題名 | 高校の教科「情報」学習者の大学入学時におけるコンピュータ操作能力に関する調査(第2報) |
著者 | *吉長 裕司 (三井造船株式会社/玉野事業所経理部(システムグループ)), 松澤 康夫 (岡山県立大学), 金川 明弘 (岡山県立大学/情報工学部), 川畑 洋昭 (桃山学院大学) |
Page | pp. 414 - 415 |
Keyword | 教科情報, 情報教育, コンピュータ操作能力, キーボードリテラシー |
Abstract | 平成18年度〜21年度の岡山県立大学保健福祉学部の情報基礎教育受講生を対象に調査した結果,大学入学時点の打鍵能力,アプリケーションソフトの操作能力,高校「情報」の記憶状況は低く,パソコンに対する苦手意識は高い傾向にあることがわかった.一方,このような傾向を示している学生たちが,大学1年次前期の情報基礎教育を受講することにより打鍵能力やアプリケーションソフトの操作能力を大幅に向上させることも明らかとなった.したがって,高校で「情報」を履修した後,岡山県立大学保健福祉学部に入学した学生に対して,大学1年次にコンピュータ操作を中心とした情報基礎教育を行うことは十分意義あることといえよう. |
題名 | 科学・理科教育用ラジコン制御システムとシミュレータ |
著者 | *小松原 実 (岡山商科大学経営学部) |
Page | pp. 416 - 417 |
Keyword | 科学教育, 制御, ネットワーク, シミュレータ, 体験講座 |
Abstract | 筆者は青少年に科学技術教育用の教材として使用することを目的とした、ラジオコントロールカーのPCによる制御システムを開発、運用してきた。今回、入力した制御命令によってラジコンカーがどのように走行するのかを理解する助けとなるシミュレータを開発し、これまでのWebサーバーを用いた制御命令入力システムに組み込んでの利用が可能となった。本稿では、このシミュレータの概要について述べる。 |
題名 | 毛筆による手書き文字の動作分析 |
著者 | *佐野 哲也 (株式会社システムエンタープライズ), 浮田 浩之 (徳島大学), 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) |
Page | p. 418 |
Keyword | インターフェース, 手書き文字, 画像処理 |
Abstract | 小学校、中学校では、毛筆による書写教育が行われている。本研究では、児童・生徒の手書き文字学習の支援を目的として、通常の筆と紙を用いて書かれた文字をコンピュータに入力できる、手書き文字入力システムを開発した。入力システムは、CCDカメラ、プラスチックボード、および、コンピュータで構成される。プラスチックボード上に通常の紙を設置し、その上に筆で字を書くと、プラスチックボード直下に配置したCCDカメラにより、筆の動きがコンピュータに入力される。画像処理アルゴリズムを用いて筆の輪郭を検出し、検出した輪郭同士を直線で結ぶことにより、コンピュータ画面上に手書き文字を再構成する。 |
題名 | 携帯電話を用いた学生支援Webシステムの設計 |
著者 | *大城 誠, 生田目 康子 (広島国際大学) |
Page | pp. 419 - 420 |
Keyword | 携帯電話, 学生支援, アンケート調査, Webシステム |
Abstract | 近年,大学では,退学,休学,留年が急増傾向にあり,学生の学業に対する消極性が見受けられるという実態調査の報告がある.一方,文科省の報告では,退学,休学,留年を減らすパソコン用Webを用いた学生支援事例がある.そこで本研究では,携帯電話を用いWebシステムで学生に定期的にアンケートを行い,退学,休学,留年が懸念される学生の情報を閲覧できる学生支援Webシステムの設計をおこなった. |
題名 | パソコンと携帯電話を併用したSPI対策webページの制作と評価 |
著者 | *横部 博和, 生田目 康子 (広島国際大学) |
Page | pp. 421 - 422 |
Keyword | SPI, webページ, 携帯電話, 学習機会拡大 |
Abstract | 本研究では,パソコンでSPI(Synthetic Personality Inventory)の問題を解き,携帯電話で復習するwebページの制作と評価を行う.予備実験で,携帯電話用のwebページを制作し,問題表示や操作性を確認した結果,問題はなかった. |
題名 | 教育用システム記述言語C--コンパイラのコード生成部の実装 |
著者 | *豊田 泰隆 (徳山工業高等専門学校 情報電子専攻), 重村 哲至 (徳山工業高等専門学校) |
Page | pp. 423 - 424 |
Keyword | コンパイラ, 教育 |
Abstract | 徳山高専の情報電子工学科では,高学年でOSやコンパイラの学習に利用できる16bit版の教育用マイクロコンピュータTaCを開発中である.既にTaC上で動作するコンパイラの開発が行われ,UNIX上でアセンブリコードを生成することができるようになっている.しかし,教育用として小さく実装したため,生成されるコードの効率に問題がある.そこで,本研究では,このコンパイラのコード生成方法の改良を検討し,解析木を設計し,構文解析部に実装した.また,スタックマシンのニーモニックを設計し,コード生成部を完成させた.その後,スタックマシンのニーモニックからTaCのアセンブリコードへのトランスレータを作成した. |