題名 | Webユーザインタフェースの評価基準と対応技術 |
著者 | *茂兼 千明 (津山工業高等専門学校 専攻科電子・情報システム工学専攻), 岡田 正 (津山工業高等専門学校 情報工学科) |
Page | pp. 62 - 63 |
Keyword | ユーザビリティ, Webユーザインタフェース, Webシステム |
Abstract | 現在、さまざまな状況においてWebが利用されている。Webサイトが見やすいか、Webシステムが使いやすいかということは、サイトやシステムを構築する上で重要な項目となっている。 本研究では、ISO9241-11で定義されるユーザビリティに関して、ヒューリスティック評価法とウェブユーザビリティ評価スケールの相互対応を検証した。これにより、Webユーザインタフェースの評価を上げるには、どのヒューリスティックに注意してWebシステムを開発すればよいかという大まかな方向性を見出すことができた。また、Webサイトのユーザビリティを向上させるための技術について数例のみを提示した。幅のある提案は、今後の課題である。 |
題名 | 自然光下における視線測定法の計測精度向上に関する検討 |
著者 | *内田 祐介 (松江工業高等専門学校/電子情報システム工学専攻), 田邊 喜一 (松江工業高等専門学校/情報工学科) |
Page | pp. 64 - 65 |
Keyword | 視線入力, 自然光 |
Abstract | ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のような重度肢体不自由者はマウスやキーボードの操作が困難である。そのため、手を使わずに済む視線入力システムの研究が行われてきたが、その多くは赤外線を用いており、各種疾病の危険性が指摘されている。 そこで、自然光のもとでUSBカメラを用いた安全な視線入力システムを考える。同様の研究はこれまでにも行なわれてきたが、赤外光を用いるものに比べ計測精度が低い。 これをALS患者との対話に利用することを想定すると50音全てを表示できる精度があることが望ましく、それを実現するために計測精度向上に関する検討を行なった。 |
題名 | 多種コンテンツ提示システムの実現 |
著者 | *最相 一真 (岡山県立大学大学院 情報系工学研究科), 國島 丈生, 横田 一正 (岡山県立大学 情報工学部) |
Page | pp. 66 - 67 |
Keyword | コンテンツ, Flash, コンテンツ提示 |
Abstract | 近年、一般に普及しているPCでも大量のデータを処理、表示可能になったことにより、情報の視覚化に対する需要が高まってきている。それに伴い、リッチコンテンツの代表格であるFlashの需要が高まってきている。しかし、Flashは一般的に作成や編集が困難である。そこで、容易にFlashを用いてコンテンツを提示可能とするシステム、多種コンテンツ提示システムの開発を行った。本システムでは、テキストファイルに記述されたコンテンツとその関連情報、提示形式を解析することでコンテンツのテーマに合った提示を行う。利用者は、コンテンツを巻物や掛軸など様々なテーマで提示可能であり、コンテンツの編集や提示形式の変更も容易に可能である。 |
題名 | ディジタル信号処理ソフトウェアのHCPチャートを用いた検証に関する一考察 |
著者 | *笠松 祐人, 高橋 隆一 (広島市立大学大学院情報科学研究科情報工学専攻) |
Page | p. 68 |
Keyword | ディジタル信号処理, ソフトウェア検証, HCPチャート, ウェーブレット変換 |
Abstract | 携帯電話器やオーディオ機器などにおいて多用されるディジタル信号処理ソフトウェアのライフサイクルは短く,検証が重要課題になっている.ソフトウェア検証には古典的手法やソフトウェアテストなどの手法があり,ハードウェア検証にはモデル検査があるが,大規模ソフトウェアには適用が困難である.本研究ではNTTによって開発されたソフトウェア設計図法であるHCPチャートをディジタル信号処理ソフトウェア検証に適用することを試みた.HCPチャートの持つ階層構造を用いることにより,Vスケールウェーブレット変換の多重解像度解析を記述し,再帰呼び出しに注目して検査項目が抽出出来たことで,HCPチャートを用いた検証の有用性を確認出来た. |
題名 | 交通流ダイナミクスを考慮に入れたリンク旅行時間の解析と推定 |
著者 | *森藤 義之, 清水 光, 小林 正明 (福山大学) |
Page | pp. 69 - 70 |
Keyword | 動的経路誘導システム, 旅行時間, 試験車走行法 |
Abstract | 動的経路誘導システムは,運転者に出発地から目的地までの推奨経路を示し、交通流の円滑化と安全化を図るシステムである。本稿では、出発地(Origin)から目的地(Destination)までのOD旅行時間をリアルタイムで推定するため、信号交差点での信号制御や車の進行方向、交通流の変動などによる影響を考慮に入れ、旅行時間を精度よく解析する方法について提案する。また、解析に基づいてシミュレーションを行い、OD旅行時間の推定精度について考察した。試験車走行法による測定値とシミュレーションによる推定値を比較した結果、比較的精度良く推定されることが確かめられた。 |
題名 | 再帰プログラムの構造表現方法 |
著者 | *大段 雅典 (島根大学大学院総合理工学研究科), 佐藤 匡正 (無所属) |
Page | pp. 71 - 72 |
Keyword | 再帰, 構造, PSF, HCP, プログラミング教育 |
Abstract | プログラムの重要な特性の一つである要素処理の並びを,正規表現(代数)式によって表す方法がある.レビューやプログラミング教育において,論理構成の解剖,仕様追従性の確認,類似プログラムの相違性分析などの効果が得られる.しかし,再帰構造に対しては適用外である.再帰構造は,実践的なプログラミングにおいては適用が限定される.しかし,木構造をもつデータの処理や誤り回復処理などに有効である.プログラミング教育においては重点項目にすることが効果的であると考えられる.ここでは,再帰構造をHCP図上で表現し,生成規則風な記法で式化する方法を考える.簡単なプログラムで記述実験を行った結果,本方法が再帰構造に適用できることが得られた. |
題名 | Random Testing Based on Markov Chain Monte Carlo Method |
著者 | *Bo Zhou, Hiroyuki Okamura, Tadashi Dohi (Department of Information Engineering, Graduate School of Engineering, Hiroshima University) |
Page | p. 73 |
Keyword | random testing, MCMCRT |
Abstract | Software testing is the primary way to verify the quality of software systems. Random testing is viewed as a simple, practical, and often cost-effective method to assess software reliability, particularly for the purpose of reveaing faults. In this paper, we propose a Markov chain Monte Carlo random testing (MCMCRT). |