題名 | 赤道域ラジオメータと大気レーダを用いた水蒸気の鉛直フラックスの推定 |
著者 | *佐藤 玄一 (島根大学院総合理工学研究科電子制御システム工学専攻), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部) |
Page | p. 448 |
Keyword | 水蒸気, ラジオメータ, 大気レーダ, 水蒸気輸送 |
Abstract | インドネシア共和国スマトラ島のコトタバンにおいて,積雲対流活動を解明するため, 水蒸気の観測を,高時間分解能ラジオメータによって継続して行っている. 今回は, 短時間での水蒸気の鉛直輸送を解らかにするため, 水蒸気ラジオメータによって得られた水蒸気量のプロファイルと、併設された大型大気レーダによって得られた上空の3次元風速プロファイルを用いることにより、水蒸気フラックスの推定を試みる. |
題名 | 暗画素法と6Scodeの精度検証 |
著者 | *大池 悠市 (島根大学大学院総合理工学研究科), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部) |
Page | p. 449 |
Keyword | 暗画素法, 6Scode, 大気補正, MODIS, 汽水域 |
Abstract | 多くの汽水域では,洗剤に含まれるリンなどによるプランクトンの大量発生や,上流の河川工事による土砂の流入によって生態系に悪影響を与えている.宍道湖・中海もその例に漏れず国が策定した環境水準を満たしてない状態にある.環境モニタリングは,環境改善への最初のステップと云える. そこで本研究室では,人工衛星Aqua/Terraに搭載されたMODISセンサを用いた宍道湖・中海のリモートセンシングによる濁度分布作成の研究を進めてきた.本研究では,現在使用している暗画素法と呼ばれる大気補正の精度を検証するため、6Scodeと呼ばれる大気モデルシミュレーションによる結果と比較し検討を行う. |
題名 | 衛星搭載降雨レーダにおけるアダプティブ走査の降雨域判定精度改善方法の検討 |
著者 | *北中 佑弥 (島根大学大学院 総合理工学研究科電子制御システム工学専攻), 古津 年章, 下舞 豊志 (島根大学総合理工学部) |
Page | p. 450 |
Keyword | TRMM, PR, 降雨域判定法, アダプティブ走査 |
Abstract | 1997年11月に打ち上げられたTRMMにはPRをはじめとする5つの気象観測装置が搭載されていた.PRの走査法は,降雨の有無に関わらず同一の走査法を使う手法で観測されており,降雨観測として考えると無駄が多い.そこで,降雨域に観測を集中したアダプティブ走査が行われてきたが降雨域判定精度の向上が必要とされていた.従来の判定法とPRの標準アルゴリズムの降雨域判定法は異なっている,この方法の違いが降雨域観測精度悪化の原因になっていると考える.そこで,ここではPRの標準アルゴリズムに準拠することで降雨域観測精度向上を試みる.その結果,どの程度,降雨観測精度が変化するかを,PRのデータを使用しシミュレーションを行い,検討する. |
題名 | 遠隔操作型ロボットを用いた鉱山坑道の解析 |
著者 | *高橋 勇作 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学科), 久間 英樹 (松江工業高等専門学校), 皆尾 登志美 (松江工業高等専門学校電子情報システム工学科), 福岡 久雄 (松江工業高等専門学校) |
Page | pp. 451 - 452 |
Keyword | 坑道, 計測, ロボット, 鉱山 |
題名 | 半導体加速度センサを用いた仰角測定精度の向上 |
著者 | *橋本 匡史, 厚海 慶太, 佐野 学 (広島市立大学大学院情報科学研究科) |
Page | pp. 453 - 454 |
Keyword | 半導体加速度センサ, 重力加速度, 移動ロボット |
Abstract | 屋内を移動するロボットが任意の目標位置に向かって移動するとき、目標までの方向や距離情報が必要である。移動ロボット上に搭載したセンサを使って天井に設置したランドマークを捕捉し、その仰角から距離を測定するとき、基準となる床面の傾斜や駆動系の水平の不確かさは測定誤差を生じる原因となる。そこで、重力加速度を基準とした高精度の仰角測定方法を提案する。重力加速度の検知に半導体加速度センサを使用し、実験的に仰角を測定・評価した。また、直交する2軸の加速度値を同時に計測し、それらを組み合わせることにより、仰角の測定精度の向上を図る手法を示す。 |