題名 | 部品位置同定のための線対称図形マーカーの提案 |
著者 | *三田 尚義 (広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) |
Page | pp. 453 - 454 |
Keyword | 画像認識, ハフ変換, ビンピッキング |
Abstract | 近年,工場の自動化が進み,人が行っていた様々な作業はロボットが行うようになっている. 本研究ではロボットの視覚センサとなる画像処理部分において対象部品の位置と姿勢を同定する方法について提案する.そこで,部品を加工する際,プレスなどでつけられるようなマーカーを特定の場所に配置しておくことで,それを目印とした対象部品の位置と姿勢の同定を行えるだろうと考えた.具体的には,線対称形状のマーカーを部品に配置し,マーカーの特徴を組合せハフ変換で抽出することで,部品の位置と姿勢の同定を目指した. |
題名 | 射影特徴抽出法を利用した2値画像図面の認識方法 |
著者 | *西村 隆之 (リコーソフトウエア株式会社) |
Page | p. 455 |
Keyword | 射影特徴抽出法, 1/fゆらぎ, ピラミッド法, Hough変換 |
Abstract | 紙等にコピー又は印刷された図面や図表を、2値画像としてコンピュータに取込み、その射影の大きさと、大きさ別の出現距離を1/fゆらぎで捉えて、領域分割し、更に、領域別の認識技術を組合せて、線分認識、領域認識及び形状認識することによって、図面や図表が本体持っている機能を有機的に活用出来るようにした、画像ノイズやカスレにロバストな画像認識方法。 |
題名 | 表グラフ上での連結成分ラベリングアルゴリズムの実装と検証 |
著者 | *本村 光洋, 門脇 亮介 (島根大学大学院 総合理工学研究科), 木村 慎太郎 (北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学 総合理工学部) |
Page | p. 456 |
Keyword | Quadtree, 表グラフ, 画像処理, 連結成分ラベリング, 特徴抽出 |
Abstract | デジタル画像から,連結した画素の集合の情報を取り出す手法の一つとして, 連結成分ラベリング(Conected Component Labeling:CCL)がある. 一般的なデジタル画像上でのCCLのアルゴリズムは画素数をNとしたときO(N)である. この計算量は原理上それ以下にはならないため, 画素を圧縮したデータ構造上での提案されている. そのひとつに,Quadtree(QT)上でCCLのアルゴリズムが挙げられる. しかし,この手法ではQTが木構造であるため余計な処理が生じるという問題がある. 一方,QTの圧縮領域をグラフ構造で記録した表グラフが提案されている. そこで,一般的なデジタル画像上でのCCLアルゴリズムを表グラフ上に実装し比較実験を行った. その結果,TG上でのCCLアルゴリズムの実装は処理の高速化に対して有効であることを示せた. |
題名 | Linear Quadtree上での連結成分ラベリングアルゴリズムの高速化の検証 |
著者 | *門脇 亮介, 本村 光洋 (島根大学大学院総合理工学研究科), 木村 慎太郎 (北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科), 會澤 邦夫 (島根大学総合理工学部) |
Page | p. 457 |
Keyword | Quadtree, Linear Quadtree, 連結成分ラベリング, 画像処理 |
Abstract | ディジタル画像中の連結成分を抽出する処理として連結成分ラベリング(CCL)がある.CCLアルゴリズムはディジタル画像の画素全ての走査を必要とする画素配列を用いた場合データ数の線形時間計算量であることが分かっている.しかし,CCLは画像解析において重要な処理であるため処理速度の高速化が求められている.そこで画像中の画素を圧縮することによって処理にかかる時間を短縮することが考えられた.本稿では,画素配列,Quadtree,Linear Quadtreeにおいていくつかの手法によってCCLの処理時間を計測した結果,本稿で提案する手法は画像配列と比較して最大で50%程度高速化することができ,その有効性を示すことができた. |
題名 | ショックフィルタと非等方バイラテラルフィルタを用いた流れ模様の生成 |
著者 | *下久保 嘉晃, 張 暁華 (広島工業大学) |
Page | pp. 458 - 459 |
Keyword | ショックフィルタ, 非等方バイラテラルフィルタ, FCT |
Abstract | 本論文では実写画像などから流れ模様を持つ画像を生成する手法を提案する。まずFCT(Flux-Corrected Transport)を用いたショックフィルタについて述べる。次にショックフィルタと非等方バイラテラルフィルタを元画像に適用し、流れ模様を持つ画像生成を説明する。最後にノイズ画像にショックフィルタをかける手法を紹介する。 |
題名 | 古文書文字認識システムにおける認識手法の比較検討 |
著者 | *加藤 聡, 堀内 匡 (松江工業高等専門学校 情報工学科) |
Page | pp. 460 - 461 |
Keyword | 古文書文字認識, マハラノビス距離, マルチテンプレート, 自己組織化マップ, ニューラルネットワーク |
Abstract | 本研究では,古文書の翻刻作業を補助する目的で,古文書文字認識システムの構築を進めている.現代手書き文字認識の場合と同様に,古文書文字の認識においても,その認識器の構成にはさまざまなものを考えることができる.本稿では,古文書文字の認識手法として,改良型マハラノビス距離を用いた最近傍識別法,自己組織化マップによってマルチテンプレート化したk-最近傍識別法,およびモジュール型ニューラルネットワークを取上げる.これらの手法に対して古文書文字データベースを用いた文字認識実験を行い,認識精度や計算量などの比較を行う. |