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平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 0402  22. パターン認識-(1)
日時: 2009年10月17日(土) 10:30 - 12:01
部屋: 講義棟 204室 (→地図)
座長: 末松 伸朗 (広島市立大学)

22-1 (時間: 10:30 - 10:43)
題名OpenCVによる前処理とGPを用いた正則化ニューラルネットワークによる顔画像識別
著者*小田 伸也, 木村 周平, 松村 幸輝 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 131
KeywordGP, 顔, 識別, 遺伝的プログラミング

22-2 (時間: 10:43 - 10:56)
題名ステレオ空中文字認識による視覚インタフェースの開発
著者*本田 幸生, 浅野 敏郎 (広島工業大学)
Pagepp. 132 - 133
Keyword文字認識, ジェスチャ, 画像処理, 三次元認識, 方向コード
Abstract近年、生活の安全・安心や福祉において、監視カメラのニーズが高まっている。しかしながら、従来の監視カメラは監視する者からだけの一方通行であった。本研究の目的は、監視される者が空中で文字ジェスチャを行い、これをコンピュータが自動認識し、監視する者に意思を伝える視覚インタフェースを開発することである。しかし、従来の空中文字認識はカメラに向かって文字を書かなければ認識できなかった。そこで我々はどの向きで文字を書いても認識できる手法が必要であると考え、カメラの向きに依存しない手法を考案した。

22-3 (時間: 10:56 - 11:09)
題名球面SOMを用いた肝疾患の判定
著者*松野 洋平, 神崎 訓枝 (岡山県立大学大学院), 金川 明弘, 山内 仁 (岡山県立大学)
Pagep. 134
Keyword分類, 診断, 肝疾患, 球面SOM
Abstract医療診断において,診断には大量のデータが必要となる場合が多く,診断効率向上のため計算機支援医療診断システムの適用が期待されている.肝疾患の血液検査項目による自動診断はこのような問題の好例として従来から様々な研究が行われている.血液検査項目を多次元ベクトルとして5種類の病名を特定する目的で分類を行う.近年,品質工学(タグチメソッド)の観点から,状態の計測を基準状態からのマハラノビス距離で測定する方法が有効であるとの多数の報告がある.ところで,近年2次元SOM(Self Organizing Map)の問題点を改善した球面SOMが注目されている.そこで本論文では,距離尺度としてマハラノビスを用い,球面SOMによって判定する手法を提案する.

22-4 (時間: 11:09 - 11:22)
題名非線形光電子能動素子結合系におけるパターンダイナミクスとその機能応用に向けて
著者*青戸 冬樹 (岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻), 奈良 重俊 (岡山大学大学院自然科学研究科産業創成工学専攻)
Pagep. 135
Keyword記憶, パターン認識
Abstract近年、カオス現象が高額の分野においても注目を浴びている。またその応用としてNara&Davisらにより、ニューラルネットワークにおけるカオスを用いた記憶のサーチが提案されている。本研究では擬似神経細胞素子(D-SEED)によってハードウェアを構築し、記憶のサーチを実現させるための基礎研究を行なっている。具体的にはより多くの記憶を埋め込み、サイクル状に連続的に想起させることを試みている。

22-5 (時間: 11:22 - 11:35)
題名3次元に拡張した表グラフの実装と検証
著者*大倉 慎平 (島根大学 総合理工学部), 本村 光洋, 門脇 亮介 (島根大学大学院 総合理工学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学 総合理工学部)
Pagep. 136
Keywordoctree, TG3, 空間分割, 隣接探索, 表グラフ
Abstract画像情報処理分野二次元画像を圧縮し表現することで処理の高速化を図る手法としてQuadtree表グラフ(TG)が提案されている. これらの手法は,基本的な操作のひとつである隣接探索がQTは対数時間かかるのに対しTGはほぼ定数で実行できることが分かっている. 一方で,三次元情報を圧縮表現する手法としてoctreeがある. このデータ構造もQuadtreeと同様に隣接探索が入力データの規模に対して対数時間かかることがわかっている. 本稿では,表グラフを拡張し三次元のデータを扱えるTG3 を提案し,データ構造の構成時間と隣接探索時間の比較実験を行い性能を評価する.

22-6 (時間: 11:35 - 11:48)
題名手書き文字認識を用いた講義動画のフレーム検索
著者*重宗 克啓, 岡村 健史郎 (大島商船高等専門学校)
Pagepp. 137 - 138
Keyword文字認識, 文字列検索, 文書画像, 講義動画, e-Learning
Abstract本研究では, 手書きの講義資料と講義動画を画面上に配置したe-Learningシステムにおいて, 学習者が講義資料の文字列をクリックすると, その文字列を説明している講義の場面を提示する仕組みを提案する. この手法として, N位までの文字認識結果に対する文字間の距離をもとにした文字列の類似度を定義し, これを用いて講義資料における行と講義動画フレームの対応付けを行い, その有用性を検証する.

22-7 (時間: 11:48 - 12:01)
題名R-transfromを用いた中世英語活字の記述
著者*岡 芳樹 (近畿大学大学院システム工学研究科), 松下 知紀 (専修大学文学部・社会知性開発研究センター), 長谷川 誠 (近畿大学工学部)
Pagepp. 139 - 140
Keyword文字認識, R-transform, 中世英語活字
AbstractR-transformを用いて中世英語活字を変換する.データ数を削減することが可能であり,活字の位置ずれ,回転ずれ拡大縮小に頑強である.文字認識への有効性を示す.