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平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 1004  15. 医療電子・生体工学-(4)
日時: 2009年10月17日(土) 14:30 - 15:48
部屋: 講義棟 430室 (→地図)
座長: 小田垣 雅人 (広島市立大学)

15-19 (時間: 14:30 - 14:43)
題名入眠判定のための覚醒閉眼時における瞼の微小動き抽出
著者*林 義明, 田邊 喜一 (松江工業高等専門学校)
Pagepp. 349 - 350
Keyword入眠判定, 瞼の微小動き, テンプレートマッチング
Abstract瞼の開閉により意識水準を検知する研究が行われているが,意識水準が低下すると瞼は常に閉じた状態となり,意識水準を検知することができなくなる.そこで,本研究では閉眼時の瞼の微小動きを抽出することにより意識水準を検知しようと考えた.現在入眠判定に用いられている脳波や心電図に加わる新たなセンシング法として,非接触での瞼の動き抽出による入眠判定法を提案する.本稿ではまず,覚醒時における閉眼状態での瞼の動き抽出法を検討する.抽出には複数のテンプレートを用いたテンプレートマッチング法を試みた.そして,本稿で提案した手法によって,瞼の動き抽出の可能性を示した.

15-20 (時間: 14:43 - 14:56)
題名トレッドミル歩行におけるベルト速度変動率の評価―実験とシミュレーションとの比較から―
著者*長田 陽祐, 山本 真義, 舩曳 繁之 (島根大学)
Pagepp. 351 - 352
Keywordベルト速度変動率, トレッドミル, コンパス型歩行モデル
Abstractトレッドミルは,歩行スペースを必要とせず,かつ連続した歩行の診断,評価及び訓練が可能であることから,歩行分析及び歩行訓練の中核を担い得る手段として注目されている。しかし,トレッドミル歩行と平地歩行との間にはいくつかの相違点と問題点が指摘されている。解析的にはコンパス型歩行モデルを用いて平地歩行とトレッドミル歩行のシミュレーションが行われている。モデルの運動方程式を比較した結果,両歩行の力学的な相違点はベルト速度変動(ベルト加速度)の存在に起因することが示された。 そこで今発表では,ベルト速度変動率の測定実験を行い,その実験値とシミュレーション値の比較と検討を行った。

15-21 (時間: 14:56 - 15:09)
題名脊髄損傷者の住宅改造支援のための車いす旋回範囲の算出
著者*難波 邦治, 谷本 義雄, 六名 泰彦, 六名 裕美, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagep. 353
Keyword脊髄損傷者, 車いす, 旋回, 住宅改造, 計測
Abstract脊髄損傷者の住宅改造では、車いすの移動空間を考慮して平面図の立案を行う必要があり、特に各脊髄損傷者の車いすの旋回範囲を特定することは重要である。これまでに、立案された家屋の空間において、車いすが十分に移動できるかどうか視覚的に捉えることを目的とした車いす移動評価システムを開発している。本研究では、車いすの左右駆動輪の移動量を、ロータリーエンコーダを用いて計測し、脊髄損傷者の車いす旋回範囲を算出した。そして、その旋回範囲の画像と家屋の画像を比較することにより、家屋の改造図面の画像に、車いす旋回可能領域を示すことができた。

15-22 (時間: 15:09 - 15:22)
題名脊髄損傷者の移乗動作分析のための身体位置計測
著者*谷本 義雄, 難波 邦治, 六名 泰彦, 山本 秀樹 (吉備高原医療リハビリテーションセンター)
Pagep. 354
Keyword脊髄損傷, 移乗動作, 動作分析, 位置計測, 車いす
Abstract脊髄損傷者にとって、車いすから便座などへの移乗動作は基本的な動作の一つである。これまでに我々は、移乗動作時の画像を2台のカメラで、左手、両足、臀部にかかる力をForce Plateで同時に計測する、移乗動作計測装置を開発し、脊髄損傷者と健常者の動作計測結果を比較することにより、脊髄損傷者の特徴を明らかにしている。昨年度本学会で、車椅子の形状を画像計測し、動作時の画像に車椅子を表示する手法について報告した。本研究では、16の部品で構成される簡単な人体モデルを提案し、移乗動作時の画像に提案した人体モデルを描画することにより、移乗動作中の身体位置を計測することができるようになった。

15-23 (時間: 15:22 - 15:35)
題名筋電義手操作トレーニングを目的としたバーチャルハンド制御システム
著者*村上 隆治 (広島大学), 芝軒 太郎, 島 圭介, 辻 敏夫 (広島大学大学院工学研究科), 大塚 彰 (県立広島大学), 陳 隆明 (兵庫県立総合リハビリテーションセンター)
Pagepp. 355 - 356
Keyword筋電位, 筋電義手, ヒューマンインターフェース, バーチャルリアリティ
Abstract本稿では,実生活環境を想定した多自由度筋電義手操作トレーニングの実現を目指し,新たに開発したバーチャルハンド(VH)とその制御システムについて紹介する.VHは人間の手の構造を参考にして22の関節からなる剛体リンク構造とし,各関節は3つの回転自由度を持つボールジョイントとした.また,人肌を模したテクスチャをリンク表面に貼付することで人腕のような自然な概観を実現している.VHの制御システムでは,被験者から計測した筋電位信号の特徴から,ニューラルネットワークを用いて被験者の動作を推定し,推定した動作に基づいてVHの各関節を制御する.制御実験では,提案システムを用いてVHが被験者の手首や指の動作に合わせて動作することを確認した.

15-24 (時間: 15:35 - 15:48)
題名疲労による音声の変化の分析
著者*平井 覚, 吉村 宏紀 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻), 松村 寿枝 (奈良工業高等専門学校 情報工学科), 清水 忠昭 (鳥取大学大学院 工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 357
Keywordソフトウェア, 音声, 疲労度