題名 | ワイヤレスセンサネットワークにおける稼働時間延長のための逐次的な可動ノード移動先決定手法 |
著者 | *村上 大二郎, 村田 佳洋 (広島市立大学) |
Page | pp. 203 - 204 |
Keyword | WSN, 近似アルゴリズム, 省電力 |
Abstract | 近年,多数のセンサノードを配置したワイヤレスセンサネットワーク(以下,WSN)が注目されている. WSNにおける各ノードは長期間の動作を要求されるため,データ収集の省電力化を行う研究や,駆動能力を持った可動ノードを用いることで,ネットワークを修復する手法の研究が行われている. 可動ノードを移動させてWSNを修復させるためには,ノードの移動先を決定する手法が重要であるが,複数のノードの最適な移動先を決定する問題は複雑な組合せ最適化問題である. 本研究では,可動ノードの移動先を逐次的に求める決定的なアルゴリズムを提案する. |
題名 | 添付ファイル外部参照メールシステム |
著者 | 宗金 龍輝, *六井 淳 (島根大学/総合理工学部 数理・情報システム学科) |
Page | p. 205 |
Keyword | 電子メール, 添付ファイル, 外部参照 |
Abstract | 電子メールはテキスト形式以外の送受信が可能になることで、コンピュータウィルスや著作権に関する問題が生じている。 本研究ではテキスト形式以外のデータの送信について、添付ファイルを送信先に送らずに、受信側がDBへアクセスし、参照する手法を提案する。 |
題名 | マルチホームホストにおけるライブラリの開発 |
著者 | *光田 裕一, 新田 貴之 (徳山工業高等専門学校) |
Page | p. 206 |
Keyword | マルチホーム, ライブラリ |
Abstract | マルチホームとは、経路の冗長性の確保や、負荷分散などを行うことができる有用な技術である。しかしながら、運用においては、特殊なルータやネットワークプロトコルなどを使用するため、導入への敷居が高いものとなっている。そこで、本研究では、アプリケーション層において経路制御等を行うライブラリを開発することで、それらを用いない簡単な運用方法を実現する。 |
題名 | Sleepモードを用いたZigBeeネットワークの長寿命化 |
著者 | *小川 浩平, 中野 浩嗣 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | pp. 207 - 208 |
Keyword | ZigBee, 省電力化, ネットワーク, Sleep |
Abstract | ZigBee とはワイヤレス通信の規格のひとつであり,そ の特徴として通信速度は低速で通信距離も短いが省電 力,低コストな点があげられ,ワイヤレスセンサーネッ トワークとしての利用が期待されている.ワイヤレス センサーネットワークで用いられるデバイスは通常外 部からの電力を用いず,内部のバッテリーによって稼 働している.このような制約があるためネットワーク の電力消費を抑えるために様々な研究がおこなわれて いる.本研究ではこのような内部バッテリーの 使用を考慮し,ZigBee を用いてセンシングしたデータ を収集する省電力プロトコルを提案し.長寿命ネット ワークを実装した. |
題名 | IEEE802.11e無線LANにおける優先権付アクセス方式 |
著者 | *岡村 翔一, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
Page | pp. 209 - 210 |
Keyword | 無線LAN, CSMA/CA, バックオフ, IFS |
Abstract | 無線LANでは,複数の端末が一斉にフレーム送信したときの衝突を防ぐため,CSMA/CA方式が用いられている.従来のアクセス方式DCAでは音声や動画などリアルタイム性を考慮していないため,遅延時間が増大し,スムーズに再生できない可能性がある.また,音声や動画はコンテンションウインドウが小さく設定されており,頻繁にフレーム衝突が起こることが想定される.そこで本稿では,優先制御を行うEDCAに着目し,IFSを変更することでフレーム衝突の回避,遅延時間の短縮を目的とした方式を提案する.シミュレーションの結果,ネットワーク高負荷時において,フレーム衝突の軽減,音声および動画フレームの遅延時間を改善できた. |
題名 | 無線LANにおけるチャネル状況に応じた伝送レート調節方式 |
著者 | *沼本 大輔 (岡山県立大学 情報系工学研究科), 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
Page | p. 211 |
Keyword | 無線LAN, レートアダプテーション, レートスイッチ |
題名 | パラメータの少ないパケット廃棄方式の提案 |
著者 | *藤井 敦朗, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
Page | pp. 212 - 213 |
Keyword | RED(Random Early Detection), TCP Reno, パケット廃棄方式 |
Abstract | 近年, インターネットの利用者の増加に伴いネットワーク上のトラフィックも増大している. ネットワークで輻輳が発生し, ルータのキュー溢れによりパケットが廃棄されると, フロー間の公平性が大幅に損なわれることが報告されている. キュー溢れが発生する前にランダムに到着パケットを廃棄するREDが考案された. このREDには様々な改良版が提案されており, その中でもFlow REDが最も高いスループットを示すことが報告されている. しかしFlow REDは多くのパラメータを設定する必要があり,実運用が難しいといった問題がある. そこで, 本研究ではREDのパラメータを削減してより高いスループット, 公平性を実現する方式を提案し, その性能をシミュレーションにより評価した. その結果, Flow REDよりも高いスループットを示すことができた. |