題名 | 再構成デバイスMPLDにおける基本構成ユニットの構成手法の検討 |
著者 | *淺枝 昌則, 戸口 博昭, 谷川 一哉, 弘中 哲夫 (広島市立大学 大学院情報科学研究科), 佐藤 正幸, 石黒 隆 (太陽誘電株式会社) |
Page | pp. 499 - 500 |
Keyword | MLUT, 再構成デバイス, MPLD |
Abstract | 本研究室では論理領域と配線領域が自由に変更可能で柔軟性のある,MPLDの研究開発を行っている.MPLDはMLUTを基本構成要素として導入し, その配置と配線を工夫することでFPGAとほぼ同等な機能を実現する. MLUTは論理回路動作用の入出力線を増加させることでMLUTの論理回路としての能力を向上させることが可能である. しかし,AD対数を増加させることによって面積が増大し,動作速度が低下する. このMLUTの動作速度の低下はMPLDの動作速度の低下に繋がる. 本稿では,MLUTの動作速度の低下を抑えるために,メモリセルブロックを複数のブロックに分割するブロック分割化手法を提案し,比較と評価を行いブロック分割化手法の有効性を示す. |
題名 | MOSFETしきい値電圧ばらつきを表わすパラメータの抽出 |
著者 | *嶧田 尚弥, 寺田 和夫, 辻 勝弘 (広島市立大学院情報科学研究科), 角村 貴昭, 西田 彰男 (衄焼蛎寮菽宍蚕僖謄ノロジーズ) |
Page | p. 501 |
Keyword | MOSFET |
Abstract | ペルグロムのモデル式で、MOSFETしきい値電圧ばらつきのシステマティック成分とランダム成分を表すパラメータを抽出した。大量のMOSFETを集積したDMA(Device Matrix Array)を測定して得られた電流電圧特性からしきい値電圧を抽出し、その平均化によってシステマティック成分を、分散とチャネル面積の-1/2乗の関係からランダム成分をそれぞれ抽出した。N、Pチャネルの比較から、システマティック成分は主に酸化膜厚の面内分布が原因らしいことが、ランダム成分は実質的に、Nチャネルの方がPチャネルより大きいことが、それぞれわかった。 |
題名 | MOSFETを用いた多端子対ジャイレータの構成 |
著者 | *宮川 慎也, 田中 裕典, 沖根 光夫 (広島工業大学) |
Page | p. 502 |
Keyword | MOSFET, ジャイレータ |
Abstract | LCシミュレーション法はLCフィルタの低感度性を受け継ぐことから優れた構成法であり,その中の一つにジャイレータを用いる方法がある.本研究では少数のMOSFETを使用して多端子対ジャイレータを構成する方法を提案し,その応用例としてLC低域フィルタを模擬している.また,DC電流源の値を変化させて可変フィルタ特性を得ている. |
題名 | OTAを用いた基本回路ブロックの構成 |
著者 | *片山 健一, 佐伯 昌俊, 浜崎 裕也, 浜 聖也, 沖根 光夫 (広島工業大学) |
Page | p. 503 |
Keyword | OTA, Biquad |
Abstract | 能動素子の一つであるOTAはその特性が外部から容易に調整できることから有用な回路であり様々な回路構成が提案されている.しかし,その応用についてはさほど示されておらず,本研究ではフィルタの構成に必要な基本回路ブロックとBiquad回路への応用について示している. |
題名 | 多数の比較器を用いた可変長復号方法に関する研究 |
著者 | *三宅 崇, 小椋 清孝, 森下 賢幸, 佐々木 伸夫 (岡山県立大学 情報工学部) |
Page | p. 504 |
Keyword | 可変長符号, ハフマン符号, 比較器 |
Abstract | 現在,動画・音声のディジタル圧縮技術の研究が盛んに行われている.その中でも,可変長符号・復号処理は広く用いられている重要な圧縮技術の1つである. 本研究室で開発中の処理回路は,短い符号を多く持つ符号表においては並列比較,次符号の投機的比較により高速復号が可能である.一方,長い符号を多く持つ符号表では,複数の比較器の入力をそれぞれ比較器のビット長分シフトさせて複数の比較器を見かけ上繋げた構成を取ることで,符号を比較する.この場合,1クロックに比較出来る符号数が少なくなるため比較効率は悪化する.本研究では,開発中の処理回路と同様に多数の比較器を用いる構成で,長い符号の高速復号を行う手法の提案を行う. |