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平成20年度 電気・情報関連学会中国支部第59回連合大会

部門: セッション 1501  26. 計算機応用-(1)
日時: 2008年10月25日(土) 9:26 - 10:18
部屋: 共通教育棟 E41教室 (→地図)
座長: 佐藤 洋一郎 (岡山県立大学)

26-1 (時間: 9:26 - 9:39)
題名三次元デジタイザによる立体形状の計測と復元
著者*定森 竜太 (津山工業高等専門学校 電子・情報システム工学専攻1年)
Pagep. 481
Keyword三次元デジタイザ, リバースエンジニアリング, デジタルアーカイブ化
Abstract現在、三次元デジタイザが工業方面に大きく貢献しています。例えば、リバースエンジニアリングや埋蔵物のデジタイルアーカイブ化などに貢献しています。そこで求められる技術は測定するだけではなく短期間で測定を行い、測定の誤差が少ない精度の高い測定が要求されます。 その三次元デジタイザを使用することによって立体物の比較を行う際、手作業でする測定よりもより細かな寸法を測定し比較することが容易になり、また工業製品の図面や他製品との比較・検討を行うことが容易になります。この研究では、非接触式三次元デジタイザを用いた高精度の測定技術の確立とソフトウェアを使用して各種の比較・検討を行うことを目的とします。

26-2 (時間: 9:39 - 9:52)
題名複数枚写真を用いたパノラマ合成の一手法の研究
著者*田中 健太郎 (広島工業大学大学院 工学系研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部)
Pagep. 482
Keywordパノラマ画像, 画像合成, 射影変換
Abstractパノラマ画像とは、広範囲なシーンが撮影された画像であり、その特性から様々な応用が期待される。パノラマ画像は、通常2〜3枚の画像を合成することにより作成される。その手法は広く研究されている。現在、圃場の稲穂の生育診断を行うシステムが開発されている。これは、圃場の写真を撮影し、その画像解析により、稲穂の生育状態を診断するものである。画像解析を行う際、複数枚の画像を1枚ずつ処理する場合は解析時間がかかる。そこで、それらの画像をパノラマ合成し、解析時間を短縮することが要求されている。本稿では、複数枚の写真をパノラマ合成する一手法について述べる。

26-3 (時間: 9:52 - 10:05)
題名触覚デバイスを用いたバーチャルギターの開発(2)
著者*田村 真晴 (広島工業大学大学院 工学研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部)
Pagep. 483
Keyword触覚デバイス, バーチャルシミュレーション
Abstractコンピュータの出力デバイスの一つに、力を出力する触覚デバイスと呼ばれるデバイスがある。コンピュータ内で模擬された物質に触ると、実際にその物質に触っているような感触を、触覚デバイスを通して得ることができる。本研究では、この触覚デバイスを用いて、入力する力を加減することにより、感触や音の大きさが変化するバーチャルギターシステムの開発を行っている。本稿では、バーチャルギターシステムをより使い易くするために、新しく追加した機能について報告する。

26-4 (時間: 10:05 - 10:18)
題名エピポーラ幾何を用いた3次元顔モデルの構成に関する基礎実験
著者*竹之内 航 (広島工業大学大学院 工学系研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部), 池 和弘 (マツダ株式会社), 栃藪 正弥 (広島工業大学 工学部)
Pagep. 484
Keyword3次元復元, エピポーラ幾何, 格子点
Abstract近年コンピュータビジョンの分野では複数の視点から撮影した対象物(ビルなどの建造物や樹木など)の写真から、その形状の復元を行う研究が行われている。また、コンピュータアニメーションの分野では、人間の顔を表現した作品が数多く作られており、その需要も高まってきている。もし、各個人の顔の3次元モデルが容易に構成できれば、各個人の顔のデータベース化が可能となったり、アニメーションの作成などを初めとして応用分野が広がる。 本稿では、エピポーラ幾何を用いて、人の顔の2枚の写真から3次元モデルの構成を行う。