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平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 0604  21. コンピュータネットワーク-(4)
日時: 2009年10月17日(土) 14:40 - 16:11
部屋: 講義棟 404室 (→地図)
座長: 長坂 康史 (広島工業大学)

21-22 (時間: 14:40 - 14:53)
題名P2P型データ共有システムの実装による各種アクセス方式の比較評価
著者*小島 一峰 (岡山理科大学大学院工学研究科), 吉田 誠 (岡山理科大学工学部情報工学科)
Pagepp. 225 - 226
Keywordp2p, DHT, アクセス方式
AbstractデスクトップPCを使用したP2P型データ共有システムについて記述する。各アクセス方式を比較するため、ネットワーク上に特定サーバを持たないアーキテクチャであるピュア型P2Pデータ共有システムを実装し評価した。 アクセス方式としてブロードキャスト方式(BC方式)、分散ハッシュテーブル方式(DHT方式)、バケツリレー方式(BR方式)の3つのアクセス方式を実装し、それぞれのアクセス方式について検索にかかる時間比較行った[1]。また、ネットワークに接続するノードの台数を変化させ各アクセス方式について評価した。同様に、データサイズを増やしていきそれぞれのデータサイズについてデータ転送時間を計測し、検索時間との比較を行った。これらの実験により、効果的なP2P型データ共有方式が明らかになった。

21-23 (時間: 14:53 - 15:06)
題名投機実行・投棄演算方式による大規模グリッド計算手法の開発
著者*日比 貴士, 田之上 淳, 加藤 隆 (岡山県立大学)
Pagepp. 227 - 228
Keywordグリッドコンピューティング
AbstractIt's important to develop large-scale powerful parallel solver to shorten the numerical calculation time of finite element analysis. Parallel processing by PC clustering systems or meta-clustering system needs to co-operate each computing element PC by fast data communication networks. But sometimes the processing time of parallel numerical simulations is delayed by several members of few dull PC in that working cluster or meta-one. In addition, the evasion of the delay can become very difficult depending on the situation and the increase of the dull PC. We present an epoch-making new method by speculative operation dynamics to avoid such problems. And then, to verify the properties of this new scheme, an bench-scale clustering system with 128 component PCs and one system-master PC is introduced and connected to each other by gigabit-speed switching hubs. The performances of our speculative scheme shows an superior computing potential to execute a large-scale finite element analysis with heavy-loaded element PCs in the party of the above 129 PCs clustering system.

21-24 (時間: 15:06 - 15:19)
題名マルチホーム環境の実装方法の検証
著者*蔵野 正弥, 新田 貴之 (徳山工業高等専門学校)
Pagep. 229
Keywordマルチホーム
Abstract近年、インターネットの普及が進みサーバなどの負荷が増加し問題になっている。それを解決する手段として通信路の冗長性確保や負荷分散などの目的で注目されている技術がマルチホームである。 その反面、マルチホーム問題という問題も含んでいる。 本研究は、ルータの経路表の問題を解決すると共に簡易な方法でマルチホームの利点を利用する方法を検討することを目的としている。

21-25 (時間: 15:19 - 15:32)
題名地域情報化支援における安全で適切なネットワークシステムの構築基準
著者*吉田 真澄 (津山工業高等専門学校専攻科 電子・情報システム工学専攻), 岡田 正 (津山工業高等専門学校 情報工学科)
Pagepp. 230 - 231
Keyword情報化支援, セキュリティ, オープンソース
Abstract地域の企業等の情報化支援でシステム開発を行う際に、セキュリティ問題の根本的な解決を検討している。 セキュリティ要求工学の知識を適用したセキュリティ仕様を考え、ネットワークサーバの階層化した安全対策を提案する。 これにより、我々の研究室で行っている、オープンソースを用いた地域情報化支援をより円滑に行えるようにしていく。

21-26 (時間: 15:32 - 15:45)
題名避難所間における被災情報共有化手法に関する一考察
著者*印南 聡志 (大島商船高等専門学校 電子・情報システム工学専攻), 浦上 美佐子 (大島商船高等専門学校 情報工学科), 亀川 誠 (デジタル・マイスター), 重安 哲也 (広島国際大学 工学部), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagepp. 232 - 233
Keyword情報共有, アルゴリズム, 被災地, 安否情報

21-27 (時間: 15:45 - 15:58)
題名離島の情報孤立化防止のための運航船を用いた無線ネットワークの構築
著者*岡田 裕也 (大島商船高等専門学校電子・情報システム工学科), 浦上 美佐子 (大島商船高等専門学校情報工学科), 丹羽 康之 (海上技術安全研究所), 本木 久也 (大島商船高等専門学校商船学科), 松野 浩嗣 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 234 - 235
Keyword情報孤立化, 無線LAN, 災害時通信, 離島, 運航船

21-28 (時間: 15:58 - 16:11)
題名被災情報提供システムにおける2階層ネットワーク導入による通信コスト削減効果に関する一考察
著者*大瀧 龍 (山口大学大学院 理工学研究科), 重安 哲也 (広島国際大学 工学部), 浦上 美佐子 (大島商船高等専門学校), 松野 浩嗣 (山口大学大学院 理工学研究科)
Pagepp. 236 - 237
Keyword防災, ネットワーク, コスト
Abstract我々は,これまで,災害発生後に避難所間に無線ネットワークを構築し,避難所間で安否情報を自律的に提供・共有する被災情報提供システムの検討を行ってきた.我々の提案する無線ネットワークは,比較的高速で通信品質の安定した基幹基地局回線と災害後に設置される支線基地局回線の2階層のネットワーク構造を採用している.本稿では2階層ネットワークモデルによる通信効率向上を評価するために通信量コストの観点から提案システムの有用性を評価する.具体的には,山口県内の規模の異なる2都市を例に取り上げ,両都市をモデルとして構築した比較ネットワークを用いて,提案手法を用いることによる通信量コストの削減効率を明らかにした結果について報告する.