題名 | 2発電機系統の負荷周波数制御における最適レギュレータ理論を用いた安定性の解析 |
著者 | *上治 雄平, 西守 克己, 西村 亮, 石原 永伯, Imam Robandi (鳥取大学 工学部) |
Page | p. 135 |
Keyword | 電力系統, 安定性, 負荷周波数制御, 最適レギュレータ理論, 遺伝的アルゴリズム(GA) |
Abstract | 近年、電力自由化の進展や自然エネルギー志向の高まりにより,電力系統は複雑化してきている.また,今後の電力系統においては,コスト低減のため既存の設備を最大限に活用される事が予想されるため,系統の非線形性が増大し,安定性が失われる可能性がある.そこで本研究では,2領域における負荷周波数制御(LFC)の安定化モデルに対し、最適レギュレータ理論に基づく制御を適用し,Matlabを用いて安定性の解析を行った.なお、最適レギュレータ理論における重み付け行列Q,Rの決定においては、3種類の方法を用い解析を行った。その結果、最適化という観点から,Q,R等の決定方法としてGAが有効であるということが分かった. |
題名 | マイクログリッド(PV+補償装置)連系運転時の需給制御シミュレーション |
著者 | *江崎 博俊, 杉原 弘章 (中国電力株式会社 エネルギア総合研究所), 鈴木 茂之, 前平 三郎 (株式会社明電舎 社会システム事業本部 電力・施設事業部), 下田 英介, 森野 仁夫 (清水建設株式会社 技術研究所) |
Page | pp. 136 - 137 |
Keyword | マイクログリッド, 需給制御, 負荷追従制御, 連系点潮流一定制御, 太陽光発電システム |
Abstract | 太陽光発電(PV)を始めとする新エネルギーの大量導入に備えるために,分散型電源をネットワーク化して電力供給を行う小規模の電力網(マイクログリッド)で,安定的な電力供給を行うことが可能な技術が求められている。 現在,我々は全電源構成の50%を占めるPVを導入したマイクログリッドを構築し,電力系統との連系運転時および自立運転時における電力供給の安定性等について実証・評価の研究を進めている。 本論文では,連系運転時のマイクログリッドの需給制御およびシミュレーションについて報告する。 |
題名 | マイクログリッドの発電機運用に関する一考察 |
著者 | *田中 政行, 永田 武 (広島工業大学), 歌谷 昌弘 (広島国際学院大学), 舟橋 俊久, 奥野 義道 (株式会社明電舎) |
Page | p. 138 |
Keyword | 2008, rentai, tyuusi, nagata-l |
Abstract | 近年の環境保護への関心の高まりや関連法の施行により,今後,新エネルギー電源の導入がますます加速することが予想される。電力系統へ多数の分散電源が連携されると,電力系統全体の安定性への影響が懸念される。そのため,近年マイクログリッドが注目されている。 マイクログリッドとは,特定エリアの分散電源や需要設備をまとめて,小規模電力系統としてコントロールすることで電力の自給を行い,電力系統全体の安定性への影響を少なくする運用形態である。マイクログリッドは,グリッド内の需給制御や系統連系の制御が重要であるが,新しい運用方式であるため,その研究も始まったばかりである。 本稿の目的は,マルチエージェント技術を用いて,マイクログリッドにおける発電機起動停止計画の一手法を提案することである。 |
題名 | GAによる停電作業計画立案に関する一考察 |
著者 | *吉本 真也 (広島工業大学大学院工学系研究科電気電子工学専攻), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気デジタルシステム工学科) |
Page | p. 139 |
Keyword | 停電作業停止計画, GA, rotation |
Abstract | 系統構成の複雑化により、膨大な組み合わせ数が存在する停電作業を最適にスケジューリングする事が重要な課題になっている。そこで本研究室では、このスケジューリングを組み合わせ最適化問題として、GAを用いた研究を行っている。しかしながら、遺伝操作が交叉、突然変異のみのSimple GAで得られた解の品質は満足いく結果でなかったため、遺伝子の操作方法に改良を加え、より良い準最適解を得るため工夫を行った。それについて報告を行う。 |
題名 | Particle Swarm Optimizationを用いた停電作業計画の策定に関する一考察 |
著者 | *弘中 弘 (広島工業大学大学院工学系研究科博士前期課程電気電子工学専攻), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科) |
Page | p. 140 |
Keyword | 停電作業計画, PSO |
Abstract | 停電作業計画とは作業時の供給信頼度低下を極力避け、要求された作業を種々の制約を考慮しながら適切に系統構成と作業日時を決定するものである。本研究では、常時系統周辺の作業系統候補に対して、Particle Swarm Optimizationを用いた停電作業計画の策定に関する考察を行ったので、これについて報告する。 |
題名 | 分散遺伝的アルゴリズムを用いた電力設備停止計画の一解法 |
著者 | *桝中 義智 (広島工業大学大学院工学研究科博士前期課程電子工学専攻), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気デジタルシステム工学科) |
Page | p. 141 |
Keyword | 電力設備停止計画, DGA |
Abstract | 安全かつ安定した電力を絶えることなく供給するために、日々電力設備の補修・点検が行われている。これらの作業は、供給支障を発生させることなく系統を運用しながら行うため、系統の需要バランスを考え、計画的に行う必要がある。その作業日時と系統構成を決めることを電力設備停止計画という。筆者らはこれまでにこの問題を組合せ最適化問題として定式化を行い、GAを用いて解を得た。しかしながら、この問題は、複数案が必要とされるので最適解以外にも多様性のある解を求める必要がある。そのためGAよりも多様性を得やすいDGAを用いて解を得てきた。本研究では、更なる多様性を得るためDGAの移住操作に着目し、シミュレーションを行った。 |
題名 | 太陽光発電測定データを用いた性能評価に関する一考察 |
著者 | *和泉 大理 (広島工業大学大学院工学系研究科電気電子工学専攻), 川原 耕治 (広島工業大学工学部電気・デジタルシステム工学科) |
Page | p. 142 |
Keyword | 太陽光発電, システム出力係数, 温度損失 |
Abstract | 太陽光発電は、電力規制緩和や環境への配慮から一般家庭への普及が期待されているが、導入コストは量産効果で低下しているとはいえ、1kWあたり60万円前後と高価である。また、簡易発電量シミュレーションにより費用対効果を予め知ることはできるが、都市部など設置場所によっては日影が生じる場合もあり、正確に推定することは難しい。そこで本研究では、設置された太陽電池パネルの実測データを用いて、建物の影による発電量低下の影響や、システム出力係数から季節による温度損失の変化について考察を行ったので、これについて報告する。 |