題名 | 再起動時間1秒未満のAnTオペレーティングシステム |
著者 | *谷口 秀夫 (岡山大学) |
Page | p. 527 |
Keyword | OS, 再起動時間 |
Abstract | オペレーティングシステムのプログラム処理構成、特に初期化処理を工夫することにより、計算機の再起動時間を1秒未満にできる方式を示し、AnTオペレーティングシステムで実現したことを報告する。 |
題名 | 2しきい値型による単一磁束量子回路の構成法 |
著者 | *礒山 隼人, 河合 雅弘 (津山工業高等専門学校) |
Page | p. 528 |
Keyword | 2しきい値, SFQ回路, 単一磁束量子 |
Abstract | 超伝導論理干渉デバイス(SQUID)の2つのしきい値を利用した超伝導論理回路の構成法が提案されており,これにより論理回路の構成に必要な素子数の低減が可能である.一方,単一磁束量子(SFQ)の有無を1ビットに対応させたSFQ回路は超高速かつ低消費電力が実現可能な超高速論理素子として注目されている.SFQ回路にも要素回路としてSQUIDが用いられており,2つのしきい値を利用した2しきい値型の構成が可能と考えられる.本研究では素子数の低減を目的に,2しきい値型の構成法をSFQ回路に適用するもので,3入力論理関数における2しきい値型SFQ回路について検討する. |
題名 | マルチコアCPUによるカルマン渦シミュレーションの並列化 |
著者 | *湯浅 昇 (岡山理科大学大学院工学研究科情報工学専攻), 上嶋 明 (岡山理科大学工学部情報工学科) |
Page | p. 529 |
Keyword | 格子ボルツマン法, カルマン渦 |
Abstract | 流体の運動を表す偏微分方程式を数値的に解き,流れを解析する流体解析は計算量が膨大であるために長い計算時間を要する。そこで,本研究では流体解析の手法の一つである格子ボルツマン法を用いたカルマン渦のシミュレーションをとりあげ, CPUコアが8個搭載されたコンピュータを用いて並列処理し,高速化を行った。並列化方法は,時間によるループ中の並進,衝突,境界条件の各forループをOpenMPの指示文により並列化した。実験の結果,8スレッドで実行した場合に最大で3.86倍の速度向上を得られた。また,計算領域が大きくなるほど速度向上比が大きくなることがわかった。 |
題名 | ファイルの格納ディレクトリを考慮したバッファキャッシュ制御法の機能拡充 |
著者 | *山田 克泰 (岡山大学工学部), 田端 利宏, 谷口 秀夫, 乃村 能成 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
Page | pp. 530 - 531 |
Keyword | OS, バッファキャッシュ, ファイルシステム |
Abstract | 既存の多くのOSがバッファキャッシュ制御に採用しているLRU方式では,優先処理の入出力を優先的に実行したいという要求を満たすことは困難である.そこで,我々は,利用者の利便性向上を考え,ファイルの格納ディレクトリを考慮したバッファキャッシュ制御法(ディレクトリ優先方式)を提案している.しかし,ディレクトリ優先方式には,2つの課題がある.1つ目は,保護プールの最大サイズが決められていないことである.2つ目は,非優先のブロックが保護プール内に混在することである.本稿では,これらの問題に対処するための機能拡充として,保護プールサイズを設定および変更する機能,優先ディレクトリを外す場合の対象ブロックを取り除く機能の2つについて述べる. |
題名 | 継続の流れを効率的に制御するS/Wスケジュール法 |
著者 | *森山 英明, 谷口 秀夫, 乃村 能成 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
Page | pp. 532 - 533 |
Keyword | 細粒度マルチスレッド, 継続, スケジュール |