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平成20年度 電気・情報関連学会中国支部第59回連合大会

部門: セッション 0604  4. 電気機器・電気応用-(3)
日時: 2008年10月25日(土) 14:40 - 15:45
部屋: 共通教育棟 C32教室 (→地図)
座長: 村瀬 暁 (岡山大学)

4-11 (時間: 14:40 - 14:53)
題名超電導磁気浮上移動装置の作製
著者*高橋 咲貴子, 中島 雄希, 青木 崇浩, 松本 浩介, 今尾 浩也 (松江工業高等専門学校/電子制御工学科)
Pagep. 219
Keyword完全反磁性, 磁気浮上, 移動装置
Abstract本研究では、軌道に超電導体、走行体に磁石を用いた磁気浮上移動装置の作製を目指した。2列に並べた超電導体の下にはコイルを置き、3相のパルス電流を流すことで進行方向に向かって移動磁界を発生させることで誘導した。コイル電流を0.6Aから0.7Aの範囲に設定することにより走行体の安定した浮上と、誘導が出来ることが確認された。

4-12 (時間: 14:53 - 15:06)
題名アダプティブ二次元有限要素磁界解析のための磁束線を用いた一手法の提案
著者*佐々木 雄太 (広島工業大学大学院 工学系研究科), 山下 英生 (広島工業大学 情報学部)
Pagep. 220
Keyword磁界解析, 有限要素法, アダプティブ法
Abstract有限要素法は、場の数値解析手法として電磁解析をはじめ広く工学分野で利用されている。汎用の有限要素解析ソフトでは解析者が解析領域を要素分割し、そのデータを入力すれば解析結果が得られるが、その解の精度は不明であり保障されていない。精度の高い解を得るためには物理量分布を考慮して要素の粗密分布を与えれば良い。そのためには、十分な経験と専門知識が必要となる。そこで、経験に頼らずに希望許容誤差を満足し物理量分布を考慮した要素の粗密分布を自動的に得ることができるアダプティブ法が近年盛んに研究されている。 本論文では、アダプティブに要素の分割を大域的に行うアダプティブ要素分割法を提案する。ここでは、二次元磁場解析を対象とする。

4-13 (時間: 15:06 - 15:19)
題名二相誘導電動機の制振トルク特性の検討
著者*小川 大介, 岡田 昌丈, 大澤 善次郎 (足利工業大学)
Pagepp. 221 - 222
Keyword二相誘導電動機, 制振トルク, トルク算定式
Abstract本研究では、二相誘導電動機の等価回路定数比表示した制振トルク算定式に基づき、等価回路定数比と制振トルク特性との関係を検討し、等価回路定数比の制振トルク特性に与える影響度とその傾向を明らかにした。ついで、より大きな制振トルクを発生する二相誘導電動機を設計・製作するための一設計指針を等価回路定数比を用いて提示した。すなわち、可能な限りr2/XmおよびX2/Xm小さくなるように留意して(具体的には、可能な限りr2およびX2を小さくXmを大きく)、電動機を設計・製作すれば、より大きな制振トルクを発生する二相誘導電動機が得られることを明らかにした。また、今回は提示した設計指針の電動機設計への具体的な適用法についても言及した。

4-14 (時間: 15:19 - 15:32)
題名電撃害虫駆除装置の電極試作ついて
著者横山 正春, *真鳥 龍太, 光本 真一 (宇部工業高等専門学校)
Pagep. 223
Keyword害虫駆除装置, 電極

4-15 (時間: 15:32 - 15:45)
題名コンセントの多機能化による待機電力の削減
著者*明山 寛史, 川村 尚生, 菅原 一孔, 齊藤 剛史, 小西 亮介 (鳥取大学大学院工学研究科情報エレクトロニクス専攻)
Pagep. 224
Keywordコンセント, 待機電力, CO2削減
Abstract我々は,電源を取るコンセントに着目し,様々な機能を持たせた「多機能コンセント」を開発している.この多機能コンセントの持つ電力供給ON/OFF機能を用いて待機電力の削減実験を行った.電源をOFFにした5台のPCと多機能コンセントの消費電力の合計は18[W]であった.電力供給をOFFにすると消費電力は2[W]に減少した.夜間に待機電力16[W]を削減すると考えた場合,多機能コンセントの消費電力の2[W]を考慮しても,十分エネルギー資源の節約が期待できる.