題名 | 看護師勤務表最適化の並列実行における通信手法の検討 |
著者 | *釆女 真也 (鳥取大学大学院工学研究科電気電子工学専攻), 河野 光 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻), 濱本 祐輔, 安藤 正貴 (鳥取大学工学部電気電子工学科), 小鉄 和広 (鳥取大学大学院工学研究科電気電子工学専攻), 藤澤 大樹 (鳥取大学工学部電気電子工学科), 大木 誠 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻) |
Page | p. 511 |
Keyword | ナーススケジューリング, 遺伝的アルゴリズム, 共存型GA, 最適化アルゴリズム, 並列処理 |
Abstract | 看護師勤務表を作成する問題では、考慮すべき事項が多いため、作成が困難である。我々はこれまでに、1ヶ月分の看護師勤務表を共存型GAを用いて効果的に最適化する手法を提案した。また、1ヶ月分の勤務表が与えられており、2週間が経過した時点で勤務変更が生じた場合に、当該月の後半の勤務表を再構成することにより変更によって生じた不都合を解消する問題を扱った。しかし、勤務変更を考慮したことで計算量が増加し、良好な評価を与える勤務表を得るために、膨大な計算時間が必要であった。本研究では、複数のコンピュータを用いて並列的に最適化を行う手法について検討する。 |
題名 | 有界遅延非同期式回路におけるオーバヘッド軽減策の検討 |
著者 | *苅田 陽平, 籠谷 裕人, 杉山 裕二 (岡山大学大学院 自然科学研究科) |
Page | p. 512 |
Keyword | 非同期式プロセッサ, パイプライン, 依存性グラフ, 有界遅延 |
題名 | 画像処理プロセッサの設計とFPGAへの実装 |
著者 | *鎌田 勇紀 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻), 中野 浩嗣 (広島大学工学研究科情報工学専攻) |
Page | pp. 513 - 514 |
Keyword | FPGA, 画像処理, フィルタリング |
Abstract | 書き換え可能なハードウェアであるFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて,さまざまな処理をハードウェア化することで処理を高速化することが可能である.特に,多くの計算が必要な画像処理の分野でこの手法が注目されている. 本研究では,画像処理の一つであるフィルタリング処理に着目し, フィルタリング処理を行う命令を実行することができるCPUを設計した.また,USBによりホストCPU,FPGA間でデータを送受信する回路も作成し,設計したCPUを実際にFPGA上にダウンロードし動作確認を行った. |
題名 | FPGA上で動作する教育用および小型組み込みシステムのための小型プロセッサ開発環境 |
著者 | *川上 賢介, 中野 浩嗣, 重本 耕司, 鎌田 勇紀, 伊藤 靖朗 (広島大学大学院 工学研究科 情報工学専攻) |
Page | pp. 515 - 516 |
Keyword | FPGA, プロセッサ |
Abstract | FPGAは再構成可能なハードウェア素子であり,ハードウェア記述言語によって 記述した回路データをダウンロードすることで,容易に回路の書き換えを行うことができる. 実際にハードウェア的な動作を確認しながら設計を行うことが可能であり, FPGAは教育用として好適なものである. 提案するシステムは,小型CPU,クロスアセンブラ,クロスコンパイラ から構成される.CPUはVerilog HDLで簡潔に記述され,様々なFPGAに実装可能である. 本論文では,本システムの概要について述べ,その後FPGAへの実装と応用例,教育事例 について説明する. |
題名 | FPGAを用いたモンゴメリ乗算の高速化 |
著者 | *重本 耕司, 川上 賢介, 中野 浩嗣 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | pp. 517 - 518 |
Keyword | FPGA, RSA暗号化器, モンゴメリ乗算 |
Abstract | RSA暗号化はべき乗剰余演算をすることで暗号化を行う。 一般に一般に剰余演算は計算量が多く、特にRSA暗号化器のように大きな数値の演算を行う場合には計算に膨大な時間が必要になる。そのためべき乗剰余演算を高速に計算するための手法としてモンゴメリ乗算が利用されており、現在その高速化が盛んに行われている。 本稿ではモンゴメリ乗算の高速化のための手法として、冗長表現による回路の高速化と、FPGAのブロックRAMを使用した高速なモンゴメリ乗算を提案する。 |
題名 | 共有メモリ並列環境における誤差拡散法の並列化 |
著者 | *中河 雅弥 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | p. 519 |
Keyword | 並列処理, デジタルハーフトニング |
Abstract | 連続階調画像をプリンタで印刷するためには,2値画像に変換する処理が必要である.このような処理をハーフトニングと呼ぶ.誤差拡散法は広く知られたハーフトニング手法の一つであるが,閾値行列を用いる方法に比べて処理が複雑であるため,処理時間が長くなるという問題がある.よって誤差拡散法の高速化は重要である.この論文では,共有メモリを利用して誤差拡散法を並列に行う手法を提案し,実際にマルチコアプロセッサ上で実装して評価する. |