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平成21年度 電気・情報関連学会中国支部第60回連合大会

部門: セッション 0303  23. 画像処理-(3)
日時: 2009年10月17日(土) 13:00 - 14:31
部屋: 講義棟 202室 (→地図)
座長: 山内 仁 (岡山県立大学)

23-15 (時間: 13:00 - 13:13)
題名輝度勾配特徴量のベクトル量子化による人物判定法の検討
著者*浜村 将人, 清水 忠明, 吉村 宏紀 (鳥取大学大学院工学研究科), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ株式会社)
Pagep. 111
Keyword人物判定, 物体認識, クラスタリング, SIFT
Abstract近年,セキュリティ意識の高まりにより,企業や研究機関において防犯システムの導入が盛んに進んでいる.しかし,映像監視システムなどの増加にともない,映像監視者一人あたりの負担が増大し,見落としなどの原因となっている.こういった背景から,映像監視システムでの人物追跡システムによる監視者サポートシステムの開発を行う.提案する人物追跡システムはネットワーク上のカメラサーバー間において,エージェントと,画像処理での人物判定により探索,発見,追跡を行うものである.本研究では,SIFT手法などでも用いられている輝度勾配特徴量を用いた人物判定手法の開発を行った

23-16 (時間: 13:13 - 13:26)
題名広義定常ガウス混合モデルに基づく画像の補間法
著者*三宅 睦夫 (岡山大学大学院 自然科学研究科), 山根 延元, 森川 良孝 (岡山大学)
Pagepp. 112 - 113
Keywordt, r, a, n, s

23-17 (時間: 13:26 - 13:39)
題名ニューラルネットワークを用いた背景差分法
著者*奥村 洋俊 (鳥取大学 大学院 工学研究科), 柿内 博人 (メルコ・パワー・システムズ株式会社), 清水 忠昭, 吉村 宏紀 (鳥取大学 大学院 工学研究科)
Pagep. 114
Keyword背景差分法, ニューラルネットワーク
Abstract人物領域抽出法の例として、背景差分法があげられる。しかし背景差分法をそのまま用いると、人物の影などの人物領域外の抽出も誤って行ってしまう。本稿では背景差分法の問題解決のため、ニューラルネットワークの学習を用いた人物領域抽出フィルタを提案する。提案手法では、人物が入った対象画像と、人物が入っていない背景画像を入力にする。学習後のニューラルネットワークを用いて、対象画像中の画素が人物領域であるか、そうでないかを判断する。

23-18 (時間: 13:39 - 13:52)
題名スイッチ型インパルス性雑音除去における局所類似性に基づいた補間器の提案
著者田中 豪 (山口大学大学院理工学研究科), *田村 貴士 (山口大学理学部), 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 115 - 116
Keywordインパルス性雑音, 雑音除去, 局所類似性, 補間器
Abstractインパルス性雑音により劣化したデジタル画像を復元する手法として,スイッチ型のフィルタ処理が有効であることが知られている.この処理は,雑音の検出部と補間部に分けられる.検出部では,雑音により劣化した画素の検出を行う.補間部では,検出部において雑音と判定された画素のみに対して,フィルタリング処理を施す.補間部は劣化した画素値を復元する処理であり,これまでに,メジアン値や平均値による方法,方向性差分を用いる方法などが提案されている.本報告では,処理対象画像における画素値の局所類似性に基づいた新しい補間器を提案する.実験により提案手法の有効性を示す.

23-19 (時間: 13:52 - 14:05)
題名明度拘束条件付きクラスタリングに基づくデジタルカラー画像の可逆モノクロ変換
著者*田中 豪, 末竹 規哲, 内野 英治 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagepp. 117 - 118
Keywordカラー画像, モノクロ画像, クラスタリング, 可逆モノクロ変換, 明度拘束
Abstractカラー画像からモノクロ画像を得るには,通常,カラー画像の明度成分をグレースケールとする.この変換は一般に不可逆であり,得られたモノクロ画像から,元画像の色情報を再現することは不可能である.しかし,近年,色情報を復元可能なモノクロ画像を得る手法が研究されてきている.本報告では,Chaumontら手法のように,画像ごとに適切な代表色を求めることで,色情報を復元可能なモノクロ画像を得る手法を提案する.実験により,提案手法の有効性を示す.

23-20 (時間: 14:05 - 14:18)
題名SOMを用いた医療画像の異常有無判定の可能性評価
著者*岩田 祐児 (鳥取大学大学院情報エレクトロニクス専攻電気電子工学コース), 山根 勇希 (鳥取大学 工学部電気電子工学科), 藤沢 大樹 (鳥取大学大学院情報エレクトロニクス専攻電気電子工学コース), 大木 誠 (鳥取大学 工学部電気電子工学科)
Pagep. 119
Keyword医療画像, 自己組織化マップ, ニューラルネット, 異常判定
Abstract総合病院などでは、胸部X線画像、超音波CT画像やMRI画像などの様々な医療画像を用いて診断している。医師は学術的な知識や膨大な経験に基づいて医療画像を読影し、肺がんや気胸、肺水腫などの診断を行う。専門医によっては、一日に数百枚の医療画像を診断する必要がある。このような医師の負担を軽減するために、胸部X線画像の診断補助について取り組む。本研究では、胸部X線画像の一部を切り出し、前処理を施し、3層バックプロパゲーション型のニューラルネットワーク(NN)により異常部位の有無を判定する。しかしNNの判定結果が必ずしも正しいかどうかは保証されていない。そこで、自己組織化マップ(SOM)によって前処理後のデータ集合が異常有無判定可能かどうかを検証する

23-21 (時間: 14:18 - 14:31)
題名静止画の電子透かしへのJPEG2000圧縮による攻撃の評価と分析
著者*山口 裕一郎 (岡山大学工学部), 升野 哲志, 日下 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 120
KeywordJPEG2000圧縮, 電子透かし, JPEG圧縮