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平成20年度 電気・情報関連学会中国支部第59回連合大会

部門: セッション 1604  6. 照明デザイン・視覚・光源・点灯回路
日時: 2008年10月25日(土) 14:40 - 15:58
部屋: 共通教育棟 E43教室 (→地図)
座長: 大観 光徳 (鳥取大学 大学院工学研究科 情報エレクトロニクス専攻)

6-1 (時間: 14:40 - 14:53)
題名点灯回路の違いが蛍光ランプの電極スポット位置に及ぼす影響に関する研究
著者*玄馬 勇輝, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 神田 隆司 (松下電工株式会社)
Pagep. 535
Keyword蛍光ランプ, 電極スポット, 寿命
Abstract現在、蛍光灯は主照明として様々な場所に使用されている。また、環境問題と言った点でも蛍光灯は非常に重要視されている。そこで、現在一般的に用いられている蛍光灯の寿命に着目し研究を行った。特に現在主流となっている高周波点灯回路(インバータ)での蛍光灯の寿命予測を行うことはとても有意義であると考えられる。研究としては、高周波バラスト点灯後のフィラメントを等価回路で表しそのスポット位置(エミッションポイント)をフィラメント端子とスポット(輝点)までの抵抗から求め、スポット位置がバラストによってどのように変化するかを調べた。その結果、バラストの特性がスポット位置の不安定性に影響を及ぼすことが確認できた。

6-2 (時間: 14:53 - 15:06)
題名ガス圧が冷陰極ランプ特性に及ぼす影響に関する研究
著者*青山 直樹, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 武田 雄士, 矢野 英寿 (ハリソン東芝株式会社), 福政 修 (山口大学大学院/理工学研究科/電子デバイス工学専攻), 大平 琢磨 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科)
Pagep. 536
Keyword例陰極蛍光ランプ, 陰極降下電圧, ガス圧
Abstract冷陰極ランプは液晶用のバックライト光源として使用されており、さらなる高出力化が求められている。高出力化するための一つの手段としてガス圧を変化させて電界強度を変化させることが考えられる。本研究では、ガス圧を変化させた冷陰極ランプ特性を測定した。その結果、電極材料の違いによりガス圧の影響が異なることがわかった。その原因はガス圧に対する陰極降下電圧の変化割合の違いによるものと考えられる。陰極降下電圧の変化の仕方が電極材料により異なるのは、そのγ係数の違いにより要求されるイオン電流密度が異なるため、そのことが陰極シース厚に影響を及ぼした結果ではないかと考えている。

6-3 (時間: 15:06 - 15:19)
題名磁気結合型無電極ランプの暗所始動時間に関する研究
著者*藤田 将雄, 植月 唯夫 (津山工業高等専門学校/電気電子工学科), 齋見 元洋, 掛橋 英典 (松下電工株式会社)
Pagep. 537
Keyword無電極ランプ, 暗所始動, 始動補助
Abstract現在照明用の多くのランプは電極を有しており、電極が損耗してなくなったときが寿命となる。それに比べ、近年発売された磁気結合型無電極ランプは電極を持たないため長寿命である。しかしこのランプは電極を持たない故、放電開始に必要な初期電子を意図的に注入することが難しく、暗所では始動に長い時間がかかる。そこで始動補助を施したランプと施していないランプを比較した。その結果から始動補助が施されたランプの方が早く始動することが確認できた。エージング後の暗所で放置時間が長くなると始動時間も長くなることも確認できた。これはランプ内に初期電子が存在している割合が、放置時間が増加するにつれて低下しているためである。

6-4 (時間: 15:19 - 15:32)
題名音楽の特徴を考慮した照明パターンの生成手法
著者*小長谷 実希, 水上 嘉樹, 多田村 克己 (山口大学大学院理工学研究科)
Pagep. 538
Keyword照明パターン自動生成, 音楽情報処理, MIDI
Abstract本稿では、SMF(Standard MIDI File)形式で記述された楽曲を使用して、音楽の特徴に合わせた照明パターンを生成する手法を提案する。提案手法では、楽曲の調性、テンポ、コード進行、音量の4項目に注目し、これらを照明の光色、光色変化タイミング、光量に変換する。

6-5 (時間: 15:32 - 15:45)
題名カイワレの成長に対するオゾンとLEDの影響(その2)
著者*利川 翔奉, 菊川 祥吉, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校)
Pagep. 539
Keywordかいわれ

6-6 (時間: 15:45 - 15:58)
題名観光洞に適したLED照明に関する研究 〜植物生育抑制に対するLED照明の効果〜
著者*阿野 裕司, 吉村 和正, 川村 宗弘 (山口県産業技術センター), 長山 憲範 (長山電機産業)
Pagepp. 540 - 541
KeywordLED, 植物生育抑制, 観光洞用照明
Abstract植物生育抑制に対するLED照明の効果を検証するため,山口県内の観光洞「秋芳洞」において,通路用照明として用いられている蛍光灯の1灯をLED照明装置に置き換え,LED照明と蛍光灯が植物の生育に及ぼす影響を比較した.また,洞内に生育している植物の一部を採取し,実験室内において白色LED照明および蛍光灯による照射実験を行い,植物生育に及ぼす影響を比較した.その結果,植物生育抑制に対するLED照明の効果が確認された.