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平成20年度 電気・情報関連学会中国支部第59回連合大会

部門: セッション 1701  11. アンテナ・電磁波-(1)
日時: 2008年10月25日(土) 9:00 - 10:18
部屋: 共通教育棟 E53教室 (→地図)
座長: 久保 洋 (山口大学)

11-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名多段構造を用いた同軸-コニカル-ラジアル-線路変換部
著者*鎌田 裕之, 佐薙 稔, 藤森 和博, 野木 茂次 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 543
Keywordマイクロ波, 電力分配/合成器, コニカル線路, ラジアル線路, 隅切り曲がり
Abstract同軸-コニカル-ラジアル線路変換部において、コニカル線路を二段にし、二段目のコニカル線路を整合線路とし、さらにラジアル線路との接続部に隅切り曲がりを設けることで、広い帯域に渡って低反射の変換部を設計した。

11-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名分配比の可変範囲の広い導波管型可変電力分配器の設計
著者佐薙 稔, *小路 宗博, 藤森 和博, 野木 茂次 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 544
Keyword方形導波管, マイクロ波, 電力分配器, 分配比可変, 機械的制御
Abstract機械的に分配比を可変できる導波管型可変電力分配器において,取り出し電力を4%から95%というより広い範囲で可変できる分配器を設計した.

11-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名遺伝的アルゴリズムの特性を考慮したマルチバンドアンテナの自動設計法
著者*川島 啓, 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学大学院自然科学研究科)
Pagep. 545
Keywordアンテナ, 遺伝的アルゴリズム
Abstract携帯端末の多機能化やデザインの自由度が高い内蔵アンテナの普及,様々な無線アプリケーションの搭載に伴い,小型かつ複数の周波数帯をカバー出来るアンテナ開発が求められている. しかし,電磁界解析や実験によって試行錯誤的に設計を行っていたのでは効率的な設計は難しい. そこで本研究では,最適化アルゴリズムの1つである遺伝的アルゴリズムの特性を考慮した効率的なマルチバンドアンテナの自動設計法を検討した.

11-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名拡張キャビティモード法による寄生素子を有する平面型アンテナの特性解析
著者*陶山 欣一郎, 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagep. 546
Keywordアンテナ, キャビティ法, 寄生素子
Abstract一般に,集積化されたアンテナの設計には,アンテナとその周辺部の構造を考慮する必要があるだけでなく,実装されたディスクリート素子,それらのレイアウトをも考慮する必要がある.現在,EMC問題の支援ツールとして,キャビティ法に基づく多層プリント回路基板の高速EMIシミュレータHISESの開発が行われており,PCBの高速計算手法が提案されている.この手法では,プリント面のパッチとパッチは必ず接合されていることが条件であり,パッチ間が完全に切れている形状は計算することができない.そこで,この方法を応用して寄生素子を含めたアンテナ計算ができれば,形状の制約が少なくなり,集積化されたアンテナの高速計算が期待できる.本稿では,寄生素子を含めたアンテナの計算方法を検討した.

11-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名二次元透明マントの電気的な等価回路表現とその設計パラメータ
著者*今井 翔平, 藤森 和博, 佐薙 稔, 野木 茂次 (岡山大学大学院 自然科学研究科)
Pagep. 547
Keywordメタマテリアル, 透明マント, EMC, 等価回路
Abstractメタマテリアルを用いることによってマイクロ波領域の電磁波に対する透明マントが実現可能であることが発表された。 その発表では、誘電率と透磁率を用いて設計を行っている。 しかし、誘電率と透磁率はあまり直感的ではなくメタマテリアルの設計に向いているパラメータとは言い難い。 そこで、電磁波伝播を電気的な等価回路で表現し、透明マントをアドミタンスとインピーダンスというパラメータで置き換えることを考えた。 本研究では、電気的な等価回路で表現した透明マントをシミュレーションした結果、透明マントの動作をしていることを確認したので報告する。

11-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名福山大学におけるXバンドレーダによる降雨量観測
著者瀬戸田 健作 (大新電工), 杉原 竜, *田中 聡 (福山大学/工学部)
Pagep. 548
KeywordXバンドレーダ, 降雨, ワイブル分布
Abstract福山大学に設置されているXバンドレーダにおいて、レーダエコーと降雨の関係について観測結果にもとづく観測を行った結果について報告する。