題名 | 無線LANにおける検索遅延削減のためのハンドオフ手法の提案 |
著者 | *立野 哲也, 稲井 寛 (岡山県立大学情報工学部) |
Page | pp. 261 - 262 |
Keyword | 無線LAN, ハンドオフ, 検索, キャリアセンス |
Abstract | 無線LANでは,移動端末がハンドオフを行っている間の通信不能な時間(遅延)が比較的大きくなることが問題になっている.ハンドオフは検索,認証,接続の3つの手順によって構成されている.ハンドオフにおける遅延の大半は新たなアクセスポイントを検索するのに要する時間(検索遅延)であることが分かっている.そこで,本論文では,検索遅延の削減に焦点を当てる.キャリアセンスによってチャネルの使用状況を推測し,無駄な待ち時間を削減する手法を提案した.シミュレーションによる性能評価の結果,検索遅延の削減が可能となることが示された.また,既存方式との組合せによって,更に検索遅延の削減が可能となることが示された. |
題名 | Webサービスにおけるクライアント側からのコネクション切断方式の提案 |
著者 | *佐藤 彰洋, 佐竹 伸介, 稲井 寛 (岡山県立大学 情報工学部) |
Page | pp. 263 - 264 |
Keyword | WWW, Webサーバ, TCP connection |
題名 | Firewallを考慮したストリーミング向けALMの考案 |
著者 | *小林 明日美 (岡山大学工学部), 安原 健介, 甲本 卓也 (岡山大学大学院自然科学研究科) |
Page | p. 265 |
Keyword | アプリケーションレベルマルチキャスト, Firewall |
Abstract | 近年,インターネットの普及やコンピュータの性能向上に伴い,マルチキャストを用いた動画や音声のストリーミング配信の需要が増加している.また,マルチキャストを実現する技術として,利用者にとって自由度の高いアプリケーションレベルマルチキャスト(ALM)が注目されている.しかし,既存のALMではFirewallやNATルータにより保護されているクライアントが存在する場合,それらは中継ノードになれず,経路木に参加可能なクライアント数が制限されるという問題点がある.そこで本稿では,保護されているクライアントが存在する場合に,経路木を構築する際のセッション確立手順を工夫することにより,経路木に参加可能なクライアント数を効率的に増やすことを目的として,Firewallを考慮したALMの設計を行う. |
題名 | 3-D空間上のセンサネットワークにおける適応ルーティングプロトコルについての研究 |
著者 | *岩田 歩, 原 元司 (松江工業高等専門学校) |
Page | p. 266 |
Keyword | センサネットワーク, ルーティング |
Abstract | 近年, ユビキタスネットワークを実現する手段としてセンサネットワークについて盛んに研究が行われている. とくに, センサノード間のルーティングに関する研究が多く行われているものの, 3次元空間に配置されたセンサネットワークに適用可能な方法は極めて少ない. 本研究では3次元空間上で適用可能な既存の位置情報利用型ルーティングプロトコルに着目し,ルーティング成功率・到達時間等を改善する方法について考察する. |
題名 | TAP対応型ゲートウェイに関する研究 |
著者 | *立石 直樹, 原 元司 (松江工業高等専門学校) |
Page | p. 267 |
Keyword | ネットワーク認証システム, TAP, Kerberos |
Abstract | 近年,大学や会社などのネットワーク環境の多くでは組織内のユーザによるネットワークの活動記録や不正利用の監視のため,ネットワーク認証システムが導入されている. しかし,現在のTCP/IPプロトコルには,ユーザ認証の概念が組み込まれていないため厳密なユーザ認証を行うことができないという問題点がある. そこで,本研究では第三者認証システムとTAP認証を用いたゲートウェイを構築することで厳密なユーザ認証を実現させることを提案する. |
題名 | Webブラウジングを基盤としたネットワーク認証システムの提案 |
著者 | *玉村 尊明, 原 元司 (松江工業高等専門学校) |
Page | p. 268 |
Keyword | ネットワーク認証システム, シングルサインオン, OpenID, OAuth |
Abstract | ネットワーク認証システムは,ネットワーク資源を利用するユーザが正しい人であることを証明するためのシステムである. 近年,多くのネットワーク認証システムが提案されているが,シングルサイオン(SSO)の観点,Webサーバへのアクセス制御の双方に対応したものはほとんどない. そこで,本研究ではWebブラウジングを基盤とした認証・認可システム(OpenID,OAuth)によるネットワーク認証システムを提案する. |