題名 | Y系超伝導テープ導体を用いた直流リアクトル用トロイダルコイルの製作 |
著者 | *伊藤 俊, 原田 直幸, 内藤 裕志, 植田 清隆 (山口大学), 津田 理, 濱島 高太郎 (東北大学), 古瀬 充穂, 淵野 修一郎 (産業技術総合研究所) |
Page | p. 310 |
Keyword | 超伝導コイル, 高温超伝導, リアクトル, トロイダルコイル, インダクタンス |
題名 | 高温用絶縁材料の空間電荷分布測定装置の試作 |
著者 | *福間 眞澄, 三浦 雅和 (松江工業高等専門学校) |
Page | p. 311 |
Keyword | 高温, 空間電荷分布測定, ポリイミド |
Abstract | 電力機器の絶縁材料には火災など異常な高温が加えられた場合でも絶縁性能を維持することが求められる場合がある。高温用絶縁材料にはエンジニアリングプラスチックに分類されるポリエーテルエーテルケトン,ポリイミドなどがある。これらは250℃以上の高温で連続使用が可能な絶縁材料で実用化されている。ここでは,高温下で空間電荷分布を測定するための装置の試作を行ったので報告する。 |
題名 | 線−平板電極系における交流電界下でのエポキシ樹脂の空間電荷形成 |
著者 | *石原 裕基, 福間 眞澄 (松江工業高等専門学校), 藤井 雅之 (大島商船高等専門学校) |
Page | p. 312 |
Keyword | 線−平板電極系, 空間電荷分布, エポキシ樹脂, 不平等電界 |
Abstract | PEA法を用いた線−平板電極系における不平等電界下での空間電荷分布形成に関する調査・検討を行ってきた。空間電荷と同様に絶縁破壊に関する研究として,トリーイングに関する研究が行われている。最近,エポキシ樹脂中への添加物が電気トリーの成長を抑制させる報告がなされている。この報告を受けて,エポキシ樹脂への添加物が不平等電界下での空間電荷形成に与える影響について,PEA法による調査を行うことにした。ここでは,それぞれの試料に直流・交流高電圧を印加し,空間電荷信号の測定を行った結果を報告する。 |
題名 | 光学的手法によるアモルファスシリコン薄膜の構造規則性の評価 |
著者 | *池田 慎 (島根大学総合理工学研究科), 鈴木 順季, 北原 邦紀 (島根大学総合理工学部) |
Page | p. 313 |
Keyword | アモルファスシリコン, ラマン分光法, 分光エリプソメトリ |
Abstract | アモルファスシリコン(a-Si)薄膜は、太陽電池や薄膜トランジスタ用材料として広く用いられる。その構造規則性は製膜条件などにより異なり、デバイス特性に強く影響する。分光学的手法として、ラマン分光や分光エリプソメトリがあるが、構造規則性の違いがどの程度スペクトルに反映されるかよく分かっていない。ここでは、a-Siに対して加熱、水素化、脱水素化などの処理を施した結果を示す。ラマンスペクトルの半値幅から構造規則性が検出できることが確かめられた。また、分光エリプソメトリでは脱水素化により屈折率が僅かに変化しており。オプティカルギャップと原子密度の変化を反映している可能性がある。 |
題名 | 超電導磁気特性測定装置の作製と磁束ピンニング力の測定 |
著者 | *高橋 咲貴子 (松江工業高等専門学校・電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科) |
Page | p. 314 |
Keyword | 完全反磁性, 磁束ピンニング力, 超電導, 磁気特性測定装置 |
Abstract | 超電導状態の超電導体を磁石に近づけると、完全反磁性の性質により超電導体を貫通する磁束が排除され、超電導体と磁石の間の反発力が生じる。このとき、磁束の一部は超電導体内部に侵入し、ピンニングセンタに拘束されるため、距離を離すと拘束された磁束によって吸引力が発生する。磁束ピンニングによって生じる力を利用した、超電導体と磁石の間に生じる力を測定する装置の作製と、測定方法の検討を行った。 |
題名 | 部分溶融法によるSm系超電導体の高Jc化 |
著者 | *井上 祐人, 高橋 俊之 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科), 高橋 咲貴子 (松江工業高等専門学校・電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科) |
Page | p. 315 |
Keyword | 部分溶融法, Sm-123相, 超電導 |
Abstract | 本研究ではSm-123相内部にSm-211相を微細分散させる部分溶融法において溶融時間とSm-211相濃度を変化させて作製した試料を用いて臨界電流密度Jcとピンニングエネルギーの溶融時間依存性と濃度依存性を明らかにし、高Jc化を試みた。部分溶融法における溶融時間、Sm-211相濃度の最適条件が明らかとなった。 |
題名 | 部分溶融Y系超電導体の超電導特性向上に関する研究 |
著者 | *高橋 哲平 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科), 高橋 咲貴子 (松江工業高等専門学校・電子情報システム工学専攻), 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校・電子制御工学科) |
Page | p. 316 |
Keyword | 部分溶融法, 超電導体, Y-123相, Y-211相 |
Abstract | 部分溶融法により、Y-123相超電導体内部にY-211相をピンニングセンタとして微細に分散させた試料を作製し、混合するY-211相の濃度と半溶融プロセスの溶融時間を変えることにより試料の臨界電流密度Jcの向上を目指した。Y-211相の濃度を30%にしたときと、溶融時間を10minにしたときに最大のJcが得られることが明らかとなった。 |