstract傾斜構造膜は、基板から膜の厚み方向に向かって材料の組成比率が徐々に変化し、異種材料接合における熱応力の緩和や密着力等を大きく改善する事が出来る。この膜は混合比を時間的に調節しながら溶射し成膜する方法であるので、膜の厚み方向に対し組成を連続的にかつ均一に変化させることは困難である。 本研究の目的は、1台のプラズマトーチにあらかじめ一定比で混合した材料を送給し溶射を行い、基板上に堆積した膜に対して遠心力を働かせることで傾斜構造膜を作製する新しい手法を開発することである。

2-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名高次制御熱プラズマによる高品質水酸化アパタイト膜の作製と評価
著者*穐本 和樹, 戸田 剛史, 藤本 聡, 崎山 智司 (山口大学大学院 理工学研究科), 福政 修 (宇部工業高等専門学校)
Pagep. 584
Keywordプラズマジェット, プラズマ溶射, HAP
Abstract近年、高齢化社会において人工関節や人工歯根などの医療用材料に対する関心が高まっている。そこで、水酸化アパタイト(HAP)という骨や歯をはじめとした生体組織の無機主成分から成る素材が、人工骨の材料として注目されている。本研究の目的は、熱プラズマプロセスにより、人工骨として十分な機械的強度を備え、かつ生体適合性に優れた膜を作製することである。これまで我々は独自に開発した高次制御熱プラズマ装置を用いて、Ti-HAP傾斜構造膜の作製を試み、成果を収めている。そこで本稿では、作製されたTi-HAP傾斜構造膜を擬似体液中に浸漬することにより、膜の生体適合性について検討する。

2-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名4場のジャイロ簡約MHDコードによるトカマクの内部キンクモードの安定化解析
著者*豊原 準, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA)
Pagep. 585
Keywordプラズマ, シミュレーション, MHDコード
Abstract本研究では簡約MHDコードに電子の慣性と電子圧力の効果を取り入れた電子とイオンの2流体モデルであるジャイロ簡約MHDモデルを使用している。これまでの3場モデル(静電ポテンシャル、ベクトルポテンシャルの磁場方向成分、電子密度)の研究結果で、運動論的内部キンクモードの線形安定性解析を行い、境界層理論では線形安定な領域に弱い不安定性が残ることを示した。この弱い不安定領域は、モデルにどこまでの物理を含めるかに微妙に依存する可能性がある。このため、今回のシミュレーションでは、基礎方程式をイオンの磁場方向の流速の変化を表す式を含む4場モデルに拡張してシミュレーションを行った。

2-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名ポロイダルシア流と密度勾配がある場合の運動論的内部キンクモードの安定性解析
著者*安達 貴久, 内藤 裕志 (山口大学大学院), 矢木 雅敏 (九州大学), 徳田 伸二 (JAEA)
Pagep. 586
Keywordプラズマ, シミュレーション, シア率

2-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名GPUを用いた粒子シミュレーションの高速化の研究
著者*今石 直之, 内藤 裕志, 田内 康 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 587
KeywordGPU, CUDA, シミュレーション