題名 | 大腸菌代謝シミュレーションモデル構築のためのパスウェイ情報の取得 |
著者 | *財原 大地 (山口大学大学院理工学研究科), 森 浩禎 (奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | pp. 332 - 333 |
Keyword | システム生物学, 大腸菌, CellIllustrator, 代謝 |
Abstract | 生物の基本単位である細胞は、外から物質を取り入れ分解・消費・再合成を繰り返すことで生命を維持している。この機構を代謝という。代謝は、膨大な生体分子が関わった非常に複雑な化学反応によって成立している。そして、この化学反応によって構成されるネットワークをパスウェイといい、パスウェイを解析する試みはシステム生物学と呼ばれ注目されている。このシステム生物学は細胞内分子情報から細胞内のパスウェイ構造を明らかにし、その機能を解析することを目的としている。 本研究は、代表的なモデル生物である大腸菌の代謝パスウェイモデルを構築し、Cell Illustratorというソフトを用いてシミュレーションを行うことを目的としている。今回、その第一段階として大腸菌代謝データベースであるEcocycの代謝パスウェイモデル(以下Ecocyc) とFeist らによって構築されたiAF1260と呼ばれる代謝パスウェイモデル(以下iAF1260) を統合し、詳細なモデルを構築するために、各々のモデルからパスウェイ情報を抽出した。 |
題名 | 培養条件の違いによる大腸菌酵素発現パターン変化のシミュレーション解析 |
著者 | *山本屋 智章 (山口大学大学院理工学研究科), 池上 雄人 (株式会社ワークスアプリケーションズ), 道瀬 ひとみ, 森 浩禎 (奈良先端科学技術大学院大学), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | pp. 334 - 335 |
Keyword | システム生物学, 酵素発現パターン, シミュレーション |
Abstract | 生命活動は代謝と呼ばれる酵素反応系によって維持されている。代謝とは、糖などのエネルギー源を生命活動の維持に必要な物質へ変換する反応機構のことである。これまでに生化学や分子生物学を用いて研究されてきたが、代謝システム全体としての十分な解明には至っていない。そこで近年、生命システム全体の理解を目指したシステム生物学が注目されている。 我々は大腸菌代謝システム全体の解明を目指し、まずは中心代謝経路についての解析を進めている。本稿では、GlucoseからMannoseに培養条件を変えた場合の酵素発現を測定し、発現パターンが大きく変化した酵素についてシミュレーションによる解析を行った。 |
題名 | プロモータ転写調節による時計遺伝子発現の位相決定プロセスのシミュレーション |
著者 | *宮本 賢志, 松野 浩嗣, 井上 愼一 (山口大学大学院理工学研究科) |
Page | pp. 336 - 337 |
Keyword | 時計遺伝子, 体内時計, プロモータ, 位相 |
Abstract | 近年、体内時計システムを数理モデル化し、シミュレーションすることでその仕組みを理解する研究がなされている。 本研究では、遺伝子の転写を制御するプロモータが、遺伝子の発現位相にどう影響するか調べた。各時計遺伝子の転写調節に関わる3種類のプロモータをハイブリッド関数ペトリネットでモデル化し、シミュレーションしたところ、同じプロモータに転写調節される遺伝子は、同じ時間に発現ピークを迎えて自律振動することがわかった。 さらに、E-boxプロモータと転写因子との安定性を高めると、時計遺伝子全体の振動が生物実験を再現した位相関係になることがわかった。 |
題名 | タブレットPCを用いた介護支援システムの遠隔制御 |
著者 | *小川 英邦, 米澤 良治, 槇 弘倫 (広島工業大学) |
Page | p. 338 |
Keyword | 介護, タブレットPC, 遠隔制御 |
題名 | 生体内情報通信ネットワークシステム |
著者 | *槇 弘倫, 米澤 良治, 小川 英邦 (広島工業大学) |
Page | p. 339 |
Keyword | 生体通信, BAN, ワイヤレスセンサ, 静電誘導, FSK |
題名 | 静電誘導電位を用いた反復横飛び測定システム |
著者 | *杉田 達哉, 槇 弘倫, 小川 英邦, 米澤 良治 (広島工業大学) |
Page | p. 340 |
Keyword | 反復横飛び, 静電誘導電位 |