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平成20年度 電気・情報関連学会中国支部第59回連合大会

部門: セッション 1301  22. パターン認識・画像処理-(1)
日時: 2008年10月25日(土) 9:00 - 10:18
部屋: 共通教育棟 E31教室 (→地図)
座長: 薮木 登 (津山工業高等専門学校)

22-1 (時間: 9:00 - 9:13)
題名オンライン署名照合への等閾値設定法の導入
著者小池 將太 (鳥取大学大学院工学研究科), *中谷 信吾 (鳥取大学工学部電気電子工学科), 中西 功, 伊藤 良生 (鳥取大学工学部)
Pagep. 407
Keywordオンライン署名照合, DWTサブバンド分解, パラメータ融合, 等閾値設定法
Abstract我々のグループでは,オンライン署名を用いた本人認証について研究を行ってきた.タブレットから抽出したデータを直接処理するのでなく,離散ウェーブレット変換に基づくサブバンド分解を用いることにより特徴抽出を抽出し,詐称者が本人署名をなぞって筆記した場合でも高い照合率を実現する.また,ペンの位置パラメータや移動角度パラメータなどを最終判定部分で融合するマルチマッチャー方式の研究も行ってきた.しかしながら,最終判定におけるパラメータ融合においては,署名(ユーザ)毎に最適な閾値設定が異なることが問題となる.本論文ではその解決策として等閾値設定法を提案し,その有効性を確認する.

22-2 (時間: 9:13 - 9:26)
題名脳波を用いた個人認証に関する研究−測定時間の認証精度への影響−
著者*馬場 貞尚, 宮本 千生, 中西 功 (鳥取大学大学院 工学研究科)
Pagep. 408
Keywordバイオメトリクス, 個人認証, 脳波, 測定時間
Abstract近年,指紋や声紋,虹彩などの生体情報を使ったバイオメトリクス認証の技術が注目されている.しかし,大半においては,生体情報が露出,残留するため,秘匿性に対して問題がある.そこで,我々は生体情報の秘匿性が高いと考えられる脳波を用いた認証を研究している.本稿では,より実用的なものを目指すために短時間測定による 認証精度の変化について検討し,測定時間は30秒まで短縮でき,なおかつ,照合率を向上させることを確認したので報告する.

22-3 (時間: 9:26 - 9:39)
題名脳波を用いた個人認証に関する研究-正規化と新しい特徴空間の提案-
著者*宮本 千正, 馬場 貞尚, 中西 功 (鳥取大学 大学院工学研究科)
Pagep. 409
Keyword生体認証, 脳波, 正規化, 偏在性, パワースペクトル
Abstract近年,情報ネットワーク化が進んできており,以前にも増して個人情報の流出が懸念されている.そこで,現在注目されているのが,バイオメトリクスを用いた生体認証である.我々は生体特徴として脳波を用いることを試みている.今回は正規化と新しい特徴空間により認証率の改善を試みる.

22-4 (時間: 9:39 - 9:52)
題名パラメータ化された人体伝播信号による個人認証
著者*友成 永吉 (鳥取大学工学部), 中西 功 (鳥取大学大学院工学研究科)
Pagep. 410
Keywordバイオメトリクス, 個人認証, 人体伝播信号, ARモデリング
Abstract近年,人間の生体情報(バイオメトリクス)を用いた個人認証に注目が集まっている.我々は,皮膚の表面に微弱な電磁波を伝搬させ,その伝搬特性の違いから本人であるかどうかを識別する技術の研究を行っている.今回,個人特徴として自己回帰(AR)係数を用いてみた.結果として,識別率は55%であった.

22-5 (時間: 9:52 - 10:05)
題名顔面熱画像を用いた個人認証に関する研究
著者*山平 浩太朗, 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学 大学院 工学研究科)
Pagep. 411
Keyword顔面熱画像, 個人認証
Abstract光源環境の変化にロバストな顔面熱画像を用いた個人認証法が提案されている.しかし熱画像中からの顔領域の抽出法は確立されていない.既存の手法として一定環境下で特定人物に対しての顔領域抽出法が提案されている.本稿ではそれをもとに,様々な条件下での不特定人物に対応した顔領域抽出に取り組む.また,抽出した顔領域熱画像から振幅スペクトル画像を算出し,認証実験を行う.15人各50サンプル,合計750枚の熱画像を撮影して実験を行った.その結果,顔左右端点と上下座標の検出率は,許容誤差を15pixelとして100%と95.6%を得た.認証実験の結果,交叉正解率で65.6%を得た.

22-6 (時間: 10:05 - 10:18)
題名スプライン関数による手書き文字の情報圧縮
著者*小林 富士男, 尾関 孝史, 片桐 重和 (福山大学/工学部)
Pagepp. 412 - 413
Keyword手書き文字, 情報圧縮, スプライン関数, あてはめ, アルゴリズム